JP2017019023A - 円筒研削方法及び円筒研削盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】仕上げ研削を行う時間を必要十分な時間とすることにより、研削の合計時間の短縮を図ることができる円筒研削方法を提供する。
【解決手段】円筒研削方法は、工作物(W)の径が荒設定値(D1)に達するまで荒研削を行い(T1〜T2)と、荒研削の次に、工作物(W)の外周面1周における工作物(W)の真円からの形状くずれ量(ΔD,ΔAj)を計測しながら、工作物(W)の径が第一仕上げ設定値(D2)に達するまで第一仕上げ研削を行う(T2〜T3)とを備える。円筒研削方法は、第一仕上げ研削工程(T2(i)〜T3(i))において第一仕上げ研削工程の開始時刻(T2(i))から形状くずれ量(ΔD,ΔAj)が第一閾値(Th1)以下となる時刻までの必要時間(Tb(i))と、第一仕上げ研削工程における全体所要時間(Ta(i))とに基づいて、次回の荒研削工程(T1〜T2(i+1))における荒設定値(D1)を変更する。
【選択図】図5

Description

本発明は、円筒研削方法及び円筒研削盤に関するものである。
特許文献1には円筒の工作物を研削する方法が記載されている。当該研削方法は、まず荒研削(粗研)を行い、工作物の径がD1に達すると仕上げ研削の一つである精研削を行い、工作物の径がD2に達すると仕上げ研削の他の一つである微研削を行う。粗研と精研との切替のタイミング、及び、精研と微研との切替のタイミングは、工作物の外径を計測する定寸装置による計測値に基づいて行われる。
特開2011−104675号公報
ここで、荒研削では、高い研削能率で実施されるため、真円からの形状くずれが発生するが、後工程である仕上げ研削にて真円からの形状くずれ量が所定値内に含まれる状態にされる。そして、仕上げ研削にて形状くずれ量が所定値内に含まれるように、荒研削から仕上げ研削への切替のタイミングが設定される。荒研削から仕上げ研削への切替のタイミングとなる工作物の径は、予め設定された値とされる。
ところで、砥石車の切れ味が変化したり砥石車の目詰まり状態が変化したりするため、適宜のタイミングで砥石車のツルーイングが行われる。そのため、砥石車の切れ味の変化及び砥石車の目詰まり状態の変化を考慮して、仕上げ研削を開始する工作物の径は設定される。
例えば、ツルーイング直後においては、砥石車の切れ味は良く、砥石車の目詰まりはほとんどない。そのため、ツルーイング直後においては、仕上げ研削に切り替わってから比較的短時間で、形状くずれを解消することができる。一方、砥石車をツルーイングしてから多数の工作物を研削すると、砥石車の切れ味が悪くなり、砥石車の目詰まりが生じる。そのため、砥石車をツルーイングしてから多数の工作物を研削した状態においては、仕上げ研削に切り替わってから比較的長時間経過したときに、形状くずれを解消することができる。
上述したように、荒研削から仕上げ研削への切替のタイミングとなる工作物の径は、予め設定された値であるため、砥石車をツルーイングしてから多数の工作物を研削した状態においても、形状くずれを解消できるような値に設定される。そのため、状況によっては、仕上げ研削を必要以上に長い時間行っている場合が存在する。
本発明は、仕上げ研削を行う時間を必要十分な時間とすることにより、研削の合計時間の短縮を図ることができる円筒研削方法及び円筒研削盤を提供することを目的とする。
(1.円筒研削方法)
本発明の円筒研削方法は、円筒形状の工作物を砥石車により研削する円筒研削方法であって、前記工作物の径が荒設定値に達するまで荒研削を行う荒研削工程と、前記荒研削の次に、前記工作物の外周面1周における前記工作物の真円からの形状くずれ量を計測しながら、前記工作物の径が仕上げ設定値に達するまで仕上げ研削を行う仕上げ研削工程と、を備え、前記仕上げ研削工程において前記仕上げ研削工程の開始時刻から前記形状くずれ量が閾値以下となる時刻までの必要時間と、前記仕上げ研削工程における全体所要時間とに基づいて、次回の前記荒研削工程における前記荒設定値を変更する。
荒設定値が変更されるということは、荒研削から仕上げ研削への切替のタイミングが変更されることになる。例えば、荒設定値が小さな値に変更されれば、荒研削から仕上げ研削への切替のタイミングが遅くなり、結果として仕上げ研削による研削量が少なくなる。そのため、全体としての研削時間は短くなる。一方、荒設定値が大きな値に変更されれば、荒研削から仕上げ研削への切替のタイミングが早くなり、結果として仕上げ研削による研削量が多くなる。そのため、全体としての研削時間は長くなる。
ここで、次回の荒研削工程における荒設定値は、今回の仕上げ研削工程において仕上げ研削の開始時刻から形状くずれ量が閾値以下となる時刻までの必要時間と、仕上げ研削工程における全体所要時間とに基づいて変更される。必要時間が全体所要時間に比べて十分に短い状態とは、例えば、砥石車の切れ味が良く、仕上げ研削工程における早いタイミングにて形状くずれ量が解消されている状態を意味する。このような場合には、次回の荒設定値を小さな値に変更するとよい。
このように、必要時間と全体所要時間とに基づいて次回の荒設定値を変更することで、荒研削から仕上げ研削への切替のタイミングを、砥石車の性状に応じた適切なタイミングとすることができる。つまり、仕上げ研削を行う時間が、必要十分な時間となる。結果として、複数の工作物を研削する場合において、研削の合計時間が短縮する。
(2.円筒研削盤)
本発明の円筒研削盤は、円筒形状の工作物を回転可能に支持する主軸装置と、前記工作物を研削する砥石車と、前記工作物の外周面1周における前記工作物の真円からの形状くずれ量を計測する計測器と、前記工作物の径が荒設定値に達するまで荒研削を行い、前記荒研削の次に、前記工作物の前記形状くずれ量を計測しながら前記工作物の径が仕上げ設定値に達するまで仕上げ研削を行う制御装置と、を備える。円筒研削盤によれば、上述した円筒研削方法による効果と同様の効果を奏する。
本発明の実施形態における研削盤の平面図である。 砥石車のX軸位置及び工作物の外径についての時間変化を示すグラフである。 荒研削後における工作物の断面形状を示す図であって、真円からのずれ量を高倍率とした図である。 AEセンサの出力値の時間変化を示す図である。 荒研削の途中から第二仕上げ研削(微研)の途中に至る間において、砥石車のX軸位置及び工作物の外径についての時間変化を示し、荒研削から第一仕上げ研削への切替のタイミングを異なる2種類とした場合について示す。 図5において、荒研削の途中から第一仕上げ研削への切替のタイミングが早い場合のAEセンサの出力値である。 制御装置による荒設定値の決定処理を示すフローチャートである。 図6において、荒研削の途中から第一仕上げ研削への切替のタイミングが遅い場合のAEセンサの出力値である。
(1.円筒研削盤の構成)
円筒研削盤1の一例として、砥石台トラバース型円筒研削盤を例に挙げて説明する。当該円筒研削盤1による工作物Wは、クランクシャフトを例に挙げ、その研削部位は、円筒面であるクランクピンWa又はジャーナルWbとする。また、クランクピンWaやジャーナルWbには、油穴などの凹所(図示せず)が形成されている。例えば、油穴は、径方向に貫通形成される。
円筒研削盤1について、図1を参照して説明する。円筒研削盤1は、以下のように構成される。床上にベッド11が固定され、ベッド11には、工作物Wを回転可能に両端支持する主軸装置12及び心押装置13が取り付けられる。工作物Wは、ジャーナルWbを中心に回転するように、主軸装置12及び心押装置13に支持される。つまり、クランクピンWaは、回転中心から偏心した位置を中心とした円形状をなす。
さらに、ベッド11上には、Z軸方向(工作物Wの軸線方向)及びX軸方向(工作物Wの軸線に直交する方向)に移動可能な砥石台14が設けられる。砥石台14には、砥石車15が回転可能に支持されると共に、クーラントを研削点に向かって供給するためのクーラントノズル(図示せず)が設けられる。また、主軸装置12には、主軸装置12に加わるX軸方向成分の研削抵抗(切込方向の研削抵抗)を計測するAEセンサ16(本発明の「計測器」「研削抵抗検出器」に相当する)が設けられる。ただし、AEセンサ16は、工作物Wの研削部位に直接接触し、X軸方向成分の研削抵抗を計測するようにしてもよい。さらに、ベッド11には、工作物Wの径を計測する定寸装置17が設けられる。さらに、円筒研削盤1には、主軸装置12および砥石車15を回転し且つ工作物Wに対する砥石車15の位置を制御する制御装置18が設けられる。
(2.研削方法の説明)
次に、工作物Wの研削方法の説明について、図2及び図3を参照して説明する。本実施形態においては、荒研削(粗研)→第一仕上げ研削(精研)→第二仕上げ研削(微研)→スパークアウトの順に実行する。なお、各工程においては、常にクーラントを供給する。
まず、制御装置18が工作物Wに対して砥石車15をX軸方向に前進させることで、荒研削を開始する(荒研削工程)(図2のT1〜T2)。荒研削では、図2のT1〜T2に示すように、砥石車15のX軸マイナス方向へ一定速度で前進する。つまり、荒研削では、砥石車15を工作物Wに押し付ける方向へ相対移動させる。ここで、荒研削では、研削能率(単位時間単位幅当たりの研削量)を高くするために、第一仕上げ研削よりも移動速度を大きくする。つまり、図2のT1〜T2の砥石車15のX軸位置の時間変化が大きい。そして、図2の荒研削の間、工作物Wにクーラント動圧及び研削抵抗が作用し、工作物Wは切込方向に撓む。
荒研削を行っている間、定寸装置17によって計測される工作物Wの研削部位の外径D(以下、工作物外径と称する)が、予め設定された荒設定値D1に達したか否かを判定する。工作物外径Dが荒設定値D1に達すると、荒研削工程から第一仕上げ研削工程(図2のT2〜T3)に切り替える。工作物外径Dが荒設定値D1に達したときの砥石車15のX軸位置は、X1となる。
ここで、荒研削を終了したときの工作物Wの研削部位の外周面形状は、図3に示す形状となる。つまり、工作物Wの研削部位の外周面形状は、真円からの形状くずれを生じている。クランクピンWaが研削部位である場合には、回転位相によって研削点とクーラントの供給位置との距離が変化することが、上記の発生の理由の1つである。さらに、工作物Wの研削部位に油穴が形成されている場合には、油穴周辺の研削時にクーラント動圧が急激に低下することによって、工作物Wの撓み量が低下することが、上記の発生の理由の他の1つである。特に、荒研削において、研削能率を高くするために、多量のクーラントを供給することから、クーラント動圧の変化が大きくなる。このように、荒研削工程は、工作物Wの研削部位の外周面形状に、真円からの形状くずれが発生することを許容する研削工程である。
第一仕上げ研削工程では、制御装置18は、工作物Wに対して砥石車15を前進(X軸マイナス方向へ移動)させることで、第一仕上げ研削を行う。第一仕上げ研削では、クーラント動圧の変化を受けにくくするために、クーラントの供給量が少なくされる。従って、油穴による研削精度への悪影響を抑制できる。さらに、第一仕上げ研削において、荒研削において生じている真円からの形状くずれが、第一仕上げ研削により解消するようにされる。つまり、第一仕上げ研削が終了するときには、工作物Wの1周における図3に示す真円からの形状くずれ量ΔDが閾値以下となるようにされる。さらに、第一仕上げ研削では、図2に示すように、砥石車15の移動速度(切込速度)を荒研削より遅くする。従って、第一仕上げ研削では、クーラントの供給量を少なくしたとしても、工作物Wに研削焼けを生じないようにできる。
第一仕上げ研削を行っている間、定寸装置17によって計測される工作物外径Dが第一仕上げ設定値D2に達したか否かを判定する。工作物外径Dが第一仕上げ設定値D2に達すると、第一仕上げ研削工程から第二仕上げ研削工程(図2のT3〜T4)に切り替える。工作物外径Dが第一仕上げ設定値D2に達したときの砥石車15のX軸位置は、X2となる。
第二仕上げ研削工程では、制御装置18は、工作物Wに対して砥石車15を前進させることで、第二仕上げ研削を行う。第二仕上げ研削では、図2に示すように、砥石車15の移動速度(切込速度)を第一仕上げ研削より遅くする。
第二仕上げ研削を行っている間、定寸装置17によって計測される工作物外径Dが第二仕上げ設定値D3に達したか否かを判定する。工作物外径Dが第二仕上げ設定値D3に達すると、第二仕上げ研削工程からスパークアウト工程(図2のT4〜T5)に切り替える。スパークアウトは、砥石車15を工作物Wに対する切込量をゼロの状態として行う。つまり、スパークアウトにおいては、第二仕上げ研削において研削残しの分を研削することになる。そして、このスパークアウトは、予め設定された工作物Wの回転数だけ行う。
(3.研削抵抗の変化)
AEセンサ16は、第一仕上げ研削工程におけるX軸方向成分の研削抵抗の変化を計測する。AEセンサ16の出力値は、例えば、図4に示すようになる。AEセンサ16の出力値は、荒研削(T1〜T2)が開始されると急激に増加した後に、一定値となる状態を継続する。続いて、第一仕上げ研削(T2〜T3)に切り替わると、研削抵抗が低下するため、AEセンサ16の出力値も低下する。第一仕上げ研削の初期においては、荒研削による工作物Wの研削部位に真円からの形状くずれが存在するため、AEセンサ16の出力値は、工作物Wの外周面1周における真円からの形状くずれ量ΔDに対応して、大きく変化する。第一仕上げ研削が継続されるに従って形状くずれ量ΔDが少なくなるため、AEセンサ16の出力値の変化も小さくなる。第一仕上げ研削工程の最後の方においては、AEセンサ16の出力値は、一定値となる状態を継続する。
図4において、jは、第一仕上げ研削において、第一仕上げ研削の終了時点から遡ってカウントしたときの工作物Wの回転回数を示す。例えば、j=4のときとは、第一仕上げ研削の終了時点から遡ってカウントして、工作物Wが2周目となる状態を意味する。つまり、図4においては、第一仕上げ研削は、工作物Wが5周する間行っていることになる。
続いて、第二仕上げ研削に切り替わると、研削抵抗がさらに低下するため、AEセンサ16の出力値も低下する。このとき、既に、工作物Wの1周における真円からの形状くずれ量ΔDは非常に小さくなっているため、AEセンサ16の出力値は一定値となる状態を継続する。最後に、スパークアウト工程を行っている途中にて、研削抵抗がゼロとなるため、AEセンサ16の出力値もゼロとなる。
(4.形状くずれ量)
AEセンサ16は、上述したように研削抵抗を計測する。ここで、図4に示すように、第一仕上げ研削工程では、初期に存在していた形状くずれが、終了時点ではほとんどなくなっている。そして、第一仕上げ研削工程において、研削抵抗の変化量は、工作物Wの外周面1周における真円からの形状くずれ量ΔDに対応する。つまり、AEセンサ16の出力値の最大値と最小値の差ΔAj(以下、センサ出力値の差と称する)が、工作物Wの外周面1周における真円からの形状くずれ量ΔDに相当する。なお、図4においては、センサ出力値の差ΔAjは、第一仕上げ研削工程における工作物Wの2周目(j=4)における、AEセンサ16の出力値の最大値と最小値との差を示す。従って、本実施形態においては、研削抵抗検出器であるAEセンサ16は、第一仕上げ研削工程において、研削抵抗の変化量を工作物Wの外周面1周における真円からの形状くずれ量ΔDとして計測する計測器に相当する。なお、図4に示すように、第一仕上げ研削工程において、工作物Wを1回転させるのに要する時間は、Tcである。
(5.制御装置による荒設定値の変更前後における研削方法)
制御装置18は、上述した各研削工程の制御を行うことに加えて、荒設定値D1の決定処理を行う。制御装置18による荒設定値D1の決定方法及び荒設定値D1が変更される前後における研削方法について、図5−図8を参照して説明する。荒設定値D1の決定処理は、複数個の工作物Wを研削することを前提として、今回工作物Wを研削したときの第一仕上げ研削での状況に応じて、次回工作物Wを研削するときの荒設定値D1を決定する処理である。
ここで、制御装置18は、図2を参照して説明したように、定寸装置17による計測結果が荒設定値D1に達すると、荒研削から第一仕上げ研削へ切り替える。本実施形態においては、制御装置18は、今回工作物Wを研削したときの第一仕上げ研削での状況に応じて、次回工作物Wを研削するときの荒設定値D1(i+1)の決定することにより、荒研削から第一仕上げ研削への切替のタイミングを変更する。
まず、変更前の荒設定値D1(i)での研削方法について図5及び図6を参照して説明する。例えば、荒設定値D1の変更前が、砥石車15のツルーイングを行った直後における工作物Wの研削であるとする。
砥石車15のX軸位置X(i)は、図5の実線にて示すように、荒研削終了時刻T2(i)のときにX1(i)となり、第一仕上げ研削終了時刻T3(i)のときにX2となる。工作物Wの研削部位の外径D(i)は、図5の小幅二点鎖線にて示すように、荒研削終了時刻T2(i)のときにD1(i)となり、第一仕上げ研削終了時刻T3(i)のときにD2となる。
このとき、AEセンサ16の出力値は、図6に示すようになる。砥石車15のツルーイングを行った直後であるとすれば、砥石車15の切れ味は良好となり、目詰まりはほとんど存在しない。そのため、第一仕上げ研削を開始したときに、工作物Wに真円からの形状くずれが存在していたとしても、早いタイミングにて、センサ出力値の差ΔAj(形状くずれ量ΔDに相当)が小さくなる。
つまり、図6に示すように、荒研削から第一仕上げ研削に時刻T2(i)にて切り替わって、工作物Wを2周研削したときまでは(j=5,4)、センサ出力値の差ΔA5,ΔA4は第一閾値Th1より大きい。工作物Wを3周研削したときには(j=3)、既にセンサ出力値の差ΔA3(図示せず)が第一閾値Th1以下となる。当然に、その後の周回(j=2,1)においては、センサ出力値の差ΔA2,ΔA1も、第一閾値Th1以下となる。第一閾値Th1は、第一仕上げ研削の終了時において満たすべき最大の形状くずれ量ΔDに相当する。
図5に示すように、変更前の荒設定値D1(i)での研削方法においては、第一仕上げ研削工程は、時間Ta(i)(以下、全体所要時間と称する)を要する。また、図6に示すように、第一仕上げ研削における最終時点T3(i)から工作物Wの3周分が、センサ出力値の差ΔAjが第一閾値Th1以下の状態で行っている。つまり、第一仕上げ研削は、もっと少ない周回で足りることを意味する。
上記の状態において、制御装置18が、次回の工作物Wの研削における荒設定値D1(i+1)の決定処理を行うこととして、この処理について、図7のフローチャートに加えて、図5、図6及び図8を参照して説明する。制御装置18は、図7に示すように、第一仕上げ研削工程の開始時刻T2(i)から、「ΔAj≦Th1」を満たす周回の終了時刻までの必要時間Tb(i)を算出する(S1)。ここでのセンサ出力値の差ΔAjは、図6に示すように、今回の第一仕上げ研削において、周回jにおける値である。
今回の第一仕上げ研削では、図6に示すように、センサ出力値の差ΔA5,ΔA4が第一閾値Th1より大きく、センサ出力値の差ΔA3,ΔA2,ΔA1が第一閾値Th1以下となる。この場合、必要時間Tb(i)は、工作物Wを3回転させるのに要する時間(Tc×3)に相当する。
続いて、制御装置18は、「Tb(i)<Ta(i)」を満たすか否かを判定する(S2)。つまり、制御装置18は、必要時間Tb(i)が、第一仕上げ研削工程の全体所要時間Ta(i)より短いか否かを判定する。今回の第一仕上げ研削では、図6に示すように、必要時間Tb(i)は、全体所要時間Ta(i)より、工作物Wを2回転させるのに要する時間(Tc×2)だけ短いため、上記条件を満たす。
S2の条件を満たす場合には(S2:Y)、制御装置18は、「D1(i+1)=D1(i)−(jmax−1)×B」に基づいて、次回の荒設定値D1(i+1)を算出する(S3)。ここで、D1(i+1)は、次回の荒研削から第一仕上げ研削への切替のための荒設定値であり、D1(i)は、今回の荒設定値である。jmaxは、センサ出力値の差ΔAjが第一閾値Th1以下となる条件を満たす周回jのうちの最大値である。例えば、図6において、j=3,2,1において「ΔAj≦Th1」の条件を満たすため、この場合には、jmaxは、3となる。また、Bは、工作物Wの第一仕上げ研削を1周分行う場合における研削量(切込量)に相当する。例えば、図6において、jmaxが3であるため、この場合には、次回の荒設定値D1(i+1)は、今回の荒設定値D1(i)より、第一仕上げ研削の2周分の切込量(2×B)に相当する分だけ小さな値となる。
従って、次回の荒設定値D1(i+1)は、「D(i)−2×B」となる。つまり、次回の荒設定値D1(i+1)は、今回の工作物Wの第一仕上げ研削の2周分の切込量だけ、D1(i)から小さくする。
このようにして決定された次回の荒設定値D1(i+1)での研削方法について、図5及び図8を参照して説明する。砥石車15のX軸位置X(i+1)は、図5の破線にて示すように、荒研削終了時刻T2(i+1)のときにX1(i+1)となり、第一仕上げ研削終了時刻T3(i+1)のときにX2となる。工作物Wの研削部位の外径D(i)は、図5の大幅二点鎖線にて示すように、荒研削終了時刻T2(i+1)のときにD1(i+1)となり、第一仕上げ研削終了時刻T3(i+1)のときにD2となる。
このとき、AEセンサ16の出力値は、図8に示すようになる。砥石車15のツルーイングを行ってから研削した工作物Wの数が少ないため、砥石車15の切れ味は良好となり、目詰まりはほとんど存在しない。そのため、第一仕上げ研削を開始したときに、工作物Wに真円からの形状くずれが存在していたとしても、図6のときと同様に、早いタイミングにて、形状くずれ量を小さくできる。
つまり、図8に示すように、荒研削から第一仕上げ研削に時刻T2(i+1)にて切り替わって、工作物Wを2周研削したときまでは(j=3,2)、センサ出力値の差ΔA3,ΔA2は第一閾値Th1より大きいが、工作物Wを3周研削したときには(j=1)、既にセンサ出力値の差ΔA1(図示せず)が第一閾値Th1以下となる。そして、3周研削したときが、第一仕上げ研削の最後の周回となる。従って、第一仕上げ研削における全体所要時間Ta(i+1)は、必要時間Tb(i+1)に等しくなる。
図5に示すように、変更後の荒設定値D1(i+1)での研削方法においては、第一仕上げ研削工程は、全体所要時間Ta(i+1)を要する。荒設定値D1の変更後は、変更前に比べて、荒研削から第一仕上げ研削への切替のタイミングは遅くなるが、第一仕上げ研削を終了するタイミングは、時間ΔTaだけ短縮される。そして、第一仕上げ研削を終了した状態の工作物Wは、第一仕上げ設定値D2に達した状態であって、工作物Wの外周面1周におけるセンサ出力値の差ΔAj(真円からの形状くずれ量ΔD)が第一閾値Th1以下となる。
図7に戻り、制御装置18の処理について説明を続ける。S2の条件を満たさない場合には(S2:N)、制御装置18は、「ΔA2≦Th2」を満たすか否かを判定する(S4)。ΔA2は、今回の第一仕上げ研削において、最終より2周目におけるセンサ出力値の差である。第二閾値Th2は、第一閾値Th1より大きな値である(図6及び図8参照)。ここで、第二閾値Th2は、第一仕上げ研削をあと1周分実施することによって、センサ出力値の差ΔAjが第一閾値Th1以下となるような値に設定される。
例えば、第一仕上げ研削におけるセンサ出力値の差ΔAjが、図8に示すような場合には、S4の条件を満たすことになる。図8に示すように、第一仕上げ研削の最終より2周目におけるセンサ出力値の差ΔA2は、第二閾値Th2以下であり、最後の周回におけるセンサ出力値の差ΔA1は、第一閾値Th1以下となる。S4の条件を満たす場合には(S4:Y)、制御装置18は、次回の荒設定値D1(i+1)は、今回の荒設定値D1(i)と同値とする(S5)。つまり、次回の第一仕上げ研削への切替のタイミングは、今回と同様となる。
一方、S4の条件を満たさない場合には(S4:N)、制御装置18は、「D1(i+1)=D1(i)+B」に基づいて、次回の荒設定値D1(i+1)を算出する(S6)。S4の条件を満たさない場合には、第一仕上げ研削において最終より2周目におけるセンサ出力値の差ΔA2が、第二閾値Th2より大きい状態となる。
例えば、ツルーイング後に多数の工作物Wを研削すると、砥石車15の切れ味は低下し、目詰まりが発生することになる。このような場合には、第一仕上げ研削において最終より2周目におけるセンサ出力値の差ΔA2が第二閾値Th2より大きくなることがある。このような場合には、次回の荒設定値D1(i+1)は、今回の荒設定値D1(i)より、第一仕上げ研削の1周分の切込量(B)に相当する分だけ大きな値とする。つまり、次回の第一仕上げ研削は、今回の第一仕上げ研削より、工作物Wの外周面1周分だけ多く行うことになる。
そのため、次回の工作物Wの研削において、砥石車15の切れ味がさらに低下としたとしても、第一仕上げ研削が終了するときには、確実に、センサ出力値の差ΔA1を第一閾値Th1以下とすることができる。
(6.形状くずれ量を計測する計測器の変形態様)
上述した円筒研削盤1においては、研削抵抗計測器であるAEセンサ16を、工作物Wの外周面1周における真円からの形状くずれ量ΔDを計測する計測器とした。つまり、工作物Wを1周させた場合において、AEセンサ16の出力値である研削抵抗の最大値と最小値の差ΔAjが、形状くずれ量ΔDであるとした。
この他に、円筒研削盤1は、工作物Wの外周面形状を計測する定寸装置17を、形状くずれ量ΔDを計測する計測器とすることもできる。この場合、工作物Wを1周させた場合において、定寸装置17により計測される工作物Wの外周面形状の外径変化量が、形状くずれ量ΔDとなる。このように、定寸装置17が形状くずれ量ΔDを計測する場合であっても、上述したAEセンサ16が形状くずれ量ΔDに相当するセンサ出力値の差ΔAjを計測する場合と実質的に同様の処理が実施され、同様の効果が発揮される。そして、この場合には、円筒研削盤1は、AEセンサ16を不要とする。
(7.本実施形態の効果)
本実施形態の円筒研削盤1による円筒研削方法は、円筒形状の工作物Wを砥石車15により研削する方法である。円筒研削方法は、工作物Wの径が荒設定値D1に達するまで荒研削を行う荒研削工程(T1〜T2)と、荒研削の次に、工作物Wの外周面1周における工作物Wの真円からの形状くずれ量ΔD(ΔAj)を計測しながら、工作物Wの径が第一仕上げ設定値D2に達するまで第一仕上げ研削を行う第一仕上げ研削工程(T2〜T3)とを備える。円筒研削方法は、第一仕上げ研削工程(T2(i)〜T3(i))において第一仕上げ研削工程の開始時刻T2(i)から形状くずれ量ΔD(ΔAj)が第一閾値Th1以下となる時刻までの必要時間Tb(i)と、第一仕上げ研削工程における全体所要時間Ta(i)とに基づいて、次回の荒研削工程(T1〜T2(i+1))における荒設定値D1を変更する。
荒設定値D1が変更されるということは、荒研削から第一仕上げ研削への切替のタイミングが変更されることになる。例えば、荒設定値D1が小さな値に変更されれば、荒研削から第一仕上げ研削への切替のタイミングが遅くなり、結果として第一仕上げ研削による研削量が少なくなる。そのため、全体としての研削時間は短くなる。一方、荒設定値D1が大きな値に変更されれば、荒研削から第一仕上げ研削への切替のタイミングが早くなり、結果として第一仕上げ研削による研削量が多くなる。従って、全体としての研削時間は長くなる。
ここで、次回の荒研削工程(T1〜T2(i+1))における荒設定値D1(i+1)は、今回の第一仕上げ研削工程(T1〜T2(i))において第一仕上げ研削の開始時刻T2(i)から形状くずれ量ΔD(ΔAj)が第一閾値Th1以下となる時刻までの必要時間Tb(i)と、第一仕上げ研削工程における全体所要時間Ta(i)とに基づいて変更される。必要時間Tb(i)が全体所要時間Ta(i)に比べて十分に短い状態とは、例えば、砥石車15の切れ味が良く、第一仕上げ研削工程における早いタイミングにて形状くずれ量ΔD(ΔAj)が解消されている状態を意味する。例えば、必要時間Tb(i)が、全体所要時間Ta(i)より、工作物Wを1回転させるのに要する時間Tc以上短い状態である。このような場合には、次回の荒設定値D1(i+1)を小さな値に変更するとよい。
このように、必要時間Tb(i)と全体所要時間Ta(i)とに基づいて次回の荒設定値D1(i+1)を変更することで、荒研削から第一仕上げ研削への切替のタイミングを、砥石車15の性状に応じた適切なタイミングとすることができる。つまり、第一仕上げ研削を行う時間(Ta(i),Ta(i+1))が、必要十分な時間となる。結果として、複数の工作物Wを研削する場合において、研削の合計時間が短縮する。
また、本実施形態の仕上げ研削工程は、工作物Wを1周させた場合においてAEセンサ16(研削抵抗検出器)により検出される研削抵抗の変化量(センサ出力値の差ΔAj)を、形状くずれ量ΔDとして計測する。研削抵抗の変化量ΔAjは形状くずれ量ΔDに対応するため、確実に形状くずれ量ΔDの計測が可能となる。
また、変形態様としての仕上げ研削工程は、工作物Wを1周させた場合において定寸装置17(形状検出器)により検出される工作物Wの外径変化量を、形状くずれ量ΔDとして計測する。外径変化量は、形状くずれ量ΔDそのものである。従って、確実に、形状くずれ量ΔDの計測が可能となる。また、定寸装置17が、工作物Wの外径Dが各設定値D1,D2,D3に達したか否かの検出に加えて、形状くずれ量ΔDを計測する形状検出器として兼用されることで、低コスト化及び装置の簡易化を図ることができる。
ここで、上記円筒研削方法を実行する円筒研削盤1は、円筒形状の工作物Wを回転可能に支持する主軸装置12と、工作物Wを研削する砥石車15と、工作物Wの外周面1周における工作物Wの真円からの形状くずれ量を計測する計測器としてのAEセンサ16又は定寸装置17と、工作物Wの径が荒設定値D1に達するまで荒研削を行い、荒研削の次に、工作物Wの形状くずれ量ΔDを計測しながら工作物Wの径が第一仕上げ設定値D2に達するまで仕上げ研削を行う制御装置18とを備える。この円筒研削盤1によって、上述した円筒研削方法を確実に実現できる。
1:円筒研削盤、 12:主軸装置、 13:心押装置、 14:砥石台、 15:砥石車、 16:AEセンサ(計測器、研削抵抗検出器)、 17:定寸装置(計測器、形状検出器)、 18:制御装置、 D:工作物外径、 D1:荒設定値、 D2:第一仕上げ設定値(仕上げ設定値)、 T2:荒研削終了時刻、 T3:第一仕上げ研削終了時刻、 Th1:第一閾値、 Th2:第二閾値、 W:工作物、 ΔAj:形状くずれ量、 T1〜T2:荒研削工程、 T2〜T3:第一仕上げ研削工程(仕上げ研削工程)

Claims (4)

  1. 円筒形状の工作物を砥石車により研削する円筒研削方法であって、
    前記工作物の径が荒設定値に達するまで荒研削を行う荒研削工程と、
    前記荒研削の次に、前記工作物の外周面1周における前記工作物の真円からの形状くずれ量を計測しながら、前記工作物の径が仕上げ設定値に達するまで仕上げ研削を行う仕上げ研削工程と、
    を備え、
    前記仕上げ研削工程において前記仕上げ研削工程の開始時刻から前記形状くずれ量が閾値以下となる時刻までの必要時間と、前記仕上げ研削工程における全体所要時間とに基づいて、次回の前記荒研削工程における前記荒設定値を変更する、円筒研削方法。
  2. 前記仕上げ研削工程は、前記工作物を1周させた場合において研削抵抗検出器により検出される研削抵抗の変化量を前記形状くずれ量として計測する、請求項1に記載の円筒研削方法。
  3. 前記仕上げ研削工程は、前記工作物を1周させた場合において形状検出器により検出される前記工作物の外径変化量を前記形状くずれ量として計測する、請求項1に記載の円筒研削方法。
  4. 円筒形状の工作物を回転可能に支持する主軸装置と、
    前記工作物を研削する砥石車と、
    前記工作物の外周面1周における前記工作物の真円からの形状くずれ量を計測する計測器と、
    前記工作物の径が荒設定値に達するまで荒研削を行い、前記荒研削の次に、前記工作物の前記形状くずれ量を計測しながら前記工作物の径が仕上げ設定値に達するまで仕上げ研削を行う制御装置と、
    を備える、円筒研削盤。
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