JP2017022828A - モータ制御装置 - Google Patents
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Description
この構成によれば、故障検出部はより早く2つのスイッチング素子の故障を判定できる。バッテリからモータ駆動回路へ向けて電力が供給される場合には、その電圧値は閾値よりも大きくなるのに対し、モータ駆動回路からバッテリへ向けて電力が供給される場合には、その電圧値は閾値よりも小さくなるためである。
以下、モータ制御装置を電動パワーステアリング装置(EPS)に適用した一実施形態について説明する。
図2に示すように、ECU4は、モータ20に電力を供給するモータ駆動回路50と、バッテリ40からモータ駆動回路50への給電のオンオフを切り替える電源リレー51と、リレードライバ52と、マイコン53(故障検出部53a)と、コンデンサ54と、電源モニタ回路60とを有している。
モニタ電圧V1が閾値Tよりも大きくない場合(ステップS6のNO)、ECU4(故障検出部53a)は、MOS−FET51aのオープン故障およびオフ故障の少なくとも一方が生じていると判定する(ステップS7)。通常であれば、MOS−FET51aを介して、バッテリ40からモータ駆動回路50へ電流が流れ込むため、モニタ電圧V1はバッテリ40の電圧値Vbと等しくなる。なお、オフ故障とは、MOS−FET51aのゲート電極の断線等により、MOS−FET51aのオンオフを制御できない故障である。すなわち、MOS−FET51aはオフに維持される。
モニタ電圧V2が閾値Tよりも大きい場合(ステップS8のYES)、ECU4(リレードライバ52)は、MOS−FET51aおよびMOS−FET51bを共にオフし(ステップS10)、オフした状態で一定時間待機する(ステップS11)。モニタ電圧V2がバッテリ40の電圧値Vbと等しくなっている場合、MOS−FET51aおよびMOS−FET51bを共にオフすると、バッテリ40から抵抗61,62への給電が行われなくなる。このため、給電された電流が放電されるのに伴って通常モニタ電圧V1は小さくなる。さらに、MOS−FET51aおよびMOS−FET51bを共にオフしてから一定時間待機することにより、より確実にモニタ電圧V1を閾値Tより小さい状態にする。
モニタ電圧V1が閾値Tよりも小さくない場合(ステップS12のNO)、ECU4(故障検出部53a)は、MOS−FET51bのショート故障が生じていると判定する(ステップS13)。MOS−FET51bを介して、コンデンサ54から電流が流れ込むことにより、モニタ電圧V1が閾値Tよりも大きくなっていると考えられるためである。なお、ステップS2,S3の処理を通じて、MOS−FET51aはショート故障していないと判定されている。
モニタ電圧V1が閾値Tよりも小さい場合(ステップS12のYES)、MOS−FET51aおよびMOS−FET51bを共にオンし(ステップS14)、ECU4は通常通りのモータ20の制御を開始する(ステップS15)。
(1)MOS−FET51aおよびMOS−FET51bを共に制御する1つのリレードライバ52を設けるだけで、MOS−FET51aおよびMOS−FET51bの故障を検出できる。MOS−FET51aおよびMOS−FET51bをそれぞれ制御する2つのリレードライバを設ける場合に比べて、ECU4の回路の規模はより低減される。
つぎに、モータ制御装置をEPSに適用した第2実施形態について説明する。ここでは、第1実施形態との違いを中心に説明する。
プリチャージ回路55は、電源線L1において、コンデンサ54が接続される部分と電源モニタ回路60(抵抗63)が接続される部分との間に接続されている。プリチャージ回路55は、電源リレー51がオフのとき、給電することによりコンデンサ54を充電する。プリチャージ回路55は、電源リレー51がオフからオンに切り替わったときのバッテリ40からコンデンサ54への突入電流を抑制するために設けられている。
つぎに、ECU4(故障検出部53a)は、モニタ電圧V1が閾値Tよりも大きいか否かを判定する(ステップS102)。
モニタ電圧V1が閾値Tよりも小さい場合(ステップS107のYES)、ECU4(リレードライバ52)は、MOS−FET51aおよびMOS−FET51bを共にオンする(ステップS109)。MOS−FET51aおよびMOS−FET51bをオンすることにより、バッテリ40からモータ駆動回路50へと電流が流れ込む。この場合、コンデンサ54によって電源線L1には電圧が印加されているため、バッテリ40からモータ駆動回路50に、急激に突入電流が流れ込むことが抑制されている。
モニタ電圧V1が閾値Tよりも小さい場合(ステップS110のNO)、ECU4(故障検出部53a)は、MOS−FET51aおよびMOS−FET51bが共にオフ故障していると判定する(ステップS111)。MOS−FET51aが正常であれば、バッテリ40から電流が流れ込むことによりモニタ電圧V1は閾値Tよりも大きくなり、MOS−FET51bが正常であれば、コンデンサ54から電流が流れ込むことによりモニタ電圧V1は閾値Tよりも大きくなるためである。
つぎに、ECU4は、モータ駆動回路50に電流が流せるか否かを判定する(ステップS113)。なお、ECU4は、たとえばモータ駆動回路50とモータ20との間の給電経路に設けられる電流センサ(図示しない)により検出される実電流値に基づいて、モータ駆動回路50に電流が流せるか否かを判定する。実電流値が既定の電流値より大きい場合、モータ駆動回路50に電流が流せると判定する。実電流値が既定の電流値より小さい場合、モータ駆動回路50に電流が流せないと判定する。
本実施形態の効果を説明する。
つぎに、モータ制御装置をEPSに適用した第3実施形態について説明する。本実施形態のEPSは、図4に示される構成と同様のECU4を有している。ここでは、第2実施形態との違いを中心に説明する。
図6のフローチャートに示すように、ステップS201〜S209は、第2実施形態のステップS101〜S109と同様である。ただし、ステップS203の場合には、MOS−FET51aを介してバッテリ40から電流が流れ込むことにより、モニタ電圧V1はバッテリ40の電圧値Vbに設定される。また、ステップS206により、電源線L1における電源リレー51とモータ駆動回路50との間は、プリチャージ回路55の電圧値Vpに設定される。また、ステップS209により、バッテリ40からモータ駆動回路50へと電流が流れ込むようになるため、電源線L1での電圧値はバッテリ40の電圧値Vbとなる。
モニタ電圧V1が閾値Tよりも小さい場合(ステップS210のNO)、ECU4(故障検出部53a)は、MOS−FET51aおよびMOS−FET51bの少なくとも一方がオフ故障していると判定する(ステップS211)。たとえば、MOS−FET51aが正常であれば、バッテリ40から電流が流れ込むことにより、モニタ電圧V1は閾値Tよりも大きな電圧値Vbと等しくなるためである。
バッテリ40からモータ駆動回路50に電流が流せる場合(ステップS212のYES)、ECU4は通常通りのモータ20の制御を継続する(ステップS217)。
(1)閾値Tはバッテリ40の電圧値Vbよりも小さく設定し、閾値Tはプリチャージ回路55の電圧値Vpよりも大きく設定することにより、故障検出部53aは、より早くMOS−FET51aのオープン故障またはMOS−FET51aのオフ故障を判定できる。第2実施形態と比べると、故障検出部53aは、ステップS215のモータ駆動回路50に電流が流れるか否かの判断よりも前に、MOS−FET51aのオープン故障またはMOS−FET51aのオフ故障を判定する。モータ駆動回路50に電流が流れているかどうかを判定するステップS215の判定は時間を要するため、モニタ電圧V2が閾値Tよりも大きいか否かを判定するステップS212を設けた場合の方がMOS−FET51aのオープン故障またはMOS−FET51aのオフ故障を判定するのは早くなる。
・第2および第3実施形態では、ステップS105およびステップS205においてプリチャージ回路55をオンにしたが、これに限らない。たとえば、ステップS101とステップS102との間、ステップS201とステップS202との間に、プリチャージ回路55をオンにしてもよい。たとえば、第2実施形態において、ステップS101とステップS102の間にプリチャージ回路55のオン処理を設けた場合、モニタ電圧V1が閾値Tよりも大きいときには、MOS−FET51aおよびMOS−FET51bの少なくとも一方がショート故障していると判定できる。
・各実施形態において、電源モニタ回路60は電圧を測定できる回路であればどのようなものであってもよい。
Claims (5)
- モータと、
前記モータへの給電経路上に設けられ、前記モータに電力を供給するモータ駆動回路と、
前記モータ駆動回路への給電を通電または遮断するとともに、互いに反対向きの寄生ダイオードを有する2つのスイッチング素子からなる電源リレーと、
前記給電経路における前記2つのスイッチング素子の間の電圧である第1の電圧を検出する第1の電圧検出部と、
前記給電経路における前記電源リレーと前記モータ駆動回路との間の電圧である第2の電圧を検出する第2の電圧検出部と、
前記2つのスイッチング素子を共にオンオフするドライバと、
前記第1の電圧と、前記第2の電圧と、前記2つのスイッチング素子のオン状態またはオフ状態とに基づいて前記2つのスイッチング素子の故障を検出する故障検出部と、を備えるモータ制御装置。 - 請求項1に記載のモータ制御装置において、
前記2つのスイッチング素子を共にオンにしたとき、
前記第1の電圧および前記第2の電圧が閾値より大きいか否かの判定結果に基づいて、前記2つのスイッチング素子の故障を検出するモータ制御装置。 - 請求項1または2に記載のモータ制御装置において、
前記2つのスイッチング素子が共にオンのとき、
前記2つのスイッチング素子を共にオフすることで、前記給電経路における前記第1の電圧検出部の接続点と前記モータ駆動回路との間のスイッチング素子の故障を検出するモータ制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータ制御装置において、
前記給電経路における前記電源リレーと前記モータ駆動回路との間に接続され、前記給電経路から供給される電力を充放電するコンデンサと、
前記2つのスイッチング素子が共にオフのときに前記コンデンサを充電するプリチャージ回路と、を備え、
前記プリチャージ回路をオンにして一定時間待機した後、
前記2つのスイッチング素子を共にオンにしたとき、
前記第1の電圧および前記第2の電圧が閾値より大きいか否かの判定結果に基づいて、前記2つのスイッチング素子の故障を検出するモータ制御装置。 - 請求項4に記載のモータ制御装置において、
前記閾値はバッテリの電圧値よりも小さく、当該閾値は前記プリチャージ回路の電圧値よりも大きく設定されているモータ制御装置。
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