JP2017015573A - ガスクロマトグラフ - Google Patents

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Abstract

【課題】サンプルループ内に短時間で均一に試料を充填することができるガスクロマトグラフを提供する。【解決手段】六方バルブ5により、サンプルループ6に連通する流路11〜16,19を第1流路状態又は第2流路状態に切り替える。第1流路状態では、サンプルループ6の両端部に試料供給部1が連通し、当該両端部からサンプルループ6内に試料が充填される。第2流路状態では、サンプルループ6の一端部がAFC10に連通し、他端部がカラム3に連通することにより、サンプルループ6内から脱離した試料がカラム3に導入される。第1流路状態において、サンプルループ6に両端部から試料が充填されるため、サンプルループ6内に存在する試料の濃度にばらつきが生じにくく、サンプルループ6内に存在する試料の濃度を短時間で均一にすることができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、サンプルループを備えたガスクロマトグラフに関するものである。
試料供給部から供給される試料をサンプルループに充填し、当該サンプルループ内から脱離させた試料をキャリアガスとともにカラムに導入することにより分析を行うガスクロマトグラフが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。この種のガスクロマトグラフには、サンプルループに連通する流路を切り替える流路切替部が備えられている。
流路切替部は、例えば六方バルブにより構成されており、当該六方バルブを回転させることにより流路を切り替えることができる。具体的には、六方バルブの回転位置に応じて、サンプルループ内に試料を充填させる状態、又は、サンプルループ内から脱離した試料をカラムに導入する状態に切り替えられる。
国際公開第2014/038019号
上記サンプルループ内に試料を充填させる状態のときには、サンプルループの一端部から試料が導入され、当該サンプルループにおいて充填された試料を除く残りの試料がサンプルループの他端部から導出される。このとき、サンプルループの両端部に連通する流路内にそれぞれ試料が存在する状態となるが、試料供給部から供給される試料の量が少ない場合には、これらの流路内及びサンプルループ内に存在する試料の濃度にばらつきが生じる。そのため、サンプルループ内に充填される試料の量にもばらつきが生じ、分析の再現性が低下するという問題がある。
そこで、サンプルループの両端部に連通する流路内及びサンプルループ内に存在する試料の濃度が均一になるまで、待ち時間を設けることも考えられる。しかしながら、このような構成の場合には、サンプルループ内に試料を充填する時間が長くなってしまうという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、サンプルループ内に短時間で均一に試料を充填することができるガスクロマトグラフを提供することを目的とする。
(1)本発明に係るガスクロマトグラフは、試料供給部と、サンプルループと、キャリアガス供給部と、カラムと、検出部と、流路切替部とを備える。前記試料供給部は、試料を供給する。前記サンプルループには、前記試料供給部から供給される試料が充填される。前記キャリアガス供給部は、前記サンプルループ内にキャリアガスを供給する。前記カラムには、前記サンプルループ内から脱離した試料がキャリアガスとともに導入される。前記検出部は、前記カラムを通過する過程で分離された試料成分を検出する。前記流路切替部は、前記サンプルループに連通する流路を第1流路状態又は第2流路状態に切り替える。前記第1流路状態では、前記サンプルループの両端部に試料供給部が連通し、当該両端部から前記サンプルループ内に試料が充填される。前記第2流路状態では、前記サンプルループの一端部が前記キャリアガス供給部に連通し、他端部が前記カラムに連通することにより、前記サンプルループ内から脱離した試料が前記カラムに導入される。
このような構成によれば、第1流路状態においてサンプルループの両端部に試料供給部が連通した状態となり、当該両端部からサンプルループ内に試料が充填される。これにより、サンプルループの一端部のみから試料が導入されるような従来の構成と比較して、サンプルループ内に存在する試料の濃度にばらつきが生じにくく、サンプルループ内に存在する試料の濃度を短時間で均一にすることができる。したがって、サンプルループ内に短時間で均一に試料を充填することができる。
(2)前記ガスクロマトグラフは、前記第1流路状態において前記サンプルループの両端部に連通する1対の流路と、前記1対の流路内の空気を排気して減圧するポンプとをさらに備えていてもよい。前記1対の流路は、前記試料供給部に連通する供給側流路と、前記ポンプに連通する排気側流路とからなる。この場合、前記供給側流路と前記排気側流路とがバイパス流路で接続されることにより、前記第1流路状態において前記サンプルループの両端部に試料供給部が連通してもよい。
このような構成によれば、供給側流路と排気側流路とからなる1対の流路をバイパス流路で接続しただけの簡単な構成で、第1流路状態においてサンプルループの両端部に試料供給部が連通した状態とし、当該両端部からサンプルループ内に試料を充填させることができる。すなわち、1対の流路内の空気をポンプで排気して減圧することによりサンプルループ内に試料を充填することができるような従来の構成に、1対の流路を接続するバイパス流路を設けるだけでよいため、簡単な構成でサンプルループ内に短時間で均一に試料を充填することができる。
(3)前記ガスクロマトグラフは、前記試料供給部と前記バイパス流路との間における前記供給側流路に設けられた供給側バルブと、前記ポンプと前記バイパス流路との間における前記排気側流路に設けられた排気側バルブとをさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、供給側バルブ及び排気側バルブの開閉状態を切り替えることにより、1対の流路内の空気をポンプで排気して減圧する状態、又は、サンプルループの両端部から試料を充填させる状態に容易に切り替えることができる。
(4)前記ガスクロマトグラフは、前記第1流路状態において、前記供給側バルブを閉じ、かつ、前記排気側バルブを開いた状態で前記ポンプを駆動させることにより、前記1対の流路内を減圧し、その後に前記供給側バルブを開き、かつ、前記排気側バルブを閉じた状態に切り替えることにより、前記試料供給部から前記サンプルループ内に試料を充填させる制御部をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、供給側バルブ及び排気側バルブの開閉状態を制御部により自動で切り替えて、1対の流路内の空気をポンプで排気して減圧する状態、又は、サンプルループの両端部から試料を充填させる状態に切り替えることができる。これにより、1対の流路内を適切な時間だけ減圧した後、サンプルループ内に適切な時間だけ試料を充填するという動作を自動で行うことができるため、サンプルループ内に短時間で良好に試料を充填することができる。
本発明によれば、サンプルループ内に存在する試料の濃度にばらつきが生じにくく、サンプルループ内に存在する試料の濃度を短時間で均一にすることができるため、サンプルループ内に短時間で均一に試料を充填することができる。
本発明の一実施形態に係るガスクロマトグラフの構成例を示した図である。 ガスクロマトグラフの電気的構成の一例を示したブロック図である。 試料導入時の制御部による処理の流れを示したフローチャートである。
1.ガスクロマトグラフの全体構成及び動作
図1は、本発明の一実施形態に係るガスクロマトグラフの構成例を示した図である。
このガスクロマトグラフは、試料供給部1により供給される気体の試料を試料導入部2からカラム3内に導入し、カラム3を通過する過程で分離された試料成分を検出部4で検出することにより分析を行う。試料供給部1から試料導入部2までの流路には、例えば六方バルブ5、サンプルループ6、ポンプ7、供給側バルブ8、排気側バルブ9及びAFC(Advanced Flow Controller)10などが設けられている。
試料供給部1は、流路11を介して六方バルブ5に接続されている。ポンプ7は、流路12を介して六方バルブ5に接続されている。サンプルループ6は、その両端部がそれぞれ異なる流路13,14を介して六方バルブ5に接続されている。AFC10は、流路15を介して六方バルブ5に接続されている。試料導入部2は、流路16を介して六方バルブ5に接続されている。
各流路11〜16は、それぞれ六方バルブ5の異なるポートに接続されており、六方バルブ5を回転させて流路を切り替えることにより、各流路11〜16が互いに異なる組み合わせで接続されるようになっている。すなわち、六方バルブ5は、サンプルループ6に連通する流路を切り替える流路切替部を構成している。
供給側バルブ8は、流路11における試料供給部1と六方バルブ5との間に設けられており、当該流路11を開状態又は閉状態に切り替えることができる。排気側バルブ9は、流路12におけるポンプ7と六方バルブ5との間に設けられており、当該流路12を開状態又は閉状態に切り替えることができる。
六方バルブ5により、図1に実線で示すような組み合わせで各流路11〜16が互いに接続されている状態(第1流路状態)では、試料供給部1が、流路11,13を介してサンプルループ6の一端部に接続されるとともに、ポンプ7が、流路12,14を介してサンプルループ6の他端部に接続される。すなわち、第1流路状態では、試料供給部1に連通する流路11,13により構成される供給側流路17と、ポンプ7に連通する流路12,14により構成される排気側流路18とが、サンプルループ6の両端部に接続される。また、AFC10が流路15,16を介して試料導入部2に接続される。
本実施形態では、供給側流路17と排気側流路18とが、バイパス流路19により接続されている。より具体的には、供給側流路17における供給側バルブ8と六方バルブ5との間、及び、排気側流路18における排気側バルブ9と六方バルブ5との間が、バイパス流路19により接続されている。したがって、第1流路状態では、サンプルループ6の両端部に試料供給部1が連通した状態となる。
この第1流路状態では、試料供給部1から供給側流路17を介してサンプルループ6に試料を充填することが可能であるが、その際には、まず供給側バルブ8が閉じられ、かつ、排気側バルブ9が開かれた状態とされる。この状態でポンプ7を駆動させると、互いに連通している1対の流路17,18内の空気がポンプ7から排気されることにより、これらの1対の流路17,18内が減圧される。
その後、供給側バルブ8が開かれ、かつ、排気側バルブ9が閉じられた状態に切り替えられる。これにより、試料供給部1から供給側流路17を介してサンプルループ6の一端部に試料が導かれるとともに、供給側流路17から分岐するバイパス流路19及び排気側流路18を介してサンプルループ6の他端部に試料が導かれる。すなわち、サンプルループ6の両端部に試料供給部1が連通し、当該両端部からサンプルループ6内に試料が充填される。
AFC10は、キャリアガスを供給するキャリアガス供給部を構成している。キャリアガスとしては、Heガスなどの不活性ガスが用いられる。第1流路状態では、AFC10はサンプルループ6に接続されておらず、流路15,16を介して試料導入部2に直接接続されている。これにより、試料を含まないキャリアガスが、試料導入部2を介してカラム3に供給される状態が維持される。
上記のように、第1流路状態でサンプルループ6内に試料が充填された後、六方バルブ5が回転されることにより、図1に破線で示すような組み合わせで各流路11〜16が互いに接続された状態(第2流路状態)となる。第2流路状態では、AFC10が、流路13,15を介してサンプルループ6の一端部に連通し、試料導入部2が、流路14,16を介してサンプルループ6の他端部に連通する。また、試料供給部1は、サンプルループ6を介することなく、流路11,12を介してポンプ7に接続される。
この第2流路状態では、AFC10から継続して供給されているキャリアガスが、サンプルループ6内に供給される。このとき、サンプルループ6内に充填されている試料が脱離し、AFC10から供給されるキャリアガスとともに試料導入部2に導かれ、カラム3内に導入される。試料の脱離の際、サンプルループ6は加熱されてもよい。
キャリアガスとともにカラム3内に導入された試料は、カラム3を通過する過程で試料成分ごとに分離され、分離された各試料成分が検出部4により検出される。検出部4は、例えばBID(バリア放電イオン化検出器)により構成することができるが、これに限られるものではなく、例えばFID(水素炎イオン化検出器)などの他の検出器により構成されていてもよい。
2.ガスクロマトグラフの電気的構成
図2は、ガスクロマトグラフの電気的構成の一例を示したブロック図である。
このガスクロマトグラフの動作は、例えばCPU(Central Processing Unit)を含む制御部20により制御される。制御部20は、CPUがプログラムを実行することにより、流量制御部21、バルブ制御部22及びポンプ制御部23などとして機能する。
流量制御部21は、AFC10の動作を制御することにより、AFC10から供給されるキャリアガスの流量を調整する。バルブ制御部22は、六方バルブ5を回転させたり、供給側バルブ8又は排気側バルブ9を開閉させたりすることにより、試料供給部1、試料導入部2、サンプルループ6、ポンプ7及びAFC10などの互いの連通状態を切り替える。ポンプ制御部23は、サンプルループ6に対する試料の充填時に、ポンプ7の動作を制御する。
制御部20は、図1を用いて説明したような態様で、流量制御部21、バルブ制御部22及びポンプ制御部23により、AFC10、六方バルブ5、供給側バルブ8、排気側バルブ9及びポンプ7の動作を制御する。これにより、試料供給部1からサンプルループ6内に試料を充填させ、その試料をサンプルループ6内から脱離させてカラム3に導入させる動作を自動で行うことができる。
3.試料導入時の制御部による処理
図3は、試料導入時の制御部20による処理の流れを示したフローチャートである。
試料導入時には、流量制御部21がAFC10からのキャリアガスの供給を開始させる(ステップS101)。その後の分析中は、キャリアガスの供給が継続された状態で維持される。
この状態で、まず、バルブ制御部22が供給側バルブ8を閉じるとともに(ステップS102)、排気側バルブ9を開くことにより(ステップS103)、各流路11〜16を第1流路状態とする。そして、ポンプ制御部23がポンプ7を駆動させることにより(ステップS104)、サンプルループ6の両端部に連通する1対の流路17,18内が減圧される。
ポンプ7が駆動を開始してから所定時間が経過することにより(ステップS105でYes)、1対の流路17,18内が十分に減圧された状態(例えば真空状態)になると、バルブ制御部22が排気側バルブ9を閉じるとともに(ステップS106)、供給側バルブ8を開くことにより(ステップS107)、各流路11〜16を第2流路状態とする。
これにより、サンプルループ6の両端部に試料供給部1が連通し、当該両端部からサンプルループ6内に試料が充填される。上記所定時間は、試料供給部1からサンプルループ6内へと試料が十分に導かれる程度に1対の流路17,18内を減圧することができる時間として、予め定められていてもよいし、作業者が任意に設定できてもよい。
第2流路状態になると、試料供給部1からサンプルループ6内に徐々に試料が充填される。そして、所定時間が経過することにより(ステップS108でYes)、サンプルループ6内に十分な量の試料が充填された後、バルブ制御部22が六方バルブ5を切り替えることにより(ステップS109)、サンプルループ6内から脱離する試料がカラム3に導入される。上記所定時間は、サンプルループ6内に十分な量の試料を充填することができる程度の時間として、予め定められていてもよいし、作業者が任意に設定できてもよい。
4.作用効果
(1)本実施形態では、図1に実線で示す第1流路状態において、サンプルループ6の両端部に試料供給部1が連通した状態となり、当該両端部からサンプルループ6内に試料が充填される。これにより、サンプルループ6の一端部のみから試料が導入されるような従来の構成と比較して、サンプルループ6内に存在する試料の濃度にばらつきが生じにくく、サンプルループ6内に存在する試料の濃度を短時間で均一にすることができる。したがって、サンプルループ6内に短時間で均一に試料を充填することができる。
(2)特に、本実施形態では、供給側流路17と排気側流路18とからなる1対の流路17,18をバイパス流路19で接続しただけの簡単な構成で、第1流路状態においてサンプルループ6の両端部に試料供給部1が連通した状態とし、当該両端部からサンプルループ6内に試料を充填させることができる。すなわち、1対の流路17,18内の空気をポンプ7で排気して減圧することによりサンプルループ6内に試料を充填することができるような従来の構成に、1対の流路17,18を接続するバイパス流路19を設けるだけでよいため、簡単な構成でサンプルループ6内に短時間で均一に試料を充填することができる。
(3)また、本実施形態では、供給側バルブ8及び排気側バルブ9の開閉状態を切り替えることにより、1対の流路17,18内の空気をポンプ7で排気して減圧する状態、又は、サンプルループ6の両端部から試料を充填させる状態に容易に切り替えることができる。
(4)特に、供給側バルブ8及び排気側バルブ9の開閉状態を制御部20により自動で切り替えることにより、1対の流路17,18内を適切な時間だけ減圧した後、サンプルループ6内に適切な時間だけ試料を充填するという動作を自動で行うことができるため、サンプルループ6内に短時間で良好に試料を充填することができる。
5.変形例
以上の実施形態では、制御部20が、AFC10、六方バルブ5、供給側バルブ8、排気側バルブ9及びポンプ7の動作を自動で制御するような構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、上記各部の少なくとも1つが作業者により手動で動作されるような構成であってもよい。
試料供給部1から試料導入部2までの流路は、上述した各流路11〜16,19などにより構成されるものに限らず、任意の流路構成を採用することができる。この場合、流路の途中に六方バルブ5、供給側バルブ8、排気側バルブ9及びポンプ7が備えられた構成に限らず、これらの少なくとも1つが備えられていない構成であってもよいし、他の部材が設けられた構成であってもよい。
また、第1流路状態においてサンプルループ6に両端部から試料を充填することができるような構成であれば、上記実施形態のような位置にバイパス流路19が設けられた構成に限られるものではない。さらに、バイパス流路19に限らず、他の流路構成を用いて、サンプルループ6に両端部から試料を充填させるような構成であってもよい。
サンプルループ6内に試料を充填する際、試料供給部1に対して下流側に設けられたポンプ7により1対の流路17,18内を減圧するような構成に限らず、例えば試料供給部1側(上流側)からコンプレッサなどを用いて加圧することにより、サンプルループ6内に試料を充填するような構成であってもよい。
また、試料供給部1において液体試料が収容されている容器を加熱することにより、当該容器内で試料を揮発させ、当該容器の上部に形成されたヘッドスペース(上部空間)から試料を供給するヘッドスペース法を用いて、サンプルループ6内に試料を充填することも可能である。
1 試料供給部
2 試料導入部
3 カラム
4 検出部
5 六方バルブ
6 サンプルループ
7 ポンプ
8 供給側バルブ
9 排気側バルブ
10 AFC
11〜16 流路
17 供給側流路
18 排気側流路
19 バイパス流路
20 制御部
21 流量制御部
22 バルブ制御部
23 ポンプ制御部

Claims (4)

  1. 試料を供給する試料供給部と、
    前記試料供給部から供給される試料が充填されるサンプルループと、
    前記サンプルループ内にキャリアガスを供給するキャリアガス供給部と、
    前記サンプルループ内から脱離した試料がキャリアガスとともに導入されるカラムと、
    前記カラムを通過する過程で分離された試料成分を検出する検出部と、
    前記サンプルループに連通する流路を切り替える流路切替部とを備え、
    前記流路切替部は、
    前記サンプルループの両端部に試料供給部が連通し、当該両端部から前記サンプルループ内に試料が充填される第1流路状態、又は、
    前記サンプルループの一端部が前記キャリアガス供給部に連通し、他端部が前記カラムに連通することにより、前記サンプルループ内から脱離した試料が前記カラムに導入される第2流路状態に前記流路を切り替えることを特徴とするガスクロマトグラフ。
  2. 前記第1流路状態において前記サンプルループの両端部に連通する1対の流路と、
    前記1対の流路内の空気を排気して減圧するポンプとをさらに備え、
    前記1対の流路は、前記試料供給部に連通する供給側流路と、前記ポンプに連通する排気側流路とからなり、
    前記供給側流路と前記排気側流路とがバイパス流路で接続されることにより、前記第1流路状態において前記サンプルループの両端部に試料供給部が連通することを特徴とする請求項1に記載のガスクロマトグラフ。
  3. 前記試料供給部と前記バイパス流路との間における前記供給側流路に設けられた供給側バルブと、
    前記ポンプと前記バイパス流路との間における前記排気側流路に設けられた排気側バルブとをさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のガスクロマトグラフ。
  4. 前記第1流路状態において、前記供給側バルブを閉じ、かつ、前記排気側バルブを開いた状態で前記ポンプを駆動させることにより、前記1対の流路内を減圧し、その後に前記供給側バルブを開き、かつ、前記排気側バルブを閉じた状態に切り替えることにより、前記試料供給部から前記サンプルループ内に試料を充填させる制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載のガスクロマトグラフ。
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