JP2017011575A - Pbx連携システム、及び、その通信制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】拠点にIP−PBXが設置されたシステムにおいて、システム障害や回線がビジーなどの原因により、回線を確保できない呼も接続を可能にして、システム全体として効率的に通話呼の処理を行えるようにする。【解決手段】IP−PBXを備える拠点システムと、クラウドPBXとが公衆網とIPネットワークとにより接続されたPBX連携システムにおいて、クラウドPBXは、拠点システムの拠点番号と、内線番号とIPアドレスが付与されたクラウドPBXの内線端末と接続するクラウド回線情報を保持する。そして、拠点システムにおけるIP−PBXの内線端末から発信時、IP−PBXの内線端末への着信時に、IP−PBXは、IP−PBXの回線が使用できないときに、クラウド回線を利用してクラウドPBXの内線端末からの発信、又は、クラウドPBXの内線端末の着信を行うようにする。【選択図】 図1

Description

本発明は、PBX連携システム、及び、その通信制御方法に係り、特に、拠点におけるIP−PBXと、クラウドとしてPBXを提供するクラウドPBXを有するシステムにおいて、IP−PBX側で回線を確保できない呼も接続を可能にして、システム全体として効率的に通話呼の処理を行うことができるPBX連携システム、及び、その通信制御方法に関する。
従来からの電話回線に、IP(Internet Protocol)をベースとしたIPネットワークを融合させようというのが技術的なトレンドとなっている。このようなネットワーク技術に関する機器として、IP−PBX(Internet Protocol-Private Branch Exchange:構内電子交換機)がある。IP−PBXは、企業などで利用される回線交換/内線電話機能をIPネットワーク上で実現する機器/ソフトウェアの総称であり、音声専用回線ではなくIPネットワークを利用することにより、通信コストの削減や、CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)をはじめとするアプリケーションとの連携を実現できることから、広く導入されている。
このようなIP−PBXでは、障害時であっても業務にできるだけ支障を及ぼさないように、バックアップ体制が重要になってくる。IP−PBXのシステム障害に対応したバックアップシステムとしては、IP−PBXを冗長化した構成とし、運用中のIP−PBXに障害が発生した時に、予備系のIP−PBXに制御を切り替えることによりサービス運用を継続する、また、システム全体に影響を及ぼさない程度の障害によってPBX機能の一部が失われた場合は、対象構成部品の交換による機能復旧が一般的である。
さらに、運用中のIP−PBXの障害発生時に、一時的にバックアップを行う技術も知られている。例えば、特許文献1には、IP−PBX用のバックアップ装置を用意しておき、それに、接続されたネットワーク内の各IP端末データを保持するようにしている。これにより、ネットワーク又はIP−PBXに障害が発生し、IP−PBXによるIP端末の制御が不可能になった場合に、一時的にIP端末の制御をバックアップ装置側に移すことにより、IP端末の運用再開を可能とする。
特開2005−6121号公報
システム障害を想定しサービス運用を継続させるためにIP−PBXを冗長化する場合、その分だけ機器、管理コストが高くなり、設置面積も必要となる等の問題点がある上、比較的長期安定稼働が期待できるIP−PBXにおいては費用対効果が低いとも考えられる。
特許文献1に記載のシステムでもシステム障害を想定しており、IP−PBXが正常に稼働しているときには、当該IP−PBXがサービスを提供し、IP−PBXの障害発生時に各拠点に配備されたバックアップ装置がサービスの運用を移行するシステムである。
しかしながら、システム全体に影響を及ぼさない程度の搭載基板等の障害によってPBX機能の一部が失われた場合にはバックアップが機能せず、保守サービス形態によっては対象の基板を交換するまで長時間を要し、その間、一部サービスが使用不可となってしまうというおそれがある。その中でも特に局線トランクは、公衆網と接続する唯一の手段であるため、その拠点にとって業務への影響が大きい。また、障害が発生していない場合においても、多数の内線端末に対し比較的少数の局線数での運用が一般的であるため、予め呼量を予測して局線数を確保していてもバーストトラフィック等により回線ビジーとなった場合、緊急の発信、着信であっても接続不可となる。障害やバーストトラフィックによる回線ビジーを減少させるため、より多くの局線数を確保するにはIP−PBXの筺体や搭載基板の増設、局線契約が必要となりコストが高くなってしまうという問題点がある。
さらに、一般的にIP−PBXの機器は納期がかかるため、早急な増設に対応しにくく、縮小の場合機器が余剰となってしまい、臨機応変な対応が難しいという現実的な問題もある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、拠点におけるIP−PBXと、クラウドとしてPBXを提供するクラウドPBXを有するシステムにおいて、システム障害や回線がビジーなどの原因により、IP−PBX側で回線を確保できない呼も接続を可能にして、システム全体として効率的に通話呼の処理を行うことができるPBX連携システム、及び、その通信制御方法を提供することにある。
本発明のPBX連携システムの構成は、IP-PBXを備える一つ以上の拠点システムと、クラウドPBXとが公衆網とIPネットワークとにより接続されたPBX連携システムにおいて、クラウドPBXは、拠点システムの拠点番号と、内線番号とIPアドレスが付与されたクラウドPBXの内線端末と接続するためのクラウド回線情報を保持し、拠点システムにおけるIP-PBXの内線端末から発信時、IP-PBXの内線端末への着信時に、IP-PBXは、IP-PBXの回線が使用できないときに、クラウド回線を利用してクラウドPBXの内線端末からの発信、又は、クラウドPBXの内線端末の着信を行うようにしたものである。
特に、この拠点システムにおけるIP-PBXは、IP-PBXの内線端末の内線番号とクラウドPBXの内線端末の内線番号との対応と、IP-PBXの内線端末のIPアドレスとクラウドPBXの内線端末のIPアドレスの対応とを保持するアドレス変換情報を保持し、拠点システムにおけるIP-PBXの内線端末から発信時、又は、IP-PBXの内線端末への着信時に、アドレス変換情報を参照し、クラウドPBXの内線端末のIPアドレスにより、それぞれ、クラウドPBXの内線端末からの発信、又は、クラウドPBXの内線端末の着信を行うようにしたものである。
また、上記PBX連携システムにおいて、クラウドPBXでのクラウドPBXの内線端末と接続するためのクラウド回線は、拠点システムにおけるIP−PBXから要求があったときに、動的に割当てるようにしたものである。
本発明によれば、拠点におけるIP−PBXと、クラウドとしてPBXを提供するクラウドPBXを有するシステムにおいて、システム障害や回線がビジーなどの原因により、IP−PBX側で回線を確保できない呼も接続を可能にして、システム全体として効率的に通話呼の処理を行うことができるPBX連携システム、及び、その通信制御方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るPBX連携システムのシステム構成図である。 IP−PBXのサービス運用データの一例を示す図である。 クラウド回線管理テーブルの一例を示す図である。 アドレス変換テーブルの一例を示す図である。 拠点電話番号テーブルの一例を示す図である。 拠点におけるIP−PBXのIP−PBX内線端末の発信から通話確立までを説明するフローチャートである。 クラウドPBXのIP−PBX内線端末の発信から通話確立までを説明するフローチャートである。 IP−PBX内線端末の発信から通話確立までの流れを示すシーケンス図である。 クラウドPBXの公衆網に接続された電話からの発信から通話確立までを説明するフローチャートである。 IP−PBXの公衆網に接続された電話からの発信から通話確立までを説明するフローチャートである。 公衆網に接続された電話からの発信から通話確立までの流れを示すシーケンス図である。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1ないし図11を用いて説明する。
先ず、図1を用いて本発明の一実施形態に係るPBX連携システムの構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るPBX連携システムのシステム構成図である。
図1に示すように、PBX連携システムは、複数の拠点システム100、クラウドPBX200及び電話300が、公衆網400とIPネットワーク500で接続された構成である。
ここで、拠点システム(以下、単に「拠点」という。図面も同じ)100とは、例えば、会社の本社・支社などの営業単位、官公庁などの各支部などの拠点におかれるネットワークシステム(機器、その上で動作するソフトウェア)を総称したものである。図1に示す例では、拠点1(100−1)から拠点n(100−n)までのn個の拠点100を示しており、同一企業よる複数拠点におけるシステムを示している。
拠点100には、中核となる装置として、IP−PBX110が配置され、その制御下に置かれる装置として、一般電話130、多機能電話131、IP端末132がある。そして、IP−PBX110は、公衆網400と接続されており、ルータ140を介して、IPネットワーク500とも接続されている。IP−PBX110と一般電話130、多機能電話131は、電話回線ケーブルで接続され、IP−PBX110とIP端末132及びルータ140は、LAN(Local Area Network)により互いに接続される。また、本実施携帯の各拠点100では、IP−PBX110は、非冗長化構成で運用されるものとする。すなわち、現用系のIP−PBX110が一台のみ存在する。ただし、各拠点で、現用系のIP−PBXと予備系のIP−PBXを有する冗長化構成にしてもよい。
各拠点100は、公衆網400及びIPネットワーク500を介してクラウドPBX200と接続されている。また、公衆網400及びIPネットワーク500を介して拠点100間が互いに接続されている。
また、電話300は、公衆網400により各拠点100と接続されており、公衆網400の局に設置される交換機420と、拠点100にあるIP−PBX110を介して、一般電話130、多機能電話131、IP端末132と発着信が可能となっている。
一般電話130、多機能電話131、IP端末132(これらの拠点100のIP−PBX110に接続される通話機能を有する端末を、以下「PBX端末」ということにする)は、IP−PBX110によって提供されるPBXサービスを利用することによって拠点100内の他PBX端末と通信し、また、外部の電話300又は他の拠点100のPBX端末と通信し、通話を行うことができる。ここで、一般電話130は、通常のアナログ電話であり、多機能電話131は、IP−PBX110と連携して内線機能などが使用可能なビジネスフォンである。また、IP端末132は、IPネットワークにより電話サービスを提供するIP電話や、PC(Personal Computer)やタブレットなどのプロセッサ、メモリ及びネットワークインタフェースを備えた一般的な情報処理機器上で動作するソフトフォンなどである。また、ルータ140は、外部のIPネットワーク500と、拠点100でのLANを接続するルーティング装置である。また、各拠点に内線番号を割り振られた端末を、「内線端末」と呼ぶことにする。
IP−PBX110は、公衆網400とIPネットワーク500と接続して、PBX(回線交換)サービスを提供する装置である。IP−PBX110は、後述するクラウドPBX200と同様のハードウェア構成であり、複数の回線インタフェースを有しており、IP−PBX110は、公衆網400からの電話回線410、IPネットワーク500と接続するために、ルータ140を介したLAN回線(Ethernet(登録商標)回線)、PBX端末と接続するための拠点における回線と接続される。IP−PBX110は、構内交換等のPBXサービスの運用時に使用されるデータ群を含むIP−PBXサービス運用データ115を記憶装置(図示省略)に格納している。
IP−PBX110は、IP−PBXサービス運用データ115に基づいて、PBXサービスを提供し、また、PBXサービスの提供中に履歴情報などを記録する。本実施形態のIP−PBX110は、IP−PBXサービス運用データ115のうち、図2で示す電話番号テーブル116(後述)が更新された場合、クラウドPBX200に更新された電話番号テーブル116の内容を通知する。
クラウドPBX200は、予め契約された回線数のPBX(回線交換)サービスを提供する。契約する回線数は、拠点の事業規模等により決定するが、本実施形態では、10とする。また、本実施形態では、拠点1(100−1)から拠点n(100−n)が一つのクラウドPBX200及び契約されたクラウドPBX200の回線を共有するものとする。
クラウドPBX200は、プロセッサ201、メモリ202、記憶装置203及び一以上の回線インタフェース204を備える。
プロセッサ201は、機器全体を制御し、メモリ202に格納されるプログラムを実行する処理装置である。プロセッサ201がプログラムを実行することによって、クラウドPBX200の各種機能が実現される。プログラムによって実現される機能を主体に処理を説明する場合、プロセッサ201によって当該機能を実現するプログラムが実行されていることを示している。
メモリ202は、プロセッサ201によって実行されるプログラム及び当該プログラムの実行に必要なデータを記憶する記憶装置である。本実施形態では、メモリ202には、制御部210、障害監視部220、データ管理部230、PBX機能部240を実現するプログラム及びクラウドPBXのPBXサービスを提供するためのクラウドPBXサービス運用データ250が記憶される。クラウドPBXサービス運用データ250は、クラウドPBXがサービスを提供するために、記録している諸データであり、例えば、回線容量、回線数、内線番号、端末のIPアドレスなどのデータである。
制御部210は、クラウドPBX200全体を、制御し管理する機能部分である。障害監視部220は、クラウドPBX200の状態を監視する機能部分である。
データ管理部230は、クラウドPBX200及びIP−PBX110のサービス運用データを管理し、アクセスする機能部分である。PBX機能部240は、クラウド上でのPBXサービスを実現する。
記憶装置203は、クラウドPBX200の回線使用状態を示すクラウド回線管理テーブル270(詳細は、後述)とIP−PBX110各拠点の電話番号をまとめた拠点電話番号テーブル280(詳細は、後述)を格納する。記憶装置203は、メモリ202より通常大容量であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)等が考えられるが、データが格納でき、それに対するアクセス手段が提供されるものであればどのようなものであってもよい。
なお、以下では、クラウドPBXは、利用できる回線に対して内線番号を割り当てるので、これを仮想的な通信対象として「内線端末」と呼ぶことにする。
次に、図2ないし図5を用いて本実施形態のPBX連携システムで用いられるデータ構造について説明する。図2は、IP−PBXのサービス運用データの一例を示す図である。図3は、クラウド回線管理テーブルの一例を示す図である。図4は、アドレス変換テーブルの一例を示す図である。図5は、拠点電話番号テーブルの一例を示す図である。
各拠点でのIP−PBX110が保持するサービス運用データ115は、図2に示されるように、電話番号テーブル116、拠点回線管理テーブル117、アドレス変換テーブル120を含む。その他、IP−PBX110の機能に応じて各管理情報やテーブルが含まれるが、本実施形態では、電話番号テーブル116、拠点回線管理テーブル117、アドレス変換テーブル120のみ説明することにする。
電話番号テーブル116は、拠点の代表番号、一般電話130、多機能電話131、IP端末132におけるダイヤルイン電話番号、内線電話番号、IPアドレス等を格納するためのテーブルである。拠点回線管理テーブル117は、IP−PBX110が管理する各種回線数や状態などの管理情報を格納するためのテーブルである。アドレス変換テーブル120は、IP−PBX100とクラウドPBX200を接続する際に必要なアドレス変換に関する情報を格納するためのテーブルである。なお、アドレス変換テーブル120については、具体例も交えて、詳細は後述する。
クラウド回線管理テーブル270は、拠点100のIP−PBX110がクラウドPBX200に接続するときに、割当てる回線の情報を格納するためのテーブルであり、図3に示されるように、回線No271、使用状態272、割当IP−PBX拠点No273、クラウド内線端末情報の内線番号274、IPアドレス275及びクラウドPBXIPアドレス276の各フィールドを有する。
回線No271は、クラウドPBX200が、拠点100のIP−PBX110からの接続に使われる回線交換サービスのための回線(以下、「クラウド回線」ともいう)を一意に識別するための識別子が格納されるフィールドである。クラウド回線の総数は、予め拠点のユーザと契約して、拠点から使用できる回線の数となる。本実施形態での、回線数は10としている。
使用状態272は、クラウド回線の使用状態を格納するテーブルであり、その使用状態に従い、「使用中」又は「未使用」のいずれかが格納される。
割当IP−PBX拠点No273は、当該クラウド回線を使用中の際、割り当てられるIP−PBX110の拠点番号を格納するフィールドである。本実施形態では、割当IP−PBX拠点No273には、拠点の数がnのときに、「1」〜「n」のいずれかが格納される。
内線番号274は、クラウド回線に割当てられた内線端末の内線番号である。また、IPアドレス275は、内線端末に割り振られたIPアドレスである。クラウドPBXIPアドレス276は、クラウドPBX200側のIPアドレスであり、内線端末からすれば、通信の宛先となるネットワークアドレスとなる。
ここで、図3(a)はテーブル初期値の場合を示しており、図3(b)はある処理により更新された状態(図7、S305、図11、S410時)を示している。図3(b)の例については、詳細は後述する。
なお、図3に示すクラウド回線管理テーブル270は、一例であって、例えば、拠点100の名称、使用履歴、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどの値を示す情報が含まれてもよい。
アドレス変換テーブル120は、拠点100におけるIP−PBX110が、クラウド回線を利用するために用いる内線番号やIPアドレスを変換するためのテーブルであり、図4に示されるように、管理No121、端末種別122、自局内線番号123、クラウド内線番号124、変換前IPアドレス125、変換後IPアドレス126、クラウドPBXIPアドレス127の各フィールドを有する。
管理No121は、このアドレス変換テーブル120におけるエントリを一意に識別、管理するための番号を格納するフィールドである。
端末種別122は、クラウドPBX200に接続するために、アドレス変換を行うIP−PBX110の内線端末種別を格納するフィールドであり、「一般」、「多機能」、「IP」のいずれかの端末種別が、それぞれ、図1に示した一般電話端末130、多機能電話端末131、IP端末132であるかに従って格納される。
自局内線番号123は、発着信にかかる拠点側の内線端末の内線番号を格納するフィールドであり、一方、クラウド内線番号124は、自局内線番号123をアドレス変換して、割当てられるクラウドPBX側の内線端末の内線番号を格納するフィールドである。また、変換前送付元IPアドレス125は、発着信にかかる拠点側の内線端末に設定されているIPアドレスを格納するフィールドであり、変換後送付元IPアドレス126は、クラウドPBX側の内線端末に割当てられるIPアドレスを格納するフィールドである。クラウドPBXIPアドレス127は、発着信の際にアクセスするクラウドPBXのIPアドレスを格納するフィールドである。
ここで、図4(a)はテーブル初期値を示しており、図4(b)はある処理により更新された状態(図8、S307、図11、S413時)を示している。図4(b)の例については、詳細は後述する。
拠点電話番号テーブル280は、クラウドPBX側で各拠点における電話番号に関する情報をアクセスするために保持するテーブルであり、図5に示されるように、拠点No281、電話番号282、番号種別283の各フィールドからなる。
拠点No281は、IP−PBX110を一意に識別する拠点番号を格納するフィールドである。電話番号282は、各拠点が管理する電話番号を格納するフィールドである。番号種別283は、当該拠点にとっての電話番号の種別を格納するフィールドであり、この電話番号が拠点の代表番号であるときには、「代表」、内線番号であるときには、「内線」の値が格納される。
各拠点100のIP−PBX110は、IP−PBXサービス運用データ115のうち、電話番号テーブル116が更新された場合、リアルタイムでクラウドPBX200に対し、更新分のデータを送信する。なお、更新分のデータは、IP−PBXからIPネットワーク500を介して送信される。クラウドPBX200は、更新分のデータを送信したIP−PBX110が所属する拠点100を区別して、拠点電話番号テーブル280に、受信した更新分のデータを上書きする。なお、クラウドPBX200が周期的に各拠点100のIP−PBX110に問い合わせを行うことによって、更新分のデータを取得してもよい。
次に、図6ないし図11を用いて本実施形態に係るPBX連携システムの処理について説明する。図6は、拠点におけるIP−PBXのIP−PBX内線端末の発信から通話確立までを説明するフローチャートである。図7は、クラウドPBXのIP−PBX内線端末の発信から通話確立までを説明するフローチャートである。図8は、IP−PBX内線端末の発信から通話確立までの流れを示すシーケンス図である。図9は、クラウドPBXの公衆網に接続された電話からの発信から通話確立までを説明するフローチャートである。図10は、IP−PBXの公衆網に接続された電話からの発信から通話確立までを説明するフローチャートである。図11は、公衆網に接続された電話からの発信から通話確立までの流れを示すシーケンス図である。
先ず、図6ないし図8を用いて拠点におけるIP−PBXのIP−PBX内線端末から発信したときの一連の処理について説明する。
最初に、PBX内線端末から発信するものとする。ここでは、図1により説明した一般電話130、多機能電話131、IP端末132の内、内線番号2001の多機能電話131から発信されたこととする。
IP−PBX110は、多機能電話131からの局線発信を確認し(S101)、その時に、IP−PBX110が備える局線に障害がないか、その局線がビジーであるか否かを判定する(S102)。障害がなく、かつ、その局線がビジーでない(S102:NO)、すなわち回線が空いているときは、回線を捕捉し(S103)、公衆網に対し局線発信を行う(S104)。そして、宛先の電話300が通話中か否かを判定する(S114)。判定の結果、通話中であれば(S114:YES)、多機能端末131にビジーを送出し(S115)、終了する。通話中でなければ(S114:NO)、多機能電話131に呼出中音を送出し(S116)、多機能電話131がオフフックすることにより応答確認を行い(S117)、多機能電話131と局線間の通話パスを接続する(S118)ことにより、通話を実現する(S119)。このように、IP−PBXの局線がビジーでなかった場合の処理については、一般的なIP−PBXが独立して動作するときの処理と同じである。
局線がビジーであるか否かを判定においてビジーであった場合は(S102:YES)、IPプロトコルにより、クラウドPBX200と通信を行うためのIP制御回線に空きがあるか否かを判定し(S105)、空きがない場合は(S105:NO)、多機能端末131にビジーを送出し(S115)、終了する。空きがある場合には(S106:YES)、クラウドPBX200との通信を実現する回線を確保しておくために予約を行い(S106)、クラウドPBX200側に問い合わせる(S107)。クラウドPBXは、拠点100のIP−PBX110からの問合せを受けて、クラウドPBX200側の記憶装置203に格納されているクラウド回線管理テーブル270を参照して返答する。IP−PBX110は、クラウドPBX200からの返答に従って、クラウド回線に空きがない場合は(S108:NO)、多機能端末131にビジーを送出し(S115)、終了する。クラウド回線に空きがある場合には(S108:YES)、クラウド回線の使用できる空き内線回線を要求して、取得し(S109)、取得した内線情報をIP−PBX110のIP−PBXサービス運用データ115に含まれるアドレス変換テーブル120に登録する(S110)。クラウドPBX200から受信し、アドレス変換テーブル120に設定される情報は、クラウド内線番号124、変換後IPアドレス、クラウドPBXIPアドレス127である。ここまでで、IP−PBX110からクラウドPBX200のクラウド回線を使用するための情報のやり取りが完了したこととなる。
次に、IP−PBX110からクラウドPBX200へ発信するにあたり、このようにして登録したアドレス変換テーブル120を使用して、送信パケットの送信元IPアドレスの変換を行う(S111)。このように、IPアドレスの変換を行うことにより、クラウドPBX200は自局の内線端末から発信があったものとして認識することが可能となる。そして、通常のSIPプロトコルを用いてIP−PBX110からクラウドPBX200へ発信を行い(S112)、呼制御を開始する(S113)。IP−PBX110は、多機能電話131から発信した宛先の電話番号を持っているため、その電話番号を付与してクラウドPBX200へ発信するため、クラウドPBX200からすれば、自局の内線端末からの発信とみなして、クラウドPBX200はPBXの一般機能を利用し公衆網400へ局線発信を行う。
そして、宛先の電話300が通話中であるかの判定をし(S114)、通話中であれば多機能電話131にビジーを送出し(S115)、終了する。通話中でなければ、多機能電話131に呼出中音を送出し(S116)、電話300の応答が確認できたら(S117)、IP−PBX110と多機能電話131の通話パスを接続することにより(S118)、通話が確立する(S119)。このように、IP−PBX110が、上記の処理を行い多機能電話131とクラウドPBX200を中継し、呼制御を行うため、多機能電話131からすれば通常の局線発信とみなすことが可能となる。
次に、IP−PBX内線端末の発信があった場合には、クラウドPBX220は、IP−PBX110から、クラウド回線の空きがあるかの問合せを受ける(図6のS119、図7のS201)。クラウドPBX220では、記憶装置203のクラウド回線管理テーブル270を参照し空きがあるか否かを判定し(S202)、空きがない場合は(S202:NO)、IP−PBX110に対しその旨を返答する(S213)。空きがある場合には(S202:YES)、クラウド回線を予約し、クラウド回線管理テーブル270を更新し(S203)、予約した空いてるクラウド回線情報をIP−PBX110へ送信する(S204)。送信した情報に基づき、IP−PBX110から着信があると(S205)、SIPプロトコルによりPBXの一般機能により呼制御を開始し(S207)、通知された電話番号により局線発信を行う(S208)。そして、宛先の電話300が通話中か否かの判定を行い(S209)、通話中であればIP−PBX110に対し、ビジー送出を行い(S210)、通話中でなければ、応答確認(S211)の後、通話を確立する(S212)。このように、IP−PBX110からクラウドPBXのリソースであるクラウド回線を利用することにより、IP−PBX110のPBX端末から、クラウドPBXの交換機能を利用した呼制御や局線発信を利用することができる。
次に、図8を用いてIP−PBXの内線端末から発信する場合に本実施形態のPBX連携システムの各コンポーネントの処理を横断的に説明する。
ここでも、上記の説明のように、拠点1の内線番号「2001」の多機能電話131からの局線発信されたものとする。
PBX端末である多機能電話131から、局線発信されて(S301)、IP−PBX110の局線が障害又はビジーである場合(S302)、クラウドPBX200を利用して、その局線発信に係る呼を接続するため、IP−PBX110とクラウドPBX200を接続するための処理を開始する。
IP−PBX110は、IP−PBX110のIP制御回線の空きを確認して、予約を行う(S303)。そして、クラウドPBX200に対して、クラウド回線の空き内線の問合せを行い(S304)、返答を受取る(S305)。そして、クラウド回線を利用するための空き内線情報を要求し(S306)、その要求を受け取ったクラウドPBX200は、クラウド回線の空きを確認して予約を行い、クラウド回線管理テーブル270の更新を行う(S307)。
クラウド回線管理テーブル270の初期状態は図3(a)に示すものであり、契約を行ったクラウド回線には、内線端末番号274、内線端末IPアドレス275、クラウドPBXIPアドレス275が、予め割り振られているため初期状態にも格納されている。使用状態272と割当IP−PBX拠点No273は、初期状態では、ブランクであり、この回線が空いていることを示す。S305の前に初期状態にあったとすれば、回線No271の「01」を予約することにより、使用状態272を「使用中」、割当IP−PBX拠点No273には、空き内線情報問い合わせ時の要求元IPアドレスから判断した、割り当てるIP−PBX110の拠点番号である「1」を格納し、図3(b)の状態となる。
そして、クラウドPBX200は、更新を行ったクラウド回線管理テーブル270の回線No271の「01」の情報をIP−PBX110に送信し(S308)、IP−PBX110は、IP−PBXサービス運用データ115に含まれるアドレス変換テーブル120に、その情報を登録する(S309)。
アドレス変換テーブル120の初期状態は、図4(a)に示すものであり、全ての項目は、ブランクである。クラウドPBX200から送信された空き内線情報を受信すると、管理No121には管理番号が付与され、本実施形態では「01」を格納する。端末種別122及び自局内線番号123には、クラウドPBX200と接続するIP−PBX110の内線種別及び内線番号を格納する。本実施形態ではIP−PBX110から局線発信(S301)を行った多機能電話131であるので端末種別122には「多機能」、自局内線番号123には多機能電話131の内線番号である「2010」を格納される。続いて、クラウド内線番号124、変換後送付元IPアドレス126、クラウドPBXIPアドレス127には、クラウドPBX200から受信した空き内線情報をそのまま格納する。変換前送付元IPアドレス125にはIP−PBX110に接続される内線端末がIP端末132だった場合に、各々に割り振られているIPアドレスを格納する。本実施形態では多機能電話131を用いており、IPアドレスは存在しないため「−」を格納することで、図4(b)の状態となる。
IP−PBX110は、クラウド回線を利用して、クラウドPBX200の内線端末として発信するため、アドレス変換テーブル120により、クラウドPBX200へ送信するIPパケットのアドレスを変換し(S310)、SIPプロトコルを用いて発信し(S311)、呼制御を開始する(S312)。以降の流れは、クラウドPBX200の内線端末からの局線発信と同じように処理が行われる。IP−PBX110の発信に含まれる宛先の電話300の電話番号によりクラウドPBX200から公衆網へ発信し(S313)、電話300を呼出し(S314)、公衆網から呼出中の信号をクラウドPBX200経由でIP−PBX110に伝達され(S315)、IP−PBX110は多機能電話131に呼出中音を送出する(S316)。電話300が応答すると(S317)、公衆網から応答確認の信号をクラウドPBX200経由でIP−PBX110に伝達され(S318)、IP−PBX110と多機能電話131の通話パスを接続する(S319)ことにより、通話が確立する(S320)。
切断の処理についても、同じくIP−PBX110からの呼制御を、クラウドPBX200の内線端末の呼制御として扱うこにより処理が可能となる。
次に、図9ないし図11を用い公衆網に接続されている電話からIP−PBXに発信したときの一連の処理について説明する。
本実施形態では、公衆網400に接続された電話300から拠点1の代表番号に発信を行い、拠点1のIP−PBX110の内線端末である多機能電話131へ着信するときの動作について説明する。
ここで、拠点の事業者は、クラウドPBXによるクラウドサービス(クラウド回線の提供)を提供する者と、クラウドサービスを提供する契約を結んでいるものとする。この条件の下で、電話300からIP−PBX110の代表番号へ発信した際に、局線ビジーであると、呼の転送が行われ、転送先をクラウドPBX200へ設定しておくことにより、クラウドPBX200に着信する(S501)。着信した呼の着信先の電話番号は、拠点の代表番号であるものとする。このとき、クラウドPBX200は、該当拠点の内線番号を確認するため、応答処理を開始し(S502)、音声応答により電話300に対しIP−PBX110の内線番号を要求し(S503)、内線番号を受信する(S504)。本実施形態では、内線番号「2001」とする。受信した内線番号にて、記憶装置203に格納されている拠点電話番号テーブル116から宛先の拠点を判断する(S505)。
次に、クラウドPBX200は、IP−PBX110と接続するため、クラウドPBX200のクラウド回線に空きがあるか否かを確認し(S506)、空きがない場合は(S506:NO)、公衆網400に対しビジーを送出し(S510)、空きがある場合には(S506:YES)、クラウド回線の予約を行うと同時にクラウド回線管理テーブル270を更新する。予約したクラウドPBX200の内線情報と、音声応答により取得したIP−PBX110の内線番号を対象拠点のIP−PBX110へ送信し(S508)、IP−PBX110のIP制御回線に空きがあるか否かを判定し(S509)、空きがない場合は(S509:NO)、公衆網400に対しビジーを送出し(S510)、空きがある場合には(S509:NO)、IP−PBX110に発信を行い(S511)、呼制御を開始する(S512)。このときのクラウドPBX200とIP−PBX110の制御については、上述したIP−PBX110からの局線発信の場合と同じであり、発信と着信の向きが逆なだけで処理は同様である。そして、IP−PBX110から応答確認の信号を受け取る(S513)ことにより、通話が確立する(S514)。
次に、IP−PBX110は、電話300から直接着信したときに、局線障害又は局線ビジーの場合には、ビジーを送出する(図10のS601)。転送サービスにより呼がクラウドPBX200経由となるので、IP−PBX110は、クラウドPBX200おいて電話300から取得した宛先電話番号と、クラウPBX200の予約したクラウド回線の情報を入手し(S602)、IP−PBX110とクラウドPBX200を接続するためのIP制御回線を予約し(S603)、入手した情報をアドレス変換テーブル120に格納する。そして、クラウドPBXから着信があり(S605)、呼制御が開始される(S606)。このときに、IP−PBX110は、宛先となるIP−PBXの多機能電話131が通話中か否かの判定を行い(S607)、通話中の場合は(S607:YES)、クラウドPBX200にビジーを送出し(S608)、通話中ではない場合には(S607:NO)、着信先の多機能電話131を呼出し(S609)、応答を確認し(S610)、通話パスを接続することにより(S611)、通話が確立する(S612)。
次に、図11を用いて公衆網に接続された電話からの発信する場合に本実施形態のPBX連携システムの各コンポーネントの処理を横断的に説明する。
ここでも、図9、図10の例と同様、拠点1の内線番号「2001」の多機能電話131への局線着信とする。
電話300から公衆網400に対し拠点の代表番号にて発信し(S401)、公衆網400のルーティングによりIP−PBX110に着信する(S403)。
このときに、IP−PBX110に局線障害が発生していたり、局線ビジーであると(S402)、IP−PBX110は、無応答又はビジーを送出する(S404)。拠点100を運営するユーザは、予め無応答転送サービス又は話中転送サービス契約を結んでいるので、転送先をクラウドPBX200に設定しておくことにより呼が転送される(S405)。クラウドPBX200は、拠点代表番号への発信を受けて、内線番号を要求すべく音声応答処理を開始し(S406)、公衆網400経由で電話300に対し音声応答を行い(S407)、内線番号を取得する(S408)。そして、クラウドPBX200は、取得した代表番号と内線番号により、記憶装置203の拠点電話番号テーブル280を参照し、接続拠点を判断し(S409)、対象拠点のIP−PBX110と接続するためクラウドPBX200のクラウド回線を予約すると同時に、クラウド回線管理テーブル270を更新する(S410)。前の状態が、図3(a)に示した初期状態であったとすると、クラウドPBX200は、クラウド回線管理テーブル270の回線No271「01」の使用状態272に「使用中」を、割当IP−PBX拠点No273には、S409にて判断した接続拠点Noである「1」を格納する。
そして、クラウドPBX200は、予約したクラウドPBX200の空きクラウド回線情報と、宛先の内線番号をIP−PBX110へ送信し(S411)、IP−PBX110ではIP端末制御回路の予約を行い(S412)、取得した情報をアドレス変換テーブル120に登録する(S413)。取得する前が初期状態であったとすれば、IP−PBX110は、アドレス変換テーブル120の管理No121には「01」を格納し、自局内線番号123にはクラウドPBX200から宛先の内線番号として取得した「2001」を格納し、端末種別122には内線番号「2001」から端末種別を判断し「多機能」を格納し(拠点回線管理テーブル117には、内線番号と端末種別の対応が保持されているものとする)、クラウド内線番号124、変換後送付元IPアドレス126、クラウドPBXIPアドレス127には、クラウドPBX200から受信したクラウドPBXのIPアドレスをそのまま格納する。
そして、クラウドPBX200からIP−PBX110に対し発信を行い(S414)、呼制御を開始する(S415)。IP−PBX110は多機能電話131を呼出し(S418)、クラウドPBX200は公衆網400に対し呼出中の信号を送出し(S416)、電話300には呼出中音が送出される(S417)。多機能電話131が応答すると(S419)、それを認識したIP−PBX110が応答確認の信号をクラウドPBX200経由で公衆網に連絡し(S420)、IP−PBX110と多機能電話131の通話パスが接続され(S421)、電話300と多機能電話131の通話が確立する(S422)。
このように、本実施形態のPBX連携システムによれば、IP−PBXに局線障害や局線ビジーが発生しても、クラウドPBXを経由することで、一般電話、多機能電話、IP端末を問わず、従来ビジーとなっていた呼を救済(接続)でき、効率的な業務が可能となる。
また、複数拠点でクラウドPBXを共有しビジー呼を救済できるため、各拠点において局線数を最大数確保する必要がないため初期費用の削減ができる。
また、クラウドPBXの回線契約はIP−PBXの機器増設等と比べて非常に短期間かつ安価で行うことができるため、使用状況に応じて早急な対応が可能となるため、管理コストの削減も期待される。
100…拠点
110…PBX
115…IP−PBXサービス運用データ
116…電話番号テーブル
117…拠点回線管理テーブル
120…アドレス変換テーブル
130…IP端末
140…ルータ
200…クラウドPBX
201…プロセッサ
202…メモリ
203…記憶装置
204…回線インタフェース
210…制御部
220…障害監視部
230…データ管理部
240…PBX機能部
250…クラウドPBXサービス運用データ
270…クラウド回線管理テーブル
280…拠点電話番号テーブル
300…電話
400…公衆網
410…電話回線
420…交換機
500…IPネットワーク

Claims (5)

  1. IP−PBXを備える一つ以上の拠点システムと、クラウドPBXとが公衆網とIPネットワークとにより接続されたPBX連携システムにおいて、
    前記クラウドPBXは、前記拠点システムの拠点番号と、内線番号とIPアドレスが付与されたクラウドPBXの内線端末と接続するためのクラウド回線情報を保持し、
    前記拠点システムにおけるIP−PBXの内線端末から発信時、前記IP−PBXの内線端末への着信時に、前記IP−PBXは、前記IP−PBXの回線が使用できないときに、前記クラウド回線を利用して前記クラウドPBXの内線端末からの発信、又は、前記クラウドPBXの内線端末の着信を行うことを特徴とするPBX連携システム。
  2. 前記拠点システムにおけるIP−PBXは、IP−PBXの前記内線端末の内線番号と前記クラウドPBXの内線端末の内線番号との対応と、前記IP−PBXの内線端末のIPアドレスと前記クラウドPBXの内線端末のIPアドレスの対応とを保持するアドレス変換情報を保持し、
    前記拠点システムにおけるIP−PBXの内線端末から発信時、又は、前記IP−PBXの内線端末への着信時に、前記アドレス変換情報を参照し、前記クラウドPBXの内線端末のIPアドレスにより、それぞれ、前記クラウドPBXの内線端末からの発信、又は、前記クラウドPBXの内線端末の着信を行うことを特徴とする請求項1記載のPBX連携システム。
  3. 前記クラウドPBXでのクラウドPBXの内線端末と接続するためのクラウド回線は、前記拠点システムにおけるIP−PBXから要求があったときに、動的に割当てることを特徴とする請求項1記載のPBX連携システム。
  4. IP−PBXを備える一つ以上の拠点システムと、クラウドPBXとが公衆網とIPネットワークとにより接続されたPBX連携システムの通信制御方法において、
    前記クラウドPBXは、前記拠点システムの拠点番号と、内線番号とIPアドレスが付与されたクラウドPBXの内線端末と接続するためのクラウド回線情報を保持するクラウド回線管理テーブルを保持し、
    前記拠点システムにおけるIP−PBXが、IP−PBXの前記内線端末の内線番号と前記クラウドPBXの内線端末の内線番号との対応と、前記IP−PBXの内線端末のIPアドレスと前記クラウドPBXの内線端末のIPアドレスの対応とを保持するアドレス変換テーブルを保持し、
    前記拠点システムにおけるIP−PBXの内線端末から発信するステップと、
    前記IP−PBXが、前記IP−PBXの回線が使用できないときに、前記クラウドPBXにおけるクラウド回線の割当てを要求するステップと、
    前記クラウドPBXが、前記クラウド回線管理テーブルに、前記拠点システムの拠点番号を設定し、要求があった前記拠点システムの前記IP−PBXに前記クラウド回線管理テーブルの設定情報を送信するステップと、
    前記IP−PBXが、前記クラウドPBXから受信した前記クラウド回線管理テーブルの設定情報に基づき、前記アドレス変換テーブルを設定するステップと、
    前記IP−PBXが、前記アドレス変換テーブルを参照し、前記IP−PBXの内線端末に対応する前記クラウドPBXの内線端末のIPアドレスにより、前記クラウドPBXの内線端末から発信することを特徴とするPBX連携システムの通信制御方法。
  5. IP−PBXを備える一つ以上の拠点システムと、クラウドPBXとが公衆網とIPネットワークとにより接続されたPBX連携システムの通信制御方法において、
    前記クラウドPBXは、前記拠点システムの拠点番号と、内線番号とIPアドレスが付与されたクラウドPBXの内線端末と接続するためのクラウド回線情報を保持するクラウド回線管理テーブルと、前記拠点番号と拠点システムのIP−PBXの内線番号を対応させた拠点電話番号テーブルとを保持し、
    前記拠点システムにおけるIP−PBXが、IP−PBXの前記内線端末の内線番号と前記クラウドPBXの内線端末の内線番号との対応と、前記IP−PBXの内線端末のIPアドレスと前記クラウドPBXの内線端末のIPアドレスの対応とを保持するアドレス変換テーブルを保持し、
    前記公衆網に接続された電話端末から、前記拠点システムにおけるIP−PBXに発信するステップと、
    前記IP−PBXが、前記IP−PBXの回線が使用できないときに、前記クラウドPBXが、前記電話端末が発信する前記IP−PBXの内線番号を問合せて、受信するステップと、
    前記クラウドPBXは、前記電話端末から受信した前記IP−PBXの内線番号から、前記拠点番号テーブルを参照し、前記IP−PBXの内線番号に対応する拠点番号を求めて、前記クラウド回線管理テーブルに、前記拠点システムの拠点番号を設定し、前記拠点番号の拠点システムのIP−PBXに、クラウド回線を割当てて、前記クラウド回線管理テーブルを設定し、そのIP−PBXに前記クラウド回線管理テーブルの設定情報を送信するステップと、
    前記IP−PBXが、前記クラウドPBXから受信した前記クラウド回線管理テーブルの設定情報に基づき、前記アドレス変換テーブルを設定するステップと、
    前記クラウドPBXが、前記IP−PBXの内線番号の内線端末に着信するステップと、
    前記クラウドPBXが、前記公衆網の電話端末を呼出すステップと、
    前記電話端末が発信する前記IP−PBXの内線番号の内線端末が、前記割当てられた前記クラウドPBXのクラウド回線により、前記発信した電話端末と通話を開始するステップとを有することを特徴とするPBX連携システムの通信制御方法。
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