JP2017022578A - 撮像装置及び撮像素子の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各画素が複数の光電変換部を有する撮像素子からの読み出し時間を短縮しつつ、各フレーム内で電荷の蓄積時間に差異を生じないように撮像素子を制御する撮像装置及び撮像素子の制御方法を提供する。
【解決手段】行列状に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を有する撮像素子102と、各マイクロレンズに対応する複数の光電変換部のうち、分割読み出しを行う行と、加算読み出しを行う行とを設定する設定手段110と、設定手段による設定に応じて、分割読み出し及び加算読み出しを行って、予め決められたフレームレートで撮像素子から信号を読み出すように制御する読み出し制御手段107,111とを有する。読み出し制御手段は、各フレームにおいて、電荷の蓄積時間が全行において同じになるように、複数の光電変換部のリセット動作のタイミングと読み出しのタイミングを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画素毎に複数の光電変換部を有する撮像素子を用いた撮像装置及び撮像素子の制御方法に関するものである。
近年、CMOSセンサなどの撮像素子を用いた撮像装置では多機能化が進み、静止画/動画といった撮像画像の生成だけでなく、例えば、焦点調節のような撮像装置の制御も撮像素子から得た被写体情報に基づいて行われるようになっている。
特許文献1には、撮像素子から得た撮像信号を用いて、瞳分割方式の焦点検出を行う技術が開示されている。特許文献1では、撮像素子の画素毎に1つのマイクロレンズと2つの光電変換部を備えることにより、各光電変換部は撮影レンズの異なる瞳領域を通過した光を受光する。そして、2つの光電変換部からの出力信号を比較することで、位相差方式の焦点検出が可能となると共に、これらの出力信号を画素毎に加算することで、撮像画像を生成することも可能となる。
特開2001−124984号公報
しかしながら、特許文献1のように各画素が複数の光電変換部を有する場合、全画素から各光電変換部の信号を読み出そうとすると、読み出しに長い時間を要してしまう。そのため、予め決められた行の画素からのみ、各光電変換部の信号を読み出すことで、読み出し時間を短縮することが考えられる。しかしながら、各光電変換部の信号を読み出す行をフレーム間で変更した場合に、1フレーム内で電荷の蓄積時間に差異が生じ、画質が悪化してしまう可能性がある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、各画素が複数の光電変換部を有する撮像素子からの読み出し時間を短縮しつつ、各フレーム内で電荷の蓄積時間に差異を生じないように前記撮像素子を制御することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、行列状に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を有する撮像素子と、前記各マイクロレンズに対応する前記複数の光電変換部から、視差を有する一対の信号を得ることが可能な第1の読み出しを行う行と、前記一対の信号を得ずに前記複数の光電変換部の信号を加算した加算信号を得る第2の読み出しを行う行とを設定する設定手段と、前記設定手段による設定に応じて、前記第1の読み出し及び前記第2の読み出しを行って、予め決められたフレームレートで前記撮像素子から信号を読み出すように制御する読み出し制御手段とを有し、前記読み出し制御手段は、各フレームにおいて、電荷の蓄積時間が全行において同じになるように、前記複数の光電変換部のリセット動作のタイミングと読み出しのタイミングを制御する。
本発明によれば、各画素が複数の光電変換部を有する撮像素子からの読み出し時間を短縮しつつ、各フレーム内で電荷の蓄積時間に差異を生じないように前記撮像素子を制御することができる。
本発明の第1及び第2の実施形態に係る撮像装置の全体構成を示すブロック図。 第1及び第2の実施形態における撮像素子の全体構成を示す図。 第1及び第2の実施形態における撮像素子の1画素の構成を示す等価回路図。 第1及び第2の実施形態における列共通読み出し回路の構成を示す等価回路図。 第1及び第2の実施形態における撮像素子からの加算読み出し動作を示すタイミングチャート。 第1及び第2の実施形態における撮像素子からの分割読み出し動作を示すタイミングチャート。 第1及び第2の実施形態におけるリセット動作を示すタイミングチャート。 読み出し動作とリセット動作の時間的関係の一例を示す図。 第1の実施形態における読み出し動作とリセット動作の時間的関係を示す図。 第2の実施形態における読み出し動作とリセット動作の時間的関係を示す図。 第3の実施形態における撮像素子の全体構成を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
●撮像装置の構成
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100の全体構成を示すブロック図である。撮像レンズ101は、被写体からの光を撮像素子102上に結像させる。撮像素子102は、撮像レンズ101により結像された被写体像を光電変換する。本実施形態では、撮像素子102として、CMOSイメージセンサが使用される。撮像素子102は、複数の画素が行列状に配列された画素配列を有する。撮像素子102から出力されるアナログ画像信号は、AFE(Analog Front End)103によりデジタル信号に変換される。
DSP(Digital Signal Processor)104は、AFE103から出力されるデジタル画像信号に対する各種画像処理や圧縮・伸張処理などを行う。記録媒体105は、DSP104により処理された画像データを記録する。表示部106は、DSP104により処理された撮影画像や各種メニュー画面などを表示し、液晶ディスプレイ(LCD)などが使用される。
タイミングジェネレータ(TG)107は、撮像素子102に駆動信号を供給する。CPU108は、AFE103、DSP104、TG107を含む撮像装置100全体の制御を行う。RAM109は、画像データなどを一時記憶し、DSP104と接続されている。分割読み出し行設定部110は、後述するように、CPU108の指示に基づいて、撮像素子102の画素のうち、後述する分割読み出しを行う行を制御する情報を設定する。蓄積時間設定部111はTG107から受けた蓄積時間情報と、分割読み出し行設定部110から受けた焦点検出用信号読み出し行情報とから、撮像素子102の蓄積時間を制御する情報を設定する。
図2は、撮像素子102の全体構成を示す図である。画素領域PAには、画素200がp11〜pknのように行列状に配置されている。また、各画素200は、それぞれフォトダイオード(PD)201a,201bを有する。また、図示しないが、画素200の上部には、それぞれ1つのマイクロレンズが配されており、PD201a,201bには、撮像レンズ101の射出瞳の異なる領域を通過した光束が、マイクロレンズを通り入射する。PD201a,201bに蓄積された電荷にそれぞれ対応する信号は、公知の位相差方式の焦点検出に利用され、PD201a,201bからの信号を加算した加算信号は画像生成用に利用される。画素200は、垂直走査回路401から出力される制御信号により、行単位で読み出し及びリセットが制御される。
ここで、各画素200の構成について図3を参照して説明する。図3は、1画素の構成を示す等価回路図である。PD201a,201bは、入射した光を光電変換し、光量に応じた電荷を蓄積する。信号txa,txbをHighレベルにすることで転送ゲート202a,202bをそれぞれONにすることができ、PD201a,201bに蓄積されている電荷をフローティングデフュージョン(FD)部203に転送することができる。FD部203は、増幅MOSアンプ204のゲートに接続されており、PD201a,201bからFD部203に転送されてきた電荷量に応じた電圧信号を出力する。
また、信号resをHighレベルにすることでリセットスイッチ205がONになり、FD部203を電圧Vddにリセットすることができる。また、PD201a,201bの電荷をリセットする場合には、信号resと信号txa,txbとを同時にHighレベルにし、転送ゲート202a,202b及びリセットスイッチ205をONにする。これにより、FD部203経由でPD201a,201bをリセットすることができる。画素選択スイッチ206は、信号selをHighレベルとすることによりONし、増幅MOSアンプ204で電圧に変換された画素信号が画素200の出力端子voutに出力される。そして、画素200の出力端子voutから出力された画素信号は、図2に示す垂直出力線301を介して、各列に構成された列共通読み出し回路300に入力する。なお、各垂直出力線301には、垂直出力線301を駆動するための定電流源302がそれぞれ接続される。
ここで、列共通読み出し回路300の構成について図4を用いて説明する。図4は、列共通読み出し回路300の構成を示す等価回路図である。第1の光信号転送スイッチ303aは、垂直出力線301を介して画素200から読み出された、PD201aを露光して得られた光信号(以下、「A信号」と呼ぶ。)を第1の光信号保持容量305aに転送するためのスイッチである。信号tsa1をHighレベルにすることにより、第1の光信号転送スイッチ303aがONになり、第1の光信号転送スイッチ303aを介して第1の光信号保持容量305aに記憶される。
第1の光信号転送スイッチ303b、第1の光信号保持容量305bは、それぞれ第1の光信号転送スイッチ303a、第1の光信号保持容量305aと同様の構成を有する。この第1の光信号転送スイッチ303b及び第1の光信号保持容量305bは、後述するようにPD201aとPD201bとの加算信号(以下、「AB信号」と呼ぶ。)を転送、記憶するために使用される。
第1のノイズ信号転送スイッチ304は、画素200から読み出されるノイズ信号を第1のノイズ信号保持容量306に転送するためのスイッチである。信号tn1をHighレベルにすることにより、第1のノイズ信号転送スイッチ304がONになり、垂直出力線301に読み出されたノイズ信号が第1のノイズ信号転送スイッチ304を介して第1のノイズ信号保持容量306に記憶される。
NMOSトランジスタ307aと電流源309a、NMOSトランジスタ307bと電流源309bは、それぞれソースフォロワ回路を構成する。そして、ソースフォロワ回路の入力となるNMOSトランジスタ307a、307bのゲートには、第1の光信号保持容量305a、305bがそれぞれ接続されている。また、ソースフォロワ回路の出力であるNMOSトランジスタ307a、307bのソースは、第2の光信号転送スイッチ311a、311bにそれぞれ接続される。
第2の光信号転送スイッチ311a、311bは、それぞれのソースフォロワ回路の出力を第2の光信号保持容量313に転送するためのスイッチである。信号tsa2、tsb2をHighレベルにすると、第2の光信号転送スイッチ311a、311bをONにすることができる。これにより、ONとなった第2の光信号転送スイッチ311a,311bに対応する第1の光信号保持容量305a,305bに保持された信号に応じた信号が、第2の光信号転送スイッチ311a,311bを介して、第2の光信号保持容量313に記憶される。
また、NMOSトランジスタ308と電流源310も、同様にソースフォロワ回路を構成し、ソースフォロワ回路の入力となるNMOSトランジスタ308のゲートには、第1のノイズ信号保持容量306が接続されている。また、ソースフォロワ回路の出力であるNMOSトランジスタ308のソースは、第2のノイズ信号転送スイッチ312に接続される。
第2のノイズ信号転送スイッチ312は、ソースフォロワ回路の出力を第2のノイズ信号保持容量314に転送するためのスイッチである。信号tn2をHighレベルにすることにより、第2のノイズ信号転送スイッチ312がONになる。これにより、第1のノイズ信号保持容量306に保持された信号に応じた信号が、第2のノイズ信号転送スイッチ312を介して、第2のノイズ信号保持容量314に記憶される。第2の光信号保持容量313、第2のノイズ信号保持容量314は、それぞれ列共通読み出し回路300の出力端子vs、vnに接続されている。
図2に戻り、列共通読み出し回路300の出力端子vs、vnには、それぞれ水平転送スイッチ315,316が接続されている。水平転送スイッチ315,316は、水平走査回路402の制御信号hsri(iは列番号)によって制御される。そして、制御信号hsriがHighレベルになることにより、水平転送スイッチ315,316がONになり、第2の光信号保持容量313、第2のノイズ信号保持容量314の信号がそれぞれ水平出力線317,318へ送られる。
水平出力線317,318は、差動増幅器319の入力に接続されており、差動増幅器319では、光信号とノイズ信号の差分をとると同時に所定のゲインをかけ、最終的な画像信号として出力端子320へ出力する。水平出力線リセットスイッチ321,322は、信号chresがHighになることによってONとなり、各水平出力線317,318がリセット電圧Vchresにリセットされる。
●加算読み出し
次に、図5を用いて、上記構成を有する撮像素子102からAB信号を読み出す場合の読み出し動作について説明する。以下、AB信号のみを読み出す動作を、「加算読み出し」(第2の読み出し)と呼ぶ。なお、図5に示す読み出しを開始する前に、画素200は所定時間、露光され、PD201a及びPD201bには、受光した光量に応じた電荷が蓄積されているものとする。まず、信号sel_j(jは行番号)をHighレベルにしてj行目の画素の画素選択スイッチ206をONする。その後、信号res_jをLowレベルにしてリセットスイッチ205をOFFし、FD部203のリセットを開放する。
次に、信号tn1をHighレベルにして、第1のノイズ信号転送スイッチ304をONし、第1のノイズ信号保持容量306にノイズ信号を記憶する。続いて信号tn1をLowにし、第1のノイズ信号転送スイッチ304をOFFした後、信号tsb1をHighレベルにして第1の光信号転送スイッチ303bをONする。これにより、第1の光信号保持容量305bへの記憶が可能になる。この状態で、信号txa_j及びtxb_jを同時にHighレベルにすることで転送ゲート202a及び202bをONする。この動作により、選択されているj行目のPD201a,201bに蓄積された電荷に応じた信号が、増幅MOSアンプ204、画素選択スイッチ206を介して垂直出力線301へ出力される。更に、第1の光信号転送スイッチ303bを介して第1の光信号保持容量305bへ記憶される。
次に、信号txa_j及びtxb_jをLowレベルにして転送ゲート202a及び202bをOFFにした後、信号tsb2をHighレベルにすることにより、第2の光信号転送スイッチ311bをONする。これによりNMOSトランジスタ307bと電流源309bで構成されるソースフォロワ回路と第2の光信号転送スイッチ311bを経由して、第2の光信号保持容量313へAB信号を書き込む。また、これと並行して、信号tn2をHighレベルにして第1のノイズ信号保持容量306に保持されているj行目のノイズ信号を第2のノイズ信号保持容量314へ書き込む。
その後、信号res_jをHighレベルにしてFD部203をリセットすると共に、信号sel_jをLowレベルにすることにより、j行目の垂直転送動作を終了する。
続いて、水平走査回路402の動作により、第2の光信号保持容量313の信号、第2のノイズ信号保持容量314の信号が水平出力線317,318と差動増幅器319を介して出力端子320に出力される。これによりAB信号が撮像素子102から読み出される。
●分割読み出し
次に、図6を用いてA信号とAB信号を読み出す場合の撮像素子102の読み出し動作について説明する。以下、A信号とAB信号を読み出す動作を、「分割読み出し」と呼ぶ。まず、信号sel_jをHighレベルにしてj行目の画素の画素選択スイッチ206をONする。その後、信号res_jをLowレベルにしてリセットスイッチ205をOFFし、FD部203のリセットを開放する。
次に、信号tn1をHighレベルにして、第1のノイズ信号転送スイッチ304をONし、第1のノイズ信号保持容量306にノイズ信号を記憶する。続いて信号tn1をLowにし、第1のノイズ信号転送スイッチ304をOFFした後、信号tsa1をHighレベルにして第1の光信号転送スイッチ303aをONすると共に、信号txa_jをHighレベルにすることで転送ゲート202aをONする。
この動作により、選択されているj行目のPD201aに蓄積されていた電荷に応じた信号が増幅MOSアンプ204、画素選択スイッチ206を介して垂直出力線301へ出力される。更に、第1の光信号転送スイッチ303aを介して第1の光信号保持容量305aへ記憶される。
次に、信号txa_jをLowレベルにして転送ゲート202aをOFFにした後、信号tn2をHighレベルにして第2のノイズ信号転送スイッチ312をONする。これにより、第1のノイズ信号保持容量306に保持されているj行目のノイズ信号に応じた信号が第2のノイズ信号保持容量314へ記憶される。
また、信号tn2と同様に信号tsa2もHighレベルにすることにより、第2の光信号転送スイッチ311aをONする。このとき、第1の光信号転送スイッチ303aはまだONされた状態であり、第1の光信号保持容量305aへの信号書き込み中である。しかし、NMOSトランジスタ307aと電流源309aで構成されるソースフォロワ回路と第2の光信号転送スイッチ311aを経由して、第2の光信号保持容量313への光信号の書き込みも同時に行う。
続いて、水平走査回路402の動作により、第2の光信号保持容量313、第2のノイズ信号保持容量314の信号が水平出力線317,318と差動増幅器319を介して出力端子320に出力される。これによりA信号が撮像素子102から読み出される。
次に、AB信号を第1の光信号保持容量305bに読み出す動作が行われる。まず、信号tsb1をHighレベルにして第1の光信号転送スイッチ303bをONする。これにより、第1の光信号保持容量305bへの記憶が可能になる。この状態で、信号txa_j及びtxb_jを同時にHighレベルにすることで転送ゲート202a及び202bをONする。この動作により、選択されているj行目のPD201a,201bに蓄積された電荷に応じた信号が、増幅MOSアンプ204、画素選択スイッチ206を介して垂直出力線301へ出力される。更に、第1の光信号転送スイッチ303bを介して第1の光信号保持容量305bへ記憶される。
次に、信号txa_j及びtxb_jをLowレベルにして転送ゲート202a及び202bをOFFにした後、信号tsb2をHighレベルにすることにより、第2の光信号転送スイッチ311bをONする。これによりNMOSトランジスタ307bと電流源309bで構成されるソースフォロワ回路と第2の光信号転送スイッチ311bを経由して、第2の光信号保持容量313へAB信号を書き込む。また、これと並行して、信号tn2をHighレベルにして第1のノイズ信号保持容量306に保持されているj行目のノイズ信号を第2のノイズ信号保持容量314へ再度書き込む。
その後、信号res_jをHighレベルにしてFD部203をリセットすると共に、信号sel_jをLowレベルにすることにより、j行目の垂直転送動作を終了する。
続いて、水平走査回路402の動作により、第2の光信号保持容量313の信号、第2のノイズ信号保持容量314の信号が水平出力線317,318と差動増幅器319を介して出力端子320に出力される。これによりAB信号が撮像素子102から読み出される。
なお、上述したようにして読み出したAB信号からA信号を差し引くことで、信号Bを求めることができる。
また、A信号とB信号をそれぞれ読み出して、一対の信号を求めるようにしても良く、その場合、読み出したA信号とB信号とを加算することで、AB信号を得ることができる。即ち、分割読み出し(第1の読み出し)では、視差を有する一対の信号を求めることができるように読み出せば良い。
●リセット動作
図7を用いて撮像素子102のリセット動作について説明する。まず、信号res_jをLowレベルにしてリセットスイッチ205をONし、FD部203をリセット放する。次に、信号txa_jと信号txb_jをHighレベルにすることで転送ゲート202bをONする。これにより、転送ゲート202a,202b及びリセットスイッチ205を両方ONし、FD部203経由でPD201a,201bをリセットする。これにより撮像素子102をリセットする。
●リセット動作と読み出し動作のタイミング
分割読み出しは、加算読み出しの約2倍の時間がかかるため、撮像素子102の全ての画素から分割読み出しを行うと、画面の上下で読み出しタイミングの時差が発生したり、フレームレートによっては、読み出しが間に合わない場合が生じることがある。そのため、位相差方式の焦点検出を行う行のみを選択的に分割読み出しすることが考えられる。
図8(a)は上述の読み出し動作とリセット動作の時間的な関係を、1行目からN行目まで行毎に示した図である。期間Aは、前述のA信号読み出し動作期間を示し、期間ABは、前述のAB信号読み出し動作期間を示している。期間Aと期間ABを続けて行うことにより、分割読み出しとなり、期間ABのみを行うと、加算読み出しとなる。期間Rは、前述のリセット動作期間を示している。VD信号から次のVD信号の間の1フレーム期間の間に、1行目からN行目までのA信号読み出し及び/またはAB信号読み出しが完了する。リセット動作から次のフレームのA信号読み出し、またはAB信号読み出しまでの区間を蓄積時間とする。次のフレームのリセット動作を、前のフレームのA信号読み出し、またはAB信号読み出しより先に行うことはできない。
図8(a)から分かるように、分割読み出しを行う行が1フレーム目と2フレーム目のように変わらない場合、1フレーム目において各行からAB信号を読み出した直後にリセット動作を行えば、2フレーム目で各行における蓄積時間を等しくすることができる。また、最も長い蓄積時間を確保することができる。
しかしながら、分割読み出しを行う行が2フレーム目と3フレーム目のように変わる場合、2フレーム目において各行からAB信号を読み出した直後にリセット動作を行うと、3フレーム目の読み出し時に蓄積時間が異なる行が発生する。図8(a)の例では、1〜3行目と5行目以降の蓄積時間が互いに異なっている。
このような蓄積時間の差を無くすために、垂直走査回路401により蓄積時間と次のフレームでの各行のA信号読み出しの有り無し、即ち、分割読み出しを行う行か否かに応じて、各行のリセット動作のタイミングを決定した場合を図8(b)に示す。
図8(b)では、1フレーム目において1〜4行目で分割読み出しを行い、2フレーム目において、3行(複数行)下の4行目から分割読み出しを行うように変更する場合の、読み出し動作とリセット動作の時間的な関係を示した図である。前述したように、次のフレームのリセット動作を前のフレームのA信号読み出し、またはAB信号読み出しより先に行うことはできないため、蓄積時間として設定できる時間の上限が短くなる。そのため、適切な(予め決められた範囲の)レベルの画像信号を得るために、蓄積時間に応じたゲインをかけて、増幅する必要がある。
上述した制御方法に対し、図9は、1フレーム目から4フレーム目の間で、分割読み出しを行う行を1行ずつ下にシフトした場合の読み出し動作とリセット動作の時間的な関係を示した図である。図8(b)のように2フレーム目で、分割読み出しを行う行を3行分下にシフトする場合と比較して、2フレーム目で1行目、3フレーム目で2行目、4フレーム目で3行目を分割読み出しから加算読み出しに変更することで、蓄積時間を長く設定できるようになる。この差は微小であるが、高フレームレート時などの蓄積時間が短くなる環境においては影響が大きい。なお、1フレーム間でシフトする行数は1行に限るものではなく、3行よりも少ない行数とすれば、フレーム間で3行、一度にシフトする場合よりも、蓄積時間を長く設定することができる。また、シフトする行数も3行に限るものではないことは言うまでもない。
このように、第1の実施形態によれば、フレーム間で分割読み出しを行う行を変更したい場合に、複数フレームかけて徐々にシフトしながら、各行における蓄積時間を等しくするように、リセット動作を行うタイミングを制御する。これにより、次のフレームで一度にシフトする場合と比較して、蓄積時間をできるだけ長く保つことができるため、ノイズの影響を抑え、画質の低下を抑えることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、焦点検出用信号を毎フレーム出力することを前提としており、その結果、フレーム間で分割読み出しを行う行を変更する場合に蓄積時間として設定できる時間の上限が短くなっている。
しかし、焦点検出用信号を毎フレーム出力する必要がない場合には、全行加算読み出しにすることで、蓄積時間を長く設定できるようになる。第2の実施形態では、このような場合の読み出し動作とリセット動作について説明する。なお、撮像装置100の全体構成や撮像素子102の構成は第1の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
図10は1〜4行目の分割読み出しを、4〜7行目に変更する場合に、2フレーム目として全行加算読み出しのフレームを挿入した場合の読み出し動作とリセット動作の時間的な関係を示した図である。読み出し動作とリセット動作に必要な信号のタイミング制御は垂直走査回路401が管理する。図8(b)のように2フレーム目で分割読み出しを行う行を変更する場合と比較して、蓄積時間の上限が小さいフレームが2フレーム目のみにできるようになる。
なお、2フレーム目の蓄積時間は、第1及び第3フレーム目の蓄積時間と比較して短くなるため、2フレーム目で得られた信号には、蓄積時間の比に基づくゲインにより増幅する。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、アナログ出力の撮像素子102を用いて説明したが、本発明は、カラムAD方式のようなデジタル出力の撮像素子にも適用可能である。この場合における実施形態について、以下に説明する。
図11に、第3の実施形態における撮像素子102の全体構成を示す。列共通読み出し回路300の出力端子vs、vnは、各列に配置されたAD変換器(AD変換部)601の入力へ接続される。AD変換器601では、出力端子vs、vnに出力される光信号とノイズ信号の差分をアナログ−デジタル変換する。
データレジスタ602は、各列のAD変換器601の出力データを保持する。データレジスタ602に保持されたデータは、水平走査回路402の走査によりデータ出力部603へ順次転送される。データ出力部603は、LVDSなどの伝送方式により、撮像素子102の外部へデータを出力する。
なお、図示しないが、デジタル出力の撮像素子を用いた場合、撮像装置の構成においてAFEは不要となる。すなわち、図1に示す構成からAFE103を除いた構成となる。読み出し動作とリセット動作の時間的な関係は第1の実施形態と同じであるので、説明は省略する。
また、上述した第1〜第3の実施形態では、撮像素子102の各画素200が2つのPD201a,201bを有するものとして説明したが、本発明はこれに限るものではなく、3つ以上の光電変換部を有するものにも適用することができる。
100:撮像装置、101:撮像レンズ、102:撮像素子、107:タイミングジェネレータ、108:CPU、110:分割読み出し行設定部、111:蓄積時間制御部

Claims (8)

  1. 行列状に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を有する撮像素子と、
    前記各マイクロレンズに対応する前記複数の光電変換部から、視差を有する一対の信号を得ることが可能な第1の読み出しを行う行と、前記一対の信号を得ずに前記複数の光電変換部の信号を加算した加算信号を得る第2の読み出しを行う行とを設定する設定手段と、
    前記設定手段による設定に応じて、前記第1の読み出し及び前記第2の読み出しを行って、予め決められたフレームレートで前記撮像素子から信号を読み出すように制御する読み出し制御手段とを有し、
    前記読み出し制御手段は、各フレームにおいて、電荷の蓄積時間が全行において同じになるように、前記複数の光電変換部のリセット動作のタイミングと読み出しのタイミングを制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記設定手段は、前記第1の読み出しを行う行を複数行、シフトする場合に、複数フレームかけてシフトするように設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記設定手段は、各フレーム間で、1行、シフトするように設定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 行列状に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を有する撮像素子と、
    前記各マイクロレンズに対応する前記複数の光電変換部から、視差を有する一対の信号を得ることが可能な第1の読み出しを行う行と、前記一対の信号を得ずに前記複数の光電変換部の信号を加算した加算信号を得る第2の読み出しを行う行とを設定する設定手段と、
    予め決められた数のフレームおきに、全ての行において前記第2の読み出しを行い、その他のフレームにおいて、前記設定手段による設定に応じて、前記第1の読み出し及び前記第2の読み出しを行って、予め決められたフレームレートで前記撮像素子から信号を読み出すように制御する読み出し制御手段と、を有し、
    前記読み出し制御手段は、各フレームにおいて、電荷の蓄積時間が全行において同じになるように、前記複数の光電変換部のリセット動作のタイミングと読み出しのタイミングを制御することを特徴とする撮像装置。
  5. 前記予め決められた数のフレームおきに、全ての行において第2の読み出しを行って得られた加算信号を、当該加算信号の電荷の蓄積時間と、前記その他のフレームにおける電荷の蓄積時間との比に基づいて増幅する増幅手段を更に有することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 行列状に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を有する撮像素子の制御方法であって、
    設定手段が、前記各マイクロレンズに対応する前記複数の光電変換部から、視差を有する一対の信号を得ることが可能な第1の読み出しを行う行と、前記一対の信号を得ずに前記複数の光電変換部の信号を加算した加算信号を得る第2の読み出しを行う行とを設定する設定工程と、
    読み出し制御手段が、前記設定工程における設定に応じて、前記第1の読み出し及び前記第2の読み出しを行って、予め決められたフレームレートで前記撮像素子から信号を読み出すように制御する制御工程とを有し、
    前記制御工程では、各フレームにおいて、電荷の蓄積時間が全行において同じになるように、前記複数の光電変換部のリセット動作のタイミングと読み出しのタイミングを制御することを特徴とする制御方法。
  7. 前記設定工程では、前記第1の読み出しにより読み出す行を複数行、シフトする場合に、複数フレームかけてシフトすることを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
  8. 行列状に配置された複数のマイクロレンズそれぞれに対して複数の光電変換部を有する撮像素子の制御方法であって、
    設定手段が、前記各マイクロレンズに対応する前記複数の光電変換部から、視差を有する一対の信号を得ることが可能な第1の読み出しを行う行と、前記一対の信号を得ずに前記複数の光電変換部の信号を加算した加算信号を得る第2の読み出しを行う行とを設定する設定工程と、
    読み出し制御手段が、予め決められた数のフレームおきに、全ての行において前記第2の読み出しを行い、その他のフレームにおいて、前記設定工程における設定に応じて、前記第1の読み出し及び前記第2の読み出しを行って、予め決められたフレームレートで前記撮像素子から信号を読み出すように制御する制御工程とを有し、
    前記制御工程では、各フレームにおいて、電荷の蓄積時間が全行において同じになるように、前記複数の光電変換部のリセット動作のタイミングと読み出しのタイミングを制御することを特徴とする制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022172628A1 (ja) * 2021-02-15 2022-08-18 キヤノン株式会社 撮像装置

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