JP2017013074A - 鉄筋曲げ装置 - Google Patents

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Norimitsu Kusagaki
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Abstract

【課題】鉄筋が同一平面内にて方形波状をなすように曲がった形状の基体に曲げ加工を施して立体的な形状の鉄筋保持具を形成する作業を効率良く、高い精度で行うことができる鉄筋曲げ装置を提供する。
【解決手段】鉄筋曲げ装置100は、直線状の鉄筋5に曲げ加工を施して形成された基体50の一部を支持した状態で基体50に曲げ加工を施す複数の加工手段20と、基体50を保持した状態で加工手段20に接近・離隔可能な搬送手段40とを備えている。加工手段20は、鉄筋5を挟んで鉛直方向に対向する複数の鉄筋支持部21,22と、鉄筋5を含む仮想鉛直平面Pに沿って鉄筋支持部21,22の周りを回動して鉄筋5に曲げ加工を施す鉄筋加工部23と、を有している。搬送手段40は、鉄筋5を着脱可能に保持するクランプ部41と、クランプ部41を移動させる台車部42と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリート用異形棒鋼(以下、「鉄筋」と略記する。)に曲げ加工を施す場合に使用される鉄筋曲げ装置に関する。
鉄筋コンクリート構造物を構築する工程においては、骨組みとなる鉄筋を型枠上に立体的に配置した後、コンクリートの打設が行われている。鉄筋を型枠上に立体的に配置する場合、複数の鉄筋を縦横に組み合わせ、鉄筋の交差部分を番線で結束したり、溶接したりする工法が実施されている。
しかしながら、鉄筋の交差部分を番線で結束する工法は多大な労力と時間を要する。また、鉄筋の交差部分を溶接する工法の場合、鉄筋の入熱部分が脆化したり、強度が低下したりする可能性がある。
そこで、本出願人は、溶接に起因する弊害をなくし、配筋作業を効率良く行うことを目的として、図16に示すような鉄筋保持具(鉄筋構造体)60を提案している(例えば、特許文献1参照)。この鉄筋保持具60は、図17に示すように、コンクリートスラブなどを形成するときに型枠上に自立させて使用するものであり、水平方向に配筋される複数の鉄筋61を保持する機能を有する。
一方、鉄筋コンクリート構造物の構築に使用される鉄筋に曲げ加工を施す際に使用される鉄筋曲げ装置については、従来、様々な方式のものが提案されているが、本発明に関連するものとして、例えば、特許文献2に記載された「鉄筋曲げ装置」がある。
特開2007−308975号公報 特開2012−218000号公報
図16に示す鉄筋保持具60を製造する場合、直線状の鉄筋に曲げ加工を施し、図15に示すように、鉄筋が、同一平面内にて、方形波(矩形波)状をなすように曲がった形状の基体50を形成し、次に、この基体50に対し、図15中に示す4箇所の曲げ箇所51,52,53,54にて同じ方向の曲げ加工を施し、図16に示す鉄筋保持具60を形成する、という2段階の曲げ加工作業が行われている。
図15に示す基体50に対して複数の曲げ加工を施して図16に示す鉄筋保持具60を形成する作業は一般的な鉄筋曲げ装置を使用して行われていたが、作業効率が悪く、加工精度が劣るなどの問題がある。
一方、特許文献2に記載された鉄筋曲げ装置は、図15に示すように、鉄筋が同一平面内にて方形波状をなすように曲がった形状の基体50の複数個所に曲げ加工を施して、立体的な形状の鉄筋保持具60を形成する作業には不向きである。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、鉄筋が同一平面内にて方形波状をなすように曲がった形状の基体に曲げ加工を施して立体的な形状の鉄筋保持具を形成する作業を効率良く、高い精度で行うことができる鉄筋曲げ装置を提供することにある。
本発明の鉄筋曲げ装置は、鉄筋の一部を支持した状態で前記鉄筋に曲げ加工を施すため所定間隔を置いて水平方向に配置された複数の加工手段と、前記鉄筋を並列状に保持した状態で前記加工手段に対して接近・離隔可能な搬送手段と、を備え、
前記加工手段が、前記鉄筋を挟んで鉛直方向に対向する複数の鉄筋支持部と、前記鉄筋を含む仮想鉛直平面に沿って前記鉄筋支持部の周りを回動して前記鉄筋に曲げ加工を施す鉄筋加工部と、を有し、
前記搬送手段が、前記鉄筋を着脱可能に保持するクランプ部と、前記クランプ部を前記加工手段に対して接近・離隔させる方向に移動させる台車部と、を有することを特徴とする。
このような構成とすれば、図15に示す基体50の一部をクランプ部で保持した状態で、基体50において鉄筋が並列状をなしている部分を複数の鉄筋支持部で支えながら、鉄筋支持部の周りを回動する鉄筋加工部で鉄筋に曲げ加工を施すことができる。また、クランプ部で保持した基体50は、加工手段に接近・離隔可能な台車部で移動させることにより、基体50と加工手段との相対的位置関係を変更することで、基体50にて曲げ加工を施す位置を任意に設定、変更することができる。従って、基体50に曲げ加工を施して、図16に示すような立体的形状の鉄筋保持具60を形成する作業を効率良く、高い精度で行うことができる。
ここで、前記鉄筋曲げ装置においては、前記鉄筋加工部が、前記鉄筋支持部の周りを時計方向及び反時計方向に回動可能であることが望ましい。
また、前記鉄筋曲げ装置においては、複数の前記加工手段の配置間隔が変更可能であることが望ましい。
さらに、前記鉄筋曲げ装置においては、前記搬送手段に、前記鉄筋の一部を当接させて前記鉄筋を保持する位置決め部を設けることが望ましい。
本発明により、鉄筋が同一平面内にて方形波状をなすように曲がった形状の基体に曲げ加工を施して立体的な形状の鉄筋保持具を形成する作業を効率良く、高い精度で行うことができる鉄筋曲げ装置を提供することができる。
本発明の実施の形態である鉄筋曲げ装置を示す一部省略側面図である。 図1中の矢線A方向から見た鉄筋曲げ装置の一部省略平面図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置の加工手段付近の一部拡大図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置の搬送手段付近の一部拡大図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置の加工機能を示す側面図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置による鉄筋の曲げ加工作業を示す図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置による鉄筋の曲げ加工作業を示す図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置による鉄筋の曲げ加工作業を示す図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置による鉄筋の曲げ加工作業を示す図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置による鉄筋の曲げ加工工程を示す図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置による鉄筋の曲げ加工工程を示す図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置による鉄筋の曲げ加工工程を示す図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置による鉄筋の曲げ加工工程を示す図である。 図1に示す鉄筋曲げ装置によるその他の鉄筋の曲げ加工作業を示す図である。 鉄筋に曲げ加工を施して形成された基体を示す図である。 図15に示す基体に曲げ加工を施して形成された鉄筋保持具を示す斜視図である。 図16に示す鉄筋保持具の使用状態を示す一部省略斜視図である。
以下、図1〜図14に基づいて、本発明の実施形態である鉄筋曲げ装置100について説明する。
図1〜図4に示すように、鉄筋曲げ装置100は、直線状の鉄筋5に曲げ加工を施して形成された基体50(図15参照)の一部を支持した状態で基体50に曲げ加工を施すため所定間隔をおいて水平方向に配置された複数の加工手段20と、基体50を保持した状態で加工手段20に対して接近・離隔可能な搬送手段40と、を備えている。
加工手段20は、鉄筋5を挟んで鉛直方向に対向する複数の鉄筋支持部21,22と、鉄筋5を含む仮想鉛直平面Pに沿って鉄筋支持部21,22の周りを回動して鉄筋5に曲げ加工を施す鉄筋加工部23と、を有している。
搬送手段40は、鉄筋5を着脱可能に保持するクランプ部41と、クランプ部41を加工手段20に対して接近・離隔させる方向に移動させる台車部42と、を有している。
鉄筋曲げ装置100は、所定の設置面G上に設置された架台110と、架台110から水平方向に延設されたテーブル120と、テーブル120を支える支柱130などを備えている。架台110には、加工手段20の鉄筋加工部23を鉄筋支持部21,22の周りで回動させるため機構を構成するモータ101、中間ギア102、大ギア103、アーム104及び支持部材105などを備えている。
アーム104の基端部104aは大ギア103の回転中心線103cを含む部分に固着され、アーム104の先端部104bに固着された水平軸体108に固定された支持部材105に短円柱状の鉄筋加工部23が取り付けられている。鉄筋加工部23は、その軸心23cが、大ギア103の回転中心線103cと平行をなすように配置されている。鉄筋加工部23から水平軸体108側に離れた位置には鉄筋5が摺動可能なガイド部材27が配置されている。鉄筋加工部23とガイド部材27との間には鉄筋5が通過可能な隙間が設けられている。
架台110の上面から大ギア103の回転中心線103cを含む領域に支持部材106が取り付けられ、この支持部材106に、短円柱状の鉄筋支持部21,22が鉛直方向に所定の隙間(鉄筋5が通過可能な隙間)を隔てて配置されている。短円柱状の鉄筋支持部21,22はそれぞれの軸心21c,22cが互いに平行をなし、且つ、大ギア103の回転中心線103cと平行をなすように配置されている。鉄筋支持部21,22は、これらの軸心21c,22c同士の間の中間に大ギア103の回転中心線103cが位置するように配置されている。
鉄筋支持部21,22の後方(搬送手段40が配置されている側)の支持部材106の側面には、複数のガイド部材25,26が、鉛直方向に所定の隙間(鉄筋5が通過可能な隙間)を隔てて配置されている。支持部材106の後方の架台110上面には、基体50(鉄筋5)を摺動可能に支持する受け台107が設けられている。
モータ101の回転が中間ギア102を介して大ギア103に伝達され、大ギア103と連動して回動するアーム104とともに鉄筋加工部23が鉄筋支持部21,22の周りを回動する。具体的には、鉄筋加工部23は、大ギア103の回転中心線103cを中心に円運動する。
図1,図3に示すように、鉄筋加工部23が鉄筋支持部21と水平に並ぶ状態にあるときの水平軸体108の軸心108cの位置を原点として、水平軸体108は、回転中心線103cを中心にして時計方向に約60度及び反時計方向に約105度の範囲内で回動可能である。従って、鉄筋加工部23は鉄筋支持部21と水平に並ぶ状態にあるときを原点として、回転中心線103cを中心にして時計方向に約60度及び反時計方向に約105度の範囲内で回動可能である。
図2に示すように、基体50において鉄筋5が平行に並ぶ部分5xの本数及び間隔に応じて加工手段20は水平方向に複数配置されている。加工手段20の配置個数及び配置間隔は加工対象である基体の形状に応じて変更可能である。
図4に示すように、搬送手段40は、テーブル120に沿って矢線X1,X2方向に移動可能な台車部42と、台車部42の加工手段20寄りの部分に設けられたベンチ状(断面L字状)の突き当て部材43と、突き当て部材43に対して当接・離隔可能なクランプ部41と、を備えている。クランプ部41は図4(a)中の矢線Yに沿った方向に昇降可能であり、図4(a)がクランプ解除状態を示し、図4(b)がクランプ状態を示している。
クランプ部41は、断面コ字状の本体部41aと、本体部41aの一方の辺縁部41bから水平に突設された平板状の押圧部41cと、を備えている。突き当て部材43は、水平面を有する鉄筋受け部43aと、鉄筋受け部43の背面側(矢線X2側)に立設された鉄筋当接部43bと、を有する。
図4(a)に示すように、クランプ部41を矢線Yに沿って上昇させ突き当て部材43から離隔させた状態(クランプ解除状態)とし、基体50の端部50aを突き当て部材43の鉄筋受け部43a上に載置するとともに、端部50aを当接部43bに突き当てることによって位置決めする。
一方、基体50において端部50aの反対側の端部50bの部分は、鉄筋5が平行に並ぶ部分5xを、図2に示す複数の加工手段20の間に置いた後、水平方向に移動させることにより、それぞれの加工手段20の鉄筋支持部21,22の間、ガイド部材25,26の間に配置する。
この後、クランプ部41を矢線Yに沿って下降させると、図2及び図4(b)に示すように、突き当て部材43の鉄筋受け部43aと、クランプ部41の押圧部41cと、の間に基体50の端部50aが挟持される。
また、図4(a)に示すように、クランプ部41を矢線Yに沿って上昇させクランプ解除状態とすれば、基体50の端部50aは突き当て部材43に着脱可能な状態となる。なお、図4(a)に示す状態においても、基体50の端部50aを突き当て部材43の鉄筋受け部43a上に載置し、端部50aを当接部43bに当接させることにより、基体50の位置決めを行うことができる。
図1,図2及び図5〜図13に基づいて、鉄筋曲げ装置100を使用して、基体50(図15参照)に曲げ加工を施して鉄筋保持具60(図16参照)を形成する工程について説明する。具体的には、鉄筋曲げ装置100を使用して、図10(a)に示す基体50に対し、4箇所の曲げ箇所51,52,53,54にて順番に同じ方向の曲げ加工を施し、図13(b)に示す鉄筋保持具60を形成する。
図1に示す鉄筋曲げ装置100に対し、加工対象である基体50をセットし、図2に示すように、基体50の一方の端部50aを搬送手段40のクランプ部41でクランプし、基体50の他方の端部50bを加工手段20から所定長さ突き出した状態とする。このとき、図5に示すように、水平軸体108は、図3に示す状態より、約43度時計方向に回動した位置にあり、加工手段20の鉄筋加工部23は下側の鉄筋支持部22と略同じ高さに位置している。また、基体50の端部50b側の部分は、ガイド部材25,26の間及び鉄筋支持部21,22の間を通って鉄筋加工部23の上に位置している。
この後、鉄筋曲げ装置100に対して所定の操作を行うことにより、水平軸体108を図5中に示す矢線R1方向に回動させると、これに伴って、鉄筋加工部23が反時計方向に回動し、図6に示す状態となる。この過程において、基体50に当接した状態で鉄筋支持部21,22の周りを回動する鉄筋加工部23と、基体50を挟んで対向した位置に固定されている鉄筋支持部21との連係により、基体50の曲げ箇所51に曲げ加工が施される。
このような曲げ加工を施すことにより、基体50の曲げ箇所51の部分にJ字状の第1曲げ部51aが形成され、基体50は、図10(a)に示す形状から図10(b)に示す形状の基体50xに変化する。なお、図6に示すように、曲げ加工後の鉄筋のスプリングバックを考慮し、端部50b側は曲げ箇所51にて180度以上の曲げ加工が施される。
次に、鉄筋曲げ装置100に対して所定の操作を行うと、水平軸体108が時計方向(矢線R1と反対方向)に回動して、鉄筋加工部23は、図6に示す状態から図5に示す状態に復帰する。この後、搬送手段40が基体50の端部50aを保持した状態で加工手段20に向かって所定距離移動し、これによって、図7に示すように、第1曲げ部51aが加工手段20から離れる方向に所定距離だけ移動する。
次に、鉄筋曲げ装置100に対して所定の操作を行うと、水平軸体108が図5に示す位置から図7に示す位置まで矢線R2方向に回動し、これに伴って、鉄筋支持部21,22の周りを反時計方向に回動する鉄筋加工部23によって基体50の曲げ箇所52に90度の曲げ加工が施される。この曲げ加工により、基体50xの曲げ箇所52にL字状の第2曲げ部52aが形成され、基体50xは、図11(a)に示す形状から図11(b)に示す形状の基体50yに変化する。
次に、鉄筋曲げ装置100に対して所定の操作を行うと、水平軸体108が時計方向(矢線R1と反対方向)に回動して、鉄筋加工部23は、図7に示す状態から図5に示す状態に復帰する。この後、搬送手段40が基体50の端部50aを保持した状態で加工手段20に向かって所定距離移動し、これによって、図8に示すように、第2曲げ部52aが加工手段20から離れる方向に所定距離だけ移動する。
次に、鉄筋曲げ装置100に対して所定の操作を行うと、水平軸体108が図5に示す位置から図8に示す位置まで矢線R2方向に回動し、これに伴って、鉄筋支持部21,22の周りを反時計方向に回動する鉄筋加工部23によって基体50yの曲げ箇所53に90度の曲げ加工が施される。この曲げ加工により、基体50yの曲げ箇所53にL字状の第3曲げ部53aが形成され、基体50yは、図12(a)に示す形状から図12(b)に示す形状の基体50zに変化する。
次に、鉄筋曲げ装置100に対して所定の操作を行うと、水平軸体108が時計方向(矢線R1と反対方向)に回動して、鉄筋加工部23は、図8に示す状態から図5に示す状態に復帰する。この後、所定の操作を行ってクランプ部41(図1)を解除し、搬送手段40から基体50zの端部50aを離脱させるとともに、基体50z全体を鉄筋曲げ装置100から取り外し、図9に示すように、基体50zの姿勢を水平面内で180度回転させた姿勢とした後、鉄筋曲げ装置100に再セットする。
このとき、基体50zの端部50a側の部分を鉄筋支持部21,22の間、ガイド部材25,26の間に配置し、基体50zの第3曲げ部53aを突き当て部材43上に載置することによって位置決めする。なお、このとき、鉄筋加工部23は、図5に示すように、下側の鉄筋支持部22と同じ高さに位置しているので、基体50zは鉄筋加工部23の上方に配置される。
この後、鉄筋曲げ装置100に対して所定の操作を行うと、水平軸体108が図5に示す位置から図9に示す位置まで矢線R1方向に回動し、これに伴って、鉄筋支持部21,22の周りを反時計方向に回動する鉄筋加工部23によって基体50zの曲げ箇所54に180度の曲げ加工が施される。この曲げ加工により、基体50zの曲げ箇所54にJ字状の第4曲げ部54aが形成され、基体50zは、図13(a)に示す形状から図13(b)に示す形状に変化し、鉄筋保持具60が形成される。
以上のように、鉄筋曲げ装置100を使用すれば、図15に示す基体50の一部(端部50a)を搬送手段40のクランプ部41で保持した状態で、基体50において鉄筋5が並列状をなしている部分5x,5x,5xを複数の加工手段20の鉄筋支持部21,22で支えながら、鉄筋支持部21,22の周りを回動する鉄筋加工部23で鉄筋5に容易かつ正確に曲げ加工を施すことができる。
また、クランプ部41で端部50aが保持された基体50は、加工手段20に接近・離隔可能な台車部42で移動させることにより、基体50と加工手段20との相対的位置関係を変更することで、基体50において曲げ加工を施す位置(曲げ箇所51,52,53,54など)を任意に設定、変更することができる。
従って、鉄筋5を同一平面内にて方形波状に曲げ加工して形成された、図15に示すような基体50の複数個所にさらに曲げ加工を施して立体的形状を有する鉄筋保持具60を形成する作業を効率良く、高い精度で行うことができる。
前述した実施形態においては、鉄筋加工部23を鉄筋支持部21,22の周りにて反時計方向に回動させることによって鉄筋に曲げ加工を施す工程について説明しているが、鉄筋曲げ装置100の使い方はこれに限定するものではなく、図14に示すように、鉄筋加工部23を時計方向に回動させることによって鉄筋5に曲げ加工を施すこともできる。
即ち、図14に示すように、上方の鉄筋支持部21と同じ高さに鉄筋加工部23を位置させた状態において鉄筋5を鉄筋支持部21,22の間にセットし、この後、水平軸体108を矢線R3方向に回動させると、鉄筋5に当接した状態で鉄筋支持部21,22の周りを時計方向に回動する鉄筋加工部23と、固定状態にある鉄筋支持部22との連係により鉄筋5に対し、所定角度の曲げ加工を施すことができる。
なお、図1〜図14に基づいて説明した鉄筋曲げ装置100は、本発明の一例を示すものであり、本発明の鉄筋曲げ装置は前述した鉄筋曲げ装置100に限定されない。
本発明の鉄筋曲げ装置は、鉄筋コンクリート建造物を施工する建設業などの分野で広く利用することができる。
5 鉄筋
5x 鉄筋が平行に並ぶ部分
20 加工手段
21,22 鉄筋支持部
21c,22c,23c 軸心
23 鉄筋加工部
25,26,27 ガイド部材
40 搬送手段
41 クランプ部
41a 本体
41b 辺縁部
41c 押圧部
42 台車部
43 突き当て部材
43a 受け部
43b 当接部
50,50x,50y,50z 基体
50a,50b 端部
51,52,53,54 曲げ箇所
51a 第1曲げ部
52a 第2曲げ部
53a 第3曲げ部
54a 第4曲げ部
60 鉄筋保持具
61 鉄筋
100 鉄筋曲げ装置
101 モータ
102 中間ギア
103 大ギア
103c 回転中心線
104 アーム
104a 基端部
104b 先端部
105,106 支持部材
107 受け台
108 水平軸体
110 架台
120 テーブル
130 支柱
G 設置面
P 仮想鉛直平面

Claims (4)

  1. 鉄筋の一部を支持した状態で前記鉄筋に曲げ加工を施すため所定間隔を置いて水平方向に配置された複数の加工手段と、前記鉄筋を並列状に保持した状態で前記加工手段に対して接近・離隔可能な搬送手段と、を備え、
    前記加工手段が、前記鉄筋を挟んで鉛直方向に対向する複数の鉄筋支持部と、前記鉄筋を含む仮想鉛直平面に沿って前記鉄筋支持部の周りを回動して前記鉄筋に曲げ加工を施す鉄筋加工部と、を有し、
    前記搬送手段が、前記鉄筋を着脱可能に保持するクランプ部と、前記クランプ部を前記加工手段に対して接近・離隔させる方向に移動させる台車部と、を有する鉄筋曲げ装置。
  2. 前記鉄筋加工部が、前記鉄筋支持部の周りを時計方向及び反時計方向に回動可能である請求項1記載の鉄筋曲げ装置。
  3. 複数の前記加工手段の配置間隔が、変更可能である請求項1または2記載の鉄筋曲げ装置。
  4. 前記搬送手段に、前記鉄筋の一部を当接させて前記鉄筋を保持する位置決め部を設けた請求項1または2記載の鉄筋曲げ装置。
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