JP6602771B2 - 自動車両のリアショックアブソーバに関係する力を分配するための補強手段を備える自動車両のボディシェル構造 - Google Patents

自動車両のリアショックアブソーバに関係する力を分配するための補強手段を備える自動車両のボディシェル構造 Download PDF

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Description

本発明は、自動車両のボディシェル構造を対象とし、より詳細には、そのボディシェルに対する車両のリアショックアブソーバの固定部位を対象とする。
電気車両やハイブリッド車両の伸張に伴い、車両の後部フロアが一段高くなった形の車両の構造設計、すなわち、後部フロアがボディシェル下部とホイールハウス上部との間の中間高さにあるのではなく、ホイールハウス切取り部の上部レベルにある車両の構造設計を見かけることがますます多くなってきた。
このような一段高くなった形のフロアは、たとえば蓄電バッテリを設置するためのスペースを空けることを可能にする。一方で、車両の耐衝撃性要件、とりわけ車両の標準規格高で加えられるある種の後方衝撃に対する強度要件は、車両の長手方向構造補強手段のサイドメンバを低く設置した場合の方が有利である。
そのため、一部の車両構造設計は、バッテリを設置するために必要なスペースを空けると同時に、後方衝撃に対する要件を満たすことができるようにするため、車両後部で局所的に上方にオフセットしたサイドメンバを有する。このオフセットのため、後部サイドメンバは、それと同等の直線的なサイドメンバと比べて、断面積が同じでも衝撃時に変形を生じやすくなる。
さらに、そのような構造設計によるサイドメンバの後方端は、後方衝撃試験の際の標準規格衝突ポイントに向き合う位置ではなくなる。
そのため、サイドメンバの断面積を、したがってその重量を増やしたり、衝突のエネルギーをそれが加えられた高さからサイドメンバ前方に伝搬するようにされた補完的な構造部位を追加したりすることが余儀なくされる。
車両の後部フロアを高くすることで生じるもう1つの問題は、従来サイドメンバに取り付けられるものであるショックアブソーバ固定マウント部が車両のフロアよりも低い位置になりがちで、それによってボディシェル上部との最適な連結を得られなくなるところにある。そのため、マウント部は、ショックアブソーバから伝達される力の一部をそのボディシェル上部と協働して消散させることができなくなる。
本発明は、後方衝撃に対する車両の十分な強度を確保するとともに、自動車両のショックアブソーバ、特にリアショックアブソーバの固定箇所に生じる応力の好ましい配分を果たすことを可能にしながらも、ボディシェルの全体重量を抑えることができる車両のボディシェル構造を提案することを目的とする。
そこで、本発明は、自動車両の両側に車両の2つのホイールハウスハウジング部位を画定するボディシェル側面上部構造を備える車両のボディシェル構造を提案する。それぞれのホイールハウスハウジングが少なくとも1つの車輪を収容できるようになっている2つのホイールハウスハウジング部位は、車両のフロアによって連結される。ボディシェル構造は、2つのホイールハウスハウジング部位のそれぞれのレベルに、ホイールハウスアーチと、そのホイールハウスアーチのそれぞれに対して縁部によって組み付けられる少なくとも1つのリアショックアブソーバ固定マウント部とを備える。多くの場合、それぞれのホイールハウスアーチは、車両の単一の車輪を収容するハウジングの画定に寄与するが、幾つかの変形実施形態では、1つのハウジングで隣接する2つの車軸の複数の車輪を収容できるものであってよいだろう。ホイールハウスアーチは、マウント部の折返し部の周囲とその先にかけて少なくとも1つのほぼ斜めの表面部位を画定する。上部構造は、ホイールハウスアーチの斜めの表面部位と一体化され、上部構造のほぼ鉛直な表面部位と一体化された構造薄板をさらに備える。有利には、フロアは車両の後部フロアであり、ホイールハウスは車両の後部ホイールハウスである。変形実施形態によれば、斜めの表面部位は水平であることができる。
好ましい実施形態によれば、マウント部は、構造薄板に対してほぼ平行をなすほぼ鉛直な2つの第1の隔壁であって、それぞれが少なくとも1つの折返し部によってホイールハウスアーチに組み付けられ、少なくともその1つが構造薄板からマウント部の最大寸法以下の距離に位置する第1の隔壁を有する。
構造はさらに後部補強サイドメンバを備えることができ、ボディシェルの側面上部構造はそのサイドメンバの上方に立ち上がる。マウント部は、ビームを形成してサイドメンバとマウント部とを連結するかさ上げ部材によってサイドメンバに組み付けることができる。好ましくは、ホイールハウス部位はサイドメンバに対して鉛直上方にずらされる。
好ましくは、ショックアブソーバ固定マウント部は側面上部構造に組み付けられ、さらに長手方向補強サイドメンバに対して、マウント部とサイドメンバの一部のみとを連結するかさ上げ部材によって組み付けられる。「サイドメンバの一部のみ」とは、車両の長手方向に沿ったサイドメンバの長さの一部のみという意味である。かさ上げ部材は、車両の長手方向に測った幅でマウント部とほぼ同じ幅を有する。かさ上げ部材の最大幅は典型的にはマウント部の最大幅の0.9〜1.3倍であることができ、「幅」という語はここでは車両の長手方向軸に沿った寸法をいうものとして用いられている。かさ上げ部材はマウント部をサイドメンバの上方に、すなわちサイドメンバに対して鉛直方向にオフセットした位置に位置決めする。有利には、かさ上げ部材とサイドメンバとの間の組付け箇所は、マウント部の縁部と鉛直方向にほぼ位置合わせされる。好ましくは、マウント部の下部とサイドメンバの最も近い箇所との間の鉛直方向のずれは少なくともマウント部の高さと同じであり、マウント部の下部とサイドメンバの最も近い箇所との間の鉛直方向のずれはたとえばマウント部の高さの2倍から10倍であることができる。「高さ」とは、車両に組み付けられた部品を鉛直方向に測ったときの寸法をいう。そのため、かさ上げ部材は、フロアとサイドメンバとの間の鉛直方向の空間の幅全体を閉ざすことなく、マウント部とサイドメンバとの間で鉛直方向の力の伝達を可能にする幅を有している。そのため、材料消費の少ない部材によってショックアブソーバからの鉛直力をサイドメンバに伝搬させることができ、しかも車輪とフロアとの間の要素に対する良好な側方アクセスを確保することができる。有利には、フロアは、車両外側の車体で見えるホイールハウス開口部の上限よりも上方に配置される。
特に有利な実施形態によれば、車両の長手方向軸に関してマウント部の両側に平行な複数の構造薄板が配設される。
少なくとも1つの構造薄板が4つの側面と底面とを有するボックスを形成する構造部位の一部をなすことができ、その側面の1つは上部構造のほぼ鉛直な表面の一部位であり、その底面はホイールハウスアーチの一部位である。
有利な実施形態によれば、ショックアブソーバ固定マウント部は後部フロアの水平な延長上にほぼあるように位置づけられる。たとえば、後部フロアの最低高は、マウント部の底面の組付け後高さとマウント部の縁部の最大高さとの間にあることができる。
有利には、かさ上げ部材はほぼU字形の断面のビーム状幾何学形状を有しており、そのビームの軸はほぼ鉛直方向に向けられ、U字形断面の少なくとも2つの平行な縁部はマウント部のほぼ鉛直な2つの第1の隔壁の延長上に位置する。
U字形断面の2つの平行な第1の縁部は溶接などによってマウント部のほぼ鉛直な2つの第1の隔壁に組み付けられることが好ましい。U字形断面は、サイドメンバに対する1つまたは複数の固定ポイントの間と、マウント部およびかさ上げ部材との間の組付けゾーンの間で変化するものであってよい。たとえば、U字は全く対称形でないものであってよく、U字の両縁部の高さはサイドメンバとマウント部との間で高くなってもよい。マウント部との組付けゾーンのレベルでは、Uの高さは、ビームの縁部がマウント部の2つの第1の隔壁を完全に − 少なくともビームの垂直断面内で − 取り囲むのに十分なものとなるように選ぶことができる。マウント部の2つの第1の隔壁は、その鉛直部位について、かさ上げ部材のU字形ビームの2つの第1の縁部によって全面的に二重化されることができる。
ある実施形態によれば、マウント部は、2つの第1の隔壁をつなぐ少なくとも1つのほぼ鉛直または斜めの第3の側部隔壁を有しており、マウント部は、2つの第1の隔壁をつなぐほぼ水平の底部隔壁であって、第3の側部隔壁と連続して配設された底部隔壁を有する。ここで「斜め」とは、車両を平坦路における通常の走行位置に置いた状態で鉛直でも水平でもない方向のことをいう。
好ましい実施形態によれば、かさ上げ部材のU字形断面の開放側は車両の外側に当たる車両の側面に向けられ、マウント部の第3の側部隔壁は車両の外側の方に、したがってU字の開放側の方にある。マウント部は第4の隔壁を有していなくても、または第3の隔壁に対向するほぼ鉛直な第4の隔壁を有していてもよい。第1の隔壁、第2の隔壁、第3の隔壁および第4の隔壁は、マウント部の底部隔壁とマウント部の側部隔壁のうちの少なくとも1つとの間の遷移ゾーンのレベルへの応力集中を抑えるために隔壁の湾曲部位によってそれぞれマウント部の底部隔壁と連結されることができ、それぞれが少なくとも1つの隔壁鉛直部位を有することが好ましい。好ましい実施形態によれば、第4の隔壁の高さは第3の隔壁の高さに満たない。言うまでもなく、その他の実施形態を企図することもできる。マウント部の第3の隔壁と第4の隔壁はほぼ同じ高さであることも、または高い方の隔壁が車両の内側でマウント部を縁取ることもできる。U字の開放側は車両の内側を向いたものであることも、かつ/またはU字の底は第3の隔壁と連続したものであることもできる。
典型的には、マウント部の底部隔壁にはショックアブソーバの固定ねじなどを受けるための穴を開けることができる。
マウント部の底面の曲げ強さを高めるため、マウント部の底面に補強部材を組み付けることができる。マウント部の底面と、マウント部のほぼ鉛直な隔壁のうちの少なくとも1つを湾曲した軌跡に沿って連結するためのリブを型打ちによって設けることで、マウント部全体の剛性を高めるとともに、ショックアブソーバの端部が組み付けられたマウント部の底面とU字形ビームの側面に連結されたマウント部の隔壁との間の力の伝達が容易になるようにすることができる。
有利には、2つの第1の隔壁および第3の隔壁とホイールハウスアーチとの組付けは、2つの第1の隔壁の2つの第1の折返し部を溶接し、第3の隔壁の第3の折返し部を溶接することによって行うことができるが、その際、折返し部はホイールハウスアーチの開口部の内側折返し部と共通の平面内にほぼあるように折り返される。好ましい実施形態によれば、マウント部は上方に開放されており、すなわちショックアブソーバはマウント部の外側に留まった状態でマウント部の底面に支えられる。マウント部は、マウント部の開口部がホイールハウスアーチの開口部レベルの下側にわずかに露出するように側面上部構造に組み付けられることが好ましい。マウント部のこの向きは、マウント部をその鉛直な3つの隔壁によってU字形ビームに組み付けることを可能にし、マウント部をマウント部の折返し部によってホイールハウスアーチに組み付けることを可能にする。これにより、U字形ビームとホイールハウスアーチとの間でのショックアブソーバからの力の分配が最適化される。有利な実施形態によれば、ホイールハウスアーチは、フロアの縁部と同レベルにあって、フロアのその縁部に組み付けられる下部縁を有する。
マウント部は、2つの第1の隔壁をつなぐほぼ鉛直または斜めの少なくとも1つの第3の側部隔壁を有することができ、2つの第1の隔壁をつなぐほぼ水平の底部隔壁であって、第3の側部隔壁と連続して配設された底部隔壁を有することができ、さらに2つの第1の隔壁および第3の隔壁の折返し部によってホイールハウスアーチに組み付けられることができる。
有利には、マウント部は、マウント部の底部隔壁に沿った折返し部に沿って、またはマウント部の第4の隔壁に沿った折返し部に沿ってホイールハウスアーチに対しても組み付けられる。有利な実施形態によれば、マウント部の第3の隔壁は、U字形ビームのU字の両辺を形成する2つの帯をつなぐビームの中央帯である中央部位によって二重化されることができる。別の実施形態によれば、U字形ビームの中央部位に組み付けられるのはマウント部の底面の折返し部、すなわち第4の隔壁であるか、または第4の隔壁の折返し部である。したがって、U字形ビームは少なくとも2つの面にわたって、好ましくは3つの面にわたってマウント部を取り囲む。該当する面は、第1の隔壁、第2の隔壁、それに第3の隔壁および第4の隔壁のいずれか一方である。
マウント部は、マウント部の底部隔壁沿いか、または第3の隔壁に対向し、第3の隔壁の高さに満たない高さの第4の隔壁沿いのいずれかである折返し部に沿ってホイールハウスアーチに対しても組み付けることができる。
好ましい実施形態によれば、かさ上げ部材はマウント部の2つの第1の隔壁のそれぞれの少なくとも複数の異なる箇所でマウント部に組み付けられる。
好ましくは、かさ上げ部材はマウント部の2つの第1の隔壁のそれぞれの少なくとも3箇所でマウント部に組み付けられる。有利な実施形態によれば、かさ上げ部材はそのほか、ホイールハウスアーチの開口部の内側折返し部の特定の部位に沿ってホイールハウスアーチに直接組み付けることができる。
本発明はまた、自動車両の両側に車両の左右2つのホイールハウスハウジング部位を画定するボディシェル側面上部構造を備える車両を提案する。左右2つのホイールハウスハウジング部位は車両のフロアによって連結される。車両は、それぞれのホイールハウスハウジング部位のレベルに、ホイールハウスアーチと、そのホイールハウスアーチのそれぞれに組み付けられた少なくとも1つのショックアブソーバ固定マウントとを備える。ホイールハウスアーチは、マウント部の折返し部の周囲とその先にかけて少なくとも1つのほぼ斜めの表面部位を画定する。上部構造は、ホイールハウスアーチの斜めの表面部位と一体化され、上部構造のほぼ鉛直な表面部位と一体化された構造薄板をさらに備える。
本発明のその他の目的、特徴および利点は、添付の図面を参照しながら、何ら限定的でない例示としてのみ行う以下の説明を読むことによって明らかとなろう。
本発明によるボディシェル構造部位の概略断面図である。 図1のボディシェル構造部位の上面図である。 本発明による別のボディシェル構造の幾つかの特徴的要素の斜視図である。
図1、図2および図3で、x軸は車両の長手方向軸を表し、y軸は車両の横断方向軸を、z軸は鉛直軸を表す。
図1、図2および図3に示した構造は車両では少なくとも2度見られるものであり、そのそれぞれにおいてx軸に平行で車両の中央を通る軸に関して対称をなす2つの構造を伴う。
図1および図2に示すように、本発明による自動車両(図示せず)のボディシェル構造1は車両に沿って長手方向に配設され、少なくとも部分的に車両の後方に延びるサイドメンバ2を備える。構造は、側面上部構造9の下方で車両に車輪を取り付けることを可能にするホイールハウスの開口部29が設けられた側面上部構造9のほぼ鉛直な部位3を備え、一段高くなった形の、すなわちサイドメンバ2の上方に鉛直に配設された、後部フロア5をさらに備える。
後部フロア5は必ずしもサイドメンバ2から張り出した位置にあるものでなくてよいが、いずれにしてもサイドメンバ2に対して鉛直上方にずらされている。フロア5は、少なくとも1つの斜めの表面部位30を画定するホイールハウスアーチ7であって、(車両の横断方向に対して)車両の内側で後部フロア5に対して組み付けられ、車両の外側では側面上部構造9に対して組み付けられるホイールハウスアーチ7によって側面上部構造9と連結される。
側面上部構造9は、たとえば、外装仕上げ薄板を含むリアサイドパネル外側部位3a、車両の様々な内部要素が組み付けられるリアサイドパネル内側部位3c、およびリアサイドパネル外側部位3aとリアサイドパネル内側部位3cとをその内側部位と外側部位との間に空間を残すことで内側部位3cに対する様々な要素の組付けが容易になるように連結するリアサイドパネル中間部位3bなどを含むことができる少なくとも1つのほぼ鉛直な部位3を備える。中間部位3bは、開口部29を通して内部に車両の車輪を挿入することができるホイールハウスハウジング4の径方向外側部位を画定する。ホイールハウスハウジング4の(y軸方向の)残りの深さはホイールハウスアーチ7によって画定される。
ホイールハウスアーチ7には、ショックアブソーバ固定マウント部10が組み付けられる。ホイールハウスアーチ7には開口部8が設けられ、マウント部10の縁部がホイールハウスアーチ7に支持されて開口部8の周囲でホイールハウスアーチ7に組み付けられるようにして、ホイールハウスアーチ7の下方からその下側にマウント部10が組み付けられる。マウント部10の底面15はホイールハウスアーチ7に対して下方にずらされている。
底面15には、リアショックアブソーバ(図示せず)の端部を組み付けることができるように穴16が開けられていてよい。この底面15は、場合により、補強板(図示せず)によって二重化されてもよい。
マウント部10は、かさ上げ部材20によってサイドメンバ2に連結され、そのため、かさ上げ部材20は側面上部構造9をサイドメンバ2とつなぐことになる。
かさ上げ部材20は、図2の上面図を見るとわかるように、U字の2つの腕17、18が車両横断方向のy軸に沿って延び、U字の底19がx軸に沿って延びるU字ビームの断面を有している。かさ上げ部材20は溶接またはその他によってサイドメンバ2に組み付けられ、U字の腕17、18を形成する部位によってマウント部10とも一体化される。かさ上げ部材20は、図2を見るとわかるように、ほぼ長方形または正方形の輪郭を有するマウント部10を取り囲む。マウント部10は、横断方向y軸とほぼ平行をなす第1のマウント部隔壁11と第2のマウント部隔壁12を有する。マウント部10は、(y軸に関して)車両外側の方でマウント部の縁をなす第3のマウント部隔壁13と、車両内側の方でマウント部10の縁をなし、場合によって高さゼロであってもよい第4の隔壁14を有する。
当然のことながら、図2には図1と共通の要素を見ることができ、同じ要素は同じ符号で表されている。ただし、図を簡潔にするため、フロア5およびサイドメンバ2は図2には描かれていない。
かさ上げ部材20はU字形断面を有しており、その断面は、両方の車両の横断方向y軸と平行をなす(または、少なくとも車両のその横断方向y軸に関して対称をなす角度を形成する)第1の平行な縁部17と第2の平行な縁部18とを備え、かさ上げ部材20は、U字断面の底を形成して車両の長手方向xとほぼ平行をなす第3の縁部19を有している。
マウント部の第1の隔壁と第2の隔壁はほぼ鉛直であるか、またはほぼ鉛直な部位によって終わる。かさ上げ部材20のU字形断面の第1の縁部、第2の縁部および底の縁部もほぼ鉛直な面を形成する。かさ上げ部材20の第1の平行な縁部および第2の平行な縁部はマウント部10のそれぞれ第1の隔壁11および第2の隔壁12に組み付けられる。第3の縁部、すなわちU字形断面の底の縁部はここでは車両の内側の方に位置するマウント部の第4の隔壁に組み付けられている。かさ上げ部材20のこの第3の縁部を車両の外側の方に位置するマウント部の第3の隔壁に組み付ける変形実施形態を企図することもできる。
マウント部10は、マウント部10の第1、第2、第3および第4の隔壁の縁部に沿った舌状突起27によってホイールハウスアーチ7に組み付けられる。
かさ上げ部材20は、1つまたは複数の舌状突起28であって、場合によってその舌状突起28とホイールハウスアーチ7との間にマウント部10の舌状突起27を差し込むことで、かさ上げ部材20をホイールハウスアーチ7と一体化することができる舌状突起28を有することもできる。
図1と図2から見て取れるように、自動車両のボディシェル1の構造は、ほぼ直角定規の形の構造薄板22も備える。構造薄板22は、マウント部10の第1の隔壁11および第2の隔壁12に対して、ならびにかさ上げ部材20の第1の平行な縁部17および第2の平行な縁部18に対してほぼ平行をなすほぼ鉛直の少なくとも1つの応力受け部位22aを備える。
ボディシェル構造の部材のこれらのすべての鉛直な部位22a、11、12、17、18は、鉛直で車両に対して横断方向の幾何学平面21に対していずれも平行をなす。平面21は図3に示したとおりであり、y、z軸がその基準軸となる。構造薄板22、マウント部10の第1の隔壁11および第2の隔壁12、かさ上げ部材20のU字形断面の第1の平行な縁部17および第2の平行な縁部18に共通した平面21が厳密に鉛直ではなく、または厳密に車両の横断方向でない変形実施形態を企図することができる。その場合であっても、平面21は鉛直に対して10°未満の傾きにとどめることが好ましく、また鉛直に対して5°未満の傾きにとどめることが好ましい。
y軸に対する平面21の傾きは、かさ上げ部材20を組み付けるサイドメンバ2の局所的な曲率に依存し得る。その場合、平面21はサイドメンバに対して垂直であることができる。かさ上げ部材20の第1の平行な縁部17と第2の平行な縁部18が平行でなく、収束または発散する(かさ上げ部材を形成するビームの垂直断面を見たとき)変形実施形態を企図することができる。その場合、マウント部の第1の隔壁11および第2の隔壁12は、マウント部の第1の隔壁がかさ上げ部材の第1の縁部に、マウント部の第2の隔壁がかさ上げ部材の第2の縁部に組み付けられるように、収束または発散するものであることができる。その場合、構造薄板22は、マウント部の第1の隔壁11と第2の隔壁12のいずれかが構造薄板22に近い方と平行となるように位置決めされるか、または車両の横断面内にあることができる。
構造薄板22はマウント部の第1の隔壁と第2の隔壁の少なくともいずれか一方の近傍に配置されて、ショックアブソーバからマウント部10へ、次いでマウント部10からホイールハウスアーチ7へと伝達される鉛直力の一部を効果的に受け取ることができるようにする。構造薄板22は、応力受け部位22aに対してほぼ垂直で、同様に鉛直な部位22bを備えることができる。部位22bはリアサイドパネル内側部位3cに組み付けられて、応力受け部位22aが受けた鉛直力をリアサイドパネル内側部位3cに伝搬させることを可能にする。構造薄板22は、少なくとも1つの応力受け部位22aの下方縁でホイールハウスアーチ7とも一体化される。構造薄板22の組付け用舌状突起(図示せず)は部位22aと角度をなすことができ、ホイールハウスアーチ7の斜めの表面部位30に組み付けられることができる。別の変形実施形態によれば、応力受け部位22aは下部でホイールハウスアーチ7のほぼ鉛直な部位31に組み付けられることができ、それによってホイールハウスアーチ7をリアサイドパネルの内側部位3cに対してほぼ垂直をなす平面の方向に沿ってホイールハウスアーチ7を縁取る。前出のものと組み合わせることができるさらに別の実施形態によれば、構造薄板22はその部位22aによって、同様に平面21と平行をなして応力受け部位22aの延長上に位置する薄板部位を有する第3の部品(図示せず)であって、同じくホイールハウスアーチ7と一体化される第3の部品に組み付けられることができる。
そのため、リアショックアブソーバ(図示せず)によってマウント部10に伝達された鉛直力はマウント部10の縁部によってかさ上げ部材20を通してサイドメンバ2に伝達されることができ、一部はマウント部10からホイールハウスアーチ7にも伝達されることができ、さらに構造薄板22から、鉛直力を受けるのに好適な方向の側面上部構造9へと伝達されることもできる。ホイールハウスアーチ7が斜めでなく、水平である変形実施形態を企図することもできる。
ボディシェル構造の上部、とりわけ側面上部構造9への鉛直力の伝搬を円滑にするため、構造薄板22はマウント部10の近傍に、典型的にはマウント部からそれ自体の最大寸法に満たない距離のところに位置し、この最小距離はx軸方向の距離に関してもy軸方向の距離に関しても守られる。
有利な実施形態によれば、構造薄板22は、構造薄板22とホイールハウスアーチ7との間のy軸方向の最大組付け長が、マウント部のいずれか1つの側部隔壁と、上部構造のほぼ鉛直な表面の一部、たとえばリアサイドパネルの内側部位3cとの間のy軸方向の最小距離の半分に少なくとも等しく、好ましくは3分の2以上となるようにホイールハウスアーチ7に組み付けられる。特に有利な幾つかの実施形態では、合計組付け長はその最小距離を上回るほどであり、それによって構造薄板22の一部は少なくとも1つのマウント部10の側部隔壁11、12に沿って延びる。これにより、マウント部10によってホイールハウスアーチ7に伝達される力の構造薄板による受け止めを改善することができる。
構造薄板22のホイールハウスアーチ7への組付けは、ホイールハウスアーチ7の斜めの表面部位30に平行な舌状突起によって、または逆に鉛直なホイールハウスアーチ7の部位であって、構造薄板22の鉛直部位に組み付けられた部位によって行うことができる。
一方で構造薄板22は、それぞれが軸21と平行をなす少なくとも1つのほぼ平坦な部位を有する複数の部材を組み立てることによってなるものであることができ、その場合、軸21と平行なすべての部位は、ホイールハウスアーチ7と一体化されるとともに側面上部構造9の部位3と一体化された力伝搬プレートを形成するように組み立てられる。
マウント部10周辺のホイールハウスアーチ7から側面上部構造9への鉛直力の伝搬をさらに改善するため、ホイールハウスアーチ7とも、側面上部構造9とも一体化されたそれ以外の鉛直力伝搬要素を追加することができる。
好ましくは、これらの要素は、ホイールハウスアーチ7と側面上部構造9とを連結する1つまたは複数の鉛直平面を備える。好ましくは、それらの鉛直平面は、少なくともその幾つかに関しては、平面21と平行をなし、マウント部10の第1の隔壁11および第2の隔壁12と平行をなす。鉛直で平行なこれらの平面のうちの少なくとも1つはマウント部10の近傍、すなわち、マウント部からその最大寸法に満たないx軸方向の距離およびy軸方向の距離のところにある。
その上で、図2には、前方部材24と後方部材25を備えるシートベルト巻取り器コンパートメント23を見ることができる。後方部材25は、リアサイドパネル内側部位3cと並置され、そこに固定された底面部位25cを備え、力伝達平面21と平行をなす2つの側部隔壁25aおよび25bを備える。
コンパートメント23は、後方隔壁25cと平行な前方隔壁24cを備え、後方部材25の側部隔壁25aおよび25bに組み付けられた2つの側部隔壁24aおよび24bを備える前方部材24も備える。前方部材25は、前方部材24の下部をホイールハウスアーチ7と一体化することができる組付け用舌状突起26をさらに備える。
組付け用舌状突起26は、側部隔壁24aおよび24bのy軸方向の長さの少なくとも半分を超える長さに沿って延び、それによって鉛直力をホイールハウスアーチ7から効率よく巻取り器コンパートメント23アセンブリの方へ、さらに側面上部構造9の方へ伝達できるようにする。
巻取り器コンパートメント23は図1の断面よりも手前にあるため、図1では見ることができない。
図3は、図1および2に示されたものと同様のボディシェル構造の斜視図である。図3には図1および2と共通の要素を見ることができ、同じ要素には同じ符号が与えられている。この図3ではとりわけ、U字形の垂直断面を有し、そのU字の縁部がショックアブソーバ固定マウント部10の側部隔壁を取り囲むビーム状のかさ上げ部材20を見ることができる。
図3では、マウント部10およびかさ上げ部材20の輪郭がよくわかるように、ホイールハウスアーチ7は示さなかった。一方で図3には、直角定規の形の構造薄板22と、ここでは構造薄板22に対して車両後方に配置されたシートベルト巻取り器コンパートメント23とを示している。
図3では、フロア5は示さなかったが、フロアの組付け高さを示すリアフロアクロスメンバ6を見ることができる。
本発明によるボディシェル構造により、低い位置の長手方向補強サイドメンバによって車両の後方衝撃に対する優れた強度を維持しつつ、車両の後部フロアの下にスペースを確保することができる。
かさ上げ部材20は、それ自体は低い原材料費でありながら、リアショックアブソーバ(図示せず)からの力を補強サイドメンバ2に伝達することができる。力伝搬要素22、23は、リアショックアブソーバ(図示せず)からの力を側面上部構造9に伝達することができる。
本発明は説明した例だけに限定されるものではなく、数多くの変形へと展開することができる。前述のようなかさ上げ部材20を備える一方で、構造薄板22をもたないボディシェル構造を企図することができる。
マウント部10が前述のようなU字形ビームでない部材によってサイドメンバ2と連結される一方で、逆に、1つまたは複数の構造薄板22および/または巻取り器コンパートメント23のようなボックス形の力伝搬要素を備えるボディシェル構造が企図されてよい。
好ましい鉛直力受け平面21は車両の横断方向のy軸に対して平行でないこともあろう。マウント部は、マウント部の底面が車両上部を向くように組み付けることができよう。U字形ビームの形のかさ上げ部材20は、U字の開口部が車両の内側を向くようにすることができよう。かさ上げ部材20は、上部でマウント部10を取り囲み、下部では断面の異なるビーム、たとえば閉じた長方形または閉じた三角形の断面のビームとなるように変化する形状を有することができよう。マウント部自体を上から見たときの輪郭は三角形または台形であることができよう。ビームのうち、マウント部を取り囲む部分は、マウント部のすべての側部隔壁を取り囲む閉断面を有することができる。後部フロアのレベルは、マウント部10を擁するホイールハウスアーチ7の開口部の下に対応するものでなくともよいだろう。
取外し可能な組付けを、サイドメンバ2、かさ上げ部材20、マウント部10、ホイールハウスアーチ7、構造薄板22、シートベルト巻取り器コンパートメント23の前方部材24および後方部材25を連結する溶接による組付けのすべてまたは一部の代わりとすることができよう。

Claims (12)

  1. 自動車両のボディシェル構造(1)であって、
    前記ボディシェル構造(1)が、前記車両の両側に前記車両のフロア(5)によって連結された前記車両の2つのホイールハウスハウジング部位(4)を画定するボディシェル側面上部構造(9)を備え
    前記ボディシェル構造(1)が、2つの前記ホイールハウスハウジング部位(4)のそれぞれの高さに、ホイールハウスアーチ(7)と、なくとも1つのリアショックアブソーバ固定マウント部(10)とをさらに備え、前記マウント部(10)が縁部を含み、前記ホイールハウスアーチ(7)に前記縁部によって組み付けられ、
    前記ホイールハウスアーチ(7)は前記マウント部(10)の前記縁部に沿った折返し部(27)の周囲とその先にかけて少なくとも1つのほぼ斜めの表面部位(30)を画定
    前記上部構造(9)が、前記ホイールハウスアーチ(7)の斜めの表面部位と一体化された構造薄板(22)であって、前記上部構造(9)のほぼ鉛直な表面部位(3c)と一体化された構造薄板(22)を
    前記車両のフロア(5)が、前記ホイールハウスアーチ(7)の上面の直接上にあって、前記マウント部(10)の縁部の少なくとも1つが前記ホイールハウスアーチ(7)と連結されるところの上に位置付けられる、ボディシェル構造(1)。
  2. 前記マウント部(10)が、前記構造薄板(22)に対してほぼ平行をなすほぼ鉛直な2つの第1の隔壁(11、12)を有し、前記第1の隔壁(11、12)それぞれが前記第1の隔壁(11、12)の上部から延びる少なくとも1つの前記折返し部(27)によって前記ホイールハウスアーチ(7)の下面に組み付けられ、前記第1の隔壁(11、12)のうちの少なくとも1つが前記構造薄板(22)から前記マウント部(10)の最大寸法以下の距離に位置する請求項1に記載のボディシェル構造(1)。
  3. 後部補強サイドメンバ(2)をさらに備え、前記ボディシェル側面上部構造(9)が前記サイドメンバ(2)の上方に立ち上がり、前記マウント部(10)が、ビームを形成して前記サイドメンバ(2)と前記マウント部(10)とを連結するかさ上げ部材(20)によって前記サイドメンバ(2)に組み付けられる、請求項1または2に記載のボディシェル構造(1)。
  4. 前記車両の長手方向軸(x)に関して前記マウント部(10)の両側に配設された平行な複数の構造薄板(22、25)を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載のボディシェル構造(1)。
  5. 記構造薄板(25の少なくとも1つが4つの側面と底面とを有するボックスを形成する構造部位(23)の一部をなし、前記側面の1つが前記上部構造のほぼ鉛直な表面(3c)の一部位であり、前記底面が前記ホイールハウスアーチ(7)の一部位である、請求項に記載のボディシェル構造(1)。
  6. 前記かさ上げ部材(20)がほぼU字形の断面のビーム状幾何学形状を有しており、前記ビームの軸ほぼ鉛直方向に向けられ、前記U字形断面の少なくとも2つの平行な縁部(17、18)が前記マウント部(10)のほぼ鉛直な2つの1の隔壁(11、12)の延長上に位置する、請求項に記載のボディシェル構造(1)。
  7. 前記マウント部(10)が、2つの前記第1の隔壁(11、12)をつなぐ少なくとも1つのほぼ鉛直または斜めの第3の側部隔壁(13)を有し、リアショックアブソーバを組み付けるための穴(16)を含み2つの前記第1の隔壁(11、12)をつなぐほぼ水平の底部隔壁(15)であって前記第3の隔壁(13)と連続して配設された底部隔壁(15)を有し、さらに、前記マウント部(10)が前記2つの第1の隔壁(11、12)の折返し部と前記第3の隔壁(13)の折返し部(27)を介して前記ホイールハウスアーチ(7)に組み付けられ、前記2つの第1の隔壁(11、12)の折返し部と前記第3の隔壁(13)の折返し部(27)を介して前記マウント部(10)が前記ホイールハウスアーチ(7)に組み付けられるところの下に前記底部隔壁(15)が位置付けられる、請求項6に記載のボディシェル構造(1)。
  8. 前記マウント部(10)が、前記マウント部(10)の前記底部隔壁(15)沿いか、または前記第3の隔壁(13)に対向し、前記第3の隔壁(13)の高さに満たない高さの第4の隔壁(14)沿いのいずれかである折返し部に沿って前記ホイールハウスアーチ(7)に対してさらに組み付けられる、請求項7に記載のボディシェル構造(1)。
  9. 前記かさ上げ部材(20)が前記マウント部(10)の2つの1の隔壁(11、12)のそれぞれの少なくとも複数の異なる箇所で前記マウント部(10)に組み付けられる、請求項に記載のボディシェル構造(1)。
  10. 自動車両の両側に前記車両のフロア(5)によって連結された前記車両の左右2つのホイールハウスハウジング部位(4)を画定するボディシェル側面上部構造(9)を備える両であって、
    記車両は、2つの前記ホイールハウスハウジング部位(4)のそれぞれの高さに、ホイールハウスアーチ(7)と、なくとも1つのリアショックアブソーバ固定マウント部(10)とをさらに備え、前記マウント部(10)が縁部を含み、前記ホイールハウスアーチ(7)に前記縁部によって組み付けられ、
    前記ホイールハウスアーチ(7)が前記マウント部(10)の前記縁部に沿った折返し部(27)の周囲とその先にかけて少なくとも1つのほぼ斜めの表面部位(30)を画定
    前記上部構造(9)が、前記ホイールハウスアーチ(7)の斜めの表面部位(30)と一体化された構造薄板(22)であって、前記上部構造(9)のほぼ鉛直な表面部位(3c)と一体化された構造薄板(22)を
    前記車両のフロア(5)が、前記ホイールハウスアーチ(7)の上面の直接上にあって、前記マウント部(10)の縁部の少なくとも1つが前記ホイールハウスアーチ(7)と連結されるところの上に位置付けられる、両。
  11. 前記マウント部(10)が、前記構造薄板(22)に対してほぼ平行をなすほぼ鉛直な2つの第1の隔壁(11、12)を有し、前記第1の隔壁(11、12)のそれぞれが前記鉛直な隔壁の上部から延びる少なくとも1つの前記折返し部(27)によって前記ホイールハウスアーチ(7)の下面に組み付けられ、前記第1の隔壁(11、12)のうちの少なくとも1つが前記構造薄板(22)から前記マウント部(10)の最大寸法以下の距離に位置する、請求項10に記載の車両。
  12. 前記マウント部(10)が、少なくとも2つのほぼ鉛直な第1の隔壁(11、12)と、リアショックアブソーバを組み付けるための穴(16)を含み前記第1の隔壁(11、12)のうちの2つをつなぐほぼ水平の底部隔壁(15)とを含み、前記マウント部(10)が前記第1の隔壁(11、12)のうちの2つの折返し部を介して前記ホイールハウスアーチ(7)に組み付けられ、前記第1の隔壁(11、12)のうちの2つの前記折返し部を介して前記マウント部(10)が前記ホイールハウスアーチ(7)に組み付けられるところの下に前記底部隔壁(15)が位置付けられる、請求項10に記載の車両。
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