JP3197536U - 洗浄機能付き洗面台装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗面ボウルの洗浄時間が節約できると共に洗面ボウルの洗浄を省力化し、より簡単に洗面ボウルのボウル部の清潔基準を確保できる洗浄機能付き洗面台装置を提供する。【解決手段】洗面ボウル1と複数の吐水口14とボウル部11からなる洗浄機能付き洗面台装置であって、洗面ボウルがボウル部に設置される排水口12を備え、排水口に排水ドレーン13が連通され、複数の吐水口が洗面ボウルのボウル部の上縁に沿って周設され、複数の吐水口が給水部と連接することを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は、衛生設備に関するもので、特に洗浄機能付き洗面台装置に関する。
浴室は毎日自分の身と心を洗浄する場所であり、一日の始まりや終わりがこれらの衛生設備と伴ってくると言える。その中でも洗面台は最も使用率が高い衛生設備であり、歯磨きは勿論、洗面などの清潔関連行動も洗面台で行う。ところが、洗面台の使用頻度が増すと、水垢、石鹸カス、歯磨き粉など様々の汚れが洗面台に付着し、そのまま放置して時間をおくと洗面台は不潔で見た目が悪く不快な臭いを生成するという使用問題を引き起こす。
一般的には、蛇口の吐水口下方のボウル部の他に、汚れが通常ボウル部の残りの部分に溜まり易い。それ故ボウル部の汚れを取る為さらなる時間と労力を費やす必要がある。また、洗面台が主にセラミック材料であり、ボウル部に釉掛けで保護されているので、ブラッシング時にさらにボウル部を傷つけることも考えられ、釉薬を無くしたセラミックはひび割れしやすい。したがって、洗面台を使用すると危険が生じ、洗面台の使用寿命も削減することとなる。
それ故、本考案は、上記従来洗面台の問題を鑑みて考え出されたものであり、ボウル部を洗浄することのできる洗浄機能付き洗面台装置を提供することを目的とする。
従来技術の問題を解決する為に、洗面ボウルと複数の吐水口とボウル部からなる洗浄機能付き洗面台装置であって、前記洗面ボウルが前記ボウル部に設置される排水口を備え、前記排水口に排水ドレーンが連接され、前記複数の吐水口が前記洗面ボウルの前記ボウル部の上縁に沿って周設され、前記複数の吐水口が給水部と連接する洗浄機能付き洗面台装置を提供する。
本考案に係る洗浄機能付き洗面台装置は、さらに濾過部と、加熱部と及び加圧部を有し、前記濾過部が前記給水部に連通され、前記加熱部が前記濾過部に伝熱接続され、前記加熱部と複数の吐水口の間に前記加圧部が連通されることが好ましい。
本考案に係る洗浄機能付き洗面台装置は、さらに使用状態検出部を有し、前記使用状態検出部が液弁と水流検出器からなり、前記使用状態検出部が前記排水ドレーンに設置されると共に前記給水部と電気的に接続され、前記水流検出器が前記液弁と電気的に接続され、前記使用状態検出部が前記液弁の開閉状態及び前記水流検出器の水流検出状態から使用状態情報を生成し、前記使用状態情報により前記給水部を開閉させることが好ましい。
本考案に係る洗浄機能付き洗面台装置は、前記洗面ボウルの前記ボウル部の上縁に沿って周設する環状溝と、前記環状溝に嵌入され片側が前記給水部と連接される連通配管を有し、前記連通配管の管壁に前記複数の吐水口が設けられていることが好ましい。
本考案に係る洗浄機能付き洗面台装置は、前記洗面ボウルの前記ボウル部の上縁に沿って周設する環状溝を有し、前記環状溝の壁面に前記複数の吐水口が設けられ、前記環状溝の底側に溝が設けられていることが好ましい。
本考案に係る洗浄機能付き洗面台装置は、前記洗面ボウルの前記ボウル部の上縁に沿って周設する延長凸部を有し、前記延長凸部の底側に前記複数の吐水口が設けられていることが好ましい。
本考案の技術手段によれば、給水部が洗面ボウルのボウル部の上縁に沿って周設された複数の吐水口から水が吐出し、吐出する水流の勢いで洗面ボウルのボウル部を洗浄することにより、汚れが洗面ボウルのボウル部中に蓄積しにくくなる。上記構成によれば、本考案の洗浄機能付き洗面台装置はより簡単に洗面ボウルの清潔基準を確保し、且つ洗面ボウルの洗浄時間を節約すると共に洗面ボウルの洗浄を省力化し、より快適に衛生環境の使用を提供することができる。
図1から図3に示すように、本考案の第一実施例に係る洗浄機能付き洗面台装置100は洗面ボウル1と複数の吐水口14とボウル部11からなり、前記洗面ボウル1が前記ボウル部11に設置される排水口12を備え、前記排水口12に排水ドレーン13が連接され、前記複数の吐水口14が前記洗面ボウル1の前記ボウル部11の上縁に沿って周設され、前記複数の吐水口14が給水部Sと連接する。その中に洗面台装置100は前記洗面ボウル1に設置される蛇口部2を有し、前記蛇口部2が蛇口本体21と蛇口吐水口22を有している。本実施例中では、前記蛇口本体21の蛇口吐水口22が前記給水部Sと連通され、即ち、前記蛇口本体21及び前記複数の吐水口14の両方の水源とも前記給水部Sである。他の実施例中では、前記蛇口本体21の蛇口吐水口22も他の給水部と連接しても良い。したがって、前記蛇口本体21の水源及び前記複数の吐水口14の水源をそれぞれ独立に設置させてもよい。
本実施例中では、前記洗面ボウル1の内槽に囲まれて連通配管15が形成され、前記連通配管15の片側が前記給水部Sと連接され、且つ前記連通配管15の管壁及び前記複数の吐水口14が互いに連通されている。これによって、前記給水部Sの水が前記連通配管15に通じて前記複数の吐水口14から吐出されるが、これに限定するものではなく、前記複数の吐水口14が前記連通配管15を通さずに直接前記給水部Sと連接してもよい。前記複数の吐水口14が前記ボウル部11の上縁に設けられているため、前記複数の吐水口14から流出した水がより大きな重力位置エネルギーによって優れた洗浄力で洗浄を行うことができ、且つ水流が簡単に前記ボウル部11の全体に流れることによって前記ボウル部11の汚れを前記排水口12の中に排出し前記排水ドレーン13に流れ込む。前記複数の吐水口14が前記ボウル部11の弧度及び前記吐水口14の孔仕様に応じてそれぞれの吐水口14間の距離を設定し、前記ボウル部11の上縁に沿って周設されるのが好ましい。これによって、水流が均等に前記ボウル部11の全体に流れることで優れた洗浄機能が得られる。
上記構成によって、前記給水部Sの水が前記洗面ボウル1のボウル部11に周設された複数の吐水口14から吐出され、水流の勢いで洗面ボウル1のボウル部11を洗浄することで汚れを堆積し難くする。これによって、本考案の洗浄機能付き洗面台装置100が洗面ボウル1の洗浄時間が節約できると共に洗面ボウル1の洗浄を省力化し、より簡単に洗浄機能付き洗面台装置100の清潔基準が確保できる。
図3が示すように、第一実施例に係る洗浄機能付き洗面台装置100はさらに濾過部4、加熱部5及び加圧部6を有し、前記濾過部4が前記給水部Sに連通され、前記加熱部5が前記濾過部4に接続され、前記加熱部5と複数の吐水口14の間に前記加圧部6が連接される。前記濾過部4が濾過機能を有する構造であり、前記加熱部5が熱を供給する構造であり、前記加圧部6が高圧ポンプまたはモーターである。前記濾過部4が先に前記給水部Sの水中の不純物を濾過させることによって、ボウル部11を洗浄する洗浄水がボウル部11に水垢を形成することが困難になる。濾過させた洗浄水が前記加熱部5を介して加熱することでより簡単にボウル部11に付着した水垢を溶融除去できる。洗浄水が前記加圧部6を介して加圧されると前記複数の吐水口14から吐出し、さらにボウル部11に与える洗浄力を強化させる。上記構成によって、さらに洗面台装置100のボウル部11の洗浄機能が強化できる。但し前記濾過部4、前記加熱部5及び前記加圧部6を共に設置しなくてもよい。ユーザの必要に応じてコストを抑えながら個別に設置してもよい。第一実施例に係る洗浄機能付き洗面台装置100がさらに洗浄剤収納部7を有し、前記洗浄剤収納部7が洗浄剤輸送口23に連通設置される。前記洗浄剤収納部7が洗浄剤を収納すると共に輸送させる。本実施例中では、前記洗浄剤収納部7が前記複数の吐水口14と連通し、前記複数の吐水口14を洗浄剤輸送口23として使用する。其々の吐水口14の内側には洗浄剤輸送口と清水輸送口が含まれる。前記清水輸送口が前記洗浄剤輸送口の上側に設置され、清水及び洗浄剤を前後に噴射するとともに前記清水輸送口の水で前記洗浄剤輸送口を洗浄させる。これによって、洗浄剤が給水部Sの出水に併せて前記複数の吐水口14から前記ボウル部11に流出し、前記ボウル部11に対する洗浄効果を向上させることができる。
図4から図6に示すように、本考案の第二実施例に係る洗浄機能付き洗面台装置100aは第一実施例に係る洗浄機能付き洗面台装置100と似ている。違いについては後述する。先ず、図5が示すように、第二実施例の洗面台装置100aの蛇口本体21がさらに洗浄剤輸送口23及びタッチコントロールパネル24を含む。前記洗浄剤輸送口23及び前記蛇口吐水口22が前記蛇口本体21に設置される箇所は同じ側である。前記洗浄剤輸送口23が前述の洗浄剤収納部7と直接連接してもよい。前記複数の吐水口14から水を吐出する場合は、洗浄剤が前記洗浄剤輸送口23により前記ボウル部11に噴射される。前記洗浄剤輸送口23を個別で前記蛇口吐水口22の前後左右に設置させるのも好ましい。これによって、洗浄剤を均等に前記ボウル部11に噴射することもできる。前記洗浄剤輸送口23及び前記洗浄剤収納部7の間に加圧部を設置させるのも好ましい。前記加圧部によって前記洗浄剤収納部7に収納した洗浄剤をより大きな範囲で前記ボウル部11に噴射することができる。前記タッチコントロールパネル24が前記蛇口本体21に設置されると共に前記給水部Sと連接される。これによって、使用者が前記タッチコントロールパネル24を通じて前記給水部Sを操作し、例えば前記給水部Sを開放させて前記複数の吐水口14から水を吐出させることによりボウル部11を洗浄させる。
本考案の第二実施例の洗面台装置100aがさらに使用状態検出部8を有する。前記使用状態検出部8が前記排水ドレーン13内に設置されると共に前記給水部Sと連接される。前記使用状態検出部8が液弁81と水流検出器82からなり、前記水流検出器82が前記液弁81と電気的に接続され、前記使用状態検出部8が前記液弁81の開閉状態及び前記水流検出器82の水流検出状態から使用状態情報を生成し、前記使用状態情報により前記給水部Sを開閉させる。すなわち、前記使用状態検出部8が現在洗面台装置100aの使用状態を検知させる。例えば、ある人が洗面台装置100aを使って洗顔すると、液弁81を閉じて蓄水し、洗顔終わった後液弁81を開けると水流が前記排水ドレーン13内に設置された水流検出器82に流れる。水流が止まると、前記使用状態検出部8が前記液弁81の開閉状態及び前記水流検出器82の水流検出状態から洗顔終了の動作を確認し、確認した上で前記給水部Sを開放させることによりボウル部11の汚れを洗浄させる。
本考案の第二実施例の洗面台装置100aがさらに洗面ボウル1に設置される近接センサ9を有する。前記近接センサ9が近接検出エリアを有し、前記近接センサ9が前記近接検出エリアと対応する被反応体により近接反応情報を生成させる。前記使用状態検出部8及び前記近接センサ9を設置することにより、洗面台装置100aが状況に応じて自動的にボウル部11を洗浄し、より便利に使用することができる。
本考案の第二実施例の洗面台装置100aがさらに警報部16を有する。前記警報部16が前記洗面ボウル1の近接センサ9に連接設置及び/又は前記排水ドレーン13内の使用状態検出部8に設置される。前記警報部16が前記近接センサ9の近接反応情報及び/又は前記使用状態検出部8の使用状態情報に対応することで警報情報を生成させる。洗面台装置100aが自動的にボウル部11を洗浄する時、ある人が洗面ボウル1に近づいたり蛇口部2を開けたりすると、前記警報部16が鳴ることで使用者に現在洗浄中であることを示す。また、洗面台装置100aが定時部(図示せず)を含んでもよい。前記定時部が前記使用状態検出部8及び前記給水部Sに連接すると共にプリセット時間値が記憶される。前記定時部が前記プリセット時間値及び前記使用状態情報に対応することで前記給水部Sを開閉させる。これによって、前記定時部が前記プリセット時間値を過ぎても前記使用状態情報が受信されていない場合、前記洗面台装置100aが未使用中且つボウル部11の洗浄も行われていないこと示す。この時前記給水部Sを起動させてボウル部を洗浄させることによってボウル部11のほこりを除去し、さらに前記洗面台装置100aの清潔基準を維持させることができる。
図7に示すように、本考案の第三実施例に係る洗浄機能付き洗面台装置100bは第一実施例に係る洗浄機能付き洗面台装置100と似ている。その違いは前記洗面ボウル1の前記ボウル部11の上縁に沿って環状溝111bが周設されると共に連通配管15に嵌入され、前記連通配管15の片側が前記給水部Sと連接し、且つ前記連通配管15の管壁に前記複数の吐水口14が設けられていることである。これによって、前記第一実施例の洗面台装置100の効果を有する以外にも、前述した連通配管15が取り外せるという利便性をも有する。
図8に示すように、本考案の第四実施例に係る洗浄機能付き洗面台装置100cは第一実施例に係る洗浄機能付き洗面台装置100と似ている。その違いは前記洗面ボウル1の前記ボウル部11の上縁に沿って環状溝111cが周設され、且つ前記環状溝111cの壁面に前記複数の吐水口14が設けられていることである。前記環状溝111cの底側に溝1111が設けられることによって、清水又は/及び洗浄剤をオーバーフローの方法で前記ボウル部11を洗浄させる。これによって、前記第一実施例の洗面台装置100の効果を有する以外にも、全面的にボウル部を洗浄する効果をも有する。
図9に示すように、本考案の第五実施例に係る洗浄機能付き洗面台装置100dは第一実施例に係る洗浄機能付き洗面台装置100と似ている。その違いは前記洗面ボウル1の前記ボウル部11の上縁に沿って延長凸部112が周設され、即ち前記ボウル部11が最初に成形されたとき既に前記延長凸部112を有することである。例えばセラミックス焼結された後一体成形させ、かつ前記延長凸部112の底側に前記複数の吐水口14を設ける。これによって、前記ボウル部11が前記第一実施例の洗面台装置100の効果を有する以外にも、より頑丈で美観の効果を有する。
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の調節や修正を加えることができる。従って、本考案の特許請求の範囲は、このような調節や修正を含めて広く解釈されるべきである。
100、100a、100b、100c、100d 洗浄機能付き洗面台装置
1 洗面ボウル
11 ボウル部
111b、111c 環状溝
1111 溝
112 延長凸部
12 排水口
13 排水ドレーン
14 吐水口
15 連通配管
16 警報部
2 蛇口部
21 蛇口本体
22 蛇口吐水口
23 洗浄剤輸送口
24 タッチコントロールパネル
4 濾過部
5 加熱部
6 加圧部
7 洗浄剤収納部
8 使用状態検出部
81 液弁
82 水流検出器
9 近接センサ
S 給水部
1 洗面ボウル
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2 蛇口部
21 蛇口本体
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23 洗浄剤輸送口
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7 洗浄剤収納部
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82 水流検出器
9 近接センサ
S 給水部
Claims (6)
- 洗面ボウルと複数の吐水口とボウル部からなる洗浄機能付き洗面台装置であって、
前記洗面ボウルが前記ボウル部に設置される排水口を備え、前記排水口に排水ドレーンが連接され、前記複数の吐水口が前記洗面ボウルの前記ボウル部の上縁に沿って周設され、前記複数の吐水口が給水部と連接する洗浄機能付き洗面台装置。 - さらに濾過部と、加熱部と及び加圧部を有し、前記濾過部が前記給水部に連通され、前記加熱部が前記濾過部に伝熱接続され、前記加熱部と複数の吐水口の間に前記加圧部が連通される請求項1に記載の洗浄機能付き洗面台装置。
- さらに使用状態検出部を有し、前記使用状態検出部が液弁と水流検出器からなり、前記使用状態検出部が前記排水ドレーンに設置されると共に前記給水部と電気的に接続され、前記水流検出器が前記液弁と電気的に接続され、前記使用状態検出部が前記液弁の開閉状態及び前記水流検出器の水流検出状態から使用状態情報を生成し、前記使用状態情報により前記給水部を開閉させる請求項1に記載の洗浄機能付き洗面台装置。
- 前記洗面ボウルの前記ボウル部の上縁に沿って周設する環状溝と、前記環状溝に嵌入され片側が前記給水部と連接される連通配管を有し、前記連通配管の管壁に前記複数の吐水口が設けられる請求項1に記載の洗浄機能付き洗面台装置。
- 前記洗面ボウルの前記ボウル部の上縁に沿って周設する環状溝を有し、前記環状溝の壁面に前記複数の吐水口が設けられ、前記環状溝の底側に溝が設けられる請求項1に記載の洗浄機能付き洗面台装置。
- 前記洗面ボウルの前記ボウル部の上縁に沿って延長凸部が周設され、前記延長凸部の底側に前記複数の吐水口が設けられる請求項1に記載の洗浄機能付き洗面台装置。
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