JP2017017346A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017017346A
JP2017017346A JP2016199260A JP2016199260A JP2017017346A JP 2017017346 A JP2017017346 A JP 2017017346A JP 2016199260 A JP2016199260 A JP 2016199260A JP 2016199260 A JP2016199260 A JP 2016199260A JP 2017017346 A JP2017017346 A JP 2017017346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
trench
annular
annular pattern
semiconductor layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016199260A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6232485B2 (ja
Inventor
裕史 竹田
Yuji Takeda
裕史 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2016199260A priority Critical patent/JP6232485B2/ja
Publication of JP2017017346A publication Critical patent/JP2017017346A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6232485B2 publication Critical patent/JP6232485B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Element Separation (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

【課題】パターン用トレンチの周囲に結晶欠陥が生じても、その結晶欠陥が広範囲に広がるのを防止することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置1は、半導体素子が形成された素子形成領域3を有する半導体層2と、素子形成領域3の外側の領域に形成され、半導体層2の表面から掘り下がったアライメントパターン用トレンチ14を有するアライメントパターン7Aと、素子形成領域3の外側の領域においてアライメントパターン7Aを取り囲むように環状に形成され、半導体層2の表面から掘り下がった環状パターン用トレンチ16を有する環状パターン8とを含む。環状パターン8に含まれる曲部8Bの曲率半径c2は、11μm以上である。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置に関する。
半導体素子の高耐圧化を図るため、素子分離技術として、トレンチ素子分離技術の開発が進められている。トレンチ素子分離技術は、半導体層の表面から掘り下げられた素子分離用トレンチ内に誘電体を埋設することにより分離部を形成し、この分離部により、素子が形成される素子形成領域を、他の素子形成領域から絶縁分離する技術である。この分離部は、たとえば、素子形成領域を取り囲む環状(帯環状)を有しており、その幅が、熱酸化処理(パターン形成中やパターン形成後の熱酸化処理)の際に素子分離用トレンチの周囲に過剰な応力が生じない範囲内に設定されている。
一方、半導体層上には、アライメントパターンや番号表示パターンなど、種々のパターンが形成されている。これらのパターンは、所期の目的に応じた幅を有している。
これらのパターンは、分離部と同時に形成することができる。すなわち、パターン用トレンチを、半導体層の表面から、素子分離用トレンチと同じ深さに掘り下げて形成し、このパターン用トレンチ内に誘電体を埋設することにより、パターンを得ることができる。
特開2006−278657号公報
半導体装置の製造工程には、通常、シリコン基板の表面に酸化シリコン膜を形成するための熱酸化処理が含まれる。
ところが、パターンの幅が素子分離用トレンチの幅よりも狭い場合には、パターン形成中に熱酸化処理(ライナー熱酸化処理)が行われると、素子分離トレンチの内壁面に形成される酸化膜同士が干渉し合い、パターン用トレンチの周囲に過剰な応力が生じ、シリコン基板に結晶欠陥が生じるおそれがある。また、パターンの幅が素子分離用トレンチの幅よりも広い場合には、その素子分離用トレンチ内にエッチング残渣が残存していることが多く、パターン形成中に熱酸化処理が行われると、パターン用トレンチの周囲に過剰な応力が生じ、シリコン基板に結晶欠陥が生じるおそれがある。
さらに、パターンの形成後に熱酸化処理が行われると、パターン用トレンチ内の誘電体が膨張するおそれがある。パターンの幅が素子分離用トレンチの幅と異なっているため、誘電体の膨張によって、パターン用トレンチの周囲に過剰な応力が生じ、シリコン基板に結晶欠陥が生じるおそれがある。
パターン用トレンチは、各パターンの目的に応じた所望の形状に形成されているために、角部を有していることが多い。パターン用トレンチの角部では、とくに応力集中が生じ易く、熱酸化処理によって、この角部から結晶欠陥が生じる可能性が高い。
このような結晶欠陥が素子形成領域にまで広がると、素子形成領域に形成されている半導体素子の性能に悪影響を与える。
そこで、本発明の目的は、パターン用トレンチの周囲に結晶欠陥が生じても、その結晶欠陥が広範囲に広がるのを防止することができる半導体装置を提供することである。
前記の目的を達成するための半導体装置は、半導体素子が形成された素子形成領域を有する半導体層と、前記素子形成領域の外側の領域に形成され、前記半導体層の表面から掘り下がったパターン用トレンチを有するパターンと、前記素子形成領域の外側の領域において前記パターンを取り囲むように環状に形成され、前記半導体層の表面から掘り下がった環状パターン用トレンチを有する環状パターンとを含み、前記環状パターンに含まれる曲部の曲率半径は、11μm以上である。
この構成によれば、素子形成領域の外側の領域に、パターン用トレンチを有するパターンと、環状パターン用トレンチを有する環状パターンとが形成されている。環状パターンは、素子形成領域の外側の領域において、パターンを取り囲む無端状に形成されており、しかも曲部の曲率半径が11μm以上であるので、当該環状パターンには、角部が存在しない。そのため、熱酸化処理などの熱処理が施されても、環状パターン用トレンチの周囲に過剰な応力が生じるのを防止することができる。その結果、環状パターン用トレンチの周囲に結晶欠陥が生じることを防止することができる。
そして、環状パターンは、パターンの周囲を取り囲むように形成されている。したがって、パターン用トレンチの周囲に結晶欠陥が生じても、その結晶欠陥を、環状パターン内に止めることができる。
これにより、パターン用トレンチの周囲に結晶欠陥が生じても、その結晶欠陥が広範囲に広がるのを防止することができる。
前記半導体装置において、前記パターンは、角部を有していてもよい。
前記半導体装置において、前記角部を有する前記パターンは、アライメントパターンを含んでいてもよい。
前記半導体装置において、前記角部を有する前記パターンは、番号表示パターンを含んでいてもよい。
前記半導体装置において、複数の前記パターンを、一つの前記環状パターンで取り囲んでいてもよい。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示す平面図である。 素子形成領域および分離部を拡大して示す平面図である。 アライメントパターンおよび第1環状パターンを拡大して示す平面図である。 番号表示パターンおよび第2環状パターンを拡大して示す平面図である。 図1に示す半導体装置の製造工程の一部を模式的に示す断面図である。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示す平面図である。
半導体装置1は、たとえばシリコンからなる半導体層2を備えている。半導体層2には、トランジスタなどの複数の半導体素子が形成される素子形成領域3が設定されている。図1では、識別を容易にするために、素子形成領域3にハッチングが付して示されている。半導体層2の表層部には、素子形成領域3の周囲に、素子形成領域3とそれ以外の領域と絶縁分離するための分離部4が形成されている。
この半導体装置1は、格子状に設定されたダイシングライン5に沿って切断されることにより、複数の矩形状の半導体チップ6の個片に切り分けられる。すなわち、半導体層2上には、各半導体チップ6の間を直線上に延びる一定幅のダイシングライン5が設定されている。半導体層2の表層部には、このダイシングライン5上には、マスクを半導体層2上に位置合わせるためのパターンとしてのアライメントパターン7A,7Bが形成されている。半導体層2の表層部には、各アライメントパターン7A,7Bを取り囲むように第1環状パターン8が形成されている。
また、半導体層2の表層部には、各半導体チップ6の隅部となる領域に、たとえば管理番号または製造番号などの番号を表示するための番号表示パターン9が形成されている。番号表示パターン9には、たとえば、図1に示すような「L」[B]「5」の文字や数字からなるパターンが含まれている。半導体層2の表層部には、この番号表示パターン9を取り囲むように第2環状パターン10が形成されている。
図2は、素子形成領域および分離部を拡大して示す平面図である。
分離部4は、素子形成領域3を取り囲むように形成された略四角環状のパターンである。分離部4は、ディープトレンチアイソレーション構造(DTI:Deep Trench Isolation)を有しており、半導体層2の表面から掘り下げて形成された素子分離用トレンチ11内に、たとえばSiOからなる誘電体12が埋設されることにより形成されている。分離部4は、全周にわたって一定の幅a(たとえば、3μm)に設定されている。この幅aは、後述するライナー熱酸化処理時に、素子分離用トレンチ11の周囲に過剰な応力が生じないような大きさである。また、パターン形成後の熱酸化処理時に、素子分離用トレンチ11内の誘電体12が膨張しても、素子分離用トレンチ11の周囲に過剰な応力が生じないような大きさである。
分離部4は、その分離部4の各辺をなす直線部4Aと、分離部4の各隅をなす屈曲部4Bとを備えている。屈曲部4Bは、円弧状に形成されており、その外周縁における曲率半径c1が11μm以上に設定されている。
図3は、アライメントパターンおよび第1環状パターンを拡大して示す平面図である。
アライメントパターン7A,7Bの構成について、アライメントパターン7Aを例にとって説明する。アライメントパターン7Aは、互いに平行に延びる複数(たとえば4つ)の直線部13を有している。各直線部13の幅は、b(b>a、たとえば、6μm)である。各直線部13は、半導体層2の表面から掘り下げて形成されたアライメントパターン用トレンチ14内に、たとえばSiOからなる誘電体15が埋設されることにより形成されている。アライメントパターン用トレンチ14は、各直線部13の端部において、角部23を有している。
第1環状パターン8は、一定幅を有し、略四角環状をなすものである。第1環状パターン8の幅は、分離部4の幅aと同じ大きさに設定されている。第1環状パターン8は、半導体層2の表面から掘り下げて形成された第1環状パターン用トレンチ16内に、たとえばSiOからなる誘電体17が埋設されることにより形成されている。第1環状パターン8は、その第1環状パターン8の各辺をなす直線部8Aと、第1環状パターン8の各隅をなす屈曲部8Bとを備えている。屈曲部8Bは、円弧状に形成されており、その外周縁における曲率半径c2が11μm以上に設定されている。
第1環状パターン8が無端状であり、しかも第1環状パターン8に含まれる屈曲部8Bの外周縁における曲率半径c2が11μm以上であるため、第1環状パターン用トレンチ16には、角部が存在しない。
図4は、番号表示パターンおよび第2環状パターンを拡大して示す平面図である。
番号表示パターンは、番号表示パターン9は、「L」「B」「5」の文字(数字)形状にそれぞれ形成された3つの文字部22A,22B,22Cを有している。各文字部22を構成するパターンは一定の幅d(d<a、たとえば、2μm)を有している。各文字部22は、半導体層2の表面から掘り下げて形成された番号表示パターン用トレンチ18内に、たとえばSiOからなる誘電体19が埋設されることにより形成されている。番号表示パターン用トレンチ18は、各直線部13の端部および屈曲部において、多数の角部24を有している(図4には、文字部22Aの角部24のみを図示)。
第2環状パターン10は、一定幅を有し、略四角環状をなすものである。第2環状パターン10の幅は、分離部4の幅aと同じ大きさに設定されている。第2環状パターン10は、半導体層2の表面から掘り下げて形成された第2環状パターン用トレンチ20内に、たとえばSiOからなる誘電体21が埋設されることにより形成されている。第2環状パターン10は、その第2環状パターン10の各辺をなす直線部10Aと、第2環状パターン10の各隅をなす屈曲部10Bとを備えている。屈曲部10Bは、円弧状に形成されており、その外周縁における曲率半径c3が11μm以上に設定されている。
第2環状パターン10が無端状であり、しかも第2環状パターン10に含まれる屈曲部10Bの外周縁における曲率半径c3が11μm以上であるため、第2環状パターン用トレンチ20には、角部が存在しない。
このような半導体装置の製造工程では、半導体層2の表面上にSiOからなる酸化膜31が形成され、酸化膜31上にSiN(窒化シリコン)層32が形成される。これらSiN層32および酸化膜31がエッチングによりパターニングされることによりハードマスク33が形成され、このハードマスク33を利用したエッチングにより、図5(a)に示すように、素子分離用トレンチ11、アライメントパターン用トレンチ14、番号表示パターン用トレンチ18、第1環状パターン用トレンチ16および第2環状パターン用トレンチ20が形成される。
その後、レジストパターンが除去された後、図5(b)に示すように、ハードマスク33を残したまま、ライナー熱酸化処理が行われることにより、各トレンチ11,14,18,16,20の内面に、SiOからなる犠牲酸化膜34が形成される。このとき、幅aの素子分離用トレンチ11、第1環状パターン用トレンチ16および第2環状パターン用トレンチ20には、その周囲に過剰な応力は生じない。一方、幅aよりも広い幅bのアライメントパターン用トレンチ14や、幅aよりも狭い幅dの番号表示パターン用トレンチ18には、その周囲に過剰な応力が生じるおそれがある。
次に、図5(c)に示すように、熱酸化処理によって、半導体層2の表面上に誘電体層30が堆積される。誘電体層30は、素子分離用トレンチ11、アライメントパターン用トレンチ14、番号表示パターン用トレンチ18、第1環状パターン用トレンチ16および第2環状パターン用トレンチ20を埋め尽くし、半導体層2の表面全域を覆うような厚さに形成される。その後、エッチバックにより、トレンチ11,14,18,16,20およびハードマスク33の外方に存在する誘電体層30が除去される。このエッチバックは、誘電体層30の表面がSiN膜の表面とほぼ面一となるまで続行される。その後、誘電体層30のトレンチ11,14,18,16,20外の部分、SiN層32および犠牲酸化膜34が除去される。これにより、半導体層2の表面が露出する。これにより、図5(d)に示すように、素子分離用トレンチ11、アライメントパターン用トレンチ14、番号表示パターン用トレンチ18、第1環状パターン用トレンチ16および第2環状パターン用トレンチ20内に、誘電体12,15,19,17,21が埋設されて、分離部4、アライメントパターン7A,7B、番号表示パターン9、第1環状パターン8および第2環状パターン10が得られる。
この実施形態によれば、第1環状パターン用トレンチ16に誘電体17が埋設されることにより第1環状パターン8が形成される。この第1環状パターン8は、分離部4と同じ幅aを有している。すなわち、第1環状パターン8の幅は、第1環状パターン用トレンチ16の周囲に過剰な応力を生じさせないような大きさに設定されている。また、第1環状パターン8が無端状であり、しかも第1環状パターン8に含まれる屈曲部8Bの曲率半径c2が11μm以上にされているので、第1環状パターン用トレンチ16には、角部が存在しない。そのため、熱酸化処理などの熱処理が施されても、第1環状パターン用トレンチ16の周囲に過剰な応力が生じるのを防止することができる。その結果、第1環状パターン用トレンチ16の周囲に結晶欠陥が生じることを防止することができる。
そして、第1環状パターン8は、アライメントパターン7A,7Bの周囲を取り囲むように形成されている。したがって、アライメントパターン用トレンチ14の周囲に結晶欠陥が生じても、その結晶欠陥を、第1環状パターン8内に止めることができる。
また、第2環状パターン用トレンチ20に誘電体21が埋設されることにより第2環状パターン10が形成される。この第2環状パターン10は、分離部4と同じ幅aを有している。すなわち、第2環状パターン10の幅は、第2環状パターン用トレンチ20の周囲に過剰な応力を生じさせないような大きさに設定されている。また、第2環状パターン10が無端状であり、しかも第2環状パターン10に含まれる屈曲部10Bの曲率半径c3が11μm以上にされているので、第2環状パターン用トレンチ20には、角部が存在しない。そのため、熱酸化処理などの熱処理が施されても、第2環状パターン用トレンチ20の周囲に過剰な応力が生じるのを防止することができる。その結果、第2環状パターン用トレンチ20の周囲に結晶欠陥が生じることを防止することができる。
そして、第2環状パターン10は、番号表示パターン9の周囲を取り囲むように形成されている。したがって、番号表示パターン用トレンチ18の周囲に結晶欠陥が生じても、その結晶欠陥を、第2環状パターン10内に止めることができる。
その結果、アライメントパターン用トレンチ14や番号表示パターン用トレンチ18に結晶欠陥が生じても、その結晶欠陥が広範囲に広がるのを防止することができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、この発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の説明では、アライメントパターン7A,7Bとして、複数の直線部13を有するものを例に挙げて説明したが、アライメントパターンが、複数個の矩形状のパターンを格子状に配列したものを含む構成であってもよい。
また、前述の説明では、番号表示パターン9に「L」「B」「5」の文字(数字)が描かれているとして説明したが、これ以外の文字や数字が描かれていてもよい。また、文字や数字に限られず、記号が描かれていてもよい。
さらに、アライメントパターン7A,7Bや番号表示パターン9に限られず、それ以外のパターン、たとえば合わせズレ測定パターンの周囲を、環状パターンで取り囲むようにしてもよい。
また、各環状パターン8,10が直線部8A,10Aと屈曲部8B,10Bを備えているものとして説明したが、これらの他に湾曲部が設けられていてもよい。さらに、湾曲部だけで環状パターンが構成されていてもよいし、湾曲部が直線部8A,10Aや屈曲部8B,10Bと組み合わせられて環状パターンが構成されていてもよい。この場合、その湾曲部の曲率半径が11μm以上にされている必要がある。
さらにまた、分離部4にディープトレンチアイソレーション構造が採用された場合を例に挙げて説明したが、分離部4に、シャロートレンチアイソレーション構造(STI:Shallow Trench Isolation)その他のトレンチアイソレーション構造が採用される場合にも、本発明を適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。この明細書および図面から抽出される特徴の例を以下に示す。
項1:半導体層と、前記半導体層の表面から掘り下がった素子分離用トレンチに誘電体を埋設することにより形成され、一定幅を有し、半導体素子が形成される素子形成領域を取り囲む環状をなし、当該素子形成領域をその周囲から絶縁分離するための分離部と、前記半導体層の表面から掘り下がったパターン用トレンチに誘電体を埋設することにより形成され、前記分離部と異なる幅を有するパターンと、前記半導体層の表面から掘り下がった環状パターン用トレンチに誘電体を埋設することにより形成され、前記分離部と同じ幅を有し、前記パターンを取り囲む環状をなす環状パターンとを含み、前記パターンは、角部を有しており、前記環状パターンに含まれる曲部の曲率半径は、11μm以上である、半導体装置。
この構成によれば、環状パターン用トレンチに誘電体が埋設されることにより環状パターンが形成される。この環状パターンは、分離部と同じ幅を有している。すなわち、環状パターンの幅は、環状パターン用トレンチの周囲に過剰な応力を生じさせないような大きさに設定されている。また、環状パターンが無端状であり、しかも環状パターンに含まれる曲部の曲率半径が11μm以上にされているので、環状パターン用トレンチには、角部が存在しない。そのため、熱酸化処理などの熱処理が施されても、環状パターン用トレンチの周囲に過剰な応力が生じるのを防止することができる。その結果、環状パターン用トレンチの周囲に結晶欠陥が生じることを防止することができる。
そして、環状パターンは、パターンの周囲を取り囲むように形成されている。したがって、パターン用トレンチの周囲に結晶欠陥が生じても、その結晶欠陥を、環状パターン内に止めることができる。これにより、パターン用トレンチの周囲に結晶欠陥が生じても、その結晶欠陥が広範囲に広がるのを防止することができる。
項2:前記角部を有する前記パターンは、アライメントパターンを含む、項1に記載の半導体装置。
項3:前記角部を有する前記パターンは、番号表示パターンを含む、項1または2に記載の半導体装置。
項4:前記分離部、前記パターンおよび前記環状パターンは、ディープトレンチアイソレーション構造を有している、項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置。
項5:複数の前記パターンを、一つの前記環状パターンで取り囲んでいる、項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
1 半導体装置
2 半導体層
3 素子形成領域
4 分離部
7A,7B アライメントパターン(パターン)
8 第1環状パターン
8B 屈曲部(曲部)
9 番号表示パターン(パターン)
10 第2環状パターン
10B 屈曲部(曲部)
11 素子分離用トレンチ
12 誘電体
14 アライメントパターン用トレンチ
15 誘電体
16 第1環状パターン用トレンチ
17 誘電体
18 アライメントパターン用トレンチ
19 誘電体
20 第2環状パターン用トレンチ
21 誘電体

Claims (5)

  1. 半導体素子が形成された素子形成領域を有する半導体層と、
    前記素子形成領域の外側の領域に形成され、前記半導体層の表面から掘り下がったパターン用トレンチを有するパターンと、
    前記素子形成領域の外側の領域において前記パターンを取り囲むように環状に形成され、前記半導体層の表面から掘り下がった環状パターン用トレンチを有する環状パターンとを含み、
    前記環状パターンに含まれる曲部の曲率半径は、11μm以上である、半導体装置。
  2. 前記パターンは、角部を有している、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記角部を有する前記パターンは、アライメントパターンを含む、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記角部を有する前記パターンは、番号表示パターンを含む、請求項2または3に記載の半導体装置。
  5. 複数の前記パターンを、一つの前記環状パターンで取り囲んでいる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
JP2016199260A 2016-10-07 2016-10-07 半導体装置 Active JP6232485B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016199260A JP6232485B2 (ja) 2016-10-07 2016-10-07 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016199260A JP6232485B2 (ja) 2016-10-07 2016-10-07 半導体装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014130473A Division JP6198337B2 (ja) 2014-06-25 2014-06-25 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017017346A true JP2017017346A (ja) 2017-01-19
JP6232485B2 JP6232485B2 (ja) 2017-11-15

Family

ID=57829424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016199260A Active JP6232485B2 (ja) 2016-10-07 2016-10-07 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6232485B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000133560A (ja) * 1998-10-27 2000-05-12 Nec Corp 半導体製造方法及び半導体装置
JP2001044094A (ja) * 1999-07-28 2001-02-16 Nec Corp 重ね合わせ用マーク、重ね合わせ精度測定方法およびアライメント方法、並びに半導体装置
US20010048145A1 (en) * 2000-05-30 2001-12-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Photomask including auxiliary mark area, semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2006086226A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Sony Corp 電子デバイス、半導体装置、裏面照射型固体撮像装置、液晶表示装置並びに各製造方法
JP2009158588A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Rohm Co Ltd 半導体装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000133560A (ja) * 1998-10-27 2000-05-12 Nec Corp 半導体製造方法及び半導体装置
US6319791B1 (en) * 1998-10-27 2001-11-20 Nec Corporation Semiconductor device manufacturing method and semiconductor device
JP2001044094A (ja) * 1999-07-28 2001-02-16 Nec Corp 重ね合わせ用マーク、重ね合わせ精度測定方法およびアライメント方法、並びに半導体装置
US6801313B1 (en) * 1999-07-28 2004-10-05 Nec Electronics Corporation Overlay mark, method of measuring overlay accuracy, method of making alignment and semiconductor device therewith
US20010048145A1 (en) * 2000-05-30 2001-12-06 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Photomask including auxiliary mark area, semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2006086226A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Sony Corp 電子デバイス、半導体装置、裏面照射型固体撮像装置、液晶表示装置並びに各製造方法
JP2009158588A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Rohm Co Ltd 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6232485B2 (ja) 2017-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4303547B2 (ja) 半導体装置
JP5252743B2 (ja) トランジスタ性能に対するシャロートレンチアイソレーション(sti)の応力変動を低減するダミーフィル
TWI438587B (zh) 對準標記、半導體元件及其製造方法
JP5571283B2 (ja) 半導体装置
JP6232485B2 (ja) 半導体装置
JP6198337B2 (ja) 半導体装置
CN101154662B (zh) 晶体管及其制造方法
CN103839769A (zh) 形成图案的方法
US8461661B2 (en) Locos nitride capping of deep trench polysilicon fill
JP5644466B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2011176047A (ja) 半導体装置及びその製造方法
CN106128994B (zh) 沟槽刻蚀工艺方法
CN103730405B (zh) Soi结构及其制作方法
JP2008098286A (ja) 半導体装置
US11049715B2 (en) Method for manufacturing a semiconductor structure
TWI840147B (zh) 光罩結構與圖案化方法
CN108807267B (zh) 半导体装置及其制造方法
JP6091242B2 (ja) 炭化珪素半導体装置の製造方法
CN102881581B (zh) 在基底中形成狭缝的方法及刻蚀气体组成
JP4977052B2 (ja) 半導体装置
KR960026727A (ko) 고주파 반도체 장치의 제조방법
KR100905164B1 (ko) 반도체 소자의 제조방법
TWI240362B (en) Method of fabricating shallow isolation structures and trenches thereof
CN117727686A (zh) 一种浅沟槽隔离结构及制备方法
TWI237324B (en) Shallow trench isolation and fabricating method thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6232485

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250