JP2017031842A - 作業車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】機体外側部に取り付けられた燃料フィルタからエンジンまで配索される燃料ホースの安全を確保しうる作業車両を提供する。
【解決手段】作業車両は、エンジン(2a)と連結したミッションケース(2c)からその両外側部に張出す運転部支持部材(3)を設けて運転部(4)を支持し、この運転部(4)の外側端に乗降用のステップ(4a)を備えて圃場走行可能に構成され、前記ステップ(4a)に隣接して燃料フィルタ(5)を配置し、この燃料フィルタ(5)から前記エンジン(2a)に燃料を案内する燃料ホース(3a)を前記運転部支持部材(3)に沿って配索することにより、機体外側部における配索ホースの安定保持を可能とするものである。
【選択図】図2
【解決手段】作業車両は、エンジン(2a)と連結したミッションケース(2c)からその両外側部に張出す運転部支持部材(3)を設けて運転部(4)を支持し、この運転部(4)の外側端に乗降用のステップ(4a)を備えて圃場走行可能に構成され、前記ステップ(4a)に隣接して燃料フィルタ(5)を配置し、この燃料フィルタ(5)から前記エンジン(2a)に燃料を案内する燃料ホース(3a)を前記運転部支持部材(3)に沿って配索することにより、機体外側部における配索ホースの安定保持を可能とするものである。
【選択図】図2
Description
本発明は、燃料フィルタを機体外側に配置したトラクタ等の作業車両に関するものである。
エンジン近傍に十分なスペースを有しない作業車両において、燃料タンクからエンジンまでの間に介設する燃料フィルタを乗降用のステップに近接して設けたものが知られている(特許文献1)。
上記の技術では、車両の外側部に設けられた燃料フィルタから、車両の中心付近に配置されたエンジンまで、燃料を通す燃料ホースを配索しなければならず、撓んでいたり、外部に露出していたりすると燃料漏れを起こしやすくなるため、安全上好ましくなかった。
本発明の目的は、機体外側部に取り付けられた燃料フィルタからエンジンまで配索される燃料ホースの安全を確保しうる作業車両を提供することにある。
請求項1に係る発明は、エンジン(2a)と連結したミッションケース(2c)からその両外側部に張出す運転部支持部材(3)を設けて運転部(4)を支持し、この運転部(4)の外側端に乗降用のステップ(4a)を備えて圃場走行可能な作業車両において、前記ステップ(4a)に隣接して燃料フィルタ(5)を配置し、この燃料フィルタ(5)から前記エンジン(2a)に燃料を案内する燃料ホース(3a)を前記運転部支持部材(3)に沿って配索したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記運転部支持部材(3)の下方で前記燃料フィルタ(5)よりも機体内側寄りに燃料タンク(6)を配置し、この燃料タンク(6)から前記燃料フィルタ(5)に燃料を案内するタンクホース(3b)を前記運転部支持部材(3)に沿って配索したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記燃料ホース(3a)および前記タンクホース(3b)を共に保護するホース保護材(3c)を前記運転部支持部材(3)に沿う範囲について設けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、前記ホース保護材(3c)を前記運転部支持部材(3)に取付けたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれかに係る発明において、前記ステップ(4a)より機体前側に前記燃料フィルタ(5)を配置し、この燃料フィルタ(5)を覆う箱型のフィルタカバー(15a)を設け、このフィルタカバー(15a)は、その前面部から外側面部まで徐々に変化する移行曲面(15b)を備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明により、機体外側部に配置の燃料フィルタ(5)から延びる燃料ホース(3a)は、運転部支持部材(3)の利用により、特段の保持手段を要することなく、機体外側部における安定配索を確保することができる。
請求項2に係る発明により、請求項1に係る発明の効果に加え、燃料タンク(6)から燃料フィルタ(5)に至るタンクホース(3b)は、運転部支持部材(3)の利用により、特段の保持手段を要することなく、機体外側部における安定配索を確保することができる。
請求項3に係る発明により、請求項2に係る発明の効果に加え、運転部支持部材(3)に沿って配索された燃料ホース(3a)とタンクホース(3b)をまとめて効率よく保護できるとともに、両ホースによる配索の煩雑化を回避して外観性の向上が可能となる。
請求項4に係る発明により、請求項3に係る発明の効果に加え、ホース保護材(3c)を運転部支持部材(3)に取り付けることで、運転部支持部材(3)に沿って配索される各ホースの保持および保護の確実化を図ることができる。
請求項5に係る発明により、請求項1から請求項4のいずれかに係る発明の効果に加え、機体側方に張出す燃料フィルタ(5)は、機体の前進走行の際に、前面部に圃場作物を受けた場合でもフィルタカバー(15a)によって保護されるとともに、フィルタカバー(15a)の移行曲面(15b)に沿って圃場作物が外側面位置に案内されることから、圃場作物の保護を図ることができる。
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。以下においては、機体の前進方向(矢印F)を基準に、前後、左右と云う。
作業車両1は、図1及び図2に示すように、エンジン2aと連結したミッションケース2cの両外側部に運転部支持部材であるマウントブラケット3,3を張出して運転部であるキャビン4を支持し、このキャビン4の両外側部に乗降用の左右のステップ4a,4aを備えて圃場走行可能に構成される。
機体の片側(図示例は右側)には、コモンレールエンジンに必要な大型構成の燃料プレフィルタ(以下において、単に「燃料フィルタ」と云う。)5をステップ4aと一体に配置し、また、左右のステップ4a,4aの内側に燃料タンク6を配置した上で、燃料フィルタ5から延びるホースの安定配索を確保するために、燃料フィルタ5からエンジン2aに至るホースおよび燃料フィルタ5から燃料タンク6に至るホースをマウントブラケット3に沿って配索する。
詳細には、機体要部の透視斜視図を図2に示すように、ベースフレーム2は、エンジン2aを一体装荷した前フレーム2bと、エンジン2aの後部に一体に設けたミッションケース2cとによって構成され、このミッションケース2cの両側部にマウントブラケット3,3を張出して幅広構成のキャビン4を支持する。
キャビン4の両外側部の下縁を構成するキャビンフレームから左右に張出してステップ4a,4aをボルトで固定し、右側のステップ4aの前端位置に燃料フィルタ5を取付け、また、キャビン4の床下で左右のステップ4a,4aの内側位置に左右連通構成の燃料タンク6を配置する。
(燃料フィルタ)
燃料フィルタ5は、ステップ周りの斜視図を図3(カバー内透視表示)に示すように、箱状の保護カバー5aとともに、それぞれステップ4aの前端部にボルト固定する。保護カバー5aは、上面の丸穴に着脱可能にゴムキャップ5bを備えて燃料フィルタ5のエア抜きバルブを操作可能に構成し、底面には、泥抜け用のスリット5cを形成する。
燃料フィルタ5は、ステップ周りの斜視図を図3(カバー内透視表示)に示すように、箱状の保護カバー5aとともに、それぞれステップ4aの前端部にボルト固定する。保護カバー5aは、上面の丸穴に着脱可能にゴムキャップ5bを備えて燃料フィルタ5のエア抜きバルブを操作可能に構成し、底面には、泥抜け用のスリット5cを形成する。
また、保護カバー5aは、一部透視によるステップ周りの平面図(a)および側面図(b)を図4(カバー内透視表示)に示すように、前進走行の際に燃料フィルタ5を保護する観点から、隣接配置の燃料タンク6の前端位置より後退して構成する。
(燃料タンク)
燃料タンク6は、ミッションケース周りの右前(a)および左後(b)からの斜視図を図5に示すように、ミッションケース2cの下部を横断してその両側方に張出すタンクカバー6aを前端部の左右のマウントブラケット3,3と後端部の左右の後部支持材6b,6bで支持することにより、左右のマウントブラケット3,3が支持するキャビン4の下方に左右連通構成の燃料タンク6をその下面および前後をタンクカバー6aによって保護しつつ装着して燃料フィルタ5に燃料を供給可能に構成する。
燃料タンク6は、ミッションケース周りの右前(a)および左後(b)からの斜視図を図5に示すように、ミッションケース2cの下部を横断してその両側方に張出すタンクカバー6aを前端部の左右のマウントブラケット3,3と後端部の左右の後部支持材6b,6bで支持することにより、左右のマウントブラケット3,3が支持するキャビン4の下方に左右連通構成の燃料タンク6をその下面および前後をタンクカバー6aによって保護しつつ装着して燃料フィルタ5に燃料を供給可能に構成する。
(ホース配索)
燃料フィルタ5のホースの配索は、エンジン2aに燃料を供給する燃料ホース3aおよび、燃料タンク6から供給を受けるタンクホース3bをコルゲートチューブで保護した上で、マウントブラケット3に沿って配索する。配索ホース3a,3bは、ホース保護材であるL字形ステー3cをボルト2カ所で燃料タンクカバーの前側に被さるようにマウントブラケット3に取付け、L字形ステー3cに溶接した複数のクランプ3d…(図7b参照)で両ホース3a,3bを無理なく固定することができ、まとめて効率よく保護しつつ整然と配置することができる。
燃料フィルタ5のホースの配索は、エンジン2aに燃料を供給する燃料ホース3aおよび、燃料タンク6から供給を受けるタンクホース3bをコルゲートチューブで保護した上で、マウントブラケット3に沿って配索する。配索ホース3a,3bは、ホース保護材であるL字形ステー3cをボルト2カ所で燃料タンクカバーの前側に被さるようにマウントブラケット3に取付け、L字形ステー3cに溶接した複数のクランプ3d…(図7b参照)で両ホース3a,3bを無理なく固定することができ、まとめて効率よく保護しつつ整然と配置することができる。
(別構成例)
次に、セミクローラタイプの場合の適用例について説明すると、そのステップ周りの側面図を図6に示すように、燃料フィルタ5は、燃料タンク6の前端より前に出ない位置に略箱型のフィルタカバー15aを配置し、また、ステップ14aの後端部フレーム14bをセミクローラ対応に変形構成することにより、セミクローラ11および不図示の大径前輪から所定の距離を確保しつつ、ステップ14aとしての基準スペースを確保することができる。
次に、セミクローラタイプの場合の適用例について説明すると、そのステップ周りの側面図を図6に示すように、燃料フィルタ5は、燃料タンク6の前端より前に出ない位置に略箱型のフィルタカバー15aを配置し、また、ステップ14aの後端部フレーム14bをセミクローラ対応に変形構成することにより、セミクローラ11および不図示の大径前輪から所定の距離を確保しつつ、ステップ14aとしての基準スペースを確保することができる。
また、フィルタカバー15aは、ステップ周りの右前(a)および右後(b)からの斜視図、ならびに、ステップ周りの平面図を図8に示すように、その前面から外側面まで徐々に変化する移行曲面15bを形成して箱体の角を丸くすることにより、機体の前進走行の際に、機体側方に張出すフィルタカバー15aの前面に圃場作物を受けた場合でも、燃料フィルタ5は、フィルタカバー15aによって保護されるとともに、フィルタカバー15aの移行曲面15bに沿って圃場作物が外側面位置に案内されることから、圃場作物の保護を図ることができる。
1 作業車両
2 ベースフレーム
2a エンジン
3 マウントブラケット(運転部支持部材)
3a 燃料ホース
3b タンクホース
3c L字形ステー(ホース保護材)
4 キャビン(運転部)
4a ステップ
5 燃料プレフィルタ(燃料フィルタ)
6 燃料タンク
15a フィルタカバー
15b 移行曲面
2 ベースフレーム
2a エンジン
3 マウントブラケット(運転部支持部材)
3a 燃料ホース
3b タンクホース
3c L字形ステー(ホース保護材)
4 キャビン(運転部)
4a ステップ
5 燃料プレフィルタ(燃料フィルタ)
6 燃料タンク
15a フィルタカバー
15b 移行曲面
Claims (5)
- エンジン(2a)と連結したミッションケース(2c)からその両外側部に張出す運転部支持部材(3)を設けて運転部(4)を支持し、この運転部(4)の外側端に乗降用のステップ(4a)を備えて圃場走行可能な作業車両において、
前記ステップ(4a)に隣接して燃料フィルタ(5)を配置し、この燃料フィルタ(5)から前記エンジン(2a)に燃料を案内する燃料ホース(3a)を前記運転部支持部材(3)に沿って配索したことを特徴とする作業車両。 - 前記運転部支持部材(3)の下方で前記燃料フィルタ(5)よりも機体内側寄りに燃料タンク(6)を配置し、この燃料タンク(6)から前記燃料フィルタ(5)に燃料を案内するタンクホース(3b)を前記運転部支持部材(3)に沿って配索したことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
- 前記燃料ホース(3a)および前記タンクホース(3b)を共に保護するホース保護材(3c)を前記運転部支持部材(3)に沿う範囲について設けたことを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
- 前記ホース保護材(3c)を前記運転部支持部材(3)に取付けたことを特徴とする請求項3に記載の作業車両。
- 前記ステップ(4a)より機体前側に前記燃料フィルタ(5)を配置し、この燃料フィルタ(5)を覆う箱型のフィルタカバー(15a)を設け、このフィルタカバー(15a)は、その前面部から外側面部まで徐々に変化する移行曲面(15b)を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の作業車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015150566A JP2017031842A (ja) | 2015-07-30 | 2015-07-30 | 作業車両 |
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JP2015150566A Pending JP2017031842A (ja) | 2015-07-30 | 2015-07-30 | 作業車両 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019209778A (ja) * | 2018-06-01 | 2019-12-12 | 井関農機株式会社 | 作業車両 |
JP2023096968A (ja) * | 2021-12-27 | 2023-07-07 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
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2015
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