JP2017038484A - 自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の衝突によって循環流路が損傷したときでも、モータが回転停止しているときに、コンデンサの電荷をより確実にモータで放電可能とする。【解決手段】車両の衝突の検知後において、モータが回転しているときには(S120)、循環流路内の冷却水が循環しないように電動ポンプを制御する(S130)。そして、モータが回転停止すると(S120)、インバータの温度Tiが閾値Tirefより高いときに循環流路内の冷却水が循環するように電動ポンプを制御しながら(S150,S160)、モータにd軸電流が流れてコンデンサの電荷が放電されるようにインバータを制御する(S180,S190)。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車に関する。
従来、自動車として、車軸に連結されたモータと、モータを駆動するインバータと、インバータと電力ラインを介して電力をやりとりするバッテリと、電力ラインに設けられたリレーと、電力ラインのリレーよりもインバータ側に取り付けられたコンデンサと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、車両の衝突が検知されると、リレーをオフとする。そして、モータが所定回転数以上で回転しているときには、インバータの上アームトランジスタと下アームトランジスタとの何れか一方の全てをオンとする三相オン制御を実行する。一方、モータの回転数が所定回転数未満のときには、モータにd軸電流が流れてコンデンサの電荷が放電されるようにインバータを制御する放電制御を実行する。
特開2013−55822号公報
上述の構成に加えて、インバータに冷却水を循環させる循環流路と冷却水を圧送するポンプとを有する冷却装置を備える自動車において、車両の衝突によって循環流路が損傷すると、循環流路内の冷却水がその損傷部分から流れ出ることがある。このため、車両の衝突後に、車両がバウンドしたり坂路でずり下がったりして、車両が停止するまでにある程度の時間を要するときには、比較的多くの冷却水が循環流路の損傷部分から流れ出てしまうことがある。循環流路内の冷却水が少なくなると、放電制御を実行する際にインバータの温度上昇を十分に抑制できず、インバータの過熱保護のために放電制御を中止する、即ち、コンデンサの電荷をモータで放電できなくなる場合が生じ得る。
本発明の自動車は、車両の衝突によって循環流路が損傷したときでも、モータが回転停止しているときに、コンデンサの電荷をより確実にモータで放電可能とすることを主目的とする。
本発明の自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動車は、
車軸に連結されたモータと、
前記モータを駆動するインバータと、
前記インバータと電力ラインを介して電力をやりとりするバッテリと、
前記電力ラインに設けられたリレーと、
前記電力ラインの前記リレーよりも前記インバータ側に取り付けられたコンデンサと、
前記インバータに冷却水を循環させる循環流路と、前記冷却水を圧送するポンプと、を有する冷却装置と、
車両の衝突が検知されて前記リレーをオフとした後において、前記モータが回転停止しているときには、前記循環流路内の前記冷却水が循環するように前記ポンプを制御すると共に前記モータからトルクが出力されずに前記コンデンサの電荷が前記モータで放電されるように前記インバータを制御する制御手段と、
を備える自動車であって、
前記制御手段は、前記車両の衝突が検知されて前記リレーをオフとした後において、前記モータが回転しているときには、前記車両の衝突が検知されていないときおよび前記車両の衝突の検知後で前記モータが回転停止しているときに比して、前記循環流路内の前記冷却水の循環が制限されるように前記ポンプを制御する、
を備えることを要旨とする。
この本発明の自動車では、車両の衝突が検知されてリレーをオフとした後において、モータが回転停止しているときには、循環流路内の冷却水が循環するようにポンプを制御すると共にモータからトルクが出力されずにコンデンサの電荷がモータで放電されるようにインバータを制御する。一方、車両の衝突が検知されてリレーをオフとした後において、モータが回転しているときには、車両の衝突が検知されていないときおよび車両の衝突の検知後でモータが回転停止しているときに比して、循環流路内の冷却水の循環が制限されるようにポンプを制御する。ここで、「冷却水の循環が制限されるように」には、冷却水がほとんど循環しない(流速が略値0となる)ように、が含まれる。こうした制御により、車両の衝突によって冷却装置の循環流路が損傷したときでも、モータが回転しているときには、冷却水が循環流路の損傷部分から流れ出ること或いは流れ出る量を抑制して循環流路内の冷却水が少なくなるのを抑制することができ、モータが回転停止しているときには、インバータの温度上昇を抑制してインバータの過熱保護のためにインバータが駆動停止される(コンデンサの電荷をモータで放電できなくなる)のを抑制することができる。この結果、車両の衝突によって循環流路が損傷したときでも、モータが回転停止しているときに、コンデンサの電荷をより確実にモータで放電させることができる。
こうした本発明の自動車において、前記制御手段は、前記車両の衝突の検知後に前記モータが回転停止している場合において、前記インバータの温度が所定温度未満のときには、前記ポンプを駆動停止するものとしてもよい。ここで、所定温度は、循環流路内の冷却水を循環させる必要があるか否かを判定するために用いられる温度である。インバータの温度が所定温度未満のときにポンプを駆動停止することにより、ポンプを無駄に駆動する(インバータを冷却する必要がないときに駆動する)のを抑制することができる。
また、本発明の自動車において、前記制御手段は、前記車両の衝突の検知後に前記モータが回転している場合には、前記インバータの複数のスイッチング素子のうち上アームの全てまたは下アームの全てがオンとなるように前記インバータを制御する三相オン制御を実行するものとしてもよい。こうすれば、モータの回転数が小さくなる方向のトルク(引き摺りトルク)を発生させることができるから、モータが空転している場合に、モータの回転をより迅速に停止させることができる。
本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のECU50により実行される衝突検知時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、モータ32と、インバータ34と、バッテリ36と、リレー42と、コンデンサ44と、冷却装置70と、電子制御ユニット(以下、ECUという)50と、を備える。
モータ32は、永久磁石が埋め込まれた回転子と、三相コイルが巻回された固定子と、を有する周知の同期発電電動機として構成されている。このモータ32は、駆動輪22a,22bにドライブシャフト(車軸)23およびデファレンシャルギヤ24を介して連結された駆動軸26に接続されている。また、モータ32は、回転に伴って逆起電圧を発生する。
インバータ34は、バッテリ36と電力ライン40を介して接続されている。このインバータ34は、6つのトランジスタT11〜T16と、6つのダイオードD11〜D16と、を有する。トランジスタT11〜T16は、それぞれ、電力ライン40の正極母線40aと負極母線40bとに対して、ソース側とシンク側になるように、2個ずつペアで配置されている。6つのダイオードD11〜D16は、それぞれ、トランジスタT11〜T16に逆方向に並列接続されている。トランジスタT11〜T16の対となるトランジスタ同士の接続点の各々には、モータ32の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。したがって、インバータ34に電圧が作用しているときに、ECU50によって、対となるトランジスタT11〜T16のオン時間の割合が調節されることにより、三相コイルに回転磁界が形成され、モータ32が回転駆動される。以下、トランジスタT11〜T13をU相,V相,W相の上アームと称し、トランジスタT14〜T16をU相,V相,W相の下アームと称することがある。
バッテリ36は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。コンデンサ44は、電力ライン40の正極母線40aと負極母線40bとに接続されている。リレー42は、正極母線40aおよび負極母線40bの、コンデンサ44との接続点よりバッテリ36側に設けられている。このリレー42は、インバータ34側(インバータ34やコンデンサ44)と、バッテリ36側との接続および接続の解除を行なう。
冷却装置70は、ラジエータ72と、循環流路74と、電動ポンプ76と、を備える。ラジエータ72は、冷却水(LLC(ロングライフクーラント))と外気との熱交換を行なう。循環流路74は、ラジエータ72,インバータ34,モータ32に冷却水を循環させるための流路である。電動ポンプ76は、インペラの回転によって循環流路74内の冷却水を圧送する(循環させる)。
ECU50は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
ECU50には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。ECU50入力される信号としては、以下のものを挙げることができる。
・モータ32の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ32aからの回転位置θm
・モータ32とインバータ34とを接続する電力ラインに取り付けられた電流センサからのモータ32の各相の相電流Iu,Iv,Iw
・インバータ34の温度を検出する温度センサ34aからのインバータ34の温度Ti
・コンデンサ44の端子間に取り付けられた電圧センサ44aからのコンデンサ44の電圧VH
・冷却装置70の循環流路74に取り付けられた温度センサ78からの冷却水温Tw
・イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号
・シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSP
・アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Acc
・ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP
・車速センサ68からの車速V
・車体前側の中央部や両側部などに取り付けられた加速度センサ69からの加速度α
ECU50からは、種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。ECU50から出力される制御信号としては、以下のものを挙げることができる。
・インバータ34のトランジスタT11〜T16へのスイッチング制御信号
・リレー42への制御信号
・冷却装置70の電動ポンプ76への制御信号
ECU50は、回転位置検出センサ32aにより検出されたモータ32の回転子の回転位置θmに基づいて、モータ32の回転数Nmを演算している。
こうして構成された実施例の電気自動車20では、ECU50は、まず、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて、走行に要求される要求トルクTd*を設定する。続いて、要求トルクTd*をモータ32のトルク指令Tm*に設定する。そして、モータ32がトルク指令Tm*で駆動されるように、インバータ34のトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なう。また、ECU50は、インバータ34の温度Tiなどに応じた流量で冷却水が循環流路74を循環するように電動ポンプ76を制御する。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作、特に、車両の衝突の検知後の動作について説明する。図2は、実施例のECU50により実行される衝突検知時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、車両の衝突を検知したときに実行される。なお、実施例では、加速度センサ69により検出された加速度αが衝突判定用の閾値αrefを超えたときに、車両の衝突を検知するものとした。
衝突検知時制御ルーチンが実行されると、ECU50は、まず、リレー42をオフとする(ステップS100)。続いて、モータ32の回転数Nm,インバータ温度Ti,コンデンサ44の電圧VHなどのデータを入力する(ステップS110)。ここで、モータ32の回転数Nmは、回転位置検出センサ32aにより検出されたモータ32の回転子の回転位置に基づいて演算された値を入力するものとした。インバータ34の温度Tiは、温度センサ34aにより検出された値を入力するものとした。コンデンサ44の電圧VHは、電圧センサ44aにより検出された値を入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、モータ32の回転数Nmを用いて、モータ32が回転しているか回転停止しているかを判定する(ステップS120)。車両の衝突によって駆動軸26とドライブシャフト23との連結が解除されると、車両が停止しても、モータ32の回転が継続する場合がある。また、車両の衝突によって駆動軸26とドライブシャフト23との連結は解除されていないときでも、車両の衝突後に、車両がバウンドしたり坂路でずり下がったりして、ドライブシャフト23およびモータ32の回転がある程度の時間に亘って継続する場合もある。ステップS120の処理は、これらの状態か否かを判定する処理である。
ステップS120でモータ32が回転している(車両が停止していない)と判定されたときには、循環流路74内の冷却水がほとんど循環しない(流速が略値0となる)ように電動ポンプ76を制御する(ステップS130)。この場合、電動ポンプ76のインペラが回転停止する或いは若干逆回転するように電動ポンプ76を制御する。車両の衝突の影響によって循環流路74が損傷すると、冷却水が循環流路74の損傷部分から流れ出てしまうことがある。実施例では、循環流路74内の冷却水がほとんど循環しないように電動ポンプ76を制御することにより、循環流路74が損傷したときでも、冷却水が循環流路74の損傷部分から流れ出ること或いは流れ出る量を抑制し、循環流路74内の冷却水が少なくなるのを抑制することができる。なお、電動ポンプ76を駆動停止することも考えられる。しかし、電動ポンプ76を駆動から駆動停止とする場合、その駆動停止後に、循環流路74の冷却水の流れによってインペラが回転して冷却水がある程度循環することがある。このため、実施例では、冷却水の循環がより制限されるように、電動ポンプ76のインペラが回転停止する或いは若干逆回転するように電動ポンプ76を制御するものとした。
続いて、三相オン制御を実行して(ステップS140)、ステップS110に戻る。ここで、三相オン制御は、インバータ34のトランジスタT11〜T16のうち上アーム(T11〜T13)の全てをオンとすると共に下アーム(T14〜T16)の全てをオフとするか、あるいは、上アーム(T11〜T13)の全てをオフとすると共に下アーム(T14〜T16)の全てをオンとする制御である。三相オン制御を実行すると、モータ32の回転数Nmの絶対値を小さくする方向のトルク(引き摺りトルク)が発生する。したがって、車両の衝突によってドライブシャフト23とモータ32の回転軸との連結が解除されている場合などモータ32が空転している場合に、モータ32の回転をより迅速に停止させることができる。
ステップS120でモータ32が回転停止していると判定されたときには、インバータ34の温度Tiを閾値Tirefと比較する(ステップS150)。ここで、閾値Tirefは、循環流路74内の冷却水を循環させる(インバータ34の温度上昇を抑制する)必要があるか否かを判定するために用いられる閾値であり、インバータ34の駆動制限温度Tlimよりもある程度低い温度、例えば、駆動制限温度Tlimが145℃,150℃,155℃などのときに、85℃,90℃,95℃などを用いることができる。駆動制限温度Tlimは、インバータ34の過熱を抑制するためにインバータ34を駆動停止する(トランジスタT11〜T16の全てをオフとする)温度を用いるものとした。
ステップS150でインバータ34の温度Tiが閾値Tirefより高いときには、循環流路74内の冷却水を循環させる必要があると判断し、循環流路74内の冷却水が循環するように電動ポンプ76を制御する(ステップS160)。この場合、インバータ34の温度Tiに応じた流量で或いは温度Tiに拘わらずに一律の流量で循環流路74内の冷却水が循環するように電動ポンプ76を制御する。
ステップS150でインバータ34の温度Tiが閾値Tiref以下のときには、循環流路74内の冷却水を循環させる必要はないと判断し、電動ポンプ76を駆動停止する(ステップS170)。これにより、ポンプを無駄に駆動する(インバータ34を冷却する必要がないときに駆動する)のを抑制することができる。
次に、コンデンサ電圧VHを閾値VHrefと比較する(ステップS180)。ここで、閾値VHrefは、コンデンサ44の電荷の放電を終了してよいか否かを判定するために用いられる閾値である。この閾値VHrefは、例えば、リレー42がオンのときにコンデンサ44の電圧VHが数百V程度になるものにおいて、数V〜数十V程度の値を用いることができる。
コンデンサ電圧VHが閾値VHrefより高いときには、放電制御を実行して(ステップS190)、ステップS110に戻る。ここで、放電制御は、モータ32にd軸電流が流れてモータ32からトルクが出力されずにコンデンサ44の電荷が放電されるようにインバータ34のトランジスタT11〜T16のスイッチング制御を行なう制御である。放電制御を実行することにより、コンデンサ44の電荷を放電させることができる。そして、コンデンサ電圧VHが閾値VHref以下に至ったときに、放電制御を終了して(ステップS200)、本ルーチンを終了する。
実施例では、上述したように、車両の衝突を検知してリレー42をオフとした後において、モータ32が回転しているときには、循環流路74内の冷却水がほとんど循環しないように電動ポンプ76を制御することにより、車両の衝突によって循環流路74が損傷したときでも、冷却水が循環流路74の損傷部分から流れ出ること或いは流れ出る量を抑制し、循環流路74内の冷却水が少なくなるのを抑制する。したがって、その後に、モータ32が回転停止して放電制御の実行時にインバータ34の温度Tiが閾値Tiref以上になって循環流路74内の冷却水が循環するように電動ポンプ76を制御したときには、車両の衝突によって循環流路74が損傷したときでも、インバータ34に比較的多くの冷却水を循環させることができ、インバータ34の温度上昇を抑制することができる。これにより、放電制御の実行中にインバータ34の温度Tiが駆動制限温度Tlim以上に至るのを抑制することができ、放電制御が中止される(インバータ34が駆動停止される)のを抑制することができる。この結果、車両の衝突によって循環流路74が損傷したときでも、モータ32が回転停止しているときに、コンデンサ44の電荷をより確実にモータ32で放電させることができる。
以上説明した実施例の電気自動車20では、車両の衝突を検知してリレー42をオフとした後において、モータ32が回転しているときには、循環流路74内の冷却水がほとんど循環しないように電動ポンプ76を制御し、モータ32が回転停止しているときには、循環流路74内の冷却水が循環するように電動ポンプ76を制御すると共にモータ32からトルクが出力されずにコンデンサ44の電荷がモータ32で放電されるようにインバータ34を制御する。これにより、車両の衝突によって循環流路74が損傷したときでも、モータ32が回転しているときに、循環流路74内の冷却水が少なくなるのを抑制することができ、モータ32が回転停止していてコンデンサ44の電荷をモータ32で放電させているときに、インバータ34の温度上昇を抑制してインバータ34が駆動停止されるのを抑制することができる。この結果、車両の衝突によって循環流路74が損傷したときでも、モータ32が回転停止しているときに、コンデンサ44の電荷をより確実にモータ32で放電させることができる。
実施例の電気自動車20では、車両の衝突の検知後において、モータ32が回転停止しているときには、インバータ34の温度Tiが閾値Tirefより高いときに、循環流路74内の冷却水が循環するように電動ポンプ76を制御するものとした。しかし、車両の衝突の検知後において、モータ32が回転停止しているときには、インバータ34の温度Tiに拘わらずに、循環流路74内の冷却水が循環するように電動ポンプ76を制御するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、車両の衝突を検知してリレー42をオフとした後にモータ32が回転しているときには、循環流路74内の冷却水がほとんど循環しないように電動ポンプ76を制御するものとしたが、車両の衝突を検知していないときおよび車両の衝突の検知後でモータ32が回転停止しているときに比して循環流路74内の冷却水の循環が制限されるように電動ポンプ76を制御するものであればよい。
実施例の電気自動車20では、車両の衝突の検知後において、モータ32が回転しているときには、三相オン制御を実行するものとしたが、三相オン制御を実行しないものとしてもよい。なお、三相オン制御を実行しないと、モータ32が空転している場合に、モータ32が自然に停止するのを待つことになる。
実施例では、ドライブシャフト23に連結された駆動軸26に接続されたモータ32を備える電気自動車の構成とした。しかし、2つ以上のモータを備える電気自動車の構成としてもよい。また、パラレルタイプやシリーズタイプのハイブリッド自動車の構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ32が「モータ」に相当し、インバータ34が「インバータ」に相当し、バッテリ36が「バッテリ」に相当し、リレー42が「リレー」に相当し、コンデンサ44が「コンデンサ」に相当し、冷却装置70が「冷却装置」に相当し、ECU50が「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車の製造産業などに利用可能である。
20 電気自動車、22a,22b 駆動輪、23 ドライブシャフト、24 デファレンシャルギヤ、26 駆動軸、32 モータ、32a 回転位置検出センサ、34 インバータ、34a 温度センサ、36 バッテリ、40 電力ライン、40a 正極母線、40b 負極母線、42 リレー、44 コンデンサ、44a 電圧センサ、50 電制御ユニット(ECU)、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ、69 加速度センサ、70 冷却装置、72 ラジエータ、74 循環流路、76 電動ポンプ、78 温度センサ、D11〜D16 ダイオード、T11〜T16 トランジスタ。

Claims (1)

  1. 車軸に連結されたモータと、
    前記モータを駆動するインバータと、
    前記インバータと電力ラインを介して電力をやりとりするバッテリと、
    前記電力ラインに設けられたリレーと、
    前記電力ラインの前記リレーよりも前記インバータ側に取り付けられたコンデンサと、
    前記インバータに冷却水を循環させる循環流路と、前記冷却水を圧送するポンプと、を有する冷却装置と、
    車両の衝突が検知されて前記リレーをオフとした後において、前記モータが回転停止しているときには、前記循環流路内の前記冷却水が循環するように前記ポンプを制御すると共に前記モータからトルクが出力されずに前記コンデンサの電荷が前記モータで放電されるように前記インバータを制御する制御手段と、
    を備える自動車であって、
    前記制御手段は、前記車両の衝突が検知されて前記リレーをオフとした後において、前記モータが回転しているときには、前記車両の衝突が検知されていないときおよび前記車両の衝突の検知後で前記モータが回転停止しているときに比して、前記循環流路内の前記冷却水の循環が制限されるように前記ポンプを制御する、
    自動車。
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