JP5169347B2 - 回線交換システム - Google Patents

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本発明は、ISDN公衆網と構内内線網の内線端末とを交換接続する回線交換システムに関し、特に、ISDN回線と構内LANをメディアゲートウェイを介して接続する回線交換システムに関する。
従来、官庁や企業等では、IP−PBX(内線電話交換機)に複数の内線電話を収容し、構内の内線網をLANケーブル等で一本化する構内交換システムが広く活用されている。また、構内交換システムでは、メディアゲートウェイ等の中継機器を通じて、構内内線網をISDN(サービス総合デジタルネットワーク)公衆網に接続し、内線及び外線間の相互接続も図っている(例えば、特許文献1参照)。
特に、ビジネス用途の構内交換システムでは、ネットワーク規模が大型化し易いため、1つの通信回線を24個のチャネルに分割して使用する一次群インタフェース回線が多用されている。国内向けの通信サービスにおける一次群インタフェースでは、通常、23個のBチャネルからなる通話用チャネルと、1個のDチャネルからなる制御信号用チャネルとが準備される。
特開平10−243429号公報
ところで、上記の構内交換システムにおいて、公衆網及び内線網の間の通信パスを確立するには、公衆網側の交換機と内線網側のIP−PBXとの双方が正常に機能している必要がある。このため、公衆網側の交換機が正常に機能していても、内線網側のIP−PBXに何らかの故障等が生じれば、両者の間の通信が全面的に遮断される虞がある。
また、上記の構内交換システムを、電話受付を主業務とするコールセンタ等で利用した場合、これらの施設では、短時間に着信呼が集中することがあるため、IP−PBXに多大な負荷がかかり易くなる。この際、IP−PBXの処理能力によっては、輻輳を招く虞があるため、使用回線を一次的に閉塞して着信呼を抑えざるを得なくなる。
これらの問題に対処するには、予備用のIP−PBXを設置し、必要に応じて切替使用することが望ましいが、IP−PBXの設置には、1回線につき1台という態様を採るのが一般的であるため、IP−PBXを増設するには、予備のための1回線分の契約を別途に行う必要が生じる。その結果、合計で2回線分の契約が必要になり、ユーザ側の経済的な負担が大きくなるという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、ISDN公衆網と構内内線網の内線端末とを交換接続するにあたり、ユーザ側の経済的な負担を軽減しつつ、内線電話交換機の故障等に伴うリスクを分散したり、着信呼の集中時に負荷を分散することなどが可能な回線交換システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ISDN公衆網と構内内線網の内線端末とを交換接続する回線交換システムであって、前記ISDN公衆網と前記構内内線網の間に接続されたゲートウェイ装置と、該ゲートウェイ装置を介して単一のISDN回線に接続された複数の内線電話交換機とを備え、前記ゲートウェイ装置は、前記ISDN回線で使用される複数の通話チャネルの各々と前記複数の内線電話交換機の各々との対応付けを示すチャネル設定情報が予め記録されたメモリを有し、前記ISDN公衆網からの着信呼を受け付けた際に、該着信呼からチャネル番号を読み出すとともに、該読み出したチャネル番号と前記チャネル設定情報を照らし合わせ、前記着信呼を送信する内線電話交換機を選択することにより、前記複数の内線電話交換機のうちの1つを選択し、該選択した交換機に前記着信呼を送信することを特徴とする。
そして、本発明によれば、単一のISDN回線を複数の内線電話交換機で共用することができるため、内線電話交換機のいずれかに故障等が生じても、正常に機能している側の交換機を用いてISDN公衆網と構内内線網の間の通信を確立でき、故障等に伴うリスクを分散することが可能になる。また、回線契約の面から見ても、ユーザ(契約者)は、1回線分の契約を交わすのみで複数台の内線電話交換機を設置することができるため、ユーザ側の経済的な負担を軽減することが可能になる。
上記回線交換システムにおいて、前記複数の内線電話交換機が、前記ISDN回線で使用される複数の通話チャネルのうちの自機に対する使用チャネルの割り当てを示すチャネル割当情報が予め記録されたメモリを備え、前記内線端末からの発信呼を受け付けた際に、前記チャネル割当情報を参照して前記使用チャネルから1つのチャネルを選択し、前記発信呼を前記ゲートウェイ装置に送信することができる。
以上のように、本発明によれば、ISDN公衆網と構内内線網の内線端末とを交換接続するにあたり、ユーザ側の経済的な負担を軽減しつつ、内線電話交換機の故障等に伴うリスクを分散したり、着信呼の集中時に負荷を分散することなどが可能になる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。尚、以下においては、本発明にかかる回線交換システムを、一次群インタフェース回線(23B+D)を使用したシステムに適用した場合を例にとって説明する。
図1は、本発明にかかる回線交換システムの一実施の形態を示し、この回線交換システム1は、大別して、構内のLAN8に接続された内線用のIP電話機7と、LAN8に接続された2台のIP−PBX2a、2bと、これらIP−PBX2a、2bとISDN公衆網4の間に接続されたメディアゲートウェイ3とから構成される。
本構成において、ISDN公衆網4とIP−PBX2a、2bの通信は、メディアゲートウェイ3を介して行われる。その際のISDN公衆網4及びメディアゲートウェイ3間の通話路制御は、公衆局側の回線交換により行われ、一方、メディアゲートウェイ3及びIP−PBX2a、2b間の通話路制御は、LAN8を通じた制御信号の授受により行われる。
メディアゲートウェイ3は、ISDN回線5及びLAN8間(異種回線間)を接続する中継装置であり、ISDNインタフェースとLANインタフェースの変換機能を有する。メディアゲートウェイ3では、ISDN回線5を通じて送信された着信呼を受け付けると、IP通信用のUDPパケットを生成し、レイヤ3メッセージ(呼制御信号)をカプセル化してLAN8に出力する。UDPパケットは、図2に示すフォーマットを有し、レイヤ3メッセージは、UDPパケットフォーマットのアプリケーションデータ部に格納される。
また、メディアゲートウェイ3のメモリ31には、23個のBチャネル(通話用チャネル)とIP−PBX2a、2bとの対応付けを示すチャネル設定情報32が格納される。メディアゲートウェイ3は、チャネル設定情報32に従い、受け付けた着信呼を2台のIP−PBX2a、2bに振り分けて出力する。
IP−PBX2a、2bは、IP電話機7の電話番号とIPアドレスの対応を管理して各IP電話機7の通話路制御を行う内線交換用のサーバである。これらIP−PBX2a、2bは、いずれも同一の構成を有し、所定の制御信号に従って通話路制御を行うCPU21と、CPU21及びメディアゲートウェイ3間のIPパケットの送受信を制御するLAN制御部22と、PBX設定情報24が格納されたメモリ23とを備える。
尚、メモリ23内のPBX設定情報24は、メディアゲートウェイ3のメモリ31に格納されるチャネル設定情報32と関連して設定されるものであり、自交換機に対する使用チャネルの割り当てを示すものである。
次に、上記構成を有する回線交換システム1を用いた交換処理について、図1〜図8を参照しながら説明する。尚、本システム1においては、交換処理に先立ち、上記のチャネル設定情報32及びPBX設定情報24を各メモリ31、23に記録して各種の設定処理を行う必要があるため、先ずは、それらについて説明する。
メディアゲートウェイ3のメモリ31に記録するチャネル設定情報32は、図3に示すように、ch1〜ch23のチャネル番号を示すチャネル番号情報32aと、各チャネル番号と関連付けて記録されるIPアドレス情報32bとを有する。このうち、IPアドレス情報32bは、IP−PBX2a、2bのIPアドレスを示すものであり、チャネル番号情報32a及びIPアドレス情報32bは、事前に定めたIP−PBX2a、2bの割り振りに従って記録される。
このため、例えば、23チャネルのうちの10チャネル(ch1〜ch10)をIP−PBX2aに割り当て、残りの13チャネル(ch11〜ch23)をIP−PBX2bに割り当てた場合には、ch1〜ch10に対応するIPアドレス情報32bにIP−PBX2aのIPアドレスが記録され、ch11〜ch23に対応するIPアドレス情報32bにIP−PBX2bのIPアドレスが記録される。
尚、図中のCR(呼番号)情報32cは、個々の着信呼を識別するための情報である。このため、予め記録されることはなく、メディアゲートウェイ3でISDN公衆網4からの着信呼を受け付けた際に記録される。また、CR情報32cに一旦記録された情報(呼番号)は、着信呼を受け付けてから通話が終了するまでの間に亘って保持され、通話が終了した後に削除される。
一方、IP−PBX2a、2bのメモリ23に記録するPBX設定情報24は、図4に示すように、メディアゲートウェイ3のIPアドレスを示すGWIPアドレス情報24aと、チャネル番号を示すチャネル番号情報24bと、各チャネルの割り当ての有無を示す割当情報24cとを有する。
それらのうち、割当情報24cは、メディアゲートウェイ3のチャネル設定情報32に関連して記録されるものであり、例えば、ch1〜ch10がIP−PBX2aの使用チャネルとして割り当てられると、IP−PBX2a側のメモリ23において、ch1〜ch10に対応する割当情報24cに「有効」を示す値が記録される。
尚、図中のCR(呼番号)情報24dは、チャネル設定情報32中のCR情報32cと同様に個々の着信呼を識別するための情報である。このCR情報24dは、メディアゲートウェイ3で中継された着信呼をIP−PBX2a、2bが受信した際に記録され、通話が終了するまでの間に亘って保持される。
続いて、交換動作について説明するが、先ずは、ISDN公衆網4の加入者電話機6から内線網に向けて発呼する場合について、図5を中心に参照しながら説明する。
加入者電話機6のユーザがISDN回線5の番号をダイヤルすると、図5に示すように、ISDN公衆網4を介して、メディアゲートウェイ3にレイヤ3のSETUPメッセージ(呼設定)が送信される。
メディアゲートウェイ3において、SETUPメッセージを受信すると、メッセージ中のチャネル識別子情報からチャネル番号を読み出す(ステップS1)。尚、チャネル識別子情報内のチャネル番号は、ISDN公衆網4を制御する公衆局で指定されたものであり、ここでは、ch1が指定されたものとする。
次に、読み出したチャネル番号とメモリ31のチャネル設定情報32(図3参照)を照らし合わせ、そのチャネル番号に対応するIPアドレス情報32bを読み出す(ステップS2)。例えば、上述のように、ch1〜ch10で使用する交換機にIP−PBX2aが指定されている場合には、IPアドレス情報32bとしてIP−PBX2aのIPアドレスが読み出される。
それと併行して、SETUPメッセージからCR(呼番号)を読み出し、その呼番号を、ch1に対応するCR情報32cとしてメモリ31に記録する(ステップS3)。これにより、着信呼を識別した上で、その着信呼を受け付けた旨がメディアゲートウェイ3内に登録される。尚、ここでは、呼番号としてCR1が割り当てられ、ch1のCR情報32cにCR1が記録されたものとする。
次いで、受信したSETUPメッセージをUDPパケットフォーマット(図2参照)に変換するとともに、UDPパケット化したSETUPメッセージをIP−PBX2a宛に送信する(ステップS4)。
IP−PBX2aにおいて、メディアゲートウェイ3からのSETUPメッセージを受信すると、メッセージ内からチャネル番号及び着信番号を読み出す(ステップS5)。そして、そのチャネル(ch1)及び着信先のIP電話7の使用状態を確認し、いずれも空きの状態である場合には、メモリ23のPBX設定情報24(図4参照)において、ch1のCR情報32cに呼番号(CR1)を記録する(ステップS6)。
尚、上記のチャネルの空き状態の判別は、PBX設定情報24のCR情報32cを参照して行うことができる。すなわち、CR情報32cに記録される呼番号は、通話の継続中に限って保持されるため、呼番号が記録されているか否かによって空きの有無を把握することができる。このため、例えば、ch1に対応するCR情報32cに呼番号が記録されていれば、ch1が使用中であると判断でき、逆に、何らの情報も記録されていなければ、空きの状態であると判断することができる。
次いで、IP−PBX2aにおいて、管理下のIP電話機7を呼び出すとともに、CALLPROC(呼設定受付)、ALERTメッセージ(呼出)を作成する(ステップS7)。そして、それらのメッセージをUDPパケットフォーマットに変換し、LAN8を介してメディアゲートウェイ3に送信する。
メディアゲートウェイ3において、UDPパケット化したCALLPROC、ALERTメッセージを受信すると、レイヤ3メッセージ部分を取り出し、呼番号(CR1)を読み出す。そして、読み出した呼番号が、先のステップS3でメモリ31に記録した呼番号と一致するか否かを確認し(ステップS8)、一致が認められれば、CALLPROC、ALERTメッセージをISDN公衆網4に転送する。
次いで、IP−PBX2aにおいて、IP電話機7側の応答を検知すると、CONNメッセージ(応答)を作成し(ステップS9)、UDPパケットフォーマットに変換してメディアゲートウェイ3に送信する。次に、先のステップS8と同様に、メディアゲートウェイ3において、パケット中の呼番号を確認し(ステップS10)、メモリ31に記録した呼番号と同一の番号であれば、CONNメッセージをISDN公衆網4に転送する。
その後、IP−PBX2aにおいて、管理下のIP電話機7とメディアゲートウェイ3の間のLANインタフェース上の通信パスを確立し、また、メディアゲートウェイ3においても、IP−PBX2aとの間のLANインタフェース上の通信パス、及びISDN公衆網4との間の回線交換上の通信パスを各々確立する。これにより、加入者電話機6及びIP電話機7間の通信パスが形成され、通話が可能な状態となる。
尚、先のステップS1において、メディアゲートウェイ3で読み出したチャネル番号が、IP−PBX2bに割り当てた番号(例えば、ch11)であった場合には、図6に示すように、メディアゲートウェイ3及びIP−PBX2b間で、図5に示した処理が実行され、IP−PBX2bの管理下のIP電話機7との通信パスが確立される。
続いて、内線側のIP電話機7から加入者電話機6に向けて発呼する場合の交換動作について、図7を中心に参照しながら説明する。
IP−PBX2aの管理下にあるIP電話機7がISDN公衆網4の加入者電話機6の番号をダイヤルすると、IP−PBX2aにおいて、メモリ23のPBX設定情報24(図4参照)を参照し、使用可能なチャネルの中から空きの状態のチャネルを検索する(ステップS11)。そして、空き状態のチャネルが存在した場合には、そのチャネルを使用チャネルとして選択する。ここでは、使用チャネルとしてch2が選択されたものとする。
次いで、ISDNレイヤ3のSETUPメッセージを作成し、選択したチャネルのチャネル番号と発信呼の呼番号とを設定する(ステップS12)。尚、ここでは、呼番号としてCR2が設定されたものとする。それと併行して、メモリ23のPBX設定情報24において、選択したチャネル番号(ch2)のCR情報24dに、呼番号(CR2)を記録する(ステップS13)。その後、メモリ23からGWIPアドレス24aを読み出し、UDPパケット化したSETUPメッセージをメディアゲートウェイ3に送信する。
メディアゲートウェイ3において、UDPパケットを受信すると、SETUPメッセージ部を取り出す。そして、同メッセージ中から呼番号(CR2)を読み出すとともに、チャネル番号情報要素からチャネル番号(ch2)を読み出す(ステップS14)。次いで、読み出した呼番号(CR2)を、チャネル設定情報32(図3参照)のch2に対応するCR情報32cに記録し(ステップS15)、SETUPメッセージをISDN公衆網4に送信する。
次に、ISDN公衆網4において、SETUPメッセージの番号情報から加入者電話機6を導き出し、着信可能な状態であれば、その電話6を呼び出す。次いで、ISDN回線5を通じて、CALLPROCメッセージとALERTメッセージをメディアゲートウェイ3に返信する(ステップS16)。
メディアゲートウェイ3において、それらのメッセージを受信すると、メッセージ中の呼番号(CR2)を読み出し(ステップS17)、その呼番号(CR2)とメモリ31のチャネル設定情報32を照らし合わせ、対応するチャネル番号(ch2)を検索する。次いで、そのチャネルが割り当てられたIP−PBX(IP−PBX2a)のIPアドレスをメモリ31から読み出し(ステップS18)、メッセージをUDPパケット化して転送する。
次に、ISDN公衆網4において、加入者電話機6側の応答を検知すると、CONNメッセージ(応答)を作成し(ステップS19)、メディアゲートウェイ3に送信する。次いで、メディアゲートウェイ3において、先のステップS17、S18と同様に、メッセージ中から呼番号(CR2)を読み出すとともに、メッセージをUDPパケット化してIP−PBX2aに転送する(ステップ20、21)。
その後、IP−PBX2aにおいて、IP電話機7とメディアゲートウェイ3の間の通信パスを確立し、また、メディアゲートウェイ3においても、IP−PBX2aとの間の通信パス、及びISDN公衆網4との間の通信パスを各々確立する。
尚、IP−PBX2bの管理下のIP電話機7から発呼された場合には、図8に示すように、IP−PBX2b及びメディアゲートウェイ3間で、図7に示した処理が実行され、加入者電話機6との通信パスが確立される。
以上のように、本実施の形態によれば、ISDN回線5で使用される通話チャネルの各々と複数のIP−PBX2a、2bとの対応付けを定めたチャネル設定情報32を、メディアゲートウェイ3のメモリ31に予め記録しておき、メディアゲートウェイ3において、ISDN公衆網4からの着信呼を受け付けた際に、メモリ31内のチャネル設定情報32に従って着信呼をIP−PBX2a、2bに振り分けるため、1つのISDN回線5を複数のIP−PBX2a、2bで共用化することができる。
これにより、IP−PBX2a、2bのいずれかに故障等が生じても、正常に機能している側のIP−PBXを用いてISDN公衆網4と構内内線網の間の通信を確立できるため、故障等に伴うリスクを分散することが可能になる。また、回線契約の面から見ても、ユーザ(契約者)は、1回線分の契約を交わすのみで複数台のIP−PBXを設置することができるため、ユーザ側の経済的な負担を軽減することが可能になる。
尚、上記実施の形態においては、23チャネルの前半分をIP−PBX2aに割り当て、後半分をIP−PBX2bに割り当てるが、通話チャネルに対して2台のIP−PBX2a、2bをどのように割り当てるかは任意であり、例えば、通話チャネルの上位から順にIP−PBX2a、2bを交互に割り当てることも可能である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態にかかる回線交換システムは、1回線のISDN回線に加わる負荷を複数のIP−PBXで分散することを主目的とするものであり、特に、コールセンタ等のように電話受付を主業務とする施設に適したものである。
尚、本実施形態の回線交換システムは、第1の実施形態の回線交換システムと略々同様の構成を有するため、以下においては、図1を参照しながら説明を進める。但し、IP−PBX2a、2bの割り振り方や、メディアゲートウェイ3及びIP−PBX2a、2bの各メモリ31、23に記録する情報に相違があるため、ここでは、それらの点を中心に説明する。
第1の実施形態においては、予めch1〜ch23とIP−PBX2a、2bの対応付けを行ったが、本実施形態の回線交換システムでは、それらの対応付けを事前に行わず、ISDN公衆網4からの着信呼の受付順に、IP−PBX2a、2bを交互に振り分けていく。この振り分け処理は、メディアゲートウェイ3が行い、メディアゲートウェイ3は、ISDN公衆網4からの着信呼を受け付ける都度、使用するIP−PBXを指定し、そのIP−PBX宛に制御用のIPパケットを送信する。
このため、第1の実施形態においては、交換処理に先立ち、メディアゲートウェイ3のメモリ31に、図3に示すチャネル設定情報32のうちのチャネル番号情報32a、IPアドレス情報32bを記録したが、本実施形態においては、交換処理を行う前の段階で、チャネル設定情報32がメモリ31に記録されることはない。
チャネル設定情報32としての情報(図3のチャネル番号情報32a、IPアドレス情報32b及びCR情報32c)の記録は、メディアゲートウェイ3でIP−PBXを選択した際に、使用するチャネル番号や選択したIP−PBXのIPアドレス等をメモリ31に記録することで行う。従って、例えば、指定チャネルがch1の発信呼を受け付け、そのときにIP−PBX2aを選択した場合には、その選択時に、ch1を示すチャネル番号、IP−PBX2aのIPアドレスを示すIPアドレス情報、及び受け付けた発信呼を示すCR情報が相互に関連付けられて記録される。
このことは、IP−PBX2a、2bのメモリ23に記録するPBX設定情報24(図4参照)についても同様であり、交換処理に先立って、同情報24中のチャネル番号情報24b、割当情報24c及びCR情報24dがメモリ23に記録されることはない。但し、メディアゲートウェイ3のIPアドレスを示すGWIPアドレス情報24aに関しては、事前にメモリ23に記録される。
尚、IP−PBX2a、2bの振り分けは、交互に限らず、他の法則を採用してもよい。例えば、IP−PBX2a、2bの処理能力に応じて割り振りの程度に差を設けることで、処理能力が高い側のIP−PBXの使用頻度を高くする等の措置を講じることができる。但し、振り分け時の法則は、事前にメディアゲートウェイ3に設定する必要があるため、何らかの規則性を有する割り振り方を用いることが必要である。
以下、上記の構成を有する場合の交換動作について、図9を中心に参照しながら詳細に説明する。尚、ここでは、IP−PBX2a、2bを交互に選択する場合を例にとって説明する。また、図9において、先の図5に示す着信処理シーケンスと同一の処理については、図示を省略する。
加入者電話機6のユーザがISDN回線5の番号をダイヤルすると、ISDN公衆網4を介して、メディアゲートウェイ3にレイヤ3のSETUPメッセージ(呼設定)が送信される。
メディアゲートウェイ3において、SETUPメッセージを受信すると、同メッセージからCR(呼番号)を読み出すとともに、チャネル識別子情報からチャネル番号を読み出す(ステップS31)。ここでは、チャネル番号としてch1が指定され、また、呼番号としてCR1が指定されたものとする。
次に、メモリ31にアクセスして、チャネル番号情報32a(図3参照)にチャネル番号(ch1)を書き込み、それに対応するCR情報32cに呼番号(CR1)を書き込む(ステップS32)。次いで、使用する交換機にIP−PBX2aを選択するとともに(ステップS33)、IP−PBX2aのIPアドレスをメモリ31に書き込む(ステップS34)。
次いで、受信したSETUPメッセージをUDPパケットフォーマット(図2参照)に変換するとともに、UDPパケット化したSETUPメッセージをIP−PBX2a宛に送信する。
IP−PBX2aにおいて、SETUPメッセージを受信すると、同メッセージからチャネル番号及び着信番号を読み出し(ステップS35)、メモリ23内のch1のCR情報24d及び割当情報24c(図4参照)に、呼番号(CR1)及び有効を書き込む(ステップS36、S37)。
その後は、図5に示すステップS7〜S10と同様にして、IP−PBX2a、メディアゲートウェイ3及びISDN公衆網4の三者間で各種のメッセージを送受信し、加入者電話機6とIP電話機7の通信パスを確立する。
また、ISDN回線5に第2番目の着信があり、それをメディアゲートウェイ3で受信すると、同装置3において、使用する交換機にIP−PBX2bを選択する(ステップS38)。その際、先のステップS31、32及び34と同様に、メモリ31のチャネル番号情報32a及びCR情報32c(図3)に、読み出したチャネル番号及び呼番号を書き込み、IPアドレス情報32bに、IP−PBX2bのIPアドレスを書き込む。
以後は、先のステップS35〜S37と同様にして、IP−PBX2b、メディアゲートウェイ3及びISDN公衆網4の三者間で各種のメッセージを送受信し、加入者電話機6と他のIP電話機7の通信パスを確立する。
以上のように、本実施の形態によれば、着信呼の受付順序に応じて、着信呼を2台のIP−PBX2a、2bに振り分けるため、内線網に加わる負荷をIP−PBX2a、2bで分担することができ、各交換機の負荷を軽減することが可能になる。これにより、輻輳が生じる危険性が低減されるため、着信呼が集中する場合でも、使用回線を閉塞せずに着信を受け付けることが可能になる。
本発明にかかる回線交換システムの一実施の形態を示す構成図である。 UDPパケットフォーマットを示す図である。 メディアゲートウェイのメモリに記録されるチャネル設定情報を示す図である。 IP−PBXのメモリに記録されるPBX設定情報を示す図である。 着信処理シーケンスを示す図である。 着信処理シーケンスを示す図である。 発信処理シーケンスを示す図である。 発信処理シーケンスを示す図である。 他の実施形態にかかる回線交換システムの着信処理シーケンスを示す図である。
符号の説明
1 回線交換システム
2(2a、2b) IP−PBX
3 メディアゲートウェイ
4 ISDN公衆網
5 ISDN回線
6 加入者電話機
7 IP電話機
8 LAN
21 CPU
22 LAN制御部
23 メモリ
24 PBX設定情報
24a メディアゲートウェイのIPアドレス情報
24b チャネル番号情報
24c 割当情報
24d CR情報
31 メモリ
32 チャネル設定情報
32a チャネル番号情報
32b IPアドレス情報
32c CR情報

Claims (2)

  1. ISDN公衆網と構内内線網の内線端末とを交換接続する回線交換システムであって、
    前記ISDN公衆網と前記構内内線網の間に接続されたゲートウェイ装置と、
    該ゲートウェイ装置を介して単一のISDN回線に接続された複数の内線電話交換機とを備え、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記ISDN回線で使用される複数の通話チャネルの各々と前記複数の内線電話交換機の各々との対応付けを示すチャネル設定情報が予め記録されたメモリを有し、
    前記ISDN公衆網からの着信呼を受け付けた際に、該着信呼からチャネル番号を読み出すとともに、該読み出したチャネル番号と前記チャネル設定情報を照らし合わせ、前記着信呼を送信する内線電話交換機を選択することにより、前記複数の内線電話交換機のうちの1つを選択し、該選択した交換機に前記着信呼を送信することを特徴とする回線交換システム。
  2. 前記複数の内線電話交換機は、
    前記ISDN回線で使用される複数の通話チャネルのうちの自機に対する使用チャネルの割り当てを示すチャネル割当情報が予め記録されたメモリを備え、
    前記内線端末からの発信呼を受け付けた際に、前記チャネル割当情報を参照して前記使用チャネルから1つのチャネルを選択し、前記発信呼を前記ゲートウェイ装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の回線交換システム。
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