JP6527041B2 - 寝台装置 - Google Patents

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Description

本発明は、寝台装置に関する。
従来から、医療用又は介護用のベッド、或いはストレッチャーなど、看視対象者を横たわらせた状態で治療、介護又は搬送する目的で使用される寝台装置が知られている。一般的に、これらの寝台装置では、看視対象者が載置される寝台に転落防止用の柵が設けられている。
例えば、下記特許文献1及び2には、寝床部の一側縁に対して回転自在に設置された転落防止用の回転柵と、回転柵が起立した状態で回転柵の回転を規制するロック機構とを備えるストレッチャーが開示されている。ロック機構によって回転柵の回転が規制された状態は、回転柵に隣接して配置されたロック解除操作部を手動操作することによって解除可能である。
特開2009−118982号公報 特開2009−118983号公報
上記のような回転柵を備える寝台装置では、看視対象者が寝台上で治療又は介護等を受けているとき、転落防止のために回転柵は起立した状態でロック機構によってロック(回転規制)されている。一方、医療従事者又は介護従事者等の看視者は、看視対象者を別の寝台装置又は車椅子等に移載するとき、上記のロック解除操作部を操作して回転柵のロックを解除した後、回転柵を手前に倒す必要がある。
このように、看視対象者の移載作業時において、看視者は、回転柵のロックを解除した後、回転柵を手前に倒すという一連の作業を行う必要があるが、看視対象者の移載作業は頻繁に発生するので、移載作業の度に上記の一連の作業を行うことは看視者にとって負担となっていた。
特に、回転柵が起立した状態で、回転柵の重心が寝台の内側にある場合、回転柵のロックが解除された途端に、回転柵が自重で寝台の内側に倒れる可能性がある。そのため、看視者は、回転柵のロックを解除する際、片方の手で回転柵をつかんだまま、もう片方の手でロック解除操作部を操作する必要がある。すなわち、回転柵のロックが解除された直後、看視者は、寝台の内側に倒れようとする回転柵を片手だけで支えなければならず、特に女性の看視者にとって肉体的な負担となっていた。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、寝台に載置された人体の移載作業を行う作業者の負担を軽減可能な寝台装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決して係る目的を達成するために以下の手段を採用する。
(1)本発明の一態様に係る寝台装置は、支持架台と、前記支持架台上に支持される寝台と、を備え、前記寝台が、床部と、前記床部の一側縁に対して回転自在に設置された回転柵と、前記回転柵が起立した状態で前記回転柵の回転を規制するロック機構と、前記回転柵の回転が前記ロック機構によって規制された状態で、前記回転柵を傾倒方向に付勢する付勢機構と、を備える。
(2)上記(1)に記載の寝台装置において、前記付勢機構が、前記回転柵の回転が前記ロック機構によって規制された状態にあるときに形状が弾性変形するように前記床部又は前記回転柵に設けられたばねを有し、前記ばねの復元力によって前記回転柵が前記傾倒方向に付勢されてもよい。
(3)上記(2)に記載の寝台装置において、前記ばねが、片面に突起を有する第1平板部と、前記第1平板部に対して直角に接続され且つ前記突起の突出方向の反対方向へ延びる第2平板部とを有するL字形状の板ばねであり、前記回転柵の回転が前記ロック機構によって規制された状態にあるときに、前記第1平板部の前記突起が前記回転柵に当接して前記第1平板部と前記第2平板部との間の角度が鋭角となるように、前記板ばねの前記第2平板部が前記床部に固定されてもよい。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の寝台装置において、前記支持架台が、前記寝台を移動自在に支持する機構と、前記寝台を昇降自在に支持する機構と、前記寝台を傾動自在に支持する機構との少なくとも1つを備えてもよい。
本発明の上記態様によれば、寝台に載置された人体の移載作業を行う作業者の負担を軽減可能な寝台装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る小児用ベッド1の第1斜視図である。 小児用ベッド1の側面図である。 小児用ベッド1の平面図である。 小児用ベッド1の第2斜視図である。 小児用ベッド1の第3斜視図である。 小児用ベッド1の第4斜視図である。 図4に示す領域A1の拡大図である。 図5に示す領域A2の拡大図である。 第1ロック解除操作部27bの2段階操作に関する第1説明図である。 第1ロック解除操作部27bの2段階操作に関する第2説明図である。 第1付勢機構30が有する板ばね31の全体構成を示す斜視図である。 図8に示す領域の平面図である。 本実施形態の第1変形例を示す図である。 本実施形態の第2変形例を示す図である。 本実施形態の第3変形例を示す図である。 本実施形態の第4変形例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る寝台装置として、主に医療施設において小児患者の療養に使用される小児用ベッドを例示して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る小児用ベッド1の第1斜視図である。図2は、小児用ベッド1の側面図である。図1及び図2に示すように、小児用ベッド1は、平らな設置面S上に移動自在に設置された支持架台10と、支持架台10上に支持される寝台20と、を備えている。
なお、以下の説明では、小児用ベッド1の設置面Sに対して垂直な方向を高さ方向、平面視における寝台20の長手方向を前後方向、平面視において前後方向に直交する方向を左右方向と定義する。
また、高さ方向において、設置面Sに近づく向き(矢印Dで示す向き)を下側、設置面Sから遠ざかる向き(矢印Uで示す向き)を上側と定義する。
また、前後方向において、寝台20に載置された小児患者の頭側となる向き(矢印Hで示す向き)を後側、小児患者の足側となる向き(矢印Fで示す向き)を前側と定義する。
さらに、左右方向において、寝台20上で仰向けに横たわる小児患者の左手側となる向き(矢印Lで示す向き)を左側、寝台20上で仰向けに横たわる小児患者の右手側となる向き(矢印Rで示す向き)を右側と定義する。
支持架台10は、寝台20を水平方向に移動自在に支持する機構と、寝台20を昇降自在に支持する機構と、寝台20を傾動自在に支持する機構とを備えている。具体的には、支持架台10は、左右対称な一対の脚部11と、各脚部11の各先端に対して高さ方向に延びる軸線回りに回動自在に取付けられたキャスター12と、寝台20を高さ方向に昇降自在に支持する昇降機構13と、寝台20を左右方向に延びる軸線回りに傾動自在に支持する傾動機構14と、を備えている。
各脚部11は、前後方向に沿って直線的に延在する直線部11aと、この直線部11aの両端より平面視して湾曲した湾曲部11bと、この湾曲部11bに連なって直線的に延在する脚先端部11cと、この脚先端部11cの末端に溶接固定されたキャスター取付け部11dと、を備えている。
これら一対の脚部11を平面視した場合、直線部11aは互いに平行をなし、湾曲部11bは互いに左右方向に離間する方向に曲がっており、そして脚先端部11cはさらに互いに左右方向に離間する方向に延在している。
各脚部11が上述のような形状を有しているため、寝台20と設置面Sとの間において、前側、後側、左側及び右側のそれぞれに空き空間が形成される。その結果、医師及び看護師等の医療従事者は、前後左右のいずれの側からでも寝台20へ接近することが容易となる。また、上記の空き空間を利用することにより、各種医療機器(図示省略)を寝台20に近接して配置することも可能である。
なお、直線部11aはその長手方向中央位置において分断されているのではなく、後述のゴムカバー13dによりその中央の一部分が覆われている。よって、各脚部11は、一方の脚先端部11cから湾曲部11b及び直線部11a及び他の湾曲部11bを経て他方の脚先端部11cに至るまで、それぞれ一本の長尺板部材を水平方向の2箇所で曲げ加工して得られた一体品を主要構成要素としており、この一体品の両端にキャスター取付け部11dが溶接固定されている。
各キャスター取付け部11dの上端には、その開口部を覆うゴム栓11eが嵌め込まれており、このゴム栓11eを外した場合には、例えば点滴棒100(図2参照)を上記開口部に差し込んで支持具として用いることが可能となっている。なお、本実施形態では、参考のために、図2にのみ点滴棒100が取り付けられた小児用ベッド1を図示している。
各キャスター12は、キャスター取付け部11dに対して高さ方向に平行な軸線回りに回転自在に取付けられた回転軸(図示省略)と、この回転軸に対して取付けられた車輪12aと、この車輪12aの回転を許可又はロックするストッパ12bとを備えている。このように、支持架台10にキャスター12が設けられていることにより、小児用ベッド1は設置面S上を移動可能となっている。
昇降機構13は、一対の直線部11a間に挟まれて且つ高さ方向に延在するように溶接固定された角パイプ形状の台座部13aと、この台座部13a内に同軸かつ高さ方向に昇降自在に挿入された昇降部13bと、これら台座部13a及び昇降部13b間に設けられたガススプリング(図示省略)と、昇降部13bの昇降動作を許可及び禁止する昇降レバー13cと、台座部13a及び一対の直線部11a間の溶接箇所を覆うゴムカバー13dと、を備えている。
台座部13aは、その下端が一対の直線部11aの各下縁よりも下方に突出するように固定されている。このようにして台座部13aの高さ位置を下げることにより、小児用ベッド1の重心位置が下がるので、小児用ベッド1の安定性をより高めることが可能となる。昇降部13bは、台座部13aよりも細い角パイプ形状をなしており、昇降部13bの下端部は台座部13aの内部に挿通されており、昇降部13bの上端部は寝台20の下部に接続されている。上記ガススプリングは、台座部13aに対して昇降部13bを高さ方向上側に向かって相対的に付勢している。
昇降レバー13cは、昇降部13bを間に挟んだ状態で左側及び右側の両方に設けられており、寝台20の左側及び右側のどちら側からでも昇降レバー13cの操作が可能となっている。昇降レバー13cが操作されていない状態では、昇降部13bの昇降動作(つまり寝台20の昇降動作)が禁止(ロック)されている。一方、昇降レバー13cの操作によって昇降部13bのロックが解除された場合、上記ガススプリングによる付勢力を受けて昇降部13b(つまり寝台20)が高さ方向上側に向かって緩やかに上昇する。
また、昇降レバー13cの操作によって昇降部13bのロックが解除された状態で、寝台20に対して高さ方向下側に向かう押圧力が加わった場合、昇降部13bが高さ方向下側に向かって緩やかに下降する。このように、医療従事者は、昇降部13bのロックを解除した状態で寝台20を上下動させ、寝台20が適切な高さ位置に至った時点で昇降レバー13cの操作によって再び昇降部13bにロックをかけることにより、寝台20の高さ位置を所望の位置に設定することができる。
傾動機構14は、寝台20を左右方向に延びる軸線回りに傾動自在に支持する。より具体的には、傾動機構14は、寝台20が設置面Sに対して平行となる状態(図2参照)と、寝台20が設置面Sに対して前部を下に向けて傾斜する状態との間で寝台20の姿勢を変化させる機構である。
この傾動機構14は、昇降部13bの上端部に対して寝台20を左右方向に延びる軸線回りに傾動自在に連結する傾動連結部14aと、傾動連結部14aから高さ方向下側へ向かって延びる支持金具14bと、支持金具14bの下端と寝台20の下部との間に接続され、寝台20の傾動動作に追従して伸縮するダンパー14cと、ダンパー14cの伸縮を許可及び規制する傾動操作レバー14dと、を備えている。
傾動連結部14aは、寝台20が設置面Sに対して平行となる状態と、寝台20が設置面Sに対して前部を下に向けて傾斜する状態との間で寝台20の姿勢を変化させるように構成されている一方、寝台20が後部を下に向けて傾斜しないように構成されている。ダンパー14cとしては、例えばガススプリングを備える構成などを採用することができる。ダンパー14cの一端は支持金具14bの下端に対して回動自在に連結され、ダンパー14cの他端は寝台20の下部に対して回動自在に連結されている。
傾動操作レバー14dは、寝台20の前部直下において左側及び右側の両方に設けられている。両側の傾動操作レバー14dはともにダンパー14cに連結されており、両側の傾動操作レバー14dが操作されていない状態では、ダンパー14cの伸縮(つまり寝台20の傾動)が禁止(ロック)されている。すなわち、傾動操作レバー14dが操作されていない状態では、寝台20は、設置面Sに対して平行な姿勢に保持される。
一方、少なくとも片側の傾動操作レバー14dの操作によってダンパー14cのロックが解除されると、ダンパー14cは伸縮可能な状態となる。このようにダンパー14cが伸縮可能な状態において、寝台20の前部に対して高さ方向下側に向かう押圧力が加わった場合、ダンパー14cが圧縮されて、寝台20が前部を下に向けて傾斜する。このように、医療従事者は、ダンパー14cのロックを解除した状態で寝台20を傾動させ、寝台20が適切な傾斜角度に至った時点で傾動操作レバー14dの操作によって再びダンパー14cにロックをかけることにより、寝台20の傾斜角度を所望の角度に設定することができる。
次に、図1及び図2に加えて、図3〜図6を参照しながら寝台20の構成について説明する。図3は小児用ベッド1の平面図、図4は小児用ベッド1の第2斜視図、図5は小児用ベッド1の第3斜視図、図6は小児用ベッド1の第4斜視図である。
各図に示すように、寝台20は、床部21と、フロントフレーム22と、リアフレーム23と、第1固定柵24と、第2固定柵25と、第1回転柵26と、第1ロック機構27と、第2回転柵28と、第2ロック機構29と、を備えている。
なお、図1及び図2は、第1回転柵26及び第2回転柵28の両方が床部21に対して起立した状態を示しているが、図3〜図5は、第1回転柵26のみが床部21に対して左右方向の右側に倒された状態を示している。また、図6は、第1回転柵26及び第2回転柵28の両方が床部21に対して左右方向両側に倒された状態であって、且つ第1固定柵24及び第2固定柵25が寝台20から外された状態を示している。
床部21は、平面視において矩形状に形成されたボトムフレーム21aと、ボトムフレーム21a上に設置された矩形平板である床板21bとを備えている。ボトムフレーム21aは、寝台20の基本的な骨格となる構造体であるとともに、上記の支持架台10によって昇降自在且つ傾動自在に支持される部位である。床板21bは、小児患者を横たわらせた状態で載置するのに使用される平板である。実際に小児用ベッド1が医療施設等で使用される場合には、床板21b上にマットレス(図示省略)が敷設され、そのマットレス上に小児患者が載置される。
ボトムフレーム21aの前後方向長さは、床板21bの前後方向長さより長い。床板21bの左右方向長さは、ボトムフレーム21aの左右方向長さより長い。言い換えれば、床板21bの左右方向両端は、ボトムフレーム21aの左右方向両端から左右方向外側に突出している。
フロントフレーム22は、床部21の前端部に対して左右方向に延在するように接続されており、第1右軸受部22aと、第1左軸受部22bと、第1連結板22cと、第1グリップ22dとを備えている。平面視において、フロントフレーム22の左右方向両端は、床部21の左右方向両端から左右方向外側に突出している(図3参照)。すなわち、フロントフレーム22において、第1右軸受部22aは、床部21の右端から左右方向の右側に突出する部位であり、第1左軸受部22bは、床部21の左端から左右方向の左側に突出する部位である。
第1右軸受部22aは、後述のリアフレーム23の第2右軸受部23aと連携して、第1回転柵26を前後方向に延びる軸線回りに回転自在に支持する。この第1右軸受部22aは、床板21bの表面よりも高い位置にある上面22a1と、ボトムフレーム21aの下端より低い位置にある下面22a2と、平面視において前後方向の後側から前側へ向かって左回りに湾曲する側面22a3とを有する。
このように、第1右軸受部22aの側面22a3を湾曲形状とすることにより、医療従事者等が第1右軸受部22aにぶつかったときの衝撃を弱めることができる。
第1左軸受部22bは、後述のリアフレーム23の第2左軸受部23bと連携して、第2回転柵28を前後方向に延びる軸線回りに回転自在に支持する。この第1左軸受部22bは、第1右軸受部22aの上面22a1と同じ高さ位置にある上面22b1と、第1右軸受部22aの下面22a2と同じ高さ位置にある下面22b2と、平面視において前後方向の後側から前側へ向かって右回りに湾曲する側面22b3とを有する。
このように、第1左軸受部22bの側面22b3を湾曲形状とすることにより、医療従事者等が第1左軸受部22bにぶつかったときの衝撃を弱めることができる。
第1連結板22cは、左右方向に延びる矩形状の板部材であり、第1右軸受部22aと第1左軸受部22bとを左右方向に連結する。第1連結板22cの上端は、床板21bの表面よりも高く且つ第1右軸受部22aの上面22a1よりも若干低い位置にある(図6参照)。第1連結板22cの下端は、ボトムフレーム21aの下端より低く且つ第1右軸受部22aの下面22a2よりも若干高い位置にある(図5参照)。
第1右軸受部22a、第1左軸受部22b、及び第1連結板22cは、ボトムフレーム21aに溶接又はボルト締めされている。
第1グリップ22dは、左右方向に延びる棒状部材であり、第1連結板22cの外側(前側)において第1連結板22cに対して平行な状態で第1右軸受部22aと第1左軸受部22bとの間に接続されている。第1グリップ22dと第1連結板22cとの間には空間が形成されているので、医療従事者は第1グリップ22dを容易に把持することが可能となる。すなわち、医療従事者は、第1グリップ22dを把持しながら寝台20に力を加えることにより、寝台20を昇降又は傾動させたり、或いは小児用ベッド1全体を移動させることができる。
リアフレーム23は、床部21の後端部に対して左右方向に延在するように連結されており、第2右軸受部23aと、第2左軸受部23bと、第2連結板23cと、第2グリップ23dとを備えている。平面視において、第2フレーム23の左右方向両端は、床部21の左右方向両端から左右方向外側に突出している(図3参照)。すなわち、リアフレーム23において、第2右軸受部23aは、床部21の右端から左右方向の右側に突出する部位であり、第2左軸受部23bは、床部21の左端から左右方向の左側に突出する部位である。
第2右軸受部23aは、上記のフロントフレーム22の第1右軸受部22aと連携して、第1回転柵26を前後方向に延びる軸線回りに回転自在に支持する。この第2右軸受部23aは、床板21bの表面よりも高い位置にある上面23a1と、ボトムフレーム21aの下端より低い位置にある下面23a2と、平面視において前後方向の前側から後側へ向かって右回りに湾曲する側面23a3とを有する。
このように、第2右軸受部23aの側面23a3を湾曲形状とすることにより、医療従事者等が第2右軸受部23aにぶつかったときの衝撃を弱めることができる。
第2左軸受部23bは、上記のフロントフレーム22の第1左軸受部22bと連携して、第2回転柵28を前後方向に延びる軸線回りに回転自在に支持する。この第2左軸受部23bは、第2右軸受部23aの上面23a1と同じ高さ位置にある上面23b1と、第2右軸受部23aの下面23a2と同じ高さ位置にある下面23b2と、平面視において前後方向の前側から後側へ向かって左回りに湾曲する側面23b3とを有する。
このように、第2左軸受部23bの側面23b3を湾曲形状とすることにより、医療従事者等が第2左軸受部23bにぶつかったときの衝撃を弱めることができる。
第2連結板23cは、左右方向に長く且つ高さ方向に短い矩形状の板部材であり、第2右軸受部23aと第2左軸受部23bとを左右方向に連結する。第2連結板23cの上端は、床板21bの表面よりも高く且つ第2右軸受部23aの上面23a1よりも若干低い位置にある(図6参照)。第2連結板23cの下端は、ボトムフレーム21aの下端より低く且つ第2右軸受部23aの下面23a2よりも若干高い位置にある(図4参照)。
第2右軸受部23a、第2左軸受部23b、及び第2連結板23cは、ボトムフレーム21aに溶接又はボルト締めされている。
第2グリップ23dは、左右方向に延びる棒状部材であり、第2連結板23cの外側(後側)において第2連結板23cに対して平行な状態で第2右軸受部23aと第2左軸受部23bとの間に接続されている。第2グリップ23dと第2連結板23cとの間には空間が形成されているので、医療従事者は第2グリップ23dを容易に把持することが可能となる。すなわち、医療従事者は、第2グリップ23dを把持しながら寝台20に力を加えることにより、寝台20を昇降又は傾動させたり、或いは小児用ベッド1全体を移動させることができる。
第1固定柵24は、フロントフレーム22の第1連結板22cの内側面(床板21bに対して直立する面)に対して起立する状態で着脱自在に固定された矩形状の転落防止柵である。第1固定柵24の左右方向中央部には、医療用チューブ及び医療機器用の信号ケーブル等のライン類を挿通可能な複数のライン孔を有する2つのライン取付け部24aが高さ方向に延在するように設けられている。2つのライン取付け部24aは、第1固定柵24に対して着脱自在に設けられており、例えば図5に示すように、1つのライン取付け部24aが第1固定柵24に設けられていてもよい。
なお、第1固定柵24は、上記のように第1連結板22cに対して取り外し可能に固定されていてもよいし、取り外し不能に固定されていてもよい。
第2固定柵25は、リアフレーム23の第2連結板23cの内側面(床板21bに対して直立する面)に対して起立する状態で着脱自在に固定された矩形状の転落防止柵である。第1固定柵24と同様に、第2固定柵25の左右方向中央部には、複数のライン孔を有する2つのライン取付け部25aが高さ方向に延在するように設けられている。2つのライン取付け部25aは、第2固定柵25に対して着脱自在に設けられており、例えば図5に示すように、1つのライン取付け部25aが第2固定柵25に設けられていてもよい。
なお、第2固定柵25は、上記のように第2連結板23cに対して取り外し可能に固定されていてもよいし、取り外し不能に固定されていてもよい。
なお、第1固定柵24及び第2固定柵25は透明な板材によって構成されている。これにより、小児患者が圧迫感を感じることを防止でき、また、医療従事者が床部21上に載置された小児患者の状態を視認しやすくなる。また、第1固定柵24及び第2固定柵25として、格子状の柵を用いてもよい。
第1回転柵26は、フロントフレーム22の第1右軸受部22aとリアフレーム23の第2右軸受部23aとの間において、前後方向に延びる軸線回りに回転自在に連結された転落防止柵である。この第1回転柵26は、前後方向に延びる矩形状の第1基板26aと、第1基板26aに対して一体的に接続された矩形状の第1透明板26bとを有する。第1透明板26bは、第1回転柵26が起立した状態で第1基板26aの内側(床部21側)に位置するように第1基板26aに接続されている。
第1基板26aの前後方向の前端面には、前後方向の前側へ延びる第1回転軸(図示省略)が設けられており、第1基板26aの前後方向の後端面には、前後方向の後側へ延びる第2回転軸(図示省略)が設けられている。第1回転柵26を起立した状態で見たとき、第1回転軸及び第2回転軸は、第1基板26aの下部に設けられている。
図7は図4に示す領域A1の拡大図であり、図8は図5に示す領域A2の拡大図である。図7に示すように、フロントフレーム22の第1右軸受部22aの下部には、前後方向に延び、且つ第1回転柵26の第1回転軸が挿入される孔(図示省略)を有する回転軸受22a4が設けられている。一方、図8に示すように、リアフレーム23の第2右軸受部23aの下部には、前後方向に延び、且つ第1回転柵26の第2回転軸が挿通される孔(図示省略)を有する回転軸受23a4が設けられている。
第1回転柵26の第1回転軸が第1右軸受部22aの回転軸受22a4に挿入され、第1回転柵26の第2回転軸が第2右軸受部23aの回転軸受23a4に挿入されている。これにより、第1回転柵26は、フロントフレーム22の第1右軸受部22aとリアフレーム23の第2右軸受部23aとの間において、前後方向に延びる軸線回りに回転自在に連結される。
第1ロック機構27は、第1回転柵26が起立した状態で第1回転柵26の回転を規制するものであり、フロントフレーム22の第1右軸受部22aに対して前後方向に移動自在に設けられた第1ロックピン27a(図7参照)と、第1右軸受部22aの上面22a1において外部に露出するように設けられた第1ロック解除操作部27bと、第1右軸受部22aの内部に設けられた第1ロックピン強制移動機構(図示省略)とを備えている。
図7に示すように、フロントフレーム22の第1右軸受部22aの上部には、第1回転柵26が起立した状態において第1基板26aの前端面26a1と対向する面(対向面)22a5が設けられている。第1ロックピン27aは、その先端部が第1右軸受部22aの対向面22a5から突出するように、スプリング等のバネ(図示省略)によって前後方向の後側へ付勢されている。そのため、図4及び図7に示すように、第1回転柵26が左右方向の右側へ倒れている状態(つまり、第1ロックピン27aの先端部を遮るものがない状態)では、第1ロックピン27aの先端部は第1右軸受部22aの対向面22a5から突出している。
一方、図5に示すように、第1回転柵26の第1基板26aの前端面26a1には、第1回転柵26が起立した状態において、第1ロックピン27aの移動軸線上に位置し且つ前後方向の後側に延びるように形成されたロック孔26a2が設けられている。
第1回転柵26が前後方向に延びる軸線回りに回転して起立する過程において、第1基板26aの前端部26a3(図7参照)が第1ロックピン27aの先端部に接触すると、第1回転柵26の回転力によって第1ロックピン27aに対して前後方向の前側に向かう押圧力が加わり、その結果、第1ロックピン27aが前後方向の前側に移動する。
そして、第1回転柵26がさらに回転して起立した状態になったとき、第1ロックピン27aの移動軸線上に第1基板26aのロック孔26a2が位置する(つまり第1ロックピン27aの先端部を遮るものがなくなる)ので、第1ロックピン27aはバネの力によって前後方向の後側に再び移動してロック孔26a2に挿入される。
その結果、第1回転柵26は起立した状態で第1ロックピン27aによってその回転が規制(ロック)されることになる。
図7に示すように、第1ロック解除操作部27bは、第1右軸受部22aの上面22a1に対して前後方向にスライド自在に接続されたL字形状の操作プレート27b1と、操作プレート27b1上において高さ方向に移動自在に設置され、操作プレート27b1のスライドを規制または許可する操作つまみ27b2とを備えている。不図示の第1ロックピン強制移動機構は、上記操作プレート27b1のスライド動作に連動して、第1ロックピン27aを強制的に前後方向の前側に移動させる機構である。
図7では、操作プレート27b1及び操作つまみ27b2がそれぞれ初期位置にある状態(初期状態)を示している。初期状態において、操作つまみ27b2は操作プレート27b1に接触する位置に下げられている。操作つまみ27b2の下端には下方に延びるピン(図示省略)が設けられており、初期状態ではこのピンが止め具となって操作プレート27b1がスライド不能な状態となっている。
図9に示すように、医療従事者等によって操作つまみ27b2が高さ方向上側へ持ち上げられると、上記のピンが操作プレート27b1の移動軸線上から外れ、操作プレート27b1はスライド可能な状態となる。そして、図10に示すように、医療従事者等によって操作プレート27b1が前後方向前側へスライドさせられると、第1ロックピン強制移動機構によって操作プレート27b1のスライド動作に連動して、第1ロックピン27aが強制的に前後方向の前側に移動させられ、第1回転柵26のロックが解除される。
なお、第1回転柵26のロックが解除された後、第1ロックピン27aが初期状態の位置に戻るときに、操作プレート27b1も第1ロックピン27aに連動して初期状態の位置に自動的に戻る。
このように、医療従事者は、操作つまみ27b2の持ち上げ操作及び操作プレート27b1のスライド操作という2段階の操作を行うことによって、第1回転柵26のロックを解除することが可能である。そのため、医療従事者が第1ロック解除操作部27bに多少触れただけでは第1回転柵26のロックが解除されることはなく、医療従事者が意図しないタイミングで第1回転柵26のロックが解除されてしまうことを防ぐことができる。また、小児患者が誤って(又は意図的に)第1ロック解除操作部27bを触ったとしても、第1回転柵26のロックは容易に解除されない。
第2回転柵28は、フロントフレーム22の第1左軸受部22bとリアフレーム23の第2左軸受部23bとの間において、前後方向に延びる軸線回りに回転自在に連結された転落防止柵である。
第2回転柵28の構成は、第1回転柵26の構成と同じである。第2回転柵28とフロントフレーム22の第1左軸受部22bとの連結構造は、第1回転柵26とリアフレーム23の第2右軸受部23aとの連結構造(図8参照)と同じである。第2回転柵28とリアフレーム23の第2左軸受部23bとの連結構造は、第1回転柵26とフロントフレーム22の第1右軸受部22aとの連結構造(図7参照)と同じである。
従って、第2回転柵28の構成、第2回転柵28とフロントフレーム22の第1左軸受部22bとの連結構造、及び第2回転柵28とリアフレーム23の第2左軸受部23bとの連結構造についての説明は省略する。
第2ロック機構29は、第2回転柵28が起立した状態で第2回転柵28の回転を規制するものであり、リアフレーム23の第2左軸受部23bに対して前後方向に移動自在に設けられた第2ロックピン29a(図6参照)と、第2左軸受部23bの上面23b1において外部に露出するように設けられた第2ロック解除操作部29bと、第2左軸受部23bの内部に設けられた第2ロックピン強制移動機構(図示省略)とを備えている。
第2ロック機構29の各構成要素は、第1ロック機構27の各構成要素と同じ(図7参照)であるので、第2ロック機構29の構造についての説明は省略する。
上記のように、本実施形態の小児用ベッド1は、床部21の右側縁に対して回転自在に設置された第1回転柵26と、第1回転柵26が起立した状態で第1回転柵26の回転を規制する第1ロック機構27と、床部21の左側縁に対して回転自在に設置された第2回転柵28と、第2回転柵28が起立した状態で第2回転柵28の回転を規制する第2ロック機構29とを備えている。
第1ロック機構27は、第1回転柵26を支持する第1右軸受部22a及び第2右軸受部23aのうちの一方に限定して設けられている。第2ロック機構29は、第2回転柵28を支持する第1左軸受部22b及び第2左軸受部23bのうちの一方に限定して設けられている。
このように、第1回転柵26及び第2回転柵28を備える小児用ベッド1では、小児患者が寝台20上で治療等を受けているとき、転落防止のために第1回転柵26及び第2回転柵28が起立した状態でロック(回転規制)されている。一方、医療従事者は、小児患者を別の小児用ベッド又は車椅子等に移載するとき、例えば第1ロック解除操作部27bを操作して第1回転柵26のロックを解除した後、第1回転柵26を手前(左右方向の右側)に倒す必要がある。
このように、小児患者の移載作業時において、医療従事者は、第1回転柵26のロックを解除した後、第1回転柵26を手前に倒すという一連の作業を行う必要があるが、小児患者の移載作業は頻繁に発生するので、従来の寝台装置では、移載作業の度に上記の一連の作業を行うことは医療従事者にとって負担となっていた。
特に、本実施形態の小児用ベッド1のように、第1回転柵26が起立した状態で、その重心が寝台20の内側にある場合(第1基板26aの内側に第1透明板26bが接続されている場合)、第1回転柵26のロックが解除された途端に、第1回転柵26が自重で寝台20の内側に倒れる可能性がある。
そのため、医療従事者は、第1回転柵26のロックを解除する際、片方の手で第1回転柵26をつかんだまま、もう片方の手で第1ロック解除操作部27bを操作する必要がある。すなわち、第1回転柵26のロックが解除された直後、医療従事者は、寝台20の内側に倒れようとする第1回転柵26を片手だけで支えなければならず、特に女性の医療従事者にとって肉体的な負担となっていた。寝台20の左側、つまり第2回転柵28の設置側から小児患者の移載作業を行う場合も同様である。
このような技術課題を解決するために、本実施形態の小児用ベッド1において、寝台20は、第1回転柵26の回転が第1ロック機構27によって規制(ロック)された状態で、第1回転柵26を傾倒方向(左右方向の右側)、つまり床部21の反対側に向かう方向に付勢する第1付勢機構30と、第2回転柵28の回転が第2ロック機構29によって規制された状態で、第2回転柵28を傾倒方向(左右方向の左側)、つまり床部21の反対側に向かう方向に付勢する第2付勢機構40と、をさらに備えている。
図8に示すように、第1付勢機構30は、第1回転柵26を支持する第1右軸受部22a及び第2右軸受部23aのうち、第1ロック機構27が設けられた第1右軸受部22aとは異なる軸受部である第2右軸受部23aに設けられている。第1付勢機構30は、リアフレーム23の第2右軸受部23aに設けられた板ばね31を有する。図11は、板ばね31の全体構成を示す斜視図である。図11に示すように、板ばね31は、片面に突起31aを有する第1平板部31bと、第1平板部31bに対して直角に接続され且つ突起31aの突出方向の反対方向へ延びる第2平板部31cとを有するL字形状の板ばねである。第2平板部31cの中央部には、板ばね31をリアフレーム23の第2右軸受部23aにボルト締めするためのボルト孔31dが形成されている。
図12は、図8で示す領域の平面図である。この図12に示すように、第1回転柵26が起立してロックされた状態にあるときに、第1平板部31bの突起31aが第1回転柵26(具体的には、第1基板26aの後側端部)に当接して第1平板部31bと第2平板部31cとの間の角度が鋭角となるように、板ばね31の第2平板部31cが第2右軸受部23aに固定(ボルト締め)されている。なお、板ばね31が弾性変形する前の状態では、第1平板部31bと第2平板部31cとの間の角度は直角になっている。
このように、板ばね31は、第1回転柵26が起立してロックされた状態にあるときに、その形状が弾性変形するように第2右軸受部23aに固定されている。すなわち、第1回転柵26が起立してロックされた状態にあるとき、板ばね31の復元力(第1平板部31bと第2平板部31cとの間の角度を直角に戻そうとする力)によって第1回転柵26が傾倒方向(左右方向の右側)に付勢され続ける。
上記のような第1付勢機構30を設けることにより、第1回転柵26が起立してロックされた状態で、第1ロック解除操作部27bが医療従事者によって操作されて第1回転柵26のロックが解除されたとしても、第1回転柵26は自ら傾倒方向に倒れるので、医療従事者は第1回転柵26を片手で支える必要はない。
従って、第1付勢機構30を設けることにより、医療従事者が寝台20の右側、つまり第1回転柵26の設置側から小児患者の移載作業を行う際に、医療従事者の作業負担を軽減することができる。
なお、図8に示すように、板ばね31は、第1回転柵26の回転軸線(回転軸受23a4)よりも高い位置に設けることが好ましい。これにより、第1回転柵26の回転軸線よりも高い位置に傾倒方向(左右方向の右側)へ向かう付勢力が付与されるので、第1回転柵26のロックが解除されたときに、確実に第1回転柵26を傾倒方向へ倒すことが可能となる。
第2付勢機構40は、第2回転柵28を支持する第1左軸受部22b及び第2左軸受部23bのうち、第2ロック機構29が設けられた第2左軸受部23bとは異なる軸受部である第1左軸受部22bに設けられている。第2付勢機構40は、フロントフレーム22の第1左軸受部22bに設けられた板ばね41を有する(図3参照)。板ばね41の全体構成は、板ばね31の全体構成(図11参照)と同じであるので説明を省略する。また、板ばね41とフロントフレーム22の第1左軸受部22bとの接続構造は、板ばね31とリアフレーム23の第2右軸受部23aとの接続構造(図8及び図12参照)と同じであるので、説明を省略する。
板ばね41は、第2回転柵28が起立してロックされた状態にあるときに、その形状が変形するようにフロントフレーム22の第1右軸受部22bに固定されている。すなわち、第2回転柵28が起立してロックされた状態にあるとき、板ばね41の復元力によって第2回転柵28が傾倒方向(左右方向の左側)に付勢され続ける。
上記のような第2付勢機構40を設けることにより、第2回転柵28が起立してロックされた状態で、第2ロック解除操作部29bが医療従事者によって操作されて第2回転柵28のロックが解除されたとしても、第2回転柵28は自ら傾倒方向に倒れるので、医療従事者は第2回転柵28を片手で支える必要はない。
従って、第2付勢機構40を設けることにより、医療従事者が寝台20の左側、つまり第2回転柵28の設置側から小児患者の移載作業を行う際に、医療従事者の作業負担を軽減することができる。
以上説明したように、本実施形態の小児用ベッド1によれば、起立した状態でロックされた第1回転柵26(又は第2回転柵28)のロックを解除する際に、第1回転柵26を支える必要がなくなるので、寝台20に載置された小児患者の移載作業を行う医療従事者の負担を軽減することが可能となる。
なお、本発明の技術的範囲は上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、支持架台10にキャスター12を備えて走行可能としたが、この構成のみに限らず、キャスター12を備えずに設置面Sに据え付ける構成にも本発明は採用可能である。
また、上記実施形態では、支持架台10が、寝台20を移動自在に支持する機構と、寝台20を昇降自在に支持する機構と、寝台20を傾動自在に支持する機構とを備える場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、寝台20を移動自在に支持する機構と、寝台20を昇降自在に支持する機構と、寝台20を傾動自在に支持する機構との少なくとも1つを備える支持架台を用いてもよい。
上記実施形態では、本発明に係る寝台装置として、医療施設において小児患者の療養に使用される小児用ベッド1を例示したが、本発明はこれに限定されず、介護施設等で使用される介護用ベッド、或いは緊急搬送用のストレッチャーなど、看視対象者(人)を横たわらせた状態で治療、介護又は搬送する目的で使用される寝台装置に広く適用できる。
また、上記実施形態では、第1回転柵26及び第2回転柵28の2つの回転柵を備える小児用ベッド1を例示したが、本発明はこれに限定されず、回転柵を1つ以上備える寝台装置に広く適用することができる。例えば、前側に位置する柵が前側に傾倒したり、後側に位置する柵が後側に傾倒したりしてもよい。
上記実施形態では、第1付勢機構30として板ばね31を使用する場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、板ばね31に代えてコイルばね(スプリング)等の他種のばねを使用してもよい。この場合、例えば図13に示すように、寝台20のボトムフレーム21aに対して、変形方向(伸縮方向)が左右方向と平行になるようにコイルばね32を接続してもよい。コイルばね32の個数は、1個に限らず、ボトムフレーム21aに対して前後方向に沿って複数のコイルばね32を接続してもよい。
また、例えば図14に示すように、第1回転柵26(具体的には第1透明板26b)に対して、変形方向(伸縮方向)が左右方向と平行になるようにコイルばね33を接続してもよい。もちろん、第1回転柵26が起立したときに、コイルばね33がボトムフレーム21a又は床板21bと接触するように、コイルばね33の接続位置を設定する必要がある。コイルばね33の個数は、1個に限らず、第1回転柵26に対して前後方向に沿って複数のコイルばね33を接続してもよい。
また、例えば図15に示すように、板ばね31とコイルばね32とを組み合わせて使用してもよい。さらに、例えば図16に示すように、板ばね31とコイルばね33とを組み合わせて使用してもよい。
これら図15及び図16に示す構成により、起立した状態の第1回転柵26を、より強い力によって傾倒方向に付勢することができるので、第1回転柵26の重量が重い場合でも、第1回転柵26のロックが解除されたときに、確実に第1回転柵26を傾倒方向へ倒すことが可能となる。
なお、図13〜図16で示した第1付勢機構30の構成は、第2付勢機構40に対しても同様に採用することができる。
1…小児用ベッド(寝台装置)、10…支持架台、11…脚部、12…キャスター、13…昇降機構、14…傾動機構、20…寝台、21…床部、22…フロントフレーム、23…リアフレーム、24…第1固定柵、25…第2固定柵、26…第1回転柵、27…第1ロック機構、28…第2回転柵、29…第2ロック機構、30…第1付勢機構、31…板ばね、40…第2付勢機構、41…板ばね

Claims (4)

  1. 支持架台と、
    前記支持架台上に支持される寝台と、
    を備え、
    前記寝台が、
    床部と、
    前記床部の前後方向に沿った側縁の少なくともいずれかに配置され、前記前後方向に沿った側縁の方向に沿って延びる軸線周りに回転自在に設置された回転柵と、
    前記回転柵が起立した状態で、前記床部の平面視において前記床部の左右方向に沿って前記床部の外側に向けた前記回転柵の回転を規制するロック機構と、
    前記回転柵の回転が前記ロック機構によって規制された状態で、前記回転柵を傾倒方向である前記左右方向に沿う前記床部の外側に付勢する付勢機構と、
    を備えることを特徴とする寝台装置。
  2. 前記付勢機構は、前記回転柵の回転が前記ロック機構によって規制された状態にあるときに形状が弾性変形するばねを有し、
    前記ばねの復元力によって前記回転柵が前記傾倒方向に付勢されることを特徴とする請求項1に記載の寝台装置。
  3. 前記ばねは、片面に突起を有する第1平板部と、前記第1平板部に対して直角に接続され且つ前記突起の突出方向の反対方向へ延びる第2平板部とを有するL字形状の板ばねであり、
    前記回転柵の回転が前記ロック機構によって規制された状態にあるときに、前記第1平板部の前記突起が前記回転柵に当接して前記第1平板部と前記第2平板部との間の角度が鋭角となるように、前記板ばねの前記第2平板部が前記回転柵の軸受部に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の寝台装置。
  4. 前記支持架台が、前記寝台を移動自在に支持する機構と、前記寝台を昇降自在に支持する機構と、前記寝台を傾動自在に支持する機構との少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の寝台装置。
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