JP2017022794A - 給電方法、プログラム、及び給電装置 - Google Patents

給電方法、プログラム、及び給電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの意図に応じた無線給電を適切に行うことができる給電方法を提供する。【解決手段】無線給電システム200は、ユーザの操作によって設定される実行許可情報に基づいて送電装置101から、新たに検知された受電装置102への無線給電の実行を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、給電方法、プログラム、及び給電装置に関し、特に、無線給電を行う給電方法、プログラム、及び給電装置に関する。
送電装置及び受電装置を互いに近付けるだけで送電装置から受電装置に無線給電を行う給電システムが知られている。この給電システムでは、電磁誘導方式、磁界共鳴方式、電界結合方式、及び電波受信方式等の給電方法が用いられる。中でも、比較的遠くの受電装置にまで所望の電力を供給可能な磁界共鳴方式が注目されている。磁界共鳴方式では、受電するための共振回路を備える受電装置と、送電するための少なくとも1つの共振回路を備える送電装置とが用いられ、上記各共振回路はコンデンサ及びコイルを備える。磁界共鳴方式では、受電装置の共振回路の共振周波数と送電装置の共振回路の共振周波数とを互いに一致させて共鳴磁場を形成し、該共鳴磁場によって送電装置から受電装置に送電する。磁界共鳴方式は、例えば、複数の受電装置が存在する場合、送電装置の共振回路の共振周波数と給電先として所望する受電装置の共振回路の共振周波数とを一致させることにより、所望の受電装置にのみ送電可能である(例えば、特許文献1参照)。また、磁界共鳴方式では、複数の受電装置の共振回路の共振周波数が同じである場合、1つの送電装置から複数の受電装置に同時に送電可能である(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−063245号公報 特開2009−136132号公報
しかしながら、給電システムにおいて、送電装置から複数の受電装置に同時に送電すると、送電装置から送電可能な総電力量が各受電装置に分配され、送電装置から各受電装置に送電される電力量が不足する。その結果、各受電装置の充電が完了するまでに必要以上に時間を要してしまう。つまり、急いで受電装置の充電を行いたいユーザにとって好ましくない状況が生じる。一方、給電システムにおいて、送電装置から所望の受電装置へ送電される電力量が不足しないように、送電装置の共振回路の共振周波数を調整して送電装置から特定の受電装置のみに送電することが考えられるが、この場合、複数の受電装置に同時に充電することができない。つまり、充電時間を要しても複数の受電装置の充電を同時に行いたいユーザにとって好ましくない状況が生じる。すなわち、従来の給電システムでは、ユーザの意図に応じた無線給電を適切に行うことができないという問題が生じる。
本発明の目的は、ユーザの意図に応じた無線給電を適切に行うことができる給電方法、プログラム、及び給電装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の給電方法は、ユーザの操作に基づいて送電装置から複数の受電装置に無線給電を行う給電方法であって、各前記受電装置を検知する検知ステップと、前記送電装置から、前記検知ステップで新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を許可するか否かを示す実行許可情報に基づいて前記送電装置から前記新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を制御する無線給電制御ステップとを備え、前記実行許可情報は、前記ユーザの操作によって設定されることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの意図に応じた無線給電を適切に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る送電装置に受電装置が配置された場合を示す概念図である。 図1における送電装置を含む無線給電システムの構成を概略的に示すブロック図である。 図1の送電装置で実行される送電処理の手順を示すフローチャートである。 図2における表示操作部で表示される設定メニューの一例を示す図である。 図1の受電装置で実行される受電処理の手順を示すフローチャートである。 図2における表示操作部で表示される台数設定メニューの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳述する。
本実施の形態では、磁界共鳴方式を用いた無線給電を行う給電装置としての送電装置に本発明を適用した場合について説明するが、本発明の適用先は磁界共鳴方式を用いた無線給電を行う送電装置に限られず、複数の受電装置に無線給電可能な送電装置であれば本発明を適用することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る送電装置101に受電装置102,103の各々が配置された場合を示す概念図である。
図1において、送電装置101上に受電装置102,103が夫々配置されている。
送電装置101は当該送電装置101が送電可能な範囲に配置された複数の受電装置に無線給電可能である。送電装置101は当該送電装置101が送電可能な範囲に配置された受電装置、例えば、受電装置102,103の各々に同時に無線給電可能である。また、送電装置101は当該受電装置102,103のうち特定の受電装置、例えば、受電装置102のみに無線給電可能である。
次に、送電装置101及び受電装置102,103の各々の構成について説明する。本実施の形態では、受電装置102,103は同様の構成を有するため、以下、一例として、受電装置102を用いて説明する。
図2は、図1における送電装置101を含む無線給電システム200の構成を概略的に示すブロック図である。
図2において、無線給電システム200は送電装置101及び受電装置102を備える。送電装置101は、電源部201及び給電部202を備え、電源部201及び給電部202は互いに接続されている。給電部202は、送電制御部203、ROM204、RAM205、電力伝送部206、給電アンテナ部207、送電通信部208、表示操作部209、及びタイマ210を備える。送電制御部203は、ROM204、RAM205、電力伝送部206、送電通信部208、表示操作部209、及びタイマ210と夫々接続され、給電アンテナ部207は電力伝送部206と接続されている。受電装置102は、受電制御部211、ROM212、RAM213、受電アンテナ部214、無線受電制御部215、受電通信部216、表示操作部217、タイマ218、レギュレータ219、電池220、及び充電制御部221を備える。受電制御部211は、ROM212、RAM213、無線受電制御部215、受電通信部216、表示操作部217、タイマ218、及び充電制御部221と夫々接続されている。無線受電制御部215は受電アンテナ部214及びレギュレータ219と夫々接続され、充電制御部221はレギュレータ219及び電池220と夫々接続されている。
送電装置101は、送電先となる受電装置との間でデータ通信可能であり、無線給電を行う際に用いられる各種情報の通信を行う。本実施の形態では、例えば、送電先となる受電装置から当該受電装置の充電状態を示す情報を含む充電情報等を取得する。受電装置102は、スマートフォン、タブレット型PC、ラップトップ型PC等を含み、送電装置101から送電された電力を受電し、受電された電力を充電する。
電源部201は家庭用のコンセント等から供給された電力を給電部202に供給する。給電部202は各受電装置への無線給電処理を制御する。送電制御部203は送電装置101全体を統括的に制御する。送電制御部203は、ROM204に格納された各種プログラムをRAM205に展開し、展開された各種プログラムを実行して各種制御を行う。ROM204は、不揮発性のメモリであり、送電制御部203によって用いられる各種プログラムや送電装置101の各種設定データ等を格納する。本実施の形態では、ROM204は、後述する図4の設定メニュー400でユーザによって設定された、複数の受電装置への同時充電の実行を許可するか否かを示す実行許可情報を格納する。また、ROM204は、後述する図3の送電処理で用いられる閾値を格納する。RAM205は、揮発性メモリであり、送電制御部203の作業領域及び送電制御部203の一時格納領域として用いられる。電力伝送部206は給電アンテナ部207からの送電を制御する。給電アンテナ部207は送電するための図示しない少なくとも1つの共振回路を備え、共振回路は図示しないコンデンサ及びコイルを備える。無線給電システム200では、給電アンテナ部207の共振回路の共振周波数と送電先、例えば、受電装置102の受電アンテナ部214の後述する共振回路の共振周波数とを互いに一致させて共鳴磁場を形成する。形成された共鳴磁場によって送電装置101が受電装置102に送電する。これにより、送電装置101から受電装置102に当該受電装置102の受電通信部216を駆動するための電力(以下、「駆動用電力」という。)、及び受電装置102を充電するための電力(以下、「受電用電力」という。)が夫々送電される。
送電通信部208は送電先である受電装置102と無線通信によってデータ通信を行う。無線通信は、無線LAN通信、Bluetooth通信、Bluetooth Low Energy通信等を含む。本実施の形態では、送電通信部208は、受電装置102から当該受電装置102の充電情報を含む各種情報を取得する。表示操作部209は、ユーザインターフェースであり、送電装置101の各種設定を操作可能である。本実施の形態では、後述する図4の設定メニュー400を用いて実行許可情報をユーザが設定可能である。また、表示操作部209は、送電装置101に関する各種情報や無線給電中の各受電装置から取得された各種情報を表示可能である。タイマ210は送電装置101の通信の実行時間等を計測する。
受電制御部211は受電装置102全体を統括的に制御する。受電制御部211は、ROM212に格納された各種プログラムをRAM213に展開し、展開された各種プログラムを実行して各種制御を行う。ROM212は、不揮発性のメモリであり、受電制御部211によって用いられる各種プログラムや受電装置102の各種設定データ等を格納する。RAM213は、揮発性メモリであり、受電制御部211の作業領域及び受電制御部211の一時格納領域として用いられる。受電アンテナ部214は受電するための図示しない共振回路を備え、共振回路は図示しないコンデンサ及びコイルを備える。受電アンテナ部214は給電アンテナ部207から送電された電力を受電する。無線受電制御部215は、受電された電力を直流電力に変換し、変換された直流電力をレギュレータ219に出力する。また、無線受電制御部215は受電された電力量を測定し、測定結果を受電制御部211に送信する。受電通信部216は送電装置101と無線通信によってデータ通信を行う。表示操作部217は、ユーザインターフェースであり、受電装置102の各種設定を操作可能である。また、表示操作部209は受電装置102の各種情報を表示可能である。タイマ218は受電装置102の通信の実行時間等を計測する。
レギュレータ219は無線受電制御部215から出力される直流電力に対応する電圧、又は電池220から供給される電圧のうちいずれか一方が受電制御部211で設定された電圧になるように制御する。電池220は充電可能な二次電池である。充電制御部221は、受電アンテナ部214で受電すると、受電アンテナ部214で受電された電力を電池220に定電圧定電流方式を用いて充電する。また、充電制御部221は、電池220の充電状態を定期的に計測し、計測結果を受電制御部211に送信する。計測結果は充電情報としてRAM213に格納される。
次に、図2における無線給電システム200で実行される送電処理及び受電処理について説明する。なお、本実施の形態では、一例として、送電装置101から受電装置103に無線給電中、受電装置102から無線給電の実行の要求が行われた場合を前提とする。
図3は、図1の送電装置101で実行される送電処理の手順を示すフローチャートである。
図3の処理は、送電制御部203がROM204に格納された各種プログラムを実行することによって行われる。
無線給電において、送電装置101から複数の受電装置、例えば、受電装置102,103の各々に同時に送電すると、送電装置101から送電可能な総電力量が各受電装置102,103に分配される。そのため、送電装置101から各受電装置102,103に送電される電力量が不足し、各受電装置102,103の充電が完了するまでに必要以上に時間を要してしまう。つまり、急いで特定の受電装置、例えば、受電装置102のみの充電を行いたいユーザにとって好ましくない状況が生じる。一方、無線給電において、送電装置101から所望の受電装置102へ送電される電力量が不足しないように、送電装置101の共振回路の共振周波数を調整して送電装置101から受電装置102のみに送電することが考えられるが、この場合、受電装置103を同時に充電することができない。つまり、充電時間を要しても受電装置102,103の充電を同時に行いたいユーザにとって好ましくない状況が生じる。すなわち、従来の無線給電システムでは、ユーザの意図に応じた無線給電を適切に行うことができないという問題が生じる。
これに対応して、本実施の形態では、ユーザの操作によって設定される実行許可情報に基づいて送電装置101から、新たに検知された受電装置102への無線給電の実行が制御される。
図3において、まず、送電制御部203は、送電先の受電装置を検知するために、当該受電装置が応答通知を送信するための駆動用電力を送電する(ステップS301)。駆動用電力は送電装置101から一定の間隔で送電され、当該駆動用電力を受電した受電装置102は送電装置101へ応答通知を送信する。次いで、送電制御部203は、応答通知を受信すると(ステップS302でYES)、送電先の受電装置として受電装置102を検知したと判断する。これにより、送電装置101及び受電装置102の間で、無線給電を行うための通信(以下、「無線給電用通信」という。)の接続が確立する。次いで、送電制御部203は、送電通信部208を制御して受電装置102に当該受電装置102に関する情報(以下、「受電装置情報」という。)の送信を要求する受電装置情報の送信要求通知を送信する(ステップS303)。受電装置情報は、受電装置102のデータ通信で用いられる通信プロトコルのバージョン情報等を含む。次いで、送電制御部203は、受電装置102から受電装置情報を受信したか否かを判別する(ステップS304)。
ステップS304の判別の結果、受電装置102から受電装置情報を受信しないとき、送電制御部203は、本処理を終了する。一方、ステップS304の判別の結果、受電装置102から受電装置情報を受信したとき、送電制御部203は送電通信部208を制御して送電装置101に関する各種情報を受電装置102に送信する(ステップS305)。以下、送電装置101に関する各種情報を送電装置情報として説明する。送電装置情報は、送電装置101のデータ通信で用いられる通信プロトコルのバージョン情報等を含む。次いで、送電制御部203は送電通信部208を制御して受電装置102に当該受電装置102の充電情報の送信を要求する充電情報の送信要求通知を送信する(ステップS306)。充電情報は、受電装置102の充電状態を示す情報、及び受電装置102の受電の準備が完了したか否かを示す情報等を含む。また、充電情報は、受電装置102の充電状態に応じて随時更新され、受電装置102から一定の間隔で送信される。次いで、送電制御部203は、受電装置102から充電情報を受信したか否かを判別する(ステップS307)。
ステップS307の判別の結果、受電装置102から充電情報を受信しないとき、送電制御部203は、本処理を終了する。一方、ステップS307の判別の結果、受電装置102から充電情報を受信したとき、送電制御部203は、ROM204に予め格納された実行許可情報に基づいて複数の受電装置への同時充電が許可されているか否かを判別する(ステップS308)。本実施の形態では、無線給電を行う際、表示操作部209に表示される図4の設定メニュー400を用いて実行許可情報がユーザによって予め設定される。ユーザは、設定メニュー400の選択ボタン401及び選択ボタン402のいずれかを押下して複数の受電装置への同時充電を許可するか否かを設定し、設定された情報は実行許可情報としてROM204に格納される。
ステップS308の判別の結果、複数の受電装置への同時充電が許可されていないとき、送電制御部203は、無線給電中の受電装置103が満充電であるか否か、つまり、受電装置103への無線給電が完了しているか否かを判別する(ステップS309)。
ステップS309の判別の結果、受電装置103への無線給電が完了していないとき、送電制御部203は、受電装置102への無線給電の実行を待機する(ステップS310)(無線給電制御ステップ)。次いで、送電制御部203は表示操作部209に受電装置102の無線給電が実行されていない旨を示すメッセージを表示する(ステップS311)。本実施の形態では、送電制御部203は、受電装置102の無線給電が実行されていない旨を示すメッセージとして、例えば、「充電中の装置があるため、充電できません。」を表示操作部209に表示する。その後、送電制御部203はステップS311の処理を実行した後にステップS309の処理に戻る。
ステップS309の判別の結果、受電装置103への無線給電が完了しているとき、送電制御部203は、表示操作部209に上記メッセージが表示されている場合、上記メッセージの表示を中止する。その後、送電制御部203は、受電装置102から送信された充電情報に基づいて受電装置102の受電の準備が完了したか否かを判別する(ステップS312)。
ステップS312の判別の結果、受電装置102の受電の準備が完了すると(ステップS312でYES)、送電制御部203は受電装置102に無線給電の開始を指示する無線給電開始通知を送信する(ステップS313)。すなわち、本実施の形態では、複数の受電装置への同時充電が許可されていない場合、無線給電中の受電装置103が満充電となり、当該受電装置103への無線給電が完了した後に、新たに検知された受電装置102への無線給電が開始される。次いで、送電制御部203は、電力送電部105を制御して給電アンテナ部207から充電用電力の送電を開始する(ステップS314)。次いで、送電制御部203は受電装置102から送信された充電情報に基づいて受電装置102の充電が完了したか否かを判別する(ステップS315)。その後、送電制御部203は、受電装置102の充電が完了すると(ステップS315でYES)、送電制御部203は充電用電力の送電を停止し(ステップS316)、本処理を終了する。
ステップS308の判別の結果、複数の受電装置への同時充電が許可されているとき、送電制御部203は、無電給電中の受電装置103及び受電装置102を合算した受電装置数が予め設定された閾値以下であるか否かを判別する(ステップS317)。閾値は、送電装置101からの送電が許可された受電装置の最大装置数であり、例えば、送電装置101が所定の送電効率を維持可能な送電可能最大装置数に該当する。本実施の形態において、閾値はROM204に予め格納されている。
ステップS317の判別の結果、合算した受電装置数が予め設定された閾値以下であるとき、送電制御部203はステップS312の処理に進む。
ステップS317の判別の結果、合算した受電装置数が予め設定された閾値より大きいとき、送電制御部203は、表示操作部209に当該閾値を超えたため受電装置102への無線給電を実行できない旨を示すメッセージを表示する(ステップS318)。その後、送電制御部203はステップS318の処理を実行した後に本処理を終了する。
図5は、図1の受電装置102で実行される受電処理の手順を示すフローチャートである。
図5の処理は、受電制御部211がROM212に格納された各種プログラムを実行することによって行われる。
図5において、まず、受電制御部211は、送電装置101から駆動用電力を受電すると(ステップS501でYES)、送電装置101に応答通知を送信する(ステップS502)。次いで、受電制御部211は、送電装置101との無線給電用通信の接続が確立し(ステップS503でYES)、送電装置101から受電装置情報の送信要求通知を受信すると、受電装置情報を送電装置101に送信する(ステップS504)。次いで、受電制御部211は、送電装置101から送電装置情報を受信し(ステップS505でYES)、送電装置101から充電情報の送信要求通知を受信すると(ステップS506でYES)、受電装置102の充電情報の送信を開始する(ステップS507)。受電装置102は、受電装置102の充電情報を随時更新し、一定の間隔で送電装置101に送信する。次いで、受電制御部211は、送電装置101から無線給電開始通知を受信すると(ステップS508でYES)、送電装置101から送電された電力の受電を開始する(ステップS509)。受電された電力は電池220に充電される。受電制御部211は電池220に充電された電力量に基づいて充電情報を更新する。次いで、受電制御部211は、電池220が満充電になると(ステップS510でYES)、充電が完了したことを示す情報に充電情報を更新し、更新された充電情報を送電装置101に送信する(ステップS511)。次いで、受電制御部211は、受電装置102の充電情報の送信を停止し(ステップS512)、本処理を終了する。
上述した図3及び図5の処理によれば、ユーザの操作によって設定される実行許可情報に基づいて送電装置101から、新たに検知された受電装置102への無線給電の実行が制御される。したがって、実行許可情報を設定する際に、該実行許可情報へユーザの意図、つまり、複数の受電装置への同時充電を行うか否かを設定することによりユーザの意図に応じた無線給電を適切に行うことができる。
また、上述した図3及び図5の処理によれば、実行許可情報に送電装置101から複数の受電装置への同時充電の実行を許可しないことが設定された場合、送電装置101から受電装置103への無線給電の実行中に受電装置102を新たに検知すると、送電装置101から受電装置103への無線給電の実行が完了した後に新たに検知された受電装置102への無線給電の実行が開始される。すなわち、受電装置103の無線給電の実行中に受電装置102への送電は実行されない。これにより、実行中の無線給電、つまり、受電装置103の無線給電を優先させるというユーザの意図に反する送電の実行を防止することができる。また、受電装置103の無線給電の実行が完了した後には新たに検知された受電装置102への無線給電の実行が開始されるので、新たに検知された受電装置102への無線給電の実行が滞ることを防止することができる。
以上、本発明について実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。
例えば、ステップS317で用いられる閾値として任意の台数を図6の台数設定メニュー600を用いてユーザが設定してもよい(受電装置数設定ステップ)。これにより、ユーザが所望する送電効率に基づいた閾値を容易に設定することができ、もって、ユーザの利便性を向上することができる。
また、ステップS317において、送電制御部203は、合算した受電装置数が閾値より大きいと、新たに検知された受電装置102への無線給電の実行を保留し、その後、無線給電中の受電装置103が満充電となり、当該受電装置103への無線給電が完了すると、新たに検知された受電装置102への無線給電を開始してもよい。これにより、新たに検知された受電装置102が充電されない事態が生じるのを避けることができる。
上述した本実施の形態では、ステップS311で表示操作部209に受電装置102への無線給電が実行されていない旨を示すメッセージを表示しているが、当該受電装置102への無線給電の実行の開始期間に関する通知が行われてもよい。例えば、「受電装置103への無線給電が完了した後、受電装置102への無線給電を開始します。」のメッセージを表示操作部209に表示する。これにより、受電装置103の無線給電を優先させるというユーザの意図に反する送電の実行が行われていないことと、受電装置103の無線給電が完了した後に受電装置102への無線給電が行われることとをユーザが確実に認知することができる。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 送電装置
102,103 受電装置
200 無線給電システム
203 送電制御部
209 表示操作部

Claims (11)

  1. ユーザの操作に基づいて送電装置から複数の受電装置に無線給電を行う給電方法であって、
    各前記受電装置を検知する検知ステップと、
    前記送電装置から、前記検知ステップで新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を許可するか否かを示す実行許可情報に基づいて前記送電装置から前記新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を制御する無線給電制御ステップとを備え、
    前記実行許可情報は、前記ユーザの操作によって設定されることを特徴とする給電方法。
  2. 前記送電装置からの前記無線給電の実行が許可される受電装置の数を設定する受電装置数設定ステップを更に備え、
    前記無線給電制御ステップは、前記設定された受電装置の数及び前記実行許可情報に基づいて前記送電装置から前記新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を制御することを特徴とする請求項1記載の給電方法。
  3. 前記受電装置の数は前記ユーザの操作によって設定されることを特徴とする請求項2記載の給電方法。
  4. 前記実行許可情報に前記送電装置から前記新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を許可しないことが設定された場合、前記送電装置から前記受電装置への前記無線給電の実行中に他の受電装置を新たに検知すると、前記無線給電制御ステップは、前記送電装置から前記受電装置への前記無線給電の実行が完了した後に前記新たに検知された他の受電装置への前記無線給電の実行を開始することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の給電方法。
  5. 前記新たに検知された他の受電装置への前記無線給電の実行の開始期間に関する通知を行う通知ステップを更に備えることを特徴とする請求項4記載の給電方法。
  6. ユーザの操作に基づいて送電装置から複数の受電装置に無線給電を行う給電方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記給電方法は、
    各前記受電装置を検知する検知ステップと、
    前記送電装置から前記検知ステップで新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を許可するか否かを示す実行許可情報に基づいて前記送電装置から前記新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を制御する無線給電制御ステップとを備え、
    前記実行許可情報は、前記ユーザの操作によって設定されることを特徴とするプログラム。
  7. ユーザの操作に基づいて複数の受電装置に無線給電を行う給電装置であって、
    各前記受電装置を検知する検知手段と、
    前記検知手段によって新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を許可するか否かを示す実行許可情報に基づいて前記新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を制御する無線給電制御手段とを備え、
    前記実行許可情報は、前記ユーザの操作によって設定されることを特徴とする給電装置。
  8. 前記無線給電の実行が許可される受電装置の数を設定する受電装置数設定手段を更に備え、
    前記無線給電制御手段は、前記設定された受電装置の数及び前記実行許可情報に基づいて前記新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を制御することを特徴とする請求項7記載の給電装置。
  9. 前記受電装置の数は前記ユーザの操作によって設定されることを特徴とする請求項8記載の給電装置。
  10. 前記実行許可情報に前記新たに検知された受電装置への前記無線給電の実行を許可しないことが設定された場合、前記受電装置への前記無線給電の実行中に他の受電装置を新たに検知すると、前記無線給電制御手段は、前記受電装置への前記無線給電の実行が完了した後に前記新たに検知された他の受電装置への前記無線給電の実行を開始することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の給電装置。
  11. 前記新たに検知された他の受電装置への前記無線給電の実行の開始期間に関する通知を行う通知手段を更に備えることを特徴とする請求項10記載の給電装置。

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