JP2017015282A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】バーナ用開口の周縁にバーナリングを固定するにあたって、固定ネジを使用することなく、適切にバーナリングを装着可能で、作業性に優れる固定構造を提供する。
【解決手段】バーナ用開口30の周縁の天板3の上下面にそれぞれ、バーナリング24及びリング下50を配設し、リング下50の下方に固定部材60を配設する。バーナリング24の下面から下方に延在する挿入部250をリング下50の挿入孔の下方に突出させ、挿入部250の外周面から突出する固定用突起部と、固定部材60の取り付け孔の周縁に形成された固定用係合部とを係合させることにより、天板3を挟んだ状態でバーナリング24とリング下50をバーナ用開口30の周縁に固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、バーナ用開口の周縁の天板の上面にバーナリングが配設されるガスコンロに関する。
従来、図8に示すように、上方開放の矩形箱体であるコンロ本体810内にガスバーナ802が収容され、コンロ本体810の上方開放部を天板803で被覆した構成を有するガスコンロが知られている。この種のガスコンロにおいて、ガスバーナ802は、コンロ本体810内の所定位置に固定されており、ガスバーナ802のバーナヘッド820に対応する天板803の各位置にはバーナ用開口830が形成されている。
バーナヘッド820は、混合管821の下流端部から上方に延設されたバーナボディ822の上端に載置されており、バーナヘッド820の下面とバーナボディ822の上面との間には多数の炎孔824が形成されている。また、バーナ用開口830からはバーナボディ822に続いてバーナヘッド820が天板803の上方へ突出しており、炎孔824が天板803の上方に露出している。
バーナ用開口830の周縁とバーナボディ822の外周面との間には、環状の隙間Saが形成され、この隙間Saを塞ぐようにリング下860に固定された環状のバーナリング804が配設されている。
上記バーナ用開口830の周縁へのバーナリング804の固定構造としては、例えば、図9や図10に示すものが提案されている(特許文献1及び2)。この図9に示すものでは、天板803の上面にバーナリング804を配設するとともに、天板803の下面にリング下860を配設し、リング下860側からバーナリング804の下面に固定ネジ833を螺入させることにより、バーナリング804とリング下860とをバーナ用開口830の周縁に固定している。また、図10に示すものでは、バーナリング904の下面から係止片905を突設させる一方、バーナ用開口930の周縁に、周縁を挟み込む挟持部910と、挟持部910から隙間Sb内に突出し、係止片905を弾性力によって下方へ押込み状態に係止する係止部911とを有する弾性リング900を装着し、天板903側から係止片905を係止部911に押し込むことによって、バーナリング904をバーナ用開口930の周縁に固定している。
特開2010−216775号公報 特開2007−285626号公報
ところで、近年、ガスコンロのデザイン性の向上の観点から、天板上に配置される部材を小型化することが求められている。そのため、バーナリングも小径化される傾向にある。
しかしながら、特許文献1のようにバーナリングの下面から固定ネジを螺入させてバーナリング及びリング下を固定する場合、所定径のネジ孔を形成するためには一定の肉厚を有する取り付け座をバーナリングの下面に複数設けなければならず、バーナリングの小径化が難しい。また、特許文献2のようにバーナリングの係止片を弾性リングの係止部に嵌入させる場合、係止片の嵌め込み箇所が複数必要となるため、全ての係止片を均一に係止部に嵌め込ませることは困難であり、バーナリングを小径化すると作業性に劣る。さらに、係止片を1つずつ係止部に嵌め込むと、係止片が係止部に対して傾いた状態で嵌め込まれやすく、係止部が変形したり、嵌め合いが不完全になったりするという問題がある。
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、バーナ用開口の周縁にバーナリングを固定するにあたって、固定ネジを使用することなく、適切にバーナリングを装着可能で、作業性に優れる固定構造を提供することにある。
本発明は、ガスバーナを臨ませるバーナ用開口が形成されている天板と、
バーナ用開口とガスバーナとの間の隙間を覆うようにバーナ用開口の周縁の天板の上面に配設されるバーナリングと、
バーナ用開口の周縁の天板の下面に配設されるリング下と、
リング下の下面に配設される固定部材と、を備え、
バーナリングは、ガスバーナが挿入されるリング孔と、バーナリングの下面から下方に延在し、バーナ用開口に挿入されたときに下端部がリング下の下面よりも下方に突出する挿入部と、挿入部の外周面から外方に突出する固定用突起部とを有し、
リング下は、バーナリングの挿入部が挿入される挿通孔を有し、
固定部材は、バーナリングの挿入部が挿入される取り付け孔と、取り付け孔の周縁に、バーナリングの固定用突起部と係合する固定用係合部とを有しており、
バーナリングの挿入部の下端部をリング下の挿入孔より下方に突出させた状態で、バーナリングの挿入部の下端部に対して固定部材を周方向に回転させて、バーナリングの固定用突起部と固定部材の固定用係合部とを係合させることにより、天板を挟んでバーナリングとリング下とがバーナ用開口の周縁に固定されるガスコンロである。
上記ガスコンロによれば、バーナリングの周縁の天板の上面にバーナリングを配設し、バーナリングの周縁の天板の下面にリング下を配設すると、バーナリングの下面から下方に延在する挿入部がリング下の挿入孔よりも下方に突出する態様となる。バーナリングの挿入部の外周には外方に突出する固定用突起部が形成されている一方、リング下の下方に配設される固定部材の取り付け孔の周縁には固定用係合部が形成されており、リング下から下方に突出するバーナリングの挿入部の下端部に対して固定部材を周方向に回転させれば、固定用突起部と固定用係合部とが係合するから、バーナリング、及び固定部材が回り止め状態で固定される。そして、バーナ用開口の周縁の天板の下面にはリング下を配設しており、リング下の下方に固定部材を配設しているから、バーナリングと固定部材を固定することにより、天板を挟んでバーナリングとリング下とをバーナ用開口の周縁に固定することができる。
上記ガスコンロにおいて、好ましくは、
固定部材の固定用係合部は、取り付け孔の周縁に、下方に膨出する膨出部を有し、
膨出部は、周方向に沿って下方への突出量が大きくなるように形成されており、
バーナリングの挿入部の下端部をリング下の挿入孔より下方に突出させた状態で、バーナリングの挿入部の下端部に対して固定部材を周方向に回転させて、バーナリングの固定用突起部と固定部材の膨出部とを係合させる。
上記ガスコンロによれば、バーナリングの挿入部の外周面の下端部に固定用突起部が形成されており、固定部材の取り付け孔の周縁に形成されている固定用係合部が下方に膨出するとともに、周方向に沿って下方への突出量が大きくなるように形成された膨出部を備えているから、バーナリングを固定するにあたって、固定部材を周方向に回転させると、固定部材の取り付け孔の周縁をバーナリングの挿入部の外周面の下端部に形成された固定用突起部に対して低い摩擦抵抗で滑らせることができ、固定部材を固定用突起部との隙間に円滑に回転挿入させることができる。また、固定用係合部として膨出部を設けた場合、折り曲げ部を設ける場合よりも高い加工精度が得られるから、確実に固定用突起部と膨出部とを係合させることができる。さらに、バーナリングの固定用突起部は挿入部の外周面から外方に突出する一方、固定部材の膨出部は取り付け孔の周縁に設けられており、従って、バーナリングの係合解除方向である周方向に略直交する態様で固定用突起部と膨出部とが係合するから、バーナリングに衝撃が加えられても、バーナリングの固定が解除され難い。
上記ガスコンロにおいて、好ましくは、
固定部材は、膨出部の下面から下方に突出する凸部を有し、
バーナリングの挿入部の下端部をリング下の挿入孔より下方に突出させた状態で、バーナリングの固定用突起部が固定部材の膨出部の凸部を乗り越える位置までバーナリングの挿入部の下端部に対して固定部材を周方向に回転させて、バーナリングの固定用突起部と固定部材の膨出部とを係合させる。
上記ガスコンロによれば、固定用突起部と係合する固定用係合部の膨出部に下方に突出する凸部が形成され、固定用突起部が凸部を乗り越える位置まで固定部材を周方向に回転させるから、係合解除方向へのバーナリングの回転を規制することができる。これにより、確実にバーナリングと固定部材とが回り止め状態で固定され、さらにバーナリングの固定の解除を防止できる。
上記ガスコンロにおいて、好ましくは、
バーナリングは、挿入部の外周面に、固定用突起部より外方への突出量の少ない突条部を有し、
リング下は、挿通孔の内周に、バーナリングの固定用突起部が嵌挿される切れ込み部と、バーナリングの突条部が嵌挿される切欠き部とを有する。
上記ガスコンロによれば、バーナリングの挿入部の外周面に形成された固定用突起部及び突条部はそれぞれ、リング下の挿通孔の内周に形成された切れ込み部及び切欠き部に嵌挿されるから、バーナリングに衝撃が加えられてもバーナリングの固定が解除され難い。また、上記ガスコンロによれば、容易にバーナリングのリング孔とリング下の挿入孔の中心位置を合わせることができる。さらに、バーナリングを固定するにあたって、バーナリングの挿入部の外周に形成された固定用突起部及び突条部をそれぞれ、リング下の切れ込み部及び切欠き部に嵌挿させて回り止め状態とすれば、バーナリングを保持した状態で固定部材を周方向に回転させることにより、バーナリングのみが固定部材と共回りするのを防止できる。
以上のように、本発明によれば、リング下の下方から配設される固定部材により、天板の上面に配設されるバーナリングと天板の下面に配設されるリング下とをバーナ用開口の周縁に固定できるから、バーナリングの固定のために固定ネジ等を使用する必要がなく、バーナリングを小径化できる。また、固定部材を周方向に回転させることにより、バーナリングと固定部材とが回り止め状態で固定され、それによってバーナ用開口の周縁の天板を挟んだ状態でバーナリングとリング下とを固定できるから、バーナリングの傾きやリング下の変形も防止できる。これにより、本発明によれば、ガスコンロのデザイン性に優れるだけでなく、組み立て時の作業性にも優れる固定構造を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るガスコンロの一例を示す概略斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るガスコンロの一例を示す要部概略断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るバーナリングの一例を示す概略斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るリング下の一例を示す上方概略斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る固定部材の一例を示す下方概略斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態に係るガスコンロでバーナリングが組み付けられた状態の一例を示す要部概略斜視図である。 図7は、図6の要部概略拡大断面図である。 図8は、従来のガスコンロの一例を示す要部概略断面図である。 図9は、従来のガスコンロの一例を示す要部概略拡大断面図である。 図10は、従来のガスコンロの他の一例を示す要部概略拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態に係るガスコンロについて具体的に説明する。
図1は、本実施の形態のガスコンロの一例を示す概略斜視図であり、図2は、図1のガスコンロの要部概略断面図である。図1に示すように、本実施の形態に係るガスコンロは、コンロ本体10内に外炎式のコンロバーナ2を複数収容したものであり、図2に示すように、そのコンロ本体10の上面を構成する天板3には、コンロバーナ2のバーナ部2Aを上方へ突出させる円形のバーナ用開口30が開設されている。また、バーナ用開口30の周縁上部(天板3の上面)には、円環状の五徳12が載置されている。さらに、バーナ部2Aの中央には、コンロ本体10内から鍋底温度センサ31が突設されている。
なお、本明細書では、天板3に後述するバーナリング24が取り付けられた状態における天板3とコンロ本体10が対向する方向を上下方向という。従って、バーナリング24を天板3に取り付けるにあたって、天板3を上下反転あるいは傾けたりする場合においても、天板3の上面側を上方といい、下面側を下方という。
コンロバーナ2は、一端が図示しないガス供給装置のガス噴射ノズルに対峙して開口し、他端がバーナ用開口30に対峙して開口する混合管20を有しており、その混合管20の他端の開口である出口部201には、バーナ部2Aを構成するバーナボディ21と、バーナヘッド22と、バーナキャップ23とがこの順序で上方へ積み重なるように配設されている。
図2に示すように、混合管20の出口部201は、バーナ用開口30へ向かって上方に延びる内外二重円筒状に形成されており、この出口部外周壁202の上端部にバーナボディ21の下端部(後述するボディ内周壁213の下端部)が嵌合され、出口部内周壁203の上端部にバーナヘッド22の下端部(後述するヘッド内周壁223の下端部)が嵌合される。これにより、バーナボディ21の内部には、上下に開放するガス導通路S2が画成されている。
バーナヘッド22は、上記ガス導通路S2を上方から覆うようにバーナボディ21の上部に取り付けられている。ヘッド外周壁222の下端部には、上記ガス導通路S2へ繋がる複数のスリット状の炎孔220が外周向きに開設されており、混合管20の出口部201からガス導通路S2内へ送り込まれた混合ガスは、この炎孔220を通じてバーナヘッド22の外周側へ噴出される。
バーナボディ21は、内外二重円筒状に形成されており、ボディ内周壁213の下端部が、既述した出口部外周壁202の上端部に嵌合されている。ボディ外周壁212は、後述するバーナリング24のリング孔240に挿入される外径を有し、ボディ内周壁213とボディ外周壁212の上端は、ボディ上壁214で繋がっている。なお、図示しないが、ボディ内周壁213とボディ外周壁212との間には、コンロ本体10内から上方に向かって点火電極及びサーモカップルを立設させており、ボディ上壁214に穿設された透孔から上方に形成される炎孔220にこれらの先端を臨ませている。
天板3のバーナ用開口30の周縁とバーナボディ21の外周面との間には、環状の隙間S1が形成されている。そして、この隙間S1を覆うように環状体に形成されたアルミダイカスト製のバーナリング24が、天板3の上面に黒鉛シートからなる環状の上パッキン41を介して配設されている。バーナ用開口30を除く天板3の下面略全体には、バーナ用開口30と略同径の開口部430が形成された矩形状のアルミ製の放熱板43が配設されている。また、バーナ用開口30の周縁における天板3の下面には、矩形状を有する金属製のリング下50が、放熱板43、及び黒鉛シートからなる環状の下パッキン42を介して配設されており、さらにその下方に金属製の薄板からなる環状の固定部材60が配設されている。
図2及び図3に示すように、バーナリング24は、バーナボディ21と同心で略円形のリング孔240を有しており、リング孔240から上方にバーナ部2Aが突設される。バーナリング24の外周縁には、下方に凸の外周リブ260が全域に渡って設けられており、図示しないがバーナリング24の外周縁の上面には、対向する位置に五徳12を係止させるための凹部が形成されている。また、バーナリング24の外周縁の下面全周には、上パッキン41が嵌め込まれる凹部242が形成されている。さらに、バーナリング24のリング孔240が形成されている内周の下面には、下方に延在し、バーナ用開口30に挿入される環状の挿入部250が形成されている。なお、挿入部250は、リング孔240よりも外周寄りの下面に設けられてもよいし、下面の一部のみに円弧状に設けられてもよい。
挿入部250の外周面には、外方に突出する複数の突条部252が形成されている。この突条部252は、上下方向で挿入部250の全体に渡って外方に突出しており、その外径は、後述するリング下50の挿入孔510の内周に形成された切欠き部511に嵌挿される大きさに形成されている。また、挿入部250の外周面には、突条部252,252の間であって、一定の角度、離間した位置に複数(本実施の形態では、3個)のボス部253が形成されている。このボス部253は、突条部252と同様に、上下方向で挿入部250の全体に渡って外方に突出しているが、上ボス部254と下ボス部255との間には内方に切欠かれた凹部256を有している。下ボス部255の外径は、突条部252よりも外方に突出する大きさであって、後述するリング下50の切欠き部511よりも拡径された切れ込み部512に嵌挿される大きさに形成されている。さらに、下ボス部255の上面は、バーナリング24とリング下50とをバーナ用開口30の周縁に固定するために、下ボス部255の上面と、その上方に位置するバーナリング24の下面との間で、上パッキン41、天板3、放熱板43、下パッキン42、リング下50及び固定部材60の内周縁を収容可能な位置に形成されている。この下ボス部255は、後述するようにバーナリング24を固定するための固定用突起部として機能する。
図4に示すように、リング下50は、中央部に挿入孔510を有しており、挿入孔510には、バーナリング24の挿入部250が挿入される。また、挿入孔510の内周には、既述したバーナリング24の挿入部250の突条部252が嵌挿される複数の半円弧状の内方に開口する切欠き部511と、切欠き部511より拡径され、挿入部250の下ボス部255が嵌挿される複数の略矩形状の内方に開口する切れ込み部512とが形成されている。さらに、挿入孔510の外方には、下パッキン42が嵌め込まれる下方に突出する凹部520が全周に渡って形成されており、凹部520の外周近傍には、下パッキン42の挿入を確認する確認孔530が形成されている。
図5及び図6に示すように、固定部材60は、中央部に変形丸孔形状に形成された取り付け孔610を有しており、取り付け孔610は、3箇所の小径の円弧部611と、円弧部611,611間で拡径された直線部612とが連続して構成されている。小径の円弧部611は、バーナリング24の挿入部250に形成された下ボス部255の外径よりは小さいが、突条部252の下端部が挿入可能な内径を有しており、拡径された直線部612は、下ボス部255が挿入可能な内径を有している。これにより、取り付け時に、容易に固定部材60の取り付け孔610にバーナリング24の挿入部250を挿入させることができる。
固定部材60の小径の円弧部611の周縁の一部には、下方に膨出する膨出部611aが絞り加工により複数(本実施の形態では、3箇所)形成されている。この膨出部611aは、固定用突起部である下ボス部255と係合する固定用係合部として機能する。膨出部611aは、周方向(本実施の形態では、下方視で反時計回り方向)で下方への突出量が段階的に大きくなるように形成されている。また、バーナリング24を取り付けたときの傾きを防止するため、いずれの膨出部611aも、同一の突出量となるように形成されているが、1つの膨出部611aの下面には、下方に突出する凸部611bが形成されている。さらに、膨出部611aは、下ボス部255の上面と一定面積を有する面で係合するように、半径方向に一定幅で形成されている。なお、膨出部611aは、周方向に同一突出量で形成されてもよいし、連続的に突出量が大きくなるように形成されてもよい。また、凸部611bは、複数の膨出部611aに設けられてもよいし、1つの膨出部611aに複数設けられてもよい。
固定部材60の取り付け孔610の一部を構成する大径の各直線部612には、下方に突出する爪部615が形成されている。この爪部615は、バーナリング24を固定するにあたって、固定部材60を周方向に回転させるための把持部として機能する。また、固定部材60の外周近傍には、下パッキン42の挿入を確認する確認孔616が複数形成されている。
図1に戻って、バーナリング24の周囲には、五徳12が載置される。五徳12は、バーナリング24の周囲に載置される五徳枠121と、これに取り付けられている複数の五徳爪122とを有し、五徳爪122のうち対向する位置にある一対の五徳爪122の下辺からは内方に延在する延在部が形成されている。これらの延在部は、既述したバーナリング24の外周縁の上面に形成された凹部に係止される。
次に、本実施の形態のガスコンロで、バーナリング24の天板3への組み付けについて説明する。なお、放熱板43は、天板3の下面に装着されているものとする。
バーナ用開口30の周縁の天板3の上面に上パッキン41を介して上方からバーナリング24を配設させる一方、バーナ用開口30の周縁の天板3の下面に設けられた放熱板43に下パッキン42を介して下方からリング下50を配設させる。このとき、既述したように、リング下50の挿入孔510の内周に形成された切欠き部511は、突条部252が嵌挿される内径に形成されており、切れ込み部512は、下ボス部255が嵌挿される内径に形成されているから、バーナリング24の挿入部250をリング下50の挿入孔510に挿入させると、バーナリング24、及びリング下50は、バーナ用開口30の周縁に対しては回動可能であるが、バーナリング24は、リング下50に対して回り止め状態となる。また、リング下50の挿入孔510にバーナリング24の挿入部250を挿入させると、バーナリング24のリング孔240とリング下50の挿入孔510とは、同心円で天板3の上下に配設される。
次いで、固定部材60の取り付け孔610にリング下50の下面から下方に突出しているバーナリング24の挿入部250を挿入させる。固定部材60の取り付け孔610は、小径の円弧部611と大径の直線部612とを有しているため、円弧部611が形成されている位置に突条部252を挿入させ、直線部612が形成されている位置に下ボス部255を挿入させる。これにより、固定部材60はバーナリング24の挿入部250に対して遊嵌状態で外嵌される。
次いで、下ボス部255の上面に固定部材60の取り付け孔610の周縁の下面が乗り上がるように、固定部材60の爪部615を把持して周方向(本実施の形態では、下方視で反時計回り方向)に回転させていく。このとき、取り付け孔610の周縁に形成された膨出部611aは、周方向で突出量が大きくなるように形成されているとともに、一定幅を有するため、膨出部611aは下ボス部255との隙間に円滑に回転挿入される。また、バーナリング24の挿入部250の外周面に形成された突条部252及び下ボス部255はそれぞれ、リング下50の切欠き部511及び切れ込み部512に嵌挿されて回り止め状態となっているため、バーナリング24を保持した状態で固定部材60を周方向に回転させれば、バーナリング24のみが固定部材60と共回りすることもない。
また、図7に示すように、下ボス部255の上面とバーナリング24の下面との距離は、これらの間に天板3や上下パッキン41,42等の内周縁が収容されるように設けられているが、膨出部611aは周方向で突出量が大きくなるように形成されているから、固定部材60を周方向へ回転させると、固定部材60の上方に配設されているリング下50等が上方に押し上げられていき、下ボス部255の上面と膨出部611aの下面とが当接する。そして、1つの膨出部611aの下面には下方に突出する凸部611bが形成されているため、固定部材60を周方向へさらに回転させると、下ボス部255が凸部611bに当接する。既述したように、バーナ用開口30の周縁には黒鉛シートからなる弾性変形可能な上下パッキン41,42が設けられており、また膨出部611aは絞り加工で形成されて僅かではあるが弾性変形可能であるため、下ボス部255が凸部611bに当接した状態からさらに周方向に固定部材60を回転させると、図6に示すように、下ボス部255が凸部611bを乗り越えた位置まで回動する。これにより、バーナリング24の挿入部250の外周面に外方に突出するように形成された固定用突起部である下ボス部255の上面と、固定部材60に形成された固定用係合部である膨出部611aの下面とが係合し、バーナリング24と固定部材60とは相互に回り止め状態で固定される。そして、固定部材60の上方にはリング下50が配設されているから、バーナリング24が固定部材60により固定されることによって、天板3を挟んでバーナリング24とリング下50とがバーナ用開口30の周縁に固定される。
以上詳細に説明したように、本実施の形態の固定構造によれば、リング下50の下方に配設される固定部材60を回転させて、バーナリング24の挿入部250の外周面に外方に突出するように形成された下ボス部255を、固定部材60の取り付け孔610の周縁に形成された膨出部611aと係合させることにより、バーナリング24とリング下50とがバーナ用開口30の周縁に固定されるから、バーナリング24に肉厚の取り付け座を設ける必要がない。このため、バーナリング24を小径化でき、天板3の上面をすっきりした外観とすることができる。これにより、ガスコンロのデザイン性を向上できる。
また、バーナ用開口30の周縁へのバーナリング24の固定は、固定部材60を回転させるだけであるため、小さな固定部品への複雑な嵌め込み作業が不要であり、バーナリング24の傾きやリング下50の変形も生じ難い。また、絞り加工により膨出部611aが形成されているため、折り曲げ加工に比べて高い加工精度で膨出部611aを位置決めすることができる。これにより、各部材を適切な姿勢で組み付けることができるとともに、組み付け時の作業性を向上できる。
さらに、本実施の形態の固定構造によれば、バーナリング24、及びリング下50がバーナ用開口30の周縁に固定されたとき、バーナリング24の突条部252及び下ボス部255はそれぞれ、リング下50の挿入孔510の内周に形成された切欠き部511及び切れ込み部512に嵌挿されているから、バーナリング24の回転方向に対する強度を高めることができる。従って、鍋等の調理器が五徳12に衝突し、バーナリング24に衝撃が加えられても、バーナリング24の固定が解除され難い。
また、上記衝撃は、五徳12の側方から調理器が衝突して、バーナリング24の周方向に加えられる場合が多いが、バーナリング24の下ボス部255は挿入部250の外周面から外方に突出する一方、固定部材60の膨出部611aは取り付け孔610の周縁に設けられているから、バーナリング24の係合解除方向である周方向に略直交する態様で固定用突起部と膨出部とが係合される。さらに、膨出部611aの下面には、下方に突出する凸部611bが形成されているから、バーナリング24が係合解除方向に回転しても、凸部611bによりバーナリング24の回動を阻止できる。従って、一層確実にバーナリング24の固定の解除を防止できる。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、固定部材の固定用係合部として、取り付け孔の周縁に下方に膨出する膨出部が設けられているが、取り付け孔の周縁の一部にバーナリングの挿入部に形成されている固定用突起部の外径よりも小径に形成した固定用係合部を形成することにより、固定用突起部と固定用係合部とを係合させてもよい。
(2)上記実施の形態では、天板の下面に放熱板が添設されているが、放熱板のない天板が用いられてもよいし、放熱板が一体化された天板が用いられてもよい。
2 コンロバーナ
3 天板
30 バーナ用開口
24 バーナリング
240 リング孔
250 挿入部
255 下ボス部(固定用突起部)
50 リング下
510 挿入孔
511 切欠き部
512 切れ込み部
60 固定部材
610 取り付け孔
611a 膨出部(固定用係合部)
611b 凸部

Claims (4)

  1. ガスバーナを臨ませるバーナ用開口が形成されている天板と、
    バーナ用開口とガスバーナとの間の隙間を覆うようにバーナ用開口の周縁の天板の上面に配設されるバーナリングと、
    バーナ用開口の周縁の天板の下面に配設されるリング下と、
    リング下の下面に配設される固定部材と、を備え、
    バーナリングは、ガスバーナが挿入されるリング孔と、バーナリングの下面から下方に延在し、バーナ用開口に挿入されたときに下端部がリング下の下面よりも下方に突出する挿入部と、挿入部の外周面から外方に突出する固定用突起部とを有し、
    リング下は、バーナリングの挿入部が挿入される挿通孔を有し、
    固定部材は、バーナリングの挿入部が挿入される取り付け孔と、取り付け孔の周縁に、バーナリングの固定用突起部と係合する固定用係合部とを有しており、
    バーナリングの挿入部の下端部をリング下の挿入孔より下方に突出させた状態で、バーナリングの挿入部の下端部に対して固定部材を周方向に回転させて、バーナリングの固定用突起部と固定部材の固定用係合部とを係合させることにより、天板を挟んでバーナリングとリング下とがバーナ用開口の周縁に固定されるガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のガスコンロにおいて、
    固定部材の固定用係合部は、取り付け孔の周縁に、下方に膨出する膨出部を有し、
    膨出部は、周方向に沿って下方への突出量が大きくなるように形成されており、
    バーナリングの挿入部の下端部をリング下の挿入孔より下方に突出させた状態で、バーナリングの挿入部の下端部に対して固定部材を周方向に回転させて、バーナリングの固定用突起部と固定部材の膨出部とを係合させるガスコンロ。
  3. 請求項2に記載のガスコンロにおいて、
    固定部材は、膨出部の下面から下方に突出する凸部を有し、
    バーナリングの挿入部の下端部をリング下の挿入孔より下方に突出させた状態で、バーナリングの固定用突起部が固定部材の膨出部の凸部を乗り越える位置までバーナリングの挿入部の下端部に対して固定部材を周方向に回転させて、バーナリングの固定用突起部と固定部材の膨出部とを係合させるガスコンロ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスコンロにおいて、
    バーナリングは、挿入部の外周面に、固定用突起部より外方への突出量の少ない突条部を有し、
    リング下は、挿通孔の内周に、バーナリングの固定用突起部が嵌挿される切れ込み部と、バーナリングの突条部が嵌挿される切欠き部とを有するガスコンロ。
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