JPH10138118A - ホーニング盤 - Google Patents

ホーニング盤

Info

Publication number
JPH10138118A
JPH10138118A JP8298791A JP29879196A JPH10138118A JP H10138118 A JPH10138118 A JP H10138118A JP 8298791 A JP8298791 A JP 8298791A JP 29879196 A JP29879196 A JP 29879196A JP H10138118 A JPH10138118 A JP H10138118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic cylinder
horn
motor
hydraulic
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8298791A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Sasaki
勝男 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AOBA SEISAKUSHO KK
OOMATSUTO KK
Original Assignee
AOBA SEISAKUSHO KK
OOMATSUTO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AOBA SEISAKUSHO KK, OOMATSUTO KK filed Critical AOBA SEISAKUSHO KK
Priority to JP8298791A priority Critical patent/JPH10138118A/ja
Publication of JPH10138118A publication Critical patent/JPH10138118A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 砥石が加工物に接触したことを検知する手段
が不要であり、加工サイクルが短く、且つ切込量を正確
に制御することが可能なホーニング盤を提供する。 【解決手段】 回転及び往復動する回転軸5にホーン6
を装着し、ホーン6を拡径させて砥石7を加工物40に
接触させ研削するホーニング盤1において、主軸5に軸
方向に進退可能に貫通されホーン6を拡径・縮径するロ
ッド8を進退させると共にフレーム4に進退可能に支持
された油圧シリンダ9と、油圧シリンダ9とギヤ系11
を介して連結され油圧シリンダ9を進退させるモータ1
0と、油圧シリンダ9をロックするロック手段12と、
油圧シリンダ9及びロック手段12を制御する制御手段
20と、モータ10を制御する制御手段28とを備えた
構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホーニング盤に関
する。
【0002】
【従来の技術】ホーニング盤は、精密中ぐり、研削等に
よって仕上げられた孔の内面、円筒の外面、平面等の工
作物表面を更に平滑にすると共に、加工精度も向上させ
る目的で、細粒砥石を加工物の表面に接触させて研削加
工を行う。一般に、立て形の単軸シリンダホーニング盤
が広く採用されており、ホーンを取り付けた主軸は、回
転と上下方向の往復との2種の運動をし、往復運動は、
油圧シリンダにより付与される。ホーンは、砥石を保持
しながら拡径(拡張)して加工物に接触させる拡径作用
をする。このホーンの拡径方法としては、機械的に拡径
する機械拡張方法式と、油圧により拡径する油圧拡張方
法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】砥石が加工物を研削す
る際の切込量は、主軸の1往復動(1ストローク)当た
り、0.1〜20μmと極めて微小量である。機械拡張方法
は、一般にサーボモータにより行われるために、切込量
の制御を正確に行うことが可能である。しかしながら、
機械拡張方法は、砥石が加工物に接触したことを検知す
る検知手段が必要である。この検知手段として例えば、
圧力センサがある。しかしながら、ホーンに圧力センサ
を設けることは、ホーンの構造が複雑になると共にコス
トが高くなる。また、検知手段として、駆動用モータの
電流変化を検知する方法もあるが、この検知方法は、モ
ータの制御回路が複雑となる。
【0004】更に、モータを使用した機械拡張方法は、
ホーンが最小径の状態から砥石が加工物に接触するまで
の初期拡張に要する時間が長くなり、この結果、加工サ
イクルが長くなり、作業能率が悪いという問題もある。
また、油圧拡張拡方法は、砥石が加工物に当接したこと
を検知する手段が不要であり、加工サイクルも短くする
ことが出来る反面、微小な切込量の制御が極めて困難で
あるという問題がある。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、砥石が加工物に接触したことを検知する手段が不要
であり、加工サイクルが短く、且つ切込量を正確に制御
することが可能なホーニング盤を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、本体に往復動可能に支持されたフレ
ームに回転自在に支持された主軸の先端に拡径・縮径可
能に装着されたホーンにより加工物を研削するホーニン
グ盤において、前記主軸内に軸方向に進退可能に遊貫さ
れて前記ホーンを拡径・縮径するロッドを進退させると
共に前記フレームに進退可能に支持された油圧シリンダ
と、前記油圧シリンダと連結され当該油圧シリンダを進
退させるモータと、前記油圧シリンダをロックするロッ
ク手段と、前記油圧シリンダを制御する第1制御手段
と、前記モータを制御する第2制御手段と、前記ロック
手段を制御する第3制御手段を備えた構成としたもので
ある。
【0007】ホーンが縮径されている状態から砥石が加
工物に接触するまでの初期拡張は、油圧シリンダにより
ロッドを前進させて行う。油圧シリンダは、迅速に作動
して初期拡張を行う。これにより初期拡張に要する時間
が短縮される。また、油圧シリンダは、加工物に砥石を
ソフトに、且つ所定の接触圧に接触させることが出来
る。これにより砥石が加工物に接触したことを検知する
ための検知手段が不要となる。前記砥石が加工物に接触
した後、ロック手段により油圧シリンダをロックしてシ
リンダバレルとロッドとを固定して一体化する。これに
より、液圧縮に起因するロッドの動きを防止する。
【0008】次いで、モータを駆動させ、ギヤ系を介し
て油圧シリンダと共に前記ロッドを切込量に応じて前進
させて前記ホーンを拡径する。これにより加工サイクル
が短縮される。また、切込量をモータにより制御するこ
とで、高精度の加工が可能である。最終仕上げが終了し
た後、ロック手段を解除し、油圧シリンダを駆動してロ
ッドを後退させ、ホーンを縮径する。油圧シリンダによ
るホーンの縮径は、迅速に行われる。ホーンの初期拡張
時間及び最終加工後の縮径時間が短縮されることで、加
工サイクルの短縮化が図られる。
【0009】また、加工物の種類、加工条件等によっ
て、ロック手段を解除し、モータを停止させておき、油
圧シリンダのみを駆動させてホーンを拡径することによ
り加工物の研削を行うこともできる。反対にロック手段
を作動させて油圧シリンダを固定し、モータのみにより
ホーンを拡径することにより加工物の研削を行うことも
できる。即ち、油圧シリンダによる油圧拡張方法と、モ
ータによる機械拡張方法とを選択的に使用することもで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を実施例
により説明する。図1は、本発明に係るホーニング盤の
ホーン装置を示す。ホーニング盤1は、例えば、立て形
単軸シリンダホーニング盤で、本体2にストロークシリ
ンダ3により上下方向に往復動自在に支持されたフレー
ム4、このフレーム4に回転自在に支持された中空回転
軸(主軸)5、この回転軸5の先端に拡径・縮径自在に
装着され砥石7が取り付けられたホーン6、回転軸5内
に同心的に、且つ上下方向に進退自在に収納され、先端
がホーン6に嵌合されて進退に応じて当該ホーン6を拡
径、縮径するロッド8、油圧によりロッド8を進退させ
る油圧拡径機構例えば、油圧シリンダ9、機械的にロッ
ド8を進退させる機械(メカ)拡径機構例えば、モータ
10、油圧シリンダ9とモータ10とを連結するギヤ系
11、及び油圧シリンダ9をロックするためのロック機
構12等を備えている。
【0011】ストロークシリンダ3は、本体2に垂設さ
れており、ロッド3aの先端(上端)にフレーム4の一
端が固定されている。このストロークシリンダ3は、フ
レーム4を上下に往復動させる。これにより回転軸5
は、回転しながら上下方向に往復動可能とされる。フレ
ーム4の他端側には油圧シリンダ9が垂直に収納され、
上部にはギヤ系11が水平に収納されている。
【0012】ロック機構12は、例えば、油圧式のブレ
ーキで、円筒形状をなし油圧シリンダ9のシリンダバレ
ル9aの先端に固定されており、中央をロッド9bが進
退自在に貫通している。このロック機構12は、油圧が
加えられると作動してシリンダバレル9aにロッド9b
を固定して進退不能とする。即ち、油圧シリンダ9をロ
ックする。
【0013】油圧シリンダ9は、シリンダバレル9aが
上側、ロック機構12が下側に向けて上下方向に配置さ
れている。この油圧シリンダ9は、シリンダバレル9a
の基端がフレーム4の側壁に上下方向に設けられた支柱
13に上下方向に移動可能に支持されている。また、ロ
ック機構12は、フレーム4に穿設された孔4aに上下
方向(軸方向)に摺動可能、且つ回転不能に嵌挿されて
いる。これにより油圧シリンダ9は、支柱13と相俟っ
てフレーム4に対して回転不能、且つ上下方向に移動可
能とされる。油圧シリンダ9のロッド9bは、下方に垂
直に延出されてロッド8の基端に連結固定されている。
【0014】油圧シリンダ9のシリンダバレル9aの基
端中央には、送りねじ15の基端が固定されている。こ
の送りねじ15の先端は、フレーム4の上部に収納され
ているギヤ系11の被駆動ギヤ16のねじ軸孔に螺合さ
れている。これらの送りねじ15と被駆動ギヤ16と
は、例えば、ボールねじにより螺合されている。そし
て、送りねじ15は、被駆動ギヤ16の回転に伴い軸方
向(上下方向)に滑らかに移動して油圧シリンダ9を上
下動させる。
【0015】モータ10は、本体2に上方に臨んでスト
ロークシリンダ3と並設されており、駆動軸19がギヤ
系11の駆動ギヤ17の軸孔に回転不能且つ軸方向(上
下方向)に摺動可能に嵌挿されている。駆動軸19は、
例えば、ボールスプライン軸とされている。これにより
駆動軸19は、ストロークシリンダ3によりフレーム4
が上下に移動されても駆動ギヤ17に回転を伝達するこ
とが出来る。駆動ギヤ17と被駆動ギヤ16とは、アイ
ドルギヤ18を介して結合されている。
【0016】尚、モータ10は、フレーム4に載置して
もよい。この場合モータ10の駆動軸と駆動ギヤ17と
を固定することができ、実施例のようにモータ10の駆
動軸19としてスプライン軸を必要とせず、構成が簡単
となりコストの低減が図られる。しかしながら、モータ
10の重量が重い場合には、実施例のように本体2に設
置することが好ましい。
【0017】油圧シリンダ9は、ホーン6の初期拡張を
迅速に行うためのものであり、ロッド8を高速で下降
(前進)させて、最小径に縮径している状態から迅速に
拡径させて加工物例えば、シリンダ内壁40に砥石7を
接触させる。モータ10は、例えば、サーボモータでブ
レーキ及び減速機を内蔵している。このモータ10は、
油圧シリンダ9による初期拡張に続く研削時にホーン6
を拡径させるためのものであり、制御装置28によりロ
ッド8の送り量を制御して、シリンダ内壁40の切込量
を極めて微小例えば、0.1〜20μmの範囲で正確に制御
可能とされている。
【0018】油圧シリンダ9は、油圧制御回路20の電
磁切換弁21に接続されており、ロック機構12は、手
動切換弁22に接続されている。電磁切換弁21は、減
圧弁23を介して油路30に、手動切換弁22は、油路
30に接続されており、当該油路30は、油圧ポンプ2
4に接続され、各ドレンポートは、タンク31に接続さ
れている。油路30にはリリーフ弁25が接続されてい
る。リリーフ弁25のリリーフ圧Paは、ロック機構1
2を駆動させて油圧シリンダ9を固定するために高圧に
設定されている。減圧弁23は、油圧シリンダ9による
砥石7のシリンダ内壁40への接触圧を設定するための
もので、前記リリーフ圧Paよりも低い所定圧Pb(<P
a)に設定されている。これにより砥石7が被加工物に
接触したことを検知するためのセンサが不要となる。ま
た、油路30には油圧ポンプ24の吐出側、減圧弁23
の下流側に圧力計26、27が接続されている。圧力計
26は、ロック機構12に供給する油圧を、圧力計27
は、油圧シリンダ9に供給する油圧を検出する。
【0019】モータ10は、制御装置28に接続されて
おり、所定のプログラムに従って切込量を制御される。
電磁切換弁21は、制御装置28により切換制御され
る。また、ストロークシリンダ3は、油圧制御装置(図
示せず)により制御される。以下に作用を説明する。図
1に示す初期状態において、電磁切換弁21は、中立位
置21Cに切り換えられており、油圧シリンダ9のロッ
ド9bが縮退して、ロッド8が上方に移動しており、ホ
ーン6が最小径に縮径し、砥石7がシリンダ内壁40か
ら離隔している。また、手動切換弁22は、ロック解除
位置22Aに切り換えられており、ロック機構12は、
作動油が排出されて不作動状態になっている。そして、
油圧シリンダ9は、ロックが解除されて、ロッド9bの
進退が自由とされている。また、モータ10は、停止し
ており、且つ内蔵されているブレーキによりロックされ
ている。
【0020】この初期状態からシリンダ内壁40を研削
加工する場合、作業者は、先ず、電磁切換弁21を位置
21Aに切り換える。電磁切換弁21が位置21Aに切
り換えられると、油圧ポンプ24から減圧弁23を介し
て油圧が油圧シリンダ9に供給され、ロッド9bが伸長
してロッド8を下降(前進)させる。ロッド8の下降に
伴いホーン6が拡径して砥石7をシリンダ内壁40に接
触させる。このとき、モータ10は、内蔵するブレーキ
によりロックされており、ギヤ系11がロックされて回
転不能とされる。これにより油圧シリンダ9のシリンダ
バレル9aは、フレーム4に固定された状態となり、上
下動不能とされている。従って、ロッド9bが下降して
ロッド8を前進(下降)させることができる。また、砥
石7は、シリンダ内壁40にソフトに接触する。そし
て、砥石7の接触圧が所定圧Pbに達すると、油圧シリ
ンダ9が停止する。これにより砥石7がシリンダ内壁4
0に所定圧Pbで接触される。このようにしてホーン6
の初期拡張が終了する。油圧シリンダ9のロッド9bの
伸長は、急速に行われ、従って、ホーン6の初期拡張動
作は、極めて短時間で行われる。
【0021】尚、油圧シリンダ9が停止した後、電磁切
換弁21を位置21Aから中立位置21Cに切り換えて
も良い。しかしながら、上述のように電磁切換弁21を
位置21Aに保持することで、油圧シリンダ9を前記停
止位置に確実に保持することができるために好ましい。
次に、作業者は、手動切換弁22をロック解除位置22
Aからロック位置22Bに切り換える。手動切換弁22
がロック位置22Bに切り換えられると、ロック機構1
2に高圧の油圧Paが供給されて当該ロック機構12が
作動し、油圧シリンダ9のシリンダバレル9aにロッド
9bを固定する。これにより油圧シリンダ9は、液圧縮
に起因するロッド9bの変位(動き)が規制される。
【0022】次に、作業者は、回転軸5を所定の回転速
度で回転させながら、モータ10を駆動する。モータ1
0の駆動軸19が回転すると駆動ギヤ17が回転し、被
駆動ギヤ16が回転される。被駆動ギヤ16は、回転に
伴い送りねじ15を下方に移動させ、油圧シリンダ9の
シリンダバレル9aを下方に移動させる。このとき油圧
シリンダ9は、ロック機構12によりシリンダバレル9
aとロッド9bとが固定されており、従って、シリンダ
バレル9aとロッド9bが一体に下降してロッド8を下
降させる。ロッド8の下降に伴いホーン6が拡径されて
砥石7がシリンダ内壁40に強固に接触されて研削が行
われる。モータ10による砥石7の切込量は、例えば、
前述した0.1〜20μmの範囲で制御装置28の操作盤に
より任意の量に制御される。
【0023】シリンダ内壁40の研削加工が終了した
後、作業者は、手動切換弁22をロック位置22Bから
ロック解除位置22Aに切り換えて、ロック機構12の
ロックを解除する。これにより油圧シリンダ9は、ロッ
ド9bの進退が可能となる。次いで、作業者は、電磁切
換弁21を位置21Bから位置2Aに切り換えて、油圧
シリンダ9のロッド9bを縮退させる。これに伴いロッ
ド8が上方に移動し、ホーン6が縮径して砥石7がシリ
ンダ内壁40から離隔する。
【0024】図2は、図1のホーニング盤1によるシリ
ンダ内壁40のホーン6の拡張量と加工時間との関係の
一例を示す図である。図2において、初期拡張量L1
は、油圧シリンダ9による拡張(油圧拡張)で、ホーン
6の最小縮径から砥石7がシリンダ内壁40に接触する
までの拡張量を示し、この初期拡張に要する拡張時間t
1は、極めて短時間である。即ち、初期拡張は、急速に
拡張される。この初期拡張量L1に続く荒拡張量L3は、
モータ10による拡張(機械拡張)であり、砥石7によ
り荒仕上げ研削される。尚、荒拡張量L3における初期
の拡張量L2は、油圧拡張による切込量である。尚、油
圧拡張による切り込みを行わなくてもよい。荒拡張量L
3の後の仕上拡張量L4は、モータ10による切込量であ
る。これらの荒拡張量L3と仕上拡張量L4の加工時間
は、夫々t3、t4である。仕上拡張量L4の後に、研削
精度の向上を図るために最終仕上げ(スパークアウト)
が時間t5の間行われる。そして、最終仕上げ終了後、
ホーン6が油圧シリンダ9により縮径(収縮)される。
この縮径に要する時間t6は、職拡張時間t1と同様に短
時間である。
【0025】初期拡張量L1と荒拡張量L3と仕上拡張量
L4との和(L1+L3+L4)が、ホーン6の総拡張量L
であり、荒拡張量L3と仕上拡張量L4との和(L3+L
4)が、加工前寸法(取代)sである。また、各加工時
間t1〜t6の和(t1+t2+t3+t4+t5+t6)が、
加工サイクルtである。そして、本発明では、この加工
サイクルtにおける初期拡張時間t1及び最終仕上げ終
了後のホーン縮径時間t6を短時間とすることができる
ために、加工サイクルtを大幅に短縮することができ、
作業能率の向上が図られる。
【0026】尚、上記実施例においては、油圧シリンダ
9に供給する油圧即ち、砥石7によるシリンダ内壁40
の押圧力(油圧拡張圧)を減圧弁23により所定圧に設
定したが、これに限るものではなく、NC制御盤により
任意の油圧に制御するようにしてもよい。また、作業中
に油圧シリンダ9に供給する油圧を操作ボタンにより増
減させるようにしても良い。
【0027】また、上記実施例では、油圧シリンダ9に
よる油圧拡張方法により初期拡張を行い、モータ10に
よる機械拡張方法により研削加工を行うようにしたが、
これに限るものではなく、加工物の種類や、加工条件に
応じて、油圧拡張方法と機械拡張方法の何れか一方によ
り加工を行うようにしても良い。具体的には、ロック機
構12を切り換えることで、簡単に行うことができる。
即ち、ロック機構12のロックを解除し、モータ10を
停止させておくことで油圧シリンダ9による油圧拡張方
法を採用することができ、ロック機構12をロックして
油圧シリンダ9を固定し、モータ10を駆動することで
機械拡張方法を採用することができる。また、ホーニン
グ盤1は、NC制御により行うこともできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、油
圧シリンダによる油圧拡張方法により初期拡張量の制御
を行い、モータによる機械拡張方法により加工を行うよ
うにしたことで、初期拡張において砥石が加工物に当接
したことを検知する手段が不要となり、コストの低減が
図られる。また、油圧シリンダを使用することでホーン
の初期拡張時間及び最終仕上げ後の縮径時間を短縮する
ことが出来るために加工サイクルを短縮することがで
き、作業能率の大幅な向上が図られる。更に、モータ駆
動によりホーニングを行うことで切込量を極めて精度良
く制御することができ、加工精度の向上が図られる。
【0029】また、加工物の種類や加工条件等に応じ
て、油圧シリンダによる拡張方法又はモータによる機械
拡張方法の何れか一方の方法を選択することができ、1
台の装置で種々の材料、ワーク形式に対応することが可
能である。また、ホーニング盤の小型化を図ることが可
能となり、省スペース化が図られ狭い場所にも容易に設
置することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したホーニング盤の要部断面図で
ある。
【図2】図1のホーニング盤によるホーンの拡張量と加
工時間との関係の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ホーニング盤 2 本体 3 ストロークシリンダ 4 フレーム 5 回転軸(主軸) 6 ホーン 7 砥石 8 ロッド 9 油圧シリンダ 10 モータ 11 ギヤ系 12 ロック機構 20 油圧制御回路 21 電磁切換弁 22 手動切換弁 23 減圧弁 24 油圧ポンプ 25 リリーフ弁 26、27 圧力計 28 制御装置 40 シリンダ内壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に往復動可能に支持されたフレーム
    に回転自在に支持された主軸の先端に拡径・縮径可能に
    装着されたホーンにより加工物を研削するホーニング盤
    において、 前記主軸内に軸方向に進退可能に遊貫されて前記ホーン
    を拡径・縮径するロッドを進退させると共に前記フレー
    ムに進退可能に支持された油圧シリンダと、 前記油圧シリンダと連結され当該油圧シリンダを進退さ
    せるモータと、 前記油圧シリンダをロックするロック手段と、 前記油圧シリンダを制御する第1制御手段と、 前記モータを制御する第2制御手段と、 前記ロック手段を制御する第3制御手段とを備えたこと
    を特徴とするホーニング盤。
JP8298791A 1996-11-11 1996-11-11 ホーニング盤 Pending JPH10138118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8298791A JPH10138118A (ja) 1996-11-11 1996-11-11 ホーニング盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8298791A JPH10138118A (ja) 1996-11-11 1996-11-11 ホーニング盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10138118A true JPH10138118A (ja) 1998-05-26

Family

ID=17864272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8298791A Pending JPH10138118A (ja) 1996-11-11 1996-11-11 ホーニング盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10138118A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009279705A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Nisshin Seisakusho:Kk 砥石接触感知方法およびその装置、ならびにホーニング加工方法およびホーニング盤
CN102189480A (zh) * 2011-03-23 2011-09-21 宁夏银川大河数控机床有限公司 珩磨机主轴往复随动控制直线电机驱动装置
CN102189482A (zh) * 2011-03-23 2011-09-21 宁夏银川大河数控机床有限公司 珩磨机主轴往复随动控制装置
CN102189481A (zh) * 2011-03-23 2011-09-21 宁夏银川大河数控机床有限公司 珩磨机主轴往复随动控制齿形带驱动装置
CN112059794A (zh) * 2020-09-16 2020-12-11 陈静 一种气缸套精加工工艺

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009279705A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Nisshin Seisakusho:Kk 砥石接触感知方法およびその装置、ならびにホーニング加工方法およびホーニング盤
CN102189480A (zh) * 2011-03-23 2011-09-21 宁夏银川大河数控机床有限公司 珩磨机主轴往复随动控制直线电机驱动装置
CN102189482A (zh) * 2011-03-23 2011-09-21 宁夏银川大河数控机床有限公司 珩磨机主轴往复随动控制装置
CN102189481A (zh) * 2011-03-23 2011-09-21 宁夏银川大河数控机床有限公司 珩磨机主轴往复随动控制齿形带驱动装置
WO2012126378A1 (zh) * 2011-03-23 2012-09-27 宁夏银川大河数控机床有限公司 珩磨机主轴往复随动控制装置
US9482243B2 (en) 2011-03-23 2016-11-01 Ningxia Yinchuan Dahe Cnc Machine Co., Ltd. Reciprocating servo control device for mainshaft of honing machine
CN112059794A (zh) * 2020-09-16 2020-12-11 陈静 一种气缸套精加工工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1621287B1 (en) Method and apparatus for grinding cams with a re-entrant surface
US2108029A (en) Method of honing
JPH10138118A (ja) ホーニング盤
JPS6130343A (ja) 中ぐりとホ−ニングの複合加工装置
JP3806408B2 (ja) ホーニング盤およびホーニング加工方法
US2818687A (en) Internal grinding machine
JPS609654A (ja) 砥石摩耗補償器付ホ−ニング盤
JP2019042900A (ja) 加工装置及びそれを用いた加工方法
US2333256A (en) Metalworking machine
JP4990643B2 (ja) ホーニング加工装置
US3822512A (en) Automatic surface grinder
US2323780A (en) Honing machine
JPH06126613A (ja) テーパホーニング盤
JPH09254011A (ja) 穴形成装置
JP2006043851A (ja) ホーニング加工方法およびホーニング盤
US2317079A (en) Honing machine
JP2003170344A (ja) ホーニング加工方法、ホーニング盤の砥石切込み装置およびホーニング盤
JP2611144B2 (ja) 細溝平面用ホーニングツールおよびホーニング盤
JP3881987B2 (ja) ホーニングツール、ホーニング盤およびホーニング加工方法
JPS62236668A (ja) ホ−ニング盤
JP2972166B2 (ja) 非真円内面用ホーニングヘッド装置およびホーニング装置
JP2002028863A (ja) 砥石の上下ドレッシング方法および研削装置
JP2670508B2 (ja) 砥石切込み装置およびホーニング盤
JP2005118957A (ja) ホーニング加工工具
US2747336A (en) Honing machine

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217