以下、本発明に係るフリーアクセスフロアを実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図24は、本発明の第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20について説明するために参照する図である。以下、前記従来のフリーアクセスフロア2と同様の部分には同じ符号を付して説明し、従来と同様の構成についての重複する説明は一部を除き省略する。
本実施の形態に係るフリーアクセスフロア20は、図88〜90に示す前記従来のフリーアクセスフロア2のフロアパネル8の代わりに、図2〜7に示すようなフロアパネル28を備え、図85〜87に示す前記従来のフリーアクセスフロア2の支持台12の代わりに、図8〜15に示すような支持台22を備えている点において、前記従来のフリーアクセスフロア2と異なるものである。その他の構成は、前記従来のフリーアクセスフロア2と同様である。
フロアパネル28は、1枚の金属製の板状部材をプレス加工することにより形成されており、図4に示すように、略長方形の上面28aを有する板状に形成された天板部28bと、この天板部28bの四辺より略垂直下方に折曲げられて形成された4つの側板部28c(図5〜7参照)を備えて構成されている。
また、図2,7に示すように、フロアパネル28の天板部28bの対角線上の2つの隅部には、その板厚方向に貫通すると共に、その開口形状が略矩形上の貫通孔28dがそれぞれ形成されている。
また、図3,6に示すように、フロアパネル28の貫通孔28dが形成された2つの隅部それぞれにおける、互いに直交する2つの側板部28cの長さ方向端部には、フロアパネル28の内側に向かって突出する凸部28e(係合部)がそれぞれ形成されている。
支持台22は、図8に示すように、その外形形状が略円柱状に形成されており、その上面側の中央部には、中心角が略90度の扇形状の上面を有する上板部23a(図10参照)と、その上板部23aの円弧状に形成された外周側から下方に伸びる脚部23bを有する垂直断面形状が逆L字状の中央支持部23が形成されている(図9、12参照)。
また、図9に示すように、中央支持部23は、その上端側が支持台22の高さ途中に形成された水平面22cよりも上方に突出するように伸びていると共に、支持台22の円周方向に間隔を置いて4つ形成されている(図10参照)。中央支持部23の脚部23bの下端部は、図12に示すように、水平面22cよりも下側まで伸びている。
また、支持台22の上面における4つの中央支持部23のそれぞれの半径外方には、水平面22cから上方に突出する2つの脚部24b(図9参照)と、その2つの脚部24bの上端部の間を架け渡すと共に、略円弧状の上面を有する板状の弧状板部24a(図10参照)とを有する突出部24が形成されている。突出部24の脚部24bの下端部は、図14に示すように、水平面22c上に一体的に形成されている。
図9に示すように、突出部24の2つの脚部24bは、弧状板部24aと連続する上面を有するように形成されると共に、弧状板部24aの長さ方向の両端部から支持台22の半径外方に向かって伸びるようにそれぞれ形成されている(図10参照)。
また、図12に示すように、突出部24の弧状板部24aの上面の高さ位置は、中央支持部23の上板部23aの上面よりも下方に配置され、弧状板部24aには、その上面から上方に突出する押当部24c(図9参照)が形成されている。
また、図10に示すように、突出部24の押当部24cは、弧状板部24aの外周形状に沿うように形成されると共に、その上端面が中央支持部23の上板部23aの上面と略同一の高さ位置になるように、垂直断面形状が略矩形状に形成されている(図12参照)。
また、突出部24は、中央支持部23の脚部23bとの間に所定の間隔を空けて形成されていると共に、弧状板部24aの内周形状が、脚部23bの外周形状に沿うように形成されている(図10参照)。
また、図10,14に示すように、支持台22の円周方向に互いに間隔を空けて形成された4つの突出部24間には、略台形状の垂直断面形状を有する突出部25が、水平面22c(図9参照)から上方に突出するように形成されている。
突出部25は、図10に示すように、支持台22の中央支持部23が形成された中央部の領域よりも半径外方の領域に、円周方向に略90度の位置を中心にして合計4つ形成されている。また、突出部25の上面25aは、図14に示すように、突出部24の脚部24bの上面と略同一の高さ位置になるように形成されている。
そして、図14に示すように、突出部24の脚部24bには、その突出部25に対向する面における上端部24e(図9参照)よりも下方の位置に、突出部25側とは反対方向に凹む凹部24d(係合部)が形成されている。また、突出部24の上端部24eの面は、中央支持部23の脚部23bの円周方向の端面23e(図9参照)と略同一平面上に配置されている(図10,11参照)。
また、図10、12に示すように、支持台22の外周縁部には、中央支持部23の上板部23aの上面と略同一高さの略円弧状の上面26aを有する外周縁支持部26が形成されている。
外周縁支持部26はその内周形状が、突出部24の弧状板部24a及び脚部24bの外周形状に沿うように形成されると共に、突出部24に対して所定の間隔を空けて配置されている。また、外周縁支持部26は、支持台22の円周方向に互いに間隔を空けて合計4つ形成されている(図10参照)。
この4つの外周縁支持部26は、図11に示すように、支持台22の外周形状を形成する本体胴部22aの上端部に一体的に形成されている。
そして、支持台22の水平面22cから上方に突出する、突出部24の脚部24b、及び突出部25がそれぞれ形成されることにより、水平面22c、脚部24b、及び突出部25により形成された溝部22bが、図10中上下左右方向に伸びるように合計8つ形成されている(図11,14,15参照)。
また、図1,16,21に示すように、フロアパネル28の隅部における、互いに直交する隣り合う2つの側板部28cの長さ方向端部を、支持台22の図10中上下方向及び左右方向にそれぞれ伸びる、装着するフロアパネル28の中央部側の2つの溝部22bに図1中上方からそれぞれ嵌入している。
そして、フロアパネル28の側板部28cを、支持台22の溝部22bに嵌入して、天板部28bの上面28aの裏面が、中央支持部23の上板部23aの上面、及び外周縁支持部26の上面26aに接触することにより、フロアパネル28は基礎床面6上の所定の高さ位置に支持されている。
また、前述のように、フロアパネル28の側板部28cには、フロアパネル28の内側に向かって突出する凸部28e(図6参照)が形成されているため、フロアパネル28の側板部28cを、支持台22の溝部22bに図1中上方から嵌入する際には、突出部24の上端部24e(図14参照)と、突出部25の間の隙間を押し広げて、側板部28cの凸部28eが形成されている部分が通過できるようになっている。
すなわち、前述のように、突出部24と外周縁支持部26の間には隙間があるため、突出部24を外周縁支持部26側に押すことにより、突出部24を弾性変形させて、突出部24の上端部24eと、突出部25の間の隙間を押し広げるようになっている。
そして、突出部24を弾性変形させることにより、フロアパネル28の側板部28cの凸部28eが形成された部分が、突出部24の上端部24eと、突出部25の間の隙間を通過し、弾性変形の復元後に、凸部28eが突出部24の脚部24bに形成された凹部24dに係合するようになっている(図18,19参照)。
したがって、フロアパネル28の側板部28cの凸部28eと、突出部24の脚部24bの凹部24dが互いに係合することにより、例えば、複数のフロアパネル28と支持台22を組み合わせたパネルユニット(図84参照)を工場から持ち運んでいる途中や、基礎床面6に不陸面が形成されていた場合でも、フロアパネル28と支持台22が容易に分離してしまうことを防止することができる。
また、フロアパネル28の側板部28cを、支持台22の溝部22bに図1中上方から嵌入する際には、突出部24の上端部24eと突出部25の間の隙間を押し広げるように、突出部24を弾性変形させているため、フロアパネル28の側板部28cを支持台22の溝部22bに容易に嵌入することができる。
また、図16に示すように、フロアパネル28の天板部28bの対角線上の2つの隅部に形成された貫通孔28d(図2参照)は、フロアパネル28の上面側から貫通孔28dに、例えばドライバ等の棒状部材30(図22参照)を挿通して、支持台22に形成された押当部24cに棒状部材30の先端部を押し当てることができる位置に形成されている。
そして、図22に示すように、フロアパネル28の上面側から貫通孔28dにドライバ等の棒状部材30を挿通して、押当部24cに棒状部材30の先端部を押し当てて、押当部24cに対して外周縁支持部26側に向かう力を加えることにより、溝部22bの幅が広がる方向に突出部24を弾性変形させることができる(図23参照)。
したがって、上記のように、押当部24cに棒状部材30の先端部を押し当てて、溝部22bの幅が広がる方向に突出部24を弾性変形させることにより、フロアパネル28の凸部28eと、突出部24の凹部24dとの係合が外れて、支持台22の溝部22bに嵌入されたフロアパネル28を容易に取り外すことができる。
また、支持台22の対角線上に位置する2つの中央支持部23(付勢手段)の上面には、図10,12,13に示すように、上方に突出する略半球状の球状突起23fがそれぞれ1つ形成されている。また、球状突起23fは、中央支持部23の上板部23aの上面における、円弧状に形成された外周側より半径内方(図10中、支持台22の水平方向中央側)の位置に形成されている。
したがって、フロアパネル28の側板部28cが支持台22の溝部22bに嵌入される前は、中央支持部23の上板部23aの上面に球状突起23fが形成されていることにより、中央支持部23の上端位置が、外周縁支持部26の上面26aよりも球状突起23fの高さ分だけ高くなっている。
そして、図20に示すように、フロアパネル28の側板部28cが支持台22の溝部22bに嵌入して、フロアパネル28の凸部28eと、突出部24の凹部24dが互いに係合された状態(図18,19参照)においては、支持台22の中央支持部23の半径内方の部分は、フロアパネル28の天板部28bにより図20中上方から押圧され、略半球状の球状突起23fの高さ分だけ弾性変形により下方に撓んでいる。
したがって、フロアパネル28の側板部28cが支持台22の溝部22bに嵌入して、フロアパネル28の凸部28eと、突出部24の凹部24dが互いに係合された状態(図18,19参照)においては、フロアパネル28は支持台22の中央支持部23の弾性力により図20中上方へ付勢されている。
そして、前述のように、支持台22の押当部24cにドライバ等の棒状部材30の先端部を押し当てて(図22参照)、フロアパネル28の凸部28eと、突出部24の凹部24dとの係合を外すことができる幅まで溝部22bを押し広げた(図23参照)際には、図24に示すように、支持台22の中央支持部23の弾性力により、フロアパネル28が自動的に上方へ持ち上げられる。
上記のように、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア20においては、フロアパネル28の4つの隅部全てにおいて、側板部28cの凸部28eと、支持台22の突出部24の凹部24dとが互いに係合するように構成されてはいない。
仮に、フロアパネル28の4つの隅部全てにおいて、支持台22と互いに係合するようにした場合、4つの隅部の内の1つの隅部において、上記のように係合を外すことができる幅まで溝部22bを押し広げたとしても、その1つの隅部に隣合う他の2つの隅部においては、フロアパネル28と支持台22との係合は外れていない。
そのため、上記1つの隅部において係合を外して、中央支持部23の弾性力により、球状突起23fの高さ分だけフロアパネル28を上方へ持ち上げようしても、上記隣合う他の2つの隅部における、フロアパネル28と支持台22との係合が、フロアパネル28が上方へ持ち上がらないように作用することになる。
そのため、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア20においては、図3に示すように、フロアパネル28の4つの隅部全てではなく、フロアパネル28の対角線上に位置する2つの隅部においてのみ、それぞれ互いに直交する2つの側板部28cの長さ方向端部に凸部28eを形成し、この2つの隅部においてのみ、フロアパネル28の凸部28eと、突出部24の凹部24dとが係合するようになっている。
このように、フロアパネル28の凸部28eと、突出部24の凹部24dとの係合を外すことができる幅まで溝部22bを押し広げた際に、支持台22の中央支持部23の弾性力によりフロアパネル28が自動的に上方へ持ち上げられるため、支持台22の溝部22bに嵌入されたフロアパネル28を容易に取り外すことができる。
したがって、以上に説明したように、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア20によれば、フロアパネルと支持台との着脱を容易にして、その構成部材が破損しないようにすることができる。
図25〜図33は、本発明の第2の実施の形態に係るフリーアクセスフロア40について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフリーアクセスフロア40は、図25,26に示すように、フロアパネル48の側板部48cの形状が、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20の側板部28cの形状と異なるものである。
すなわち、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20においては、フロアパネル28の対角線上に位置する2つの隅部それぞれにおける、互いに直交する2つの側板部28cの長さ方向端部には、フロアパネル28の内側に向かって突出する凸部28eがそれぞれ形成されていた(図3,6参照)。
これに対し、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア40においては、図25,26に示すように、フロアパネル48の対角線上に位置する2つの隅部それぞれにおける、互いに直交する2つの側板部48cの長さ方向端部には、側板部48cの板厚方向(図26中左右方向)に貫通すると共に、開口形状が略円形(図25参照)の貫通孔48g(係合部)がそれぞれ形成されている。
また、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア40は、図27,28に示すように、支持台42の突出部44の脚部44bの形状が、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20における、支持台22の突出部24の脚部24bの形状と異なるものである(図9参照)。
すなわち、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20においては、突出部24の脚部24bには、その突出部25に対向する面における上端部24eよりも下側の位置に、突出部25側とは反対方向に凹む凹部24dが形成されていた(図14参照)。そして、図10に示すように、脚部24bの上端部24eの面は、中央支持部23の脚部23bの円周方向の端面23e(図9参照)と略同一平面上に配置されていた。
これに対し、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア40においては、図29に示すように、突出部44の脚部44bには、その突出部45に対向する面の中央部(図27参照)に、突出部45側に突出する球状凸部44e(係合部)が形成されている。
また、図28に示すように、脚部44bの突出部45に対向する面における、球状凸部44e以外の平面部分は、中央支持部43の脚部43bの円周方向の端面43e(図27参照)と略同一平面上に配置されている。
このように、突出部44の脚部44bには、突出部45側に突出する球状凸部44eが形成されているため、球状凸部44eが形成された部分の溝部42bの幅は、フロアパネル48の側板部48cの板厚よりも小さくなっている(図29参照)。
そのため、フロアパネル48の側板部48cを、支持台42の溝部42bに図29中上方から嵌入する際には、突出部44の脚部44bと突出部45の間の隙間を押し広げるように、突出部44を弾性変形させるようになっている。
すなわち、突出部44と外周縁支持部46の間には隙間があるため、突出部44を外周縁支持部46側に押すことにより、突出部44を弾性変形させて、突出部44の脚部44bと突出部45の間の溝部42bの隙間を押し広げることができる。
そして、突出部44を弾性変形させることにより、図31,32に示すように、フロアパネル48の側板部48cが、支持台42の溝部42bに嵌入して、突出部44の脚部44bの球状凸部44eが、フロアパネル48の側板部48cの貫通孔48gに係合するようになっている。
したがって、突出部44の脚部44bの球状凸部44eと、フロアパネル48の側板部48cの貫通孔48gが係合することにより、例えば、複数のフロアパネル48と支持台42を組み合わせたパネルユニット(図84参照)を工場から持ち運んでいる途中や、基礎床面6に不陸面が形成されていた場合でも、フロアパネル48と支持台42が容易に分離してしまうことを防止することができる。
その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20と同様であり、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア40における中央支持部43、外周縁支持部46、突出部45は、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20における、中央支持部23、外周縁支持部26、突出部25と同様である。
また、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20と同様に、フロアパネル48の天板部48bの隅部に形成された貫通孔48d(図25参照)は、フロアパネル48の上面側からこの貫通孔48dに、例えばドライバ等の棒状部材30(図22参照)を挿通して、支持台42の突出部44に形成された押当部44c(図27参照)に棒状部材30の先端部を押し当てることができる位置に形成されている(図30参照)。
そして、フロアパネル48の上面側から貫通孔48dにドライバ等の棒状部材30を挿通して、押当部44cに棒状部材30の先端部を押し当てて、押当部44cに対して外周縁支持部46側に向かう力を加えることにより、突出部44の脚部44bと、突出部45の間の溝部42bの隙間が広がる方向に突出部44を弾性変形させることができる(図33参照)。
したがって、上記のように、溝部42bの幅が広がる方向に突出部44を弾性変形させることにより、突出部44の脚部44bの球状凸部44eと、フロアパネル48の側板部48cの貫通孔48gとの係合が外れて、支持台42の溝部42bに嵌入されたフロアパネル48を容易に上方に取り外すことができるようになっている。
このような本実施の形態に係るフリーアクセスフロア40によっても、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20と同様の効果を得ることができる。
図34,図35は、本発明の第3の実施の形態に係るフリーアクセスフロア60について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフリーアクセスフロア60は、フロアパネル28が支持台62から取り外される際に、フロアパネル28を上方へ持ち上げる付勢手段が、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20における付勢手段と異なるものである。
すなわち、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20においては、支持台22の中央支持部23の上板部23aの上面に略半球状の球状突起23fが形成されていた(図11,12参照)。
そして、支持台22の押当部24cにドライバ等の棒状部材30の先端部を押し当てて、フロアパネル28の凸部28eと、突出部24の凹部24dとの係合を外すことができる幅まで溝部22bを押し広げた際に、フロアパネル28が支持台22の中央支持部23の弾性力により球状突起23fの高さ分だけ上方へ持ち上げられるようになっていた(図22〜24参照)。
これに対し、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア60においては、図34に示すように、支持台62は前記第1の実施の形態における支持台22の中央支持部23の球状突起23fを備えておらず、支持台62の外周面に弾性力を有する略棒状の弾性部材68(付勢手段)が固定されている。
弾性部材68は、支持台62の外周面から同図中左上斜め方向にその長さ方向が伸びるように、その一端部が支持台62の外周面に固定され、その他端部に同図中左下斜め方向に折れ曲がる折曲部68aが形成されている。
また、図34に示すように、フロアパネル28の側板部28cが支持台62の溝部62bに上方から嵌入される前は、折曲部68aの上端部の高さ位置(同図中上下方向の位置)は、支持台62の上端面よりも上方に配置されている。
そして、図35に示すように、フロアパネル28の側板部28cが、支持台62の溝部62bに嵌入した状態においては、弾性部材68の折曲部68aの上端部は、フロアパネル28の天板部28bの上面28aの裏面に当接している。
そのため、弾性部材68は、その折曲部68の上端部の高さ位置(図35中、上下方向の位置)が、支持台62の上端面と同一の高さとなるように、フロアパネル28の天板部28bにより上方から押圧されて弾性変形している。
そして、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20と同様に、フロアパネル28と支持台62との係合を外すことができる幅まで溝部62bを押し広げた際には、フロアパネル28が弾性部材68の弾性力により上方へ自動的に持ち上げられるようになっている。
したがって、上記のように、フロアパネル28が弾性部材68の弾性力により上方へ自動的に持ち上げられるため、支持台62の溝部62bに嵌入されたフロアパネル28を容易に取り外すことができる。
その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20と同様である。
このような本実施の形態に係るフリーアクセスフロア60によっても、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20と同様の効果を得ることができる。
図36は、本発明の第4の実施の形態に係るフリーアクセスフロア80について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフリーアクセスフロア80は、フロアパネル28が支持台82から取り外される際に、フロアパネル28を上方へ持ち上げる付勢手段が、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20における付勢手段と異なるものである。
すなわち、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20においては、支持台22の中央支持部23に略半球状の球状突起23fが形成されていた(図12参照)。そして、支持台22の押当部24cにドライバ等の棒状部材30の先端部を押し当てて、フロアパネル28の凸部28eと、突出部24の凹部24dとの係合を外すことができる幅まで溝部22bを押し広げた際に、フロアパネル28が、支持台22の中央支持部23の弾性力により球状突起23fの高さ分だけ上方へ持ち上げられるようになっていた(図22〜24参照)。
これに対し、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア80においては、支持台82が前記第1の実施の形態における支持台22の中央支持部23の球状突起23fを備えておらず、フロアパネル28の側板部28cが支持台82に嵌入される前は、中央支持部83の上板部83a(付勢手段)が、支持台82の中央側に向かうに従って高くなるように傾斜している(図36参照)。
したがって、フロアパネル28の側板部28cが支持台82に嵌入される前は、中央支持部83の上板部83aの上端位置が、外周縁支持部86の上面86aよりも高くなっている。
そして、フロアパネル28の側板部28cが支持台82に嵌入して、フロアパネル28と支持台82が互いに係合された状態においては、中央支持部83の上板部83aが、フロアパネル28の天板部28bにより上方から押圧されて、外周縁支持部86の上面86aと同じ高さの略水平な状態になるように弾性変形するようになっている。
そして、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20と同様に、フロアパネル28と支持台82との係合を外す際には、図36に示すように、フロアパネル28が中央支持部83の上板部83aの弾性力により上方へ自動的に持ち上げられるようになっている。
したがって、上記のように、フロアパネル28が中央支持部83の上板部83aの弾性力により上方へ自動的に持ち上げられるため、支持台82に嵌入されたフロアパネル28を容易に取り外すことができる。
その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20と同様である。
このような本実施の形態に係るフリーアクセスフロア80によっても、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20と同様の効果を得ることができる。
図37は、本発明の第5の実施の形態に係るフリーアクセスフロアについて説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフリーアクセスフロアは、図37に示すように、支持台102の形状が前記第2の実施の形態に係るフリーアクセスフロア40の支持台42の形状と異なるものである。
すなわち、前記第2の実施の形態に係るフリーアクセスフロア40においては、支持台42の中央支持部43と突出部44の間には所定の空間(図27,28参照)が形成されていたが、本実施の形態に係るフリーアクセスフロアにおいては、図37に示すように、中央支持部103と突出部104が一体となるように形成されている。その他の構成は、前記第2の実施の形態に係るフリーアクセスフロア40と同様である。
このような本実施の形態に係るフリーアクセスフロアによっても、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20と同様の効果を得ることができる。
図38から図54は、本発明の第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110について説明するために参照する図である。以下、前記従来のフリーアクセスフロア2と同様の部分には同じ符号を付して説明し、従来と同様の構成についての重複する説明は一部を除き省略する。
本実施の形態に係るフリーアクセスフロア110は、図88〜90に示す前記従来のフリーアクセスフロア2のフロアパネル8の代わりに、図39〜43に示すようなフロアパネル118を備え、図85〜87に示す前記従来のフリーアクセスフロア2の支持台12の代わりに、図44〜50に示すような支持台112を備えている点において、前記従来のフリーアクセスフロア2と異なるものである。その他の構成は、前記従来のフリーアクセスフロア2と同様である。
フロアパネル118は、1枚の金属製の板状部材をプレス加工することにより形成されており、図39に示すように、略正方形の上面118aを有する板状に形成された天板部118bと、この天板部118bの四辺より略垂直下方に折曲げられて形成された4つの側板部118c(図40〜43参照)を備えて構成されている。
前記従来のフリーアクセスフロア2のフロアパネル8は、図88に示すように、略長方形の上面8aを有する板状に形成された天板部8bを備えていたので、1枚のフロアパネル8が6個の支持台12上に載置されるようになっていた(図84参照)。
一方、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア110のフロアパネル118は、略正方形の上面118aを有する板状に形成された天板部118bを備えているため、1枚のフロアパネル118が4個の支持台112上に載置されるようになっている。
図39,40に示すように、フロアパネル118の天板部118bの対角線上の2つの隅部には、その板厚方向に貫通すると共に、その開口形状が略正方形状の貫通孔118dがそれぞれ形成されている。
また、図40,43に示すように、フロアパネル118には、貫通孔118dにおけるフロアパネル118の中央側(図43中左側)の縁部118fから、斜め下方に向かって傾斜する傾斜部118gと、その傾斜部118gの下端部からフロアパネル118の外周側(図43中右側)に向かって伸びるように形成された平板部118hを備える係合部118eが形成されている。
支持台112は、図44に示すように、その外形形状が略円柱状に形成されており、その上面側には、中心角が略90度の扇形状の上面を有する板状の支持部116が、支持台112の円周方向に互いに間隔を空けて4つ形成されている。
すなわち、支持台112は、略円筒状の本体胴部112a(図44参照)の上端部を、扇形状の上面を有する板状の4つの支持部116により蓋をしているような形状に形成されている。
また、支持台112の外周側には、図44,45に示すように、支持部116の板厚方向に貫通すると共に、本体胴部112aの高さ方向に渡って開口する(図47参照)略コの字状の開口形状を有する開口部112bが、支持台112の外周から中央部側に向かって凹むように2つ形成されている。開口部112bは、図45に示すように、支持台112の円周方向に互いに略180度の間隔を空けてそれぞれ形成されている。
また、図45,48に示すように、開口部112bにおける支持台112の中央側の縁部には、支持部116の上面116aから、支持台112の外周側に斜め下方に傾斜するように形成された傾斜面112dが形成されている。
そして、図47に示すように、支持部116の上面116aよりも上方に突出する係合部117aと、その係合部117aの下端部から図中下方に伸びるように形成された板状の脚部117eを有する可動部117が、開口部112b内に収納されるように形成されている(図44参照)。そして、図44に示すように、係合部117a及び脚部117eは、開口部112bの略コの字状の縁部から所定の間隔を空けるように形成されている(図45参照)。
また、可動部117の脚部117eは、本体胴部112aの下端部から所定の高さ位置まで立設するように形成された板状の基礎板部112g(図44,46参照)の上端部から上方に立ち上るように形成されている。また、基礎板部112g及び脚部117eは、円柱状の支持台112の外周面の一部を形成するように配置されている。
可動部117は、図47に示すように、支持部116の上面116aよりも上方に突出する係合部117aが、支持部116の上面116aよりも下側に形成された脚部117eよりも、支持台112の半径方向(同図中左右方向)に拡径しているため、その垂直断面形状は略T字状に形成されている。
また、図48に示すように、係合部117aは、支持台112の中央側(同図中右側)の傾斜部117b、及び支持台112の外周側(同図中左側)の傾斜部117cが、係合部117aの上面から下方に向かって傾斜するようにそれぞれ形成されているため、係合部117aの垂直断面形状は略台形状に形成されている。
可動部117は、開口部112bの略コの字状の縁部から所定の間隔を空けるように形成されているため、可動部117を弾性変形させることにより、図49に示すように、係合部117aの傾斜部117bが傾斜面112dに接触するまで、可動部117を支持台112の中央側(同図中右側)に傾かせることができる。
また、支持台112に傾斜面112dが形成されているため、傾斜面112dが形成されていない場合に比べて、可動部117を弾性変形により支持台112の中央側(同図中右側)に傾かせることができる角度を大きくすることができるようになっている。
また、図44,45に示すように、支持台112の円周方向に互いに間隔を空けて形成された4つの支持部116間には、略長方形状の垂直断面形状を有する突出部115が、支持台112の高さ途中に形成された水平面112c(図46参照)から、支持部116の上面116aと略同じ高さ位置まで上方に突出するように形成されている。
そして、突出部115が形成されることにより、図46に示すように、水平面112c、突出部115、支持部116の突出部115に対向する側面、及び本体胴部112aの突出部115に対向する面112f(図44参照)により形成された溝部112eが、図45中上下左右方向に伸びるように合計8つ形成されている。
また、図45に示すように、開口部112bが形成された支持部116における、開口部112bよりも中央側には、板厚方向に貫通する(図48参照)と共に略長方形の開口形状を有する貫通孔116cが形成されている。
そして、図48に示すように、貫通孔116c内には、押上部119(付勢手段)が、貫通孔116cにおける中央側の縁部116p以外の縁部から所定の間隔を空けるように形成されている(図45参照)。
押上部119には、貫通孔116cにおける中央側の縁部116pから、支持部116の上面116aの裏面よりも図48中下側に突出すると共に、その垂直断面形状が略U字状に形成されたU字状部119bが形成されている。
また、押上部119には、U字状部119bの同図中左側の上端部から、支持台112の外周側(同図中左側)方向に伸びると共に、その上面が支持部116の上面116aと略同じ高さとなるように形成された平板部119cが形成されている。
そして、平板部119cにおける、支持台112の外周側(同図中左側)の端部には、その上面から係合部117aの上面と略同一高さ位置まで上方に突出する凸部119aが形成されている。
押上部119は、貫通孔116cの縁部から所定の間隔を空けるように形成されているため、凸部119aに図48中下方に向かって力を加えて、押上部119を弾性変形させることにより、図50に示すように、凸部119aの上端部が支持部116の上面116aと略同じ高さ位置になるように、押上部119を同図中下側に押し込むことができる。
また、押上部119は、垂直断面形状が略U字状に形成されたU字状部119bが形成されているため、U字状部119bが形成されていない場合と比べて、押上部119を同図中下側に押し込む際に大きな力を必要としないようになっている。
また、図51,52に示すように、フロアパネル118の隅部における、互いに直交する隣り合う2つの側板部118cの長さ方向端部を、支持台112の図45中上下方向及び左右方向にそれぞれ伸びる、装着するフロアパネル118の中央部側に位置する2つの溝部112eに図52中上方からそれぞれ嵌入している。
そして、フロアパネル118の側板部118cを、支持台112の溝部112eに嵌入して、天板部118bの上面118aの裏面が、支持部116の上面116aに接触することにより、フロアパネル118は基礎床面6上の所定の高さ位置に支持されている。
また、前述のように、フロアパネル118の天板部118bの対角線上の2つの隅部には、その板厚方向に貫通する貫通孔118d、及び上面118aの裏面よりも下方に突出する係合部118e(図43参照)が形成され、支持台112には、支持部116の上面116aよりも上方に突出する係合部117a(図47参照)が形成されている。
そのため、フロアパネル118の側板部118cを、支持台112の溝部112eに嵌入して、天板部118bの上面118aの裏面を、支持部116の上面116aに接触させる際には、図52に示すように、支持台112の係合部117aがフロアパネル118の貫通孔118d内に挿入されるようになっている。
すなわち、フロアパネル118の側板部118cを、支持台112の溝部112eに上方から嵌入する際には、図53に示すように、係合部118eの平板部118h(図43参照)が、係合部117aの傾斜部117c(図48参照)に接触する。そして、係合部117aの傾斜部117cをフロアパネル118の係合部118eが下方に押す力により、支持台112の可動部117は、弾性変形して支持台112の中央側(図53中右側)に傾くようになっている。
そして、支持台112の係合部117aの図53中左端部が、フロアパネル118の係合部118eの平板部118hの同図中右端部よりも支持台112の中央部側(同図中右側)に移動するまで、可動部117が弾性変形した際に、支持台112の係合部117aが天板部118bの貫通孔118d内に挿入されるようになっている。
なお、図52においては、支持台112の係合部117aの上端部が、フロアパネル118の上面118aよりも上方に突出するように示されているが、実際の実施品においては、係合部117aは、その上面がフロアパネル118の上面118aと同じ高さ、又は上面118aよりも下側に配置されるように形成されている。
また、係合部117aが天板部118bの貫通孔118dに挿入した際には、弾性変形していた可動部117が復元して、図52に示すように、係合部117aの下面117d(図48参照)が、フロアパネル118の係合部118eの平板部118h(図43参照)の上面に近接して対向するように配置される。
このため、フロアパネル118が支持台112に対して図52中上方に浮き上がろうとした場合には、フロアパネル118の係合部118eの平板部118hが、支持台112の係合部117aの下面117d(図48参照)に接触して互いに係合するようになっている。
したがって、フロアパネル118の係合部118eと、支持台112の係合部117aが互いに係合することにより、例えば、複数のフロアパネル118と支持台112を組み合わせたパネルユニット(図84参照)を工場から持ち運んでいる途中や、基礎床面6に不陸面が形成されていた場合でも、フロアパネル118と支持台112が容易に分離してしまうことを防止することができる。
また、フロアパネル118の側板部118cを、支持台112の溝部112eに嵌入する際には、支持台112の中央側に傾くように、可動部117を弾性変形させているため、フロアパネル118の側板部118cを支持台112の溝部112eに容易に嵌入することができる。
また、フロアパネル118と支持台112の係合を外す場合には、図54に示すように、フロアパネル118の上面118a側から貫通孔118dに人の指120を挿入し、支持台112の係合部117aに人の指120を押し当てて、図中右方向の力を加えることにより、支持台112の可動部117を弾性変形させる。
そして、支持台112の係合部117aの同図中左端部が、フロアパネル118の係合部118eの平板部118hの同図中右端部よりも支持台112の中央部側(同図中右側)に移動するまで、支持台112の可動部117を弾性変形させることにより、フロアパネル118の係合部118eと支持台112の係合部117aの係合を外し、係合部117aを貫通孔118d内から抜き出すことができるようになっている。
前述のように、支持部116の貫通孔116c内には、支持部116の上面116aよりも上方に突出する凸部119aを有する押上部119(図48参照)が、貫通孔116cにおける中央側の縁部116p以外の縁部から所定の間隔を空けるように形成されている(図45参照)。
したがって、フロアパネル118の側板部118cを、支持台112の溝部112eに嵌入して、天板部118bの上面118aの裏面を、支持部116の上面116aに接触させた際には、図52に示すように、支持台112の押上部119は、フロアパネル118の天板部118bにより図中上方から押圧され、弾性変形により凸部119aの高さ分だけ下方に撓むようになっている。
したがって、フロアパネル118の側板部118cが支持台112の溝部112eに嵌入して、支持台112の係合部117aが、フロアパネル118の係合部118eと互いに係合された状態(図52参照)においては、フロアパネル118は支持台112の押上部119の弾性力により図中上方へ付勢されている。
そして、図54に示すように、フロアパネル118の係合部118eと、支持台112の係合部117aの係合を外した際には、支持台112の押上部119の弾性力により、フロアパネル118が自動的に上方へ持ち上げられるようになっている。
このように、フロアパネル118の係合部118eと、支持台112の係合部117aの係合を外した際に、支持台112の押上部119の弾性力によりフロアパネル118が自動的に上方へ持ち上げられるため、支持台112の溝部112eに嵌入されたフロアパネル118を容易に取り外すことができる。
したがって、以上に説明したように、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア110によれば、フロアパネルと支持台との着脱を容易にして、その構成部材が破損しないようにすることができる。
図55から図76は、本発明の第7の実施の形態に係るフリーアクセスフロア130について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフリーアクセスフロア130は、図56,57に示すように、フロアパネル138の天板部138bの形状が、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110の天板部118bの形状と異なるものである。
すなわち、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110においては、図40に示すように、フロアパネル118の対角線上に位置する2つの隅部それぞれに、略正方形状の開口形状を有する貫通孔118dが形成されると共に、図43に示すように、その貫通孔118dの縁部118fから、上面118aと段差が生じるように、フロアパネル118の下面側に突出して形成された係合部118eがそれぞれ形成されていた。
これに対し、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア130においては、図57に示すように、フロアパネル138の対角線上に位置する2つの隅部それぞれに、天板部138bの板厚方向(図58中上下方向)に貫通すると共に、段差138lを有する略凸の字状の開口形状を有する貫通孔138dがそれぞれ形成されている。貫通孔138dの開口形状は、フロアパネル138の外周側の開口幅が、フロアパネル138の中央側の開口幅よりも大きくなるように形成されている。
また、図57に示すように、その貫通孔138dにおける、フロアパネル138の外周側の縁部138i(図58参照)から、上面138aと段差が生じるようにフロアパネル138の下面側に突出して形成された係合部138eが、後述する受板部138fを間に挟むように所定の間隔を空けて2つ形成されている。
係合部138eは、図58に示すように、貫通孔138dにおけるフロアパネル138の外周側の縁部138iから、フロアパネル138の上面138aよりも下方に突出する傾斜部138kと、その傾斜部138kの下端部からフロアパネル138の中央側(同図中左側)に、天板部138bに対して略平行に伸びる平板部138jを有している。
また、図59に示すように、2つの係合部138eの間に挟まれるように形成された受板部138f(図57参照)は、貫通孔138dにおける、フロアパネル138の外周側(図中右側)の縁部138iから、天板部138bに対して略平行に伸びる平板部138gと、平板部138gの図中左端部から係合部138eの下端部よりも下方まで傾斜するように形成された傾斜部138hを有している。
また、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア130は、図60に示すように、支持台132の形状が、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110における、支持台112の形状と異なるものである。
すなわち、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110においては、図45に示すように、2つの支持部116に、開口形状が略コの字状の開口部112bが形成されると共に、その開口部112bが形成された外周部よりも内側には、板厚方向に貫通する貫通孔116cが形成されていた。
さらに、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110においては、図48に示すように、開口部112bにおける支持台112の中央側の縁部(図45参照)に、支持部116の上面116aから、支持台112の外周側に斜め下方に傾斜するように形成された傾斜面112dが形成されていた。
これに対し、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア130においては、図61に示すように、支持台132に、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110における貫通孔116c(図45参照)のような貫通孔は形成されていない。
さらに、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア130においては、図65に示すように、開口部132aにおける支持台132の中央側の縁部に、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110における支持台112の傾斜面112d(図48参照)のような傾斜面は形成されていない。
また、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110においては、図47,48に示すように、可動部117は、支持部116の上面116aよりも上方に突出する係合部117aが、支持部116の上面116aよりも下側に形成された脚部117eよりも、支持台112の半径方向に拡径するように、その垂直断面形状が略T字状に形成されていた。
これに対し、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア130においては、図61,62に示すように、開口部132a内には、略箱状の上端箱部137e(図64参照)を有する可動部137が、開口部132aの略コの字状の縁部から所定の間隔を空けるように形成されている。
可動部137は、図64に示すように、その上端部が支持部136の上面136bよりも上方に突出する略箱状の上端箱部137eと、その上端箱部137eの底面から同図中下方向に伸びるように形成された板状の脚部137dを備えている。
また、可動部137の脚部137dは、図60,63に示すように、本体胴部132bの下端部から所定の高さ位置まで立設するように形成された板状の基礎板部132gの上端部から上方に立ち上るように形成されている。また、基礎板部132gは、図62に示すように、開口部132aの略コの字状の縁部の内の対向する2つの縁部の間を架け渡すように形成されている。
また、図64に示すように、可動部137には、脚部137dにおける支持台132の外周側の側面と、上端箱部137eの底面の間の隅部を埋めるように形成された垂直断面形状が略三角形状の板状の補強リブ137cが形成されている。
上端箱部137eは、図65に示すように、その底面を形成する底板部137gと、その側面を形成する外周板部137f,側板部137h,押上部137b(付勢手段)を備えることにより、内部に内部空間139を有する箱状に形成されている。
図62に示すように、外周板部137fは、上端箱部137eにおける支持台132の外周側の側面を形成し、押上部137bは、上端箱部137eにおける支持台132の中央側の側面を形成し、側板部137hは、上端箱部137eにおける支持台132の半径方向に平行に伸びる2つの側面を形成している。
図65に示すように、押上部137bの上面137iは、支持部136の上面136bと略同じ高さ位置となるように形成され、外周板部137f及び側板部137hの上面は、支持部136の上面136bよりも上方に突出するように形成されている。
また、図62に示すように、2つの側板部137hにおける、支持台132の中央寄りの外周面には、その上端部(図67,68参照)から水平方向外側に向かって伸びるように形成された、板状の係合部137aがそれぞれ形成されている。
可動部137は、開口部132aの縁部から所定の間隔を空けるように形成されているため、図66に示すように、上端箱部137eに上方から下方に向かって力を加えて、可動部137を弾性変形させることにより、上端箱部137eを支持台132の外周側(同図中左側)に傾かせることができる。
また、前述のように、フロアパネル138の天板部138bの2つの隅部には、その板厚方向に貫通する貫通孔138d(図57参照)と、フロアパネル138の上面138aの裏面よりも下方に突出する係合部138e(図58参照)、及び受板部138f(図59参照)がそれぞれ形成され、支持台132には、支持部136の上面136bよりも上方に配置された係合部137a(図67参照)を有する上端箱部137eが2つ形成されている。
そのため、図70に示すように、フロアパネル138の側板部138cを、支持台132の溝部132eに嵌入して、天板部138bの上面138aの裏面を、支持部136の上面136bに接触させる際には、図73に示すように、天板部138bの上面138aの裏面よりも下方に突出する受板部138fの傾斜部138hを上端箱部137eの内部空間139内に収納すると共に、図71に示すように、支持部136の上面136bよりも上方に配置された係合部137aをフロアパネル138の貫通孔138d内に挿入するようになっている。
すなわち、フロアパネル138の側板部138cを、支持台132の溝部132eに上方から嵌入する際には、図74に示すように、フロアパネル138の係合部138eの平板部138jが、係合部137aの傾斜面137jに接触する。そして、係合部137aの傾斜面137jをフロアパネル138の係合部138eが下方に押す力により、支持台132の可動部137は、弾性変形して支持台132の外周側(同図中左側)に傾くようになっている。
そして、支持台132の係合部137aの同図中右端部が、フロアパネル138の係合部138eの平板部138jの同図中左端部よりも支持台132の外周側(同図中左側)に配置されるまで、可動部137が弾性変形した際に、支持台132の係合部137aが天板部138bの貫通孔138dに挿入されるようになっている。
なお、図70〜72においては、支持台132の上端箱部137e、及び係合部137aのそれぞれの上端部が、フロアパネル138の上面138aよりも上方に突出するように示されているが、実際の実施品においては、上端箱部137e及び係合部137aは、それぞれの上面がフロアパネル138の上面138aと同じ高さ、又は上面138aよりも下側に配置されるように形成されている。
また、支持台132の係合部137aが、天板部138bの貫通孔138dに挿入した際には、図71に示すように、弾性変形していた可動部137が復元して、係合部137aの下面137kが、係合部138eの平板部138jの上面に近接して対向するように配置される。
このため、フロアパネル138が支持台132に対して図71中上方に浮き上がろうとした場合には、フロアパネル138の係合部138eの平板部138jの上面が、支持台132の係合部137aの下面137kに接触して互いに係合するようになっている。
したがって、フロアパネル138の係合部138eと、支持台132の係合部137が互いに係合することにより、例えば、複数のフロアパネル138と支持台132を組み合わせたパネルユニット(図84参照)を工場から持ち運んでいる途中や、基礎床面6に不陸面が形成されていた場合でも、フロアパネル138と支持台132が容易に分離してしまうことを防止することができる。
また、フロアパネル138の側板部138cを、支持台132の溝部132eに嵌入する際には、支持台132の外周側に傾くように、支持台132の可動部137を弾性変形させているため、フロアパネル138の側板部138cを支持台132の溝部132eに容易に嵌入することができる(図74参照)。
また、フロアパネル138と支持台132の係合を外す場合には、図75に示すように、フロアパネル138の上面138a側から貫通孔138dに、例えばドライバ等の棒状部材140を挿通して、支持台132の可動部137に棒状部材140の先端部を上から押し当てて、図中左方向の力を加えることにより、支持台132の可動部137を弾性変形させる。
そして、図76に示すように、係合部137aの図中右側端部が、フロアパネル138の係合部138eの平板部138jの図中左端部よりも支持台132の外周側(同図中左側)に配置されるまで、支持台132の可動部137を弾性変形させることにより、フロアパネル138の係合部138eと支持台132の係合部137aの係合を外し、係合部137aを貫通孔138d内から抜き出すことができるようになっている。
また、図75に示すように、支持台132の可動部137を弾性変形させた際には、押上部137bが支持台132の外周側(同図中左側)に移動することにより、支持台132の押上部137bの上面137i(図65,66参照)が、上端箱部137eの内部空間139内に配置された受板部138fの傾斜部138h(図73参照)の下面に接触し、受板部138fの傾斜部138hが押上部137bにより図75中左側に押圧される。
そして、フロアパネル138の受板部138fの傾斜部138hが、支持台132の押上部137bにより押圧されることにより、フロアパネル138の係合部138eと支持台132の係合部137aの係合が外れた際に、フロアパネル138が上方に持ち上がるようになっている。
このように、フロアパネル138の係合部138eと、支持台132の係合部137aの係合を外す際に、支持台132の押上部137bが、フロアパネル138の傾斜部138hを押圧して、フロアパネル138を上方へ持ち上げるようになっているため、支持台132の溝部132eに嵌入されたフロアパネル138を容易に取り外すことができる。
その他の構成は、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110と同様である。
このような本実施の形態に係るフリーアクセスフロア130によっても、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110と同様の効果を得ることができる。
図77から図82は、本発明の第8の実施の形態に係るフリーアクセスフロア150について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係るフリーアクセスフロア150は、図78に示すように、フロアパネル158の貫通孔158dの形態が、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110のフロアパネル118の貫通孔118dの形態と異なるものである。
すなわち、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110においては、図43に示すように、フロアパネル118の貫通孔118dは、天板部118bの上面118aから下面に渡って、天板部118bの上面118aに対して略垂直に貫通するように形成されていた。
これに対し、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア150においては、図79に示すように、フロアパネル158の貫通孔158dにおける、フロアパネル158の外周側(図中左側)の縁部の内周面は、天板部158bの上面158aから下面に渡って、天板部158bの上面158aに対して垂直に形成されていない。
すなわち、フロアパネル158の貫通孔158dにおける、フロアパネル158の外周側(図中左側)の縁部の内周面は、天板部158bの上面158aから図中垂直方向下側に向かって伸びる垂直面158qと、その垂直面158qの図中下端部から天板部158bの下面まで、フロアパネル158の外周側(図中左側)に向かって傾斜するように形成された傾斜面158pが形成されている。
また、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア150は、図80,81に示すように、支持台152の形状が、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110の支持台112(図44,45参照)の形状と異なるものである。
すなわち、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110においては、支持台112には貫通孔116cと押上部119(図45参照)が形成されていたが、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア150の支持台152においては、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110における貫通孔116cと押上部119に相当する部分が形成されていない。
前述のように、フロアパネル158に形成された貫通孔158dには、フロアパネル158の外周側(図79中左側)に向かって傾斜するように形成された傾斜面158pが形成されているため、図82に示すように、フロアパネル158の係合部158eと、支持台152の係合部157aの係合を外すために、可動部157を図中左側に大きく弾性変形させた際に係合部157aが、フロアパネル158の傾斜面158pを押圧してフロアパネル158が上方に持ち上がるようになっている。
すなわち、フロアパネル158の係合部158eと、支持台152の係合部157aの係合を外す際に、係合部157aの同図中左側の傾斜面157rが、フロアパネル158の傾斜面158pに接触して押圧するように、可動部157を同図中左側に大きく弾性変形させることにより、フロアパネル158が上方に持ち上がるようになっている。
その他の構成は、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110と同様である。
このような本実施の形態に係るフリーアクセスフロア150によっても、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、前記実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の目的を達成することができる範囲内であれば、フリーアクセスフロアの種々の変更が可能である。
例えば、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20においては、突出部24の脚部24bに凹部24dが形成され、脚部24bの凹部24dとフロアパネル28の側板部28cの凸部28eが係合していたが、突出部24の脚部24bに貫通孔が形成され、その貫通孔にフロアパネル28の凸部28eが係合するようになっていてもよい。
また、前記第2の実施の形態に係るフリーアクセスフロア40においては、フロアパネル48の側板部48cに板厚方向に貫通する貫通孔48gが形成されていたが、突出部44の脚部44bの球状凸部44eに係合できるように、フロアパネル48の内側から外側に向かって凹んだ凹部が側板部48cの内側に形成されていてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20においては、フロアパネル28の対角線上に位置する2つの隅部においてのみ、互いに直交する2つの側板部28cの長さ方向端部に凸部28eがそれぞれ形成され、フロアパネル28の対角線上に位置する2つの隅部においてのみ、フロアパネル28の凸部28eと、突出部24の凹部24dとが係合するようになっていたが、このような構成に限定される必要はない。
したがって、例えば、フロアパネル28の4つの隅部全てにおいて、互いに直交する2つの側板部28cの長さ方向端部に凸部28eがそれぞれ形成され、フロアパネル28の4つの隅部全てにおいて、フロアパネル28の凸部28eと、突出部24の凹部24dとが係合するようになっていてもよい。
また、前記第1〜4,6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20,40,60,80,110においては、フロアパネル28,48,118を容易に取り外すことができるように、支持台22,42,62,82,112が、フロアパネル28,48,118を弾性力により上方へ自動的に持ち上げる付勢手段を備えていたが、このような構成に限定される必要はない。
例えば、フロアパネル28,48,118の天板部28b,48b,118bの上面28a,48a,118aの裏面にバネ等の弾性部材を固定し、その弾性部材の弾性力により、フロアパネル28,48,118が支持台に対して上方へ持ち上げられるように構成されていてもよい。
また、前記第3の実施の形態に係るフリーアクセスフロア60においては、図34に示すように、支持台62の外周面に弾性力を有する略棒状の弾性部材68が固定されていたが、このような構成に限定される必要はなく、フロアパネル28を上記のように上方に持ち上げることができるように構成されていれば、弾性部材68の形状、及び弾性部材68が支持台62に固定される位置は任意に変更が可能である。
また、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20においては、図22に示すように、フロアパネル28の上面側から貫通孔28dにドライバ等の棒状部材30を挿通して、押当部24cに棒状部材30の先端部を押し当てて、押当部24cに対して外周縁支持部26側に向かう力を加えていたが、棒状以外の他のどのような形状の部材により押当部24cに対して力を加えるようにしてもよい。
また、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110においては、図45に示すように、支持台112に貫通孔116cと押上部119が形成されていたが、このような構成に限定される必要はなく、支持台112に貫通孔116cと押上部119が形成されていなくてよい。
また、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110においては、図40に示すように、フロアパネル118の天板部118bの対角線上の2つの隅部に、貫通孔118d及び係合部118eが形成され、図45に示すように、支持台112に2つの係合部117aが形成されていたが、このような構成に限定される必要はない。
したがって、フロアパネル118の4つの隅部全てに貫通孔118d及び係合部118eが形成され、支持台112に4つの係合部117aが形成され、フロアパネル118が4つの隅部において支持台112と係合されるようになっていてもよい。
また、前記第7の実施の形態に係るフリーアクセスフロア130においては、図57に示すように、フロアパネル138の天板部138bの対角線上の2つの隅部に、貫通孔138d、係合部138e、及び受板部138fが形成され、図61に示すように、支持台132に2つの可動部137が形成されていたが、このような構成に限定される必要はない。
したがって、フロアパネル138の4つの隅部全てに貫通孔138d、係合部138e、及び受板部138fが形成され、支持台132に4つの可動部137が形成され、フロアパネル138が4つの隅部において支持台132と係合されるようになっていてもよい。
また、前記第8の実施の形態に係るフリーアクセスフロア150においては、図78に示すように、フロアパネル158の天板部158bの対角線上の2つの隅部に、貫通孔158d及び係合部158eが形成され、図81に示すように、支持台152に2つの係合部157aが形成されていたが、このような構成に限定される必要はない。
したがって、フロアパネル158の4つの隅部全てに貫通孔158d及び係合部158eが形成され、支持台152に4つの係合部157aが形成され、フロアパネル158が4つの隅部において支持台152と係合されるようになっていてもよい。
また、前記第1〜4,6〜8の実施の形態に係るフリーアクセスフロア20,40,60,80,110,130,150においては、フロアパネルと支持台が互いに係合する機構、及びフロアパネルが支持台に対して持ち上がる機構が、図83に示すようなオフィスルーム等の部屋の床部に敷設されるフリーアクセスフロアに適用されていたが、これらの機構が他の種類のフリーアクセスフロアに適用されていてもよい。
また、前記第6の実施の形態に係るフリーアクセスフロア110においては、図53,図54に示すように、支持台112の可動部117が弾性変形することにより、フロアパネル118の係合部118eと、支持台112の係合部117aが係合し、その係合が外れていたが、このような構成に限定される必要はない。
したがって、フロアパネル118の係合部118eのみが弾性変形することにより、フロアパネル118の係合部118eと、支持台112の係合部117aが係合し、その係合が外れるように構成されていてもよいし、フロアパネル118の係合部118eと、支持台112の可動部117の両方が弾性変形することにより、フロアパネル118の係合部118eと、支持台112の係合部117aが係合し、その係合が外れるように構成されていてもよい。
また、前記第7の実施の形態に係るフリーアクセスフロア130においては、図74〜図76に示すように、支持台132の可動部137が弾性変形することにより、フロアパネル138の係合部138eと、支持台132の係合部137aが係合し、その係合が外れていたが、このような構成に限定される必要はない。
したがって、フロアパネル138の係合部138eのみが弾性変形することにより、フロアパネル138の係合部138eと、支持台132の係合部137aが係合し、その係合が外れるように構成されていてもよいし、フロアパネル138の係合部138eと、支持台132の可動部137の両方が弾性変形することにより、フロアパネル138の係合部138eと、支持台132の係合部137aが係合し、その係合が外れるように構成されていてもよい
また、前記第8の実施の形態に係るフリーアクセスフロア150においては、支持台152の可動部157が弾性変形することにより、フロアパネル158の係合部158eと、支持台152の係合部157aが係合し、その係合が外れていた(図82参照)が、このような構成に限定される必要はない。
したがって、フロアパネル158の係合部158eのみが弾性変形することにより、フロアパネル158の係合部158eと、支持台152の係合部157aが係合し、その係合が外れるように構成されていてもよいし、フロアパネル158の係合部158eと、支持台152の可動部157の両方が弾性変形することにより、フロアパネル158の係合部158eと、支持台152の係合部157aが係合し、その係合が外れるように構成されていてもよい