JP5402068B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、電動パワーステアリング装置に使用されるモータを制御するモータ制御装置に関するものである。
従来の電動パワーステアリング装置の制御装置としては、始動時に、モータ駆動回路を含む制御手段及びその周辺回路を自己診断し、異常が発生しているときにはアシスト制御を禁止するなどのフェールセーフ処理を実行することで、それらに異常が発生していることに気付かずに重大故障に陥ることを防止するというものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、上記周辺回路としては、各種の監視/禁止回路が含まれ、CPU暴走を検出するウォッチドッグタイマ回路、アシスト電流の過電流を検出する過電流検出回路、制御用/フェールセーフ用としてモータ電流を検出するモータ電流検出回路、バッテリ電源を供給又は異常時に切り離すパワーリレー回路、制御用/フェールセーフ用としてトルクを検出するトルク入力アンプ回路などがある。
特開平11−314573号公報
ところで、電動パワーステアリング装置の制御装置には、電源からの電力をモータ駆動回路に供給する電源リレー回路と、当該電源リレー回路とモータ駆動回路との間に介挿され、イグニッションONとなったとき、電源リレー回路を閉じる前に充電される大容量電解コンデンサとが備えられている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来装置にあっては、イグニッションOFFとなったとき、電源供給ラインに介挿された大容量電解コンデンサの放電経路がないため、次回始動時に当該コンデンサに電荷が残ったままとなってしまう。
始動時の電源リレー回路の溶着異常診断及びオープン異常診断等の初期診断処理では、電源リレーOFF状態でモータを駆動したときのリレー電圧が所定の電圧閾値まで下がらないときにリレー溶着異常であると判断したり、電源リレーON状態でモータを駆動したときのリレー電圧が所定の電圧閾値まで低下したときにリレー溶着異常であると判断したりするようになっており、上記のように始動時に上記コンデンサに電荷が残ったままであると、リレー接点のバッテリ側電位とコンデンサ側電位との電位差が明確にならず、初期診断ロジックを複雑にしなければならない。その結果、電源リレー異常診断に時間を要する。
そこで、本発明は、始動時の初期診断時間を短縮することができるモータ制御装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に係るモータ制御装置は、モータを駆動制御するモータ駆動回路と、当該モータ駆動回路に電源からの電力を供給する電源リレー回路と、当該電源リレー回路を制御するリレー制御手段と、当該電源リレー回路と前記モータ駆動回路との間に介挿された電源安定化用コンデンサと、前記電源リレー回路を閉じる前に前記電源安定化用コンデンサを充電するプリチャージ回路と、を備えるモータ制御装置であって、
前記モータへの電源供給指令が出力されたとき、少なくとも前記電源リレー回路の前記電源安定化用コンデンサ側と接続される接点の電圧に基づいて、当該電源リレー回路の異常検出を行う初期異常検出手段と、前記モータへの電源供給指令が停止されたとき、所定条件が成立するまで電源を自己保持可能な電源自己保持手段と、前記電源自己保持手段による電源自己保持中に、前記電源リレー回路を開状態として前記モータを強制駆動するモータ強制駆動手段とを備え
前記電源自己保持手段は、前記モータ強制駆動手段で前記モータを強制駆動した後の前記電源安定化用コンデンサの充電電圧が規定電圧以下であるとき、自己保持している電源を遮断することを特徴としている。
さらに、請求項に係るモータ制御装置は、請求項に係る発明において、前記モータの温度を推定する温度推定手段を有し、前記電源自己保持手段は、前記モータ強制駆動手段で前記モータを強制駆動した後の前記電源安定化用コンデンサの充電電圧が規定電圧以下であるとき、前記温度推定手段で推定した前記モータの温度が所定温度以下となってから自己保持している電源を遮断することを特徴としている。
また、請求項に係るモータ制御装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記モータ強制駆動手段で前記モータを強制駆動した後の前記電源安定化用コンデンサの充電電圧が前記規定電圧を越えているとき、前記電源リレー回路のリレー溶着異常であると判断する溶着異常検出手段を備えることを特徴としている。
本発明に係るモータ制御装置によれば、イグニッションOFFとなって電源供給指令が停止されたとき、所定条件が成立するまで電源を自己保持し、この電源自己保持中に電源リレー回路を開状態としてモータを強制駆動するので、イグニッションOFF時に常に大容量電解コンデンサの電荷を引き抜いておくことができ、イグニッションON時の電源リレー異常診断ロジックを簡略化して、診断時間の短縮を実現することができるという効果が得られる。
本発明の実施形態における車両の概略構成図である。 本実施形態におけるコントローラの構成を示すブロック図である。 マイクロコンピュータで実行する操舵補助制御処理を示すフローチャートである。 初期診断処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るモータ制御装置を電動パワーステアリング装置に適用した場合の一実施形態を示す全体構成図である。
図中、符号1は、ステアリングホイールであり、このステアリングホイール1に運転者から作用される操舵力が入力軸2aと出力軸2bとを有するステアリングシャフト2に伝達される。このステアリングシャフト2は、入力軸2aの一端がステアリングホイール1に連結され、他端はトルクセンサ3を介して出力軸2bの一端に連結されている。
そして、出力軸2bに伝達された操舵力は、ユニバーサルジョイント4を介してロアシャフト5に伝達され、さらに、ユニバーサルジョイント6を介してピニオンシャフト7に伝達される。
このピニオンシャフト7に伝達された操舵力はステアリングギヤ8を介してタイロッド9に伝達され、図示しない転舵輪を転舵させる。ここで、ステアリングギヤ8は、ピニオンシャフト7に連結されたピニオン8aとこのピニオン8aに噛合するラック8bとを有するラックアンドピニオン形式に構成され、ピニオン8aに伝達された回転運動をラック8bで直進運動に変換している。
ステアリングシャフト2の出力軸2bには、補助操舵力を出力軸2bに伝達する操舵補助機構10が連結されている。この操舵補助機構10は、出力軸2bに連結された減速ギヤ11と、減速ギヤ11に連結されて操舵系に対して補助操舵力を発生する3相ブラシレスモータからなる電動モータ12とを備えている。
トルクセンサ3は、ステアリングホイール1に付与されて入力軸2aに伝達された操舵トルクを検出するもので、操舵トルクを入力軸2a及び出力軸2b間に介装した図示しないトーションバーの捩れ角変位に変換し、この捩れ角変位を例えばポテンショメータで検出するように構成されている。このトルクセンサ3から出力されるトルク検出値Tは、コントローラ15に入力される。
このコントローラ15には、トルク検出値Tの他に、車速センサ14で検出した車速検出値Vも入力され、コントローラ15は、入力されるトルク検出値T及び車速検出値Vに応じた操舵補助力を電動モータ12で発生する操舵補助指令値IM *を公知の手順で算出し、算出した操舵補助指令値IM *とモータ電流検出値IMDとにより、電動モータ12に供給する駆動電流をフィードバック制御するためのモータ駆動電流IMを算出する。これにより、運転者の操舵操作に応じた操舵補助力を発生させるようになっている。
また、イグニッションスイッチがオン状態となったとき、後述の電源安定化用コンデンサ35へのプリチャージを行い、プリチャージ終了後、後述の電源リレー回路33をオン状態に切り換える。さらにこのとき、初期診断処理として電源リレー回路33のリレー溶着等の異常検出を行い、異常検出時には所定のフェールセーフ処理を実行する。
コントローラ15は、図2に示すように、公知の手順で、電動モータ12の制御処理を実行するマイクロコンピュータ16と、マイクロコンピュータ16から出力されるモータ駆動電流IMが入力されて電動モータ12に供給する駆動電流を制御するモータ駆動回路18と、電動モータ12に流れる駆動電流を検出するモータ電流検出回路19と、バッテリ36からモータ駆動回路18への電力供給ラインを開閉するための電源リレー部30と、電源リレー部30とモータ駆動回路18との間に介挿され、モータ駆動回路18へ供給される電源電圧を安定化するための電源安定化用コンデンサ35と、当該電源安定化用コンデンサ35にプリチャージを行うプリチャージ回路40と、を備えている。また、前記バッテリ36には、エンジンにより駆動されて発電し前記バッテリ36への充電を行う発電機36aを備えている。
ここで、モータ駆動回路18は、電界効果トランジスタFET1〜FET4でなる公知のHブリッジ回路20と、マイクロコンピュータ16から出力されるモータ駆動電流IMに基づいてHブリッジ回路20の各電界効果トランジスタFET1〜FET4の各ゲートを駆動するFETゲート駆動回路21とで構成され、前記電界効果トランジスタFET1及びFET2の接続点に、システム内部で生成された内部電圧Vrが印加され、FET3及びFET4の接続点が抵抗Rを介して接地されている。
電源リレー部30は、リレー接点31及びこのリレー接点31を付勢するリレーコイル32からなる電源リレー回路33と、リレーコイル32に対する印加電圧を制御する印加電圧制御用能動素子としてのトランジスタ34とを有し、リレー接点31はその一端がHブリッジ回路20の電界効果トランジスタFET1及びFET2の接続点に接続され、他端はバッテリ36に接続される。また、トランジスタ34のソース端子には後述の内部電圧Vbが印加され、ドレイン端子にはリレーコイル32の一端が接続されその他端は接地される。
そして、このリレー接点31と前記電界効果トランジスタFET1及びFET2の接続点との間に、電源安定化用コンデンサ35の一端が接続されその他端は接地される。
プリチャージ回路40は、前記電源安定化用コンデンサ35の高電位側に接続される、電源安定化用コンデンサ35側への逆電圧の印加を防止するための逆電圧素子用のダイオード41と、電界効果トランジスタで構成され、電源安定化用コンデンサ35へのプリチャージ電流を制御するプリチャージ電流制御用トランジスタ42と、このプリチャージ電流制御用トランジスタ42のソース端子に一端が接続される突入電流抑制用抵抗43と、から構成され、プリチャージ電流制御用トランジスタ42のドレイン端子が突入電流抑制用抵抗43の一端に接続され、その他端はダイオード41のアノード側に接続される。
また、前記ダイオード41のカソード側は、イグニッションスイッチIGを介してバッテリ36に接続されると共に、後述の電源自己保持用トランジスタ52を介してバッテリ36に接続され、イグニッションスイッチIGとダイオード41との間にイグニッションスイッチIG側への逆電圧素子用のダイオード51が接続され、また、ダイオード41と電源自己保持用トランジスタ52との間及び電源自己保持用トランジスタ52とバッテリ36との間には、それぞれバッテリ36側への逆電圧素子用のダイオード53及び54が介挿されている。
つまり、ダイオード41のカソード側には、バッテリ36の出力電圧がイグニッションスイッチIGを通る経路と、電源自己保持用トランジスタ52を通る経路とにより印加され、このダイオード41のカソード側の電圧が内部電圧Vbとして、前記電源リレー部30のトランジスタ34のソース端子に印加される。
前記プリチャージ電流制御用トランジスタ42のゲート端子には、マイクロコンピュータ16からのプリチャージ制御信号Spが入力され、プリチャージ制御信号Spにより電源安定化用コンデンサ35のチャージ量が制御される。
また、電源安定化用コンデンサ35の電位が図示しない電圧検出器によって検出され、これがA/D変換されて電圧Vrとしてマイクロコンピュータ16に入力される。
一方、前記電源自己保持用トランジスタ52のゲート端子には、マイクロコンピュータ16からの電源自己保持信号Skが入力される。電源自己保持用トランジスタ52は、イグニッションスイッチIGが閉状態となりマイクロコンピュータ16が起動されたときにオン状態に制御され、イグニッションスイッチIGを介さず直接に、バッテリ36からの電力供給を可能とする。また、イグニッションスイッチIGがオフ状態となったときには、所定の処理が行われ電源リレー回路33が開状態に制御された後、オフ状態に制御される。
マイクロコンピュータ16は、バッテリ36を電圧源として生成される内部電圧Vcを電源としてイグニッションスイッチIGがオフである間も動作可能に構成されている。
また、マイクロコンピュータ16は、プリチャージ用トランジスタ42をPWM制御しデューティ比制御を行うことで、電源安定化用コンデンサ35へのプリチャージ量を制御し、例えば、電源リレー回路33の両接点の電位差が突入電流の生じない程度の値となったときプリチャージを終了すると共に電源リレー回路33をオン状態に切り換える。
そして、車速センサ14及びトルクセンサ3の検出信号に基づいて公知の手順で操舵補助制御処理を行い、運転者の操舵操作に応じた操舵補助力を発生する。
図3は、マイクロコンピュータ16で実行される操舵補助制御処理手順を示すフローチャートである。先ず、ステップS1で、マイクロコンピュータ16は、制御系全体を初期化し、ステップS2に移行する。
ステップS2では、マイクロコンピュータ16は、イグニッションスイッチIGがオフ状態からオン状態に切り換わるのを監視し、イグニッションスイッチIGがオン状態に切り換わったとき、ステップS3に移行して、電源自己保持用トランジスタ52のゲート端子に対して電源自己保持信号Skを出力することで、電源自己保持機能をオン状態とする。
次いでステップS4に移行して、後述する初期診断処理を行い、電源リレー回路33のリレー溶着異常診断を行ってからステップS5に移行する。
ステップS5では、マイクロコンピュータ16は、前記ステップS4の初期診断において、リレー溶着異常が検出されたか否かを判定し、異常が検出されている場合には後述するステップS19に移行し、異常が検出されていない場合にはステップS6に移行する。
ステップS6では、マイクロコンピュータ16は、トルクセンサ3で検出したトルク検出値Tを読み込み、ステップS7に移行する。
ステップS7では、マイクロコンピュータ16は、モータ電流検出回路19で検出した電動モータ12に流れる駆動電流を読み込み、ステップS8に移行する。
ステップS8では、マイクロコンピュータ16は、操舵補助力制御に必要な各種センサの異常検出処理(常時診断)を行ってからステップS9に移行し、常時診断において異常が検出されたか否かを判定する。そして、異常が検出されている場合には、後述するステップS14に移行し、異常が検出されていない場合にはステップS10に移行する。
ステップS10では、マイクロコンピュータ16は、トルク検出値T及び車速検出値Vに基づいて、運転者の操舵操作に応じた操舵補助力を発生させるための操舵補助制御処理を公知の手順で実行し、電動モータ12を駆動制御するためのモータ駆動電流IMを演算する。
次に、ステップS11では、マイクロコンピュータ16は、イグニッションスイッチ信号を読み込み、ステップS12で、イグニッションスイッチIGがオン状態からオフ状態に切り換わったか否かを判定する。
そして、イグニッションスイッチIGがオフ状態に切り換わったと判断したときには、後述するステップS14に移行し、イグニッションスイッチIGがオン状態のままであると判断したときには、ステップS13に移行する。
ステップS13では、マイクロコンピュータ16は、前記ステップS10で演算したモータ駆動電流IMをモータ駆動回路18に対して出力してから前記ステップS6に移行し、引き続き操舵補助力制御を実行する。
また、ステップS14では、マイクロコンピュータ16は、操舵補助力制御における電動モータ12の制御信号であるモータ駆動電流IMを“0”にリセットしてステップS15に移行する。
ステップS15では、マイクロコンピュータ16は、電動モータ12の温度tを推定し、ステップS16に移行する。ここで、電動モータ12の温度推定は、例えば、モータ端子間抵抗値Rに基づいて、次式をもとに行う。
t=(R−R20)/α+20 ………(1)
ここで、R20は、20℃におけるモータ端子間抵抗値、αはモータ巻線の温度係数である。このように、上記(1)式では、基準温度を20℃としているが、任意の温度を基準温度として求めることもできる。
ステップS16では、マイクロコンピュータ16は、電源リレー回路33をオン状態からオフ状態に制御し、ステップS17に移行する。
ステップS17では、マイクロコンピュータ16は、電動モータ12を所定のPWMデューティ比で強制駆動することにより電源安定化用コンデンサ35の電荷を引き抜き、ステップS18に移行する。
ステップS18では、マイクロコンピュータ16は、電源安定化用コンデンサ35の電位である電圧Vrが、規定電圧VrTH以下であるか否かを判定し、Vr>VrTHであるときには電源リレー回路33にリレー溶着異常が発生しているものと判断してステップS19に移行し、操舵アシスト制御の禁止やダイアグコードの記憶等、所定のフェールセーフ処理を実行してから後述するステップS22に移行する。ここで、規定電圧VrTHは、電源リレー回路33のリレー接点両端間の電位差が明確になる程度の値に設定する。
一方、前記ステップS18で、マイクロコンピュータ16が、Vr≦VrTHであると判定したときにはステップS20に移行し、電動モータ12の温度tが所定温度t1以下であるか否かを判定する。ここで、所定温度t1は、次回のイグニッションON時においてモータの推定温度誤差による影響がないと判断できる程度の温度に設定する。
そして、t>t1であると判定したときには、電源自己保持中の温度推定処理を継続するものと判断してステップS21に移行し、前記ステップS15と同様の処理を行って電動モータ12の温度tを推定してから前記ステップS20に移行する。一方、前記ステップS20で、t≦t1であると判定したときにはステップS22に移行し、電源自己保持用トランジスタ52のゲート端子に対する電源自己保持信号Skの出力を停止する。
次に、ステップS23では、マイクロコンピュータ16は操舵補助制御を停止し、前記ステップS1に移行する。
次に、前記ステップS4で実行する初期診断処理について、図4に示すフローチャートをもとに説明する。先ず、ステップS31で、マイクロコンピュータ16は、電源リレー回路33をオフ状態としてステップS32に移行する。
ステップS32では、マイクロコンピュータ16は、この時点での電源リレー回路33のコンデンサ側電圧であるリレー電圧Vrを電圧Vr1として記憶し、ステップS33に移行して電動モータ12に所定の電流を流すことで当該電動モータ12を駆動する。
次に、ステップS34では、マイクロコンピュータ16は、この状態でのリレー電圧Vrをモニタし、リレー電圧Vrが所定の電圧閾値VrTH1(係数K1×Vr1)より小さいか否かを判定する。そして、Vr≧VrTH1であるときにはステップS35に移行してリレーが溶着していると判断し、ステップS36で電動モータ12の駆動を停止してから初期診断処理を終了する。一方、前記ステップS34で、Vr<VrTH1であると判定したときにはステップS37に移行し、電動モータ12の駆動を停止してからステップS38に移行する。
ステップS38では、マイクロコンピュータ16は、電源リレー回路33をオフ状態からオン状態へ切り替えてステップS39に移行する。なお、電源リレー回路33をオン状態へ切り替える前に、プリチャージ用トランジスタ42をPWM制御することで、電源安定化用コンデンサ35へのプリチャージを行うものとする。
ステップS39では、マイクロコンピュータ16は、この時点でのリレー電圧Vrを電圧Vr2として記憶してからステップS40に移行して、電動モータ12に所定の電流を流すことで当該電動モータ12を駆動する。
次に、ステップS41では、マイクロコンピュータ16は、この状態でのリレー電圧Vrをモニタし、リレー電圧Vrが所定の電圧閾値VrTH2(係数K2×Vr2)より大きいか否かを判定する。そして、Vr≦VrTH2であるときにはステップS42に移行してリレーにオープン異常が発生していると判断し、前記ステップS36に移行する。一方、前記ステップS41で、Vr>VrTH2であると判定したときにはステップS43に移行し、電源リレー回路33が正常であると判断して前記ステップS36に移行する。
なお、図2のマイクロコンピュータ16で電源リレー制御信号Srを出力及び出力停止する処理がリレー制御手段に対応し、マイクロコンピュータ16で電源自己保持信号Skを出力及び出力停止する処理が電源自己保持手段に対応している。
また、図3において、ステップS16及びS17の処理がモータ強制駆動手段に対応し、ステップS18及びS19の処理が溶着異常検出手段に対応し、ステップS15及びS21の処理が温度推定手段に対応している。さらに、図4の初期診断処理が初期異常検出手段に対応している。
次に、本実施形態の動作及び効果について説明する。
イグニッションスイッチIGがオン状態となると、マイクロコンピュータ16は、図3の操舵補助制御処理において、ステップS2でYesと判定してステップS3に移行し、電源自己保持信号Skを出力して電源自己保持用トランジスタ52をオン状態に切り換える。そして、ステップS4で初期診断処理を行い、電源リレー回路33のリレー溶着異常診断及びリレーオープン異常診断を行う。このとき、電源リレー回路33が正常に動作している場合には、電源リレー回路33がオン状態でステップS5からステップS6に移行する。
次に、トルクセンサ3や車速センサ14の異常検出処理(常時診断)を実行し、各種センサが正常であると判断された場合には、マイクロコンピュータ16は、ステップS9からステップS10に移行して、トルク検出値Tや車速検出値Vに基づいて、運転者の操舵操作に応じた操舵補助力が発生するように電動モータ12を駆動制御するためのモータ駆動電流IMを演算する。このとき、イグニッションスイッチIGはオン状態であるので、ステップS12からステップS13に移行し、モータ駆動電流IMをモータ駆動回路22に対して出力する。その結果、電動モータ12の発生トルクが減速ギヤ12を介してステアリングシャフト2の回転トルクに変換されて、運転者の操舵力がアシストされる。この操舵補助力制御は、イグニッションスイッチ18がオフ状態に切り換わるまで継続される。
その後、イグニッションスイッチIGがオフ状態となると、ステップS12からステップS14に移行して、マイクロコンピュータ16は、モータ制御信号であるモータ駆動電流IMを“0”にリセットし、モータ制御信号の出力を中止する。
そして、電源リレー回路33をオフ状態とした後、電動モータ12を所定のPWMデューティ比で強制駆動する。イグニッションスイッチIG及び電源リレー回路33が共にオフ状態であることから、モータ駆動回路18にはイグニッションスイッチIGを介した電力供給及び電源リレー回路33を介した電力供給が行われない。したがって、この状態で電動モータ12を強制駆動することで、電源安定化用コンデンサ35に溜まっている電荷を引き抜くことができる。
ここで、電動モータ12を強制駆動するPWMデューティは、電源安定化用コンデンサ35から電荷が引き抜ける程度の比較的小さい値に設定されている。このようにデューティが小さく設定されるため、電動モータ12の強制駆動に起因する運転者の違和感はない。
そして、この状態で電源安定化用コンデンサ35の電圧を監視し、電源リレー回路33のリレー溶着異常が発生しておらず電圧Vrが一定電圧VrTHまで低下すると、ステップS18からステップS20に移行する。
その後、電動モータ12の温度tが徐々に低下して所定温度t1以下となると、ステップS20からステップS22に移行し、電源自己保持用トランジスタ52をオフ状態に切り換えることで、電源自己保持機能をオフ状態としてから操舵補助制御を停止する。
ところで、イグニッションスイッチIGがオフ状態からオン状態に切り替わったときには、電源リレー回路の溶着異常診断及びオープン異常診断等の初期診断が実施されるのが一般的であり、この初期診断処理では、電源リレーOFF状態でモータを駆動したときのリレー電圧が所定の電圧閾値まで下がらないときにリレー溶着異常であると判断したり、電源リレーON状態でモータを駆動したときのリレー電圧が所定の電圧閾値まで低下したときにリレー溶着異常であると判断したりする。
しかしながら、イグニッションスイッチIGがオン状態からオフ状態に切り替わったとき、電源供給ラインに介挿されている大容量電解コンデンサの放電経路がないと、次回イグニッションスイッチON時には、大容量電解コンデンサに電荷が溜まったままの状態となる。したがって、電源リレーON又はOFF状態でモータを駆動したときのリレー電圧を監視することでリレー溶着異常やリレーオープン異常を判断する場合、リレー接点のバッテリ側電位とコンデンサ側電位との電位差が明確でないために、異常診断ロジックを複雑にしなければならない。その結果、電源リレー異常診断に時間を要し、イグニッションスイッチIGがオン状態へ切り替わってから操舵アシスト制御が開始されるまでの時間を要してしまう。
これに対して、本実施形態では、イグニッションスイッチIGがオン状態からオフ状態へ切り替わったとき、電源リレー回路33をオフ状態としてから電動モータ12を強制駆動し、電源安定化用コンデンサ35の電圧Vrが規定電圧VrTH以下となった時点で電源自己保持機能をオフ状態として操舵補助制御を終了するので、イグニッションスイッチON時には、常に電源安定化用コンデンサ35の電荷が引き抜かれた状態とすることができる。
したがって、イグニッションスイッチIGがオフ状態からオン状態へ切り替わると、マイクロコンピュータ16は、図3のステップS2でYesと判定してステップS3に移行し、電源自己保持信号Skを出力して電源自己保持用トランジスタ52をオン状態に切り換える。そして、ステップS4で電源リレー回路33のリレー溶着異常診断及びリレーオープン異常診断が行われる。
そして、図4のステップS31で電源リレー回路33がオフ状態に制御され、ステップS32でこの時点でのリレー電圧Vrを記憶する。次に、ステップS33で電動モータ12を強制駆動してリレー電圧Vrを監視し、リレー電圧Vrが電圧閾値VrTH1より低くなった場合には電源リレー回路33にリレー溶着異常が発生していない正常状態であると判断する。このとき、電源安定化用コンデンサ35には電荷が溜まっていない状態であることから、リレー接点のバッテリ側電位とコンデンサ側電位との電位差が明確であり、容易に電源リレー異常診断を行うことができる。
また、イグニッションOFF時に電源安定化用コンデンサ35の電荷を引き抜いておくので、イグニッションON時に電源安定化用コンデンサ35の電荷を引き抜いてから初期診断を実施する場合と比較して、操舵アシストが開始されるまでの時間を短縮することができる。
このように、上記実施形態では、イグニッションOFFとなって電源供給指令が停止されたとき、所定条件が成立するまで電源を自己保持し、この電源自己保持中に電源リレー回路を開状態としてモータを強制駆動するので、イグニッションOFF時には常に大容量電解コンデンサの電荷を引き抜いておくことができる。したがって、イグニッションON時に実行する初期診断、具体的には、少なくとも電源リレー回路の大容量電解コンデンサ側と接続される接点の電圧に基づいて当該電源リレー回路の異常を検出する電源リレー異常診断の診断ロジックを簡略化して、初期診断時間の短縮を実現することができる。その結果、イグニッションONとなってから操舵アシストが開始されるまでの時間を短縮することができる。
また、モータを強制駆動した後の電源安定化用コンデンサの充電電圧が規定電圧以下となったとき、自己保持している電源を遮断して操舵補助制御を終了するので、イグニッションOFF時に、確実に大容量電解コンデンサの電荷を引き抜いておくことができ、イグニッションON時の電源リレー異常診断時のリレー電圧を明確にすることができる。
さらに、モータを強制駆動した後の電源安定化用コンデンサの充電電圧が規定電圧以下であるとき、モータ温度が所定温度以下となってから自己保持している電源を遮断して操舵補助制御を終了するので、イグニッションOFF時に確実に大容量電解コンデンサの電荷を引き抜いておくことができると共に、頻繁な電源のON/OFFにより温度保護制御が不完全になることを防止することができる。
また、モータを強制駆動した後の電源安定化用コンデンサの充電電圧が前記規定電圧を越えているとき、電源リレー回路のリレー溶着異常であると判断するので、適切にフェールセーフ処理を実施することができると共に、次回イグニッションON時の初期診断においてリレー溶着異常診断を割愛すれば、より初期診断時間を短縮することができる。
なお、上記実施形態においては、図4の初期診断処理において、電源リレー回路33のコンデンサ側電圧と所定の電圧閾値とを比較することでリレー溶着異常やリレーオープン異常を検出する場合について説明したが、電源リレー回路33の接点電位差(バッテリ側接点電圧とコンデンサ側接点電圧との差)と所定の電圧閾値とを比較したり、バッテリ電圧とコンデンサ側接点電圧とを比較したりすること等によって異常検出を行うこともできる。
また、上記実施形態においては、図4の初期診断処理において、ステップS31〜S35及びステップS37でリレー溶着異常診断を行う場合について説明したが、イグニッションOFF時にリレー溶着異常診断を行っていることから(図3のステップS16〜S18)、初期診断処理ではリレーオープン異常診断のみを行うようにしてもよい。これにより、よりイグニッションONとなってから操舵アシストが開始されるまでの時間を短縮することができる。
さらに、上記実施形態においては、本発明を電動パワーステアリング装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動ブレーキ装置などの車載電動機器や他の電動機器等のモータを適用した機器に本発明を適用することもできる。
1…ステアリングホイール、2…ステアリングシャフト、3…トルクセンサ、10…操舵補助機構、11…減速ギヤ、12…電動モータ、14…車速センサ、15…コントローラ、16…マイクロコンピュータ、18…モータ駆動回路、19…モータ電流検出回路、20…Hブリッジ回路、21…FETゲート駆動回路、31…リレー接点、32…リレーコイル、33…電源リレー回路、35…電源安定化用コンデンサ、36…バッテリ、40…プリチャージ回路

Claims (3)

  1. モータを駆動制御するモータ駆動回路と、当該モータ駆動回路に電源からの電力を供給する電源リレー回路と、当該電源リレー回路を制御するリレー制御手段と、当該電源リレー回路と前記モータ駆動回路との間に介挿された電源安定化用コンデンサと、前記電源リレー回路を閉じる前に前記電源安定化用コンデンサを充電するプリチャージ回路と、を備えるモータ制御装置であって、
    前記モータへの電源供給指令が出力されたとき、少なくとも前記電源リレー回路の前記電源安定化用コンデンサ側と接続される接点の電圧に基づいて、当該電源リレー回路の異常検出を行う初期異常検出手段と、前記モータへの電源供給指令が停止されたとき、所定条件が成立するまで電源を自己保持可能な電源自己保持手段と、前記電源自己保持手段による電源自己保持中に、前記電源リレー回路を開状態として前記モータを強制駆動するモータ強制駆動手段とを備え
    前記電源自己保持手段は、前記モータ強制駆動手段で前記モータを強制駆動した後の前記電源安定化用コンデンサの充電電圧が規定電圧以下であるとき、自己保持している電源を遮断することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記モータの温度を推定する温度推定手段を有し、前記電源自己保持手段は、前記モータ強制駆動手段で前記モータを強制駆動した後の前記電源安定化用コンデンサの充電電圧が規定電圧以下であるとき、前記温度推定手段で推定した前記モータの温度が所定温度以下となってから自己保持している電源を遮断することを特徴とする請求項に記載のモータ制御装置。
  3. 前記モータ強制駆動手段で前記モータを強制駆動した後の前記電源安定化用コンデンサの充電電圧が前記規定電圧を越えているとき、前記電源リレー回路のリレー溶着異常であると判断する溶着異常検出手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
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