JP2017028384A - Mems素子 - Google Patents

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【課題】径時変化や製造、実装工程で加熱処理を行っても特性変化が生じることなく感度の向上を図ることができるMEMS素子を提供する。【解決手段】固定電極あるいは可動電極3のいずれか一方の電極を第1の電極13と第2の電極によって誘電体膜11を挟んだ積層構造としている。また、エアーギャップ側に配置された第1の電極には、複数の開口部14が形成され、誘電体膜の一部を露出する。電圧印加手段から第1の電極と第2の電極に、誘電体膜が分極する程度の所望の電圧を印加する。【選択図】図2

Description

この発明はMEMS素子に関し、特にマイクロフォン、各種センサ、スイッチ等として用いられる容量型MEMS素子に関する。
半導体プロセスを用いたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子は、半導体基板上に固定電極を含むバックプレート、犠牲層および可動電極を形成した後、犠牲層の一部を除去することで、スペーサーを介して固定電極と可動電極との間にエアーギャップ(中空)構造が形成されている。
例えば、容量型のMEMS素子であるコンデンサマイクロフォンでは、音圧を通過させる複数の貫通孔を備えた固定電極と、音圧を受けて振動する可動電極とを対向して配置し、音圧を受けて振動する可動電極の変位を電極間の容量変化として検出する構成となっている。
図6は、一般的なコンデンサマイクロフォンの製造方法の説明図である。まず、結晶方位(100)面の厚さ420μmのシリコン基板1上に、厚さ1μm程度の熱酸化膜2を形成し、熱酸化膜2上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法により厚さ0.2〜2.0μm程度の導電性ポリシリコン膜を積層形成する。次に導電性ポリシリコン膜を通常のフォトリソグラフ法によりパターニングし、可動電極3を形成する(図6a)。可動電極3には、破損防止のためスリットを形成する場合もある。
次に、可動電極3上に厚さ2.0〜5.0μm程度のUSG(Undoped Silicate Glass)膜からなる犠牲層4を積層形成し、さらに、犠牲層4上に厚さ0.1〜1.0μm程度の導電性ポリシリコン膜を積層形成する。導電性ポリシリコン膜を通常のフォトリソグラフ法によりパターニングし、固定電極5を形成する。固定電極5上には、さらに減圧CVD法により窒化膜を積層形成し、固定電極5と一体となったバックプレート6を形成する。固定電極5とバックプレート6には貫通孔7を形成し、犠牲層4を露出させる(図6b)。
その後、シリコン基板1を裏面側からRIE装置を用いてエッチングすることでバックチャンバー8を形成する。最後に貫通孔7から犠牲層の一部をエッチングし、スペーサー9を介して固定電極5と可動電極3が対向するエアーギャップ10が形成される(図6c)。固定電極5と可動電極3には、それぞれ図示しない引出電極が接続しており、外部から所定の電圧を印加することで、可動電極3の変位を固定電極5、可動電極3間の容量変化として検出することができる構造となっている。
図6に示すような従来のMEMS素子では、固定電極5と可動電極3との間に空気を挟んだ構造となるため、電極面積を大きくしたり、電極間の間隔を狭めるなどの方法によって感度を向上させようとしても物理上の限界があった。
一方、固定電極あるいは可動電極としてエレクトレット膜を使用したMEMS構造のエレクトレットコンデンサマイクロフォンも提案されている。例えば、特許文献2には、エレクトロットコンデンサマイクロフォンが開示されており、振動電極(可動電極に相当)上にシリコン窒化膜で覆われたエレクトレット化されたシリコン酸化膜が形成された例が開示されている。
一般的にエレクトレット膜は、径時変化や、製造過程、実装過程で行われる熱処理によってエレクトレット膜から電荷が抜けてしまうという問題があることが知られている。特許文献2に開示されているエレクトレットコンデンサマイクロフォンでも、エレクトレット膜から電荷が抜けてしまうことを抑制する技術が開示されている。
特開2011−250169号公報 特許第4264103号公報
従来の一般的なMEMS素子では、固定電極5と可動電極3との間に空気を挟んだ構造となっているため、電極面積を大きくしたり、電極間の間隔を狭めるなどの方法によって感度を向上させようとしても物理上の限界があった。また従来のエレクトレットコンデンサマイクロフォンは、径時変化や加熱処理によりエレクトレット膜から電荷が抜けてしまうことが避けられなかった。本発明は、径時変化や製造、実装工程で加熱処理を行っても特性変化が生じることなく感度の向上を図ることができるMEMS素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願請求項1に係る発明は、バックチャンバーを備えた基板と、該基板上に、スペーサーを挟んで固定電極と可動電極とを配置することでエアーギャップが形成されているMEMS素子において、前記固定電極あるいは前記可動電極の少なくともいずれか一方は、誘電体膜を挟み第1の電極と第2の電極が、前記第1の電極を前記エアーギャップ側に配置するように積層し、かつ該第1の電極の一部が除去され前記誘電体膜の一部を露出する構造とし、前記第1の電極と前記第2の電極との間に前記誘電体膜が分極する電圧を印加し、前記固定電極あるいは前記可動電極と、対向する前記可動電極あるいは前記固定電極を構成する前記第2の電極との間に、前記第1の電極と前記第2の電極との間に印加される電圧より大きな電圧を印加することができる電圧印加手段を備えていることを特徴とする。
本願請求項2に係る発明は、請求項1記載のMEMS素子において、前記第1の電極および前記第2の電極は、前記誘電体膜に蓄積した電荷を放電する放電電極の機能を有することを特徴とする。
本願請求項3に係る発明は、請求項1または2いずれか記載のMEMS素子において、前記誘電体膜は、常誘電体膜または強誘電体膜であることを特徴とする。
本発明のMEMS素子は、第1の電極と第2の電極との間に所定の電圧を印加することにより誘電体膜が分極して電荷を蓄積した構造とすることができる。この分極により生じた電荷は、第1の電極の一部が除去され、露出する誘電体膜表面にも蓄積する。その結果、可動電極と固定電極間の容量変化が、空気だけの場合と比較して大きくなり、感度の向上を図ることが可能となる。特に、誘電体を強誘電体物質とすることで、その効果は大きくなる。
本発明では、第1の電極と第2の電極との間に所望の電圧を印加することで誘電体膜に分極を生じさせるため、MEMS素子の製造工程や実装工程で加熱処理が行われたとしても何ら問題ない。すなわち、従来のエレクトレット膜の課題であった蓄積した電荷の径時的な消失等に配慮する必要のない電極構造となっている。
さらに本発明では、第1の電極と第2の電極との間の誘電体膜に蓄積した電荷を、第1の電極あるいは第2の電極から除去(放電)することも可能となる。これにより、誘電体膜の分極を消失させることができるので、残留電荷の影響による特性変動をリセットすることができるという利点がある。
本発明の第1の実施例のコンデンサマイクロフォンの製造方法の説明図である。 本発明の第1の実施例のコンデンサマイクロフォンの製造方法の説明図である。 本発明の第1の実施例のコンデンサマイクロフォンの製造方法の説明図である。 本発明の第1の実施例のコンデンサマイクロフォンの説明図である。 本発明の第2の実施例の説明図である。 一般的なコンデンサマイクロフォンの製造方法の説明図である。
本発明のMEMS素子は、固定電極あるいは可動電極の少なくともいずれか一方の電極に電荷が蓄積した誘電体膜を備える構造とするため、第1の電極と第2の電極によって誘電体膜を挟んだ積層構造としている。また、エアーギャップ側に配置された第1の電極は、複数の開口部が形成され、誘電体膜の一部を露出する構造としている。また電圧印加手段から第1の電極と第2の電極には、誘電体膜が分極する程度の所望の電圧Vbias(誘電体)が印加される。可動電極を上記のような積層構造とする場合、対向する固定電極とエアーギャップに接していない固定電極を構成する第2の電極との間に、通常のMEMS素子として機能する所定の電圧Vbias(Mic)が印加される。その結果、可動電極と第2の電極との間には、従来の空気に加え、電荷が蓄積した誘電体膜が介在することになり、可動電極の変位を高感度で検出することが可能となる。また、可動電極の代わりに固定電極を上記のような積層構造とする場合、対向する固定電極とエアーギャップに接していない第2の電極との間に、従来の空気に加え、電荷が蓄積した誘電体膜が介在することになり、可動電極の変位を高感度に検出することが可能となる。また電圧印加手段は、誘電分極した誘電体膜に蓄積された電荷の放電経路として使用することも可能である。以下、本発明を実施例について詳細に説明する。
本発明の実施例について、MEMS素子としてコンデンサマイクロフォンを例にとり、可動電極を積層構造とする場合について説明する。従来例同様、本発明のコンデンサマイクロフォンは、まず、結晶方位(100)面の厚さ420μmのシリコン基板1上に、厚さ1μm程度の熱酸化膜2を形成し、熱酸化膜2上に、CVD法により厚さ0.2〜2.0μm程度の導電性ポリシリコン膜を積層形成する。次に導電性ポリシリコン膜を通常のフォトリソグラフ法によりパターニングし、可動電極3を形成する。可動電極3には、破損防止のためスリットが形成される場合もある。さらに本発明では、可動電極3上に誘電体膜11を形成する(図1)。この誘電体膜11は、例えば、チタン酸バリウムストロンチウム((BaxSr1-x)TiO3)、窒化珪素(Si34)、酸化珪素(SiO2)、酸化タンタル(TaO5)等を用いることができる。特にチタン酸バリウムストロンチウム等の強誘電体は、誘電率が大きく好ましい。誘電体膜11は、例えばスパッタリング法により成膜した後、通常のフォトリソグラフ法によりパターニングして形成することができる。
次に全面にCVD法により酸化膜を形成し、通常のフォトリソグラフ法によりパターニングして、誘電体膜11を露出し、可動電極3を被覆する酸化膜12を形成する。その後、誘電膜11および酸化膜12上にCVD法により厚さ0.2〜2.0μm程度の導電性ポリシリコン膜を積層形成し、通常のフォトリソグラフ法によりパターニングを行うことで、一部を例えば円形に除去して開口部14が形成され、この開口部14の底部に誘電体膜11が露出する第1の電極13を形成する。この第1の電極13は、先に形成した可動電極3との間に誘電体膜11と酸化膜12を挟み込んだ構造となり、第1の電極13と可動電極3との間に所定の電圧を印加することで誘電体膜11を分極させることができる。可動電極3は第2の電極に相当する(図2)。
以下、従来の製造工程同様に、第1の電極13および酸化膜12上に厚さ2.0〜5.0μm程度のUSG膜からなる犠牲層4を積層形成し、さらに、犠牲層4上に厚さ0.1〜1.0μm程度の導電性ポリシリコン膜を積層形成する。導電性ポリシリコン膜を通常のフォトリソグラフ法によりパターニングし、固定電極5を形成する。固定電極5上には、さらに減圧CVD法により窒化膜を積層形成し、固定電極5と一体となったバックプレート6を形成する。固定電極5とバックプレート6には貫通孔7を形成し、犠牲層4を露出させる(図3)。
その後、シリコン基板1を裏面側からRIE装置を用いてエッチングすることでバックチャンバー8を形成する。最後に貫通孔7から犠牲層の一部をエッチングし、スペーサー9を介して固定電極5と可動電極3が対向するコンデンサマイクロフォンを形成する(図4)。なお、可動電極3、固定電極5および第1の電極13を外部に引き出すための電極は図示を省略している。
このように形成したコンデンサマイクロフォンでは、例えば、第1の電極13と可動電極3(第2の電極に相当)に電圧印加部15からそれぞれ誘電体膜が分極させる電圧Vbias(誘電体)およびマイクロフォンとして機能させるための電圧Vbias(Mic)を印加する。その結果、誘電体膜11は分極する。誘電体膜11内に蓄積した電荷は、第1の電極13に形成されている開口部14内にも存在し、スペーサー9によって形成される中空部(空気層)のみの場合と比較して、可動電極3と固定電極5との間の誘電率が大きくなり、感度が増すことになる。
なお、誘電体膜11と第1の電極13は、その厚さを調整することで、可動電極としての機能を損なわずに形成することが可能である。また開口部14の数、大きさ、形状、配置等は、所望の特性のコンデンサマイクロフォンを形成できるように適宜設定すればよい。同様に、第1の電極13と可動電極3との間に印加する電圧を調整したり、誘電体膜の材料を適宜選択することで、誘電体膜の誘電率を変え、所望の特性のコンデンサマイクロフォンを形成することができる。
次に第2の実施例について説明する。誘電体膜11は可動電極を構成する代わりに固定電極を構成することも可能である。図5は、コンデンサマイクロフォンの可動電極および固定電極部の部分拡大図である。図1を用いて説明した第1の実施例同様、結晶方位(100)面の厚さ420μmのシリコン基板1上に、厚さ1μm程度の熱酸化膜2を形成し、熱酸化膜2上に、CVD法により厚さ0.2〜2.0μm程度の導電性ポリシリコン膜を積層形成する。次に導電性ポリシリコン膜を通常のフォトリソグラフ法によりパターニングし、可動電極3を形成する。
次に、図3を用いて説明した第1の実施例同様、可動電極3上に厚さ2.0〜5.0μm程度のUSG膜からなる犠牲層4を積層形成し、さらに、犠牲層4上に厚さ0.1〜1.0μm程度の導電性ポリシリコン膜を積層形成する。導電性ポリシリコン膜を通常のフォトリソグラフ法によりパターニングし、第1の電極13を形成する。ここで、第1の電極13には、後述する誘電体膜の一部を露出するための開口部14を形成しておく。第1の電極13上には、実施例1で説明した誘電体膜11を積層形成する。誘電体膜11の一部は、先に形成した開口部14に入り込んだ形状となる。その後、誘電体膜11上にCVD法により厚さ0.2〜2.0μm程度の導電性ポリシリコン膜を積層形成し、通常のフォトリソグラフ法によりパターニングし、固定電極5を形成する(図5a)。
次に、固定電極5に形成される貫通孔の形成予定領域の固定電極5、誘電体膜11および第1の電極13の一部を、例えば円形に除去する。その後、減圧CVD法により窒化膜16を積層形成する。このように形成すると、誘電体膜11の端部は、窒化膜16で被覆されることになる。その結果、後述する犠牲層4のエッチングの際に用いられる薬液に対して、耐エッチング性の弱い材料を誘電体膜として選択した場合でも窒化膜16により保護することができる。その後、貫通孔形成予定領域の窒化膜16の一部を除去し、犠牲層4を露出させ、貫通孔7を形成する(図5b)。
なお、この貫通孔形成予定領域に残る窒化膜16の小さな突起は、ステッキング防止のための突起として形成することも可能である。その場合は、貫通孔形成予定領域の固定電極5、誘電体膜11および第1の電極13の一部を除去する際、露出する犠牲層4をわずかにエッチング除去しておき、窒化膜16で被覆する。その後、窒化膜16の一部を除去し、犠牲層4を露出させ、貫通孔7を形成すると、犠牲層4をわずかにエッチング除去した分だけ窒化膜16が対向する可動電極3側に突出する形状を形成することができる。
以下、従来の製造工程同様に、シリコン基板1を裏面側からRIE装置を用いてエッチングすることでバックチャンバー8が形成される。最後に貫通孔7から犠牲層の一部をエッチングし、スペーサー9を介して固定電極5と可動電極3が対向するコンデンサマイクロフォンを形成する(図5c)。なお、前述の通り、図5はコンデンサマイクロフォンの可動電極および固定電極部の部分拡大図を示しており、本実施例は、図示していないコンデンサマイクロフォンの構成を含んでいる。
このように形成したコンデンサマイクロフォンでは、例えば、第1の電極13と可動電極3との間に電圧印加部15からそれぞれ誘電体膜が分極させる電圧Vbias(誘電体)およびマイクロフォンとして機能させるための電圧Vbias(Mic)を印加する。その結果、誘電体膜11は分極する。誘電体膜11内に蓄積した電荷は、第1の電極13に形成されている開口部14内にも存在し、スペーサー9によって形成される中空部(空気層)のみの場合と比較して、可動電極3と固定電極5との間の誘電率が大きくなり、感度が増すことになる。
なお、開口部14の数、大きさ、形状、配置等は、所望の特性のコンデンサマイクロフォンを形成できるように適宜設定すればよい。同様に、第1の電極13と固定電極5との間に印加する電圧を調整したり、誘電体膜の材料を適宜選択することができ、誘電体膜の誘電率を変え、所望の特性のコンデンサマイクロフォンを形成することができる。
以上本発明の実施例について説明してきたが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでないことは言うまでもない。例えば、可動電極3と固定電極5のいずれも誘電体膜を形成した形状とすることできる。
1:シリコン基板、2:熱酸化膜、3:可動電極、4:犠牲層、5:固定電極、6:バックプレート、7:貫通孔、8:バックチャンバー、9:スペーサー、10:エアーギャップ、11:誘電体膜、12:酸化膜、13:第1の電極、14:開口部、15:電圧印加部、16:窒化膜

Claims (3)

  1. バックチャンバーを備えた基板と、該基板上に、スペーサーを挟んで固定電極と可動電極とを配置することでエアーギャップが形成されているMEMS素子において、
    前記固定電極あるいは前記可動電極の少なくともいずれか一方は、誘電体膜を挟み第1の電極と第2の電極が、前記第1の電極を前記エアーギャップ側に配置するように積層し、かつ該第1の電極の一部が除去され前記誘電体膜の一部を露出する構造とし、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に前記誘電体膜が分極する電圧を印加し、前記固定電極あるいは前記可動電極と、対向する前記可動電極あるいは前記固定電極を構成する前記第2の電極との間に、前記第1の電極と前記第2の電極との間に印加される電圧より大きな電圧を印加することができる電圧印加手段を備えていることを特徴とするMEMS素子。
  2. 請求項1記載のMEMS素子において、
    前記第1の電極および前記第2の電極は、前記誘電体膜に蓄積した電荷を放電する放電電極の機能を有することを特徴とするMEMS素子。
  3. 請求項1または2いずれか記載のMEMS素子において、
    前記誘電体膜は、常誘電体膜または強誘電体膜であることを特徴とするMEMS素子。
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