JP2001037256A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JP2001037256A
JP2001037256A JP11205624A JP20562499A JP2001037256A JP 2001037256 A JP2001037256 A JP 2001037256A JP 11205624 A JP11205624 A JP 11205624A JP 20562499 A JP20562499 A JP 20562499A JP 2001037256 A JP2001037256 A JP 2001037256A
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浩二 末吉
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眞男 船橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変圧器の偏磁分の抑制を高い精度で実現する
ことができる電力変換装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 電流検出器5A、5Bに基づき励磁電流
演算回路15で求められた変圧器3の励磁電流検出値を
先ず直流成分検出器7によりその直流成分を演算し、し
かる後、磁束密度直流成分演算回路19により磁束密度
直流成分に変換する。そして、この磁束密度直流成分が
零となるよう、電圧指令補正値演算回路18により電圧
指令補正値を出力して出力電圧指令値に加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変圧器を介して
交流線路に接続された電力変換器、および出力電圧が出
力電圧指令値に一致するよう上記電力変換器を制御する
制御手段を備えた電力変換装置に係り、特にその変圧器
の直流偏磁を確実に防止し、また、系統事故時の偏磁現
象に伴う弊害を防止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば特開平10−5673
9号公報に示された、従来の電力変換装置で、その変圧
器の直流偏磁を防止する回路の構成を示す図である。図
において、励磁電流演算回路15は、電流検出器5Aで
検出した変圧器3の交流電力系統1側巻線の電流に更に
変圧器3の巻数比で定まる定数を乗算器14で乗じて求
まる電流と、電流検出器5Bで検出した変圧器3の自励
式変換装置2側巻線の電流との差を減算器6Aで演算し
て変圧器3の磁励電流を求める。
【0003】次に、励磁電流演算回路15で得られた励
磁電流を磁束密度演算回路16で磁束密度に変換し、直
流成分検出器7でその直流成分を検出する。この磁束密
度直流成分は、減算器6Bにより磁束密度直流成分指令
値設定回路17で設定される零指令値との偏差が演算さ
れ、更に、電圧指令補正値演算回路18はこの偏差を零
にするための電圧指令補正値を出力し、この補正値を加
算器11Aにより電圧指令値作成回路10からの電圧指
令値に加算することで、自励式変換装置2は変圧器3の
直流偏磁を打ち消す方向に出力電圧を補正する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力変換装置は
以上のように構成され、特に、励磁電流演算回路15で
得られた変圧器3の励磁電流から偏磁量、即ち、磁束密
度の直流成分を求める場合、先ず、磁束密度演算回路1
6により励磁電流を磁束密度に変換し、しかる後、直流
成分検出器7によりその直流成分を検出する構成として
いる。
【0005】ところで、磁束密度演算回路16による励
磁電流から磁束密度への変換は、変圧器鉄心の磁気特性
から、例えば図12に示す如く、非線形な関数を用いて
演算される。また、実際の演算動作は、電流検出器5
A,5Bで検出した電流値に係るアナログ情報をディジ
タル信号に変換(いわゆるA/D変換)し、このディジ
タル信号に変換された励磁電流を入力し、これに対応す
る磁束密度を読み出して出力する。このため、A/D変
換に伴う誤差、いわゆる量子化誤差が非線形の励磁電流
/磁束密度変換のステップで更に拡大される可能性があ
り、常に、高い精度で偏磁成分を得るという点で満足の
いくものではなかった。
【0006】また、変圧器の巻線に流れる電流を検出す
る電流検出器も、その種類によっては、温度等の環境変
化や経年変化により電流検出器にオフセット誤差が発生
し、励磁電流を高い精度で検出できない場合があった。
更に、系統が正常で変圧器の励磁電流が極く小さい場
合、電流検出器の精度上の限界から、この励磁電流が小
さい範囲で変圧器が多少いずれかの方向に偏磁している
場合が生じる。この状態で系統に事故が発生すると、正
常時の偏磁分に事故発生に伴う磁束変化量が重量し、偏
磁に伴う過電流が発生して電力変換装置が保護停止する
等の不具合が起こることがあった。
【0007】この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、変圧器の偏磁分の抑制を高い精
度で実現することができる電力変換装置を得ることを目
的とする。また、電流検出器のオフセット誤差を低減し
て、励磁電流が高精度に検出可能な電力変換装置を得る
ことを目的とする。更に、系統事故の発生時における変
圧器の偏磁量を抑制することができる電力変換装置を得
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力変換
装置は、変圧器を介して交流線路に接続された電力変換
器、および出力電圧が出力電圧指令値に一致するよう上
記電力変換器を制御する制御手段を備えた電力変換装置
において、上記変圧器の交流線路側に接続された巻線に
流れる電流を検出する第1の電流検出器、上記変圧器の
電力変換器側に接続された巻線に流れる電流を検出する
第2の電流検出器、上記第1、第2の電流検出器の出力
から上記変圧器の励磁電流を演算する励磁電流演算回
路、この励磁電流演算回路の出力からその直流成分を検
出する直流成分検出回路、この直流成分検出回路の出力
から上記変圧器の磁束密度直流成分を演算する磁束密度
直流成分演算回路、この磁束密度直流成分演算回路の出
力が磁束密度直流成分指令値に一致するよう電圧指令補
正値を演算する電圧指令補正値演算回路を備え、上記出
力電圧指令値に上記電圧指令補正値を加算するようにし
たものである。
【0009】また、この発明に係る電力変換装置は、変
圧器を介して交流線路に接続された電力変換器、出力電
圧が出力電圧指令値に一致するよう上記電力変換器を制
御する制御手段、上記変圧器の交流線路側に接続された
巻線に流れる電流を検出する第1の電流検出器、上記変
圧器の電力変換器側に接続された巻線に流れる電流を検
出する第2の電流検出器、上記第1、第2の電流検出器
の出力から上記変圧器の励磁電流を演算する励磁電流演
算回路、この励磁電流演算回路の出力から上記変圧器の
磁束密度直流成分を演算する磁束密度直流成分演算手
段、およびこの磁束密度直流成分演算手段の出力が磁束
密度直流成分指令値に一致するよう電圧指令補正値を演
算する電圧指令補正値演算回路を備え、上記出力電圧指
令値に上記電圧指令補正値を加算するようにした電力変
換装置において、上記第1または第2の電流検出器の出
力のオフセット量を検出し、上記電流検出器の出力から
上記オフセット量を差し引いた値を上記励磁電流演算回
路に出力する電流検出器オフセット補正手段を備えたも
のである。
【0010】また、この発明に係る電力変換装置の電流
検出器オフセット補正手段は、電力変換器の出力を停止
するゲートブロック状態またはこれを解除するゲートデ
ブロック状態を指令するゲートブロック/ゲートデブロ
ック状態信号を入力する手段、上記ゲートブロック状態
のときの電流検出器の出力をオフセット量として記憶保
持する電流検出器オフセット記憶回路、および上記電流
検出器オフセット記憶回路に記憶されたオフセット量を
上記電流検出器の出力から減算する減算器を備えたもの
である。
【0011】また、この発明に係る電力変換装置の電流
検出器オフセット補正手段は、電力変換器の出力を停止
するゲートブロック状態またはこれを解除するゲートデ
ブロック状態を指令するゲートブロック/ゲートデブロ
ック状態信号を入力する手段、電流検出器の出力を平滑
化してオフセット量を演算する電流検出器オフセット演
算回路、上記ゲートブロック状態からゲートデブロック
状態へ変化する直前の上記電流検出器オフセット演算回
路の出力を記憶保持する電流検出器オフセット記憶回
路、および上記電流検出器オフセット記憶回路に記憶さ
れたオフセット量を上記電流検出器の出力から減算する
減算器を備えたものである。
【0012】また、この発明に係る電力変換装置の電流
検出器オフセット補正手段は、電流検出器の出力を交流
1周期毎に平均してオフセット量を演算する電流検出器
オフセット演算回路、上記電流検出器の出力が交流1周
期間、常に所定の設定値以下でかつ極性が不変という条
件を満たしているか否かを判定し、上記条件を満たして
いるときはオフセットホールド信号をOFF、満たして
いないときは上記オフセットホールド信号をONするオ
フセットホールド信号生成回路、上記オフセットホール
ド信号がOFFからONへ変化する直前の上記電流検出
器オフセット演算回路の出力を記憶保持する電流検出器
オフセット記憶回路、および上記電流検出器オフセット
記憶回路に記憶されたオフセット量を上記電流検出器の
出力から減算する減算器を備えたものである。
【0013】また、この発明に係る電力変換装置は、変
圧器を介して交流線路に接続された電力変換器、出力電
圧が出力電圧指令値に一致するよう上記電力変換器を制
御する制御手段、上記変圧器の交流線路側に接続された
巻線に流れる電流を検出する第1の電流検出器、上記変
圧器の電力変換器側に接続された巻線に流れる電流を検
出する第2の電流検出器、上記第1、第2の電流検出器
の出力から上記変圧器の励磁電流を演算する励磁電流演
算回路、この励磁電流演算回路の出力から上記変圧器の
磁束密度直流成分を演算する磁束密度直流成分演算手
段、およびこの磁束密度直流成分演算手段の出力が磁束
密度直流成分指令値に一致するよう電圧指令補正値を演
算する電圧指令補正値演算回路を備え、上記出力電圧指
令値に上記電圧指令補正値を加算するようにした電力変
換装置において、上記交流線路における事故の発生を検
出する系統事故判定回路、上記事故が発生していないと
き上記変圧器の磁束密度が所定量偏磁するように所定の
バイアスを上記励磁電流演算回路の出力に加算する励磁
電流バイアス設定回路、および上記事故が発生したとき
上記偏磁を消滅させるように所定のバイアスを上記電圧
指令補正値演算回路の出力に加算する電圧指令補正値バ
イアス設定回路を備えたものである。
【0014】また、この発明に係る電力変換装置の電圧
指令値バイアス設定回路は、交流線路における事故発生
後交流1周期の期間、バイアスを出力するものである。
【0015】また、この発明に係る電力変換装置の系統
事故判定回路は、交流線路の電圧を検出する電圧検出
器、この電圧検出器の出力が所定値以下になったことか
ら上記交流線路における事故の発生を検出する系統事故
発生検出回路、上記電圧検出器の出力の高調波成分を除
去するフィルタ回路、このフィルタ回路の出力が所定値
以上になったことから上記交流線路における事故の復帰
を検出する系統事故復帰検出回路、および上記系統事故
発生検出回路と系統事故復帰検出回路との出力から系統
事故の発生時および復帰時を決定する系統事故決定回路
を備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1における電力変換装置を示す構成図であ
る。図において、1は交流線路としての交流電力系統、
2は変圧器3を介して交流電力系統1に接続された自励
式変換装置、4は自励式変換装置2に直流電圧を供給す
る直流電圧源である。5Aは変圧器3の交流電力系統1
側巻線に流れる電流を検出する第1の電流検出器、5B
は変圧器3の自励式変換装置2側巻線に流れる電流を検
出する第2の電流検出器、14は電流検出器5Aの出力
に、変圧器3の両巻線の巻回数の比に応じた係数を乗算
する乗算器、6Aは乗算器14の出力と電流検出器5B
の出力との差分をとる減算器で、乗算器14と減算器6
Aとで励磁電流演算回路15を構成する。
【0017】7は励磁電流演算回路15の出力から直流
成分を検出する直流成分検出器、19は直流成分検出器
7の出力から変圧器3の磁束密度直流成分を演算する磁
束密度直流成分演算回路、17は磁束密度直流成分指令
値を与える磁束密度直流成分指令値設定回路、6Bは磁
束密度直流成分演算回路19の出力と磁束密度直流成分
指令値設定回路17の出力との差分をとる減算器、18
は減算器6Bの出力から電圧指令補正値を演算する電圧
指令補正値演算回路、8は交流電力系統1の電圧を検出
する計器用変圧器、9は交流電力系統1の設定電圧を与
える電圧基準、10は電圧基準9と計器用変圧器8との
信号に応じて自励式変換装置2の出力電圧指令値を作成
する電圧指令値作成回路、11Aは電圧指令補正値演算
回路18の出力と電圧指令値作成回路10の出力とを加
算する加算器、12は加算器11Aの出力に従って自励
式変換装置2の自己消弧型素子の点弧タイミングを決め
ゲートパルス信号を作成するパルス幅変調制御回路、1
3はパルス幅変調制御回路12の出力を増幅して自励式
変換装置2にゲート駆動信号を与えるゲートパルス増幅
回路である。
【0018】また図2は磁束密度直流成分演算回路19
の構成例を示す構成図である。図2において、24は励
磁電流直流成分と磁束密度直流成分との関係を保存する
メモリテーブル、25は入力に従いメモリテーブル24
を参照して磁束密度直流成分を出力するメモリテーブル
参照回路である。
【0019】次に動作について説明する。変圧器3の一
次側巻線電流を電流検出器5Aにて検出し、変圧器3の
二次側巻線電流を電流検出器5Bにて検出する。電流検
出器5Aの出力は、式1に示された変圧器3の一次側巻
線と二次側巻線との巻回数の比に応じた係数1を乗算器
14で乗じる。 係数1=(一次側巻線回数)/(二次側巻線巻回数) ・・・(1)
【0020】乗算器14の出力と電流検出器5Bの出力
とから減算器6Aで差分をとったものが変圧器3の励磁
電流となる。この励磁電流に含まれる直流成分は、直流
成分検出器7によって検出される。直流成分検出器7
は、直流成分を含む交流信号から直流成分のみ抽出する
検出器であり、励磁電流には系統交流電圧に同期した基
本波成分が含まれることより、基本波周期に同期した1
周期のリセット積分にて基本波成分を除去し、直流成分
のみを抽出する。既述したように、電流検出器5A、5
Bからの出力は、A/D変換回路を経てディジタル信号
に変換される段階でこのA/D変換に伴う量子化誤差の
発生が避けられない。しかるに、この発明の実施の形態
1においては、励磁電流演算回路15からの出力は、先
ず、直流成分検出器7により平均化、即ち、上述したよ
うに、1周期のリセット積分処理がなされる。従って、
A/D変換に伴う量子化誤差は、この積分処理の過程で
正負の誤差成分が相殺される傾向となり、少なくとも、
従来のように、A/D変換後直ちに磁束密度に変換する
ためにA/D変換に伴う量子化誤差が拡大されるという
不具合がなくなる訳である。
【0021】磁束密度直流成分演算回路19は直流成分
検出器7の出力である変圧器3の励磁電流直流成分から
鉄心の磁束密度直流成分を演算する。磁束密度直流成分
演算回路19の構成例を図2に示す。図2に示した磁束
密度直流成分演算回路19の構成例では、実験もしくは
論理計算にてあらかじめ得られた変圧器3の励磁電流直
流成分と磁束密度直流成分との関係をコンピュータのメ
モリー等に記憶して随時取り出す方式である。図2にお
いて、メモリーテーブル24はあらかじめ励磁電流直流
成分と磁束密度直流成分との関係を記憶しておく。メモ
リーテーブル参照回路25は、直流成分検出器7の出力
である変圧器3の励磁電流直流成分に対応する磁束密度
直流成分をメモリーテーブル24を参照して出力する。
【0022】磁束密度直流成分演算回路19の出力は、
磁束密度直流成分のフィードバック値となっているの
で、磁束密度直流成分指令値設定回路17の出力からの
差分を減算器6Bでとり、電圧指令補正値演算回路18
を介することによりフィードバック制御系を構成し、変
圧器3の磁束密度直流成分を磁束密度直流成分指令値に
一致させることができ、磁束密度直流成分指令値として
の零の値を与えておけば、電圧指令補正回路18は変圧
器3の直流偏磁を零に抑制するのに必要な電圧指令補正
値を出力する。
【0023】以上のように、この実施の形態1では、励
磁電流演算回路15からの励磁電流出力を先ず、直流成
分検出器7で平均化し、しかる後、磁束密度直流成分演
算回路19により磁束密度に変換するようにしたので、
変圧器3の直流偏磁量を高精度に検出することができ、
従って、その偏磁抑制を一層確実に達成することができ
る。
【0024】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2における電力変換装置を示す構成図である。ここ
では、励磁電流を検出する最上流の構成要素である電流
検出器5A、5Bに着目し、そのオフセットによる誤差
を抑制して、励磁電流のより正確な検出を実現すること
を目的としている。即ち、電流検出器は、当初、出力の
零点調整がなされるが、一般に、温度等の環境変化や経
年変化により出力にオフセットが存在する。このオフセ
ット量はわずかな値であるが、本願発明では、特に小電
流域の励磁電流を問題にするため、オフセット誤差の低
減が重要な課題となる。図3において、先の実施の形態
1の電力変換装置と同一の機能をもつ要素については同
一の符号を付して個々の説明は省略する。
【0025】20は、自励式変換装置2の出力を停止す
るゲートブロック状態、またはこのゲートブロック状態
を解除するゲートデブロック状態を指令するゲートブロ
ック/ゲートデブロック状態信号、21Aおよび21B
は、それぞれ電流検出器5Aおよび5Bの出力側に挿入
された電流検出器オフセット補正回路で、それぞれ電流
検出器5A、5Bの出力からオフセットを検出する電流
検出器オフセット演算回路22A、22B、検出したオ
フセットを保有する電流検出器オフセット記憶回路23
A、23B、そして、電流検出器5A、5Bの出力から
オフセットを減算する減算器6C、6Dから構成されて
いる。
【0026】次に、この電流検出器オフセット補正回路
21A、21Bの動作を図4により詳細に説明する。こ
の実施の形態2は、自励式変換装置2がゲートブロック
状態のときは電流検出器5に流れる電流が零であること
を利用して電流検出器5のオフセット誤差を補正するも
のである。図4(a)(b)に示すように、ゲートブロ
ック状態で電流検出器5にオフセットが存在すると、電
流検出器オフセット演算回路22A、22Bはこの出力
を移動平均または一次遅れ等のフィルタを介してノイズ
を除去しその積分周期毎にメモリに格納する(図4
(c))。電流検出器オフセット記憶回路23A、23
Bは、ゲートブロック状態からゲートデブロック状態に
変化するタイミングで、ゲートブロック状態中の最後に
メモリに格納していた値をホールドする(図4
(d))。減算器6C、6Dはこのホールドされた値を
電流検出器5A、5Bの出力から減算して出力する(図
4(e))。
【0027】以上のように、自励式変換装置2のゲート
ブロック/ゲートデブロック状態信号20を有効に活用
して、電流検出器5A、5Bのオフセット量を検出し、
その補正を行うことで、小電流域の励磁電流を精度よく
検出することができる。また、このように、電流検出器
5のオフセット誤差を確実に補正することができるの
で、電流検出器として比較的安価な製品を採用しても十
分な検出精度が得られ経済面で有利となる。なお、図3
では、電流検出器オフセット補正回路21を電流検出器
5Aと5Bの両者に設けたが、各電流検出器5の特性、
性能によっては、いずれか一方にのみ設けるようにして
もよい。
【0028】実施の形態3.先の実施の形態2では、自
励式変換装置2のゲートブロック/ゲートデブロック状
態信号20を利用して電流検出器のオフセット誤差を補
正するようにしたが、この実施の形態3においては、ゲ
ートブロック/ゲートデブロック状態信号20を入力す
ることなく、同様のオフセット補正動作を実現するもの
で、以下、このオフセット補正に係る部分について説明
する。図5は、この発明の実施の形態3における電流検
出器オフセット補正回路33を示す構成図で、図におい
て、34は電流検出器5の出力を、電流波形の1周期
(交流電力系統1の商用周波1周期が相当する)毎の平
均演算を行い、オフセット量を求める電流検出器オフセ
ット演算回路、36は電流検出器5の出力から電流波形
の1周期間の電流値が、「常に所定のしきい値以下でか
つ極性が不変である」という条件を満たしているか否か
を判定し、この条件を満たしているときはオフセットホ
ールド信号をOFF、条件を満たしていないときはオフ
セットホールド信号をONとするオフセットホールド信
号を生成するオフセットホールド信号生成回路、35は
オフセットホールド信号生成回路36から出力されるオ
フセットホールド信号が、OFFからONに変化するタ
イミングで電流検出器オフセット演算回路34の出力を
ホールドする。
【0029】次に動作を図6により説明する。今、電流
検出器5からの電流値が同図(a)に示すように変化し
たとすると、第2周期目までは、その値がしきい値以下
でかつ極性(ここでは+極性)が不変であるので、電流
検出器5には交流電流は流れておらず、電流検出器5は
オフセット量を出力しているとみなす。この間、オフセ
ットホールド信号生成回路36はオフセットホールド信
号をOFFとしている(同図(b))。ここでしきい値
としては、予想されるオフセットの最大値に近い値を採
用する。電流検出器オフセット演算回路34は電流検出
器5の出力を1周期毎に平均し、その値をメモリに格
納、更新している(同図(c))。
【0030】第3周期目に入ると、電流検出器5の出力
が交番し、かつ、一部でしきい値を越えているので、オ
フセットホールド信号生成回路36はこれを判別して第
3周期目が終了したタイミングでオフセットホールド信
号をONとする(同図(b))。これを受けて、電流検
出器オフセット記憶回路35は、前回のホールド値を電
流検出器オフセット演算回路34からの値に置き換える
(同図(d))。この結果、減算器6で減算されるオフ
セット量が最新の検出値に置き換えられることになり、
以降、電流検出器オフセット補正回路33の出力は、オ
フセット誤差がほぼ解消された精度の高い電流値が得ら
れる訳である。
【0031】以上のように、この実施の形態3において
は、自励式変換装置2のゲートブロック/ゲートデブロ
ック状態信号20を利用することなく、電流検出器5の
出力自体からそのオフセット量を検出し、その誤差補正
を行うようにしたので、その適用が容易になるという利
点がある。なお、この電流検出器オフセット補正回路3
3を電流検出器5A、5Bの双方に設けてもよいし、い
ずれか一方に設けてもよいことは実施の形態2で説明し
たと同様である。
【0032】更に、電流検出器5のオフセット量の検出
方式は以上で説明した構成のものに限られる訳ではな
く、他の方式のものでもよい。要は、電流検出器5のオ
フセット量を検出し、電流検出器5の出力からこのオフ
セット量を減算して出力する電流検出器オフセット補正
回路を採用することにより、特に、電流検出器5の小電
流域の出力値に基づく励磁電流の検出精度が向上し、変
圧器の偏磁抑制を図るという本願発明の目的がより一層
確実に達成される。なお、電流検出器5の検出精度を向
上させるという点に注目すれば、上述した電流検出器オ
フセット補正回路21、33を従来の図11に示す電力
変換装置に適用してもその効果を発揮するものである。
【0033】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4における電力変換装置を示す構成図である。以下、
実施の形態1と異なる点を中心に説明する。図におい
て、26は計器用変圧器8の出力から交流電力系統1に
おける事故の発生を検出する系統事故判定回路、27は
系統事故判定回路26の出力に基づき交流電力系統1に
事故が発生していないとき、励磁電流演算値に対して一
定極性の微小なバイアスを設定する励磁電流バイアス設
定回路、11Bは励磁電流演算回路15からの出力に励
磁電流バイアス設定回路27の出力を加算する加算器、
28は系統事故判定回路26の出力に基づき交流電力系
統1に事故が発生したとき励磁電流バイアス設定回路2
7が出力するバイアスと逆極性の所定のバイアスを設定
する電圧指令補正値バイアス設定回路、11Cは電圧指
令補正値演算回路18からの出力に電圧指令補正値バイ
アス設定回路28の出力を加算する加算器である。
【0034】先ず、この実施の形態4の動作原理につい
て解説する。先に触れた通り、電力変換装置をディジタ
ル回路で構成した場合、電流検出器によって検出した電
流値をアナログ/ディジタル変換回路にてアナログ値か
らディジタル値に変換する必要があるが、上記ディジタ
ル値のbit精度はアナログ/ディジタル変換の分解能
に依存する。上記電流検出器に定格電流まで検出可能な
検出器を用いた場合、励磁電流は一般的に定格電流の数
%に過ぎないために、励磁電流自体は2,3bitの検
出精度しかなく、誤差率は大きくなる。例えば、図8
(a)のように励磁電流と磁束密度との関係を示す曲線
の傾きが急な特性を持つ変圧器を用いた場合、従来の電
力変換装置では、定常運転時は磁束密度が励磁電流の微
小領域でしか変化しないので、先に説明したアナログ/
ディジタル変換の分解能による誤差の影響を受け、励磁
電流から磁束密度を正しく求めることができない。従っ
て、この電流検出器の検出出力に基づいて動作する制御
系は、偏磁零を指令して制御していても、実際は図8
(b)のように磁束密度が多少負側に偏磁しているとい
う現象が生じ得る。
【0035】この状態で、系統事故等が発生し、磁束密
度が急峻に変化した場合、その変化する方向(極性)が
負側であると、その変化は1周期後に反映されるので電
圧指令補正値演算回路18の出力では偏磁を抑制するこ
とができず、変圧器の鉄心が飽和し、過電流になる。
【0036】そこで、この実施の形態4では、定常運転
時には図8(c)のように意図的に本来の励磁電流の値
にバイアス(直流成分)を加算することでアナログ/デ
ィジタル変換の分解能による影響が少ない(励磁電流か
ら磁束の位置を正確に把握することができる)領域で磁
束密度を多少偏磁させて制御する。従って、現在の磁束
密度の変化領域を正確に把握しているので系統事故を検
出した瞬間に電圧指令補正値演算回路18の出力に上記
バイアスとは逆極性の適正なバイアス量を加算すること
で図8(d)のように磁束密度の変化する中心を零付近
に制御することができる。以上のように、系統事故によ
り磁束密度が正負どちらかの方向(極性)に急峻に変化
しても、系統事故の検出を瞬時に行い、磁束密度が変化
するまでに、磁束密度の変化の中心を零付近に制御して
おけば、変圧器の鉄心が飽和し、過電流になることを防
ぐことができる。
【0037】次に、図7に示す具体的な装置における動
作を図9を参照して説明する。同図(a)は、励磁電流
バイアス設定回路27および電圧指令補正値バイアス設
定回路28を設けない従来または実施の形態1の場合の
各波形図を示すもので、上述の動作原理で説明したよう
に、たとえ実際の磁束密度がに示すように、多少、偏
磁していても、検出精度の関係で励磁電流演算回路15
の出力で見る限り、正負平衡の波形と誤認され、最終
的に得られる磁束密度直流成分は零となっている。こ
の状態で系統事故が発生すると、この例では、磁束密度
が元々偏磁していた負の方向に急速に変換する。しか
るに、直流成分検出器は、事故発生直後からの積分処理
によってはじめて直流分(偏磁分)を検出することにな
るので、に示すように、電圧指令を補正する動作の
スタートタイミングが遅れ、結果として、変圧器3に磁
束飽和の現象が生じ過電流が発生する可能性が出てくる
ことになる。
【0038】これに対し、図9(b)はこの実施の形態
4の場合の動作を説明するもので、系統事故判定回路2
6が事故を検出していないときは、励磁電流バイアス設
定回路27が所定量のバイアスを出力し、、このバイ
アスが励磁電流演算回路15の出力に加算され、直流
成分検出器7の出力および磁束密度直流成分演算回路
19の出力はともに、この例では正の直流成分を有し
たものとなる。その結果、電圧指令を負側へづらす補正
出力がなされ、、変圧器3の磁束密度は図8(c)
に示したように、磁束密度の位置が把握できる程度に偏
磁したレベルとなる。
【0039】この状態で系統事故判定回路26が事故の
発生を検出すると、直ちに励磁電流バイアス設定回路2
7からのバイアス出力は停止し、同時に、電圧指令補
正値バイアス設定回路28から逆極性のバイアスを出力
する。この例では、交流1周期間のみ出力し、それま
で意図的に偏磁させていた変圧器3の磁束レベル(図8
(c))を、瞬時に強制的にほぼ零中心のレベル(図8
(d))に引き上げる。先の形態例で説明した直流成分
検出器7→磁束密度直流成分演算回路19→電圧指令補
正値演算回路18の出力波形、、は、周期積分演
算によるものであるので、その追従動作は少なくとも1
周期の遅れが生じるが、この実施の形態4では、事故発
生検出と同時に予め設定したバイアス量を電圧指令補正
値バイアス設定回路28から出力させるので、変圧器3
の磁束レベルを零を中心としたレベルに戻す。従って、
事故復帰時の過渡現象で変圧器3の磁束密度がどちらの
極性にシフトしても到達偏磁量が低減され、結果とし
て、磁気飽和による過電流のレベルが大幅に抑制される
訳である。
【0040】なお、図9に示す例では、電圧指令補正値
バイアス設定回路28は事故発生から1周期間のみバイ
アスを出力するようにして急速に磁束レベルをシフト
させるようにしたが、系統や機器の条件によっては、こ
の出力期間を1周期でない値に設定してもよい。
【0041】実施の形態5.図10はこの発明の実施の
形態5における電力変換装置を示す構成図である。先の
形態4の図7と異なるのは系統事故判定回路26の部分
のみであり、以下、この部分を中心に説明する。ここで
の系統事故判定回路26は、交流電力系統1における事
故の発生および事故の復帰をより正確に判定することが
できるものである。
【0042】図において、29は計器用変圧器8の出力
が所定値以下になったことから交流電力系統1における
事故の発生を検出する系統事故発生検出回路、30は計
器用変圧器8の出力の高調波成分を除去して商用周波成
分を抽出するフィルタ回路としての系統事故復帰電圧演
算回路、31は系統事故復帰電圧演算回路30の出力が
所定値以上になったことから交流電力系統1における事
故の復帰を検出する系統事故復帰検出回路、32は系統
事故発生検出回路29の出力と系統事故復帰検出回路3
1の出力とから系統事故の発生時および復帰時を決定す
る系統事故決定回路である。
【0043】次に動作について説明する。系統事故発生
検出回路29は計器用変圧器8で検出された系統電圧を
直接入力し、その値が所定値以下となったことで事故発
生を速やかに検出する。一方、系統事故復帰検出回路3
1は計器用変圧器8で検出された系統電圧が系統事故復
帰電圧演算回路30のフィルタ要素(例えば、移動平均
フィルタや一次遅れフィルタ等)を経て高調波成分が除
去された電圧を入力し、その値が所定値以上となったこ
とで事故復帰を検出する。一般に、系統復帰直前には系
統電圧は不安定となり、かなりなレベルの高調波電圧振
動が発生する場合が多い。系統事故復帰電圧演算回路3
0はこの不安定な高調波電圧成分を抑制し、確実な事故
復帰状態となる前に上記した不安定な電圧で事故復帰時
点を誤認することを防止するものである。
【0044】系統事故決定回路32は、系統事故発生検
出回路29が系統事故を検出したときは、系統事故復帰
検出回路31の出力の有無にかかわらず、系統事故発生
と判定して系統事故検出状態の信号を出力し、系統事故
発生検出回路29が系統事故発生を検出しておらず、か
つ、系統事故復帰検出回路31が系統事故の復帰を検出
したときのみ系統事故復帰と判定して系統事故復帰状態
の信号を出力する。
【0045】系統事故判定回路26より後段の動作は、
先の形態4と同一であるので説明は省略するが、以上の
ように、この実施の形態5においては、系統事故判定回
路26に、その判定確度がより高いものを採用したの
で、系統事故から復帰したときの、変圧器3の到達偏磁
量を抑制して偏磁過電流を低減するという先の実施の形
態4の効果がより一層確実に得られる訳である。
【0046】なお、上記実施の形態4、5では、系統事
故判定回路26は計器用変圧器8の出力を基に系統事故
の発生、復帰を検出するようにしたが、電流など他の要
素を加えて検出するようにしてもよく、また、別途設け
られた他の方式の事故検出手段の出力を利用するように
してもよい。また、以上の系統事故判定回路26、励磁
電流バイアス設定回路27、電圧指令補正値バイアス設
定回路28および加算器11Bは、従来の図11の回路
に適用しても、それらによる効果を奏することは言うま
でもない。
【0047】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る電力変換
装置は、変圧器を介して交流線路に接続された電力変換
器、および出力電圧が出力電圧指令値に一致するよう上
記電力変換器を制御する制御手段を備えた電力変換装置
において、上記変圧器の交流線路側に接続された巻線に
流れる電流を検出する第1の電流検出器、上記変圧器の
電力変換器側に接続された巻線に流れる電流を検出する
第2の電流検出器、上記第1、第2の電流検出器の出力
から上記変圧器の励磁電流を演算する励磁電流演算回
路、この励磁電流演算回路の出力からその直流成分を検
出する直流成分検出回路、この直流成分検出回路の出力
から上記変圧器の磁束密度直流成分を演算する磁束密度
直流成分演算回路、この磁束密度直流成分演算回路の出
力が磁束密度直流成分指令値に一致するよう電圧指令補
正値を演算する電圧指令補正値演算回路を備え、上記出
力電圧指令値に上記電圧指令補正値を加算するようにし
たので、変圧器の直流偏磁量を高精度に検出することが
でき、従って、その偏磁抑制を一層確実に達成すること
ができる。
【0048】また、この発明に係る電力変換装置は、変
圧器を介して交流線路に接続された電力変換器、出力電
圧が出力電圧指令値に一致するよう上記電力変換器を制
御する制御手段、上記変圧器の交流線路側に接続された
巻線に流れる電流を検出する第1の電流検出器、上記変
圧器の電力変換器側に接続された巻線に流れる電流を検
出する第2の電流検出器、上記第1、第2の電流検出器
の出力から上記変圧器の励磁電流を演算する励磁電流演
算回路、この励磁電流演算回路の出力から上記変圧器の
磁束密度直流成分を演算する磁束密度直流成分演算手
段、およびこの磁束密度直流成分演算手段の出力が磁束
密度直流成分指令値に一致するよう電圧指令補正値を演
算する電圧指令補正値演算回路を備え、上記出力電圧指
令値に上記電圧指令補正値を加算するようにした電力変
換装置において、上記第1または第2の電流検出器の出
力のオフセット量を検出し、上記電流検出器の出力から
上記オフセット量を差し引いた値を上記励磁電流演算回
路に出力する電流検出器オフセット補正手段を備えたの
で、電流検出器のオフセット誤差が低減して変圧器の励
磁電流検出精度が向上し、変圧器の偏磁抑制を一層確実
に達成することができる。
【0049】また、この発明に係る電力変換装置の電流
検出器オフセット補正手段は、電力変換器の出力を停止
するゲートブロック状態またはこれを解除するゲートデ
ブロック状態を指令するゲートブロック/ゲートデブロ
ック状態信号を入力する手段、上記ゲートブロック状態
のときの電流検出器の出力をオフセット量として記憶保
持する電流検出器オフセット記憶回路、および上記電流
検出器オフセット記憶回路に記憶されたオフセット量を
上記電流検出器の出力から減算する減算器を備えたの
で、ゲートブロック/ゲートデブロック状態信号を利用
して電流検出器のオフセット量を検出し、そのオフセッ
ト誤差の解消を図ることができる。
【0050】また、この発明に係る電力変換装置の電流
検出器オフセット補正手段は、電力変換器の出力を停止
するゲートブロック状態またはこれを解除するゲートデ
ブロック状態を指令するゲートブロック/ゲートデブロ
ック状態信号を入力する手段、電流検出器の出力を平滑
化してオフセット量を演算する電流検出器オフセット演
算回路、上記ゲートブロック状態からゲートデブロック
状態へ変化する直前の上記電流検出器オフセット演算回
路の出力を記憶保持する電流検出器オフセット記憶回
路、および上記電流検出器オフセット記憶回路に記憶さ
れたオフセット量を上記電流検出器の出力から減算する
減算器を備えたので、電流検出器のオフセット量の検出
がより確実になされる。
【0051】また、この発明に係る電力変換装置の電流
検出器オフセット補正手段は、電流検出器の出力を交流
1周期毎に平均してオフセット量を演算する電流検出器
オフセット演算回路、上記電流検出器の出力が交流1周
期間、常に所定の設定値以下でかつ極性が不変という条
件を満たしているか否かを判定し、上記条件を満たして
いるときはオフセットホールド信号をOFF、満たして
いないときは上記オフセットホールド信号をONするオ
フセットホールド信号生成回路、上記オフセットホール
ド信号がOFFからONへ変化する直前の上記電流検出
器オフセット演算回路の出力を記憶保持する電流検出器
オフセット記憶回路、および上記電流検出器オフセット
記憶回路に記憶されたオフセット量を上記電流検出器の
出力から減算する減算器を備えたので、ゲートブロック
/ゲートデブロック状態信号を利用することなく電流検
出器のオフセット量を検出し、そのオフセット誤差の解
消を図ることができる。
【0052】また、この発明に係る電力変換装置は、変
圧器を介して交流線路に接続された電力変換器、出力電
圧が出力電圧指令値に一致するよう上記電力変換器を制
御する制御手段、上記変圧器の交流線路側に接続された
巻線に流れる電流を検出する第1の電流検出器、上記変
圧器の電力変換器側に接続された巻線に流れる電流を検
出する第2の電流検出器、上記第1、第2の電流検出器
の出力から上記変圧器の励磁電流を演算する励磁電流演
算回路、この励磁電流演算回路の出力から上記変圧器の
磁束密度直流成分を演算する磁束密度直流成分演算手
段、およびこの磁束密度直流成分演算手段の出力が磁束
密度直流成分指令値に一致するよう電圧指令補正値を演
算する電圧指令補正値演算回路を備え、上記出力電圧指
令値に上記電圧指令補正値を加算するようにした電力変
換装置において、上記交流線路における事故の発生を検
出する系統事故判定回路、上記事故が発生していないと
き上記変圧器の磁束密度が所定量偏磁するように所定の
バイアスを上記励磁電流演算回路の出力に加算する励磁
電流バイアス設定回路、および上記事故が発生したとき
上記偏磁を消滅させるように所定のバイアスを上記電圧
指令補正値演算回路の出力に加算する電圧指令補正値バ
イアス設定回路を備えたので、系統事故復帰時の過渡現
象に伴う変圧器の偏磁過電流を抑制することができる。
【0053】また、この発明に係る電力変換装置の電圧
指令値バイアス設定回路は、交流線路における事故発生
後交流1周期の期間、バイアスを出力するようにしたの
で、系統事故発生後、変圧器の磁束密度の中心が速やか
に零レベルにシフトし、事故復帰後の偏磁過電流が確実
に抑制される。
【0054】また、この発明に係る電力変換装置の系統
事故判定回路は、交流線路の電圧を検出する電圧検出
器、この電圧検出器の出力が所定値以下になったことか
ら上記交流線路における事故の発生を検出する系統事故
発生検出回路、上記電圧検出器の出力の高調波成分を除
去するフィルタ回路、このフィルタ回路の出力が所定値
以上になったことから上記交流線路における事故の復帰
を検出する系統事故復帰検出回路、および上記系統事故
発生検出回路と系統事故復帰検出回路との出力から系統
事故の発生時および復帰時を決定する系統事故決定回路
を備えたので、系統事故の発生時および復帰時の判断が
より正確になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における電力変換装
置を示す構成図である。
【図2】 図1の磁束密度直流成分演算回路19の詳細
を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態2における電力変換装
置を示す構成図である。
【図4】 図3の電流検出器オフセット補正回路21の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3における電流検出器
オフセット補正回路33を示す構成図である。
【図6】 図5の電流検出器オフセット補正回路33の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4における電力変換装
置を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4の動作原理を説明す
るための励磁特性図である。
【図9】 図7の電力変換装置の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5における電力変換
装置を示す構成図である。
【図11】 従来の電力変換装置を示す構成図である。
【図12】 変圧器3の励磁特性を示す図である。
【符号の説明】
1 交流電力系統、2 自励式変換装置、3 変圧器、
5A,5B 電流検出器、6A,6B,6C 減算器、
7 直流成分検出器、8 計器用変圧器、9 電圧基
準、10 電圧指令値作成回路、11A,11B,11
C 加算器、14 乗算器、15 励磁電流演算回路、
17 磁束密度直流成分指令値設定回路、18 電圧指
令補正値演算回路、19 磁束密度直流成分演算回路、
20 ゲートブロック/ゲートデブロック状態信号、2
1,33 電流検出器オフセット補正回路、22,34
電流検出器オフセット演算回路、23,35 電流検
出器オフセット記憶回路、26 系統事故判定回路、2
7 励磁電流バイアス設定回路、28 電圧指令補正値
バイアス設定回路、29 系統事故発生検出回路、30
系統事故復帰電圧演算回路、31 系統事故復帰検出
回路、32 系統事故決定回路、36 オフセットホー
ルド信号生成回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 俊作 兵庫県神戸市兵庫区浜山通6丁目1番2号 三菱電機コントロールソフトウエア株式 会社内 Fターム(参考) 5G066 HA30 HB05 LA04 5H007 AA07 CA03 CC32 DA06 DB02 DC02 DC05 FA03 FA05 FA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器を介して交流線路に接続された電
    力変換器、および出力電圧が出力電圧指令値に一致する
    よう上記電力変換器を制御する制御手段を備えた電力変
    換装置において、 上記変圧器の交流線路側に接続された巻線に流れる電流
    を検出する第1の電流検出器、上記変圧器の電力変換器
    側に接続された巻線に流れる電流を検出する第2の電流
    検出器、上記第1、第2の電流検出器の出力から上記変
    圧器の励磁電流を演算する励磁電流演算回路、この励磁
    電流演算回路の出力からその直流成分を検出する直流成
    分検出回路、この直流成分検出回路の出力から上記変圧
    器の磁束密度直流成分を演算する磁束密度直流成分演算
    回路、この磁束密度直流成分演算回路の出力が磁束密度
    直流成分指令値に一致するよう電圧指令補正値を演算す
    る電圧指令補正値演算回路を備え、上記出力電圧指令値
    に上記電圧指令補正値を加算するようにしたことを特徴
    とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 変圧器を介して交流線路に接続された電
    力変換器、出力電圧が出力電圧指令値に一致するよう上
    記電力変換器を制御する制御手段、上記変圧器の交流線
    路側に接続された巻線に流れる電流を検出する第1の電
    流検出器、上記変圧器の電力変換器側に接続された巻線
    に流れる電流を検出する第2の電流検出器、上記第1、
    第2の電流検出器の出力から上記変圧器の励磁電流を演
    算する励磁電流演算回路、この励磁電流演算回路の出力
    から上記変圧器の磁束密度直流成分を演算する磁束密度
    直流成分演算手段、およびこの磁束密度直流成分演算手
    段の出力が磁束密度直流成分指令値に一致するよう電圧
    指令補正値を演算する電圧指令補正値演算回路を備え、
    上記出力電圧指令値に上記電圧指令補正値を加算するよ
    うにした電力変換装置において、 上記第1または第2の電流検出器の出力のオフセット量
    を検出し、上記電流検出器の出力から上記オフセット量
    を差し引いた値を上記励磁電流演算回路に出力する電流
    検出器オフセット補正手段を備えたことを特徴とする電
    力変換装置。
  3. 【請求項3】 電流検出器オフセット補正手段は、電力
    変換器の出力を停止するゲートブロック状態またはこれ
    を解除するゲートデブロック状態を指令するゲートブロ
    ック/ゲートデブロック状態信号を入力する手段、上記
    ゲートブロック状態のときの電流検出器の出力をオフセ
    ット量として記憶保持する電流検出器オフセット記憶回
    路、および上記電流検出器オフセット記憶回路に記憶さ
    れたオフセット量を上記電流検出器の出力から減算する
    減算器を備えたことを特徴とする請求項2記載の電力変
    換装置。
  4. 【請求項4】 電流検出器オフセット補正手段は、電力
    変換器の出力を停止するゲートブロック状態またはこれ
    を解除するゲートデブロック状態を指令するゲートブロ
    ック/ゲートデブロック状態信号を入力する手段、電流
    検出器の出力を平滑化してオフセット量を演算する電流
    検出器オフセット演算回路、上記ゲートブロック状態か
    らゲートデブロック状態へ変化する直前の上記電流検出
    器オフセット演算回路の出力を記憶保持する電流検出器
    オフセット記憶回路、および上記電流検出器オフセット
    記憶回路に記憶されたオフセット量を上記電流検出器の
    出力から減算する減算器を備えたことを特徴とする請求
    項2記載の電力変換装置。
  5. 【請求項5】 電流検出器オフセット補正手段は、電流
    検出器の出力を交流1周期毎に平均してオフセット量を
    演算する電流検出器オフセット演算回路、上記電流検出
    器の出力が交流1周期間、常に所定の設定値以下でかつ
    極性が不変という条件を満たしているか否かを判定し、
    上記条件を満たしているときはオフセットホールド信号
    をOFF、満たしていないときは上記オフセットホール
    ド信号をONするオフセットホールド信号生成回路、上
    記オフセットホールド信号がOFFからONへ変化する
    直前の上記電流検出器オフセット演算回路の出力を記憶
    保持する電流検出器オフセット記憶回路、および上記電
    流検出器オフセット記憶回路に記憶されたオフセット量
    を上記電流検出器の出力から減算する減算器を備えたこ
    とを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  6. 【請求項6】 変圧器を介して交流線路に接続された電
    力変換器、出力電圧が出力電圧指令値に一致するよう上
    記電力変換器を制御する制御手段、上記変圧器の交流線
    路側に接続された巻線に流れる電流を検出する第1の電
    流検出器、上記変圧器の電力変換器側に接続された巻線
    に流れる電流を検出する第2の電流検出器、上記第1、
    第2の電流検出器の出力から上記変圧器の励磁電流を演
    算する励磁電流演算回路、この励磁電流演算回路の出力
    から上記変圧器の磁束密度直流成分を演算する磁束密度
    直流成分演算手段、およびこの磁束密度直流成分演算手
    段の出力が磁束密度直流成分指令値に一致するよう電圧
    指令補正値を演算する電圧指令補正値演算回路を備え、
    上記出力電圧指令値に上記電圧指令補正値を加算するよ
    うにした電力変換装置において、 上記交流線路における事故の発生を検出する系統事故判
    定回路、上記事故が発生していないとき上記変圧器の磁
    束密度が所定量偏磁するように所定のバイアスを上記励
    磁電流演算回路の出力に加算する励磁電流バイアス設定
    回路、および上記事故が発生したとき上記偏磁を消滅さ
    せるように所定のバイアスを上記電圧指令補正値演算回
    路の出力に加算する電圧指令補正値バイアス設定回路を
    備えたことを特徴とする電力変換装置。
  7. 【請求項7】 電圧指令値バイアス設定回路は、交流線
    路における事故発生後交流1周期の期間、バイアスを出
    力することを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
  8. 【請求項8】 系統事故判定回路は、交流線路の電圧を
    検出する電圧検出器、この電圧検出器の出力が所定値以
    下になったことから上記交流線路における事故の発生を
    検出する系統事故発生検出回路、上記電圧検出器の出力
    の高調波成分を除去するフィルタ回路、このフィルタ回
    路の出力が所定値以上になったことから上記交流線路に
    おける事故の復帰を検出する系統事故復帰検出回路、お
    よび上記系統事故発生検出回路と系統事故復帰検出回路
    との出力から系統事故の発生時および復帰時を決定する
    系統事故決定回路を備えたことを特徴とする請求項6ま
    たは7に記載の電力変換装置。
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