JP2017028791A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変圧器を介して交流電力系統に接続される電力変換器を備えた電力変換装置において、ゲートデブロックによる変圧器の偏磁量が増大することを防止する。【解決手段】制御装置は、ゲートデブロック指令を受けた場合において、自励式変換器をゲートブロックした後に電流検出器によって検出される一次側電流に基づいて、自励式変換器をゲートデブロックするタイミングを調整するタイミング調整部を含む。タイミング調整部は、自励式変換器をゲートブロックした後に電流検出器によって検出される一次側電流に基づいて、直流コンデンサを充電する直流充電モードが発生しているか否かを判定する。タイミング調整部は、直流充電モードが発生していると判定された場合には、ゲートデブロック指令を受けた後に直流充電モードが停止している状態のときに、自励式変換器をゲートデブロックする。【選択図】図5

Description

この発明は、電力変換装置に関し、特に、変圧器を介して交流電力系統に接続される自励式変換器を備えた電力変換装置に関する。
変圧器を介して交流電力系統に接続される自励式変換器を備えた電力変換装置においては、交流電力系統の電圧もしくは自励式変換器の出力電圧に直流成分が含まれていた場合、変圧器に直流成分を含んだ励磁電流が流れることになり、この励磁電流の直流成分が変圧器を偏磁させる。
変圧器の偏磁を避けるため、自励式変換器は、交流電力系統の電圧または自励式変換器の出力電圧に含まれる直流成分を打ち消す電圧を発生するように動作する。一方、交流電力系統で事故が起き、自励式変換器をゲートブロックした場合には、その後にゲートデブロックする際に、変圧器に残留磁束が残っているため、変圧器の磁束に直流成分が重畳されて変圧器の鉄心が偏磁する。励磁電流が増加することで、自励式変換器が過電流に至り、変換器を構成するスイッチング素子を損傷させる虞がある。
特開平10−171543号公報(特許文献1)には、ゲートブロックしてからゲートデブロックするまでのタイミングをゲートタイミング演算回路を用いて演算することにより、ゲートデブロックした際に変圧器が偏磁することを防止する技術が開示されている。
特開平10−171543号公報
上記特許文献1に記載される技術によれば、ゲートブロックしたときの電圧位相と同じ電圧位相となるタイミングでゲートデブロックが行なわれる。そのため、ゲートブロックしたタイミングにおける力率等によっては、ゲートデブロックするタイミングにおいて必ず電圧零の位相になるとは限らず、ゲートデブロックの時点で変圧器の偏磁量を更に増大させてしまう可能性がある。この結果、変圧器の鉄心が大きく偏磁し、励磁電流が増加するため、自励式変換器が過電流に至る虞がある。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、変圧器を介して交流電力系統に接続される電力変換器を備えた電力変換装置において、ゲートデブロックによる変圧器の偏磁量が増大することを防止することである。
この発明のある局面に従う電力変換装置は、交流出力側が変圧器を介して三相交流電源に接続された自励式変換器と、前記自励式変換器の直流入力側に接続された直流コンデンサと、前記自励式変換器を制御する制御装置とを備える。制御装置は、自励式変換器をゲートブロックするためのゲートブロック指令、および、自励式変換器をゲートデブロックするためのゲートデブロック指令を発生する指令生成部と、変圧器の一次側電流を検出する電流検出器と、指令生成部からゲートデブロック指令を受けた場合において、自励式変換器をゲートブロックした後に電流検出器によって検出される一次側電流に基づいて、自励式変換器をゲートデブロックするタイミングを調整するタイミング調整部とを含む。タイミング調整部は、自励式変換器をゲートブロックした後に電流検出器によって検出される一次側電流に基づいて、直流コンデンサを充電する直流充電モードが発生しているか否かを判定する。タイミング調整部は、直流充電モードが発生していると判定された場合には、ゲートデブロック指令を受けた後に直流充電モードが停止している状態のときに、自励式変換器をゲートデブロックする。
この発明によれば、変圧器を介して交流電力系統に接続される電力変換器を備えた電力変換装置において、ゲートデブロックによる変圧器の偏磁量が増大することを防止することができる。
この発明の実施の形態に従う電力変換装置の全体構成図である。 図1に示した自励式変換器の構成例を示す回路図である。 直流充電モードを説明するための図である。 図1に示した制御装置の構成を示すブロック図である。 自励式変換器のゲートデブロックするタイミングの調整を説明するための波形図である。 タイミング調整部の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
(電力変換装置の構成)
図1は、この発明の実施の形態に従う電力変換装置の全体構成図である。本発明に従う電力変換装置の一例として、三相交流電力系統に用いられる自励式無効電力補償装置を説明する。しかし、本発明に従う電力変換装置は、変圧器を介して三相交流電源に電気的に接続される自励式変換器を備えるものであれば、自励式無効電力補償装置に限定されるものではない。
図1を参照して、電力変換装置100は、自励式変換器10と、直流コンデンサC1と、制御装置20とを備える。
自励式変換器10は、変圧器2を介して、U相、V相、W相を有する交流電力系統1に電気的に接続される。自励式変換器10は、自己消弧型のスイッチング素子を含む。自励式変換器10は、直流コンデンサC1によって平滑化された電圧に基づいて交流電力系統1へ無効電力を出力する。
変圧器2は、自励式変換器10から出力された電圧を変圧して交流電力系統1へ出力する。変圧器2の交流電力系統1側を一次側とし、変圧器2の自励式変換器10側を二次側とする。変圧器2の一次側巻線を成すU相コイル、V相コイルおよびW相コイルはY結線されている。変圧器2の二次側巻線を成すU相コイル、V相コイルおよびW相コイルはY結線されている。交流電力系統1は本発明における「三相交流電源」の一実施例に対応する。
図2は、図1に示した自励式変換器10の構成例を示す回路図である。
図2を参照して、自励式変換器10は、スイッチング素子Q11〜Q22と、ダイオードD11〜D22とを含む。スイッチング素子Q11〜Q22はたとえばGTO(Gate Turn Off thyristor)であるが、自己消弧型のスイッチング素子であればこれに限定されるものではない。ダイオードD11〜D22は、スイッチング素子Q11〜Q22にそれぞれ逆並列に接続される。
三相の場合、直流コンデンサC1には、6つの電力変換回路(例えば、Q11,Q12,D11,D12で1つの電力変換回路を構成する)が並列に接続される。このうちの3つの交流出力端子11が変圧器2の各相二次側巻線の一方端に接続され、残りの3つの交流出力端子12が変圧器2の各相二次側巻線の他方端に接続される。すなわち、各相二次側巻線の両端それぞれに電力変換回路の交流出力端子が接続され、2つの電力変換回路により二次側巻線に交流電圧が出力される。
スイッチング素子Q11〜Q22には制御装置20からゲート駆動信号(ゲートパルス信号GP)が供給される。スイッチング素子Q11〜Q22はゲートパルス信号GPに応じてスイッチング動作を行なうことにより、直流コンデンサC1によって平滑化された電圧、すなわち直流電圧を交流電圧に変換して交流電力系統1に供給する。なお、図2の自励式変換器10の出力相電圧は2レベルである。
再び図1を参照して、電圧検出器16は、交流電力系統1の電圧(系統電圧)を検出する。系統電圧は、U相の電圧VGU、V相の電圧VGV、W相の電圧VGWからなる。電圧検出器16によって検出された系統電圧は制御装置20に与えられる。
電流検出器18は、変圧器2の一次側電流を検出する。一次側電流は、U相の電流IU、V相の電流IV、W相の電流IWからなる。電流検出器18によって検出された一次側電流は制御装置20に与えられる。
電圧検出器14は、直流コンデンサC1の端子間電圧Vdcを検出する。電圧検出器14によって検出された直流コンデンサC1の端子間電圧Vdcは制御装置20に与えられる。
制御装置20は、電圧検出器16によって検出された電圧VGU,VGV,VGW、電流検出器18によって検出された電流IU,IV,IW、および電圧検出器14によって検出された電圧Vdcに基づいて、自励式変換器10のスイッチング素子(図2)を制御することにより、自励式変換器10から交流電力系統1へ出力される電力を制御する。
制御装置20は、さらに、上位装置(図示せず)から発せられるゲートブロック指令(GB指令)およびゲートデブロック指令(DEB指令)を受ける。ゲートブロック指令は、自励式変換器10を構成する全てのスイッチング素子のスイッチング動作を停止(すべてオフ)するための指令である。ゲートブロック指令は、たとえば交流電力系統1に異常が発生した場合に発せられる。制御装置20は、ゲートブロック指令に応答してゲートブロック信号GBを自励式変換器10へ出力する。ゲートブロック信号GBを受けてスイッチング素子Q11〜Q22がオフ状態に固定されることにより、自励式変換器10は停止状態(ゲートブロック状態)となる。
一方、ゲートデブロック指令は、ゲートブロック状態の自励式変換器10のスイッチング素子を再びスイッチング動作させるための指令である。ゲートデブロック指令は、自励式変換器10をゲートブロックした後、交流電力系統1の異常が解消された場合に発せられる。制御装置20は、ゲートデブロック指令に応答してゲートデブロック信号DEBを自励式変換器10へ出力する。ゲートデブロック信号DEBを受けてスイッチング素子Q11〜Q22が再びスイッチング動作を開始することにより、自励式変換器10は交流電力系統1の電圧に同期した交流出力を再開する。
ここで、自励式変換器10のゲートブロックが行なわれた場合において、ゲートブロック時の残留磁束によって変圧器2に偏磁が発生することがある。自励式変換器10をゲートブロックした状態で変圧器2に偏磁が発生すると、変圧器2では、三相コイル(U相コイル、V相コイル、W相コイル)間で励磁インピーダンスに大小が生じる。これにより、三相コイル間で電圧分担に偏りができ、相対的に高い電圧が印加される相において、自励式変換器10を経由して直流コンデンサC1を充電するモード(以下、「直流充電モード」とも称する)が発生することがある。
図3は、直流充電モードを説明するための図である。図3では、変圧器2の偏磁の一態様として、U相コイルがV相コイルおよびW相コイルに比べて偏磁量が大きい場合を想定している。
この場合、U相コイルの励磁インピーダンスは、V相コイルおよびW相コイルの励磁インピーダンスに比べて小さくなる。そのため、変圧器一次側のU相−W相間電圧の電圧分担としては、励磁インピーダンスが小さいU相コイルに印加される電圧に比べて、励磁インピーダンスが大きいW相コイルに印加される電圧の方が高くなる。
W相コイルに印加される電圧が高くなることにより、W相の二次側電圧が直流コンデンサC1の電圧Vdcを超えた場合には、図3に示されるように、W相コイルからゲートブロック状態の自励式変換器10の逆並列ダイオードを通って直流コンデンサC1に至る電流経路が形成される。このようにして、W相の二次側電圧が直流コンデンサC1の電圧Vdcを超える期間は、直流充電モードとなり、直流コンデンサC1が充電される。
直流充電モードの発生中に自励式変換器10のゲートデブロックが行なわれると、自励式変換器10が出力する電圧によって、変圧器2のW相コイルを励磁する電圧が更に大きくなる。これにより、ゲートデブロックを行なったタイミングでの変圧器2の偏磁量が更に増大するため、結果的に励磁電流が増大して過電流に至ることで自励式変換器10は保護停止することになる。最悪の場合、自励式変換器10を構成する素子が破壊に至る可能性がある。
このように、自励式変換器10をゲートブロックした状態では、変圧器2の三相間で偏磁量が最も大きい相が励磁されているときに、直流充電モードが発生し得る。そして、直流充電モードの発生中に自励式変換器10をゲートデブロックすることで、変圧器2の偏磁量を更に増大させる可能性がある。
したがって、直流充電モードが発生していないタイミング、言い換えれば、変圧器2の偏磁量が小さくなるタイミングで自励式変換器10のゲートデブロックを実行することができれば、ゲートデブロックにより変圧器2の偏磁量が増大することを防止することが可能となる。
そこで、本実施の形態に従う電力変換装置では、電流検出器18によって検出される変圧器2の一次側電流に基づいて、変圧器2に直流充電モードが発生しているかどうかを判定する。そして、変圧器2に直流充電モードが発生していると判定された場合には、ゲートデブロック指令を受けた後に直流充電モードが停止している状態のときに、自励式変換器10をゲートデブロックする。
以下、本実施の形態に従う電力変換装置の制御構成について説明する。
(電力変換装置の制御構成)
図4は、図1に示した制御装置20の構成を示すブロック図である。
図4を参照して、制御装置20は、電圧指令生成部22と、ゲートパルス生成部24と、GB・DEB指令部28と、タイミング調整部30とを含む。
電圧指令生成部22は、電圧検出器16によって検出された系統電圧VGU,VGV,VGW、電流検出器18によって検出された一次側電流IU,IV,IW、電圧検出器14によって検出された電圧Vdcおよび直流電圧指令値Vdc*に基づいて、自励式変換器10から出力される電圧である出力電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を演算する。
ゲートパルス生成部24は、例えばPWM(Pulse Width Modulation)制御によって、自励式変換器10が出力電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に相当する電圧を出力するためのゲートパルス信号GPを生成する。ゲートパルス生成部24は、生成したゲートパルス信号GPを自励式変換器10を構成するスイッチング素子Q11〜Q22(図2)に出力する。
GB・DEB指令部28は、上位装置(図示せず)からのゲートブロック指令およびゲートデブロック指令を受ける。GB・DEB指令部28は、ゲートブロック指令に応答して、自励式変換器10にゲートブロック信号GBを出力する。ゲートブロック信号GBを受けてスイッチング素子Q11〜Q22がオフ状態に固定されることにより、自励式変換器10はゲートブロック状態となる。
GB・DEB指令部28はさらに、ゲートデブロック指令に応答して、ゲートデブロック信号DEBを生成してタイミング調整部30に出力する。
タイミング調整部30は、自励式変換器10をゲートブロックした後に電流検出器18によって検出される変圧器2の一次側電流IU,IV,IWに基づいて、自励式変換器10をゲートデブロックするタイミングを調整する。
以下、図4および図5を参照して、タイミング調整部30の詳細な構成について説明する。
(ゲートデブロックタイミングの調整)
図5は、自励式変換器10のゲートデブロックするタイミングの調整を説明するための波形図である。図5では、時刻t0以前において自励式変換器10のゲートブロックが行なわれた場合を想定する。
自励式変換器10のゲートブロックが行なわれると、タイミング調整部30は、電流検出器18によって検出される一次側電流IU,IV,IWの絶対値|IU|,|IV|,|IW|を加算する。以下の説明では、一次側電流の絶対値|IU|,|IV|,|IW|の合計値を、単に「一次側電流合計値」とも称する。図5には、時刻t0以降における一次側電流合計値の時間変化が示されている。
図5に示されるように、一次側電流合計値には、一時的な電流値の増加が現われている。この電流値の増加は、変圧器2の偏磁によるものであり、変圧器2の三相間で偏磁量が最も大きい相が励磁されていることで直流充電モード(図3)が発生していることを示している。図3で述べたように、直流充電モードの発生中は、変圧器2のいずれかの相から自励式変換器10の逆並列ダイオードを経由して直流コンデンサC1に向けて電流が流れる。そのため、三相間の偏磁量の大小に応じて、変圧器2の一次側電流IU,IV,IWのうちのいずれかの電流値が大きくなり、結果的に一次側電流合計値も増大する。
タイミング調整部30は、時刻t0よりも後の時刻t1においてゲートデブロック指令を受けると、一次側電流合計値と予め設定された閾値Ithとを比較する。そして、一次側電流値が閾値Ithを超えているときに、タイミング調整部30は、直流充電モードが発生していると判定する。
タイミング調整部30は、直流充電モードが発生していると判定されると、直流充電モードが停止するのを待って、自励式変換器10のゲートデブロックを実行する。具体的には、タイミング調整部30は、時刻t2において、一次側電流合計値が閾値Ithを超えたと判定されると、一次側電流合計値が再び閾値Ithにまで低下したタイミングを検出する。時刻t2よりも後の時刻t3において一次側電流合計値が閾値Ithにまで低下したと判定された場合、タイミング調整部30は、時刻t3から所定時間Tb[秒]が経過したタイミングである時刻t4において、自励式変換器10のゲートデブロックを実行する。
ここで、所定時間Tb[秒]は、一次側電流合計値が閾値Ithにまで低下してから閾値Ithに比べて十分に小さくなるまでに要する時間に設定される。また、所定時間Tb[秒]は、自励式変換器10がゲートブロックした後に一次側電流合計値が閾値Ithを超えてから次に一次側電流合計値が閾値Ithを超えるまでの時間間隔よりも短くなるように設定される。このような構成とすることにより、直流充電モードが停止している状態で自励式変換器10のゲートデブロックを行なうことができるため、ゲートデブロックに伴って変圧器2の偏磁量が増大することはない。
時刻t4でゲートデブロックが行なわれたことにより、時刻t4以降、自励式変換器10は交流電力系統1の電圧に同期した交流出力を再開する。ゲートデブロック後、変圧器2は自励式変換器10の出力電圧で励磁される。制御装置20が偏磁量を低減するように出力電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を補正することで、一次側電流合計値は、図中に実線k1で示すように、閾値Ith未満に抑えられている。
なお、図中に破線k2で示すように、時刻t2において一次側電流合計値が閾値Ithを超えたと判定された後に、一次側電流合計値が再び閾値Ith以下にまで低下しない場合が生じることがある。この場合、タイミング調整部30は、時刻t1から所定時間Ta[秒]が経過したタイミングである時刻t5において、自励式変換器10のゲートデブロックを実行する。ゲートデブロック後、変圧器2は自励式変換器10の出力電圧で励磁されるが、変圧器2の偏磁量が低減しない場合には、自励式変換器10は再びゲートブロックされる可能性がある。
また、図示は省略するが、時刻t1以降、一次側電流合計値が閾値Ith以下となる状態を継続している場合には、タイミング調整部30は、変圧器2の偏磁が生じていないと判断して、時刻t1から所定時間Ta[秒]が経過したタイミングである時刻t5において、自励式変換器10のゲートデブロックを実行する。
(タイミング調整部の構成例)
次に、図6を参照して、図5に示したゲートデブロックタイミングの調整を実現するためのタイミング調整部30の構成例について説明する。
図6を参照して、タイミング調整部30は、絶対値演算部40U,40V,40Wと、加算器42と、比較器44と、論理積(AND)回路46,50,68と、リセット優先型のSRフリップフロップ48,54,62と、反転(NOT)回路52,66と、論理和(OR)回路58と、最小ON回路60と、オンディレイ回路56,64とを含む。
絶対値演算部40Uは、電流検出器18(図1,4)によって検出されたU相の一次側電流IUの絶対値|IU|を演算する。絶対値演算部40Vは、電流検出器18によって検出されたV相の一次側電流IVの絶対値|IV|を演算する。絶対値演算部40Wは、電流検出器18によって検出されたW相の一次側電流IWの絶対値|IW|を演算する。
加算器42は、各相一次側電流の絶対値|IU|,|IV|,|IW|を加算することにより、一次側電流合計値を演算する。
比較器44は、非反転入力端子(+端子)に一次側電流合計値が入力され、反転入力端子(−端子)に閾値Ithが入力される。一次側電流合計値が閾値Ithより大きい場合、比較器44はH(論理ハイ)レベルの信号を出力する。一次側電流合計値が閾値Ith以下の場合、比較器44はL(論理ロー)レベルの信号を出力する。比較器44の出力信号は、論理積回路46の一方入力に与えられる。比較器44の出力信号はさらに、反転回路52に与えられる。反転回路52は、比較器44の出力信号の反転信号を出力する。反転回路52の出力信号(比較器44の出力の反転信号)は、論理積回路50の一方入力に与えられる。
SRフリップフロップ62は、セット端子(S)にGB・DEB指令部28(図4)からのゲートデブロック指令を受け、リセット端子(R)に最小ON回路60から出力されるゲートデブロック信号DEBを受ける。ゲートデブロック信号DEBは、タイミング調整部30から自励式変換器10に供給される信号である。SRフリップフロップ62は、ゲートデブロック指令が活性化レベルのHレベルのとき出力端子からHレベルの信号を出力し、ゲートデブロック信号DEBがHレベルのときに出力端子からLレベルの信号を出力する。SRフリップフロップ62は、リセット優先型であるため、ゲートデブロック指令およびゲートデブロック信号DEBが共にHレベルのとき出力端子からLレベルの信号を出力する。SRフリップフロップ62の出力は、論理積回路46の他方入力に入力されるとともに、オンディレイ回路64に入力される。
オンディレイ回路64は、SRフリップフロップ62の出力信号がLレベルからHレベルに変化したときに、その変化を所定時間Ta[秒]遅延させた信号を出力する。オンディレイ回路64の出力信号は論理積回路68の一方入力に入力される。
論理積回路46は、比較器44の出力信号とSRフリップフロップ62の出力信号との論理積を演算する。SRフリップフロップ48は、セット端子(S)に論理積回路46の出力信号を受け、リセット端子(R)にゲートデブロック信号DEBを受ける。SRフリップフロップ48は、比較器44の出力信号がHレベルのとき出力端子からHレベルの信号を出力し、ゲートデブロック信号DEBがHレベルのときに出力端子からLレベルの信号を出力する。SRフリップフロップ48は、リセット優先型であるため、論理積回路46の出力信号およびゲートデブロック信号DEBが共にHレベルのとき出力端子からLレベルの信号を出力する。SRフリップフロップ48の出力は、論理積回路50の他方入力に入力される。
論理積回路50は、反転回路52の出力信号(比較器44の出力の反転信号)とSRフリップフロップ48の出力信号との論理積を演算する。SRフリップフロップ54は、セット端子(S)に論理積回路50の出力信号を受け、リセット端子(R)にゲートデブロック信号DEBを受ける。SRフリップフロップ54は、論理積回路50の出力信号がHレベルのとき出力端子からHレベルの信号を出力し、ゲートデブロック信号DEBがHレベルのときに出力端子からLレベルの信号を出力する。SRフリップフロップ54は、リセット優先型であるため、論理積回路50の出力信号およびゲートデブロック信号DEBが共にHレベルのとき出力端子からLレベルの信号を出力する。SRフリップフロップ48の出力は、オンディレイ回路56および反転回路66に入力される。
反転回路66は、SRフリップフロップ54の出力信号の反転信号を出力する。反転回路66の出力信号(SRフリップフロップ54の出力の反転信号)は、論理積回路68の他方入力に与えられる。
論理積回路68は、オンディレイ回路64の出力信号と反転回路66の出力信号との論理積を演算する。論理積回路68の出力信号は論理和回路58の一方入力に与えられる。
オンディレイ回路56は、SRフリップフロップ54の出力信号がLレベルからHレベルに変化したときに、その変化を所定時間Tb[秒]遅延させた信号を出力する。オンディレイ回路56の出力信号は論理和回路58の他方入力に与えられる。
論理和回路58は、論理積回路68の出力信号およびオンディレイ回路56の出力信号の論理和を演算する。論理和回路58の出力信号は最小ON回路60に入力される。
最小ON回路60は、論理和回路58の出力信号を予め設定された最小ON時間に亘って連続してHレベルとするための回路である。最小ON回路60は、論理和回路58の出力信号を、ゲートデブロック信号DEBとして自励式変換器10に出力する。ゲートデブロック信号DEBがLレベルからHレベルに活性化されたとき、自励式変換器10のゲートデブロックが実行される。
以上の構成からなるタイミング調整部30において、まず、GB・DEB指令部28からLレベルのゲートデブロック指令が与えられているときには、Lレベルに非活性化されたゲートデブロック信号DEBが生成されて自励式変換器10に与えられる。
次に、GB・DEB指令部28からHレベルに活性化されたゲートデブロック指令が与えられると、比較器44の出力信号に基づいて、ゲートデブロック信号DEBがLレベルからHレベルに活性化される。具体的には、比較器44の出力信号がLレベルからHレベルに切替わったタイミング、すなわち、一次側電流合計値が閾値Ithを超えたタイミングでは、SRフリップフロップ54の出力信号がLレベルであり、かつ、オンディレイ回路64の出力信号がLレベルであるため、論理和回路58の出力信号がLレベルとなる。この結果、ゲートデブロック信号DEBはLレベルのままである。
一次側電流合計値が閾値Ithを超えたタイミングよりも後に、一次側電流合計値が再び閾値Ithにまで低下した場合、比較器44の出力信号はHレベルからLレベルに切替わる。これにより、SRフリップフロップ54の出力信号がLレベルからHレベルに切替わる。オンディレイ回路56がSRフリップフロップ54からのHレベルの出力信号を所定時間Tb[秒]遅延させて論理和回路58に出力する。この結果、一次側電流合計値が閾値Ithにまで低下したタイミングから所定時間Tb[秒]経過したタイミングで、ゲートデブロック信号DEBがLレベルからHレベルに活性化される。これにより、自励式変換器10のゲートデブロックが実行される。
これに対して、一次側電流合計値が閾値Ithを超えたタイミングよりも後に、一次側電流合計値が閾値Ith以下にまで低下しない場合、SRフリップフロップ54の出力信号がLレベルのままである。この場合、ゲートデブロック指令がHレベルに活性化されたタイミングから所定時間Ta[秒]経過したタイミングで、オンディレイ回路64がHレベルの信号を出力することにより、ゲートデブロック信号DEBがLレベルからHレベルに活性化される。
また、一次側電流合計値が閾値Ith以下となる状態が継続している場合においても、SRフリップフロップ54の出力信号がLレベルのままである。したがって、ゲートデブロック指令がHレベルに活性化されたタイミングから所定時間Ta[秒]経過したタイミングで、オンディレイ回路64がHレベルの信号を出力することにより、ゲートデブロック信号DEBがLレベルからHレベルに活性化される。
このように本実施の形態に従う電力変換装置によれば、電流検出器18によって検出される変圧器2の一次側電流に基づいて、変圧器2に直流充電モードが発生しているかどうかを判定することにより、変圧器2の偏磁量が大きい状態であるか否かを判定することができる。これにより、変圧器2に直流充電モードが発生していると判定された場合には、ゲートデブロック指令を受けた後に直流充電モードが停止している状態のとき、すなわち、変圧器2の偏磁量が小さくなるタイミングで自励式変換器10のゲートデブロックを実行することができる。この結果、ゲートデブロックにより変圧器2の偏磁量が増大することを防止することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 交流電力系統、2 変圧器、10 自励式変換器、11,12 交流出力端子、14,16 電圧検出器、18 電流検出器、20 制御装置、22 電圧指令生成部、24 ゲートパルス生成部、28 GB・DEB指令部、30 タイミング調整部、40U,40V,40W 絶対値演算部、42 加算器、44 比較器、46,50,68 論理積回路、48,54,62 SRフリップフロップ、52,66 反転回路、56,64 オンディレイ回路、58 論理和回路、60 最小ON回路、100 電力変換装置、Q11〜Q22 スイッチング素子、D11〜D22 ダイオード、C1 直流コンデンサ。

Claims (3)

  1. 交流出力側が変圧器を介して三相交流電源に接続された自励式変換器と、
    前記自励式変換器の直流入力側に接続された直流コンデンサと、
    前記自励式変換器を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記自励式変換器をゲートブロックするためのゲートブロック指令、および、前記自励式変換器をゲートデブロックするためのゲートデブロック指令を発生する指令生成部と、
    前記変圧器の一次側電流を検出する電流検出器と、
    前記指令生成部から前記ゲートデブロック指令を受けた場合において、前記自励式変換器をゲートブロックした後に前記電流検出器によって検出される前記一次側電流に基づいて、前記自励式変換器をゲートデブロックするタイミングを調整するタイミング調整部とを含み、
    前記タイミング調整部は、
    前記自励式変換器をゲートブロックした後に前記電流検出器によって検出される前記一次側電流に基づいて、前記直流コンデンサを充電する直流充電モードが発生しているか否かを判定し、かつ、
    前記直流充電モードが発生していると判定された場合には、前記ゲートデブロック指令を受けた後に前記直流充電モードが停止している状態のときに、前記自励式変換器をゲートデブロックする、電力変換装置。
  2. 前記タイミング調整部は、
    前記電流検出器によって検出される前記一次側電流の各相電流の絶対値の合計値を演算する演算部と、
    前記自励式変換器をゲートブロックした後に前記合計値が閾値を超えたときに、前記直流充電モードが発生していると判定するとともに、前記合計値が前記閾値を超えた後に再び前記閾値以下にまで低下している状態のときに、前記自励式変換器をゲートデブロックするように構成された実行部とを含む、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記実行部は、前記合計値が前記閾値を超えた後に再び前記合計値が前記閾値にまで低下した時点から所定時間が経過した時点で、前記自励式変換器をゲートデブロックするように構成され、
    前記所定時間は、前記自励式変換器をゲートブロックした後に前記合計値が前記閾値を超えてから次に前記合計値が前記閾値を超えるまでの時間間隔よりも短くなるように設定される、請求項2に記載の電力変換装置。
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