JP2017018262A - 寝台装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】寝台上に載置された人物によって回転柵のロックが解除されるのを防止することが可能な寝台装置を提供する。
【解決手段】この寝台装置1は、支持架台10と、前記支持架台10上に支持される寝台20と、を備え、前記寝台20が、床部21と、前記床部21の一側縁に対して回転自在に設置された回転柵26と、前記回転柵26が起立した状態で前記回転柵26の回転を規制する、または前記床部21の外側の領域に設置されたロック解除操作部27bが操作されたときに前記回転柵26の回転規制を解除するロック機構27と、前記床部21と前記ロック解除操作部27bとの間に設けられた障害手段30と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、寝台装置に関する。
従来から、医療用又は介護用のベッド、或いはストレッチャーなど、看視対象者を横たわらせた状態で治療、介護又は搬送する目的で使用される寝台装置が知られている。一般的に、これらの寝台装置では、看視対象者が載置される寝台に転落防止用の柵が設けられている。
例えば、下記特許文献1及び2には、寝床部の一側縁に対して回転自在に設置された転落防止用の回転柵と、回転柵が起立した状態で回転柵の回転を規制するロック機構とを備えるストレッチャーが開示されている。ロック機構によって回転柵の回転が規制された状態は、回転柵に隣接して配置されたロック解除操作部を手動操作することによって解除可能である。
特開2009−118982号公報 特開2009−118983号公報
上記のような回転柵を備える寝台装置では、寝台上に横たわる看視対象者から手が届く位置にロック解除操作部が設置されている場合が多い。そのため、看視対象者が誤ってロック解除操作部を操作してしまった場合に、回転柵のロック(回転規制)が解除されてしまう可能性がある。特に、寝台装置が医療施設等で小児患者の療養に使用される小児用ベッドである場合、小児患者がベッド上に横たわったまま、興味本位でロック解除操作部に触れてしまう可能性が高い。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、寝台上に載置された人物によって回転柵のロックが解除されるのを防止することが可能な寝台装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決して係る目的を達成するために以下の手段を採用する。
(1)本発明の一態様に係る寝台装置は、支持架台と、前記支持架台上に支持される寝台と、を備え、前記寝台が、床部と、前記床部の一側縁に対して回転自在に設置された回転柵と、前記回転柵が起立した状態における前記回転柵の回転規制、及び平面視して前記床部の外側の領域に設置されたロック解除操作部を有するとともに前記ロック解除操作部が操作されたときに前記回転柵の回転規制を解除するロック機構と、前記床部と前記ロック解除操作部との間に設けられた障害手段と、を備える。
ここで、障害手段とは、寝台(床部)上に載置された人物からロック解除操作部へのアクセスを妨げる物理的手段の全てを包含する概念である。すなわち、障害手段には、ロック解除操作部へのアクセスを邪魔する障壁部材(転落防止柵を障壁部材として利用してもよいし、以下で説明する隔壁を別途設けてもよい)、及び、床部とロック解除操作部との間に設けられた、ロック解除操作部へのアクセスを不能とするほどの物理的な距離などの少なくとも1つが含まれる。
(2)上記(1)に記載の寝台装置において、前記障害手段が、前記床部と前記ロック解除操作部との間に立設された隔壁であってもよい。
(3)上記(2)に記載の寝台装置において、前記隔壁の高さが、前記ロック解除操作部の高さよりも高くてもよい。
(4)上記(2)または(3)に記載の寝台装置において、前記隔壁が、平面視した場合に前記回転柵の傾倒方向と交差する方向に貫通するライン挿通孔を有してもよい。
(5)上記(4)に記載の寝台装置において、前記隔壁が、弾性材料によって形成されているとともに、前記隔壁の周縁から前記ライン挿通孔へ連なる切欠きを有してもよい。
(6)上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の寝台装置において、前記ロック機構は、前記ロック解除操作部が複数回操作されたときに、前記回転柵の回転規制を解除してもよい。
(7)上記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の寝台装置において、前記支持架台が、前記寝台を移動自在に支持する機構と、前記寝台を昇降自在に支持する機構と、前記寝台を傾動自在に支持する機構との少なくとも1つを備えてもよい。
本発明の上記態様によれば、寝台上に載置された人物によって回転柵のロックが解除されるのを防止することが可能な寝台装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る小児用ベッド1の第1斜視図である。 小児用ベッド1の側面図である。 小児用ベッド1の平面図である。 小児用ベッド1の第2斜視図である。 小児用ベッド1の第3斜視図である。 小児用ベッド1の第4斜視図である。 図4に示す領域A1の拡大図である。 図5に示す領域A2の拡大図である。 第1ロック解除操作部27bの2段階操作に関する第1説明図である。 第1ロック解除操作部27bの2段階操作に関する第2説明図である。 第1隔壁30の全体構成を示す斜視図である。 図7で示す領域を別の方向から見た斜視図である。 図7に示す領域の平面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る寝台装置として、主に医療施設において小児患者の療養に使用される小児用ベッドを例示して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る小児用ベッド1の第1斜視図である。図2は、小児用ベッド1の側面図である。図1及び図2に示すように、小児用ベッド1は、平らな設置面S上に移動自在に設置された支持架台10と、支持架台10上に支持される寝台20と、を備えている。
なお、以下の説明では、小児用ベッド1の設置面Sに対して垂直な方向を高さ方向、平面視における寝台20の長手方向を前後方向、平面視において前後方向に直交する方向を左右方向と定義する。
また、高さ方向において、設置面Sに近づく向き(矢印Dで示す向き)を下側、設置面Sから遠ざかる向き(矢印Uで示す向き)を上側と定義する。
また、前後方向において、寝台20に載置された小児患者の頭側となる向き(矢印Hで示す向き)を後側、小児患者の足側となる向き(矢印Fで示す向き)を前側と定義する。
さらに、左右方向において、寝台20上で仰向けに横たわる小児患者の左手側となる向き(矢印Lで示す向き)を左側、寝台20上で仰向けに横たわる小児患者の右手側となる向き(矢印Rで示す向き)を右側と定義する。
支持架台10は、寝台20を水平方向に移動自在に支持する機構と、寝台20を昇降自在に支持する機構と、寝台20を傾動自在に支持する機構とを備えている。具体的には、支持架台10は、左右対称な一対の脚部11と、各脚部11の各先端に対して高さ方向に延びる軸線回りに回動自在に取付けられたキャスター12と、寝台20を高さ方向に昇降自在に支持する昇降機構13と、寝台20を左右方向に延びる軸線回りに傾動自在に支持する傾動機構14と、を備えている。
各脚部11は、前後方向に沿って直線的に延在する直線部11aと、この直線部11aの両端より平面視して湾曲した湾曲部11bと、この湾曲部11bに連なって直線的に延在する脚先端部11cと、この脚先端部11cの末端に溶接固定されたキャスター取付け部11dと、を備えている。
これら一対の脚部11を平面視した場合、直線部11aは互いに平行をなし、湾曲部11bは互いに左右方向に離間する方向に曲がっており、そして脚先端部11cはさらに互いに左右方向に離間する方向に延在している。
各脚部11が上述のような形状を有しているため、寝台20と設置面Sとの間において、前側、後側、左側及び右側のそれぞれに空き空間が形成される。その結果、医師及び看護師等の医療従事者は、前後左右のいずれの側からでも寝台20へ接近することが容易となる。また、上記の空き空間を利用することにより、各種医療機器(図示省略)を寝台20に近接して配置することも可能である。
なお、直線部11aはその長手方向中央位置において分断されているのではなく、後述のゴムカバー13dによりその中央の一部分が覆われている。よって、各脚部11は、一方の脚先端部11cから湾曲部11b及び直線部11a及び他の湾曲部11bを経て他方の脚先端部11cに至るまで、それぞれ一本の長尺板部材を水平方向の2箇所で曲げ加工して得られた一体品を主要構成要素としており、この一体品の両端にキャスター取付け部11dが溶接固定されている。
各キャスター取付け部11dの上端には、その開口部を覆うゴム栓11eが嵌め込まれており、このゴム栓11eを外した場合には、例えば点滴棒100(図2参照)を上記開口部に差し込んで支持具として用いることが可能となっている。なお、本実施形態では、参考のために、図2にのみ点滴棒100が取り付けられた小児用ベッド1を図示している。
各キャスター12は、キャスター取付け部11dに対して高さ方向に平行な軸線回りに回転自在に取付けられた回転軸(図示省略)と、この回転軸に対して取付けられた車輪12aと、この車輪12aの回転を許可又はロックするストッパ12bとを備えている。このように、支持架台10にキャスター12が設けられていることにより、小児用ベッド1は設置面S上を移動可能となっている。
昇降機構13は、一対の直線部11a間に挟まれて且つ高さ方向に延在するように溶接固定された角パイプ形状の台座部13aと、この台座部13a内に同軸かつ高さ方向に昇降自在に挿入された昇降部13bと、これら台座部13a及び昇降部13b間に設けられたガススプリング(図示省略)と、昇降部13bの昇降動作を許可及び禁止する昇降レバー13cと、台座部13a及び一対の直線部11a間の溶接箇所を覆うゴムカバー13dと、を備えている。
台座部13aは、その下端が一対の直線部11aの各下縁よりも下方に突出するように固定されている。このようにして台座部13aの高さ位置を下げることにより、小児用ベッド1の重心位置が下がるので、小児用ベッド1の安定性をより高めることが可能となる。昇降部13bは、台座部13aよりも細い角パイプ形状をなしており、昇降部13bの下端部は台座部13aの内部に挿通されており、昇降部13bの上端部は寝台20の下部に接続されている。上記ガススプリングは、台座部13aに対して昇降部13bを高さ方向上側に向かって相対的に付勢している。
昇降レバー13cは、昇降部13bを間に挟んだ状態で左側及び右側の両方に設けられており、寝台20の左側及び右側のどちら側からでも昇降レバー13cの操作が可能となっている。昇降レバー13cが操作されていない状態では、昇降部13bの昇降動作(つまり寝台20の昇降動作)が禁止(ロック)されている。一方、昇降レバー13cの操作によって昇降部13bのロックが解除された場合、上記ガススプリングによる付勢力を受けて昇降部13b(つまり寝台20)が高さ方向上側に向かって緩やかに上昇する。
また、昇降レバー13cの操作によって昇降部13bのロックが解除された状態で、寝台20に対して高さ方向下側に向かう押圧力が加わった場合、昇降部13bが高さ方向下側に向かって緩やかに下降する。このように、医療従事者は、昇降部13bのロックを解除した状態で寝台20を上下動させ、寝台20が適切な高さ位置に至った時点で昇降レバー13cの操作によって再び昇降部13bにロックをかけることにより、寝台20の高さ位置を所望の位置に設定することができる。
傾動機構14は、寝台20を左右方向に延びる軸線回りに傾動自在に支持する。より具体的には、傾動機構14は、寝台20が設置面Sに対して平行となる状態(図2参照)と、寝台20が設置面Sに対して前部を下に向けて傾斜する状態との間で寝台20の姿勢を変化させる機構である。
この傾動機構14は、昇降部13bの上端部に対して寝台20を左右方向に延びる軸線回りに傾動自在に連結する傾動連結部14aと、傾動連結部14aから高さ方向下側へ向かって延びる支持金具14bと、支持金具14bの下端と寝台20の下部との間に接続され、寝台20の傾動動作に追従して伸縮するダンパー14cと、ダンパー14cの伸縮を許可及び規制する傾動操作レバー14dと、を備えている。
傾動連結部14aは、寝台20が設置面Sに対して平行となる状態と、寝台20が設置面Sに対して前部を下に向けて傾斜する状態との間で寝台20の姿勢を変化させるように構成されている一方、寝台20が後部を下に向けて傾斜しないように構成されている。ダンパー14cとしては、例えばガススプリングを備える構成などを採用することができる。ダンパー14cの一端は支持金具14bの下端に対して回動自在に連結され、ダンパー14cの他端は寝台20の下部に対して回動自在に連結されている。
傾動操作レバー14dは、寝台20の前部直下において左側及び右側の両方に設けられている。両側の傾動操作レバー14dはともにダンパー14cに連結されており、両側の傾動操作レバー14dが操作されていない状態では、ダンパー14cの伸縮(つまり寝台20の傾動)が禁止(ロック)されている。すなわち、傾動操作レバー14dが操作されていない状態では、寝台20は、設置面Sに対して平行な姿勢に保持される。
一方、少なくとも片側の傾動操作レバー14dの操作によってダンパー14cのロックが解除されると、ダンパー14cは伸縮可能な状態となる。このようにダンパー14cが伸縮可能な状態において、寝台20の前部に対して高さ方向下側に向かう押圧力が加わった場合、ダンパー14cが圧縮されて、寝台20が前部を下に向けて傾斜する。このように、医療従事者は、ダンパー14cのロックを解除した状態で寝台20を傾動させ、寝台20が適切な傾斜角度に至った時点で傾動操作レバー14dの操作によって再びダンパー14cにロックをかけることにより、寝台20の傾斜角度を所望の角度に設定することができる。
次に、図1及び図2に加えて、図3〜図6を参照しながら寝台20の構成について説明する。図3は小児用ベッド1の平面図、図4は小児用ベッド1の第2斜視図、図5は小児用ベッド1の第3斜視図、図6は小児用ベッド1の第4斜視図である。
各図に示すように、寝台20は、床部21と、フロントフレーム22と、リアフレーム23と、第1固定柵24と、第2固定柵25と、第1回転柵26と、第1ロック機構27と、第2回転柵28と、第2ロック機構29と、を備えている。
なお、図1及び図2は、第1回転柵26及び第2回転柵28の両方が床部21に対して起立した状態を示しているが、図3〜図5は、第1回転柵26のみが床部21に対して左右方向の右側に倒された状態を示している。また、図6は、第1回転柵26及び第2回転柵28の両方が床部21に対して左右方向両側に倒された状態であって、且つ第1固定柵24及び第2固定柵25が寝台20から外された状態を示している。
床部21は、平面視において矩形状に形成されたボトムフレーム21aと、ボトムフレーム21a上に設置された矩形平板である床板21bとを備えている。ボトムフレーム21aは、寝台20の基本的な骨格となる構造体であるとともに、上記の支持架台10によって昇降自在且つ傾動自在に支持される部位である。床板21bは、小児患者を横たわらせた状態で載置するのに使用される平板である。実際に小児用ベッド1が医療施設等で使用される場合には、床板21b上にマットレス(図示省略)が敷設され、そのマットレス上に小児患者が載置される。
ボトムフレーム21aの前後方向長さは、床板21bの前後方向長さより長い。床板21bの左右方向長さは、ボトムフレーム21aの左右方向長さより長い。言い換えれば、床板21bの左右方向両端は、ボトムフレーム21aの左右方向両端から左右方向外側に突出している。
フロントフレーム22は、床部21の前端部に対して左右方向に延在するように接続されており、第1右軸受部22aと、第1左軸受部22bと、第1連結板22cと、第1グリップ22dとを備えている。平面視において、フロントフレーム22の左右方向両端は、床部21の左右方向両端から左右方向外側に突出している(図3参照)。すなわち、フロントフレーム22において、第1右軸受部22aは、床部21の右端から左右方向の右側に突出する部位であり、第1左軸受部22bは、床部21の左端から左右方向の左側に突出する部位である。
第1右軸受部22aは、後述のリアフレーム23の第2右軸受部23aと連携して、第1回転柵26を前後方向に延びる軸線回りに回転自在に支持する。この第1右軸受部22aは、床板21bの表面よりも高い位置にある上面22a1と、ボトムフレーム21aの下端より低い位置にある下面22a2と、平面視において前後方向の後側から前側へ向かって左回りに湾曲する側面22a3とを有する。
このように、第1右軸受部22aの側面22a3を湾曲形状とすることにより、医療従事者等が第1右軸受部22aにぶつかったときの衝撃を弱めることができる。
第1左軸受部22bは、後述のリアフレーム23の第2左軸受部23bと連携して、第2回転柵28を前後方向に延びる軸線回りに回転自在に支持する。この第1左軸受部22bは、第1右軸受部22aの上面22a1と同じ高さ位置にある上面22b1と、第1右軸受部22aの下面22a2と同じ高さ位置にある下面22b2と、平面視において前後方向の後側から前側へ向かって右回りに湾曲する側面22b3とを有する。
このように、第1左軸受部22bの側面22b3を湾曲形状とすることにより、医療従事者等が第1左軸受部22bにぶつかったときの衝撃を弱めることができる。
第1連結板22cは、左右方向に延びる矩形状の板部材であり、第1右軸受部22aと第1左軸受部22bとを左右方向に連結する。第1連結板22cの上端は、床板21bの表面よりも高く且つ第1右軸受部22aの上面22a1よりも若干低い位置にある(図6参照)。第1連結板22cの下端は、ボトムフレーム21aの下端より低く且つ第1右軸受部22aの下面22a2よりも若干高い位置にある(図5参照)。
第1右軸受部22a、第1左軸受部22b、及び第1連結板22cは、ボトムフレーム21aに溶接又はボルト締めされている。
第1グリップ22dは、左右方向に延びる棒状部材であり、第1連結板22cの外側(前側)において第1連結板22cに対して平行な状態で第1右軸受部22aと第1左軸受部22bとの間に接続されている。第1グリップ22dと第1連結板22cとの間には空間が形成されているので、医療従事者は第1グリップ22dを容易に把持することが可能となる。すなわち、医療従事者は、第1グリップ22dを把持しながら寝台20に力を加えることにより、寝台20を昇降又は傾動させたり、或いは小児用ベッド1全体を移動させることができる。
リアフレーム23は、床部21の後端部に対して左右方向に延在するように連結されており、第2右軸受部23aと、第2左軸受部23bと、第2連結板23cと、第2グリップ23dとを備えている。平面視において、第2フレーム23の左右方向両端は、床部21の左右方向両端から左右方向外側に突出している(図3参照)。すなわち、リアフレーム23において、第2右軸受部23aは、床部21の右端から左右方向の右側に突出する部位であり、第2左軸受部23bは、床部21の左端から左右方向の左側に突出する部位である。
第2右軸受部23aは、上記のフロントフレーム22の第1右軸受部22aと連携して、第1回転柵26を前後方向に延びる軸線回りに回転自在に支持する。この第2右軸受部23aは、床板21bの表面よりも高い位置にある上面23a1と、ボトムフレーム21aの下端より低い位置にある下面23a2と、平面視において前後方向の前側から後側へ向かって右回りに湾曲する側面23a3とを有する。
このように、第2右軸受部23aの側面23a3を湾曲形状とすることにより、医療従事者等が第2右軸受部23aにぶつかったときの衝撃を弱めることができる。
第2左軸受部23bは、上記のフロントフレーム22の第1左軸受部22bと連携して、第2回転柵28を前後方向に延びる軸線回りに回転自在に支持する。この第2左軸受部23bは、第2右軸受部23aの上面23a1と同じ高さ位置にある上面23b1と、第2右軸受部23aの下面23a2と同じ高さ位置にある下面23b2と、平面視において前後方向の前側から後側へ向かって左回りに湾曲する側面23b3とを有する。
このように、第2左軸受部23bの側面23b3を湾曲形状とすることにより、医療従事者等が第2左軸受部23bにぶつかったときの衝撃を弱めることができる。
第2連結板23cは、左右方向に長く且つ高さ方向に短い矩形状の板部材であり、第2右軸受部23aと第2左軸受部23bとを左右方向に連結する。第2連結板23cの上端は、床板21bの表面よりも高く且つ第2右軸受部23aの上面23a1よりも若干低い位置にある(図6参照)。第2連結板23cの下端は、ボトムフレーム21aの下端より低く且つ第2右軸受部23aの下面23a2よりも若干高い位置にある(図4参照)。
第2右軸受部23a、第2左軸受部23b、及び第2連結板23cは、ボトムフレーム21aに溶接又はボルト締めされている。
第2グリップ23dは、左右方向に延びる棒状部材であり、第2連結板23cの外側(後側)において第2連結板23cに対して平行な状態で第2右軸受部23aと第2左軸受部23bとの間に接続されている。第2グリップ23dと第2連結板23cとの間には空間が形成されているので、医療従事者は第2グリップ23dを容易に把持することが可能となる。すなわち、医療従事者は、第2グリップ23dを把持しながら寝台20に力を加えることにより、寝台20を昇降又は傾動させたり、或いは小児用ベッド1全体を移動させることができる。
第1固定柵24は、フロントフレーム22の第1連結板22cの内側面(床板21bに対して直立する面)に対して起立する状態で着脱自在に固定された矩形状の転落防止柵である。第1固定柵24の左右方向中央部には、医療用チューブ及び医療機器用の信号ケーブル等のライン類を挿通可能な複数のライン孔を有する2つのライン取付け部24aが高さ方向に延在するように設けられている。2つのライン取付け部24aは、第1固定柵24に対して着脱自在に設けられており、例えば図5に示すように、1つのライン取付け部24aが第1固定柵24に設けられていてもよい。
なお、第1固定柵24は、上記のように第1連結板22cに対して取り外し可能に固定されていてもよいし、取り外し不能に固定されていてもよい。
第2固定柵25は、リアフレーム23の第2連結板23cの内側面(床板21bに対して直立する面)に対して起立する状態で着脱自在に固定された矩形状の転落防止柵である。第1固定柵24と同様に、第2固定柵25の左右方向中央部には、複数のライン孔を有する2つのライン取付け部25aが高さ方向に延在するように設けられている。2つのライン取付け部25aは、第2固定柵25に対して着脱自在に設けられており、例えば図5に示すように、1つのライン取付け部25aが第2固定柵25に設けられていてもよい。
なお、第2固定柵25は、上記のように第2連結板23cに対して取り外し可能に固定されていてもよいし、取り外し不能に固定されていてもよい。
なお、第1固定柵24及び第2固定柵25は透明な板材によって構成されている。これにより、小児患者が圧迫感を感じることを防止でき、また、医療従事者が床部21上に載置された小児患者の状態を視認しやすくなる。また、第1固定柵24及び第2固定柵25として、格子状の柵を用いてもよい。
第1回転柵26は、フロントフレーム22の第1右軸受部22aとリアフレーム23の第2右軸受部23aとの間において、前後方向に延びる軸線回りに回転自在に連結された転落防止柵である。この第1回転柵26は、前後方向に延びる矩形状の第1基板26aと、第1基板26aに対して一体的に接続された矩形状の第1透明板26bとを有する。第1透明板26bは、第1回転柵26が起立した状態で第1基板26aの内側(床部21側)に位置するように第1基板26aに接続されている。
第1基板26aの前後方向の前端面には、前後方向の前側へ延びる第1回転軸(図示省略)が設けられており、第1基板26aの前後方向の後端面には、前後方向の後側へ延びる第2回転軸(図示省略)が設けられている。第1回転柵26を起立した状態で見たとき、第1回転軸及び第2回転軸は、第1基板26aの下部に設けられている。
図7は図4に示す領域A1の拡大図であり、図8は図5に示す領域A2の拡大図である。図7に示すように、フロントフレーム22の第1右軸受部22aの下部には、前後方向に延び、且つ第1回転柵26の第1回転軸が挿入される孔(図示省略)を有する回転軸受22a4が設けられている。一方、図8に示すように、リアフレーム23の第2右軸受部23aの下部には、前後方向に延び、且つ第1回転柵26の第2回転軸が挿通される孔(図示省略)を有する回転軸受23a4が設けられている。
第1回転柵26の第1回転軸が第1右軸受部22aの回転軸受22a4に挿入され、第1回転柵26の第2回転軸が第2右軸受部23aの回転軸受23a4に挿入されている。これにより、第1回転柵26は、フロントフレーム22の第1右軸受部22aとリアフレーム23の第2右軸受部23aとの間において、前後方向に延びる軸線回りに回転自在に連結される。
第1ロック機構27は、第1回転柵26が起立した状態で第1回転柵26の回転を規制するものであり、フロントフレーム22の第1右軸受部22aに対して前後方向に移動自在に設けられた第1ロックピン27a(図7参照)と、第1右軸受部22aの上面22a1(つまり、床部21の外側の領域)において外部に露出するように設けられた第1ロック解除操作部27bと、第1右軸受部22aの内部に設けられた第1ロックピン強制移動機構(図示省略)とを備えている。
図7に示すように、フロントフレーム22の第1右軸受部22aの上部には、第1回転柵26が起立した状態において第1基板26aの前端面26a1と対向する面(対向面)22a5が設けられている。第1ロックピン27aは、その先端部が第1右軸受部22aの対向面22a5から突出するように、スプリング等のバネ(図示省略)によって前後方向の後側へ付勢されている。そのため、図4及び図7に示すように、第1回転柵26が左右方向の右側へ倒れている状態(つまり、第1ロックピン27aの先端部を遮るものがない状態)では、第1ロックピン27aの先端部は第1右軸受部22aの対向面22a5から突出している。
一方、図5に示すように、第1回転柵26の第1基板26aの前端面26a1には、第1回転柵26が起立した状態において、第1ロックピン27aの移動軸線上に位置し且つ前後方向の後側に延びるように形成されたロック孔26a2が設けられている。
第1回転柵26が前後方向に延びる軸線回りに回転して起立する過程において、第1基板26aの前端部26a3(図7参照)が第1ロックピン27aの先端部に接触すると、第1回転柵26の回転力によって第1ロックピン27aに対して前後方向の前側に向かう押圧力が加わり、その結果、第1ロックピン27aが前後方向の前側に移動する。
そして、第1回転柵26がさらに回転して起立した状態になったとき、第1ロックピン27aの移動軸線上に第1基板26aのロック孔26a2が位置する(つまり第1ロックピン27aの先端部を遮るものがなくなる)ので、第1ロックピン27aはバネの力によって前後方向の後側に再び移動してロック孔26a2に挿入される。
その結果、第1回転柵26は起立した状態で第1ロックピン27aによってその回転が規制(ロック)されることになる。
図7に示すように、第1ロック解除操作部27bは、第1右軸受部22aの上面22a1に対して前後方向にスライド自在に接続されたL字形状の操作プレート27b1と、操作プレート27b1上において高さ方向に移動自在に設置され、操作プレート27b1のスライドを規制または許可する操作つまみ27b2とを備えている。不図示の第1ロックピン強制移動機構は、上記操作プレート27b1のスライド動作に連動して、第1ロックピン27aを強制的に前後方向の前側に移動させる機構である。
図7では、操作プレート27b1及び操作つまみ27b2がそれぞれ初期位置にある状態(初期状態)を示している。初期状態において、操作つまみ27b2は操作プレート27b1に接触する位置に下げられている。操作つまみ27b2の下端には下方に延びるピン(図示省略)が設けられており、初期状態ではこのピンが止め具となって操作プレート27b1がスライド不能な状態となっている。
図9に示すように、医療従事者等によって操作つまみ27b2が高さ方向上側へ持ち上げられると、上記のピンが操作プレート27b1の移動軸線上から外れ、操作プレート27b1はスライド可能な状態となる。そして、図10に示すように、医療従事者等によって操作プレート27b1が前後方向前側へスライドさせられると、第1ロックピン強制移動機構によって操作プレート27b1のスライド動作に連動して、第1ロックピン27aが強制的に前後方向の前側に移動させられ、第1回転柵26のロックが解除される。
なお、第1回転柵26のロックが解除された後、第1ロックピン27aが初期状態の位置に戻るときに、操作プレート27b1も第1ロックピン27aに連動して初期状態の位置に自動的に戻る。
このように、医療従事者は、操作つまみ27b2の持ち上げ操作及び操作プレート27b1のスライド操作という2段階の操作を行うことによって、第1回転柵26のロックを解除することが可能である。そのため、医療従事者が第1ロック解除操作部27bに多少触れただけでは第1回転柵26のロックが解除されることはなく、医療従事者が意図しないタイミングで第1回転柵26のロックが解除されてしまうことを防ぐことができる。
第2回転柵28は、フロントフレーム22の第1左軸受部22bとリアフレーム23の第2左軸受部23bとの間において、前後方向に延びる軸線回りに回転自在に連結された転落防止柵である。
第2回転柵28の構成は、第1回転柵26の構成と同じである。第2回転柵28とフロントフレーム22の第1左軸受部22bとの連結構造は、第1回転柵26とリアフレーム23の第2右軸受部23aとの連結構造(図8参照)と同じである。第2回転柵28とリアフレーム23の第2左軸受部23bとの連結構造は、第1回転柵26とフロントフレーム22の第1右軸受部22aとの連結構造(図7参照)と同じである。
従って、第2回転柵28の構成、第2回転柵28とフロントフレーム22の第1左軸受部22bとの連結構造、及び第2回転柵28とリアフレーム23の第2左軸受部23bとの連結構造についての説明は省略する。
第2ロック機構29は、第2回転柵28が起立した状態で第2回転柵28の回転を規制するものであり、リアフレーム23の第2左軸受部23bに対して前後方向に移動自在に設けられた第2ロックピン29a(図6参照)と、第2左軸受部23bの上面23b1(つまり、床部21の外側の領域)において外部に露出するように設けられた第2ロック解除操作部29bと、第2左軸受部23bの内部に設けられた第2ロックピン強制移動機構(図示省略)とを備えている。
第2ロック機構29の各構成要素は、第1ロック機構27の各構成要素と同じ(図7参照)であるので、第2ロック機構29の構造についての説明は省略する。
上記のように、本実施形態の小児用ベッド1は、床部21の右側縁に対して回転自在に設置された第1回転柵26と、第1回転柵26が起立した状態で第1回転柵26の回転規制、及び第1ロック解除操作部27bが2段階操作されたときに第1回転柵26の回転規制(ロック)を解除する第1ロック機構27と、床部21の左側縁に対して回転自在に設置された第2回転柵28と、第2回転柵28が起立した状態で第2回転柵28の回転規制、及び第2ロック解除操作部29bが2段階操作されたときに第2回転柵28の回転規制を解除する第2ロック機構29とを備えている。
なお、第1ロック機構27は、第1回転柵26を支持する第1右軸受部22a及び第2右軸受部23aのうちの一方に限定して設けられている。第2ロック機構29は、第2回転柵28を支持する第1左軸受部22b及び第2左軸受部23bのうちの一方に限定して設けられている。
このような本実施形態の小児用ベッド1では、寝台20(床部21)上に横たわる小児患者から手が届く位置に第1ロック解除操作部27b及び第2ロック解除操作部29bが設置されている。上述したように、第1ロック機構27は、第1ロック解除操作部27bが2段階操作されたときに、第1回転柵26のロックを解除し、第2ロック機構29は、第2ロック解除操作部29bが2段階操作されたときに、第2回転柵28のロックを解除する。そのため、床部21上の小児患者が誤って(又は意図的に)第1ロック解除操作部27bまたは第2ロック解除操作部29bを触ったとしても、第1回転柵26または第2回転柵28のロックは容易に解除されない。
しかしながら、小児患者が興味本位で第1ロック解除操作部27bまたは第2ロック解除操作部29bに触れ続けていると、意図せずして、第1回転柵26または第2回転柵28のロックが解除されてしまう可能性がある。そこで、本実施形態の小児用ベッド1では、床部21上に横たわった小児患者が第1ロック解除操作部27b及び第2ロック解除操作部29bに接触(アクセス)することを防止するために、寝台20が、床部21と第1ロック解除操作部27bとの間に立設された第1隔壁30と、床部21と第2ロック解除操作部29bとの間に立設された第2隔壁40と、をさらに備えている。これら第1隔壁30及び第2隔壁40は、本発明における障害手段に相当する。
以下、図7及び図11〜図13を参照しながら第1隔壁30について詳細に説明する。図11は、第1隔壁30の全体構成を示す斜視図である。図12は、図7で示す領域を別の方向から見た斜視図である。なお、図12では、第1固定柵24が寝台20から外された状態を図示している。図13は、図7に示す領域の平面図である。
第1隔壁30は、フロントフレーム22の第1右軸受部22aに対して、床部21と第1ロック解除操作部27bとの間に起立するように接続されている。第1隔壁30は、その平面視においてL字状をなすように形成されている。第1隔壁30は、前後方向の長さが第1ロック解除操作部27bより長く、高さが第1ロック解除操作部27bの高さ(この場合、操作つまみ27b2の高さ)より高い第1壁部31と、第1壁部31から左右方向に突出する第1右軸受部22aの上面22a1に対して直立する第2壁部32と、第1壁部31と第2壁部32とを左右方向に連結する第3壁部33とを有する。
なお、第3壁部33には、前後方向に貫通するネジ孔34が形成されており、第1隔壁30は、上記のネジ孔34に挿通されるネジ(図示省略)によって第1右軸受部22aに接続されている。
上記のような第1隔壁30を床部21と第1ロック解除操作部27bとの間に設けることにより、床部21から見て第1ロック解除操作部27bが第1隔壁30によって遮蔽されるので、床部21上に横たわった小児患者が第1ロック解除操作部27bにアクセスすることを防止することができる。
また、本実施形態の第1隔壁30は、ライン取付け部としての機能も有している。具体的には、第1隔壁30は、第1回転柵26の傾倒方向(左右方向の右側)に対して直交する方向、すなわち前後方向の前側に向かって貫通するライン挿通孔35と、第1隔壁30の周縁からライン挿通孔35へ連なる切欠き36とを有する。
上記のように第1隔壁30に形成されたライン挿通孔35を利用することにより、医療用チューブ及び医療機器用の信号ケーブル等のライン類を、寝台20の内側に引き込んだり、または寝台20の外側に引き出すことが容易となる。その結果、多数のラインを使用する場合であっても、ラインが第1回転柵26によって挟み込まれることを防ぐことができる。
なお、切欠き36を利用することにより、ラインをライン挿通孔35に挿通させることが容易となる。ここで、第1隔壁30がゴム等の弾性材料によって形成されていることが好ましい。第1隔壁30が弾性材料によって形成されることにより、切欠き36の周辺部位が弾性変形をするようになるので、切欠き36を通じてラインをライン挿通孔35に挿通させることがより容易となる。
第2隔壁40は、リアフレーム23の第2左軸受部23bに対して、床部21と第2ロック解除操作部29bとの間に起立するように接続されている。第2隔壁40の全体構成、及び第2左軸受部23bとの接続構造については第1隔壁30と同じであるので説明を省略する。
第2隔壁40を床部21と第2ロック解除操作部29bとの間に設けることにより、床部21から見て第2ロック解除操作部29bが第2隔壁40によって遮蔽されるので、床部21上に横たわった小児患者が第2ロック解除操作部29bにアクセスすることを防止することができる。
また、第2隔壁40は、第1隔壁30と同様に、ライン取付け部としての機能も有している。従って、第2隔壁40に形成されたライン挿通孔を利用することにより、医療用チューブ及び医療機器用の信号ケーブル等のライン類を、寝台20の内側に引き込んだり、または寝台20の外側に引き出すことが容易となる。その結果、多数のラインを使用する場合であっても、ラインが第2回転柵28によって挟み込まれることを防ぐことができる。
以上説明したように、本実施形態の小児用ベッド1によれば、床部21から見て第1ロック解除操作部27bが第1隔壁30によって遮蔽されるとともに、床部21から見て第2ロック解除操作部29bが第2隔壁40によって遮蔽されるので、床部21上に横たわった小児患者が第1ロック解除操作部27b及び第2ロック解除操作部29bにアクセスすることを防止することができ、その結果、寝台20上に載置された小児患者によって第1回転柵26及び第2回転柵28のロックが解除されるのを防止することができる。
また、本実施形態の小児用ベッド1によれば、第1隔壁30及び第2隔壁40がライン取付け部としても機能するので、医療用チューブ及び医療機器用の信号ケーブル等のライン類を、寝台20の内側に引き込んだり、または寝台20の外側に引き出すことが容易となる。その結果、多数のラインを使用する場合であっても、ラインが第1回転柵26及び第2回転柵28によって挟み込まれることを防ぐことができる。
なお、本発明の技術的範囲は上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明の障害手段として、床部21と第1ロック解除操作部27bとの間に立設された第1隔壁30と、床部21と第2ロック解除操作部29bとの間に立設された第2隔壁40とを例示したが、既に述べたように、本発明の障害手段とは、寝台(床部)上に載置された人物からロック解除操作部へのアクセスを妨げる物理的手段の全てを包含する概念である。
従って、上記実施形態で用いた第1隔壁30に代えて、例えば、第1固定柵24と起立状態の第1回転柵26との間の隙間を無くすことによって、これら転落防止柵を第1ロック解除操作部27bへのアクセスを邪魔する障壁部材として利用してもよい。
同様に、上記実施形態で用いた第2隔壁40に代えて、例えば、第2固定柵25と起立状態の第2回転柵28との間の隙間を無くすことによって、これら転落防止柵を第2ロック解除操作部29bへのアクセスを邪魔する障壁部材として利用してもよい。
また、例えば、上記実施形態で用いた第1隔壁30に代えて、第1ロック解除操作部27bをフロントフレーム22の第1右軸受部22aの下面22a2などに設けることにより、床部21と第1ロック解除操作部27bとの間に、第1ロック解除操作部27bへのアクセスを不能とするほどの物理的な距離を障害手段として設けてもよい。
同様に、上記実施形態で用いた第2隔壁40に代えて、第2ロック解除操作部29bをリアフレーム23の第2左軸受部23bの下面23b2などに設けることにより、床部21と第2ロック解除操作部29bとの間に、第2ロック解除操作部29bへのアクセスを不能とするほどの物理的な距離を障害手段として設けてもよい。
この他、障害手段として、障壁部材と距離とを組み合わせて用いてもよい。
例えば、上記実施形態では、支持架台10にキャスター12を備えて走行可能としたが、この構成のみに限らず、キャスター12を備えずに設置面Sに据え付ける構成にも本発明は採用可能である。
また、上記実施形態では、支持架台10が、寝台20を移動自在に支持する機構と、寝台20を昇降自在に支持する機構と、寝台20を傾動自在に支持する機構とを備える場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、寝台20を移動自在に支持する機構と、寝台20を昇降自在に支持する機構と、寝台20を傾動自在に支持する機構との少なくとも1つを備える支持架台を用いてもよい。
上記実施形態では、本発明に係る寝台装置として、医療施設において小児患者の療養に使用される小児用ベッド1を例示したが、本発明はこれに限定されず、介護施設等で使用される介護用ベッド、或いは緊急搬送用のストレッチャーなど、看視対象者(人)を横たわらせた状態で治療、介護又は搬送する目的で使用される寝台装置に広く適用できる。
また、上記実施形態では、第1回転柵26及び第2回転柵28の2つの回転柵を備える小児用ベッド1を例示したが、本発明はこれに限定されず、回転柵を1つ以上備える寝台装置に広く適用することができる。例えば、前側に位置する柵が前側に傾倒したり、後側に位置する柵が後側に傾倒したりしてもよい。
上記実施形態では、第1隔壁30が、第1回転柵26の傾倒方向に対して直交する方向、すなわち前後方向の前側に向かって貫通するライン挿通孔35を有する場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、第1隔壁30が、平面視した場合に第1回転柵26の傾倒方向と交差する方向に貫通するライン挿通孔を有していればよい。すなわち、ラインが第1回転柵26によって挟み込まれないように、ライン挿通孔を第1隔壁30に設ければよい。第2隔壁40についても同様である。
また、上記実施形態では、第1ロック解除操作部27bが2段階操作されたときに第1回転柵26の回転規制(ロック)を解除する第1ロック機構27を例示したが、本発明はこれに限定されず、第1ロック解除操作部が複数回操作されたときに第1回転柵26の回転規制を解除する第1ロック機構を用いてもよい。第2ロック機構29についても同様である。
1…小児用ベッド(寝台装置)、10…支持架台、11…脚部、12…キャスター、13…昇降機構、14…傾動機構、20…寝台、21…床部、22…フロントフレーム、23…リアフレーム、24…第1固定柵、25…第2固定柵、26…第1回転柵、27…第1ロック機構、28…第2回転柵、29…第2ロック機構、30…第1隔壁、40…第2隔壁

Claims (7)

  1. 支持架台と、
    前記支持架台上に支持される寝台と、
    を備え、
    前記寝台が、
    床部と、
    前記床部の一側縁に対して回転自在に設置された回転柵と、
    前記回転柵が起立した状態における前記回転柵の回転規制、及び平面視して前記床部の外側の領域に設置されたロック解除操作部を有するとともに前記ロック解除操作部が操作されたときに前記回転柵の回転規制を解除するロック機構と、
    前記床部と前記ロック解除操作部との間に設けられた障害手段と、
    を備えることを特徴とする寝台装置。
  2. 前記障害手段が、前記床部と前記ロック解除操作部との間に立設された隔壁であることを特徴とする請求項1に記載の寝台装置。
  3. 前記隔壁の高さが、前記ロック解除操作部の高さよりも高いことを特徴とする請求項2に記載の寝台装置。
  4. 前記隔壁が、平面視した場合に前記回転柵の傾倒方向と交差する方向に貫通するライン挿通孔を有することを特徴とする請求項2または3に記載の寝台装置。
  5. 前記隔壁が、弾性材料によって形成されているとともに、前記隔壁の周縁から前記ライン挿通孔へ連なる切欠きを有することを特徴とする請求項4に記載の寝台装置。
  6. 前記ロック機構が、前記ロック解除操作部が複数回操作されたときに、前記回転柵の回転規制を解除することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の寝台装置。
  7. 前記支持架台が、前記寝台を移動自在に支持する機構と、前記寝台を昇降自在に支持する機構と、前記寝台を傾動自在に支持する機構との少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の寝台装置。
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