JP2017018337A - ガス系消火設備の操作箱 - Google Patents
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【解決手段】ガス系消火設備の操作箱12は、操作箱本体20の表側に配置した扉40の内側に形成した収納部48に起動スイッチ50を設け、起動スイッチ50の外側を覆って着脱自在に保護カバー54を配置し、扉40を開いて起動スイッチ50を操作した場合に起動信号を制御盤に送信して消火ガスを放出させる。起動操作治具60により、扉40を開いた状態で先端を起動スイッチ50の操作釦と保護カバー54の間の隙間に挿入して後端を所定方向に回動操作することにより、操作釦を押し込んで起動スイッチ50を動作させる。
【選択図】図5
Description
本発明は、操作箱本体の表側に配置した扉の内側に形成した収納部に起動スイッチを設けると共に、起動スイッチの外側を覆って着脱自在に保護カバーを配置し、扉を開いて起動スイッチを操作した場合に起動信号を制御盤に送信して消火ガスを放出させるガス系消火設備の操作箱に於いて、
扉を開いた状態で、先端を起動スイッチと保護カバーの間の隙間に挿入して、後端を所定方向に回動操作することにより、起動スイッチを動作させる起動操作治具を備えたことを特徴とする。
起動操作治具は、後端側に操作レバー部を備え、先端側に操作レバー部に対し略L形に屈曲した押圧レバー部を一体に形成したプレート状の部材とする。
起動操作治具の先端側の押圧レバー部を、保護カバーと収納部底部との間から起動スイッチと保護カバーの間の隙間に挿入可能な湾曲形状とする。
扉は、保護カバーを配置した起動スイッチの収納位置から外れた位置に開口を形成しており、
起動操作治具の先端子側の押圧レバー部の長さを、扉を閉じた状態での起動操作治具による操作ができないように、扉の開口から記起動スイッチまでの長さより短くする。
起動スイッチと保護カバーの間に対する起動操作治具の挿入により動作して点検検出信号を制御盤に送信して所定の点検モードを設定させる点検検出スイッチを設ける。
本発明は、操作箱本体の表側に配置した扉の内側に形成した収納部に起動スイッチを設けると共に、起動スイッチの外側を覆って着脱自在に保護カバーを配置し、扉を開いて起動スイッチを操作した場合に起動信号を制御盤に送信して消火ガスを放出させるガス系消火設備の操作箱に於いて、扉を開いた状態で、先端を起動スイッチと保護カバーの間の隙間に挿入して、後端を所定方向に回動操作することにより、起動スイッチを動作させる起動操作治具を備えるようにしたため、操作箱の起動スイッチを点検等のために操作する場合には、起動操作治具を準備し、扉を開いて起動操作治具の先端を起動スイッチと保護カバーとの間の隙間に挿入して後端側を回動操作することで、起動スイッチを起動操作治具の先端で押し込んで動作させることができ、保護カバーを取り外す必要がないため、操作箱における起動スイッチの操作が簡単且つ容易にでき、操作箱の点検を効率良く行うことを可能とする。
また、起動操作治具は、後端側に操作レバー部を備え、先端側に操作レバー部に対し略L形に屈曲した押圧レバー部を一体に形成したプレート状の部材としたため、起動スイッチと保護カバーの狭い隙間に、起動操作治具の先端の押圧レバー部を確実に挿入し、後端の操作レバーを所定方向に回動操作することで、先端側の押圧レバーを回動して起動スイッチを確実に動作を可能とする。
また、起動操作治具の先端側の押圧レバー部を、保護カバーと収納部底部との間から起動スイッチと保護カバーの間の隙間に挿入可能な湾曲形状としたため、起動操作治具の先端側を湾曲して押圧レバー部を、起動スイッチと保護カバーの間の狭い隙間に横方向から滑らかに挿入して、起動スイッチを確実に動作可能とする。
また、扉は、保護カバーを配置した起動スイッチの収納位置から外れた位置に開口を形成しており、起動操作治具の先端側の押圧レバー部の長さを、扉を閉じた状態での起動操作治具による操作ができないように、扉の開口から起動スイッチの操作部位までの長さより短くしたため、扉を閉じた状態で悪戯等により、関係者以外の者が起動操作治具を扉の開口から中に入れて起動スイッチを操作しようとしても、扉開口からでは起動操作治具の押圧レバー部は、起動スイッチに届かず、悪戯等による起動スイッチの操作を確実に防止可能とする。
また、起動スイッチと保護カバーの間に対する起動操作治具の挿入により動作して点検検出信号を制御盤に送信して所定の点検モードを設定させる点検検出スイッチを設けるようにしたため、ガス系消火設備の点検を行う場合には、制御盤側でのソレノイド閉スイッチの操作等による点検により起動装置を誤動作しないようにする点検モードを設定して点検作業を行っているが、制御盤で点検に必要な操作を行っていなくとも、操作箱で起動スイッチを操作しようとして起動操作治具を挿入すると、点検検出信号が制御盤に送信され、点検に必要な動作状態が自動的に設定され、点検に伴い操作箱の起動スイッチを起動操作治具で操作しても、消火ガスの放出を確実に防止可能とする。
図1はガス系消火設備の全体構成図を示した説明図である。なお、図1の設備構成は一例であり、必要に応じて適宜の構成をとることができる。
図2は防護区画に設けた操作箱の外観を示した説明図である。図2に示すように、操作箱12は、操作箱本体20の表パネル22に、操作箱12の電源状態を示す電源灯24、火災発生を示す火災灯26、ガス放出動作が起動されたことを示す起動灯28、ガス放出中を示す放出灯30、消火ガスを放出させないための閉止弁が閉じているときに点滅する閉止弁閉表示灯32、消火ガス放出前のカウントダウン時間等を表示する7セグメント表示器34、自動モード又は手動モードのモード選択を行うためのキースイッチ36、消火ガスの放出を非常停止するための非常停止スイッチ38、手動モード運転時に点灯する手動モード表示灯36a、自動モード運転時に点灯する自動モード表示灯36bを設けている。
(起動操作治具)
図4は起動操作治具の実施形態を示した説明図であり、図4(A)に正面を示し、図4(B)に側面を示し、図4(C)に平面を示す。
図5は起動操作治具による起動スイッチの操作を示した説明図、図6は起動操作治具による起動スイッチの操作を示した断面図である。
図7は扉を閉じた状態で起動操作治具による起動スイッチの操作を示した説明図である。
(起動操作治具)
図8は起動操作治具の他の実施形態を示した説明図であり、図8(A)に斜視図を示し、図8(B)に平面図を示し、図8(C)に側面図を示す。
図9は図8起動操作治具による起動スイッチの操作を示した断面図である。図9に示すように、ガス系消火設備の点検に伴い操作箱12を点検する場合には、扉40を開放し、この状態で起動操作治具60aの先端側の押圧レバー部64aを、保護カバー54を取付けているプレート支持部56の左側の隙間58から起動スイッチ50の操作釦50aと保護カバー54の間の隙間に挿入し、この状態で後端側の操作レバー部62aを図示で右回りに回動する操作を行う。
図10は起動操作治具による起動スイッチの操作を検出する点検検出スイッチを設けた操作箱の実施形態を示した断面図である。
図11はガス系消火設備のシステム構成の概略を示したブロック図である。図11に示すように、制御盤10は防護施設に対応して回線ユニット74を備えており、回線ユニット74に対しては防護施設内の最大4つの防護区画に対応して2系統の火災感知器11、操作箱12、スピーカ13及び起動装置18を信号線接続している。ここで、操作箱12は回線ユニット74から引き出されたシリアル伝送路72に接続している。なお、回線ユニット74は、防護施設が複数ある場合は、防護施設に対応して複数設けられる。
図12は制御盤の回線ユニットと操作箱の機能構成を示したブロック図である。図12に示すように、回線ユニット74は、制御部86を備え、制御部86に対し防護区画側の機器を信号線接続するため、伝送部94、2系統分の火災受信部96、駆動部98、スピーカ選択部100を設けている。
図12に示すように、操作箱12は、制御部102を備え、制御部102に対し伝送部104、操作部106、検出部108、7セグメント表示器を含む表示部110を接続し、更に、図10に示した起動操作治具60の挿入によりオン動作する点検検出スイッチ70を接続している。
(起動操作治具)
上記の実施形態による起動操作治具は一例であり、操作箱に設けた起動スイッチ50の操作釦50aと保護カバー54の間の隙間に挿入してオン操作可能な治具であれば、適宜の形状の治具を用いることができる。
上記の実施形態は、操作箱における表パネルの一部に扉を設けて、その内部にスイッチ保護プレート付きの起動スイッチを設けているが、表パネル全体を扉として、その内部にスイッチ保護プレート付きの起動スイッチを設けた構造の操作箱についても、同様に、起動操作治具によりスイッチ保護プレートを取り外すことなく、起動スイッチの操作を可能とする。
また、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
11:火災感知器
12:操作箱
13:スピーカ
14:噴射ヘッド
15:放出表示灯
16:消火ガス貯蔵容器
17:選択弁
18:起動装置
19:ピストンレリーザ
20:操作箱本体
21:圧力スイッチ
22:表パネル
23:閉止弁
24:電源灯
26:火災灯
28:起動灯
30:放出灯
32:閉止弁閉表示灯
34:7セグメント表示器
36:キースイッチ
36a:手動モード表示灯
36b:自動モード表示灯
38:非常停止灯
40:扉
42:ヒンジ
44:開口
45:防止シール
46:電話ジャック
48:収納部
50:起動スイッチ
50a:操作釦
53:マグネットキャッチ
54:保護カバー
55:扉開検出スイッチ
56:プレート支持部
58:隙間
60,60a:起動操作治具
62,62a:操作レバー部
64,64a:押圧レバー部
66a:中間レバー部
68,68a:通し穴
70:点検検出スイッチ
Claims (5)
- 操作箱本体の表側に配置した扉の内側に形成した収納部に起動スイッチを設けると共に、前記起動スイッチの外側を覆って着脱自在に保護カバーを配置し、前記扉を開いて前記起動スイッチを操作した場合に起動信号を制御盤に送信して消火ガスを放出させるガス系消火設備の操作箱に於いて、
前記扉を開いた状態で先端を前記起動スイッチと前記保護カバーの間の隙間に挿入して後端を所定方向に回動操作することにより、前記起動スイッチを動作させる起動操作治具を備えたことを特徴とするガス系消火設備の操作箱。
- 請求項1記載のガス系消火設備の操作箱に於いて、前記起動操作治具は、後端側に操作レバー部を備え、先端側に前記操作レバー部に対し略L形に屈曲した押圧レバー部を一体に形成したプレート状の部材としたことを特徴とするガス系消火設備の操作箱。
- 請求項2記載のガス系消火設備の操作箱に於いて、前記起動操作治具の先端側の前記押圧レバー部を、前記保護カバーと収納部底部との間から前記起動スイッチと前記保護カバーの間の隙間に挿入可能な湾曲形状としたことを特徴とするガス系消火設備の操作箱。
- 請求項2記載のガス系消火設備の操作箱に於いて、前記扉は、前記保護カバーを配置した前記起動スイッチの収納位置から外れた位置に開口を形成しており、
前記起動操作治具の押圧レバー部の長さを、前記扉を閉じた状態での前記起動操作治具による操作ができないように、前記扉の開口から前記起動スイッチの操作部位までの長さより短くしたことを特徴とするガス系消火設備の操作箱。
- 請求項1記載のガス系消火設備の操作箱に於いて、前記起動スイッチと前記保護カバーの間に対する前記起動操作治具の挿入により動作して点検検出信号を前記制御盤に送信して所定の点検モードを設定させる点検検出スイッチを設けたことを特徴とするガス系消火設備の操作箱。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018175276A (ja) * | 2017-04-11 | 2018-11-15 | 有限会社アイティーウェア湘南 | 簡易設置型自動消火設備 |
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- 2015-07-10 JP JP2015138753A patent/JP6484516B2/ja active Active
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