JP2017011348A - 負荷の駆動制御装置およびそれを備えた給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 負荷に制御可能な上限値より大きい電圧が入力されることを防止することができる負荷の駆動制御装置およびこれを備えた給湯装置を提供する。
【解決手段】 回転部を含む負荷の駆動制御装置であって、回転部の回転数を制御する制御信号に基づいて、所定の電源電圧を分圧した分圧電圧から負荷に印加する信号電圧を生成する信号電圧生成部と、分圧電圧が印加され、当該分圧電圧が第1電圧値より大きくなるのを抑制する電圧抑制部と、電圧抑制部が分圧電圧を抑制している状態において、信号電圧を第1電圧値より低い第2電圧値に低下させる信号遮断部と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負荷の駆動制御装置およびそれを備えた給湯装置に関する。
給湯装置には、燃焼用のファンや湯水循環用のポンプ等の回転部(モータ)を含む負荷が設けられている。このような負荷は、回転部の回転数が、制御部からの制御信号に基づいた信号電圧によって制御(例えばPWM制御)される(例えば特許文献1等)。
特許第3339245号公報
負荷の駆動制御装置は、このような負荷を制御部からの制御信号に基づいて制御するために、制御信号に基づいて信号電圧を生成している。信号電圧を生成する回路において異常が生じると、回転部の制御可能な上限値より大きい電圧が回転部に入力されてしまう。このような電圧が回転部に入力されると、回転部の動作が不安定になったり、回転部が故障したりする原因となる。
本発明は、以上のような課題を解決すべくなされたものであり、負荷に制御可能な上限値より大きい電圧が入力されることを防止することができる負荷の駆動制御装置およびこれを備えた給湯装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る負荷の駆動制御装置は、回転部を含む負荷の駆動制御装置であって、前記回転部の回転数を制御する制御信号に基づいて、所定の電源電圧を分圧した分圧電圧から前記負荷に印加する信号電圧を生成する信号電圧生成部と、前記分圧電圧が印加され、当該分圧電圧が第1電圧値より大きくなるのを抑制する電圧抑制部と、前記電圧抑制部が前記信号電圧を抑制している状態において、前記信号電圧を前記第1電圧値より低い第2電圧値に低下させる信号遮断部と、を備えている。
上記構成によれば、信号電圧生成部により制御信号に基づいて負荷に入力される信号電圧が生成される。また、電圧抑制部により信号電圧の元になる分圧電圧が第1電圧値より大きくなるのが抑制される。このとき、信号遮断部により信号電圧が第1電圧値より低い第2電圧値に低下する。したがって、信号電圧を生成するための分圧抵抗回路に異常が発生し、分圧電圧が通常の電圧範囲を超えるような場合であっても、当該分圧電圧は第1電圧値より大きくなることが抑制される。さらに、負荷に入力される信号電圧は、第1電圧値より低い第2電圧値に低下するため、負荷に制御可能な上限値より大きい電圧が入力されることを防止することができる。したがって、負荷の回転数が不安定な状態になったり、負荷に過電圧が入力されることにより破損したりすることを防止することができる。
前記電圧抑制部は、順方向が前記分圧電圧の印加方向に対して逆向きとなるように接続されたツェナーダイオードを含み、前記信号遮断部は、前記ツェナーダイオードに印加される電圧に基づいて前記信号電圧生成部の出力端を前記第2電圧値を生成する電圧源に接続するか否かを切り替えるスイッチング素子を備えてもよい。これにより、分圧電圧がツェナーダイオードの降伏電圧より大きくなることが防止される。すなわち、ツェナーダイオードの降伏電圧値が第1電圧値となる。また、ツェナーダイオードに印加される電圧に基づいてスイッチング素子が動作することにより、電圧抑制部による電圧抑制時に信号電圧生成部から出力される信号電圧を第2電圧値に低下させることを簡単な構成で実現することができる。
前記信号電圧生成部は、前記分圧電圧を生成する複数の分圧抵抗素子と、前記分圧電圧を時間積分して前記信号電圧を生成する積分回路とを備え、前記スイッチング素子は、一対の主端子が前記積分回路の一対の出力端子に接続され、制御端子が前記ツェナーダイオードに接続された、トランジスタであってもよい。分圧電圧を時間積分して信号電圧が生成されることにより信号電圧が安定化する。さらに、ツェナーダイオードに印加される電圧に基づいて積分回路の出力端子間が第2電圧値を生成する電圧源に短絡されることにより、信号電圧を生成するための分圧抵抗回路に異常が発生した場合に、信号電圧を第2電圧値に低下させることができる。
前記負荷の駆動制御装置は、前記制御信号を生成する制御部と、前記負荷の前記回転部の回転数を検出する回転数検出部と、を備え、前記制御部は、有意の前記制御信号を出力している場合に、前記回転数検出部で検出された回転数が所定値以下となった場合、前記制御信号をオフするように構成されてもよい。これによれば、信号電圧を生成するための分圧抵抗回路に異常が発生した場合に、信号電圧が第2電圧値に低下するため、制御部から有意の制御信号が出力されているにもかかわらず、負荷の回転部の回転数が低下する。したがって、回転部の回転数を検出することにより、回路異常が発生していると判定することができる。さらに、回路異常が発生していると判定した場合に制御信号をオフすることにより、負荷を安全な状態で停止させることができる。
前記負荷は、前記制御信号のオン状態またはオフ状態に応じてPWM制御されるように構成されてもよい。
本発明の他の態様に係る給湯装置は、回転部を含む負荷と、上記構成の負荷の駆動制御装置と、を備え、前記駆動制御装置により生成される前記信号電圧に基づいて前記負荷の回転部の回転数が制御されるよう構成される。
一態様によれば、負荷に制御可能な上限値より大きい電圧が入力されることを防止することができるという効果を奏する。
図1は本発明の一実施の形態に係る負荷の駆動制御装置の概略構成を示す回路図である。 図2は本実施の形態における負荷の駆動制御装置が適用される給湯装置の一例を示す作動原理図である。 図3は図2に示すコントローラの電源装置の構成例を示すブロック図である。 図4は本発明の一実施の形態に係る負荷の駆動制御装置の変形例の概略構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
図1は本発明の一実施の形態に係る負荷の駆動制御装置の概略構成を示す回路図である。図1に示すように、本実施の形態における負荷の駆動制御装置1は、制御信号Scに基づいてモータ等の回転部を含む負荷2の回転数を制御する。駆動制御装置1は、制御信号Scを生成する制御部3と、制御信号Scに基づいて負荷2に印加する信号電圧Vspを生成する信号電圧生成部4とを備えている。信号電圧生成部4は、制御信号Scに基づいて所定の電源電圧Voを分圧した分圧電圧Vdから信号電圧Vspを生成する。電源電圧Voは、第1電圧源5により生成される。
負荷2は、制御信号Scのオン状態またはオフ状態に応じてPWM制御されるように構成される。このため、信号電圧生成部4は、制御信号Scがオン状態の場合に信号電圧Vspが高電圧となり、オフ状態の場合に信号電圧Vspが低電圧となるように信号電圧Vspを生成する。
より具体的には、信号電圧生成部4は、分圧電圧Vdを生成する複数の分圧抵抗素子6,7を備えている。分圧抵抗素子6,7は、第1電圧源5と第1電圧源5より低い所定の第2電圧値(例えばグランド電圧)Vgを生成する第2電圧源8との間に直列接続されている。制御部3から出力される制御信号Scがオン状態の場合、第1電圧源5から分圧抵抗素子6,7に電流が流れ、分圧抵抗素子6,7によって電源電圧Voが分圧され分圧電圧Vdが生成される。制御部3から出力される制御信号Scがオフ状態の場合、第1電圧源5から分圧抵抗素子6,7には電流が流れないため、分圧電圧Vdは、第2電圧源8により生成される第2電圧値Vgとなる。
本実施の形態において、制御部3と負荷2との間は絶縁されている。このため、信号電圧生成部4は負荷2側に設けられ、制御部3とは絶縁されている。駆動制御装置1は、制御信号Scを信号電圧生成部4に伝達するためのフォトカプラ9を備えている。フォトカプラ9により制御信号Scに基づいてフォトカプラ9の入力側に印加された電圧に応じて第1電圧源5から分圧抵抗素子6,7に電流が流れるか否かが切り替えられる。
信号電圧生成部4は、分圧電圧Vdを時間積分して信号電圧Vspを生成する積分回路10を備えている。積分回路10は、複数の分圧抵抗素子6,7間に直列接続された抵抗素子11およびキャパシタ12を備え、キャパシタ12に印加される電圧が信号電圧Vspとなるように構成される。これにより、分圧電圧Vdを時間積分して信号電圧Vspが生成されることにより信号電圧Vspがノイズ等の影響を受け難くなり安定化する。
このようにして、信号電圧生成部4により制御信号Scに基づいて負荷2に入力される信号電圧Vspが生成される。信号電圧生成部4で生成された信号電圧Vspが負荷2に入力され、信号電圧Vspの時間的変化によりモータ等の回転部の回転数が制御される。負荷2の回転部の回転数は、回転数検出部13により検出され、検出された回転数に基づく回転数信号Srが制御部3にフィードバックされる。回転数検出部13は、例えばロータリエンコーダ等の各種の回転数センサが適用でき、特に限定されない。回転数検出部13から出力された信号は、帰還側のフォトカプラ14を介して制御部3に入力される。
駆動制御装置1は、分圧電圧Vdが印加され、当該分圧電圧Vdが第1電圧値V1より大きくなるのを抑制する電圧抑制部15と、電圧抑制部15が分圧電圧Vdを抑制している状態において、信号電圧Vspを第1電圧値V1より低い第2電圧値Vgに低下させる信号遮断部16と、を備えている。
電圧抑制部15により信号電圧Vspの元になる分圧電圧Vdが第1電圧値V1より大きくなるのが抑制される。このとき、信号遮断部16により信号電圧Vspが第1電圧値V1より低い第2電圧値Vgに低下する。第1電圧値V1は、負荷2の回転部における電圧動作範囲内に設定される。したがって、高電位側の分圧抵抗素子6が開放状態となったり、低電位側の分圧抵抗素子7が短絡状態となったりする等、信号電圧Vspを生成するための分圧抵抗回路(分圧抵抗素子6,7近傍の回路)に異常が発生し、分圧電圧Vdが通常の電圧範囲を超えるような場合であっても、当該分圧電圧Vdは第1電圧値V1より大きくなることが抑制される。さらに、負荷2に入力される信号電圧Vspは、第1電圧値V1より低い第2電圧値Vgに低下するため、負荷2に制御可能な上限値より大きい電圧が入力されることを防止することができる。したがって、負荷2の回転数が不安定な状態になったり、負荷2に過電圧が入力されることにより負荷2が破損したりすることを防止することができる。
第2電圧値Vgは、負荷2の回転部が回転するのに必要な最低電圧値より低い電圧値に設定される。これにより、異常時に負荷2の回転動作を自動的に停止させることができる。
さらに、制御部3は、有意の制御信号Scを出力している場合に、回転数検出部13で検出された回転数が所定値以下となった場合、制御信号Scをオフするように構成される。これによれば、信号電圧Vspを生成するための分圧抵抗回路(分圧抵抗素子6,7近傍の回路)に異常が発生した場合に、信号電圧Vspが第2電圧値Vgに低下するため、制御部3から有意の制御信号Scが出力されているにもかかわらず、負荷2の回転部の回転数が低下する。したがって、制御部3は、回転数検出部13から制御部3へフィードバックされる回転数信号Srの変化により回路異常が発生していると判定することができる。さらに、回路異常が発生していると判定した場合に制御信号Scをオフすることにより、負荷2を安全な状態で停止させることができる。
本実施の形態において、電圧抑制部15は、順方向が分圧電圧Vdの印加方向に対して逆向きとなるように接続されたツェナーダイオード17を含む。また、信号遮断部16は、ツェナーダイオード17に印加される電圧に基づいて信号電圧生成部4の出力端を第2電圧値Vgを生成する電圧源(第2電圧源)8に接続するか否かを切り替えるスイッチング素子18を備えている。スイッチング素子18は、一対の主端子が積分回路10の一対の出力端子に接続され、制御端子がツェナーダイオード17に接続された、トランジスタとして構成される。本実施の形態において、スイッチング素子18は、nチャンネルのFET(電界効果トランジスタ)である(以下、FET18とも表記する)。
FET18の一対の主端子は、キャパシタ12の両端部に接続される。より具体的には、FET18における一方の主端子であるドレイン端子Dが抵抗素子11とキャパシタ12との間(キャパシタ12の一端部)に接続され、他方の主端子であるソース端子Sが第2電圧源8とキャパシタ12との間(キャパシタ12の他端部)と接続され、制御端子であるゲート端子Gが抵抗素子19を介してツェナーダイオード17のアノード端子に接続される。ツェナーダイオード17のアノード端子とFET18のソース端子S(第2電圧源8)との間には抵抗素子20が設けられる。抵抗素子19,20は、電圧抑制部15が分圧電圧Vdを抑制している状態において、ツェナーダイオード17に印加される第1電圧値V1からFET18のゲート電圧を生成するための分圧抵抗素子として機能する。また、抵抗素子19はFET18のゲート端子に流れる電流を制限する(小さくする)機能も有する。
以上の構成により、分圧抵抗素子6,7間における分圧電圧Vdがツェナーダイオード17の降伏電圧より大きくなることが防止される。すなわち、ツェナーダイオード17の降伏電圧値が第1電圧値V1となる。また、ツェナーダイオード17に印加される電圧に基づいてスイッチング素子18が動作することにより、電圧抑制部15による電圧抑制時に信号電圧生成部4から出力される信号電圧Vspを第2電圧値Vgに低下させることを簡単な構成で実現することができる。さらに、ツェナーダイオード17に印加される電圧に基づいて積分回路10の出力端子間が第2電圧値Vgを生成する第2電圧源8に短絡される。これにより、信号電圧Vspを生成するための分圧抵抗回路に異常が発生した場合に、信号電圧Vspを第2電圧値Vgに低下させることができる。
以下、上記負荷の駆動制御装置1が適用される給湯装置の例を示す。図2は本実施の形態における負荷の駆動制御装置1が適用される給湯装置の一例を示す作動原理図である。図2に示す給湯装置201は、給湯機能と風呂の追い焚き機能とを備えた多機能型の給湯装置である。給湯装置201は、燃料ガスを燃焼する燃焼装置202と、燃焼装置202へ燃料ガスを供給する燃料ガス供給路221と、燃焼装置202に空気を供給する送風機222と、給湯流路203と、追い焚き流路204と、追い焚き流路204に設けられた風呂ポンプ241と、コントローラ205とを備えている。さらに、給湯装置201は、燃焼装置202で生じた潜熱を回収するためのドレン回収機構207を備えている。
燃焼装置202にはバーナ部224が設けられており、このバーナ部224に燃料ガス供給路221から燃料ガスが供給される。燃料ガス供給路221には、燃料ガスの供給と遮断とを切り替える元ガス電磁弁225と、燃料ガスの供給量を調整するためのガス比例弁226とが設けられている。また、バーナ部224には、風呂ガス電磁弁230、複数の給湯能力切替ガス電磁弁228、および給湯ガス電磁弁229が設けられている。
給湯流路203は、水道等から送給された水を給水入口231から後述する給湯側熱交換部233へ送る往路部232と、水を燃焼装置202で生成された燃焼ガスと熱交換させて加熱する給湯側熱交換部233と、湯を給湯側熱交換部233から給湯出口234へ送る復路部235とを形成する配管から構成されている。復路部235には、給湯の水量と温度とを調整するために、給湯水量を調整する給湯水量調整弁236と、水と湯との混合比率を調整する混合弁237が設けられている。
追い焚き流路204は、風呂水を戻り口242から後述する追い焚き側熱交換部244へ送る戻り部243と、風呂水を燃焼装置202で生成された燃焼ガスと熱交換させて加熱する追い焚き側熱交換部244と、加熱された風呂水を追い焚き側熱交換部244から往き口245へ送る往き部246とを形成する配管から構成されている。風呂ポンプ241は、追い焚き流路204のうち戻り部243に設けられている。
ドレン回収機構207は、給湯側熱交換部233および追い焚き側熱交換部244で生じた排ガス中の水蒸気が凝集した凝集水が流れるドレン排水路250と、凝集水を中和するための中和器247と、中和された凝集水を一時貯留するドレンタンク248と、ドレンタンク248に貯留された凝集水をドレン排出口251から外部へ排出するためのドレンポンプ249とを備えている。
送風機222、風呂ポンプ241およびドレンポンプ249は、駆動部としてDCモータ(回転部)を備えている。すなわち、これらが本実施の形態における負荷の駆動制御装置1で制御し得る回転部を含む負荷2である。風呂ポンプ241およびドレンポンプ249は、配管に液体を圧送させるためのポンプとして構成され、DC141Vを含む所定の動作許容電圧範囲を有している。
コントローラ205は、制御装置208およびスイッチング電源装置206(以下、単に「電源装置206」と表すことがある)を含んでいる。制御装置208は、CPU、ROM、およびRAM等で構成されたマイクロコントローラや集積回路を備えている。制御装置208には、送風機222、風呂ポンプ241およびドレンポンプ249をはじめとする各電装品等との間に、各電装品等を制御する信号経路(図示略)が設けられている。すなわち、制御装置208は、図1に示す駆動制御装置1における制御部3に相当し、信号経路上に、信号電圧生成部4、電圧抑制部15、信号遮断部16等が形成される。コントローラ205は、制御装置208に記憶された制御プログラムに従って給湯装置201の各種制御を実行する。制御プログラムには、各電装品の運転に関する各種プログラムが含まれており、これらのプログラムに基づいて各電装品の制御が行われる。
コントローラ205には、図示されない外部電源から電力が供給され、電源装置206によって、この給湯装置201で用いられる電源(例えば送風機222や各ポンプを駆動するDC141V電源、送風機222や各ポンプを制御するための信号電圧Vspを生成したり、その他の機器を駆動したりするためのDC15V電源等)が生成される。電源装置206により必要に応じた電圧に変換されて、制御装置208や、燃焼装置202、送風機222、風呂ポンプ241、ドレンポンプ249、各種電磁弁、各種センサ等の各電装品へ供給される。
図3は図2に示すコントローラ205の電源装置206の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、電源装置206は、整流平滑部261、DC−DCコンバータ部262および出力部263を機能部として有している。
整流平滑部261は、外部電源から入力される交流電力を整流する整流部と、整流された直流電力に含まれる変動成分を平滑化する平滑部とを備えたコンデンサインプット型の整流平滑回路として構成される。整流平滑部261で整流平滑後の電力は、風呂ポンプ241およびドレンポンプ249の駆動用回路へ供給される。コントローラ205は、電源装置206の電源制御部として機能する。
DC−DCコンバータ部262では、整流平滑部261で整流・平滑された直流電力が、別の電圧の直流電力に変換されて、出力部263へ出力される。DC−DCコンバータ部262の作用により、出力部263へ出力される直流電力は所定電圧(例えば、15V)に維持される。出力部263から出力される電力は、送風機222の駆動用回路、制御装置208等へ供給される。給湯装置201において、DC−DCコンバータ部262は、制御装置208等の操作部(図示せず)と接続される回路要素に電力を与える絶縁型の変圧部を備えている。この場合、DC−DCコンバータ部262の回路要素としてトランスが用いられ、操作部(図示せず)との絶縁性が確保される。さらに、DC−DCコンバータ部262は、送風機222の駆動用回路等に電力を与える非絶縁型の変圧部を備え得る。
以上説明したような給湯装置201において、送風機222、風呂ポンプ241、ドレンポンプ249の回転数を制御するために、本実施の形態における負荷の駆動制御装置1が適用可能である。これにより、回転部を有する負荷2に制御可能な上限値より大きい電圧が入力されることを防止することができる。本実施の形態における負荷の駆動制御装置1が適用される給湯装置は、上記給湯装置201に限られない。例えば、給湯装置201の給湯機能および風呂の追い焚き機能に加えて温水暖房機能を備えた多機能型の給湯装置であってもよい。温水暖房経路に設けられる暖房ポンプを、回転部を含む負荷2として本実施の形態における負荷の駆動制御装置1により制御することができる。また、給湯装置201においてドレンポンプ249を用いない構成としてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更、修正が可能である。
例えば、図4は本発明の一実施の形態に係る負荷の駆動制御装置の変形例の概略構成を示す回路図である。図4において図1の構成と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。図4の変形例において、図1の構成と異なる点は、図4に示す駆動制御装置1Bは、電圧抑制部15として機能するツェナーダイオード17Bが第2電圧源8に接続されていることである。さらに、ゲート電圧を生成するための分圧抵抗素子19,20Bが分圧電圧Vdを生成する分圧抵抗素子6,7間とFET18のゲート端子Gとの間に設けられる。このような構成であっても、図1に示す構成と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態においては、スイッチング素子18としてFETを用いた例について説明したが、これに限られない。例えばスイッチング素子18としてバイポーラトランジスタを用いてもよい。
本発明に係る負荷の駆動制御装置および給湯装置は、負荷に制御可能な上限値より大きい電圧が入力されることを防止するために有用である。
1,1B 駆動制御装置
2 負荷
3 制御部
4 信号電圧生成部
5 第1電圧源
6,7 分圧抵抗素子
8 第2電圧源
10 積分回路
11 抵抗素子
12 キャパシタ
13 回転数検出部
15 電圧抑制部
16 信号遮断部
17,17B ツェナーダイオード
18 スイッチング素子(FET)
201 給湯装置
208 制御装置(制御部)
222 送風機(負荷)
241 風呂ポンプ(負荷)
249 ドレンポンプ(負荷)

Claims (6)

  1. 回転部を含む負荷の駆動制御装置であって、
    前記回転部の回転数を制御する制御信号に基づいて、所定の電源電圧を分圧した分圧電圧から前記負荷に印加する信号電圧を生成する信号電圧生成部と、
    前記分圧電圧が印加され、当該分圧電圧が第1電圧値より大きくなるのを抑制する電圧抑制部と、
    前記電圧抑制部が前記分圧電圧を抑制している状態において、前記信号電圧を前記第1電圧値より低い第2電圧値に低下させる信号遮断部と、を備えた負荷の駆動制御装置。
  2. 前記電圧抑制部は、順方向が前記分圧電圧の印加方向に対して逆向きとなるように接続されたツェナーダイオードを含み、
    前記信号遮断部は、前記ツェナーダイオードに印加される電圧に基づいて前記信号電圧生成部の出力端を前記第2電圧値を生成する電圧源に接続するか否かを切り替えるスイッチング素子を備えた、請求項1に記載の負荷の駆動制御装置。
  3. 前記信号電圧生成部は、前記分圧電圧を生成する複数の分圧抵抗素子と、前記分圧電圧を時間積分して前記信号電圧を生成する積分回路とを備え、
    前記スイッチング素子は、一対の主端子が前記積分回路の一対の出力端子に接続され、制御端子が前記ツェナーダイオードに接続された、トランジスタである、請求項2に記載の負荷の駆動制御装置。
  4. 前記制御信号を生成する制御部と、
    前記負荷の前記回転部の回転数を検出する回転数検出部と、を備え、
    前記制御部は、有意の前記制御信号を出力している場合に、前記回転数検出部で検出された回転数が所定値以下となった場合、前記制御信号をオフする、請求項1から3の何れかに記載の負荷の駆動制御装置。
  5. 前記負荷は、前記制御信号のオン状態またはオフ状態に応じてPWM制御されるように構成される、請求項1から4の何れかに記載の負荷の駆動制御装置。
  6. 回転部を含む負荷と、
    請求項1から5の何れかに記載の負荷の駆動制御装置と、を備え、
    前記駆動制御装置により生成される前記信号電圧に基づいて前記負荷の回転部の回転数が制御されるよう構成される、給湯装置。
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