JP2017023691A - 衛生設備機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】感染の懸念がないように清掃性に優れ、オーバーフロー水が床面に流れ落ちるこ
とを防ぐことができる衛生設備機器を提供する。
【解決手段】湯又は水を吐水する給水手段からの吐水を受けるボウル部を有する衛生設備
機器であって、前記ボウル部には、排水栓が取り付けられた排水口を底面に有する受水槽
と、排水栓が取り付けられていない排水口を底面に有する排水槽とに分割され、前記受水
槽と前記排水槽とを分割する受水排水仕切壁の上面が前記ボウル部の周縁の上面よりも低
く形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、洗面器や浴槽などの衛生設備機器、特に医療機関に好適な水廻り衛生設備機器に関する発明である。
洗面器を衛生的に使用するために、1つの洗面器に洗面槽と下水槽とを形成し、用途に応じて使い分けることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このように洗面器を洗面槽と下水槽とを使い分ける場合、洗面槽は清潔性が保たれることから、洗面槽に水を溜めて衛生的に使用することが可能となるが、このように洗面槽に水を溜めて使用する場合には、洗面槽の底部に設けられた排水口を閉じて使用することから、洗面槽への水溜めのために水栓装置などから吐水を行っている場合、洗面槽に一定量の水溜めが終了した時点で吐水を停止させる必要があり、その停止を怠ると洗面槽からオーバーフローした水が床面に流れ落ちてしまうというリスクがある。
そのため、洗浄槽からオーバーフローした水が床面に流れ落ちることを防止するために、洗面槽の上方に排水配管と繋がるオーバーフロー孔を設けておき、吐水の停止忘れの場合にはオーバーフロー孔から排水することでオーバーフロー水が床面に流れ落ちることを防止することが一般的に行われている。
しかしながら、近年、洗面器などの水廻りの衛生設備機器に対して、オーバーフロー孔に関して清掃処置が困難であることから、オーバーフロー孔を廃することが求められる場合があり、その要請に応えてオーバーフロー孔を廃した場合にはより衛生性が向上する反面、水溜め時に吐水の停止を怠るとオーバーフロー水は床面に流れ落ちることとなり、床面に与えるリスクが大きいという問題があった。
実用新案登録3005931号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、感染の懸念が
ないように清掃性に優れ、オーバーフロー水が床面に流れ落ちることを防ぐことができる
衛生設備機器を提供することである。合わせて使い勝手の向上と、高い衛生性の両立を図るものである。
上記目的を達成するために本発明においては、湯又は水を吐水する給水手段からの吐水を受けるボウル部を有する衛生設備機器であって、前記ボウル部には、排水栓が取り付けられた排水口を底面に有する受水槽と、排水栓が取り付けられていない排水口を底面に有する排水槽とに分割され、前記受水槽と前記排水槽とを分割する受水排水仕切壁の上面が前記ボウル部の周縁の上面よりも低く形成されている。
本発明によれば、受水槽からオーバーフローした水が受水排水仕切壁の上面を溢流して排水槽に流れ込むことになるため、オーバーフロー水がボウル部から床面に流れ落ちることを防止できると共に、ボウル部の上方にオーバーフロー孔を設ける必要がなく清掃性が高い。
また、本発明の好ましい様態としては、前記ボウル部は、前記受水槽と前記排水槽の両方に接するように分割され、排水栓が取付けられた排水口を底面に有する洗浄槽を更に備え、前記洗浄槽と前記受水槽とを分割する洗浄受水仕切壁の上面は前記受水排水仕切壁の上面よりも低く形成されており、前記洗浄槽と前記排水槽とを分割する洗浄排水仕切壁の上面は前記洗浄受水仕切壁の上面よりも低く形成されていることにより、受水槽で温度調節しながら受水槽をオーバーフローした水を洗浄受水仕切壁の上面から溢流させて洗浄槽へ供給でき、洗浄槽では乳児の沐浴などを行うことができる。そして、洗浄槽をオーバーフローした水は洗浄排水仕切壁の上面を溢水して排水槽へ流れ込むことになるため、オーバーフロー水がボウル部から床面に流れ落ちることを防止できると共に、ボウル部の上方にオーバーフロー孔を設ける必要がなく清掃性が高い。
上記目的を達成するために請求項3記載の発明によれば、前記排水槽は前記受水槽および/または前記洗浄槽の面積を減ずることなく、前記受水槽および/または前記洗浄槽に対して張り出して形成したことを特徴とすることにより、広い洗浄槽の範囲を確保することができ、衛生的な配慮を行いながら使い勝手が低下することがなくなった。
上記目的を達成するために請求項4記載の発明によれば、前記排水槽と前記洗浄槽の排水経路は、陶器で形成されたボウルと一体で形成されることを特徴とすることにより、施工作業時に発生する排水配管接続の作業負荷を減じることができるようになった。
上記目的を達成するために請求項5記載の発明によれば、前記受水槽の近傍には少なくとも一部が凹形状部を有する石鹸置きを形成し、前記凹形状部は排水槽と連通する排水流路を持つことを特徴とすることにより、受水槽に石鹸水が流れ込んで水質が低下することを抑制できるようになった。
上記目的を達成するために請求項6記載の発明によれば、前記排水槽には排水流路の途中に目皿を配置すると共に、前記目皿の側方両側には凹部を形成したことを特徴とすることにより、万一、排水槽に異物を落としても排水配管側に流出することがなく、かつ、目皿を取り外して簡単に清掃することができるようになった。
本発明によれば、オーバーフロー水がボウル部から床面に流れ落ちることを防止できると共に、ボウル部の上方にオーバーフロー孔を設ける必要がなく清掃性が高さと、使い勝手や衛生性を両立した衛生設備機器を提供できる。
本発明の第一実施形態に係わる衛生設備機器の斜視図である。 本発明の第二実施形態に係わる衛生設備機器の平面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 本発明の第二実施形態に係わる衛生設備機器の斜視図である。 図4の排水槽における断面図である。 図4の排水槽底部の拡大斜視図である。
図1は、本発明の第一実施形態に係わる衛生設備機器の斜視図である。図1を使用して、医療機関で洗面器・手洗い器等として使用される衛生設備機器について詳説する。
衛生設備機器Aは、下方に向かって窪むように形成されたボウル部1を有している。このボウル部1は、向かって左側に受水槽2を、向かって右側に排水槽3を有している。具体的には、受水槽2と排水槽3とはボウル部1を受水排水仕切壁7によって分割することで形成されている。なお、受水槽2が洗面や手洗いに使用されることになるため、受水排水仕切壁7の位置としては、受水槽2が排水槽3に比べて十分に広くなる位置、例えば、受水槽2の排水槽3に対する開口面積が2倍以上となるように構成されていることが好ましい。
そして、受水槽2の上部には、湯または水(以下、単に水または湯水と呼ぶ)を供給する湯水混合水栓である給水手段4が設けられている。この給水手段4としては、少なくとも受水槽2に向けて湯水を吐水できればよいが、吐水口を引き出すことが可能なプルアウト式の湯水混合水栓を用いることが好ましく、この場合は吐水口を引き出して排水槽3へも湯水を供給することが可能となり、排水槽3の清掃時に便利である。
なお、図1では給水手段4が衛生設備機器Aの上部に設けられている形態であるが、衛生設備機器A自体に給水手段4の取付け孔を設けておき、その取付け孔に給水手段4を取り付けるようにしてもよい。
受水槽2と排水槽3の底部には、各々排水口(図示せず)が設けられており、受水槽2と排水槽3の排水口には、各々排水流路5,6が連接されている。この排水流路5,6には各々トラップを有しており、各々が独立して壁に埋め込まれた排水配管に対して排水することが可能となっている。なお、受水槽2の排水口には、この排水口を開閉する排水栓(図示せず)が取り付けられており、排水栓を閉じて排水口からの排水を停止した状態で給水手段4から湯水を吐水することで受水槽2に水溜めを行うことが可能となっている。一方、排水槽3の排水口には排水栓は取り付けられておらず、排水槽3に流入した湯水は常時排水流路6へと排水可能となっている。
ボウル部1は、受水槽2と排水槽3との間の受水排水仕切壁7によって分割されているが、この受水排水仕切壁7の上面はボウル部1の周縁の上面よりも低く形成されている。なお、上面とはボウル部1の周縁と受水排水仕切壁7の各々において、最も低い位置を指している。
このように構成された衛生設備機器Aにおいては、受水槽2の排水栓を閉じて給水手段4から吐水して受水槽2に湯水を溜める場合、給水手段4の停止を怠って受水槽2からオーバーフローが発生した際に、このオーバーフロー水は受水排水仕切壁7の上面から溢流して排水槽3への流れ込み、排水流路6を経由して排水される。そのため、受水槽2のオーバーフロー水がボウル部1の周縁から溢流して床面に流れ落ちることがない。従って、ボウル部1にはオーバーフロー孔が開口形成されておらず、清掃が困難なオーバーフロー孔内部から水が、受水槽2と排水槽3に戻らないよう配慮されている。すなわち、受水槽2と排水槽3は共に上方に向けて開放しているため清掃が容易であり、医療機関で懸念される清掃が困難なオーバーフロー孔内部での細菌繁殖懸念を払拭することができる。
なお、本実施形態においては、受水槽2と排水槽3とは各々排水流路5,6を備えているため、万一、排水流路5に詰まりが発生し、その状態で給水手段4からの給水が継続して受水槽2が満水になった場合でも、受水排水仕切壁7の上面から溢流して排水槽3に流れ込み、排水流路6から排出されることになる。各々独立である排水流路5,6において同時に詰まりが発生する可能性は低く、ボウル部1からオーバーフロー水が流れ落ちて床を濡らすような事態を防ぐことができる。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。図2は、本発明の第二実施形態に係わる衛生設備機器の平面図であり、図3は、図2のIII−III線における断面図である。この第二実施形態における衛生設備機器Bは、医療機関等での使用を想定した乳児用バスである。
衛生設備機器Bは、下方に向かって窪むように形成されたボウル部1を有している。このボウル部1は、図2に示すように、向かって右上から時計回りに、受水槽8と洗浄槽9と排水槽10が形成されている。具体的には、ボウル部1において洗浄槽9は受水槽8と排水槽10の両方に接するように分割されており、受水槽8と洗浄槽9とは洗浄受水仕切壁11によって分割されており、洗浄槽9と排水槽10とは洗浄排水仕切壁12によって分割されており、受水槽8と排水槽10とは受水排水仕切壁13によって分割されている。なお、この衛生設備機器Bは乳児用バスとして使用されるため、洗浄槽9が受水槽8や排水槽10に比べて十分に広くなるように、洗浄受水仕切壁11と洗浄排水仕切壁12の位置としては、ボウル部1の左右方向の中央よりも向かって右側に偏った位置に設けられている。また、受水槽8は排水槽10に比べて広くなるように、受水排水仕切壁13の位置としては、ボウル部1の前後方向の中央よりも前側に隔たった位置に設けられている。
そして、受水槽8の上方には湯水を供給する湯水混合水栓である給水手段(図示せず)が設けられている。この給水手段としては、前述した第一実施形態と同様にプルアウト式の湯水混合水栓を用いることが好ましく、衛生設備機器B自体に給水手段の取付け孔を設けておき、その取付け孔に給水手段を取り付けるようにしてもよい。
受水槽8、洗浄槽9、排水槽10の底部には、各々排水口17,18,19が設けられており、これら排水口17,18,19には、各々排水流路14,15,16が連接されている。受水槽8の排水口17に繋がる排水流路14と排水槽10の排水口19に繋がる排水流路16とは途中で合流し、その合流位置よりも下流側にトラップが設けられている。洗浄槽9の排水口18に繋がれた排水流路15にもトラップが設けられている。そして、各々のトラップの下流側は壁に埋め込まれた排水配管に対して排水することが可能となっている。
受水槽8と洗浄槽9の排水口17、18には、この排水口17,18を開閉する排水栓が各々取り付けられており、排水栓を閉じて排水口17,18からの排水を停止した状態で受水槽8や洗浄槽9には水溜めを行うことが可能となっている。この排水栓としては、ボウル部1の上面に取り付けられた操作部(図示せず)とレリーズワイヤによって連結され、操作部の押し操作によって上下して排水口17,18を開閉するポップアップ式の排水装置を好適に用いることができる。一方、排水槽10の排水口19には排水栓は取り付けられておらず、排水槽10に流入した湯水は常時排水可能となっている。
洗浄槽9と受水槽8とを分割する洗浄受水仕切壁11の上面は受水排水仕切壁13の上面よりも低く形成されており、洗浄槽9と排水槽10とを分割する洗浄排水仕切壁12の上面は洗浄受水仕切壁11の上面よりも低く形成されている。従って、ボウル部1における鉛直方向の高さ関係は、ボウル部1の周縁>受水排水仕切壁13の上面>洗浄受水仕切壁11の上面>洗浄排水仕切壁12の上面、と順に低くなるように構成されている。
次に、衛生設備機器Bの使用形態について詳しく説明する。この衛生設備機器Bは、洗浄槽9で乳児の沐浴のために使用される。そのため、受水槽8の底部の排水栓を開いた状態で給水手段からの吐水を開始し、給水手段からの吐水温度が沐浴に適した温度であることが確認されたら受水槽8底部の排水栓を閉じて受水槽8への水溜めを行う。受水槽8が満水となると、受水槽8からオーバーフローが発生し、そのオーバーフロー水は洗浄受水仕切壁11の上面から溢流して洗浄槽9へと流れ込む。その際、洗浄槽9底部の排水栓を閉じておくことで、洗浄受水仕切壁11の上面を溢流してきた湯水は洗浄槽9に溜まり、所定量が溜まった時点で給水手段を閉じて吐水を停止し、洗浄槽9において乳児の沐浴を行う。このように、衛生設備機器Bにおいては、乳児が沐浴する洗浄槽9に給水手段から直接吐水せず、受水槽8を経由して水溜めを行うことにより、乳児の沐浴に不適当な湯水が給水手段から吐水されて沐浴中の乳児が浴びてしまうことを防止している。
このような洗浄槽9への水溜めにおいて、洗浄槽9に所定量の水溜めを行った後に給水手段の停止を怠って受水槽8から洗浄槽9へのオーバーフロー水の溢流が継続し、洗浄槽9でもオーバーフローが発生すると、この洗浄槽9におけるオーバーフロー水は洗浄排水仕切壁12の上面から溢流して排水槽10へと流れ込み、排水流路16を経由して排水される。また、洗浄排水仕切壁12の上面に物が置かれてこの洗浄排水仕切壁12の上面からの溢流が阻害されてしまった場合には、受水排水仕切壁13の上面を溢流して排水槽10へと流れ込み、排水流路16を経由して排水される。そのため、洗浄槽9のオーバーフロー水がボウル部1の周縁から溢流して床面に流れ落ちることがない。従って、ボウル部1にはオーバーフロー孔が開口形成されておらず、清掃が困難なオーバーフロー孔内部から水が、受水槽8、洗浄槽9、排水槽10に戻らないよう配慮されている。すなわち、受水槽8、洗浄槽9、排水槽10は共に上方に向けて開放しているため清掃が容易であり、医療機関で懸念される清掃が困難なオーバーフロー孔内部での細菌繁殖懸念を払拭することができる。
なお、この第二実施形態においては、受水槽8と洗浄槽9とは各々排水流路14,15を備えているため、万一、排水流路14のトラップに詰まりが発生し、その状態で給水手段からの給水が継続して受水槽8が満水になった場合でも、洗浄受水仕切壁11の上面から溢流して洗浄槽9に流れ込み、排水流路15から排出させることが可能である。各々独立である排水流路14、15において同時に詰まりが発生する可能性は低く、ボウル部1からオーバーフロー水が流れ落ちて床を濡らすような事態を防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではない。例えば、ボウル部を分割する仕切壁はボウル部と一体ではなく着脱できる構成であってもよい。また、仕切壁の上面は水平方向に一定の高さとなっておらず一部が下側に凹んでいてもよく、このように凹んだ場合は、この凹んだ部分が溢流を形成する仕切壁の上面としての高さを規定するものである。
また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
次に、本発明の第三実施形態について説明する。図4は、本発明の第三実施形態に係わる衛生設備機器の斜視図、図5は、図4の排水槽における断面図、および、図6は図4の排水槽底部の拡大斜視図である。使い勝手と衛生性について、より改善する方法について詳説する。
本発明の第三実施形態に係る衛生設備機器は受水排水仕切り壁7により受水槽8と洗浄槽9に分離された乳児バスの事例であるが、受水槽8と洗浄槽9が分離された仕様は必須のものではなく仕切り壁をなくして単一の槽としてもよい。受水槽2の投影面積を減ずることなく、外側に張り出すように排水槽3が配置され、受水槽2の溢れ縁より低い位置に受水排水仕切壁7が設けられている。受水槽8の面積が減じられることが無く、かつ、排水槽3は奥側に配置されことで、受水槽8の使い勝手が低下することがない。
受水槽2に供給された湯、および/または、水は受水排水仕切壁7を溢流して排水槽3に流れ込み、目皿25を経て、排水流路5に流れ込むようになっている。排水流路5は外郭22と受水槽2の間で形成することにより、排水流路5を個別の配管で作る必要は無く、施工時の作業が低減されるよう配慮されている。
受水槽2の近傍周囲には、石鹸やスポンジ等を置くための凹形状部23が形成されているが、そこから排水槽3の間には排水流路24が形成され、石鹸カスや残水に発生した微生物汚れ等が受水槽2に侵入することを防止している。
図示しない給水手段4の給水瞬間流量Qinに対して、排水流路5の排水瞬間流量Qoutは式(1)の関係を維持しており、かつ、定常状態における受水排水仕切壁7と排水槽3内水位には25mm以上の落差が生じるように、給水手段4の給水瞬間流量Qinと排水流路5の排水瞬間流量Qoutの能力を設定することで、一度、排水したものが受水槽2に遡って衛生性の問題が発生しないようになっている。
(式1) 給水瞬間流量Qin < 排水瞬間流量Qout
前記した水位差を設定するために、排水槽3は形状的に奥深いものとなるが、万一、ものを落とした時であっても排水流路5への落ち込みがないよう、排水槽3と排水流路5の境には目皿25が配置されている。指先で目皿25の清掃のための取り外しが容易なように、目皿25の両側には対となる凹部26が形成されている。
A,B…衛生設備機器
1…ボウル部
2…受水槽
3…排水槽
4…給水手段
5,6…排水流路
7…受水排水仕切壁
8…受水槽
9…洗浄槽
10…排水槽
11…洗浄受水仕切壁
12…洗浄排水仕切壁
13…受水排水仕切壁
14,15,16…排水流路
17,18,19…排水口
22…外郭
23…凹形状部
24…排水流路
25…目皿
26…凹部

Claims (6)

  1. 湯又は水を吐水する給水手段からの吐水を受けるボウル部を有する衛生設備機器であって、
    前記ボウル部には、排水栓が取り付けられた排水口を底面に有する受水槽と、
    排水栓が
    取り付けられていない排水口を底面に有する排水槽とに分割され、
    前記受水槽と前記排水槽とを分割する受水排水仕切壁の上面が
    前記ボウル部の周縁の上面よりも低く形成されて
    いる衛生設備機器。
  2. 前記ボウル部は、
    前記受水槽と前記排水槽の両方に接するように分割され、
    排水栓が取付けられた排水口を底面に有する洗浄槽を更に備え、
    前記洗浄槽と前記受水槽とを分割する洗浄受水仕切壁の上面は前記受水排水仕切壁の上
    面よりも低く形成されており、
    前記洗浄槽と前記排水槽とを分割する洗浄排水仕切壁の上面は前記洗浄受水仕切壁の上面よりも低く形成されている
    請求項1に記載の衛生設備機器。
  3. 前記排水槽は前記受水槽および/または前記洗浄槽、
    の外側に張り出して形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の衛生設備機器。
  4. 前記排水槽と前記洗浄槽の排水経路は、
    陶器で形成されたボウルと一体で形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の衛生設備機器。
  5. 前記受水槽の近傍には少なくとも一部が凹形状部を有する載置部を形成し、
    前記凹形状部は排水槽と連通する排水流路を持つ
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の衛生設備機器。
  6. 前記排水槽には排水流路の途中に目皿を配置すると共に、前記目皿の側方両側には凹部を形成した
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の衛生設備機器。
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