JP2017030309A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基準となる1セット分のみのディザマトリクスデータを記憶することで、主走査位置に対応した複数のディザマトリクスデータを生成する。【解決手段】光源から発光されるレーザ光を偏向した後、特定の結像レンズを介して感光体に走査露光することにより画像を形成する画像形成装置において、記憶される基準となる第1のディザマトリクスデータに基づいて、入力される多値の画像信号について解像度を落として面積階調で表現する画像信号へと変換するための第2のディザマトリクスデータを生成する。そして、生成された第2のディザマトリクスデータに基づいて、入力される多値の画像信号について解像度を落として面積階調で表現する画像信号へと変換する構成を特徴とする。【選択図】 図9

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置には、感光体を露光するための光学走査ユニットを有している。光学走査ユニットは、画像データに基づいてレーザ光を出射し、そのレーザ光を回転多面鏡で反射し、走査レンズを透過させることで感光体へ照射し露光する。回転多面鏡を回転させることにより感光体の表面に形成したレーザ光のスポットを移動させる走査を行うことで、感光体に潜像を形成する。
走査レンズは所謂fθ特性を有するレンズである、fθ特性とは、回転多面鏡が等角速度で回転している時に感光体の表面のレーザ光のスポットが感光体の表面上を等速で移動するようにレーザ光を感光体の表面に結像させる光学的特性である。このようにfθ特性を有する走査レンズを用いることにより、適切な露光を行うことができる。
このようなfθ特性を有する走査レンズは、比較的大きくコストも高い。そのため、画像形成装置の小型化やコストダウンを目的として、走査レンズ自体を使用しない、もしくはfθ特性を有していない走査レンズを使用することが考えられている。
特許文献1では、感光体の表面のレーザ光のスポットが感光体の表面上を等速で移動しない場合でも、感光体の表面上に形成するドットが一定の幅となるように、像高(主走査位置)に応じて部分倍率補正及び輝度補正を行うことが開示されている。
また、特許文献1の画像形成装置に加えて、例えば1画素(ドット)幅で副走査方向に伸びる線(縦線)のような綿密画像に対しても再現性を向上させるための技術開発も進んでいる。像高による主走査プロファイル(総露光量)の違いを合わせる為に、像高に応じてレーザ発光時間が変わるように、像高毎に複数種のスクリーンパターンを用意し、像高に応じてスクリーンパターンを切り換える。
複数種のスクリーンパターンを処理毎に切り替える技術は、一般に普及されており例えば特許文献2に記載の画像処理装置においては、画像の細線や文字領域を分離して、細線や文字領域に応じてスクリーンパターンを切り換えて、画質向上を図っている。
特開2005−96351号公報 特開平9−294208号公報
しかしながら処理に応じてスクリーンパターンを切り換えようとすると、複数種のスクリーンパターン分のディザマトリクスを予め記憶手段等に保持する必要があるため、その分メモリ容量が大きくなる。つまりそのメモリ容量の増加分コストがアップしてしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、基準となる1セット分のみのディザマトリクスデータを記憶することで、主走査位置に対応した複数のディザマトリクスデータを生成できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
光源から発光されるレーザ光を偏向した後、特定の結像レンズを介して感光体に走査露光することにより画像を形成する画像形成装置であって、基準となる第1のディザマトリクスデータを記憶する記憶手段と、前記第1のディザマトリクスデータに基づいて、入力される多値の画像信号について解像度を落として面積階調で表現する画像信号へと変換するための第2のディザマトリクスデータを生成する生成手段と、前記第2のディザマトリクスデータに基づいて、入力される多値の画像信号について解像度を落として面積階調で表現する画像信号へと変換するハーフトーン処理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、基準となる1セット分のみのディザマトリクスデータを記憶することで、主走査位置に対応した複数のディザマトリクスデータを生成できる。
画像形成装置の構成を説明する図である。 光学走査装置の断面図である 像高と部分倍率との関係を示す図である。 露光制御構成を示すブロック図である。 各種同期信号と画像信号のタイミングチャートである。 光波形と主走査LSFプロファイルを示す図である 画像変調部の一例を示すブロック図である。 画像処理状態例を示す図である。 ハーフトーン処理部の一例を示すブロック図である。 画像処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 演算係数テーブルの一例を示す図である。 像高に対応するスクリーンと演算係数のタイミングを示す図である。 第1ディザマトリクスと第2ディザマトリクスとを示す図である。 プライオリティエンコーダの一例を示す図である PWM変換部の一例を示す図である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像形成装置9の構成を説明する図である。
図1において、光走査手段である光学走査装置400内のレーザ駆動部300は、画像信号生成部100から出力された画像信号、および制御部1から出力される制御信号に基づき、走査光(レーザ光)208を発する。不図示の帯電手段により帯電された感光ドラム(感光体)4をレーザ光208で走査し、感光ドラム4の表面に潜像を形成する。そして不図示の現像手段により潜像にトナーを付着させ、潜像に対応したトナー像を形成する。トナー像は、給紙ユニット8から給送されローラ5で感光ドラム4と接触する位置に搬送された紙等の記録媒体に転写される。記録媒体に転写されたトナー像は、定着器6で記録媒体に熱定着され、排紙ローラ7を経て、機外に排出される。
<光学走査装置>
図2は、本実施形態に係る光学走査装置400の断面図である。図2(a)は主走査断面を、図2(b)は副走査断面を示している。本例では、光源から発光されるレーザ光を偏向した後、特定の結像レンズを介して感光体に走査露光することにより画像を形成する画像形成装置を用いる。
本実施形態において、光源401から出射したレーザ光(光束)208は、開口絞り402によって楕円形状に整形されてカップリングレンズ403に入射する。カップリングレンズ403を通過した光束は、略平行光に変換されて、アナモフィックレンズ404に入射する。なお、略平行光とは、弱収束光及び弱発散光を含むものである。アナモフィックレンズ404は、主走査断面内において正の屈折力を有しており、入射する光束を主走査断面内においては収束光に変換している。また、アナモフィックレンズ404は、副走査断面内において偏向器405の偏向面405aの近傍に光束を集光しており、主走査方向に長い線像を形成している。
そして、アナモフィックレンズ404を通過した光束は、偏向器(ポリゴンミラー)405の偏向面(反射面)405aにて反射される。反射面405aで反射した光束は、レーザ光208(図1参照)として、結像レンズ406を透過し、感光ドラム4の表面に入射する。結像レンズ406は、結像光学素子である。本実施形態においては、単一の結像光学素子(結像レンズ406)のみで結像光学系が構成されている。結像レンズ406を通過(透過)した光束が入射する感光ドラム4の表面は、光束によって走査される被走査面407である。
結像レンズ406によって被走査面407上で光束が結像し、所定のスポット状の像(スポット)を形成する。偏向器405を不図示の駆動部により矢印A方向に一定の角速度で回転させることにより、被走査面407上でスポットが主走査方向に移動し、被走査面407上に静電潜像を形成する。なお、主走査方向とは、感光ドラム4の表面に平行で且つ感光ドラム4の表面の移動方向に直交する方向である。副走査方向とは、主走査方向及び光束の光軸に直交する方向である。
ビームディテクト(以下BDと称す)センサ409とBDレンズ408は、被走査面407上に静電潜像を書き込むタイミングを決定する同期用光学系である。BDレンズ408を通過した光束は、フォトダイオードを含むBDセンサ409に入射し検知される。制御部1は、BDセンサ409により光束を検知したタイミングに基づいて、書き込みタイミングの制御を行う。
光源401は、半導体レーザチップで構成されている。本実施形態の光源401は1つの発光部11(図4参照)を備えている構成である。しかしながら、光源401として、独立して発光制御可能な複数の発光部を備えていてもよい。複数の発光部を備える場合も、そこから発生られる複数の光束は、それぞれカップリングレンズ403、アナモフィックレンズ404、偏向器405、結像レンズ406を経由して被走査面407へ到達する。被走査面407上では副走査方向にずれた位置に各光束に対応するスポットがそれぞれ形成される。
なお、光学走査装置400は上述した、光源401、カップリングレンズ403、アナモフィックレンズ404、結像レンズ406、偏向器405等の各種光学部材は、筐体(光学箱)400a(図1参照)に収納される。
<結像レンズ>
図2に示すように、結像レンズ406は、入射面(第1面)406a及び出射面(第2面)406bの2つの光学面(レンズ面)を有する。結像レンズ406は、主走査断面内において、偏向面405aにて偏向された光束が被走査面407上を所望の走査特性で走査させる構成となっている。また、結像レンズ406は、被走査面407上でのレーザ光208のスポットを所望の形状にする構成となっている。また、結像レンズ406により、副走査断面内においては、偏向面405aの近傍と被走査面407の近傍とを共役の関係となっている。これにより、面倒れを補償(偏向面405aが倒れた際の被走査面407上での副走査方向の走査位置ずれを低減すること)する構成となっている。
なお、本実施形態に係る結像レンズ406は、射出成形によって形成されたプラスチックモールドレンズであるが、結像レンズ406としてガラスモールドレンズを採用してもよい。モールドレンズは、非球面形状の成形が容易であり、かつ大量生産に適しているため、結像レンズ406としてモールドレンズを採用することで、その生産性及び光学性能の向上を図ることができる。
結像レンズ406は、所謂fθ特性を有していない。つまり、偏向器405が等角速度で回転している時に、結像レンズ406を通過する光束のスポットを被走査面407上で等速に移動させるような走査特性を有していない。このように、fθ特性を有していない結像レンズ406を用いることにより、結像レンズ406を偏向器405に近接して(距離D1が小さい位置に)配置することが可能となる。
また、fθ特性を有していない結像レンズ406はfθ特性を有する結像レンズよりも、主走査方向(幅LW)及び光軸方向(厚みLT)に関して小さくできる。このようなことから、光学走査装置400の筐体400a(図1参照)の小型化を実現している。また、fθ特性を有するレンズの場合、主走査断面で見た時のレンズの入射面、出射面の形状に急峻な変化がある場合があり、そのような形状の制約がある場合、良好な結像性能を得られない可能性がある。
これに対して、結像レンズ406はfθ特性を有していないため、主走査断面で見た時のレンズの入射面、出射面の形状に急峻な変化が少ない為、良好な結像性能を得ることができる。
このような本実施形態に係る結像レンズ406の走査特性は、以下の式(1)で表される。
Figure 2017030309
式(1)では、偏向器405による走査角度(走査画角)をθ、光束の被走査面407上での主走査方向の集光位置(像高)をY[mm]、軸上像高における結像係数をK[mm]、結像レンズ406の走査特性を決定する係数(走査特性係数)をBとしている。なお、本実施形態において、軸上像高は、光軸上の像高(Y=0=Ymin)を指し、走査角度θ=0に対応する。また、軸外像高は、中心光軸(走査角度θ=0の時)よりも外側の像高(Y≠0)を指し、走査角度θ≠0に対応している。
さらに、最軸外像高とは、走査角度θが最大(最大走査画角)となる時の像高(Y=+Ymax、−Ymax)を指す。なお、被走査面407上の潜像を形成可能な所定の領域(走査領域)の主走査方向の幅である走査幅WはW=|+Ymax|+|−Ymax|で表される。所定の領域の中央が軸上像高で端部が最軸外像高となる。
ここで、結像係数Kは、結像レンズ406に平行光が入射する場合の走査特性(fθ特性)Y=fθにおけるfに相当する係数である。すなわち、結像係数Kは、結像レンズ406に平行光以外の光束が入射する場合に、fθ特性と同様に集光位置Yと走査角度θとを比例関係にするための係数である。
走査特性係数について補足すると、B=0の時の式(1)は、Y=Kθとなるため、従来の光学走査装置に用いられる結像レンズ406の走査特性Y=fθに相当する。また、B=1の時の式(1)は、Y=Ktanθとなるため、撮像装置(カメラ)などに用いられるレンズの射影特性Y=ftanθに相当する。すなわち、式(1)において、走査特性係数Bを0≦B≦1の範囲で設定することで、射影特性Y=ftanθとfθ特性Y=fθとの間の走査特性を得ることができる。
ここで、式(1)を走査角度θで微分すると、次式(2)に示すように走査角度θに対する被走査面407上での光束の走査速度が得られる。
Figure 2017030309

さらに、式(2)を軸上像高における速度dY/dθ=Kで除すると、次式(3)に示すようになる。
Figure 2017030309
式(3)は、軸上像高の走査速度に対する各軸外像高の走査速度のずれ量(部分倍率)を表現したものである。本実施形態に係る光学走査装置400は、B=0の場合以外においては、軸上像高と軸外像高とで光束の走査速度が異なっていることになる。
図3は、本実施形態に係る被走査面407上での走査位置をY=Kθの特性でフィッティングした際の、像高と部分倍率との関係を示している。本実施形態においては、式(1)に示した走査特性を結像レンズ406に与えたことで、図3に示したように、軸上像高から軸外像高に向かうにつれて徐々に走査速度が速くなるため部分倍率が大きくなっている。
部分倍率30%は、単位時間だけ光照射した場合、被走査面407での主走査方向の照射長が、1.3倍となることを意味している。従って、画像クロックの周期によって決めた一定の時間間隔で主走査方向の画素幅を決めてしまうと、軸上像高と軸外像高とで画素密度が異なってしまう。
また、像高Yが、軸上像高から離れて最軸外像高に近づくに連れて(像高Yの絶対値が大きくなる程)、徐々に走査速度が速くなる。これにより、被走査面407上の像高が軸上像高付近の時に単位長さ走査するのにかかる時間よりも、像高が最軸外像高付近の時に単位長さ走査するのにかかる時間の方が短くなる。これは、光源401の発光輝度が一定の場合、像高が軸上像高付近の時の単位長さ辺りの総露光量よりも、像高が最軸外像高付近の時の単位長さ辺りの総露光量の方が少なくなることを意味する。
このように、上述したような光学構成を有する場合、主走査方向に関する部分倍率、及び単位長さ辺りの総露光量のばらつきが、良好な画質を維持する為に適切でない可能性がある。そこで、本実施形態では、良好な画質を得る為に、上述した部分倍率の補正と、単位長さ辺りの総露光量を補正する為の輝度補正を行う。
特に、偏向器405から感光ドラム4までの光路長が短くなる程、画角が大きくなるため、上述した軸上像高と最軸外像高とで走査速度の差が大きくなる。発明者の鋭意検討によれば、最軸外像高における走査速度が軸上像高におけるそれの120%以上であるような走査速度の変化率が20%以上の光学構成となる。このような光学構成の場合、主走査方向に関する部分倍率、及び単位長さ辺りの総露光量のばらつきの影響を受け良好な画質の維持が難しくなる。
なお、走査速度の変化率C(%)は、最も遅い走査速度をVmin、最も速い走査速度をVmaxとすると、C=((Vmax−Vmin)/Vmin)*100で表される値である。なお、本実施形態の光学構成では、軸上像高(走査領域の中央部)で最も遅い走査速度となり、最軸外像高(走査領域の端部)で最も速い走査速度となる。
なお、発明者の鋭意検討によれば、画角が52°以上の光学構成の場合、走査速度の変化率が35%以上となることがわかっている。画角が52°以上となる条件としては以下に示す通りである。例えば、主走査方向に関してA4シートの短辺の幅の潜像を形成する光学構成の場合、走査幅W=214mm、走査画角が0°の時の偏向面405aから被走査面407までの光路長D2(図2参照)=125mm以下。主走査方向に関してA3シートの短辺の幅の潜像を形成する光学構成の場合、走査幅W=300mm、走査画角が0°の時の偏向面405aから被走査面407までの光路長D2(図2参照)=247mm以下である。このような光学構成を有する画像形成装置では、以下に説明する本実施形態の構成を用いることで、fθ特性を有していない結像レンズ406を使用しても、良好が画質を得ることが可能となる。
<露光制御構成>
図4は、図1に示した画像形成装置9における露光制御構成を示すブロック図である。
図4において、画像信号生成部100は、不図示のホストコンピュータより印字情報を受け取り、画像データ(画像信号)に対応するVDO信号110を生成する。また、画像信号生成部100は画素幅補正手段としての機能も有する。制御部1は、画像形成装置9の制御と、輝度補正手段として光源401の光量制御を行う。レーザ駆動部300は、VDO信号110に基づいて電流を光源401に供給することにより、光源401を発光させる。
画像信号生成部100は、画像形成のための画像信号の出力の準備が整ったら、シリアル通信113を通じて、制御部1に印字開始の指示をする。制御部1のCPU2は、印字の準備が整ったら、副走査同期信号であるTOP信号112、と主走査同期信号であるBD信号111を画像信号生成部100に送信する。画像信号生成部100は、各同期信号を受信したら所定タイミングで画像信号であるVDO信号110をレーザ駆動部300に出力する。画像信号生成部100と制御部1とレーザ駆動部300の各々の主な構成ブロックについては後述する。
図5は、記録媒体1ページ分に相当する画像形成動作を行った際の各種同期信号と画像信号のタイミングチャートである。図中左から右に向かって時間が経過する。TOP信号112の「HIGH」は、記録媒体の先端が所定の位置に到達したことを表す。画像信号生成部100はTOP信号112の「HIGH」を受信したら、BD信号111に同期して、VDO信号110を送信する。このVDO信号110に基づいて光源401が発光し感光ドラム4に潜像を形成する。
なお、図5では図の簡略化の為、VDO信号110が複数のBD信号111を跨いで連続的に出力されているように記載している。しかしながら、実際には、VDO信号110はBD信号111が出力されてから次のBD信号111が出力されるまでの間のうちの所定の期間に出力されるものである。
<発光時間補正>
次に発光時間の補正について説明する。本実施形態では、VDO信号110に基づく光源401の発光時間の補正(以下、発光時間補正)を行うことで、細密画像の再現性を向上させる。
図6は、光波形と主走査LSFプロファイルを示す図である。これら光波形と主走査LSFプロファイルは、光源401が、軸上像高、中間像高、最軸外像高のそれぞれにおいて、所定の輝度、期間で発光した場合のものをそれぞれ示している。
(a)は第1実施形態で示した部分倍率補正と輝度補正を行った場合の主走査LSFプロファイル、(b)は本実施形態で示す補正を行った場合の主走査LSFプロファイルである。なお、T3は軸上像高において1画素(42.3μm)分主走査するのに必要な期間である。
(a)では軸上像高のレーザの発光時間をT3、輝度をP3とし、最軸外像高ではレーザ発光量170の発光時間を0.74倍、発光輝度を1.35倍とした場合を示す。
(b)は後述する処理により、最軸外像高において、発光時間を0.22倍、発光輝度を4.5倍となるよう補正した場合を示す。このように本実施形態のように補正することで、軸上像高と最軸外像高とで、1ドット分レーザ走査した際の主走査LSFプロファイルにより近い形状とすることが可能となる。
<輝度補正>
以下、図4を用いて、輝度補正について説明する。輝度補正を行う理由は、部分倍率補正により、像高Yの絶対値が大きくなる程、1画素の長さが短くなるよう補正を行う為、光源401による1画素への総露光量(積分光量)が像高Yの絶対値が大きくなる程、低下するからである。輝度補正では、光源401の輝度を補正することで、1画素への総露光量(積分光量)が各像高で一定となるように補正する。
図5の制御部1は、CPUコア2と8ビットDAコンバータ21とレギュレータ22を内蔵したIC3を有しており、レーザ駆動部300と合わせて輝度補正手段を構成する。レーザ駆動部300は、メモリ304と、電圧を電流に変換するVI変換回路306と、レーザドライバIC19を有し、光源401のレーザダイオードである発光部11へ駆動電流を供給する。メモリ304には、部分倍率特性情報が保存されているとともに、発光部11に供給する補正電流の情報が保存されている。部分倍率特性情報は、主走査方向に対して複数の像高に対応する部分倍率情報である。なお、部分倍率情報に代えて、被走査面上での走査速度の特性情報であっても良い。メモリ304に保存されている部分倍率特性情報は、部分倍率補正時にCPUコア2よりシリアル通信307を介して読み出される。
次に、レーザ駆動部300の動作を説明する。メモリ304に格納された発光部11に対する補正電流の情報をもとに、IC3はレギュレータ22から出力される電圧(VrefH)23を調整し出力する。電圧23はDAコンバータ21の基準電圧となる。次に、IC3は、DAコンバータ21の入力データ20を設定し、BD信号111に同期して、主走査内で増加減する輝度補正アナログ電圧312を出力する。そして、後段のVI変換回路306で電流値Idに変換され、レーザドライバIC19に出力する。なお、また、本実施形態では、制御部1に実装されたIC3が輝度補正アナログ電圧312を出力したが、レーザ駆動回路300上にDAコンバータを実装し、レーザドライバIC19の近傍で輝度補正アナログ電圧312を生成しても良い。
レーザドライバIC19は、VDO信号110に応じて、電流ILを発光部11に流すか、ダミー抵抗器10に流すかをセレクタ14により切り換えることで、光源401の発光のON/OFFを制御する。発光部11に供給するレーザ電流値IL(第3電流)は、定電流回路15で設定した電流Ia(第1電流)から前記VI変換回路306から出力される電流Id(第2電流)を差し引いた電流となる。定電流回路15に流す電流Iaは、発光部11の光量モニタ用に光源401に設けられたフォトディテクタ12が検知する輝度が所望の輝度Papc1となるようにレーザドライバIC19内部の回路によりフィードバック制御することで自動調整する。
この自動調整は所謂APC(Auto Power Control)である。発光部11の輝度の自動調整は、レーザ発光量の主走査毎の印字領域外でBD信号を検知するために発光部11を発光させている間に実施する。可変抵抗器13は、工場組立て時に、発光部11が所定輝度に発光している場合に、所望の電圧としてレーザドライバIC19に入力されるよう値を調整しておく。
以上説明したように、所望の輝度で発光させるために必要な電流Iaに対して、VI変換回路306が出力する電流Idを差し引いた電流をレーザ駆動電流ILとして発光部11に供給する構成となっている。この構成により、レーザ駆動電流ILはIa以上に流れることが無いようなっている。なお、VI変換回路306は輝度補正手段の一部を構成している。
<画像変調部>
図7は、図1に示した画像変調部101の一例を示すブロック図である。
図7において、濃度補正処理部121は、不図示のホストコンピュータから受診した画像処理信号を適正な濃度で印字するための濃度補正テーブルを格納している。ハーフトーン処理部122は、入力される多値パラレル8ビットの画像信号をスクリーン(ディザ)処理して画像形成装置9で濃度表現する為の変換処理を行う。
ハーフトーン処理部122には、各像高に応じたスクリーンが格納されており、スクリーンのSCR切替部185から出力される情報に基づき、スクリーンを選択し、ハーフトーン処理を行う。SCR切替部185は、同期信号であるBD信号111と画像クロック信号125により、スクリーン切替情報184を生成する。
図8の(a)は各像高に対応するスクリーンを説明する図である。SCR切替部185は、主走査方向の像高に応じて、図示したようにスクリーン切替情報184を出力する。スクリーン切替情報184は、最軸外像高ではセグメント1用スクリーンSRC1、軸上像高ではセグメントn用スクリーンSCRnとなる。ハーフトーン処理部122及びSCR切替部185が発光時間補正手段として機能する。
図8の(b)は、軸上像高付近で使用されるにおけるセグメントn用スクリーンの一例であり、図8の(c)は、最軸外像高付近で使用されるセグメント1用スクリーンの一例である。
図中の白い部分が光源401を発光させない(オフ)部分で、黒い部分が光源401を発光させる(オン)部分である。どちらも、200線のマトリクスとし、各画素を16分割した16区画の画素片で階調表現可能としており、VDO信号110の多値パラレル8ビットのデータで表された濃度情報により、9画素で構成されたスクリーンの面積が成長していく。
マトリクス153は階調毎に設けられており、矢印で示す順に階調が上がっていく(濃度が濃くなる)。図示したように、図8の(c)のセグメント1用スクリーンは、最も階調の高い(最高濃度)マトリクスにおいても、各画素の16区画の画素片は全点灯させないように設定している。
一例として、最大発光時間を最軸外像高では軸上像高のT3を基準として0.22*T3と設定した場合について説明する。部分倍率補正を実行することで、1ドット(画素)に相当する発光時間は0.74*T3に制限された状態となる。このため、更に最大発光時間を0.22*T3まで制限するためには、1画素16区画分のうちの0.22/0.74に相当する区画内で発光するように設定すればよい。つまり、16*(0.22/0.74)=4.75[区画]
となる。最大5区画程度の画素片が点灯するようなスクリーンとすればよい。
PS変換部123は、パラレル−シリアル変換部であり、ハーフトーン処理部122から入力したパラレル16ビットの信号129をシリアル信号130に変換する。FIFO124は、シリアル信号130を受信し、不図示のラインバッファに蓄積し、所定時間後に、同じくシリアル信号として、後段のレーザ駆動部300にVDO信号110として出力する。FIFO124のライトおよびリードの制御は、画素片挿抜制御部128が、CPU102からCPUバス103を介して受信する部分倍率特性情報を基に、ライトイネーブル信号WE131、リードイネーブル信号RE132を制御することで行う。PLL部127はで、1画素に相当する画像クロック信号(VCLK)125の周波数を16倍に逓倍したクロック(VCLKx16)126をPS変換部123やFIFO124に供給する。
<ハーフトーン処理部>
次に本発明の特徴である、基準となるスクリーンパターン1セット分のディザマトリクスのみを記憶手段へ保持して、ハーフトーン処理で実際に使用するディザマトリクスについて主走査位置に応じて演算により算出する制御について説明する。
図9は、図7に示したハーフトーン処理部122の一例を示すブロック図である。以下、本実施形態のハーフトーン処理部122の動作について、図10のフローチャートを基に説明する。
図10は、本実施形態を示す画像形成装置の制御方法を説明するフローチャートである。なお、各ステップは、CPUが記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
はじめに濃度補正処理部121から出力された多値パラレル8ビットの画像信号は、画像遅延部1100へ入力される(S1001)。
画像遅延部1100はフリップフロップ等で構成されたバッファであり、後段の比較器1501〜1515における比較対象である閾値が生成されるまでの処理時間分、画像信号を保持し待たせるためのものである。
次にRAM1200より、第1ディザマトリクス1201〜1215の情報を取得する(S1002)。ディザマトリクスを構成する閾値マトリクスの個数は、スクリーン処理後の階調数によって決まる。
スクリーン処理後の階調数がN値の場合には、1画素あたりN−1個の閾値が必要になる。本実施形態のハーフトーン処理部122では、16値(4ビット)で濃度表現するための変換処理を行う為、16−1=15個の閾値が必要になる。従って1つのスクリーンパターンを形成するにあたり、15個のディザマトリクスが必要になる。
RAM1200には、主走査の位置に応じて実際に使用するディザマトリクスを、演算により生成するための基本となるスクリーンパターン1セット分の15個の第1ディザマトリクス1201〜1215が予め格納されている。
次にS1003では、ディザマトリクス生成部1400は、演算係数生成部1440により生成される演算係数を取得する。演算係数生成部1440より生成される演算係数は、スクリーンを切り替える主走査方向の特定の単位画素区間(以下、セグメント区間)毎に変更される。ここで、ディザマトリクス生成部1400は、第1のディザマトリクスデータに基づいて、入力される多値の画像信号について解像度を落として面積階調で表現する画像信号へと変換するための第2のディザマトリクスデータを生成する機能を実行する。また、ディザマトリクス生成部1400は、主走査方向の位置に応じて変更される演算係数を生成する際、演算係数の変更は、ハーフトーン処理において使用するディザマトリクスの種類に応じて、主走査方向の所定の区間毎に変更するものとする。
図11は、図9に示した演算係数テーブル1450の一例を示す図である。
図11において、演算係数テーブル1450はLUTで構成され、主走査毎のセグメント区間毎の演算係数は演算係数テーブル1450に予め格納されている。
本発明の画像形成装置は、図8の(a)に示すように、主走査方向の像高に応じてセグメント毎にセグメント1用スクリーンSCR1からセグメントn用スクリーンSCRnまで切り替える。演算係数テーブル1450には、各セグメント区間を示す主走査座標毎の演算係数が予め格納されている。
図11に示す演算係数テーブル1450は、図2に示した被走査面407の有効走査区間がA4サイズ程度の用紙サイズを走査可能であり、解像度が600dpi、セグメント区間が256画素の場合についての例を示している。
説明の便宜上、被走査面407の有効走査区間が7424画素であり、主走査方向の中間のセグメント区間の中心座標が、軸上像高の座標と一致する場合について示している。
図11の例では、最軸外像高のセグメント区間(セグメント1、セグメント29)を示す主走査座標が0〜255、及び7168〜7428に対応するLUTのアドレスには、演算係数として0が設定されている。
セグメント2、セグメント28を示す主走査座標が256〜511、及び6912〜7167に対応するLUTのアドレスには、演算係数として+1が設定されている。
セグメント3、セグメント27を示す主走査座標が512〜766、及び6656〜6911に対応するLUTのアドレスには、演算係数として+2が設定されている。以降、セグメント4〜14、セグメント16〜28に対応する主走査座標についても、同様に演算係数が設定される。
軸上像高のセグメント区間を示す主走査座標が3584〜3839に対応するLUTのアドレスには、演算係数として+15が設定されている。
図12は、各像高に対応するスクリーンと演算係数のタイミングの関係を示すタイミングチャートである。
S1003において、演算係数生成部1440は、演算係数テーブル1450の各セグメントの主走査座標に対応するアドレスより、演算係数を読み出し、後段の演算器1421〜1435へ供給する。
次にS1004では、S1002の処理において取得した第1ディザマトリクスと、S1003の処理において取得した演算係数により演算処理を行い、第2ディザマトリクスを算出する(S1004)。
演算器1421〜1435は、入力が2端子で、出力が1端子の演算器であり、スクリーン処理後の解像度に合わせて、スクリーンパターン1セット分に必要なディザマトリクス個数分で構成されている。
RAM1200より取得した、スクリーンパターン1セット分の第1ディザマトリクス1201〜1215は、それぞれ演算器1421〜1435の一方の入力端子へ供給される。
一方、演算係数生成部1440より取得した演算係数は、演算器1421〜1435のもう一方の入力端子へ供給される。
本実施形態において演算器1421〜1435は加算器であり、入力される第1ディザマトリクス1201〜1215の各インデックスの閾値について、演算係数を加算した結果を第2ディザマトリクス1401〜1415として出力する。
図13は、図9に示した演算器1421〜1435で演算する第1ディザマトリクスと第2ディザマトリクスの関係を示す図である。
図13(a)は第1ディマトリクスの中で、最も小さい階調値"0"と2番目に小さい階調値"1"の間(以下、レベル1)の閾値である第1ディザマトリクス(レベル1)1201を構成する閾値の一例を示している。
第1ディザマトリクス(レベル1)1201には、インデックス値(2次元のディザマトリクスを1次元に並び替えた座標)順に、76、45、75、16、0、15、78、46、77の閾値で構成されている。
ディザマトリクスを構成される閾値は、ディザマトリクスのセルの大きさと、スクリーン後の階調数により決定される。
例えば実施形態に記載の主走査3画素、副走査3画素のディザマトリクスで、階調数が16の場合では、スクリーン1セット分のディザマトリクスの合計の閾値数は3*3*(16−1)=75個となるため、0〜74までの範囲の閾値で構成される。
まず始めに、最軸外像高を含んでいるセグメント1の区間における演算例について説明する。
ディザマトリクス生成部1400は、演算係数テーブルのセグメント1の区間を示す主走査座標(0〜255)に対応するアドレスより、演算係数として"0"を取得する。
演算器(レベル1)1421は、RAM1200より入力される第1ディザマトリクス(レベル1)(図13の(a))の閾値について、それぞれ演算係数の"0"を加算し、第2ディザマトリクス(レベル1)1401として出力する。
図13の(b)に、セグメント1用のスクリーンSCR1を使用する際に生成される第2ディザマトリクス(レベル1)1401を構成する閾値の一例を示す。
図13の(b)に示すように、第2ディザマトリクス(レベル1)1401には、インデックス順に、76、45、75、16、0、15、78、46、77の閾値で構成される結果となる。
図13の(c)に、セグメント2用のスクリーンSCR2を使用する際に生成される第2ディザマトリクス(レベル1)1402を構成する閾値の一例を示す。
図13の(c)に示すように、第2ディザマトリクス(レベル1)1402には、インデックス順に、77、46、76、17、1、16、79、47、78の閾値で構成される結果となる。
次にセグメント2の区間における演算例について説明する。
ディザマトリクス生成部1400は、演算係数テーブルのセグメント2の区間を示す主走査座標(256〜511)に対応するアドレスより、演算係数として"+1"を取得する。
演算器(レベル1)1421は、RAM1200より入力される第1ディザマトリクス(レベル1)(図13の(a))の閾値について、それぞれ演算係数の"1"を加算し、第2ディザマトリクス(レベル1)1401として出力する。
そして軸上像高を含んでいるセグメント15の区間における演算例について説明する。
ディザマトリクス生成部1400は、演算係数テーブルのセグメント15の区間を示す主走査座標(3584〜3839)に対応するアドレスより、演算係数として"+15"を取得する。1402〜1415は、第2ディザマトリクス(レベル3)〜(レベル15)に対応する。
図13の(d)に、セグメント15用のスクリーンSCR15を使用する際に生成される第2ディザマトリクス(レベル1)1403を構成する閾値の一例を示す。
図13の(d)に示すように、第2ディザマトリクス(レベル1)1403には、インデックス順に、91、60、90、31、15、30、93、61、92の閾値で構成される結果となる。
そしてS1005では、算出した第2ディザマトリクスを使用してハーフトーン処理を行い多値パラレル16ビットの画像信号を出力する(S1005)。
インデックス生成部1300は、ディザマトリクスを使用してハーフトーン処理を行う際の注目画素に対応するインデックス値(2次元のディザマトリクスを1次元に並び替えた座標)を生成する。
スクリーン幅がSx、スクリーン高がSy、注目画素のX座標がX、Y座標がYである場合は、インデックス値Iは以下の式により算出される。
インデックス値I=mod(X,Sx)+mod(Y,Sy)*Sx
生成されたインデックス値は、ディザマトリクス生成部1400と、PWM変換部1700へ供給される。
ディザマトリクス生成部1400で生成された第2ディザマトリクス1401〜1415のうち、インデックス生成部1300が生成するインデックス値に対応する閾値信号が順次読み出され、比較器1501〜1515の一方の入力端子へ入力される。
一方、比較器1501〜1515のもう一方の入力端子へは、第2ディザマトリクス1401〜1415の各インデックスに対応する閾値信号の読み出しタイミングに合わせて、画像遅延部1100に保持されている画像信号が入力される。
画像信号と閾値信号の比較の結果、画像信号の値が閾値信号の値以上であれば"1"を出力し、それ以外の場合には"0"の比較結果信号(1ビット)を出力する。比較器1501〜1515の出力結果は、プライオリティエンコーダ1600へ入力される。
図14は、図9に示したプライオリティエンコーダ1600の一例を示す図である。プライオリティエンコーダ1600へは、レベル1からレベル15までの全ての比較器1501〜1515を合わせた15ビットの比較結果信号が入力される。
図14に示すように、プライオリティエンコーダ1600の入力信号のビット割り当ては、ビット0へは比較器(レベル1)1501の比較結果信号、ビット1へは比較器(レベル2)1501の比較結果信号、という順番(所謂LSB順)でビット15まで割り当てられる。
本実施形態のプライオリティエンコーダ1600は、入力が15ビット、出力が4ビットのLUTで構成されている。
図14の図はLUTの入出力の関係を示しており、15ビットの入力信号において、"1"のビットが存在するビット位置に応じて、予め決められた4ビットの値を出力する。プライオリティエンコーダ1600から出力される4ビットの画像データは、次にPWM変換部1700へ入力される。
図15は、図9に示したPWM変換部1700のLUTの一例を示す図である。
図15に示すように、PWM変換部1700へは、プライオリティエンコーダ1600から出力される4ビットの画像データと共に、インデックス生成部1300で生成されたインデックス値も合わせて入力される。
本実施形態のPWM変換部1700は、入力が4ビット、出力が16ビットのLUTを3個有するよう構成されている。
図15に示すLUTは、LUTに格納されているPWMパターン(LUT出力値)について、入力データが大きくなるに従って、"1"(黒、つまり光源401を発光させる)の画素領域が増加する(成長する)方向が異なる3つのLUTを有している。
図15に示すように、"1"の画像領域が、左側(主走査逆方向)へ成長するパターン、中央より両側へ成長するパターン、及び右側(主走査順方向)へ成長するパターンを格納する3つのLUTを有しており、どのLUTを選択するかは、入力されるインデックス値によって決定される。PWM変換部1700のLUTにより多値16ビットのPWMパターンは、ハーフトーン処理部122の画像データとして後段のPS変換部123へ出力される。
上述で説明してきたS1001からS1005の処理は、主走査方向のセグメント区間毎に繰り返される。例えば画像データを1ページ分処理する場合には、ページを構成する画像データの全てのセグメントについての処理が終了すると、ページ処理を終了する。
第1実施形態によれば、基準となる第1ディザマトリクスデータのみを記憶手段に保持し、実際のハーフトーン処理で使用する第2ディザマトリクスデータは、主走査位置に応じて変更される演算係数と演算して算出することができる。したがって、ディザマトリクスデータを記憶すべき記憶手段の容量を低減することができる。
従って、複数種のスクリーンパターンを像高に応じて切り替えて細密画像の再現性を図る際に、基準となる第1ディザマトリクスのみを記憶するだけで実現できるため、ディザマトリクスを記憶する記憶手段の容量を低減することができるという効果を奏する。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態に加えて、リードした第1のディザマトリクスデータを記憶するバッファをディザマトリクス生成部に備える構成としてもよい。これにより、記憶された第1のディザマトリクスデータのリードアクセスをラインの最初のみにして、処理速度を向上させることができる。
〔第3実施形態〕
上記第1実施形態に加えて、ディザマトリクス生成部が備えるべき演算係数の数を、ディザマトリクスのインデックス数分(3×3)とする構成としてもよい。これにより、インデックス毎に独立して調整することができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えばASIC)によっても実現可能である。
1 制御部

Claims (5)

  1. 光源から発光されるレーザ光を偏向した後、特定の結像レンズを介して感光体に走査露光することにより画像を形成する画像形成装置であって、
    基準となる第1のディザマトリクスデータを記憶する記憶手段と、
    前記第1のディザマトリクスデータに基づいて、入力される多値の画像信号について解像度を落として面積階調で表現する画像信号へと変換するための第2のディザマトリクスデータを生成する生成手段と、
    前記第2のディザマトリクスデータに基づいて、入力される多値の画像信号について解像度を落として面積階調で表現する画像信号へと変換するハーフトーン処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記特定の結像レンズは、前記感光体の主走査方向に関して所定の領域に潜像を形成可能であり、前記レーザ光が前記主走査方向に移動する速度は、前記主走査方向に関して、前記所定の領域の中央から端部にかけて早くなることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記生成手段は、前記主走査方向の位置に応じて変更される演算係数を生成する際、前記演算係数の変更は、前記ハーフトーン処理において使用するディザマトリクスの種類に応じて、主走査方向の所定の区間毎に変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記生成手段は、前記第1のディザマトリクスと前記演算係数とを加算して第2のディザマトリクスデータを生成することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 光源から発光されるレーザ光を偏向した後、特定の結像レンズを介して感光体に走査露光することにより画像を形成する画像形成装置の制御方法であって、
    記憶される基準となる第1のディザマトリクスデータに基づいて、入力される多値の画像信号について解像度を落として面積階調で表現する画像信号へと変換するための第2のディザマトリクスデータを生成する生成工程と、
    前記第2のディザマトリクスデータに基づいて、入力される多値の画像信号について解像度を落として面積階調で表現する画像信号へと変換するハーフトーン処理工程と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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