JP2017023419A - スロープ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スロープ板に転落防止壁を設けた場合であっても、スロープ板の格納を確実に行うことが可能なスロープ構造の提供を目的とする。【解決手段】車両1は、乗降口に対する車いすの乗降を補助するスロープ構造を採用する。車両1は、受け板4とスロープ板5とヒンジとを備える。受け板4は、車両1の床面を構成する。スロープ板5は、乗降面5aを有する。ヒンジは、受け板4とスロープ板5とを回転自在に連結する。スロープ板5の乗降面5aの端縁部には、展開位置のスロープ板5からの車いすの転落を防止するための転落防止壁5cが突設される。受け板4には、スロープ板5の転落防止壁5cが上方から挿入される有底の壁収容溝41が形成される。壁収容溝41の下部は、その溝幅が下方に向かって拡幅する末広がり形状である。【選択図】図3

Description

本発明は、車両の乗降口に対する車いすの乗降を補助するスロープ構造に関する。
特許文献1には、バスの乗降口の床面にヒンジにて回転自在に取り付けられたスロープ板が記載されている。このスロープ板は、折り畳まれることで車室内に格納されており、車いすの乗降時に反転されて路面に架け渡される。
特開2000−166971号公報
上記従来の構成において、スロープ板の両脇に転落防止壁を起立させ、車いすの転落の防止を図ることが想定される。この場合、床面には、スロープ板の格納時に転落防止壁が挿入される壁収容溝が形成されることになる。しかし、床面の壁収容溝に小石等の異物が侵入することが考えられ、その場合、壁収容溝に転落防止壁を入り込ませることができない。従って、スロープ板の格納を確実に行うことができない。
そこで、本発明は、スロープ板に転落防止壁を設けた場合であっても、スロープ板の格納を確実に行うことが可能なスロープ構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の第1態様のスロープ構造は、車両の乗降口に対する車いすの乗降を補助するスロープ構造であって、車両の床面とスロープ板とヒンジとを備える。スロープ板は、乗降面を有する。ヒンジは、乗降口の車室内側で乗降口の開口幅方向に延びる回転軸を中心として床面とスロープ板とを回転自在に連結する。
スロープ板は、乗降口から車室外側へ延びて路面に架け渡され、乗降面が上方に露出する展開位置と、回転軸を中心として展開位置から反転して乗降口の車室内側に収容され、乗降面が下方を向いて床面と対面する格納位置とに設定可能であり、スロープ板の乗降面の端縁部には、展開位置のスロープ板からの車いすの転落を防止するための転落防止壁が突設される。床面には、上方に開口し、格納位置へ傾動するスロープ板の転落防止壁が上方から挿入される有底の壁収容溝が設けられる。壁収容溝の下部は、その溝幅が下方に向かって拡幅する末広がり形状である。
本発明の第2態様のスロープ構造は、第1態様のスロープ構造であって、転落防止壁の先端部は、その壁幅が先端に向かって薄くなる先細り形状である。
上記構成では、スロープ板の転落防止壁が、スロープ板の格納時に、床面の壁収容溝に侵入している小石等の異物に転落防止壁の先端部が当接する。異物に当接した転落防止壁の先端部は、壁収容溝の底との間で異物を挟み込むことなく、異物を弾き飛ばす。
床面の壁収容溝が、その溝幅が下方に向かって拡幅する末広がり形状であるため、転落防止壁の先端部に弾き飛ばされた異物は、壁収容溝の底の隅に退避させられる。従って、床面の壁収容溝に小石等の異物が侵入した場合であっても、スロープ板の転落防止壁を床面の壁収容溝に確実に挿入させることができる。これにより、格納時にスロープ板をガタつかせることなく、床面に重ねることができる。
本発明のスロープ構造によれば、スロープ板に転落防止壁を設けた場合であっても、スロープ板の格納を確実に行うことが可能となる。
本発明の実施形態に係るスロープ構造の格納状態を示す外観斜視図である。 図1のスロープ構造の使用状態を示す外観斜視図である。 図1のスロープ構造のA−A矢視断面図である。 図1のスロープ構造のA−A矢視断面図であり、溝に侵入した異物の動きを説明するものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両の前方を向いた状態での左右方向(車幅に沿った左右方向)を意味する。
図1〜図3に示すように、車両1は、前後方向略中央の乗降口30付近に、乗降口30に対する車いすの乗降を補助するスロープ構造を採用した路線バスである。車両1は、車両外側に向けてチャネル型に切り欠かれた床板2に嵌め込まれて固定される枠体3と、枠体3に固定される受け板4と、受け板4から路面32に架け渡される乗降面5aを有するスロープ板5と、受け板4とスロープ板5の一端部とを回転自在に連結するヒンジ6等を備えている。受け板4の上面4bは、床板2の上面2aとともに車両1の床面31を構成する。
枠体3は、金属等からなり、乗降口30の前側において左右に延びる前枠7と、前枠7の車両内側の端部から曲折して後方に延びる中枠8と、中枠8の後端部から車両外側に曲折して前枠7と平行に延びる後枠9とが一体に構成される。
前枠7は、前方から後方に向けて下方に傾斜する前傾斜面7aを有する。中枠8は、車両内側から車両外側に向けて下方に傾斜する中傾斜面8aを有する。後枠9は、後方から前方に向けて下方に傾斜する後傾斜面9aを有する。各傾斜面7a,8a,9aは、床板2と受け板4との間のスロープを構成する。
受け板4は、左右方向に並べられた前後方向に延びる複数の長尺状の板からなり、枠体3に囲われる矩形状を有する。受け板4は、スロープ板5を格納することを考慮して、スロープ板5の厚み分だけ床板2よりも低く設定されている。このような受け板4は、スロープ板5の使用時(展開時)に床面31を構成し、スロープ板5の格納時にスロープ板5の乗降面5aと対面する。
受け板4の前端部と前枠7との間、及び受け板4の後端部と後枠9との間には、各々が左右方向に直線状に延びる前後1対の壁収容溝41が形成されている。前後の壁収容溝41は、上方に開口し、格納位置へ傾動するスロープ板5の後述する転落防止壁5cが上方から挿入される有底の溝である。各壁収容溝41は、左右1対の壁部41aと、左右の壁部41aの下端に連続する平らな底部41bとからなるU状断面である。すなわち、各壁収容溝41は、底部41bの両端縁から1対の壁部41aが上方へ延びるU状断面である。各壁収容溝41の下部は、左右1対の壁部41aの間隔が底部41bに向かって広がる末広がり形状である。すなわち、各壁収容溝41の下部は、その溝幅である左右の壁部41aの間の距離が、下方に向かって拡幅する末広がり形状である。各壁収容溝41には、スロープ板5の格納時に転落防止壁5cが挿入される。
スロープ板5は、展開位置(図2に示す位置)と格納位置(図1に示す位置)とに設定可能である。展開位置のスロープ板5は、乗降口30から車室外側へ延びて路面32に架け渡され、乗降面5aが上方に露出する。格納位置のスロープ板5は、ヒンジ6の回転軸(図示省略)を中心として展開位置から反転して乗降口30の車室内側に収容され、乗降面5aが下方を向いて受け板4の上面4bと対面する。スロープ板5は、左右方向に並べられた前後方向に延びる複数の長尺状の板からなり、格納位置で受け板4に重なって枠体3に囲われる矩形状を有する。このスロープ板5の一方の面(展開位置での上面)は乗降面5aを構成し、他方の面(展開位置での下面)5bは格納位置で床板2の上面2aと略同一平面上で連続する。
スロープ板5は、乗降面5aの前後の両脇から起立して左右方向に延びる前後1対の転落防止壁5cを有する。すなわち、スロープ板5の乗降面5aの端縁部には、前後1対の転落防止壁5cが突設されている。前後の転落防止壁5cは、ヒンジ6の回転軸(図示省略)と交叉する方向に直線状に延びて乗降面5aの端縁部から起立する板形状であり、展開位置のスロープ板5からの車いすの転落を防止する。各転落防止壁5cの先端部は、その板厚である壁幅が先端(スロープ板5の格納時における下端)に向かって薄くなる先細り形状である。スロープ板5は、ヒンジ6によって車両1に回転自在に連結されており、使用時に展開されて床面31から路面32に架け渡され、格納時に畳まれて受け板4に上方から重なる。スロープ板5の他方の面5bの略中央には、埋込み型の取っ手5dが設けられている。取っ手5dは、スロープ板5の展開時に用いられる。
ヒンジ6は、乗降口30の車室内側で乗降口30の開口幅方向(前後方向)に延びる回転軸を有し、受け板4とスロープ板5の一端部とを回転軸(図示省略)を中心として回転自在に連結する。
次に、車いすの乗降のためにスロープ板5を使用する場合を説明する。
スロープ板5を使用する場合、枠体3内に格納されているスロープ板5を回転させて、スロープ板5を車両1から路面32に架け渡す。
車いすの乗降が完了すると、車両1から路面32に架け渡されていたスロープ板5を回転させて、スロープ板5を枠体3内に格納する。これにより、スロープ板5の転落防止壁5cは、壁収容溝4aに上方から挿入される。
以上説明したように、本実施形態では、スロープ板5の転落防止壁5cが、スロープ板5の格納時(図4(a)参照)に、受け板4の壁収容溝41に侵入している小石等の異物FOに転落防止壁5cの先端部が当接する(図4(b)参照)。異物FOに当接した転落防止壁5cの先端部は、壁収容溝41の底部41bとの間で異物FOを挟み込むことなく、異物FOを弾き飛ばす(図4(c)参照)。
受け板4の壁収容溝41が、その溝幅が下方に向かって拡幅する末広がり形状であるため、転落防止壁5cの先端部に弾き飛ばされた異物FOは、壁収容溝41の底部41bの隅に退避させられる(図4(c)参照)。従って、受け板4の壁収容溝41に小石等の異物41が侵入した場合であっても、スロープ板5の転落防止壁5cを受け板4の壁収容溝41に確実に挿入させることができる。これにより、格納時にスロープ板5をガタつかせることなく、受け板4に重ねることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明に係るスロープ構造は、路線バスその他の車両に利用することができる。
1 車両
2 床板
2a 床板の上面
4 受け板
4b 受け板の上面
5 スロープ板
5a 乗降面
5c 転落防止壁
6 ヒンジ
6a 回転軸部
31 床面
32 路面
41 壁収容溝
41a 壁部
41b 底部

Claims (2)

  1. 車両の乗降口に対する車いすの乗降を補助するスロープ構造であって、
    前記車両の床面と、
    乗降面を有するスロープ板と、
    前記乗降口の車室内側で前記乗降口の開口幅方向に延びる回転軸を中心として前記床面と前記スロープ板とを回転自在に連結するヒンジと、を備え、
    前記スロープ板は、前記乗降口から車室外側へ延びて路面に架け渡され、前記乗降面が上方に露出する展開位置と、前記回転軸を中心として前記展開位置から反転して前記乗降口の車室内側に収容され、前記乗降面が下方を向いて前記床面と対面する格納位置とに設定可能であり、
    前記スロープ板の前記乗降面の端縁部には、前記展開位置の前記スロープ板からの前記車いすの転落を防止するための転落防止壁が突設され、
    前記床面には、上方に開口し、前記格納位置へ傾動する前記スロープ板の前記転落防止壁が上方から挿入される有底の壁収容溝が設けられ、
    前記壁収容溝の下部は、その溝幅が下方に向かって拡幅する末広がり形状である
    ことを特徴とするスロープ構造。
  2. 請求項1に記載のスロープ構造であって、
    前記転落防止壁の先端部は、その壁幅が先端に向かって薄くなる先細り形状である
    ことを特徴とするスロープ構造。
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