JP6995286B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、衛生洗浄装置に関し、特に、人体局部に向けて洗浄水を吐水する衛生洗浄装置に関する。
従来、給水を加熱タンク内で加熱し、加熱した温水を人体局部に向けてノズルから吐水することで、人体局部を洗浄する衛生洗浄装置が知られている。このような衛生洗浄装置はノズルを洗浄する機能を備えている。
ノズルを洗浄する機能としては、例えば、衛生洗浄装置が局部洗浄を実施する前に行う「前ノズル洗浄」、局部洗浄を実施した後に行う「後ノズル洗浄」、ノズルを所定サイクルで定期的に洗浄する「定期ノズル洗浄」、ユーザが衛生洗浄装置へ指示を行うことでノズルの洗浄を実施する「手動ノズル洗浄」などがある。衛生洗浄装置は少なくともいずれかのノズル洗浄を行うことが可能である。
衛生洗浄装置がノズル洗浄を実施するタイミングは例えば以下のとおりである。
「前ノズル洗浄」においては、衛生洗浄装置に備えられた人体検知センサがユーザの入室を検知した場合や衛生洗浄装置に備えられた着座検知センサがユーザの着座を検知した場合などである。
「後ノズル洗浄」においては、ユーザが衛生洗浄装置に着座し、衛生洗浄装置がユーザの局部を洗浄し、衛生洗浄装置に備えられた着座検知センサがユーザの離座を検知した後所定時間が経過した場合などである。着座検知センサでの検知結果に変えて、人体検知センサがユーザを検知しなくなった後所定時間が経過した場合に後ノズル洗浄を行ってもよい。
「定期ノズル洗浄」においては、前回ノズル洗浄を実施した後、ノズル洗浄が実施されない時間が所定時間経過した場合などである。
「手動ノズル洗浄」においては、衛生洗浄装置に備えられたリモコンやボタンを介して衛生洗浄装置がユーザによる所定の操作を受け付けた場合などである。ユーザが意図的にノズル洗浄を行いたい場合に実施される。
例えば、特許文献1には、前回の洗浄動作から今回の洗浄動作を行おうとするまでの空き時間に基づいて、前ノズル洗浄の洗浄時間を設定する衛生洗浄装置が開示されている。
特許第3503489号
衛生洗浄装置のノズル洗浄が短時間の間に頻繁に実施されることがある。例えば、駅やデパートといったパブリックな環境において、ユーザがトイレルームに押し寄せ、衛生洗浄装置を使用するユーザが次々に入れ替わる場合がある。衛生洗浄装置が少なくとも前ノズル洗浄と後ノズル洗浄を備えている場合には、衛生洗浄装置があるユーザの使用に基づいて後ノズル洗浄を実施した後、別のユーザが入室することにより衛生洗浄装置は前ノズル洗浄を実施する。ユーザが次々に入れ替わると後ノズル洗浄を行ってから前ノズル洗浄を行うまでの間隔が短くなりやすい。
パブリックな環境にある衛生洗浄装置について、ユーザは衛生洗浄装置の詳細な動作に関する知識をもちあわせていないため、ノズル洗浄が正常に実施されていたとしても、ユーザはノズル洗浄の実施有無に気づかないおそれもある。したがって、衛生洗浄装置が少なくとも後ノズル洗浄、手動ノズル洗浄を備えている場合に、前回衛生洗浄装置を利用したユーザに対する後ノズル洗浄が実施されていたとしても、新たにトイレルームに入室したユーザは、ノズルが清潔な状態にあることを担保するために、着座してから局部洗浄を行う前に衛生洗浄装置に手動ノズル洗浄の指令をすることもある。つまり、後ノズル洗浄、手動ノズル洗浄が連続して実施されることになる。
ノズルを洗浄すればするほど清潔な状態を保つことができると考えられるが、本来一度のノズル洗浄でノズルは清潔になっている。すでに清潔な状態にあるノズルを短時間の間に何度も洗浄する必要性は乏しい。過度にノズル洗浄を実施すると、衛生洗浄装置に余分な負荷がかかり、また、ノズルを洗浄するための水も余分に使うことになる。このような冗長なノズル洗浄を低減する衛生洗浄装置を提供することを課題とする。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであって、衛生洗浄装置のノズル洗浄において冗長なノズル洗浄を低減することを目的としている。
本発明に係る衛生洗浄装置は、人体局部に向けて洗浄水を吐水し局部洗浄を行うノズルと、ユーザを検知するユーザ検知部と、前記ノズルの洗浄を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、局部洗浄を実施した後に前記ノズルの洗浄を実施する後ノズル洗浄の制御が可能であり、前記ユーザ検知部により検知した第一ユーザに関する第一状況と、前記第一ユーザより後に前記ユーザ検知部により検知した第二ユーザに関する第二状況と、に基づいて、所定時間内における連続して使用される状態を判定する連続使用判定を実施し、前記制御部は、前記連続使用判定において、連続して使用される状態にあると判定した場合には、前記第二ユーザに対する前記後ノズル洗浄を行わず、連続して使用される状態にないと判定した場合には、前記第二ユーザに対する前記後ノズル洗浄を行うことを特徴とする
本発明によれば、第一状況と、第二状況と、に基づいて、衛生洗浄装置が所定時間内に連続して使用される状態にあるのかを衛生洗浄装置は判定できる。これにより、局部洗浄が行われていない間での冗長なノズル洗浄が実施される可能性があるかどうかを衛生洗浄装置は判定することができ、第二ユーザに続いて新たに第三ユーザが衛生洗浄装置を使う場合、連続して使用される状態にあると判定すれば、第二ユーザに対する後ノズル洗浄を行わないため、局部洗浄のためにノズルが使用されていない短期間における冗長なノズル洗浄の実施を低減することができる。一方、連続して使用される状態にないと判定すれば、第二ユーザに対する後ノズル洗浄を行い、ノズルを清潔な状態に保つことができる。
本発明にかかる衛生洗浄装置は、好ましくは、第一状況は制御部が第一ユーザの不存在を判定した第一時刻であり、第二状況は第二ユーザの存在を判定した第二時刻であり、制御部は第一時刻と第二時刻とに基づいて、連続使用判定を実施することを特徴とする。
本発明によれば、第一ユーザの不存在を判定した第一時刻と第二ユーザの存在を判定した第二時刻とに基づいて、衛生洗浄装置は連続使用判定を行うことができる。これにより、局部洗浄が行われていない間での冗長なノズル洗浄が実施される可能性があるかどうかを衛生洗浄装置は判定することができる。
本発明にかかる衛生洗浄装置は、好ましくは、第一状況は制御部が第一ユーザの存在を判定した第一時刻であり、第二状況は第二ユーザの存在を判定した第二時刻であり、制御部は第一時刻と第二時刻とに基づいて、連続使用判定を実施することを特徴とする。
本発明によれば、第一ユーザの存在を判定した第一時刻と第二ユーザの存在を判定した第二時刻とに基づいて、衛生洗浄装置は連続使用判定を行うことができる。これにより、局部洗浄が行われていない間での冗長なノズル洗浄が実施される可能性があるかどうかを衛生洗浄装置は判定することができる。
本発明にかかる衛生洗浄装置は、好ましくは、制御部は、連続使用判定において、第二時刻と第一時刻との差が所定の値と等しい、または、小さい場合に、連続して使用される状態にあると判定することを特徴とする。
本発明によれば、連続使用判定において、第二時刻と第一時刻との差が所定の値と等しい、または、小さい場合に、衛生洗浄装置は連続して使用される状態にあると判定できる。これにより、局部洗浄が行われていない間での冗長なノズル洗浄が実施される可能性があることを判定できる。
本発明にかかる衛生洗浄装置は、好ましくは、制御部は、局部洗浄を実施する前にノズルの洗浄を実施する前ノズル洗浄の制御が可能であり、第二ユーザに対する後ノズル洗浄を制御した後、ユーザ検知部により検知した第三ユーザに対する局部洗浄を実施する前に、前ノズル洗浄を制御することを特徴とする。
本発明によれば、第二ユーザに対する後ノズル洗浄を制御した後、第三ユーザに対する前ノズル洗浄を制御することができる。これにより、局部洗浄のためにノズルが使用されていない短期間における冗長なノズル洗浄の実施を低減するとともに、ノズルを清潔な状態に保つことができる。
本発明によれば、衛生洗浄装置は冗長なノズル洗浄を低減することができる。
本発明による衛生洗浄装置が設置された洋式トイレを示す斜視図である。 衛生洗浄装置の水路及び電気系統の構成を示すブロック図である。 本発明による衛生洗浄装置の制御を例示するフローチャートである。 本発明による衛生洗浄装置の制御を例示する他のフローチャートである。 本発明による衛生洗浄装置の制御を例示する他のフローチャートである。 本発明による衛生洗浄装置の制御を例示する他のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明による実施の形態を説明する。なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の形状や縦横の寸法の関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1に示すように、洋式トイレ1は、ボウル状の便器2と、操作部22(図1には図示せず)により無線操作可能な便器2上部に設置された衛生洗浄装置4と、を備える。衛生洗浄装置4は、洗浄装置本体6と、便座8と、便蓋10とからなる。便座8及び便蓋10は洗浄装置本体6に上方に向かって開閉可能に接続されている。洗浄装置本体6は、便器2に向かって伸出可能なノズル12を含み、操作部22への使用者の入力に応じて、給水源から供給された洗浄水を便器内に伸出したノズル12から吐出することにより、便座8に着座したユーザのおしりなどの局部を洗浄するものである。また、本実施形態の衛生洗浄装置4内は、電解槽ユニット32(図1には図示せず)で生成した殺菌水によりノズル12を殺菌洗浄する機能を備えている。なお、ノズル12の洗浄において殺菌成分を含まない水で洗浄してもよい。
図2に示すように、衛生洗浄装置4は電源回路13を備え、電源回路13を通して電源が供給される。電源が供給されることで制御部20は各種指令を出すための判断を行うことが可能となる。
衛生洗浄装置4は、給水源24からノズル12まで延びる流路26を有する。この流路26の上流側には、制御部20と通信可能に接続された電磁弁28が設けられている。電磁弁28は流路26を開閉可能な電磁バルブであり、制御部20からの指令に基づいて水の供給を制御する。
流路26の電磁弁28の下流側には、制御部20と通信可能に接続された温水ヒーター30が設けられている。温水ヒーター30は、制御部20の指令に基づいて、流路26を介して供給された水を設定温度まで加熱する。なお、この設定温度は、あらかじめ定められた温度であってもよいし、使用者が操作部22により設定することができるようにしてもよい。
流路26の温水ヒーター30の下流には、制御部20と通信可能に接続された電解槽ユニット32が設けられている。電解槽ユニット32は、制御部20からの指令に基づき、一対の電極間に電圧を印加することにより、塩素を含む水を電気分解して、次亜塩素酸を含む殺菌水(ジア水)を生成する。
流路26の電解槽ユニット32の下流には、制御部20と通信可能に接続された圧力変調装置34が設けられている。圧力変調装置34は、制御部20からの指令に基づき、流路26内の水の流れに脈動を与える。
流路26の圧力変調装置34の下流には、制御部20と通信可能に接続された調整弁36が設けられている。調整弁36は、制御部20の指令に基づいて、流量の調整を行う。調整弁36により流量調整を行うことにより、ノズル12の吐出口から噴射される水の勢いを調整することができる。なお、調整弁36による流量調整は、使用者が操作部22により設定した水勢に基づき決定される。また、調整弁36は、制御部20の指令に基づいて、流路26を介して供給された上水又は殺菌水を、ノズル12へ供給する状態と、ノズル洗浄室40へ供給する状態とを切替可能である。
ノズル12は、調整弁36の下流に接続されており、調整弁36がノズル12へ水を供給する状態に切り替えられると、供給された上水又は殺菌水をノズル12の先端部の上面に向けて形成された吐出口から上方に向かって噴射する。
ノズルモータ14は制御部20に通信可能に接続されており、制御部20の指令に基づき駆動し、ノズル12を進退させる。
ノズル洗浄室16は、図示しない取り付け台に固定された中空の部材であり、内部をノズル12が挿通している。ノズル洗浄室16の内面には、吐水口が形成されており、この吐水口は、調整弁36の下流側に接続されている。調整弁36がノズル洗浄室16へ水を供給する状態に切り替えられると、流路26を介して供給された上水又は殺菌水が吐水口から中心に向けて噴射する。これにより、内部を挿通するノズル12の外周面を洗浄することができる。
操作部22はユーザによる衛生洗浄装置4への入力指令を受け付ける。例えば、ボタンやリモコンで構成され、また、ボタンやリモコンの有無にかかわらず各種無線信号を受信するように構成されていてもよい。ユーザによる衛生洗浄装置4への入力指令としては、局部洗浄の実行、局部洗浄の停止、手動ノズル洗浄の実行、手動ノズル洗浄の停止、各種設定等がある。
ユーザ検知部40はユーザを検知するためのものである。ユーザ検知部40は人体検知センサ42と着座検知センサ44の少なくとも一つで構成される。ユーザ検知部40は人体検知センサ42と着座検知センサ44における検知結果を制御部20へ渡す。
人体検知センサ42は所定領域内における人体の存在を検知する。人体検知センサ42はマイクロ波や赤外線などを利用して人体を検知するものであってもよい。
着座検知センサ44はユーザによる便座への着座の有無を検知する。着座検知センサ44はマイクロ波、赤外線、静電センサ、押しボタンスイッチなどを利用して着座の有無を検知するものであってもよい。
制御部20は操作部22とユーザ検知部40の少なくともいずれかの情報をもとに、ユーザの局部を洗浄する局部洗浄やノズルを洗浄するノズル洗浄の制御を行う。制御部20は、具体的なノズル洗浄として、前ノズル洗浄、後ノズル洗浄、定期ノズル洗浄、手動ノズルを制御可能である。洗浄制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する論理演算回路として構成されている。
制御部20は、ユーザ検知部40から渡された人体検知センサ42の検知結果が人体の存在を示すものであった場合、ユーザが存在すると判定する。また、人体検知センサ42の検知結果にかかわらず、ユーザ検知部40から渡された着座検知センサ44の検知結果がユーザによる着座を示すものであった場合、ユーザが存在すると判定してもよい。さらに、人体検知センサ42の検知結果が人体の存在を示すものであって、かつ、着座検知センサ44の検知結果がユーザによる着座を示すものであった場合に、ユーザが存在すると判定してもよい。
制御部20は、ユーザ検知部40から渡された人体検知センサ42の検知結果が人体の存在を示すものでなかった場合、ユーザが不存在であると判定する。また、人体検知センサ42の検知結果にかかわらず、ユーザ検知部40から渡された着座検知センサ44の検知結果がユーザによる着座を示すものでなかった場合、ユーザが不存在であると判定してもよい。さらに、人体検知センサ42の検知結果が人体の存在を示すものでなく、かつ、着座検知センサ44の検知結果がユーザによる着座を示すものでなかった場合に、ユーザが不存在であると判定してもよい。
[実施形態1]
図3および図4は本実施形態の衛生洗浄装置4の処理ステップを例示するフローチャートである。衛生洗浄装置4を過去使用したユーザを第一ユーザ、今回使用するユーザを第二ユーザとし、第二ユーザを例に処理ステップを説明する。第一ユーザのうち、特に、前回のユーザを第一ユーザ1、前々回のユーザを第一ユーザ2、X回前のユーザを第一ユーザXとする。なお、第一ユーザと第二ユーザは異なる人物である場合もあるし、同一人物である場合もありえる。同様に、任意の第一ユーザMと任意の第一ユーザNは異なる人物である場合もあるし、同一人物である場合もある。
図3において、制御部20はユーザ検知部40により渡された人体検知センサ42の検知結果と、着座検知センサ44の検知結果の少なくともいずれか一つに基づいて、第二ユーザの存在を判定する。制御部20は、第二ユーザが存在しない(不存在)と判定した場合は第二ユーザが存在するまで待ち受ける(ステップS101:N)。制御部20は、第二ユーザが存在すると判定すると(ステップS101:Y)、時刻TAの測定を行う(ステップS102)。なお、制御部20は第二ユーザが存在すると判定した際に、前ノズル洗浄を実施することができる。
操作部22は第二ユーザによる局部洗浄実施の入力指令を待ち受ける(ステップS103)。操作部22が第二ユーザによる局部洗浄実施の入力指令を受け付けないまま、ユーザ検知部40により渡された人体検知センサ42の検知結果と、着座検知センサ44の検知結果の少なくともいずれか一つに基づいて、第二ユーザが不存在であると制御部20が判定した場合、ノズルが使用されておらず後ノズル洗浄の必要がないため、処理を終了する(ステップS103:N)。操作部22が第二ユーザによる局部洗浄実施の入力指令を受け付けた場合、制御部20は局部洗浄を実施する。このとき、第二ユーザは局部洗浄実施の入力指令を行う前に、手動ノズル洗浄実施の入力指令を行う可能性がある。
制御部20が局部洗浄を実施した後(ステップS103:Y)、制御部20はユーザ検知部40により渡された人体検知センサ42の検知結果と、着座検知センサ44の検知結果の少なくともいずれか一つに基づいて、第二ユーザの不存在を判定する(ステップS104)。制御部20は、第二ユーザが存在すると判定した場合、第二ユーザが不存在となるまで待ち受ける(ステップS104:N)。
制御部20は、第二ユーザが不存在であると判定すると(ステップS104:Y)、所定時間内における連続して使用される状態を判定する連続使用判定を行う(ステップS105)。連続使用の判定については図4を用いて後述する。
制御部20は連続使用があると判定すると(ステップS106:Y)、後ノズル洗浄を行わない。一方、制御部20は連続使用がないと判定すると(ステップS106:N)、後ノズル洗浄を行う(ステップS107)。その後、制御部20は時刻TBの測定を行う(ステップS108)。
図4はステップS105における連続使用判定の詳細なフローチャートである。
制御部20は第二ユーザの存在を確認した後に測定した時刻TAと、第一ユーザの不存在を確認した後に測定した時刻TBとの差分が所定時間よりも小さければ(ステップS120:Y)、衛生洗浄装置4が連続して使用されている状態にあると判定する(ステップS121)。一方、その差分が所定時間以上であれば(ステップS120:N)、衛生洗浄装置4が連続して使用されている状態にないと判定する(ステップS122)。なお、第二ユーザの存在を確認した後に測定した時刻TAと、第一ユーザの不存在を確認した後に測定した時刻TBとの差分が所定時間と等しい場合にも、衛生洗浄装置4が連続して使用されている状態にあると判定してもよい。
ここで、第一ユーザ1における時刻TBを時刻TB1とし、第一ユーザ2における時刻TBを時刻TB2とし、第一ユーザXにおける時刻TBを時刻TBxとする。第二ユーザにおける時刻TAとM回前の第一ユーザMにおける時刻TBmとの差分を所定時間と比較してよい。所定時間と第二ユーザから見て何回前の第一ユーザと比較対象とするかは、あらかじめ設定された値でもよいし、操作部22により設定可能な値であってもよい。例えば、所定時間を3分、第二ユーザから見て5回前の第一ユーザ5と比較するとした場合、第二ユーザにおける時刻TAと第一ユーザ5における時刻TB5との差分が3分よりも小さい場合に連続使用ありと判定する。
このように、ユーザ検知部40により検知した第一ユーザに関する第一状況と、第一ユーザより後にユーザ検知部40により検知した第二ユーザに関する第二状況と、に基づいて、所定時間内における連続して使用される状態を判定する連続使用判定を衛生洗浄装置4は実施している。第一状況は第一ユーザの不存在を判定した第一時刻であり、第二状況は第二ユーザの存在を判定した第二時刻である。第二時刻と第一時刻との差が所定の値と等しい、または、小さい場合に、連続して使用される状態にあると判定し、衛生洗浄装置4は第二ユーザに対する後ノズル洗浄を行わない。連続して使用される状態にないと判定した場合には、衛生洗浄装置4は第二ユーザに対する後ノズル洗浄を行う。
これにより、局部洗浄が行われていない間での冗長なノズル洗浄が実施される可能性があるかどうかを衛生洗浄装置4は判定することができる。衛生洗浄装置4は、冗長なノズル洗浄が実施されると判定すれば後ノズル洗浄を行わないので、局部洗浄のためにノズルが使用されていない短期間における冗長なノズル洗浄の実施を低減することができる。一方、冗長なノズル洗浄が実施されないと判定すれば後ノズル洗浄を行うので、ノズルを清潔な状態に保つことができる。
[実施形態2]
図5および図6は本実施形態の衛生洗浄装置4の処理ステップを例示する他のフローチャートである。
図5では、図3と比較して、時刻TBを測定するステップS108がない。また、連続使用判定を行うステップS105がステップS205となる。
図6はステップS205における連続使用判定の詳細なフローチャートである。
制御部20は第二ユーザの存在を確認した後に測定した時刻TAと、第一ユーザの存在を確認した後に測定した時刻TAとの差分が所定時間よりも小さければ(ステップS220:Y)、衛生洗浄装置4が連続して使用されている状態にあると判定する(ステップS121)。一方、その差分が所定時間以上であれば(ステップS220:N)、衛生洗浄装置4が連続して使用されている状態にないと判定する(ステップS122)。なお、第二ユーザの存在を確認した後に測定した時刻TAと、第一ユーザの存在を確認した後に測定した時刻TAとの差分が所定時間と等しい場合にも、衛生洗浄装置4が連続して使用されている状態にあると判定してもよい。
ここで、第一ユーザ1における時刻TAを時刻TA1とし、第一ユーザ2における時刻TAを時刻TA2とし、第一ユーザXにおける時刻TAを時刻TAxとする。第二ユーザにおける時刻TAとM回前の第一ユーザMにおける時刻TAmとの差分を所定時間と比較してよい。所定時間と第二ユーザから見て何回前の第一ユーザと比較対象とするかは、あらかじめ設定された値でもよいし、操作部22により設定可能な値であってもよい。例えば、所定時間を3分、第二ユーザから見て5回前の第一ユーザ5と比較するとした場合、第二ユーザにおける時刻TAと第一ユーザ5における時刻TA5との差分が3分よりも小さい場合に連続使用ありと判定する。
このように、ユーザ検知部40により検知した第一ユーザに関する第一状況と、第一ユーザより後にユーザ検知部40により検知した第二ユーザに関する第二状況と、に基づいて、所定時間内における連続して使用される状態を判定する連続使用判定を衛生洗浄装置4は実施している。第一状況は第一ユーザの存在を判定した第一時刻であり、第二状況は第二ユーザの存在を判定した第二時刻である。第二時刻と第一時刻との差が所定の値と等しい、または、小さい場合に、連続して使用される状態にあると判定し、衛生洗浄装置4は第二ユーザに対する後ノズル洗浄を行わない。連続して使用される状態にないと判定した場合には、衛生洗浄装置4は第二ユーザに対する後ノズル洗浄を行う。
これにより、局部洗浄が行われていない間での冗長なノズル洗浄が実施される可能性があるかどうかを衛生洗浄装置4は判定することができる。衛生洗浄装置4は、冗長なノズル洗浄が実施されると判定すれば後ノズル洗浄を行わないので、局部洗浄のためにノズルが使用されていない短期間における冗長なノズル洗浄の実施を低減することができる。一方、冗長なノズル洗浄が実施されないと判定すれば後ノズル洗浄を行うので、ノズルを清潔な状態に保つことができる。
[その他の実施形態]
衛生洗浄装置4を過去使用したユーザを第一ユーザ、今回使用するユーザを第二ユーザとし、次回使用するユーザを第三ユーザとする。その他の実施形態として、制御部20は第二ユーザに対する後ノズル洗浄を制御した後、第三ユーザに対する局部洗浄を実施する前に、第三ユーザに対する前ノズル洗浄を制御する。
具体的に、制御部20は第二ユーザに対して今回の局部洗浄における後ノズル洗浄の実施をすると判定した後、ユーザ検知部40で第三ユーザの存在を検知した場合に、第三ユーザに対する局部洗浄を実施する前に、前ノズル洗浄を実施しない。これにより、第二ユーザに続いて新たに第三ユーザが衛生洗浄装置4を使う場合、第二ユーザに対する後ノズル洗浄に続いて第三ユーザに対する前ノズル洗浄を行うことにはならないため、局部洗浄が行われていない間での冗長なノズル洗浄の実施を低減することができる。
制御部20は第二ユーザに対して今回の局部洗浄における後ノズル洗浄の実施をしないと判定した後、ユーザ検知部40で第三ユーザの存在を検知した場合に、第三ユーザに対する局部洗浄を実施する前に、前ノズル洗浄を実施する。これにより、第二ユーザに続いて新たに第三ユーザが衛生洗浄装置4を使う場合、第二ユーザが局部洗浄を利用していた場合でも、第三ユーザが局部洗浄を利用する前にはノズルが清潔になっている。また、局部洗浄が行われていない間での冗長なノズル洗浄の実施を低減することができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、衛生洗浄装置を構成する各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施形態として上述した衛生洗浄装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての衛生洗浄装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
1 洋式トイレ
2 便器
4 衛生洗浄装置
6 洗浄装置本体
8 便座
10 便蓋
12 ノズル

Claims (5)

  1. 人体局部に向けて洗浄水を吐水し局部洗浄を行うノズルと、
    ユーザを検知するユーザ検知部と、
    前記ノズルの洗浄を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、局部洗浄を実施した後に前記ノズルの洗浄を実施する後ノズル洗浄の制御が可能であり、
    前記ユーザ検知部により検知した第一ユーザに関する第一状況と、
    前記第一ユーザより後に前記ユーザ検知部により検知した第二ユーザに関する第二状況と、
    に基づいて、
    所定時間内における連続して使用される状態を判定する連続使用判定を実施し、
    前記制御部は、前記連続使用判定において、
    連続して使用される状態にあると判定した場合には、前記第二ユーザに対する前記後ノズル洗浄を行わず、
    連続して使用される状態にないと判定した場合には、前記第二ユーザに対する前記後ノズル洗浄を行う
    ことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記第一状況は前記制御部が前記第一ユーザの不存在を判定した第一時刻であり、
    前記第二状況は前記第二ユーザの存在を判定した第二時刻であり、
    前記制御部は前記第一時刻と前記第二時刻とに基づいて、
    前記連続使用判定を実施する
    ことを特徴とする請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記第一状況は前記制御部が前記第一ユーザの存在を判定した第一時刻であり、
    前記第二状況は前記第二ユーザの存在を判定した第二時刻であり、
    前記制御部は前記第一時刻と前記第二時刻とに基づいて、
    前記連続使用判定を実施する
    ことを特徴とする請求項1に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記制御部は、前記連続使用判定において、
    前記第二時刻と前記第一時刻との差が所定の値と等しい、または、小さい場合に、
    連続して使用される状態にあると判定する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記制御部は、局部洗浄を実施する前に前記ノズルの洗浄を実施する前ノズル洗浄の制御が可能であり、
    前記第二ユーザに対する前記後ノズル洗浄を制御した後、
    前記ユーザ検知部により検知した第三ユーザに対する前記局部洗浄を実施する前に、
    前記第三ユーザに対する前記前ノズル洗浄を制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の衛生洗浄装置。
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