JP2017013541A - 自動車用防音構造及び自動車用吸音材の固定部材 - Google Patents

自動車用防音構造及び自動車用吸音材の固定部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2017013541A
JP2017013541A JP2015129754A JP2015129754A JP2017013541A JP 2017013541 A JP2017013541 A JP 2017013541A JP 2015129754 A JP2015129754 A JP 2015129754A JP 2015129754 A JP2015129754 A JP 2015129754A JP 2017013541 A JP2017013541 A JP 2017013541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorbing material
sound absorbing
panel
fixing member
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015129754A
Other languages
English (en)
Inventor
鈴木 寛
Hiroshi Suzuki
鈴木  寛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashi Telempu Corp
Original Assignee
Hayashi Telempu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayashi Telempu Corp filed Critical Hayashi Telempu Corp
Priority to JP2015129754A priority Critical patent/JP2017013541A/ja
Priority to PCT/JP2016/068033 priority patent/WO2016208498A1/ja
Publication of JP2017013541A publication Critical patent/JP2017013541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

【課題】吸音材の開口から侵入するノイズとパネルの振動を抑制することのできる自動車用防音構造を提供する。【解決手段】自動車用防音構造1は、車室内外を隔てるパネル20と、パネル20の車室側の面に沿って配置される吸音材10と、パネル20との間で吸音材10を挟持する固定部材30と、を有している。吸音材10は開口10bを備えるとともに、開口10bの周辺に、固定部材30とパネル20との間で押圧されて圧縮変形された変形部12を有する。【選択図】図2

Description

本発明は自動車用防音構造と自動車用吸音材の固定部材に関し、特に固定部材の構成に関する。
自動車の車室内の静粛化のために、各種の吸音材が車室内の多くの部位(車室内外を隔てるパネル上)に設けられている。吸音材として、パネルの細かな凹凸に追随する柔軟性を有し、空隙を多く含む繊維構造体や発泡体が好適に用いられる。吸音材は、この空隙の内部に音波を取り込み、音波を減衰させることで吸音作用を発揮し、音波を反射し、車室内への音波の侵入を防止することで遮音作用を発揮する。
自動車用防音構造は一般に、パネルと、パネルよりも車室側に取り付けられたインストルメントパネル等の部品と、パネルと部品の間に位置する吸音材と、を有している(特許文献1)。車両前方のエンジンルームと車室を仕切るパネルはダッシュパネルと呼ばれ、ダッシュパネルに取り付けられた吸音材はダッシュサイレンサと呼ばれる。吸音材は開口を備えている。吸音材をダッシュパネルに固定するには、ダッシュパネルに設けられたスタッドが開口を貫通するように吸音材をダッシュパネルに沿って配置し、開口から突き出たスタッドに固定部材を係合させる。
吸音材の開口は音の進入路となることがある。例えば、スタッドが吸音材の開口を貫通する際に吸音材が開口の周りでめくれると、スタッドの吸音材の開口に対する密着性が低下し、吸音材の性能が低下する可能性がある。特許文献2には、吸音材の開口の周りのめくれを防止するため、吸音材の開口の周囲に凹部を設けた吸音材が開示されている。
特開2002−73036号公報 特開平8−276796号公報
エンジンノイズなどの車室外で発生するノイズは、パネルの開口からパネルと吸音材の間の空間を通り吸音材の開口から車室内に侵入することがある。特許文献1に開示された自動車用防音構造では、このようなノイズを抑制することは十分に考慮されていない。特許文献2に記載された自動車用防音構造では、パネルの開口からパネルと吸音材の間の空間を通って吸音材の開口に至る音の伝搬を十分に防止することができない。また、パネルはエンジンの振動や路面から車体に伝達される振動によって振動し、ノイズを発生することがある。特許文献1,2に開示された自動車用防音構造では、パネルの振動を抑制することは十分に考慮されていない。
本発明の目的は、吸音材の開口から侵入するノイズとパネルの振動を抑制することのできる自動車用防音構造を提供することを目的とする。
本発明の自動車用防音構造は、車室内外を隔てるパネルと、パネルの車室側の面に沿って配置される吸音材と、パネルとの間で吸音材を挟持する固定部材と、を有している。吸音材は開口を備えるとともに、開口の周辺に、固定部材とパネルとの間で押圧されて圧縮変形された変形部を有する。
吸音材は開口の周辺で圧縮変形されて、部品とパネルの間で押し付けられる。このため、開口の周辺で吸音材とパネルが密着し、開口から車室内に進入するノイズが抑制される。また、パネルが吸音材に押し付けられることでパネルの拘束効果が高められ、パネルが発生する振動が抑制される。
本発明によれば、吸音材の開口から侵入するノイズとパネルの振動を抑制することのできる自動車用防音構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る自動車用防音構造の外観図である。 図1のA−A線に沿った自動車用防音構造の模式的断面図である。 一体型の固定部材の斜視図及び平面図である。 自動車用防音構造の他の実施形態を示す模式的断面図である。 二分割型の固定部材の斜視図及び平面図である。
以下に、添付の図面に基づき、本発明の実施形態を詳細に説明する。同一の機能を有する部品及び要素には同一の番号を付与し、その説明を省略することがある。
本発明の自動車用防音構造1は自動車の防音構造に一般的に適用できる。ここでは、車両前方のエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネル20と、ダッシュパネル20に装着される吸音材10(ダッシュサイレンサ)と、を例に説明する。
図1は、自動車のダッシュパネル20に取付けられた吸音材10の全体構成を示す斜視図である。図1は車室側から吸音材10をみた図であり、左側が車両の左前席、右側が車両の右前席に対応している。吸音材10はダッシュパネル20の車室側の面に沿って、ダッシュパネル20に取り付けられている。吸音材10は、ダッシュパネル20と、エアコンユニットやインストルメントパネルなどの部品(図示せず)との間に設けられている。吸音材10はこれらの部品で覆われており、車室内から視認できない。吸音材10は車室外から伝わるノイズを遮音または吸音する防音機能と、ダッシュパネル20や部品に生じる振動を抑制する制振機能と、を有している。
ダッシュパネル20にはエアコンのダクト、ワイヤーハーネス、ステアリングシャフトなどが貫通する複数の開口20aが設けられ、吸音材10にもこれに対応した開口10aが設けられている。吸音材10には、吸音材10をダッシュパネル20に固定するための開口10bが形成されている(図2参照)。ダッシュパネル20の車室側の面にはスタッド40が取り付けられている。吸音材10の開口10bがスタッド40に通され、固定部材30がスタッド40に係合している。それによって吸音材10はダッシュパネル20に固定されている。
吸音材10の材料としては、各種の軟質樹脂からなる発泡体や不織布からなる繊維成形体が好適に用いられ、特に好ましい素材は軟質ウレタン樹脂の発泡体である。吸音材10は好ましくは、密度が0.01g/cm〜0.1g/cm、硬さが25N〜650N(評価方法 JIS K 6400−2)、より好ましくは、150〜400Nである。本発明においては吸音材10の硬さが特に重要である。硬さが上記数値範囲より小さいと(やわらかいと)吸音材10全体の剛性が不足するため、吸音材10のダッシュパネル20への取付け性が悪化するおそれがあり、硬さが上記数値範囲より大きいと(硬いと)ダッシュパネル20に対する所要の制振性能が得られないこと、および/または、吸音材10の一部を後述する固定部材30で変形させた際に吸音材10の弾性反発力が強くなりすぎる為、固定部材30の取付不良や取付作業性の低下が問題になるおそれがある。
吸音材10の形状及び大きさは、吸音材10が設けられるダッシュパネル20の形状及び大きさにより決定される。図1に示す実施形態の場合、取付状態での吸音材10の形状は横長の略長方形であり、幅(水平方向の長さ)が900mm〜1800mm、高さ(鉛直方向の長さ)が400mm〜1200mmである。
図2は、図1のA−A線に沿った模式的断面図を示している。ダッシュパネル20の車室側の面20aには吸音材10を固定するためのスタッド40が設けられている。スタッド40はダッシュパネル20に溶接固定されている。スタッド40は全体として円筒形の形状を有し、中心軸40aがダッシュパネル20の車室側の面20aに対して垂直に延びている。スタッド40の表面には、互いに平行に円周方向に延びる複数の溝41が形成されている。スタッド40はダッシュパネル20の車室側の面20aから延びて、吸音材10に設けられた開口10bを貫通している。
自動車用防音構造1は固定部材30を有している。固定部材30はダッシュパネル20との間で吸音材10を挟持している。図3(a)には固定部材30の車室側から見た斜視図を、図3(b)にはダッシュパネル側から見た斜視図を、図3(c)には車室側から見た平面図を示している。図3(c)ではフランジ32の裏側にある間隔規定部材33と吸音材10の開口10bを破線で示している。
図2,3を参照すると、固定部材30は、円筒部31と、フランジ32と、間隔規定部材33と、を有している。固定部材30は樹脂、金属等の材料で一体形成されている。円筒部31はスタッド40と同軸の中空円筒の形状を有し、スタッド40を取り囲んで延びている。円筒部31の内側面31aには、内側面31aから突き出す爪の形状をした係止部34が設けられている。係止部34は円筒部31の内側面31aから、ダッシュパネル20から離れる方向に、円筒部31の中心軸31bに向かって斜めに延びている。係止部34は円周方向に等間隔に4つ設けられている。フランジ32は開口32aを有する平板の形状を有し、開口32aは円筒部31の内側空間と一致している。フランジ32は円筒部31のダッシュパネル20側の端部に、円筒部31の中心軸31bと直交する向きで取り付けられている。フランジ32は吸音材10の開口10bよりも大きな外形を有し、取り付けたときにその外周部が吸音材10と重なり合う。間隔規定部材33はフランジ32のダッシュパネル20側の面に固定され、円筒部31の中心軸31bと平行に延びている。図3(b)に示すように、間隔規定部材33はフランジ32の開口32aの周りに等間隔に配置された4つのリブであるが、形状や数はこれに限定されるものではない。間隔規定部材33は吸音材10の開口10b内を延びてダッシュパネル20に当接し、フランジ32とダッシュパネル20との間隔を規定する。吸音材10の開口10bはスタッド40と間隔規定部材33が収容できる限り任意の形状を取ることができる。図3(c)に示す実施形態では、吸音材10の開口10bは全体としてスタッド40より大きな直径の円形形状を有し、間隔規定部材33が通る部分に径方向に延びるスリット10cが設けられている。この実施形態の場合、図3(d)に示すように、スタッド40に対して開口10bの円形の縁部が当接するように吸音材10をダッシュパネル20に組付けることができる。吸音材10の位置がスタッド40で規制された状態で固定部材30を取り付けることが可能であるため好ましい。また、図3(e)に示す別の実施形態では、吸音材10の開口10bは、全体が円形形状であり、スリット10cは設けられていない。開口10bは間隔規定部材33を収容できるだけの直径を有している。この実施形態は、どの回転角度でも固定部材30を取り付けることが可能な点で好ましい。
固定部材30をスタッド40に取り付けるときは、円筒部31とスタッド40の中心軸31b,40aが一致するように、円筒部31をスタッド40に対して位置決めする。次に、間隔規定部材33がダッシュパネル20と当接するまで、固定部材30をダッシュパネル20に向けて押込む。フランジ32が開口10bの周囲の吸音材10を圧縮変形させる(なお、図2中の破線は圧縮変形する前の吸音材10の外形を示している)。固定部材30は吸音材10の弾性反発力でダッシュパネル20から離れる方向に押されるが、係止部34がスタッド40の溝41に係止することで、スタッド40に固定される。この結果、吸音材10の開口10bの周辺に、固定部材30とダッシュパネル20との間で押圧されて圧縮変形された変形部12が形成される。
吸音材10の厚さは、10mm〜120mmが好ましく、20mm〜80mmが特に好ましい。吸音材10の厚さが上記数値範囲より小さいと吸音性を確保することが難しく、厚さが上記数値範囲より大きいと柔軟性が不足して吸音材10をダッシュパネル20に沿って配置することが難しくなる。吸音材10の厚さは一定であるが、場所によって変わっていてもよい。
従来の吸音材はダッシュパネルに押圧されることなく取り付けられている。このため吸音材の寸法精度や取付け精度によっては、吸音材がダッシュパネルから離れ、エンジンノイズやロードノイズがダッシュパネルと吸音材の隙間を通って車室内に侵入しやすい。本実施形態によれば、吸音材10は変形部12で弾性的に圧縮され、ダッシュパネル20に密着させられる。車室外から振動が侵入しやすい吸音材10の開口10bに沿って変形部12が連続的に設けられているため、ダッシュパネル20と吸音材10の隙間を通って開口10bから車室内に侵入するエンジンノイズやロードノイズが効果的に遮蔽される。しかも、圧縮された吸音材10の弾性反発力によってダッシュパネル20が拘束されるため、ダッシュパネル20の振動が抑えられる。
吸音材10の変形部12の圧縮率は、吸音材10の厚みに対し0%〜80%(ただし、0%を除く)が好ましく、20%〜40%が特に好ましい。変形部12の圧縮率が上記の数値範囲よりも小さい場合、反発力が不足してしまい、充分な制振性能が得られない恐れがあり、変形部12の圧縮率が上記の数値範囲よりも大きい場合、ダッシュパネル20や固定部材30との干渉が強くなり過ぎてしまい、取付性の低下や取付不具合が発生する恐れがある。
また、間隔規定部材33を設けたことにより、吸音材10の変形部12の厚さを精度よく形成することができる。変形部12の圧縮変形が不足する場合、吸音材10がダッシュパネル20に十分に密着せず、吸音材10の開口10bから侵入するノイズを効率的に遮断できない。変形部12が過度に圧縮されると吸音材10の吸音性が低下したり、固定部材30を押込んで吸音材10を圧縮する際の荷重が高くなりすぎて取付作業性が低下したりすることがある。吸音材10の変形部12の厚さ(圧縮量)は固定部材30の取付け中に目視で確認できないため、間隔規定部材33がない場合、吸音材10の変形部12の厚さがばらつきやすい。吸音材10の変形部12の厚さは実質的に、間隔規定部材33で規定されるフランジ32とダッシュパネル20との間隔に等しい。従って、間隔規定部材33の先端がダッシュパネル20に当接するように固定部材30をダッシュパネル20に向けて押込み、その状態が係止部34で固定されることで、吸音材10の変形部12の厚さのばらつきが低減される。
図4,5は固定部材の他の実施形態を示している。本実施形態の固定部材50は第1の部分51と第2の部分52とからなっている。図4は図1のA−A線に沿った模式的断面図を示している。図4(a)は吸音材10のダッシュパネル20への取付け前の状態を、図4(b)は吸音材10のダッシュパネル20への取付け後の状態を示している。図5(a)は第1の部分51の車室側から見た斜視図を、図5(b)は第1の部分51のダッシュパネル側から見た斜視図を、図5(c)は第2の部分52の車室側から見た斜視図を、図5(d)は第2の部分52のダッシュパネル側から見た斜視図を示している。また、図5(e)は組み立てられた固定部材50の車室側から見た斜視図を、図5(f)は組み立てられた固定部材50のダッシュパネル側から見た斜視図を、図5(g)は組み立てられた固定部材50の車室側から見た平面図を、図5(h)は組み立てられた固定部材50のダッシュパネル側から見た平面図を示している。
第1の部分51は、第1のフランジ53と第1の円筒部54を有している。第1のフランジ53は開口53aを有する平板の形状を有している。第1の円筒部54はスタッド40と同軸の中空円筒の形状を有し、スタッド40を取り囲んで延びている。第1の円筒部54の内側には第1の円筒部54の内側面から突き出す爪の形状をした係止部55が設けられている。第1の円筒部54は第1の実施形態と異なり、第1のフランジ53のダッシュパネル20側に位置している。第1の円筒部54のダッシュパネル20側の先端には、第1の円筒部54から径方向外側に延び、第2の部分52を保持する爪部56が設けられている。爪部56は互いに180°離れて2か所設けられている(図5(b)参照)が、形状や数はこれに限定されるものではない。
第2の部分52は第1の部分51に係合する第2の円筒部57と、第1のフランジ53とともに吸音材10を挟持し圧縮変形させる第2のフランジ58と、第2の円筒部57を第2のフランジ58に連結する連結部59と、を有している。第2の円筒部57は第1のフランジ53と爪部56の間で保持されている。第1のフランジ53の直径は第2のフランジ58の直径より大きいことが好ましい。これによって吸音材10の変形部14を広く確保することができる。
固定部材50はまず、図4(a)に示すように吸音材10に取り付けられる。第1のフランジ53を吸音材10に当接させ、第1の円筒部54を吸音材10の開口10bに挿入した状態で、吸音材10の反対側から第2の部分52を、吸音材10を押圧しながら吸音材10の開口10bに挿入する。第2の部分52の第2の円筒部57が第1のフランジ53の爪部56に係合し、吸音材10が所定の厚さで圧縮された状態が保持される。また、これによって第1の部分51と第2の部分52が一体化され、固定部材50が形成される。
次に、図4(b)に示すように、固定部材50が取り付けられた吸音材10をダッシュパネル20に取り付ける。すなわち、第1の円筒部54の内側をスタッド40が通るように吸音材10を位置決めし、第1の部分51をダッシュパネル20に向けて押し付ける。吸音材10の変形部12は徐々にダッシュパネル20に向けて移動する。第1の円筒部54の先端または第2のフランジ58がダッシュパネル20に当接すると、それ以上固定部材50を押すことができなくなる。係止部55がスタッド40の溝に係止し、この状態が維持される。
本実施形態では、第1の円筒部54または第2のフランジ58が間隔規定部材の機能を有する。本実施形態では第1の円筒部54の先端と第2のフランジ58のダッシュパネル20側の面がほぼ揃っているが、いずれか一方が他方よりダッシュパネル20側に突き出していてもよい。その場合、ダッシュパネル20側に突き出している部材が間隔規定部材の機能を有する。
本実施形態ではあらかじめ固定部材50を吸音材10に固定するため、吸音材10のダッシュパネル20への取付け工程が簡略化できる。すなわち、第1の実施形態では吸音材10を配置してから固定部材30を取り付けるのに対し、本実施形態では固定部材50が取り付けられた吸音材10をダッシュパネル20に取り付けるだけでよい。従って、吸音材10の取付け工程中に固定部材30が紛失する危険性もなくなる。
1 自動車用防音構造
10 吸音材
10b 開口
12 変形部
20 ダッシュパネル
30,50 固定部材
40 スタッド
51 第1の部分
52 第2の部分

Claims (5)

  1. 車室内外を隔てるパネルと、前記パネルの車室側の面に沿って配置される吸音材と、前記パネルとの間で前記吸音材を挟持する固定部材と、を有し、
    前記吸音材は開口を備えるとともに、前記開口の周辺に、前記固定部材と前記パネルとの間で押圧されて圧縮変形された変形部を有する、自動車用防音構造。
  2. 前記パネルの前記車室側の面に固定され、前記車室側の面から延びて前記開口を貫通するスタッドを有し、
    前記固定部材は、前記開口の周囲の前記吸音材を圧縮変形させるフランジと、前記フランジに固定され、前記開口内を延びて前記パネルに当接し、前記フランジと前記パネルとの間隔を規定する間隔規定部と、前記スタッドに係止して前記固定部材を前記スタッドに固定する係止部と、を有する、請求項1に記載の自動車用防音構造。
  3. 前記固定部材は一体形成されている、請求項2に記載の自動車用防音構造。
  4. 前記固定部材は、前記フランジと前記係止部を含む第1の部分と、前記第1の部分に係合し、前記フランジとともに前記吸音材を挟持し圧縮変形させる第2の部分と、を有する、請求項2に記載の自動車用防音構造。
  5. 車室内外を隔てるパネルの車室側の面に沿って配置される吸音材を前記パネルとの間で挟持し、前記パネルの前記車室側の面に固定され前記車室側の面から延びて前記開口を貫通するスタッドに係合固定される、自動車用吸音材の固定部材であって、
    前記吸音材の前記開口の周囲を圧縮変形させるフランジと、
    前記フランジに固定され、前記開口内を延びて前記パネルに当接し、前記フランジと前記パネルとの間隔を規定する間隔規定部と、
    前記スタッドに係合する係止部と、を有する、自動車用吸音材の固定部材。
JP2015129754A 2015-06-26 2015-06-29 自動車用防音構造及び自動車用吸音材の固定部材 Pending JP2017013541A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015129754A JP2017013541A (ja) 2015-06-29 2015-06-29 自動車用防音構造及び自動車用吸音材の固定部材
PCT/JP2016/068033 WO2016208498A1 (ja) 2015-06-26 2016-06-17 自動車用防音構造、自動車用吸音材の固定部材及び吸音材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015129754A JP2017013541A (ja) 2015-06-29 2015-06-29 自動車用防音構造及び自動車用吸音材の固定部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017013541A true JP2017013541A (ja) 2017-01-19

Family

ID=57827655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015129754A Pending JP2017013541A (ja) 2015-06-26 2015-06-29 自動車用防音構造及び自動車用吸音材の固定部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017013541A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912774U (ja) * 1982-07-16 1984-01-26 日産自動車株式会社 車両防音構造
JPS6177412U (ja) * 1984-10-27 1986-05-24
JPH0357157U (ja) * 1989-10-09 1991-05-31
JPH08169283A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Nippon Sutatsudouerudeingu Kk 車両におけるダッシュサイレンサーの取付具
JP2003074530A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd ダッシュサイレンサー取付用スペーサ
JP2014004906A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Toyoda Iron Works Co Ltd 車両用ペダルブラケット

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912774U (ja) * 1982-07-16 1984-01-26 日産自動車株式会社 車両防音構造
JPS6177412U (ja) * 1984-10-27 1986-05-24
JPH0357157U (ja) * 1989-10-09 1991-05-31
JPH08169283A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Nippon Sutatsudouerudeingu Kk 車両におけるダッシュサイレンサーの取付具
JP2003074530A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd ダッシュサイレンサー取付用スペーサ
JP2014004906A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Toyoda Iron Works Co Ltd 車両用ペダルブラケット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5736677A (en) Silencer-equipped grommet and structure for mounting the grommet
WO2011089743A1 (ja) サイレンサー付きグロメット
JP6052029B2 (ja) 車両用内装材
JP2007203938A (ja) 配管シール部材およびその製造方法
JP6649911B2 (ja) 衝撃吸収部材
JP2016207358A (ja) グロメット
JP2017159675A (ja) 自動車の遮音構造
CN112864986A (zh) 线束索环
WO2016208498A1 (ja) 自動車用防音構造、自動車用吸音材の固定部材及び吸音材
JP2017013541A (ja) 自動車用防音構造及び自動車用吸音材の固定部材
US7931951B2 (en) Carpet for vehicle and method for manufacturing same
JP2001138771A (ja) ダッシュパネル用防音部材
JP2010095179A (ja) 車両前部の遮音構造
JP6693711B2 (ja) 自動車用防音構造
JP6618339B2 (ja) グロメット及びグロメット付きワイヤハーネス
JP2009040333A (ja) アンダーカバー支持構造
JP6616970B2 (ja) 吸音材
JP2005233039A (ja) 内燃機関接続パイプ用カバー
JP6206326B2 (ja) 車載用スピーカ装置
JP6316645B2 (ja) 自動車用防音構造
JP5489069B2 (ja) 電気接続箱
JP2018144753A (ja) スピーカグリル取付構造
JP6574583B2 (ja) グロメット
JP2001010419A (ja) 自動車のダッシュインシュレータ
JP6103479B2 (ja) 車両のフロントピラー構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200331