JP2020033830A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020033830A
JP2020033830A JP2018163537A JP2018163537A JP2020033830A JP 2020033830 A JP2020033830 A JP 2020033830A JP 2018163537 A JP2018163537 A JP 2018163537A JP 2018163537 A JP2018163537 A JP 2018163537A JP 2020033830 A JP2020033830 A JP 2020033830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature sensor
water
thermistor
temperature
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018163537A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7115153B2 (ja
Inventor
祐紀 吾郷
Yuki Ago
祐紀 吾郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2018163537A priority Critical patent/JP7115153B2/ja
Publication of JP2020033830A publication Critical patent/JP2020033830A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7115153B2 publication Critical patent/JP7115153B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】温度センサの異常を検知することができる衛生洗浄装置を提供する。【解決手段】衛生洗浄装置は、ヒータ50と、第1温度センサ101と、第2温度センサ102と、制御部200とを備える。ヒータは、水を加熱する。第1温度センサは、ヒータよりも上流側に配置され、ヒータに流入する水の温度を測定する。第2温度センサは、ヒータよりも下流側に配置され、ヒータから流出した水の温度を測定する。制御部は、第1温度センサの出力値と第2温度センサの出力値とを比較することにより、第1温度センサまたは第2温度センサの異常を判定する。【選択図】図2

Description

本開示は、衛生洗浄装置に関する。
従来、人体の局部に温水を吐出する衛生洗浄装置が知られている。この種の衛生洗浄装置は、水を加熱するヒータと、ヒータによって加熱された水の温度を測定するための温度センサとを備える。
たとえば、特許文献1には、ヒータよりも上流側に設けられた入水サーミスタと、熱交換器よりも下流側に設けられた温水サーミスタと、温水サーミスタの下流側に設けられたリミッタサーミスタとを備えた衛生洗浄装置が開示されている。入水サーミスタおよび温水サーミスタは、熱交換器のフィードバック制御に用いられ、リミッタサーミスタは、熱交換器から流出した水の温度が人体にとって安全な温度であることを確認するために用いられる。
特開2015−227773号公報
しかしながら、上述した従来技術には、たとえば衛生洗浄装置の長期使用(たとえば、5〜10年)により、温度センサが経年劣化するおそれがある。温度センサが経年劣化すると、人体に吐出する水の温度を適切に制御することが困難となるおそれがある。
本開示は、温度センサの異常を検知することができる技術を提供する。
本開示の一態様に係る衛生洗浄装置は、水を加熱するヒータと、前記ヒータよりも上流側に配置され、前記ヒータに流入する水の温度を測定する第1温度センサと、前記ヒータよりも下流側に配置され、前記ヒータから流出した水の温度を測定する第2温度センサと、前記第1温度センサの出力値と前記第2温度センサの出力値とを比較することにより、前記第1温度センサまたは前記第2温度センサの異常を判定する制御部とを備える。
異なる熱環境に配置された2つの温度センサは、異なる早さで劣化するため、温度ドリフトが発生するタイミングが2つの温度センサの間でずれる可能性が高い。したがって、異なる熱環境に配置された2つの温度センサの出力値を比較することで、これら2つの温度センサのうちいずれかの異常を判定することができる。
また、前記制御部は、前記第1温度センサおよび前記第2温度センサが熱平衡状態であると判定した場合に、前記第1温度センサの出力値と前記第2温度センサの出力値とを比較する。
第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態にあるときの両温度センサの出力値を比較することとで、温度センサの異常を精度良く判定することができる。
また、前記制御部は、前記ヒータの停止後、予め決められた時間が経過した場合に、前記第1温度センサおよび前記第2温度センサが熱平衡状態であると判定する。これにより、第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態に達したか否かの判定を容易に行うことができる。
また、前記制御部は、前記ヒータが停止された状態において、前記第1温度センサおよび前記第2温度センサの出力値の単位時間あたりの変化率が閾値を下回った場合に、前記第1温度センサおよび前記第2温度センサが熱平衡状態であると判定する。これにより、第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態に達したか否かの判定を正確に行うことができる。
また、本開示の一態様に係る衛生洗浄装置は、水が流通する給水路と、前記第1温度センサよりも下流側かつ前記第2温度センサよりも上流側に配置され、前記給水路を大気開放させる大気開放部とを備え、前記制御部は、前記大気開放部よりも下流側の前記給水路が前記大気開放部によって水抜きされた状態で取得される前記第2温度センサの出力値を前記第1温度センサの出力値と比較する。
大気開放部よりも上流側の給水路内は密閉状態となっているため、大気開放部よりも上流側の給水路内の水は蒸発しないか、蒸発したとしてもその量はわずかである。このため、大気開放部よりも上流側の給水路内においては、気化熱による水温低下を無視することができ、大気開放部よりも上流側の給水路内の水の温度は、第2温度センサが測定する室温に向けて収束することとなる。したがって、より早期に温度センサの異常を判定することができる。
また、前記制御部は、前記ヒータが停止され、かつ、通水が行われている状態である場合に、前記第1温度センサおよび前記第2温度センサが熱平衡状態であると判定する。ヒータが停止され、かつ、通水が行われている状態である場合、ヒータよりも上流側に配置された第1温度センサの温度と、ヒータよりも下流側に配置された第2温度センサの温度とは、いずれも水の温度に収束する。このため、制御部は、この状態において、第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態であると判定することができる。
本開示によれば、温度センサの異常を検知することができる。
図1は、実施形態に係る衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を模式的に示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る衛生洗浄装置の構成の一例を示す図である。 図3は、温度ドリフトの説明図である。 図4は、洗浄処理における入水サーミスタおよびリミッタサーミスタの温度変化を示すグラフである。 図5は、温度センサの異常判定処理の実行タイミングの説明図である。 図6は、実施形態に係る異常判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、変形例に係る衛生洗浄装置の構成の一例を示す図である。
以下に、本開示に係る衛生洗浄装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示に係る衛生洗浄装置が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
図1は、実施形態に係る衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を模式的に示す斜視図である。なお、図1には、説明を分かり易くするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする3次元の直交座標系を図示している。また、本明細書において、「水」なる表現は、必ずしも冷水の意味ではなく、温水を含む意味で使用される場合がある。
図1に示すように、トイレ装置1は、洋式大便器(以下「便器」と記載する)10と、衛生洗浄装置20とを備え、トイレ室TR内に設置される。便器10は、貯水タンク11に貯留された水で洗浄を行うロータンク式であるが、これに限定されるものではなく、たとえばフラッシュバルブ式であってもよい。また、図1に示す例では、床置き式の便器10を示したが、これに限られず、壁掛け式などであってもよい。
衛生洗浄装置20は、便器10の上部に設けられる。衛生洗浄装置20は、本体部21と、便蓋22と、図示しない便座とを備える。便蓋22および便座はともに、開閉可能なように本体部21に取り付けられる。本体部21は、ケース23を備える。ケース23は、ノズルなどを収納する。
図2は、実施形態に係る衛生洗浄装置の構成の一例を示す図である。衛生洗浄装置20は、給水路30と、バルブユニット40と、熱交換器50と、電解槽ユニット60と、バキュームブレーカ70と、切替弁80と、ノズル90とを備える。また、衛生洗浄装置20は、入水サーミスタ101と、温水サーミスタ102と、リミッタサーミスタ103とを備える。また、衛生洗浄装置20は、制御部200と、記憶部250とを備える。
これら給水路30、バルブユニット40、熱交換器50、電解槽ユニット60、バキュームブレーカ70、切替弁80、ノズル90、入水サーミスタ101、温水サーミスタ102、リミッタサーミスタ103、制御部200および記憶部250は、衛生洗浄装置20のケース23内に収容される。
給水路30は、給水源の一例である水道管Aとノズル90とを接続し、水道管Aからの水をノズル90へ供給する。
給水路30には、上流側(すなわち水道管A側)から順に、バルブユニット40、入水サーミスタ101、熱交換器50、温水サーミスタ102、電解槽ユニット60、バキュームブレーカ70、リミッタサーミスタ103および切替弁80が設けられる。
バルブユニット40は、制御部200からの制御信号に応じて給水路30を開閉する。熱交換器50は、たとえば、瞬間式熱交換器である。熱交換器50は、発熱体を備え、給水路30を流れる水をその流速を保ったまま、設定温度に加熱する。
電解槽ユニット60は、その内部に陽極板および陰極板を有し、制御部200からの制御信号に応じて駆動して内部を流れる水を電気分解することによって次亜塩素酸を含む水を機能水として生成する。
バキュームブレーカ70は、給水路30に負圧が生じた場合に、逆流する水を図示しない大気開放経路へ流すことで、ノズル90から熱交換器50等への水の逆流を防止する。
切替弁80は、制御部200からの制御信号に応じて駆動し、給水路30を流れる水の流出先を切り替える。たとえば、給水路30を流れる水は、切替弁80によって、その流出先をノズル90が備える複数の吐出口のいずれかに切り替えられる。また、給水路30を流れる機能水は、切替弁80によって、その流出先をノズル洗浄用流路85に切り替えられる。ノズル洗浄用流路85を流れる機能水は、ノズル90の表面に供給される。これにより、ノズル90が洗浄される。
ノズル90は、給水路30を流れる水を便座に着座した使用者の局部に向けて吐出する。ノズル90は、ケース23(図1参照)に対して進退可能に構成される。具体的には、ノズル90には、図示しないモータなどの駆動源が接続されており、ノズル90は、かかる駆動源により、便器10のボウル内へ進出した位置と、ケース23内に後退して格納される位置との間で進退させられる。ノズル90は、進出した位置で水を使用者の局部へ吐出させて局部を洗浄する。
入水サーミスタ101、温水サーミスタ102およびリミッタサーミスタ103は、給水路30を流れる水の温度を測定する温度センサである。
入水サーミスタ101は、バルブユニット40よりも下流側かつ熱交換器50よりも上流側に配置されており、熱交換器50に流入する前の水、言い換えれば、熱交換器50によって加熱される前の水の温度を測定する。温水サーミスタ102は、熱交換器50よりも下流側かつ電解槽ユニット60よりも上流側に配置されており、熱交換器50から流出した水、言い換えれば、熱交換器50によって加熱された水の温度を測定する。
リミッタサーミスタ103は、温水サーミスタ102のさらに下流側に配置される。具体的には、リミッタサーミスタ103は、バキュームブレーカ70よりも下流側かつ切替弁80よりも上流側に配置され、ノズル90から吐出される水の温度が人体にとって安全な温度であることを確認するために用いられる。
入水サーミスタ101、温水サーミスタ102およびリミッタサーミスタ103の出力値は、制御部200に入力される。入水サーミスタ101、温水サーミスタ102およびリミッタサーミスタ103の出力値は、たとえば、0〜255のデジタル値(以下、「AD値」と記載する)で表現される。制御部200は、入水サーミスタ101等から入力されるAD値を記憶部250に予め記憶されている変換テーブルを用いて温度に変換する。
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、記憶部250に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部200は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現され得る。かかる制御部200は、入力される各種の信号に基づいてバルブユニット40、熱交換器50、電解槽ユニット60、切替弁80等の制御を行う。記憶部250は、たとえばRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子等によって実現される。
制御部200は、入水サーミスタ101および温水サーミスタ102の出力値に基づき、熱交換器50から流出する水の温度が設定温度に対して所定範囲内となるように熱交換器50をフィードバック制御する。具体的には、制御部200は、熱交換器50を制御することにより、水を加熱する加熱量を増減させながら水の温度を設定温度に到達させる温度制御処理を行う。
また、制御部200は、リミッタサーミスタ103の出力値が閾値以上である場合に、熱交換器50から流出した水の温度が人体にとって安全な温度を超えていると判定する。この場合、制御部200は、上述した温度制御処理を中止することで、水を加熱しないようにする。また、これに限らず、制御部200は、リミッタサーミスタ103の出力値が閾値以上である場合に、バルブユニット40を制御して水の吐出を強制停止してもよい。
入水サーミスタ101、温水サーミスタ102およびリミッタサーミスタ103は、たとえば衛生洗浄装置20の長期使用によって経年劣化することで、温度ドリフトと呼ばれる現象が生じることがある。この点について、図3を参照して説明する。図3は、温度ドリフトの説明図である。
上述したように、制御部200は、入水サーミスタ101等の温度センサから入力されるAD値を予め記憶された変換テーブルを用いて温度に変換することで、給水路30の各地点における水の温度を認識している。たとえば、図3に例示するように、ある時間「t0」において温度センサ(たとえばリミッタサーミスタ103)から入力されたAD値が「80」であった場合、制御部200は、記憶部250に記憶された変換テーブルに従って、リミッタサーミスタ103が配置される場所における水の温度が「45℃」であると認識する。
ところが、リミッタサーミスタ103に温度ドリフトが発生すると、リミッタサーミスタ103は、実際の水温がたとえば50℃であるにも関わらず、AD値「80」を制御部200に出力するようになる。この場合、制御部200は、実際の水温が50℃であるにも関わらず、リミッタサーミスタ103が配置される場所における水の温度を「45℃」であると誤認識する。この結果、設定温度である45℃よりも高い50℃の水がノズル90から人体に吐出されることとなる。
このように、温度ドリフトとは、温度センサから出力されるAD値に予め対応付けられた温度と実際の温度とが乖離する現象、具体的には、全体的に上昇方向または下降方向へシフトする現象であり、温度ドリフトが生じることで、人体に吐出する水の温度を適切に制御することが困難となるおそれがある。なお、ここでは、リミッタサーミスタ103のAD値が高温側にシフトする場合について説明したが、リミッタサーミスタ103のAD値は、温度ドリフトによって低温側にシフトする場合もある。
一方、衛生洗浄装置20が備える温度センサのうち、入水サーミスタ101は、熱交換器50よりも上流側の給水路30に配置され、リミッタサーミスタ103は、熱交換器50よりも下流側の給水路30に配置される。
熱交換器50よりも上流側の給水路30には、熱交換器50によって加熱される前の常温の水が流れる。これに対し、熱交換器50よりも下流側の給水路30には、熱交換器50が動作している場合には加熱された水が流れ、熱交換器50が動作していない場合には常温の水が流れることとなる。つまり、熱交換器50よりも上流側の給水路30と、熱交換器50よりも下流側の給水路30とでは、熱環境が異なる。
異なる熱環境に配置された2つの温度センサは、異なる早さで劣化する。具体的には、熱交換器50の下流側に配置されたリミッタサーミスタ103は、熱交換器50の上流側に配置された入水サーミスタ101と比較して熱衝撃を受けやすいことから、入水サーミスタ101と比較して劣化が早いと考えられる。つまり、リミッタサーミスタ103は、入水サーミスタ101と比較して温度ドリフトが発生しやすいと言える。
そこで、実施形態に係る衛生洗浄装置20では、異なる熱環境下に配置された2つの温度センサ、具体的には、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値を比較することにより、温度センサの異常を判定することとした。
図4は、洗浄処理における入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103の温度変化を示すグラフである。なお、図4では、入水サーミスタ101の温度変化を一点鎖線で、リミッタサーミスタ103の温度変化を実線で示している。
図4に示すように、制御部200は、たとえば、時間t1において、図示しない操作部への操作等によってノズル90から人体の局部への吐水が指示された場合に、洗浄処理を開始する。洗浄処理は、前洗浄工程と、本洗浄工程と、後洗浄工程とを含む。
前洗浄工程および後洗浄工程は、ノズル90を洗浄するための工程である。たとえば、前洗浄工程および後洗浄工程では、ノズル90の吐出口を洗浄するために、人体の局部に吐出されない程度の少ない流量でノズル90から水を吐出させる吐出口洗浄と、ノズル90の胴体部の表面を洗浄するために、ノズル90の外部からノズル90の胴体部の表面に対して水を吐出させる胴体洗浄などが行われる。
また、本洗浄工程では、ノズル90の吐出口から人体の局部に向けて水が吐出される。本洗浄工程は、たとえば、時間t2において、図示しない操作部への操作等によってノズル90から人体の局部への吐水の終了が指示された場合に終了し、その後、後洗浄工程に移行する。なお、水の流出先の切り替えは、制御部200が切替弁80を制御することによって行われる。
制御部200は、前洗浄工程が開始される時間t1において、バルブユニット40を開放するとともに、熱交換器50を制御することにより水の加熱を開始する。また、制御部200は、後洗浄工程が終了する時間t3において、バルブユニット40を閉鎖し、熱交換器50による水の加熱を停止する。
洗浄処理が開始される前の待機状態において、熱交換器50よりも上流側に存在する水の温度と、熱交換器50よりも下流側に存在する水の温度とはほぼ同一である。このため、熱交換器50よりも上流側に配置された入水サーミスタ101のAD値と、熱交換器50よりも下流側に配置されたリミッタサーミスタ103のAD値とは、待機状態においてほぼ同一となる。
その後、洗浄処理の開始に伴って熱交換器50による水の加熱が開始されると、熱交換器50よりも下流側を流れる水の温度が上昇する。これにより、熱交換器50よりも下流側に配置されたリミッタサーミスタ103のAD値は上昇する。これに対し、熱交換器50よりも上流側を流れる水は加熱されていないため、熱交換器50よりも上流側に配置された入水サーミスタ101のAD値はほとんど変化しない。なお、トイレ室TRの室温よりも新たな水の温度が低い場合、図4に示すように、時間t1の経過後、入水サーミスタ101のAD値は僅かに低下する。これは、時間t1においてバルブユニット40が開放されて水道管A(図2参照)から新たな水が供給されることで、熱交換器50よりも上流側を流れる水の温度が低下するためである。
その後、熱交換器50による水の加熱が停止されると、熱交換器50よりも下流側を流れる水の温度が自然冷却によって徐々に低下する。これにより、熱交換器50よりも下流側に配置されたリミッタサーミスタ103のAD値は低下する。そして、熱交換器50よりも上流側に配置された入水サーミスタ101のAD値と、熱交換器50よりも下流側に配置されたリミッタサーミスタ103のAD値とは、再びほぼ同一の値となる。なお、図4では、時間t3の経過後、入水サーミスタ101のAD値が僅かに上昇しているが、これは、バルブユニット40が閉鎖されて給水路30内への水の流入が止まることで、熱交換器50よりも上流側に存在する水の温度がトイレ室TRの室温に向けて収束するためである。
このように、リミッタサーミスタ103は、洗浄処理が行われる毎に熱衝撃を受けるため、入水サーミスタ101と比較して劣化が早く、温度ドリフトが発生しやすいと考えられる。
制御部200は、このように異なる熱環境下に配置された入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値を比較する。
次に、温度センサの異常判定処理の実行タイミングについて図5を参照して説明する。図5は、温度センサの異常判定処理の実行タイミングの説明図である。
温度センサの異常判定処理は、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態であると判定された場合に実行される。熱平衡状態とは、物体間における熱の移動がない状態のことである。
異常判定処理の実行タイミング、すなわち、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態となるタイミングとしては、たとえば、図5に示すように、待機中(S11)や、待機時間が一定時間に達した場合に実行されるノズル洗浄処理の実行中(S12)などが挙げられる。
待機中(S11)においては、熱交換器50による水の加熱は行われないため、熱交換器50よりも上流側の給水路30および下流側の給水路30の温度は、トイレ室TRの室温に収束する。これに伴い、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103の温度も室温に収束し、熱平衡状態となる。このように、待機中において、入水サーミスタ101の温度と、リミッタサーミスタ103の温度とは、同一になる。このときの入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値を比較することで、両者に相違がある場合に、入水サーミスタ101またはリミッタサーミスタ103の異常を判定することができる。
ここで、バキュームブレーカ70は、給水路30への通水が停止された状態のとき、給水路30を大気開放させることで、バキュームブレーカ70よりも下流側の給水路30に溜まった水をノズル90から排出させる水抜き機構を有している。リミッタサーミスタ103は、バキュームブレーカ70よりも下流側の給水路30に配置されるため、時間t3の経過後、すなわち、待機状態においては、給水路30内の気体の温度を測定する。上述したように、バキュームブレーカ70よりも上流側の給水路30内に存在する水の温度は、トイレ室TRの室温に収束するため、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値は、実質的には、ほぼ同じ値に収束することとなる。
このように、待機中(S11)のタイミングで異常判定処理を行う場合には、バキュームブレーカ70よりも下流側の給水路30が水抜きされた状態で取得されるリミッタサーミスタ103のAD値を用いて比較を行うこととなる。
バキュームブレーカ70よりも上流側の給水路30内は密閉状態となっているため、バキュームブレーカ70よりも上流側の給水路30内の水は蒸発しないか、蒸発したとしてもその量はわずかである。このため、バキュームブレーカ70よりも上流側の給水路30内においては、気化熱による水温低下を無視することができ、バキュームブレーカ70よりも上流側の給水路30内の水の温度は、リミッタサーミスタ103が測定するトイレ室TRの室温に向けて収束することとなる。したがって、より早期に温度センサの異常を判定することができる。
また、ノズル洗浄処理中(ステップS12)においても、入水サーミスタ101の温度と、リミッタサーミスタ103の温度とは、同一になる。
具体的には、ノズル洗浄処理において、制御部200は、バルブユニット40を開放するとともに電解槽ユニット60を制御することによって機能水を生成し、生成した機能水をノズル洗浄用流路85からノズル90の表面に供給する。
このように、ノズル洗浄処理では、熱交換器50による水の加熱を行うことなく、給水路30への通水が行われるため、熱交換器50よりも上流側に配置された入水サーミスタ101の温度と、リミッタサーミスタ103の温度とは、いずれも、給水路30を流通する水の温度に収束することとなる。このときの入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値を比較することで、両者に相違がある場合に、入水サーミスタ101またはリミッタサーミスタ103の異常を判定することができる。
なお、ノズル洗浄処理は、待機時間つまり不使用時間が一定時間(たとえば8時間)に達するごとに行われる。また、これに限らず、ノズル洗浄処理は、洗浄処理後、使用者が離座したことを着座センサ等により検知してから一定時間(たとえば25秒)経過した場合に、実行されてもよい。また、制御部200は、ノズル洗浄処理中(S12)に限らず、温度センサの異常判定処理を行うために、熱交換器50による加熱を行うことなく通水を行ってもよい。また、制御部200は、図示しない操作部への操作等によって洗浄処理の開始が指示された場合に、熱交換器50による水の加熱を開始する前に、異常判定処理を実行してもよい。
このように、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態にあるときの両温度センサのAD値を比較することで、温度センサの異常を精度良く判定することができる。
次に、温度センサの異常判定処理の手順について図6を参照して説明する。図6は、実施形態に係る異常判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、制御部200は、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達したか否かを判定する(ステップS101)。
たとえば、制御部200は、図4に示す時間t3において熱交換器50による水の加熱が停止された後、予め決められた時間が経過した場合に、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達したと判定してもよい。上記予め決められた時間は、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達するまでの時間として十分な時間であり、実験等によって求められる。
このように、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達するまでの時間を予め取得しておくことで、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達したか否かの判定を容易に行うことができる。入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達するまでの時間とは、例えば、40分である。
なお、制御部200は、予め決められた時間が経過する前に、洗浄処理が再度開始された場合には、予め決められた時間が経過した場合であっても、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達したと判定しないようにしてもよい。この場合、制御部200は、再度開始された洗浄処理において熱交換器50による水の加熱が停止された後、予め決められた時間が経過したときに、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達したと判定する。
また、制御部200は、時間t3において熱交換器50による水の加熱が停止された後、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値の変化を監視してもよい。この場合、制御部200は、この監視結果に基づいて、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達したか否かの判定を行うことができる。すなわち、制御部200は、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値の単位時間あたりの変化率が閾値を下回った場合、つまり、AD値の変化が収束した場合に、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達したと判定する。単位時間あたりの変化率とは、例えば、10分間で0.5℃の変化量である。
このように、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値の変化を監視することで、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達したか否かの判定を正確に行うことができる。
なお、制御部200は、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値の変化が収束する前に、洗浄処理が再度開始された場合に、仮に、再度開始された洗浄処理において入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値の変化が収束したとしても、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達したと判定しない。すなわち、再度開始された洗浄処理において、リミッタサーミスタ103のAD値が熱交換器50の設定温度に対応するAD値に収束したとしても、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達したと判定しない。
制御部200は、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達するまで、ステップS101の処理を繰り返す。
一方、ステップS101において、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態に達したと判定した場合(ステップS101,Yes)、制御部200は、入水サーミスタ101のAD値V1を取得するとともに(ステップS102)、リミッタサーミスタ103のAD値V2を取得する(ステップS103)。
つづいて、制御部200は、AD値V1とAD値V2との差の絶対値が閾値以内であるか否かを判定する(ステップS104)。この処理において、AD値V1とAD値V2との差の絶対値が閾値以内であると判定した場合(ステップS104,Yes)、制御部200は、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が正常であると判定し(ステップS105)、異常判定処理を終了する。なお、制御部200は、処理をステップS101に戻してもよい。
一方、ステップS104において、AD値V1とAD値V2との差の絶対値が閾値を超えている場合(ステップS104,No)、制御部200は、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103の何れかが異常であると判定し(ステップS106)、異常対応処理を行ったうえで(ステップS107)、処理を終了する。
たとえば、制御部200は、異常対応処理として、衛生洗浄装置20の本体部21あるいは図示しない操作部に設けられたLED(Light Emitting Diode)インジケータを点灯させることにより、リミッタサーミスタ103に異常が生じたことを使用者に報知してもよい。また、制御部200は、異常対応処理として、熱交換器50による温度制御処理を禁止することで、設定温度を超える温度の水が人体に吐出されないようにしてもよい。
なお、ここでは、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103の何れかが異常であると判定することとしたが、リミッタサーミスタ103の方が劣化が早く、温度ドリフトが発生しやすいため、リミッタサーミスタ103が異常であると判定してもよい。
このように、実施形態に係る衛生洗浄装置20では、異なる熱環境下に配置された2つの温度センサである入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値を比較することにより、温度センサの異常を判定することとした。
異なる熱環境に配置された2つの温度センサは、異なる早さで劣化するため、温度ドリフトが発生するタイミングが2つの温度センサの間でずれる可能性が高い。したがって、異なる熱環境に配置された2つの温度センサのAD値を比較することで、これら2つの温度センサのうちいずれかの異常を判定することができる。
また、実施形態に係る衛生洗浄装置20では、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103が熱平衡状態にあるときの両温度センサのAD値を比較することとしたため、温度センサの異常を精度良く判定することができる。
なお、特開平07−333074号公報には、火災を検知するための温度検知素子と、温度検知素子の機能を試験するための試験素子とを内蔵した火災報知器において、温度検知素子の出力値と試験素子の出力値とを比較することによって温度検知素子の異常を検知する技術が開示されている。しかしながら、特開平07−333074号公報は、温度検知素子と試験素子とが同一の熱環境化に置かれることを前提としており、これらを異なる熱環境下に配置することは記載されていない。
(変形例)
上述した実施形態では、貯湯タンクを有しない所謂瞬間式の衛生洗浄装置を例に挙げて説明したが、これに限定されず、貯湯タンクを有する所謂貯湯式の衛生洗浄装置であってもよい。ここで、貯湯式の衛生洗浄装置の構成例について図7を参照して説明する。図7は、変形例に係る衛生洗浄装置の構成の一例を示す図である。
図7に示すように、変形例に係る衛生洗浄装置20Aは、熱交換器50(図2参照)に代えて、給水路30を流れる水を貯留する貯湯タンク55を備える。貯湯タンク55は、入水サーミスタ101よりも下流側かつ電解槽ユニット60よりも上流側に配置された。貯湯タンク55の内部には、ヒータ56と、温水サーミスタ102とが配置される。ヒータ56は、制御部200の制御に従って貯湯タンク55に貯留された水を加熱する。
衛生洗浄装置20Aの制御部200は、上述した実施形態と同様、たとえば、図5に示す待機中(S11)に、温度センサの異常判定処理を行うことができる。
また、上述した実施形態では、入水サーミスタ101およびリミッタサーミスタ103のAD値を比較することで、入水サーミスタ101またはリミッタサーミスタ103の異常を判定することとした。これに限らず、制御部200は、入水サーミスタ101および温水サーミスタ102のAD値を比較することで、入水サーミスタ101または温水サーミスタ102の異常を判定してもよい。
上述してきたように、実施形態に係る衛生洗浄装置20,20Aは、水を加熱するヒータ(一例として、熱交換器50、ヒータ56)と、ヒータよりも上流側に配置され、ヒータに流入する水の温度を測定する第1温度センサ(一例として、入水サーミスタ101)と、ヒータよりも下流側に配置され、ヒータから流出した水の温度を測定する第2温度センサ(一例として、温水サーミスタ102、リミッタサーミスタ103)と、第1温度センサの出力値と第2温度センサの出力値とを比較することにより、第1温度センサまたは第2温度センサの異常を判定する制御部200とを備える。このように、異なる熱環境に配置された2つの温度センサの出力値を比較することで、これら2つの温度センサのうちいずれかの異常を判定することができる。
また、制御部200は、第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態であると判定した場合に、第1温度センサの出力値と第2温度センサの出力値とを比較する。このように、第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態にあるときの両温度センサの出力値を比較することとで、温度センサの異常を精度良く判定することができる。
また、制御部200は、ヒータの停止後、予め決められた時間が経過した場合に、第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態であると判定する。これにより、第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態に達したか否かの判定を容易に行うことができる。
また、制御部200は、ヒータが停止された状態において、第1温度センサおよび第2温度センサの出力値の単位時間あたりの変化率が閾値を下回った場合に、第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態であると判定する。これにより、第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態に達したか否かの判定を正確に行うことができる。
また、衛生洗浄装置20,20Aは、水が流通する給水路30と、第1温度センサよりも下流側かつ第2温度センサよりも上流側に配置され、給水路30を大気開放させる大気開放部(一例として、バキュームブレーカ70)とを備え、制御部200は、大気開放部よりも下流側の給水路30が大気開放部によって水抜きされた状態で取得される第2温度センサの出力値を第1温度センサの出力値と比較する。
大気開放部よりも上流側の給水路30内は密閉状態となっているため、大気開放部よりも上流側の給水路30内の水は蒸発しないか、蒸発したとしてもその量はわずかである。このため、大気開放部よりも上流側の給水路30内においては、気化熱による水温低下を無視することができ、大気開放部よりも上流側の給水路30内の水の温度は、第2温度センサが測定する室温に向けて収束することとなる。したがって、より早期に温度センサの異常を判定することができる。
また、制御部200は、ヒータが停止され、かつ、通水が行われている状態である場合に、第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態であると判定する。ヒータが停止され、かつ、通水が行われている状態である場合、ヒータよりも上流側に配置された第1温度センサの温度と、ヒータよりも下流側に配置された第2温度センサの温度とは、いずれも水の温度に収束する。このため、制御部は、この状態において、第1温度センサおよび第2温度センサが熱平衡状態であると判定することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
A 水道管
TR トイレ室
1 トイレ装置
10 便器
20 衛生洗浄装置
30 給水路
40 バルブユニット
50 熱交換器
60 電解槽ユニット
70 バキュームブレーカ
80 切替弁
85 ノズル洗浄用流路
90 ノズル
101 入水サーミスタ
102 温水サーミスタ
103 リミッタサーミスタ
200 制御部
250 記憶部

Claims (6)

  1. 水を加熱するヒータと、
    前記ヒータよりも上流側に配置され、前記ヒータに流入する水の温度を測定する第1温度センサと、
    前記ヒータよりも下流側に配置され、前記ヒータから流出した水の温度を測定する第2温度センサと、
    前記第1温度センサの出力値と前記第2温度センサの出力値とを比較することにより、前記第1温度センサまたは前記第2温度センサの異常を判定する制御部と
    を備える、衛生洗浄装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1温度センサおよび前記第2温度センサが熱平衡状態であると判定した場合に、前記第1温度センサの出力値と前記第2温度センサの出力値とを比較する、請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記制御部は、
    前記ヒータの停止後、予め決められた時間が経過した場合に、前記第1温度センサの出力値と前記第2温度センサの出力値とを比較する、請求項2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記制御部は、
    前記ヒータが停止された状態において、前記第1温度センサおよび前記第2温度センサの出力値の単位時間あたりの変化率が閾値を下回った場合に、前記第1温度センサおよび前記第2温度センサが熱平衡状態であると判定する、請求項2に記載の衛生洗浄装置。
  5. 水が流通する給水路と、
    前記第1温度センサよりも下流側かつ前記第2温度センサよりも上流側に配置され、前記給水路を大気開放させる大気開放部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記大気開放部よりも下流側の前記給水路が前記大気開放部によって水抜きされた状態で取得される前記第2温度センサの出力値を前記第1温度センサの出力値と比較する、請求項1〜4のいずれか一つに記載の衛生洗浄装置。
  6. 前記制御部は、
    前記ヒータが停止され、かつ、通水が行われている状態である場合に、前記第1温度センサおよび前記第2温度センサが熱平衡状態であると判定する、請求項2に記載の衛生洗浄装置。
JP2018163537A 2018-08-31 2018-08-31 衛生洗浄装置 Active JP7115153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018163537A JP7115153B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 衛生洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018163537A JP7115153B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 衛生洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020033830A true JP2020033830A (ja) 2020-03-05
JP7115153B2 JP7115153B2 (ja) 2022-08-09

Family

ID=69667543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018163537A Active JP7115153B2 (ja) 2018-08-31 2018-08-31 衛生洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7115153B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4124697A1 (en) * 2021-07-30 2023-02-01 Toto Ltd. Toilet device

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012046969A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Panasonic Corp 衛生洗浄装置
JP2017115298A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 アイシン精機株式会社 人体局部洗浄装置
JP2017115332A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 アイシン精機株式会社 人体局部洗浄装置
JP2018053535A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 Toto株式会社 衛生洗浄装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012046969A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Panasonic Corp 衛生洗浄装置
JP2017115298A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 アイシン精機株式会社 人体局部洗浄装置
JP2017115332A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 アイシン精機株式会社 人体局部洗浄装置
JP2018053535A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 Toto株式会社 衛生洗浄装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4124697A1 (en) * 2021-07-30 2023-02-01 Toto Ltd. Toilet device

Also Published As

Publication number Publication date
JP7115153B2 (ja) 2022-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI662171B (zh) Sanitary washing device
JP2020033830A (ja) 衛生洗浄装置
TW201920816A (zh) 衛生洗淨裝置
JP5171142B2 (ja) ガスメータ
TWI661105B (zh) Sanitary washing device
KR102216717B1 (ko) 전기 보일러의 순환이상 제어장치 및 그 제어방법
JP7272170B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP7222279B2 (ja) 衛生洗浄装置及びトイレ装置
JP6801803B1 (ja) 衛生洗浄装置
JP2020033848A (ja) 衛生洗浄装置
JP7115154B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2006233473A (ja) 便座装置
JP5458967B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2020148003A (ja) 衛生洗浄装置及びトイレ装置
JP6777256B1 (ja) 衛生洗浄装置
JP2019065478A (ja) 衛生洗浄装置
JP5277753B2 (ja) 給湯装置
JP2015113986A (ja) 給湯装置
JP6677933B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP7363258B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP6671642B2 (ja) 衛生洗浄装置
EP4124697A1 (en) Toilet device
JP4709675B2 (ja) ミストサウナ装置
JP2019158262A (ja) 風呂装置
JP2017042452A (ja) トイレ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7115153

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150