JP6747923B2 - ホーニング加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の砥石が周方向に並べられかつ径方向に拡大及び縮小可能に装着されたホーニングツールを用いて、ワークの円筒状内周面をホーニング加工するホーニング加工装置に関する技術分野に属する。
従来より、複数の砥石が周方向に並べられかつ径方向に拡大及び縮小可能に装着されたホーニングツールと、該ホーニングツールの各砥石がワークの円筒状内周面に接触するように砥石径(周方向に並ぶ上記複数の砥石の外接円の直径)を拡大させる砥石径拡大装置とを備え、該砥石径拡大装置により上記砥石径を拡大させた状態で、上記ホーニングツールを軸方向に往復移動させかつ回転駆動することにより上記円筒状内周面をホーニング加工するホーニング加工装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のホーニング加工装置では、砥石径拡大装置は、駆動モータの駆動により軸方向に移動する砥石操作軸を有していて、この砥石操作軸の軸方向の移動により上記砥石径を拡大させるように構成されている。
上記特許文献1のように駆動モータにより砥石径を拡大させるものでは、砥石がワークの円筒状内周面に接触したときに、ワークに大きな力が作用するという問題がある。そこで、上記特許文献1では、砥石接触圧を検出するためのロードセルを設けておき、このロードセルによる検出値が、砥石接触圧に相当する値になったときに、砥石径の拡大速度を低減するようにしている。
特許第4326774号公報
しかし、上記特許文献1のように、砥石がワークの円筒状内周面に接触したことを検出して砥石径の拡大速度を低減するようにしたとしても、駆動モータにより砥石径を拡大させる場合には、砥石がワークの円筒状内周面に接触した瞬間にワークに大きな力が作用する。また、砥石の円筒状内周面への接触タイミングの検出誤差により、研摩加工後における円筒状内周面の表面粗さがばらつき易くなる。特に、荒研摩加工後に、ワークの円筒状内周面を殆ど削ることがないような仕上げ研摩加工を行う場合に、その仕上げ研摩加工後における上記円筒状内周面の表面粗さがより一層ばらつき易くなる。
そこで、油圧により砥石操作軸を軸方向に移動させることで、上記砥石径を拡大させるようにすることが考えられる。このように油圧により砥石径を拡大させる場合には、砥石の円筒状内周面への接触時における油圧を、ワークに大きな力が作用しないような圧力に予め設定しておけば、砥石が円筒状内周面に接触したとしても、ワークに大きな力が作用し難くなり、しかも、油圧オイルの弾力性によってもワークに大きな力が作用するのを防止することができる。また、砥石が円筒状内周面に接触した後も、比較的低い圧力(上記接触時の油圧)でもって砥石が円筒状内周面に接触するので、砥石の接触後に円筒状内周面が大きく削られ難く、このことから、油圧により砥石径の拡大は、特に仕上げ研摩加工に適していると言える。
このように、油圧により砥石径を拡大させる場合においては、例えば、砥石径の拡大開始から予め設定された設定時間だけ研摩加工を行うようにすれば、ロードセルのような、砥石のワークの円筒状内周面への接触を検出する検出装置を省略することができて、しかも、研摩加工後における円筒状内周面の表面粗さのばらつきを、駆動モータにより砥石径を拡大させる場合に比べて小さくすることができる。
しかしながら、上記のように砥石径の拡大開始時を研摩加工の開始の基準にした場合には、砥石の摩耗が進むと、円筒状内周面を実際に加工している時間が短くなるので、砥石の摩耗の程度によって、研摩加工後における円筒状内周面の表面粗さがばらつくという問題がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ホーニングツールに装着された複数の砥石の砥石径を油圧により拡大させる砥石径拡大装置を備えたホーニング加工装置において、該砥石の摩耗の大小に関係なく、該砥石による研摩加工後におけるワークの円筒状内周面の表面粗さのばらつきを出来る限り小さくしようとすることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、複数の砥石が周方向に並べられかつ径方向に拡大及び縮小可能に装着されたホーニングツールと、該ホーニングツールの各砥石がワークの円筒状内周面に接触するように砥石径を拡大させる砥石径拡大装置とを備え、該砥石径拡大装置により上記砥石径を拡大させた状態で、上記ホーニングツールを軸方向に往復移動させかつ回転駆動することにより上記円筒状内周面をホーニング加工するホーニング加工装置を対象として、上記砥石径拡大装置は、油圧供給装置からの油圧オイルの供給を受けて軸方向に移動する油圧作動軸を有していて、該油圧作動軸の軸方向の移動により上記砥石径を拡大させるように構成されており、上記砥石径拡大装置による上記砥石径の拡大開始以降において、上記複数の砥石が上記円筒状内周面に接触するまでは値が変化しかつ接触したとき以降は略一定の値になる所定のパラメータを検出する検出装置と、上記砥石径拡大装置による上記砥石径の拡大開始以降において、上記検出装置により検出される上記所定のパラメータの変化が所定値以下となる状態が所定時間継続したときに、上記複数の砥石が上記円筒状内周面に接触したと判断するとともに、該判断時を上記砥石による上記円筒状内周面の研摩加工の開始の基準にして所定条件が成立するまで該研摩加工を実行する制御装置とを備えている、という構成とした。
上記の構成により、検出装置により検出される所定のパラメータの変化が所定値以下となる状態が所定時間継続したときには、所定のパラメータの値が略一定の値になっており、このことから、所定時間を適切にかつ出来る限り短い時間に設定することで、複数の砥石がワークの円筒状内周面に接触したことを正確に判断することができるようになる。そして、複数の砥石がワークの円筒状内周面に接触したと判断したときを、砥石による上記円筒状内周面の研摩加工の開始の基準にして所定条件が成立するまで該研摩加工を実行するので、砥石の摩耗が大きくても小さくても、砥石がワークの円筒状内周面に実際に接触したときから同じ条件で研摩加工を実行することができる。よって、砥石の摩耗の大小に関係なく、砥石による研摩加工後におけるワークの円筒状内周面の表面粗さのばらつきを出来る限り小さくすることができる。
上記ホーニング加工装置の一実施形態では、上記所定のパラメータは、上記砥石径を拡大させるために上記油圧供給装置から供給される油圧オイルの供給流量であり、上記検出装置は、上記油圧オイルの供給流量を検出する流量検出装置である。
すなわち、油圧オイルの供給流量は、複数の砥石がワークの円筒状内周面に接触するまでは変化し、接触したとき以降は略一定の値になり、しかも、流量検出装置により容易に検出することができる。よって、油圧オイルの供給流量は、所定のパラメータとして適切なパラメータとなる。
上記ホーニング加工装置の別の実施形態では、上記所定のパラメータは、上記油圧作動軸の軸方向の位置であり、上記検出装置は、上記油圧作動軸の軸方向の位置を検出する位置検出装置である。
すなわち、油圧作動軸の軸方向の位置は、複数の砥石がワークの円筒状内周面に接触するまでは変化し、接触したとき以降は略一定の値になり、しかも、位置検出装置により容易に検出することができる。よって、油圧作動軸の軸方向の位置は、所定のパラメータとして適切なパラメータとなる。また、位置検出装置は、安価であるので、ホーニング加工装置のコストの低減化を図ることができる。
上記ホーニング加工装置の更に別の実施形態では、上記複数の砥石は、上記円筒状内周面を仕上げ研摩加工するための仕上げ研摩砥石であり、上記砥石径拡大装置は、上記仕上げ研摩砥石の砥石径を拡大させる仕上げ研摩砥石径拡大装置であり、上記ホーニングツールには、上記仕上げ研摩砥石に加えて、該仕上げ研摩砥石による仕上げ研摩加工の前に上記円筒状内周面を荒研摩加工するための複数の荒研摩砥石が該ホーニングツールの周方向に並べられかつホーニングツールの径方向に拡大及び縮小可能に装着されており、上記ホーニングツールの各荒研摩砥石が上記円筒状内周面に接触するように該荒研摩砥石の砥石径を拡大させる荒研摩砥石径拡大装置を更に備え、上記荒研摩砥石径拡大装置は、駆動モータの駆動により軸方向に移動するモータ作動軸を有していて、該モータ作動軸の軸方向の移動により上記荒研摩砥石の砥石径を拡大させるように構成されている。
このことにより、1つのホーニング加工装置により、ワークの円筒状内周面に対して荒研摩加工と仕上げ研摩加工とを行うことができる。そして、荒研摩加工後に仕上げ研摩加工を行うことで、荒研摩加工後におけるワークの円筒状内周面の表面粗さがばらついたとしても、最終的には、仕上げ研摩加工により、ワークの円筒状内周面の表面粗さのばらつきを小さくすることができる。
以上説明したように、本発明のホーニング加工装置によると、砥石径拡大装置が、油圧供給装置からの油圧オイルの供給を受けて軸方向に移動する油圧作動軸を有していて、該油圧作動軸の軸方向の移動により砥石径を拡大させるように構成され、上記砥石径拡大装置による砥石径の拡大開始以降に、検出装置により検出される所定のパラメータの変化が所定値以下となる状態が所定時間継続したときに、複数の砥石がワークの円筒状内周面に接触したと判断するとともに、該判断時を砥石による上記円筒状内周面の研摩加工の開始の基準にして所定条件が成立するまで該研摩加工を実行するようにしたことにより、砥石の摩耗の大小に関係なく、砥石による研摩加工後におけるワークの円筒状内周面の表面粗さのばらつきを出来る限り小さくすることができる。
本発明の実施形態1に係るホーニング加工装置を示す概略断面図である。 仕上げ研摩加工後におけるワークの円筒状内周面の表面状態を示す図である。 上側油圧室への油圧オイルの供給開始からの時間と、流量検出装置により検出された、上側油圧室への油圧オイルの供給流量との関係を示すグラフである。 コントロールユニットによる、仕上げ研摩砥石の砥石径の拡大開始から仕上げ研摩加工の実行までの制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2を示す図1相当図である。 上側油圧室への油圧オイルの供給開始からの時間と、位置検出装置により検出された、油圧作動軸の被検出部の高さ位置との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るホーニング加工装置1を示す。このホーニング加工装置1は、ワークの円筒状内周面60(特にディーゼルエンジンのシリンダライナの内周面)をホーニング加工するものである。
ホーニング加工装置1は、ホーニングツール2を備えている。このホーニングツール2は、上下方向に延びる中空状の本体軸3を有している。尚、図1では、便宜上、本体軸3が1つの部材で構成されているように記載されているが、実際には複数の部材で構成されている。また、本体軸3は、必ずしも上下方向に延びている必要はなく、例えば水平方向に延びていてもよい。
本体軸3(ホーニングツール2)は、詳細な図示は省略するが、本体軸駆動モータを含む本体軸駆動機構5によって、本体軸3の軸方向に往復移動しかつ本体軸3の中心軸回りに回転するように駆動される。本体軸3の軸方向の移動速度及び中心軸回りの回転速度は、予め決められた速度になっている。本体軸駆動機構5(上記本体軸駆動モータ)の作動は、コントロールユニット50によって制御される。このコントロールユニット50は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラであって、プログラムを実行する中央演算処理装置(CPU)と、例えばRAMやROMにより構成されてプログラム及びデータを格納するメモリと、電気信号の入出力をする入出力(I/O)バスと、を備えている。
本体軸3の内部には、後述の油圧供給装置20からの油圧オイルの供給を受けて軸方向に移動する油圧作動軸7と、後述の作動軸駆動モータ9の駆動により軸方向に移動するモータ作動軸8とが、本体軸3と同軸に上下方向に延びるように設けられている。油圧作動軸7も中空状であり、その内部をモータ作動軸8が通る。油圧作動軸7及びモータ作動軸8は、それぞれ、本体軸3に対して上下移動可能に設けられている。油圧作動軸7の上端は、本体軸3の内部に位置する一方、モータ作動軸8は、本体軸3の上端開口から本体軸3の外側(上側)に延出している。
本体軸3の上下方向中間部には、シリンダ部3aが形成されている。このシリンダ部3a内は、油圧作動軸7に固定された隔壁部7aによって、上側油圧室3bと下側油圧室3cとに区画されている。隔壁部7aはシリンダ部3a内を上下に摺動可能になされている。
本体軸3におけるシリンダ部3aの上側部分の周囲には、円筒状の油圧オイル導入部材21が設けられている。この油圧オイル導入部材21は、不図示の支持部材に支持されている。本体軸3は、油圧オイル導入部材21に対して回転可能である。
上側油圧室3bには、油圧供給装置20の油圧供給源22から、油圧オイル導入部材21及び本体軸3に設けられかつ上側油圧室3bに接続される上側油圧室接続油路23を介して油圧オイルが供給され、下側油圧室3cには、油圧供給源22から、油圧オイル導入部材21及び本体軸3に設けられかつ下側油圧室3cに接続される下側油圧室接続油路24を介して油圧オイルが供給されるようになっている。上側油圧室3bへの油圧オイルの供給により、隔壁部7a(油圧作動軸7)が下側に移動する一方、上側油圧室3への油圧オイルの供給により、隔壁部7a(油圧作動軸7)が上側に移動する。
油圧オイル導入部材21の内周面における上側油圧室接続油路23及び下側油圧室接続油路24の箇所には、本体軸3が油圧オイル導入部材21に対して回転しても、油圧オイルが油圧オイル導入部材21側から本体軸3側に流れるように、全周に亘って凹状のオイル溜め部21aがそれぞれ形成されている。各オイル溜め部21aの上側及び下側には、図示は省略するが、オイル溜め部21aのオイルの漏れを阻止するシール部材がそれぞれ配設されている。
油圧供給装置20は、上記油圧オイル導入部材21と、オイルポンプ及びオイルタンクを含む上記油圧供給源22と、上記上側油圧室接続油路23及び上記下側油圧室接続油路24と、油圧オイル導入部材21の上側油圧室接続油路23に接続される第1オイル供給ライン25と、油圧オイル導入部材21の下側側油圧室接続油路23に接続される第2オイル供給ライン26と、第1及び第2オイル供給ライン25,26に、油圧供給源22からの油圧オイルを切り換えて供給する切換バルブ27と、第1オイル供給ライン25に配設された油圧調整バルブ28とを備えている。油圧供給源22、切換バルブ27及び油圧調整バルブ28の作動は、コントロールユニット50によって制御される。
切換バルブ27によって第1オイル供給ライン25(つまり上側油圧室3b)に油圧オイルが供給されているときには、下側油圧室3c内の油圧オイルが、第2オイル供給ライン26及び切換バルブ27を介して油圧供給源22のオイルタンクにドレンされるようになっている。逆に、切換バルブ27によって第2オイル供給ライン26(つまり下側油圧室3c)に油圧オイルが供給されているときには、上側油圧室3b内の油圧オイルが、第1オイル供給ライン25及び切換バルブ27を介して上記オイルタンクにドレンされるようになっている。
上側油圧室3bに供給される油圧オイルの圧力は、油圧調整バルブ28によって、調整可能になっている。本実施形態では、油圧調整バルブ28による上側油圧室3bへの油圧オイルの圧力は、第1所定圧と、該第1所定圧よりも低い第2所定圧とに2段階に調整可能である。
詳細な図示は省略するが、モータ作動軸8は、その上端部にて、コントロールユニット50によって制御される作動軸駆動モータ9に連結されている。この作動軸駆動モータ9の駆動により、モータ作動軸8がその軸方向の上側又は下側に移動するようになっている。尚、作動軸駆動モータ9は、ここでは、該作動軸駆動モータ9のモータ軸の回転をモータ作動軸8の軸方向の移動に変換するための変換機構を含む。作動軸駆動モータ9のモータ軸の正回転によりモータ作動軸8が下側に移動し、該モータ軸の逆回転によりモータ作動軸8が上側に移動する。
本体軸3の下端部近傍には、中空状の砥石装着部3dが設けられており、この砥石装着部3dに、複数の仕上げ研摩砥石11と複数の荒研摩砥石12とが装着されている。具体的には、砥石装着部3dの内部には、複数の仕上げ研摩砥石11をそれぞれ保持する複数の仕上げ研摩砥石保持部材13と、複数の荒研摩砥石12をそれぞれ保持する複数の荒研摩砥石保持部材14とが設けられている。上記複数(全て)の仕上げ研摩砥石保持部材11は、本体軸3の周方向に並べられている。また、上記複数(全て)の荒研摩砥石保持部材12も、仕上げ研摩砥石保持部材11と同じ高さ位置で、本体軸3の周方向に並べられている。本実施形態では、仕上げ研摩砥石保持部材11及び荒研摩砥石保持部材12が本体軸3の周方向に交互に並べられている。但し、このような並び方には限られない。また、仕上げ研摩砥石保持部材11及び荒研摩砥石保持部材12の数が同じでなくてもよい。
砥石装着部3dには、上記複数の仕上げ研摩砥石保持部材13がそれぞれ装填される複数の仕上げ研摩砥石保持部材用窓3eが本体軸3の周方向に並ぶように形成されているとともに、上記複数の荒研摩砥石保持部材14がそれぞれ装填される複数の荒研摩砥石保持部材用窓3fが本体軸3の周方向に並ぶように形成されている。本実施形態では、仕上げ研摩砥石保持部材用窓3e及び荒研摩砥石保持部材用窓3fが、本体軸3の周方向に交互に並ぶことになる。
各仕上げ研摩砥石保持部材13の外側面に各仕上げ研摩砥石11が固着されており、各仕上げ研摩砥石保持部材用窓3eから各仕上げ研摩砥石11が砥石装着部3dの外側(本体軸3の外側)に臨んでいる。各仕上げ研摩砥石11は、後述の如く仕上げ研摩砥石11の砥石径が拡大される前は、該仕上げ研摩砥石11の外側面が砥石装着部3dの側周面と略同じ位置に位置する状態にある。この状態で、仕上げ研摩砥石11の砥石径(周方向に並ぶ上記複数の仕上げ研摩砥石11の外接円の直径)は最小の値になる。この最小の値は、砥石装着部3dの外径と略同じである。また、各荒研摩砥石保持部材14の外側面に各荒研摩砥石12が固着されており、各荒研摩砥石保持部材用窓3fから各荒研摩砥石12が砥石装着部3dの外側(本体軸3の外側)に臨んでいる。各荒研摩砥石12は、後述の如く荒研摩砥石12の砥石径が拡大される前は、該荒研摩砥石12の外側面が砥石装着部3dの側周面と略同じ位置に位置する状態にある。この状態で、荒研摩砥石12の砥石径(周方向に並ぶ上記複数の荒研摩砥石12の外接円の直径)は最小の値になる。この最小の値は、仕上げ研摩砥石11の砥石径の上記最小の値と同じであって、砥石装着部3dの外径と略同じである。
各仕上げ研摩砥石保持部材13は、対応する仕上げ研摩砥石保持部材用窓3eに対して、本体軸3の径方向にスライド可能に装填されている。各仕上げ研摩砥石保持部材13が本体軸3の径方向にスライドすることで、各仕上げ研摩砥石11が、各仕上げ研摩砥石保持部材用窓3eから砥石装着部3dの外側に突出した状態になったり、上記のように仕上げ研摩砥石11の外側面が砥石装着部3dの側周面と略同じ位置に位置する状態になったりする。また、各荒研摩砥石保持部材14は、対応する荒研摩砥石保持部材用窓3fに対して、本体軸3の径方向にスライド可能に装填されている。各荒研摩砥石保持部材14が本体軸3の径方向にスライドすることで、各荒研摩砥石12が、各荒研摩砥石保持部材用窓3fから砥石装着部3dの外側に突出した状態になったり、上記のように荒研摩砥石12の外側面が砥石装着部3dの側周面と略同じ位置に位置する状態になったりする。このように、上記複数の仕上げ研摩砥石11及び上記複数の荒研摩砥石12は、ホーニングツール2(本体軸3)の周方向に並べられかつホーニングツール2(本体軸3)の径方向に拡大及び縮小可能にホーニングツール2(砥石装着部3d)に装着されていることになる。
各仕上げ研摩砥石保持部材13の内側面における上下2箇所は、下側にいくに従って本体軸3の径方向内側に向かうように傾斜する傾斜面13aがそれぞれ形成されている。また、各荒研摩砥石保持部材14の内側面における上下2箇所にも、下側にいくに従って本体軸3の径方向内側に向かうように傾斜する傾斜面14aがそれぞれ形成されている。
油圧作動軸7の下端部における上下2箇所には、下側にいくに従って径が小さくなるテーパ部7bがそれぞれ形成されている。これら上下のテーパ部7bの外周面(コーン面)は、上記複数の仕上げ研摩砥石保持部材13における上下の傾斜面13aにそれぞれ接触している。そして、油圧供給装置20からの油圧オイルの供給を受けて(油圧供給装置20から上側油圧室3bに油圧オイルが供給されて)油圧作動軸7が下側に移動すると、油圧作動軸7のテーパ部7bの外周面によって、上記複数の仕上げ研摩砥石保持部材13の傾斜面13aが本体軸3の径方向外側に押圧され、これにより、上記複数の仕上げ研摩砥石保持部材13が本体軸3の径方向外側にスライドする。このように、油圧作動軸7の軸方向の移動(下側への移動)により、仕上げ研摩砥石11の砥石径が拡大されることになる。したがって、油圧作動軸7、仕上げ研摩砥石保持部材13及び油圧供給装置20は、仕上げ研摩砥石11の砥石径を拡大させる仕上げ研摩砥石径拡大装置17を構成することになる。
上記仕上げ研摩砥石径拡大装置17による仕上げ研摩砥石11の砥石径の拡大により、上記複数の仕上げ研摩砥石11がワークの円筒状内周面60に接触する。ホーニング加工装置1は、このように仕上げ研摩砥石11の砥石径を拡大させた状態(仕上げ研摩砥石11を円筒状内周面60に接触させた状態)で、ホーニングツール2を軸方向に往復移動させかつ回転駆動することにより円筒状内周面60をホーニング加工(仕上げ研摩加工)する。
油圧作動軸7における上下のテーパ部7bの間の部分であって周方向の各仕上げ研摩砥石保持部材13に対応する位置には、上側にいくに従って本体軸3の径方向外側に向かうように傾斜して延びる連結部材15の下端部が固定されている。各連結部材15が延びる方向の、油圧作動軸7の軸方向(上下方向)に対する傾斜角度は、各仕上げ研摩砥石保持部材13の傾斜面13aの、油圧作動軸7の軸方向に対する傾斜角度と略同じである。各連結部材15は、各仕上げ研摩砥石保持部材13に形成されかつ断面が連結部材15の断面と略同じ形状である凹部13b内に差し込まれている。そして、油圧作動軸7が下側に移動すると、油圧作動軸7と共に下側に移動する各連結部材15が、本体軸3の径方向外側にスライドする各仕上げ研摩砥石保持部材13の凹部13bに対して、該凹部13bから外れる側(下側)に移動する。
一方、油圧作動軸7が上側に移動すると、各連結部材15が各仕上げ研摩砥石保持部材13の凹部13bの奥側に入り込んでいく。これにより、各仕上げ研摩砥石保持部材13が本体軸3の径方向内側にスライドする。こうして、仕上げ研摩砥石11の砥石径が縮小することになる。
また、モータ作動軸8の下端部における上下2箇所(油圧作動軸7のテーパ部7bの内側に相当する部分)にも、下側にいくに従って径が小さくなるテーパ部8aがそれぞれ形成されている。油圧作動軸7のテーパ部7bにおける周方向の各荒研摩砥石保持部材14に対応する位置には、油圧作動軸7を内外に貫く貫通孔7cが形成されており、この各貫通孔7cを通して各荒研摩砥石保持部材14が油圧作動軸7の内側に入り込んでいる。これにより、各荒研摩砥石保持部材14の上下の傾斜面14aが油圧作動軸7の内側に位置し、これら上下の傾斜面14aに、モータ作動軸8の上下のテーパ部8aの外周面がそれぞれ接触している。そして、モータ作動軸8が下側に移動すると、油圧作動軸7が下側に移動するときと同様に、モータ作動軸8のテーパ部8aの外周面によって、上記複数の荒研摩砥石保持部材14の傾斜面14aが本体軸3の径方向外側に押圧され、これにより、上記複数の荒研摩砥石保持部材14が本体軸3の径方向外側にスライドする。このように、モータ作動軸8の軸方向の移動(下側への移動)により、荒研摩砥石12の砥石径が拡大されることになる。したがって、モータ作動軸8、作動軸駆動モータ9及び荒研摩砥石保持部材14は、荒研摩砥石12の砥石径を拡大させる荒研摩砥石径拡大装置18を構成することになる。
上記荒研摩砥石径拡大装置18による荒研摩砥石12の砥石径の拡大により、各荒研摩砥石12がワークの円筒状内周面60に接触する。ホーニング加工装置1は、このように荒研摩砥石12の砥石径を拡大させた状態(荒研摩砥石12を円筒状内周面60に接触させた状態)で、ホーニングツール2を軸方向に往復移動させかつ回転駆動することにより円筒状内周面60をホーニング加工(荒研摩加工)する。
モータ作動軸8における上下のテーパ部8aの間の部分であって周方向の各荒研摩砥石保持部材14に対応する位置には、油圧作動軸7に固定された連結部材15と同様の連結部材16の下端部が固定されており、各連結部材16は、各荒研摩砥石保持部材14に形成されかつ断面が連結部材16の断面と略同じ形状である凹部14a内に差し込まれている。モータ作動軸8が上側に移動すると、油圧作動軸7が上側に移動するときと同様に、各連結部材16が各荒研摩砥石保持部材14の凹部14aの奥側に入り込んでいく。これにより、各荒研摩砥石保持部材14が本体軸3の径方向内側にスライドする。こうして、荒研摩砥石12の砥石径が縮小することになる。
本実施形態に係るホーニング加工装置1は、上記のように仕上げ研摩加工及び荒研摩加工の両方のホーニング加工を行うことができる。ホーニング加工装置1は、先に荒研摩加工を行い、その後連続して仕上げ研摩加工を行う。
図2に示すように、荒研摩加工により研摩した円筒状内周面60の表面側の尖っている山の部分(二点鎖線で示す部分)を、仕上げ研摩加工により研摩して、円筒状内周面60の表面を出来る限り平滑にする。これにより、ワークの円筒状内周面60が、特にディーゼルエンジンのシリンダライナの内周面である場合には、該内周面にエンジンオイルが溜まるような溝が形成されつつ、該内周面の表面は平滑であるので、上記ディーゼルエンジンのピストン及びシリンダライナの耐摩耗性を向上させることができるとともに、上記ピストン及びシリンダライナ間の摺動抵抗を低減することができるようになる。
ワークの円筒状内周面60の荒研摩加工及び仕上げ研摩加工を行うために、コントロールユニット50は、先ず、仕上げ研摩砥石11の砥石径及び荒研摩砥石12の砥石径をそれぞれ上記最小の値に縮小させた状態で、本体軸駆動機構5を作動させて本体軸3の砥石装着部3dを、ワークにおける円筒状内周面60で囲まれた孔内に挿入させる。すなわち、仕上げ研摩砥石11の砥石径及び荒研摩砥石12の砥石径の各上記最小の値(砥石装着部3dの外径)は、上記孔の径よりも小さい。
その後、本体軸駆動機構5による本体軸3の往復移動及び回転を開始させるとともに、作動軸駆動モータ9のモータ軸の正回転を開始させる。これにより、モータ作動軸8が下側に移動して荒研摩砥石12の砥石径が拡大し始め、やがて上記複数の荒研摩砥石12が円筒状内周面60に接触する。この接触時にワークに大きな力が作用しないように、上記正回転の回転速度が設定されている。この接触以降も荒研摩砥石12の砥石径が拡大し続けて、荒研摩加工がなされる。本実施形態では、不図示の測定装置により、上記孔の径を測定しながら荒研摩加工を行う。コントロールユニット50は、その測定装置による測定値が所定の径に達したときに、作動軸駆動モータ9のモータ軸の正回転を停止させ、該停止後にモータ軸の逆回転によりモータ作動軸8を上側に移動させて、荒研摩砥石12の砥石径を縮小させる。尚、本体軸駆動機構5による本体軸3の往復移動及び回転は継続している。
コントロールユニット50は、荒研摩砥石12の砥石径が上記最小の値になったときに、作動軸駆動モータ9を停止させ、今度は、油圧供給装置20を作動させて、上側油圧室3bに油圧オイルを供給させる。これにより、油圧作動軸7が下側に移動して、仕上げ研摩砥石11の砥石径が拡大する。
油圧作動軸7の下側への移動(仕上げ研摩砥石11の砥石径の拡大)を出来る限り速くするために、コントロールユニット50は、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始初期は、油圧調整バルブ28による上側油圧室3bへの油圧オイルの圧力を上記第1所定圧に設定する。そして、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始から予め決められた時間(仕上げ研摩砥石11がワークの円筒状内周面60に接触しないような時間(後述のt1時間))が経過した後に、油圧調整バルブ28による上側油圧室3bへの油圧オイルの圧力を、上記第2所定圧に低下させる。これにより、上記第2所定圧でもって仕上げ研摩砥石11がワークの円筒状内周面60に接触するので、ワークに大きな力が作用することはない。しかも、油圧オイルの弾性力によっても、ワークに大きな力が作用するのを防止することができる。仕上げ研摩加工中は、上記第2所定圧が維持される。
本実施形態では、油圧供給装置20の第1オイル供給ライン25に、流量検出装置31が設けられている。この流量検出装置31は、第1オイル供給ライン25を流れる油圧オイルの流量を検出する。上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始以降(つまり、仕上げ研摩砥石11の砥石径の拡大開始以降)において、第1オイル供給ライン25を流れる油圧オイルの流量は、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給流量である。流量検出装置31による検出値は、コントロールユニット50に入力される。
上側油圧室3bへの油圧オイルの供給流量は、仕上げ研摩砥石11の砥石径の拡大開始以降において、上記複数の仕上げ研摩砥石11が円筒状内周面60に接触するまでは値が変化する一方、接触したとき以降は略一定の値になる所定のパラメータに相当する。
本実施形態では、上記のように、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始初期に、上側油圧室3bに供給される油圧オイルの圧力が上記第1所定圧に設定され、その供給開始からt1時間経過後に、該第1所定圧よりも低い上記第2所定圧に変更される。これにより、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始以降に流量検出装置31により検出される流量は、図3に実線で示すように変化する。すなわち、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始からt1時間が経過するまでは、上記流量が急激に上昇し、t1時間が経過した以降は、上記流量が減少する。そして、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始からt2時間が経過したときに、上記複数の仕上げ研摩砥石11が円筒状内周面60に接触することで、上記流量が略一定の値になる(上記流量の変化が所定値以下になる)。
尚、本実施形態では、複数の仕上げ研摩砥石11の砥石径の拡大動作を早めるために、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始初期の該油圧オイルの圧力を、上記第2所定圧よりも高い上記第1所定圧に設定している。これに代えて、例えば、切換バルブ27により上側油圧室3bへの油圧オイルの圧力を切り換えないで、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始から、その圧力を上記第2所定圧に設定してもよい。この場合には、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始からt3時間(>t2時間)が経過したときに、上記流量が略一定の値になる(上記流量の変化が上記所定値以下になる)。
コントロールユニット50は、仕上げ研摩砥石11の砥石径の拡大開始以降において、流量検出装置31により検出される流量の変化が上記所定値以下となる状態が所定時間継続したときに、上記複数の仕上げ研摩砥石11が円筒状内周面60に接触したと判断する。上記所定時間は、上記流量が略一定の値になったと確実に判断できるような出来る限り短い時間に設定される。これにより、上記判断時は、仕上げ研摩砥石11が円筒状内周面60に実際に接触したときと見做すことができる。
そして、コントロールユニット50は、上記複数の仕上げ研摩砥石11が円筒状内周面60に接触したと判断したときを、仕上げ研摩砥石11による円筒状内周面60の仕上げ研摩加工の開始の基準にして所定条件が成立するまで該仕上げ研摩加工を実行する。このようにコントロールユニット50は、仕上げ研摩砥石11が円筒状内周面60に接触したとの判断を行いかつ該判断時を上記仕上げ研摩加工の開始の基準にして所定条件が成立するまで該仕上げ研摩加工を実行する制御装置に相当する。
本実施形態では、上記所定条件は、上記判断時からの本体軸3の往復移動の回数(ここでは、往動作及び復動作をそれぞれ1回と数える)が、所定回数(例えば2〜4回)に達するという条件であるか、又は、上記判断時からの経過時間が、予め設定された設定時間(往動作又は復動作にかかる時間に上記所定回数を掛けて得られる時間)に達するという条件である。
仕上げ研摩砥石11は、上記判断時(円筒状内周面60に実際に接触したとき)から、上記第2所定圧でもって円筒状内周面60に接触しながら、本体軸3の軸方向に往復移動しかつ本体軸3の中心軸回りに回転することによって、仕上げ研摩加工が行われることになる。この仕上げ研摩加工は、上記判断時からの上記回数又は上記経過時間に関しての上記所定条件が成立するまで実行される(つまり、上記判断時が該仕上げ研摩加工の開始の基準とされる)ので、仕上げ研摩砥石11の摩耗の大小に関係なく、仕上げ研摩砥石11がワークの円筒状内周面60に実際に接触したときから同じ条件で仕上げ研摩加工が実行されることになる。
そして、コントロールユニット50は、上記所定条件が成立したとき、本体軸駆動機構5による本体軸3の往復移動及び回転を停止させるとともに、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給を停止する。本実施形態では、切換バルブ27により油圧オイルの供給先を切り換えることにより、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給を停止するとともに、下側油圧室3cに油圧オイルを供給する。これにより、油圧作動軸7が上側に移動して、仕上げ研摩砥石11の砥石径が縮小する。仕上げ研摩砥石11の砥石径が上記最小の値になったときに、油圧供給装置20を停止させるとともに、本体軸駆動機構5を作動させて本体軸3の砥石装着部3dを上記孔から抜く。こうしてワークの円筒状内周面60の荒研摩加工及び仕上げ研摩加工が終了する。
ここで、コントロールユニット50による、仕上げ研摩砥石11の砥石径の拡大開始から仕上げ研摩加工の実行までの制御動作について、図4のフローチャートに基づいて説明する。
最初のステップS1で、油圧供給装置20(油圧供給源22、切換バルブ27、油圧調整バルブ28)を作動させて、上側油圧室3bへ油圧オイルを供給し、これにより、仕上げ研摩砥石11の砥石径を拡大させる。尚、図4のフローチャートでは、油圧調整バルブ28による上側油圧室3bへの油圧オイルの圧力の変更(上記第1所定圧から上記第2所定圧への変更)の動作については、省略している。また、上記のように、油圧供給装置20の作動の前から、本体軸駆動機構5により本体軸3が軸方向に往復移動しかつ中心軸回りに回転し続けている。
次のステップS2では、流量検出装置31による流量の検出間隔を設定する。この流量の検出間隔は、例えば0.01s〜0.1sである。
次のステップS3では、上記設定した検出間隔で、流量検出装置31から流量の検出値を取り込む。この動作は、後述のステップS9の動作を開始する手前まで行われる。
次のステップS4では、上記取り込んだ検出値の現在値と1つに前の前回値とを比較して、上記検出値が増加中であるか又は減少中であるかを識別する。この動作も、後述のステップS9の動作を開始する手前まで行われる。
次のステップS5では、上側油圧室3bへ油圧オイルの供給開始から、予め設定された第1判定時間が経過したか否かを判定する。このステップS5の判定がNOであるときには、ステップS6に進む一方、ステップS5の判定がYESであるときには、ステップS11に進む。
上記ステップS6では、上記検出値が増加した後に減少したか否かを判定する。このステップS6の判定がNOであるときには、上記ステップS5に戻る一方、ステップS6の判定がYESであるときには、ステップS7に進む。
上記ステップS5は、油圧調整バルブ28による上側油圧室3bへの油圧オイルの圧力の変更に伴って、上記検出値が上昇から下降に変化するかを確認するためのステップである。ホーニング加工装置1(特に油圧供給装置20、流量検出装置31等)が正常に作動していれば、上側油圧室3bへ油圧オイルの供給開始から上記第1判定時間が経過するまでに上記変化を確認可能であるが、何らかの異常が生じることによって、上記第1判定時間が経過しても、上記変化が確認できなければ、後述するように、異常と判定することになる(ステップS11参照)。
上記ステップS7では、上側油圧室3bへ油圧オイルの供給開始から、予め設定された第2判定時間(>第1判定時間)が経過したか否かを判定する。このステップS7の判定がNOであるときには、ステップS8に進む一方、ステップS7の判定がYESであるときには、ステップS11に進む。
上記ステップS8では、上記検出値の変化が上記所定値以下となる状態が上記所定時間継続したか否かを判定する。ここでは、上記所定時間は、上記検出間隔に、流量を検出する所定の回数(例えば4〜6回)から1を引いた値を掛けて得られた時間に設定される。上記ステップS8の判定がNOであるときには、上記ステップS7に戻る一方、ステップS8の判定がYESであるときには、ステップS9に進む。
ホーニング加工装置1(特に油圧供給装置20、流量検出装置31、仕上げ研摩砥石径拡大装置17等)が正常に作動していれば、上側油圧室3bへ油圧オイルの供給開始から上記第2判定時間が経過するまでに、上記ステップS8の判定がYESになるが、何らかの異常が生じることによって、上記第2判定時間が経過しても、上記ステップS8の判定がYESにならなければ、異常と判定することになる(ステップS11参照)。
上記ステップS9では、上記複数の仕上げ研摩砥石11が円筒状内周面60に接触したと判断し、次のステップS10で、上記判断時を仕上げ研摩砥石11による円筒状内周面60の仕上げ研摩加工の開始の基準にして上記所定条件が成立するまで該仕上げ研摩加工を実行する。
上記ステップS9の後(上記所定条件が成立した後)、本体軸3の往復移動及び回転の停止や、仕上げ研摩砥石11の砥石径の縮小動作等を行って(図4では省略)、本制御を終了する。
上記ステップS5の判定がYESであるとき、及び、上記ステップS7の判定がYESであるときに進むステップS11では、ホーニング加工装置1に異常が発生したと判断して、ホーニング加工装置1の作動を停止させ、しかる後に本制御を終了する。尚、ステップS11では、異常が発生した旨の警報を発するようにしてもよい。
したがって、本実施形態では、複数の仕上げ研摩砥石11がワークの円筒状内周面60に接触したことを正確に判断することができるとともに、その判断時を仕上げ研摩砥石11による円筒状内周面60の仕上げ研摩加工の開始の基準にして所定条件が成立するまで該仕上げ研摩加工を実行するので、仕上げ研摩砥石11の摩耗が大きくても小さくても、仕上げ研摩砥石11がワークの円筒状内周面60に実際に接触したときから同じ条件で仕上げ研摩加工を実行することができる。この結果、仕上げ研摩砥石11の摩耗の大小に関係なく、仕上げ研摩砥石11による仕上げ研摩加工後におけるワークの円筒状内周面60の表面粗さのばらつきを出来る限り小さくすることができる。
また、本実施形態では、1つのホーニング加工装置1により、ワークの円筒状内周面60に対して荒研摩加工と仕上げ研摩加工とを行うことができる。そして、荒研摩加工後に仕上げ研摩加工を行うことで、荒研摩加工後における円筒状内周面60の表面粗さがばらついたとしても、最終的には、仕上げ研摩加工により、円筒状内周面60の表面粗さのばらつきを小さくすることができる。
(実施形態2)
図5は、本発明の実施形態2を示す。尚、図1と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、仕上げ研摩砥石11の砥石径を拡大させるために油圧供給装置20から供給される油圧オイルの供給流量(上側油圧室3bへの油圧オイルの供給流量)を検出する代わりに、油圧作動軸7の軸方向の位置(高さ位置)を検出する。このため、本実施形態では、油圧オイルの流量を検出する流量検出装置31は設けられておらず、その代わりに、油圧作動軸7の軸方向の位置を検出する位置検出装置35が設けられている。その他の構成は、上記実施形態1と同様である。
具体的に、本実施形態では、ホーニングツール2の本体軸3内に設けられた油圧作動軸7が、モータ作動軸8と同様に、本体軸3の上端開口から本体軸3の外側(上側)に延出している。この油圧作動軸7の上端部に、被検出部7dが油圧作動軸7の軸方向に突出するように設けられている。この被検出部7dに対して油圧作動軸7の軸方向に対向するように、位置検出装置35が配設されている。この位置検出装置35は、被検出部7dの高さ位置に応じた検出値をコントロールユニット50に出力する。本実施形態では、位置検出装置35は、渦電流式の位置検出装置である。尚、位置検出装置50は、渦電流式に限らず、可変抵抗式、光学式、静電容量式等といった種々の位置検出装置で構成することも可能である。
仕上げ研摩砥石11の砥石径の拡大開始以降(上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始以降)において、位置検出装置35により検出される、油圧作動軸7の軸方向の位置(被検出部7dの高さ位置)は、図6のように変化して、流量検出装置31により検出される流量と同様に、上側油圧室3bへの油圧オイルの供給開始から上記t2時間が経過したときに、上記複数の仕上げ研摩砥石11が円筒状内周面60に接触することで、略一定の値になる。すなわち、油圧作動軸7の軸方向の位置は、仕上げ研摩砥石11の砥石径の拡大開始以降において、上記複数の仕上げ研摩砥石11がワークの円筒状内周面60に接触するまでは値が変化する一方、接触したとき以降は略一定の値になる所定のパラメータに相当する。
コントロールユニット50は、上記実施形態1と同様に、仕上げ研摩砥石11の砥石径の拡大開始以降において、位置検出装置35により検出される、油圧作動軸7の軸方向の位置の変化が所定値(上記実施形態1における所定値とは異なる)以下となる状態が上記所定時間継続したときに、上記複数の仕上げ研摩砥石11が円筒状内周面60に接触したと判断する。
そして、コントロールユニット50は、上記実施形態1と同様に、上記複数の仕上げ研摩砥石11が円筒状内周面60に接触したと判断したときを、仕上げ研摩砥石11による円筒状内周面60の仕上げ研摩加工の開始の基準にして上記所定条件が成立するまで該仕上げ研摩加工を実行する。
したがって、本実施形態においても、上記実施形態1と同様に、仕上げ研摩砥石11の摩耗の大小に関係なく、仕上げ研摩砥石11による仕上げ研摩加工後におけるワークの円筒状内周面60の表面粗さのばらつきを出来る限り小さくすることができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、上記実施形態1及び2では、ホーニング加工装置1のホーニングツール2に、複数の仕上げ研摩砥石11と複数の荒研摩砥石12とが装着されているが、複数の仕上げ研摩砥石11のみが装着されていてもよい。この場合、上記実施形態1及び2の、荒研摩砥石12の砥石径を拡大させる荒研摩砥石径拡大装置18は不要になる。
或いは、ホーニングツール1に複数の荒研摩砥石12のみが装着されていてもよい。この場合、荒研摩砥石12の砥石径を、上記実施形態1及び2の仕上げ研摩砥石径拡大装置17と同様の構成の荒研摩砥石径拡大装置(油圧作動軸7と同様の油圧作動軸を有する)により拡大させるようにする。そして、荒研摩加工の実行を、上記実施形態1及び2における仕上げ研摩加工の実行と同様にする。すなわち、流量検出装置又は位置検出装置により所定のパラメータ(上側油圧室への油圧オイルの供給流量又は上記油圧作動軸の軸方向の位置)を検出し、上記荒砥石径拡大装置による荒研摩砥石12の砥石径の拡大開始以降において、上記流量検出装置又は上記位置検出装置により検出される上記所定のパラメータの変化が所定値以下となる状態が所定時間継続したときに、複数の荒研摩砥石12が円筒状内周面60に接触したと判断するとともに、該判断時を荒研摩砥石12による円筒状内周面60の荒研摩加工の開始の基準にして所定条件が成立するまで該荒研摩加工を実行する。ここでの所定条件も、上記実施形態1及び2における仕上げ研摩加工に関する所定条件と同様にすればよい(所定回数や設定時間の具体的な値は、仕上げ研摩加工に関する所定条件とは異なる)。
また、上記実施形態1及び2の荒研摩砥石径拡大装置18を、上記実施形態1及び2の仕上げ研摩砥石径拡大装置17と同様の構成(油圧作動軸7と同様の油圧作動軸を有する構成)にしてもよい。この場合も、荒研摩加工の実行を、上記実施形態1及び2における仕上げ研摩加工の実行と同様にすることができて、上記測定装置を省略することができる。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、複数の砥石が周方向に並べられかつ径方向に拡大及び縮小可能に装着されたホーニングツールを用いて、ワークの円筒状内周面をホーニング加工するホーニング加工装置に有用であり、特にワークの円筒状内周面に対して仕上げ研摩加工を行う場合に有用である。
1 ホーニング加工装置
2 ホーニングツール
3 本体軸
7 油圧作動軸
8 モータ作動軸
9 作動軸駆動モータ
11 仕上げ研摩砥石
12 荒研摩砥石
13 仕上げ研摩砥石保持部材
14 荒研摩砥石保持部材
17 仕上げ研摩砥石径拡大装置
18 荒研摩砥石径拡大装置
20 油圧供給装置
31 流量検出装置
35 位置検出装置
50 コントールユニット(制御装置)
60 ワークの円筒状内周面

Claims (3)

  1. 複数の砥石が周方向に並べられかつ径方向に拡大及び縮小可能に装着されたホーニングツールと、該ホーニングツールの各砥石がワークの円筒状内周面に接触するように砥石径を拡大させる砥石径拡大装置とを備え、該砥石径拡大装置により上記砥石径を拡大させた状態で、上記ホーニングツールを軸方向に往復移動させかつ回転駆動することにより上記円筒状内周面をホーニング加工するホーニング加工装置であって、
    上記砥石径拡大装置は、油圧供給装置からの油圧オイルの供給を受けて軸方向に移動する油圧作動軸を有していて、該油圧作動軸の軸方向の移動により上記砥石径を拡大させるように構成されており、
    上記砥石径拡大装置による上記砥石径の拡大開始以降において、上記複数の砥石が上記円筒状内周面に接触するまでは値が変化しかつ接触したとき以降は略一定の値になる所定のパラメータを検出する検出装置と、
    上記砥石径拡大装置による上記砥石径の拡大開始以降において、上記検出装置により検出される上記所定のパラメータの変化が所定値以下となる状態が所定時間継続したときに、上記複数の砥石が上記円筒状内周面に接触したと判断するとともに、該判断時を上記砥石による上記円筒状内周面の研摩加工の開始の基準にして所定条件が成立するまで該研摩加工を実行する制御装置とを備え
    上記所定のパラメータは、上記砥石径を拡大させるために上記油圧供給装置から供給される油圧オイルの供給流量であり、
    上記検出装置は、上記油圧オイルの供給流量を検出する流量検出装置であることを特徴とするホーニング加工装置。
  2. 複数の砥石が周方向に並べられかつ径方向に拡大及び縮小可能に装着されたホーニングツールと、該ホーニングツールの各砥石がワークの円筒状内周面に接触するように砥石径を拡大させる砥石径拡大装置とを備え、該砥石径拡大装置により上記砥石径を拡大させた状態で、上記ホーニングツールを軸方向に往復移動させかつ回転駆動することにより上記円筒状内周面をホーニング加工するホーニング加工装置であって、
    上記砥石径拡大装置は、油圧供給装置からの油圧オイルの供給を受けて軸方向に移動する油圧作動軸を有していて、該油圧作動軸の軸方向の移動により上記砥石径を拡大させるように構成されており、
    上記砥石径拡大装置による上記砥石径の拡大開始以降において、上記複数の砥石が上記円筒状内周面に接触するまでは値が変化しかつ接触したとき以降は略一定の値になる所定のパラメータを検出する検出装置と、
    上記砥石径拡大装置による上記砥石径の拡大開始以降において、上記検出装置により検出される上記所定のパラメータの変化が所定値以下となる状態が所定時間継続したときに、上記複数の砥石が上記円筒状内周面に接触したと判断するとともに、該判断時を上記砥石による上記円筒状内周面の研摩加工の開始の基準にして所定条件が成立するまで該研摩加工を実行する制御装置とを備え、
    上記所定のパラメータは、上記油圧作動軸の軸方向の位置であり、
    上記検出装置は、上記油圧作動軸の軸方向の位置を検出する位置検出装置であることを特徴とするホーニング加工装置。
  3. 請求項1又は2に記載のホーニング加工装置において、
    上記複数の砥石は、上記円筒状内周面を仕上げ研摩加工するための仕上げ研摩砥石であり、
    上記砥石径拡大装置は、上記仕上げ研摩砥石の砥石径を拡大させる仕上げ研摩砥石径拡大装置であり、
    上記ホーニングツールには、上記仕上げ研摩砥石に加えて、該仕上げ研摩砥石による仕上げ研摩加工の前に上記円筒状内周面を荒研摩加工するための複数の荒研摩砥石が該ホーニングツールの周方向に並べられかつホーニングツールの径方向に拡大及び縮小可能に装着されており、
    上記ホーニングツールの各荒研摩砥石が上記円筒状内周面に接触するように該荒研摩砥石の砥石径を拡大させる荒研摩砥石径拡大装置を更に備え、
    上記荒研摩砥石径拡大装置は、駆動モータの駆動により軸方向に移動するモータ作動軸を有していて、該モータ作動軸の軸方向の移動により上記荒研摩砥石の砥石径を拡大させるように構成されていることを特徴とするホーニング加工装置。
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