JP2017036081A - 合成樹脂製キャップ、閉止装置、および飲料入り閉止装置 - Google Patents

合成樹脂製キャップ、閉止装置、および飲料入り閉止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】薄型、軽量であり、かつ楕円化変形を防ぐことができる合成樹脂製キャップを提供する。
【解決手段】天板部とその周縁から垂下した筒部3とを備えた合成樹脂製キャップ1を提供する。筒部3は、主部と、ブリッジによって前記主部に連結されたタンパーエビデンスリング部9とに区画されている。前記主部の内面に、容器の口元部の雄ネジに螺合するネジ部が設けられている。タンパーエビデンスリング部9には、開栓の際に前記口元部の係止段部に係止してタンパーエビデンスリング部9の移動を阻止する係止突起11が設けられている。係止突起11は、前記係止段部を乗り越える際に変形しない程度の剛性を有し、複数の係止突起分割部16において周方向に複数の分割係止突起17に分割されて形成されている。複数の係止突起分割部16は、筒部3の中心軸C1に垂直な面内において、筒部3の中心に対して互いに非点対称となる位置にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器の口元部を閉止する合成樹脂製キャップ、前記キャップを用いた閉止装置、および飲料入り閉止装置に関する。
従来、筒部が主部とタンパーエビデンスリング部(TEリング部)とに区画され、主部とTEリング部がブリッジを介して連結された合成樹脂製キャップ(以下、単にキャップという)が広く用いられている。
この種のキャップでは、開栓方向に回転させると、主部は回転に従って上昇する一方、TEリング部が容器の係止段部に係止するため、ブリッジが破断し、TEリング部が主部から切り離される。これによって、キャップが開栓されたことが明示される(例えば、特許文献1を参照)。
図13および図14に、キャップの例を示す。ここに示すキャップ31は、天板部2と、その周縁から垂下した筒部33とを備えている。
図13に示すように、天板部2には、容器の口元部に嵌入する内側シール突起4と、口元部の外面または開口端面に当接する外側シール突起5とが形成されている。
筒部33は、スコア6(弱化部)によって、主部8と、ブリッジによって主部8に連結されたタンパーエビデンスリング部(TEリング部)9とに区画されている。
主部8の内面には、容器の雄ネジに螺合するネジ部10が形成されている。
筒部33の主部8の外周面には、垂下方向(上下方向)に延在する複数のナール凸部32aからなるナール部32が形成されている。
TEリング部9の内面には、開栓時に容器の係止段部に係止してTEリング部9の移動を阻止する係止突起であるニブ41が形成されている。
ニブ41は、TEリング部9と一体に形成され、閉栓の際に係止段部により力が加えられても、ほとんど変形しない程度の機械的強度(剛性)を有する。ニブ41の内径は係止段部の外径より小さい。
キャップ31を容器の口元部に巻き締める過程では、ニブ41は係止段部に当接し、TEリング部9を拡径させつつ係止段部を乗り越える。ニブ41はほとんど変形しないため、ニブ41が係止段部を乗り越える際には抵抗が生じる。
このため、この種のキャップでは、係止突起の形状によっては、図15に示すように、巻き締めの途中で閉栓トルクが一時的に上昇することがある(ピークP2を参照)。
図14に示すように、ニブ41は、閉栓トルクの一時的な上昇を防ぐため、分割部36において周方向に複数の分割係止突起37に分割されて形成されている。図14では、ニブ41は、6箇所の分割部36で6つの分割係止突起37に分割されている。これによって、TEリング部9の拡径変形を起こりやすくし、ニブ41が係止段部を乗り越える際の抵抗を小さくすることができる。
特開2002−211605号公報
近年では、キャップの製造コストの削減などを目的として、キャップを薄型化、軽量化することが求められており、キャップ31は、天板部2および筒部33が肉薄に形成されている。
このため、図14に矢印で示すように、輸送中に筒部33に径方向内方への押圧力が加えられることにより、仮想線で示すように、筒部33が楕円化する変形が起きることがある。この楕円化変形においては、押圧力が加えられる箇所38,38から周方向に90°離れた箇所39,39が大きく曲げ変形する。
分割部36は薄肉のため剛性が低いことから、図14に示すように、曲げ変形が起きる箇所39が分割部36に一致する場合には、楕円化変形が起こりやすくなる。
楕円化変形が起きると、キャップ31の巻き締めに支障が生じるおそれがあるため、このような変形を防ぐことが要望されている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、薄型、軽量であり、かつ楕円化変形を防ぐことができる合成樹脂製キャップ、閉止装置、および飲料入り閉止装置を提供することを目的とする。
本発明は、容器の口元部に装着される合成樹脂製キャップであって、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、前記筒部が、主部と、ブリッジによって前記主部に連結されたタンパーエビデンスリング部とに区画され、前記主部の内面に、前記口元部の雄ネジに螺合するネジ部が設けられ、前記タンパーエビデンスリング部に、開栓の際に前記口元部の係止段部に係止して前記タンパーエビデンスリング部の移動を阻止する係止突起が設けられ、前記係止突起は、前記係止段部を乗り越える際に変形しない程度の剛性を有し、複数の係止突起分割部において周方向に複数の分割係止突起に分割されて形成され、前記複数の係止突起分割部は、前記筒部の中心軸に垂直な面内において、前記筒部の中心に対して互いに非点対称となる位置にある合成樹脂製キャップを提供する。
前記係止突起分割部は、前記筒部の中心軸に垂直な面内において、前記筒部の中心に対してn回対称(nは3以上の奇数)の回転対称となる位置にあることが好ましい。
前記ネジ部は、複数のネジ分割部において周方向に複数の分割ネジ部に分割されて形成され、前記ネジ分割部は、前記筒部の中心軸に垂直な面内において、前記筒部の中心に対してm回対称(mは2以上の偶数)の回転対称となる位置にあることが好ましい。
筒部の外周面に、前記垂下方向に延在する複数のナール凸部からなるナール部が形成され、前記ナール凸部の上端と前記天板部の外面との高低差は0.5mm以下であることが好ましい。
前記タンパーエビデンスリング部の内面に、開栓過程において前記係止突起が前記係止段部に達した状態で前記係止段部の外面に当接する膨出部が形成されていることが好ましい。
本発明は、飲料が充てんされる容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた閉止装置であって、前記キャップが、上述のものである閉止装置を提供する。
本発明は、飲料が充てんされた容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、前記キャップが、上述のものである飲料入り閉止装置を提供する。
本発明によれば、複数の係止突起分割部が互いに非点対称の位置にある。すなわち、係止突起分割部はいずれも点対称の位置(180°回転位置)にはないため、径方向の押圧力が筒部に加えられた場合でも、曲げ方向の力が加えられる2箇所の両方が係止突起分割部と一致するのを回避できる。
このため、輸送時に筒部に径方向内方の力が加えられた場合でも、筒部の楕円化変形を防止することができる。従って、楕円化変形を原因としてキャップの巻き締めに支障が生じるのを防ぐことができる。
本発明の合成樹脂製キャップの第1実施形態のTEリング部の平面図である。 図1に示す合成樹脂製キャップを用いた閉止装置を示す断面図である。 図1に示す合成樹脂製キャップのTEリング部の軸方向に沿う断面図であり、図1のI−I線に沿う断面図である。 図1に示す合成樹脂製キャップの一部断面状態の側面図である。(a)は全体図であり(b)は一部を拡大した図である。 図1に示す合成樹脂製キャップを示す斜視図である。 図1に示す合成樹脂製キャップの閉栓時の動作を示す断面図である。 閉栓時のキャップの回転角度とトルクとの関係を示すグラフである。 図1に示す合成樹脂製キャップの開栓時において、係止突起が容器の係止段部に係止した状態を示す断面図である。 前図に続く開栓時の動作を示す断面図である。 前図に続く開栓時の動作を示す断面図である。 本発明の合成樹脂製キャップの第2実施形態のTEリング部の平面図である。 本発明の合成樹脂製キャップの第3実施形態のTEリング部の平面図である。 合成樹脂製キャップの一例を示す一部断面状態の側面図である。 前図の合成樹脂製キャップのTEリング部の平面図である。 閉栓時のキャップの回転角度とトルクとの関係を示すグラフである。
以下、本発明に係る合成樹脂製キャップの一例について、図面を参照して説明する。
図2は、本発明の合成樹脂製キャップの第1実施形態を用いた閉止装置の一例を示すもので、ここに示す閉止装置は、容器20と、その口元部21に装着される合成樹脂製キャップ1(以下、単にキャップ1という)とから構成されている。
図2は、キャップ1が容器20の口元部21に巻締められた状態(閉栓状態)を示している。符号C1はキャップ1の中心軸を示す。
以下の説明において、「上」および「下」とは図2における上下方向に応じて定められる。上下方向は、キャップ1の中心軸C1に沿う方向である。また、高さ方向とは、特に断りがない限り、図2における上方向である。また、径方向とはキャップ1の径方向であり、周方向とはキャップ1の周方向である。キャップ軸方向(または単に軸方向)とはキャップ1の中心軸C1に沿う方向である。
容器20は、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂製のものを使用できる。口元部21のネジ部10の下方に形成された係止段部23は、径方向外方に突出する環状突起である。
図6に示すように、係止段部23は、円弧状に膨出した湾曲断面を有する上面23bと、上面23bの外縁からキャップ軸方向に沿って形成された外面である最大外径部23aと、最大外径部23aの下縁から内方に円弧状に湾曲した断面を有する湾曲部23dと、湾曲部23dの内縁から内方に向かって、キャップ軸方向に略垂直に形成された下面23cとを有する。符号24はフランジ部である。
図1は、キャップ1のTEリング部9の平面図である。図3はTEリング部9の軸方向に沿う断面図である。図4は、キャップ1の側面図であって、(a)は全体図であり、(b)は一部を拡大した図である。図5はキャップ1を示す斜視図である。
図2および図4に示すように、キャップ1は、天板部2と、その周縁から垂下した筒部3とを備えている。
天板部2には、容器20の口元部21に嵌入して口元部21の内面21aに当接する内側シール突起4と、外面21cまたは開口端面21bに当接する外側シール突起5と、開口端面21bに接する開口端シール突起13とが形成されている。
図2および図3に示すように、筒部3は、スコア6(弱化部)によって、主部8と、ブリッジ7(図4参照)によって主部8に連結されたタンパーエビデンスリング部(TEリング部)9とに区画されている。主部8の内面8aには、容器20の雄ネジ22に螺合するネジ部10が形成されている。
図5に示すように、ネジ部10は、1条または複数条のネジ部とすることができる。
ネジ部10が1条ネジである場合には、上端部10aから下端部10bまでの周方向形成角度は、例えば600〜720°とすることができる。この図の例では、ネジ部10の長さは2周回分よりやや短い程度(周方向形成角度は約710°)とされている。
ネジ部10は、ネジ分割部18において長手方向に複数の分割ネジ部19に分割して形成することができる。これにより、キャップ1を成形する際の離型を容易にすることができる。また、キャップ1を再栓した後に内容液の発酵などにより容器内圧が高くなった場合に、開栓時において容器内のガスを容易に排出することができる。
ネジ分割部18の数は2以上(好ましくは4以上)であることが好ましい。これにより、離型性を高めるとともに、開栓時のガス排出が容易になる。ネジ分割部18の数は偶数であることが好ましい。
ネジ分割部18の数は8以下が好ましい。これにより、分割ネジ部19の強度を高め、離型時における分割ネジ部19の変形(ネジだれ変形)を防ぐことができる。
ネジ分割部18は、中心軸C1に垂直な面内において、筒部3の中心(図5ではC1に一致)の周りにm回対称(mは2以上の整数)となる回転対称位置にあることが好ましい。ネジ分割部18を回転対称形とすることによって、筒部3の強度を周方向に均等化することができる。
mが偶数であると、ネジ分割部18とニブ分割部16の周方向の位置が一致するのを回避しやすくなる。
図5の例では、ネジ分割部18は、筒部3の中心の周りに6回対称となる回転対称位置にあり、概ね周方向に約60度ごとに形成されている。なお、ネジ分割部18は、4回対称、8回対称等となる位置にあってもよい。
分割ネジ部19のうち、最も天板部2に近い位置(最も高い位置)にある分割ネジ部19aの下方に隣接する分割ネジ部19bと、最も天板部2から遠い位置(最も低い位置)にある分割ネジ部19cの上方に隣接する分割ネジ部19dとは、周方向に連続して一体形成された1つの分割ネジ部19eとすることができる。
なお、ネジ部10は、ネジ分割部がない構造、すなわち、長手方向に分割されていない構造であってもよい。
TEリング部9は、円筒状体であって、内面9aは軸方向に沿って形成されていることが望ましい。TEリング部9の内面9aには、開栓時に容器20の係止段部23に係止してTEリング部9の移動を阻止する係止突起であるニブ11が形成されている。
ニブ11は、TEリング部9の内面9aから径方向内方に突出して形成され、その内径は係止段部23の外径より小さい。
図3に示すように、ニブ11は、キャップ軸方向に略垂直な上面11aと、下方に向かって徐々に突出高さを減じる傾斜面である下面11bとを有する断面略三角形の突起である。
図示例のニブ11は、キャップ軸方向に略垂直な上面11aと、上面11aの内縁から円弧状に膨出した湾曲断面を有する先端部11cと、先端部11cの下縁から下方に向かって徐々に突出高さを減じる傾斜面である下面11bとを有する。
中心軸C1に垂直な面に対する下面11bの傾斜角度α1は、例えば45度以上とすることができる。これにより、閉栓時にニブ11が係止段部23に乗り上げるのを容易にすることができる。
傾斜角度α1は、例えば70度以下とすることができる。これにより、ニブ11の突出高さH1(TEリング部9の内面9aからの突出高さ)を十分に高くでき、開栓時にニブ11を係止段部23に確実に係止させることができる。
ニブ11は、TEリング部9と一体に形成され、閉栓の際に係止段部23により力が加えられても、ほとんど変形しない程度の機械的強度(剛性)を有する。
図1に示すように、ニブ11は、複数のニブ分割部16(係止突起分割部)において周方向に複数の分割ニブ17(分割係止突起)に分割されて形成されている。図1では、ニブ11は、5箇所のニブ分割部16で5つの分割ニブ17に分割されている。
分割ニブ17は、周方向に延在して形成されている。図1の例では、分割ニブ17は、(1つの分割ニブ17あたり)周方向の約60〜70度の範囲に形成することができる。
複数の分割ニブ17は、周方向の長さが互いに同じであることが好ましい。複数の分割ニブ17は、軸方向の形成位置および突出高さについても互いに同じであることが好ましい。
分割ニブ17の長さ方向の両端部17a、17aは、それぞれ一端および他端に向かって徐々に内面9aからの突出高さを減じるように形成することができる。
分割ニブ17の形成数(分割数)は3以上とすることができる。これにより、閉栓時にニブ11が係止段部23を乗り越える際にTEリング部9を拡径しやすくし、閉栓トルクを抑制することができる。
分割ニブ17の形成数は3以上の奇数であることが好ましい。図1の例では、分割ニブ17の形成数(分割数)は5である。
分割ニブ17の形成数(分割数)は、9以下が好ましい。これにより、分割ニブ17の強度を高め、開栓時に分割ニブ17を係止段部23に確実に係止させることができる。
分割ニブ17は、周方向に間隔をおいて形成するのが好ましく、周方向に一定の間隔ごと(等間隔ごと)に形成することが好ましい。図1の例では、5つの分割ニブ17が、一定の間隔s1を有するニブ分割部16を隔てて周方向に並んで形成されている。
分割ニブ17は、中心軸C1に垂直な面内において、筒部3の中心(図1ではC1に一致)の周りにn回対称(nは3以上の奇数)となる回転対称形であることが好ましい。図1の例では、分割ニブ17は、ニブ11を5つに分割したものであるため、筒部3の中心の周りに5回対称となる形状である。なお、分割ニブ17は、3回対称、7回対称等であってもよい。
分割ニブ17は、3回対称以上の回転対称形とすることによって、閉栓トルクを抑制するとともに、開栓時にTEリング部9に押し下げ力を均等に作用させることができる。また、9回対称以下の回転対称形とすることにより、分割ニブ17の強度を高め、開栓時に分割ニブ17を係止段部23に確実に係止させることができる。
ニブ分割部16の数は3以上とすることができる。これにより、閉栓時にニブ11が係止段部23を乗り越える際にTEリング部9を拡径しやすくし、閉栓トルクを抑制することができる。
キャップ1では、筒部3が薄く形成されているため、筒部3の内面に付着した水滴が外部から視認しやすくなり、この水滴が製品検査において異物と誤認されることが起こり得るが、ニブ分割部16の数を3以上とすることによって、水滴を排出しやすくし、前記誤認を回避できる。
ニブ分割部16の数は3以上の奇数であることが好ましい。図1の例では、ニブ分割部16の数は5である。
ニブ分割部16の数は、9以下が好ましい。これにより、分割ニブ17の強度を高め、開栓時に分割ニブ17を係止段部23に確実に係止させることができる。
ニブ分割部16の間隔s1は、例えば0.5mm以上とすることができる。これにより、筒部3の内面に付着した水滴がニブ分割部16を通って排出されやすくなる。
間隔s1は例えば3mm以下とすることができる。これにより、分割ニブ17の長さを確保し、開栓時に分割ニブ17を係止段部23に確実に係止させることができる。
ニブ分割部16は、中心軸C1に垂直な面内において、筒部3の中心(図1ではC1に一致)に対して互いに非点対称の位置にある。すなわち、複数のニブ分割部16のうち2つを対比したときに、これら2つのニブ分割部16は点対称となる位置(180°回転位置)にはない。
例えば、図1においては、5つのニブ分割部16のうちニブ分割部16Aは、ニブ分割部16B〜16Eのいずれとも点対称位置にない。同様に、ニブ分割部16B〜16Eについても、他のニブ分割部16のいずれとも点対称位置にない。
ニブ分割部16は、中心軸C1に垂直な面内において、筒部3の中心(図1ではC1に一致)の周りにn回対称(nは3以上の奇数)の回転対称となる位置にあることが好ましい。図1の例では、ニブ分割部16は、筒部3の中心の周りに5回対称となる回転対称位置にある。なお、ニブ分割部16は、3回対称、7回対称等となる位置にあってもよい。
ニブ分割部16は、3回対称以上の回転対称形とすることによって、閉栓トルクを抑制するとともに、開栓時にTEリング部9に押し下げ力を均等に作用させることができる。また、9回対称以下の回転対称形とすることにより、分割ニブ17の強度を高め、開栓時に分割ニブ17を係止段部23に確実に係止させることができる。
図8に示すように、ニブ11(分割ニブ17)が係止段部23に係止した状態において係止段部23に対向する部分のTEリング部9の内面9aには、内径が小さくなるように厚肉化された膨出部15が形成されている。
膨出部15は、開栓時のTEリング部9の姿勢を安定化させるためのもので、ニブ11の上面11aに一体に連設して形成されている。
膨出部15は、ニブ11(分割ニブ17)が係止段部23に係止した状態において、内面15aが係止段部23に当接することが好ましい。
膨出部15は、閉栓状態(図2に示す状態)において、係止段部23から離間していることが望ましい。図2に示す膨出部15は、閉栓状態では係止段部23より低い位置にあり、係止段部23から離間している。なお、膨出部15は、開栓トルクに影響を与えない程度に係止段部23に接していてもよい。
図4(a)に示すように、筒部3の主部8の外周面には、垂下方向(上下方向)に延在する複数のナール凸部12aからなるナール部12が形成されている。
ナール部12は、筒部3の外周面の表面摩擦を高め、使用者がキャップ1を開栓および閉栓する際に、キャップ1を回転させるのに必要な力を低減する機能を有する。
ナール凸部12aの上端12a1は、天板部2の外面2aとほぼ同じ高さ位置、または天板部2の外面2aよりやや低い位置にあることが望ましい。
図4(b)に示すように、ナール凸部12aの上端12a1と天板部2の外面2aとの高低差H2は、0.5mm以下であることが望ましい。これにより、筒部3の上部の剛性を高め、変形を防ぐことができる。
キャップ1は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂材料で構成することができる。
次に、キャップ1を閉栓する過程について説明する。
容器20への内容液の充填には、予め殺菌処理した容器20およびキャップ1を用いて常温下で行う常温無菌充填を採用することができる。
図6に示すように、キャップ1を口元部21に巻き締める過程では、ニブ11(分割ニブ17)は係止段部23を乗り越える。
すなわち、ニブ11は、下面11bが係止段部23の上面23bに当接した後、傾斜に従って外方に変位しつつ係止段部23に乗り上げ、最大外径部23aを通過して係止段部23より低い位置に至る。
ニブ11はほとんど変形しないため、係止段部23を乗り越える際には抵抗が生じるが、ニブ11は複数の分割ニブ17に分割して形成されているため、TEリング部9が拡径変形することによって、閉栓トルクの上昇は低く抑えられる。
このため、図7に示すように、巻き締め過程の途中で生じる閉栓トルクの上昇(ピークP1)は小さくなる。
図2に示すように、キャップ1を完全に口元部21に巻き締めた閉栓状態では、内側シール突起4、外側シール突起5および開口端シール突起13が口元部21に当接することにより口元部21が密封される。ニブ11は係止段部23よりも低い位置に達する。
次に、キャップ1を開栓する過程について説明する。
図2に示す閉栓状態から、キャップ1を開栓方向に回すと、図8に示すように、回転に従ってキャップ1は上昇し、ニブ11が係止段部23の下面23cに達する。
この際、膨出部15は係止段部23に対面する位置にあって係止段部23の外面に当接する。これによって、膨出部15はTEリング部9の径方向の移動を規制し、TEリング部9の姿勢を安定化させる。
図9に示すように、キャップ1をさらに開栓方向に回すと、主部8が回転に従って上昇する一方、ニブ11は係止段部23に係止するため、TEリング部9の上方移動は阻止され、主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用する。
図10に示すように、前記引張力によりブリッジ7は破断し、TEリング部9は主部8から切り離される。これによって、キャップ1が開栓されたことが明示される。
図12に示すキャップ31では、筒部33に径方向内方への押圧力が加えられると、仮想線で示す楕円化変形が起きやすくなるが、図1に示すキャップ1では、このような変形は起こらない。理由は以下のとおりである。
図12に示すキャップ31では、互いに対向する位置にある2つの分割部36が点対称の位置(180°回転位置)にあるため、ここでTEリング部9が曲げ変形することにより楕円化変形が起こりやすくなる。
これに対し、図1に示すキャップ1では、複数のニブ分割部16が互いに非点対称の位置にある。すなわち、ニブ分割部16はいずれも点対称の位置(180°回転位置)にはない。
このため、矢印で示す径方向の押圧力が筒部3に加えられた場合でも、曲げ方向の力が加えられる2箇所の両方がニブ分割部16と一致するのを回避できる。
多数のキャップ1を箱詰めして車両や船舶により輸送する場合、キャップ1が互いに押圧されることにより筒部3に径方向内方の力が加えられることがあるが、キャップ1は、前記構造によって、筒部3の楕円化変形を防止することができる。
従って、楕円化変形を原因としてキャップ1の巻き締めに支障が生じるのを防ぐことができる。
また、キャップ1は、ニブ分割部16が筒部3の中心の周りにn回対称(nは3以上の奇数)の回転対称となる位置にあり、かつ、ネジ分割部18がm回対称(mは2以上の偶数)の回転対称となる位置にあると、ニブ分割部16とネジ分割部18の周方向の位置が一致するのを回避しやすくなる。
よって、筒部3の剛性が局所的に低くなることを防ぎ、楕円化変形を起こりにくくすることができる。
図11は、本発明の合成樹脂製キャップの第2実施形態であるキャップ51のTEリング部9の平面図である。TEリング部9の内面9aには、ニブ61が形成されている。
ニブ61は、3箇所のニブ分割部66(係止突起分割部)において周方向に3つの分割ニブ67(分割係止突起)に分割されて形成されている。ニブ分割部66は、中心軸C1に垂直な面内において、筒部3の中心(この図ではC1に一致)に対して互いに非点対称の位置にある。この図では、ニブ分割部66は、筒部3の中心の周りに3回対称となる回転対称位置にある。
図12は、本発明の合成樹脂製キャップの第3実施形態であるキャップ71のTEリング部9の平面図である。TEリング部9の内面9aには、ニブ81が形成されている。
ニブ81は、7箇所のニブ分割部86(係止突起分割部)において周方向に7つの分割ニブ87(分割係止突起)に分割されて形成されている。ニブ分割部86は、中心軸C1に垂直な面内において、筒部3の中心(この図ではC1に一致)に対して互いに非点対称の位置にある。この図では、ニブ分割部86は、筒部3の中心の周りに7回対称となる回転対称位置にある。
この閉止装置は、炭酸飲料、果汁飲料、茶飲料、コーヒー飲料等の飲料を容器に充填することによって、飲料入り閉止装置とすることができる。
キャップの具体的構成については、本発明の主旨を逸脱しない限り、上述の実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することができる。
1 キャップ(合成樹脂製キャップ)
2 天板部
2a 外面
3 筒部
7 ブリッジ
8 主部
9 TEリング部(タンパーエビデンスリング部)
10 ネジ部
11 ニブ(係止突起)
11a ニブの上面
11b ニブの下面
12 ナール部
12a ナール凸部
12a1 ナール凸部の上端
16 ニブ分割部(係止突起分割部)
17 分割ニブ(分割係止突起)
18 ネジ分割部
19 分割ネジ部
15 膨出部
20 容器
21 口元部
22 雄ネジ
23 係止段部
C1 中心軸
H2 ナール凸部の上端と天板部の外面との高低差

Claims (7)

  1. 容器の口元部に装着される合成樹脂製キャップであって、
    天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、
    前記筒部が、主部と、ブリッジによって前記主部に連結されたタンパーエビデンスリング部とに区画され、
    前記主部の内面に、前記口元部の雄ネジに螺合するネジ部が設けられ、
    前記タンパーエビデンスリング部に、開栓の際に前記口元部の係止段部に係止して前記タンパーエビデンスリング部の移動を阻止する係止突起が設けられ、
    前記係止突起は、前記係止段部を乗り越える際に変形しない程度の剛性を有し、複数の係止突起分割部において周方向に複数の分割係止突起に分割されて形成され、
    前記複数の係止突起分割部は、前記筒部の中心軸に垂直な面内において、前記筒部の中心に対して互いに非点対称となる位置にあることを特徴とする合成樹脂製キャップ。
  2. 前記係止突起分割部は、前記筒部の中心軸に垂直な面内において、前記筒部の中心に対してn回対称(nは3以上の奇数)の回転対称となる位置にあることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製キャップ。
  3. 前記ネジ部は、複数のネジ分割部において周方向に複数の分割ネジ部に分割されて形成され、
    前記ネジ分割部は、前記筒部の中心軸に垂直な面内において、前記筒部の中心に対してm回対称(mは2以上の偶数)の回転対称となる位置にあることを特徴とする請求項2に記載の合成樹脂製キャップ。
  4. 筒部の外周面に、前記垂下方向に延在する複数のナール凸部からなるナール部が形成され、
    前記ナール凸部の上端と前記天板部の外面との高低差は0.5mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の合成樹脂製キャップ。
  5. 前記タンパーエビデンスリング部の内面に、開栓過程において前記係止突起が前記係止段部に達した状態で前記係止段部の外面に当接する膨出部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の合成樹脂製キャップ。
  6. 飲料が充てんされる容器と、その口元部に装着される合成樹脂製キャップとを備えた閉止装置であって、
    前記合成樹脂製キャップは、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の合成樹脂製キャップであることを特徴とする閉止装置。
  7. 飲料が充てんされた容器と、その口元部に装着される合成樹脂製キャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、
    前記合成樹脂製キャップは、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の合成樹脂製キャップであることを特徴とする飲料入り閉止装置。
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