JP2017016978A5 - - Google Patents

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編組シールド及びこれを使用した移動用ケーブル
本発明は、移動機器に給電したり移動機器を制御したりする移動用ケーブルに適用される編組シールド及びこれを使用した移動用ケーブルに関する。
クレーン等の移動機器においては、移動機器に給電したり移動機器を制御したりすることを目的として移動用ケーブル(キャブタイヤケーブル)が使用されている。移動用ケーブルは、例えば、図3に示す通り、複数本の芯線301と、複数本の芯線301の周囲に形成された内層シース302と、内層シース302の周囲に形成された編組シールド303と、編組シールド303の周囲に形成された外層シース304と、を備えている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平10−223053号公報
これらのうち、編組シールド303は、図4に示す通り、複数本の金属素線401を1打としてこれらを織り込んで形成されるが、移動用ケーブルが屈曲される度に編組シールド303の重なり部402で金属素線401同士が擦れて摩耗するため、金属素線401が切れて内層シース302に突き刺さり、芯線301と金属素線401とが導通して短絡する等の不具合が発生する虞がある。
そこで、本発明の目的は、重なり部で金属素線同士が擦れて摩耗することを抑制することが可能な編組シールド及びこれを使用した移動用ケーブルを提供することにある。
本発明は、金属素線と前記金属素線よりも外径が大きい樹脂素線とを織り込んで形成されている編組シールドである。
前記樹脂素線は、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体樹脂、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂、及びポリエーテルエーテルケトン樹脂の何れか1種からなることが望ましい。
前記樹脂素線は、持数が2以上であり、1打の両端に配置されることが望ましい。
本発明によれば、重なり部で金属素線同士が擦れて摩耗することを抑制することが可能な編組シールド及びこれを使用した移動用ケーブルを提供することができる。
本発明に係る編組シールドを示す断面図である。 本発明に係る移動用ケーブルを示す断面図である。 従来技術に係る移動用ケーブルを示す断面図である。 従来技術に係る編組シールドを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に順って説明する。
先ず、編組シールドを説明する。
図1に示す通り、本発明の実施の形態に係る編組シールド100は、金属素線102と金属素線102よりも外径が大きい樹脂素線101とを1打としてこれらを織り込んで形成されている。即ち、編組シールド100は、所謂、交織編組シールドの構造を採っている。
ここで、1打とは、編組シールド100における金属素線102と樹脂素線101との纏まりである1つの群を意味している。また、1打に含まれる金属素線102の本数が金属素線102の持数であり、1打に含まれる樹脂素線101の本数が樹脂素線101の持数である。
金属素線102は、例えば、銅、及び銅合金の何れか1種からなり、樹脂素線101は、例えば、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)樹脂、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)樹脂、及びポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂の何れか1種からなることが望ましい。これらにより、編組シールド100のシールド特性を向上させることが可能となり、しかも編組シールド100の耐摩耗性を向上させることが可能となる。
編組シールド100においては、金属素線102の外径D1が樹脂素線101の外径D2よりも小さく、編組シールド100の重なり部103で樹脂素線101同士は接触するものの金属素線102同士は接触し難いため、金属素線102同士が擦れて摩耗し難い。
なお、樹脂素線101は、持数が2以上であり、1打の両端に配置されることが望ましい。これにより、編組シールド100の重なり部103で1打同士が樹脂素線101で支持されてその間の空間に金属素線102が移動自在に配置されるため、金属素線102同士が接触することをより効果的に抑制することができ、また金属素線102同士が接触したとしても金属素線102同士がずれるように移動するため、金属素線102同士が擦れて摩耗することが無い。
次に、移動用ケーブルを説明する。
図2に示す通り、本発明の実施の形態に係る移動用ケーブル200は、複数本の芯線201と、複数本の芯線201の周囲に形成された内層シース202と、内層シース202の周囲に形成された編組シールド100と、編組シールド100の周囲に形成された外層シース203と、を備えている。
そのため、移動用ケーブル200においては、移動用ケーブル200が繰り返し屈曲されても、編組シールド100の重なり部103で金属素線102同士が擦れて摩耗し難く、芯線201と金属素線102とが導通して短絡する等の不具合が発生する虞が殆ど無い。
また、編組シールド100は、交織編組シールドの構造を採っているため、これを移動用ケーブル200に使用することにより、移動用ケーブル200の回転性、即ち、捻れ性を改善することができ、移動用ケーブル200の繰り返し屈曲に伴う芯線201の断線を抑制することが可能となる。
なお、編組シールド100を使用してさえいれば、その他の構成に関しては特に限定されない。
以上の通り、本発明によれば、重なり部103で金属素線102同士が擦れて摩耗することを抑制することが可能な編組シールド100及びこれを使用した移動用ケーブル200を提供することができる。
100 編組シールド
101 樹脂素線
102 金属素線
103 重なり部
200 移動用ケーブル
201 芯線
202 内層シース
203 外層シース

Claims (5)

  1. 金属素線と前記金属素線よりも外径が大きい樹脂素線とを織り込んで形成されていることを特徴とする編組シールド。
  2. 前記樹脂素線は、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体樹脂、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂、及びポリエーテルエーテルケトン樹脂の何れか1種からなる請求項1に記載の編組シールド。
  3. 前記樹脂素線は、持数が2以上であり、1打の両端に配置される請求項1又は2に記載の編組シールド。
  4. 前記金属素線は、前記樹脂素線同士の接触によって支持される空間に配置されている請求項1〜3の何れか一項に記載の編組シールド。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の編組シールドを備えていることを特徴とする移動用ケーブル。
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