JP2016119790A - 力率改善回路、スイッチング電源装置およびそれを備えた給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で所定の定電圧を出力することができる非絶縁型の力率改善回路、スイッチング電源装置およびこれを備えた給湯装置を提供する。
【解決手段】 第1主端子が整流回路の出力側正極端子に接続されるスイッチ素子と、第1端子が整流回路の出力側負極端子に接続され、第2端子がスイッチ素子の第2主端子に接続されるコイルと、アノードがコイルの第1端子と整流回路の出力側負極端子とに接続されるダイオードと、第1端子がダイオードのカソードに接続され、第2端子がスイッチ素子の第2主端子とコイルの第2端子とに接続されるコンデンサと、スイッチ素子の制御端子に当該スイッチ素子の第1主端子と第2主端子との間を導通状態または非導通状態に切り換える制御信号を送る制御部と、を備え、スイッチ素子の第2主端子、コイルの第2端子、およびコンデンサの第2端子がグランドに接続される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、力率改善回路、スイッチング電源装置およびそれを備えた給湯装置に関する。
給湯装置等の電気機器の電源回路に、ダイオードブリッジおよびコンデンサを用いたコンデンサインプット型の整流平滑回路を用いる構成が知られている。このような構成においては、商用電源等からの交流電力がダイオードブリッジで整流され、ダイオードブリッジの出力側端子に接続されるコンデンサに整流された電流が流れるとともに電圧が印加される。しかし、コンデンサの端子間電圧により、電圧が印加されている期間であっても電流が流れない期間が発生し、電流の波形が電圧の波形(正弦波)から歪んでしまうと、高調波電流が発生する、すなわち力率が低下する問題がある。
これに対して、電源回路にスイッチ素子とコイル(非絶縁型)またはトランス(絶縁型)とを設けて力率改善回路(PFC回路)を構成することにより高調波電流の発生を抑制することが知られている。
図5は従来の非絶縁型の力率改善回路を示す回路図である。図5に示す回路110は、電源部101からの入力電力を整流するブリッジダイオード102と、一端がブリッジダイオード102の出力側正極端子に接続されるコイル103と、アノードがコイル103の他端に接続されるダイオード104と、一端がダイオード104のカソードに接続され、他端がグランドに接地されるとともにブリッジダイオード102の出力側負極端子に接続されるコンデンサ105と、2つの主端子と制御端子とを有し、コイル103とダイオード104とを接続する配線に2つの主端子の一方が接続され、ブリッジダイオード102とコンデンサ105とを接続する配線に2つの主端子の他方が接続されるスイッチ素子(FET)106とを備えている。出力電圧Voutは出力電圧フィードバック回路要素107を介してフィードバック(FB)電圧としてPFC制御部108へ送られ、PFC制御部108は、FB電圧に基づいて出力電圧Voutを一定に保持するようにスイッチ素子106をスイッチングするPWM出力信号をスイッチ素子106の制御端子に送るように構成される。スイッチ素子106の制御端子には2つの主端子間の導通または非導通を切り替える制御信号が入力される。このように、図5に示す従来の力率改善回路は、昇圧チョッパ回路として構成される。また、非絶縁型の力率改善回路としては特許文献1,2に示されるような構成も提案されている。
特許第2875879号公報 特許第4135785号公報
ところで、絶縁型の力率改善回路は、トランスの出力側に容量成分が存在しないため、入力側の交流成分が0になった場合に出力電圧を保持することができず、すぐに出力電圧に影響を与えてしまう(保持時間を確保することができない)という問題がある。また、トランスは巻線が2つ必要であるため、非絶縁型の回路構成に比べて回路が大型化してしまう問題もある。
また、絶縁型の力率改善回路では、出力電圧を一定にするための構成により出力電圧の安定性を高くすることができないという問題もある。絶縁型の力率改善回路では、トランスの入力側との絶縁性を保持しつつ、出力電圧をトランスの入力側にフィードバックする構成が必要となる。このために例えばシャントレギュレータが用いられる。シャントレギュレータ自体は高精度な素子として構成されるが、高耐圧の素子がないため、シャントレギュレータに印加される電圧を低くするためにツェナーダイオード等を設けて、出力電圧を分圧させる必要が生じる。また、絶縁性を保持するために、出力電圧の検出部とトランスの入力側との間にはフォトカプラが設けられる。このようなツェナーダイオードやフォトカプラは、シャントレギュレータに比べて素子のばらつきが大きい。したがって、このような素子のばらつきにより力率改善回路の出力電圧の安定性を高くすることができない場合がある。
このようなことから非絶縁型の力率改善回路が望まれる。しかし、図5のような構成では、ブリッジダイオード102、コイル103、およびダイオード104の順で電流が流れる構成のため、出力電圧が必ず入力電圧より高くなり、入力電圧よりも低い電圧は出力できない問題がある。例えば、電源部101が有効電圧100Vの商用電源(交流電源)である場合、ブリッジダイオード102で整流された直流電圧の最大値は、141Vとなるため、力率改善回路からは、141Vより高い電圧が出力され得る。したがって、このような昇圧型の力率改善回路を採用する場合には、力率改善回路の出力側に接続されるコンバータの耐圧を高める必要が生じる問題や、141Vを想定して動作許容電圧が設定されている既存の負荷が使用できなくなる問題がある。
また、特許文献1,2のような構成では、出力電圧が負電圧となっており、別途出力電圧を反転させる回路が必要となり、回路が複雑化する。
本発明は、以上のような課題を解決すべくなされたものであり、簡単な構成で所定の定電圧を出力することができる非絶縁型の力率改善回路、スイッチング電源装置およびこれを備えた給湯装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る非絶縁型の力率改善回路は、電源部から入力される交流電力を整流する整流回路と、第1主端子、第2主端子および制御端子を有し、前記第1主端子が前記整流回路の出力側正極端子に接続されるスイッチ素子と、第1端子が前記整流回路の出力側負極端子に接続され、第2端子が前記スイッチ素子の前記第2主端子に接続されるコイルと、アノードが前記コイルの前記第1端子と前記整流回路の出力側負極端子とに接続されるダイオードと、第1端子が前記ダイオードのカソードに接続され、第2端子が前記スイッチ素子の前記第2主端子と前記コイルの第2端子とに接続されるコンデンサと、前記スイッチ素子の前記制御端子に当該スイッチ素子の前記第1主端子と前記第2主端子との間を導通状態または非導通状態に切り換える制御信号を送る制御部と、を備え、前記スイッチ素子の前記第2主端子、前記コイルの前記第2端子、および前記コンデンサの前記第2端子がグランドに接続され、前記コンデンサの前記第1端子と前記コンデンサの前記第2端子との間の電圧を出力電圧として出力するよう構成される。
上記構成によれば、スイッチ素子が導通状態に切り換えられるとブリッジダイオードの出力側正極端子からスイッチ素子、コイル、およびブリッジダイオードの出力側負極端子の順で電流が流れる一方、ダイオードがコンデンサから見て逆方向に接続されているため、スイッチ素子からコンデンサへ電流が流れることが防止される。これにより、ブリッジダイオードから出力される電流によりコイルにエネルギーが蓄えられる。その後、スイッチ素子が非導通状態に切り換えられるとブリッジダイオードの出力側正極端子からの電流は流れなくなるが、コイルに蓄えられたエネルギーにより、コイル、ダイオード、およびコンデンサの順で電流が流れる。これにより、コンデンサに電荷が蓄えられ、コンデンサの第1端子と第2端子との間の電圧を出力電圧として取り出すことができる。そして、導通状態と非導通状態との割合を制御することにより、出力電圧を入力電圧に対して高い電圧にも低い電圧にもすることができる。したがって、非絶縁型の力率改善回路において、簡単な構成で、所定の定電圧を出力することができる。また、スイッチ素子の第2主端子がグランドに接続されているので、スイッチ素子が導通状態であるか非導通状態であるかに関わらずに当該第2主端子がグランド電位に保たれる。その結果、スイッチ素子の制御端子に、グランド電位に対する所定の電位を付与することによって、スイッチ素子を適切に動作させることができるので、制御端子への電位付与回路を簡素化することができる。
また、本発明の他の一態様に係るスイッチング電源装置は、コンデンサインプット型の整流平滑回路と、絶縁型の変圧部と、電源制御部とを備え、前記整流平滑回路は、上記構成の力率改善回路の前記整流回路および前記コンデンサをそれぞれ整流部および平滑部として含み、前記電源制御部が前記力率改善回路の前記制御部として機能するように構成される。また、本発明の他の一態様に係る給湯装置は、上記構成のスイッチング電源装置を電源回路として備えている。これにより、出力電圧を用いて駆動する給湯装置の負荷の動作許容電圧を高いものに変更することなく既存の構成において高調波電流の発生を抑制することができる給湯装置を容易に実現することができる。
前記給湯装置は、配管に熱媒体を循環させるための循環ポンプを備え、前記循環ポンプは、前記電源回路から出力される前記出力電圧で動作するように構成されてもよい。これにより、循環ポンプの仕様を変更することなく既存の循環ポンプを用いて高調波電流の発生を抑制することができる給湯装置を容易に実現することができる。
一態様によれば、簡単な構成で所定の定電圧を出力することができるという効果を奏する。
図1は本発明の一実施の形態に係る力率改善回路の概略構成を示す回路図である。 図2は本実施の形態における力率改善回路が適用される給湯装置の一例を示す作動原理図である。 図3は図2に示すコントローラの電源装置の構成例を示すブロック図である。 図4は本実施の形態における力率改善回路が適用される給湯装置の他の一例を示す作動原理図である。 図5は従来の非絶縁型の力率改善回路を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本明細書および特許請求の範囲の記載において用いられる「端子」とは、各回路要素に実際の端子部材が設けられているか否かに拘わらず、回路要素同士を電気的に接続する位置を便宜上示すものである。また、「端子に接続される」とは、当該端子から延びる配線(例えば当該端子と他の回路要素の端子との間を接続する配線)に接続される態様をも含む。
図1は本発明の一実施の形態に係る力率改善回路の概略構成を示す回路図である。図1に示すように、本実施の形態における力率改善回路10は、電源部1からの入力される交流電力を整流する整流回路を備えている。本実施の形態において整流回路は、ブリッジダイオード2として構成される。ブリッジダイオード2は入力側端子21,22に電源部1からの交流電流が入力され、当該交流電流を直流成分に整流して出力側正極端子23から出力する。
ブリッジダイオード2の出力側正極端子23には、スイッチ素子3が接続される。スイッチ素子3は、第1主端子31、第2主端子32および制御端子33を有し、第1主端子がブリッジダイオード2の出力側正極端子23に接続される。スイッチ素子3は例えばnチャンネルのMOSFET等の電界効果トランジスタ(FET)により構成される。スイッチ素子3の第2主端子32には、グランド電位が与えられるグランドGNDに接続される。すなわち、スイッチ素子3はブリッジダイオード2より低電位側に接続される。これにより、後述するスイッチ素子3の制御端子33に入力される制御信号に基づいた状態変化(導通状態または非導通状態)に応じてブリッジダイオード2の出力側端子23,24に流れる電流の制御を行うことができる。なお、スイッチ素子3は、FET以外のスイッチ素子、例えば、バイポーラトランジスタ等であってもよい。
また、ブリッジダイオード2の出力側負極端子24とスイッチ素子3の第2主端子32との間にはコイル4が接続される。コイル4は第1端子41がブリッジダイオードの出力側負極端子24に接続され、第2端子42がスイッチ素子3の第2主端子32(すなわちグランドGND)に接続される。したがって、直列接続されたブリッジダイオード2およびスイッチ素子3に直列にコイル4が接続される。
さらに、コイル4には並列にダイオード5およびコンデンサ6が設けられる。ダイオード5は、アノード51がコイル4の第1端子41に接続され、カソード52がコンデンサ6の第1端子61に接続される。コンデンサ6の第2端子62は、グランドGNDに接続される。このように、ダイオード5は、コイル4、ダイオード5およびコンデンサ6の直列接続において高電位側に配設される。言い換えると、コイル4の第2端子42とコンデンサ6の第2端子62との間にダイオード5が設けられない。これにより、スイッチ素子3の第2主端子32におけるグランドGNDへの接続を確保することができる。
スイッチ素子3の制御端子33にはPFC制御部7が接続される。PFC制御部7は、公知のPFC制御動作を行い得る集積回路やマイクロコントローラにより構成される。これに代えて、PFC制御部7を、PFC制御動作を実現する電子回路を形成することによって実現してもよい。また、後述する給湯装置201,301のコントローラ205(より具体的には制御装置208)がPFC制御部7として機能するように構成されてもよい。PFC制御部7は、スイッチ素子3の第1主端子31と第2主端子32との間を導通状態または非導通状態に切り換える制御信号を出力するように構成される。PFC制御部7から出力される制御信号は出力電圧および入力電流に対するPWM制御信号である。
コンデンサ6の第1端子61と第2端子62との間の電圧が出力電圧Voutとして出力される。出力電圧Voutは、出力電圧フィードバック回路要素8により検出され、PFC制御部7にフィードバック電圧として入力される。PFC制御部7は、フィードバック電圧に基づいて出力電圧Voutが予め定められた一定電圧になるように制御信号を生成する。なお、出力電圧フィードバック回路要素8は公知の回路構成により実現されるため詳細説明は省略するが、絶縁型の力率改善回路とは異なり、フォトカプラ等の絶縁信号授受手段を介することなく検出される出力電圧VoutをPFC制御部7へ伝えることができるため、出力電圧フィードバック回路要素8を素子のばらつきの比較的小さな回路で構成することができる。したがって、出力電圧Voutの出力安定性を確保することができる。
PFC制御部7からの制御信号により、スイッチ素子3が導通状態に切り換えられるとブリッジダイオード2の出力側正極端子23からスイッチ素子3、コイル4、およびブリッジダイオード2の出力側負極端子24の順で電流が流れる一方、ダイオード5がコンデンサ6から見て逆方向に接続されているため、スイッチ素子3からコンデンサ6へ電流が流れることが防止される。これにより、ブリッジダイオード2から出力される電流によりコイル4にエネルギーが蓄えられる。
その後、PFC制御部7からの制御信号により、スイッチ素子3が非導通状態に切り換えられるとブリッジダイオード2の出力側正極端子23からの電流は流れなくなるが、コイル4に蓄えられたエネルギーにより、コイル4、ダイオード5、およびコンデンサ6の順で誘導電流が流れる。これにより、コンデンサ6に電荷が蓄えられ、コンデンサ6の第1端子61と第2端子62との間の電圧を出力電圧Voutとして取り出すことができる。
さらに、PFC制御部7から出力される制御信号における導通状態と非導通状態との割合(スイッチ素子3におけるオン/オフのデューティ比)を制御することにより、出力電圧Voutを入力電圧に対して高い電圧にも低い電圧にもすることができる。したがって、非絶縁型の力率改善回路10において、簡単な構成で、高調波電流を抑制しつつ所定の定電圧を出力することができる。
また、スイッチ素子3の第2主端子32がグランドGNDに接続されているので、スイッチ素子3が導通状態であるか非導通状態であるかに関わらずに当該第2主端子32がグランド電位に保たれる。その結果、スイッチ素子3の制御端子33に、グランド電位に対する所定の電位を付与することによって、スイッチ素子3を適切に動作させることができるので、制御端子33への電位付与回路を簡素化することができる。
なお、図示していないが、スイッチ素子3とコイル4とに並列に、または、スイッチ素子3、コイル4およびブリッジダイオード2とに並列に、フィルタコンデンサを設ける等、本実施の形態の作用を奏する限り、上記力率改善回路10に公知の波形調整回路要素を適用してもよい。また、スイッチ素子3の制御に用いるため、スイッチ素子3の第2主端子32の直近に、スイッチ素子3に流れる電流を検出する電流検出手段を備えてもよい。
以下、上記力率改善回路10が適用される給湯装置の例を示す。図2は本実施の形態における力率改善回路が適用される給湯装置の一例を示す作動原理図である。図2に示す給湯装置201は、給湯機能と風呂の追い焚き機能とを備えた多機能型の給湯装置である。給湯装置201は、燃料ガスを燃焼する燃焼装置202と、燃焼装置202へ燃料ガスを供給する燃料ガス供給路221と、燃焼装置202に空気を供給する送風機222と、給湯流路203と、追い焚き流路204と、追い焚き流路204に設けられた風呂ポンプ241と、コントローラ205とを備えている。さらに、給湯装置201は、燃焼装置202で生じた潜熱を回収するためのドレン回収機構207を備えている。
燃焼装置202にはバーナ部224が設けられており、このバーナ部224に燃料ガス供給路221から燃料ガスが供給される。燃料ガス供給路221には、燃料ガスの供給と遮断とを切り替える元ガス電磁弁225と、燃料ガスの供給量を調整するためのガス比例弁226とが設けられている。また、バーナ部224には、風呂ガス電磁弁230、複数の給湯能力切替ガス電磁弁228、および給湯ガス電磁弁229が設けられている。
給湯流路203は、水道等から送給された水を給水入口231から後述する給湯側熱交換部233へ送る往路部232と、水を燃焼装置202で生成された燃焼ガスと熱交換させて加熱する給湯側熱交換部233と、湯を給湯側熱交換部233から給湯出口234へ送る復路部235とを形成する配管から構成されている。復路部235には、給湯の水量と温度とを調整するために、給湯水量を調整する給湯水量調整弁236と、水と湯との混合比率を調整する混合弁237が設けられている。
追い焚き流路204は、風呂水を戻り口242から後述する追い焚き側熱交換部244へ送る戻り部243と、風呂水を燃焼装置202で生成された燃焼ガスと熱交換させて加熱する追い焚き側熱交換部244と、加熱された風呂水を追い焚き側熱交換部244から往き口245へ送る往き部246とを形成する配管から構成されている。風呂ポンプ241は、追い焚き流路204のうち戻り部243に設けられている。
ドレン回収機構207は、給湯側熱交換部233および追い焚き側熱交換部244で生じた排ガス中の水蒸気が凝集した凝集水が流れるドレン排水路250と、凝集水を中和するための中和器247と、中和された凝集水を一時貯留するドレンタンク248と、ドレンタンク248に貯留された凝集水をドレン排出口251から外部へ排出するためのドレンポンプ249とを備えている。
送風機222、風呂ポンプ241およびドレンポンプ249は、駆動部としてDCモータを備えている。風呂ポンプ241およびドレンポンプ249は、配管に熱媒体を循環させるための循環ポンプとして構成され、DC141Vを含む所定の動作許容電圧範囲を有している。
コントローラ205は、制御装置208およびスイッチング電源装置206(以下、単に「電源装置206」と表すことがある)を含んでいる。制御装置208は、CPU、ROM、およびRAM等で構成されたマイクロコントローラや集積回路を備えている。制御装置208には、送風機222、風呂ポンプ241およびドレンポンプ249をはじめとする各電装品等との間に、各電装品等を制御する信号経路(図示略)が設けられている。コントローラ205は、制御装置208に記憶された制御プログラムに従って給湯装置201の各種制御を実行する。制御プログラムには、各電装品の運転に関する各種プログラムが含まれており、これらのプログラムに基づいて各電装品の制御が行われる。
コントローラ205には、図示されない外部電源(図1に示す電源部1)から電力が供給され、電源装置206によって、この給湯装置201で用いられる電源(例えば各ポンプを駆動するDC141V電源やその他の機器を駆動するDC15V電源等)が生成される。電源装置206により必要に応じた電圧に変換されて、制御装置208や、燃焼装置202、送風機222、風呂ポンプ241、ドレンポンプ249、各種電磁弁、各種センサ等の各電装品へ供給される。
図3は図2に示すコントローラ205の電源装置206の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、電源装置206は、整流平滑部261、DC−DCコンバータ部262および出力部263を機能部として有している。
整流平滑部261は、外部電源から入力される交流電力を整流する整流部と、整流された直流電力に含まれる変動成分を平滑化する平滑部とを備えたコンデンサインプット型の整流平滑回路として構成される。本実施の形態における力率改善回路10のブリッジダイオード2が整流平滑部261の整流部として機能し、コンデンサ6が平滑部として機能する。整流平滑部261で整流平滑後の電力(力率改善回路10の出力電圧Vout)は、風呂ポンプ241およびドレンポンプ249の駆動用回路へ供給される。コントローラ205は、電源装置206の電源制御部として機能する。すなわち、コントローラ205は、力率改善回路10のPFC制御部7として機能する。
DC−DCコンバータ部262では、整流平滑部261で整流・平滑された直流電力が、別の電圧の直流電力に変換されて、出力部263へ出力される。DC−DCコンバータ部262の作用により、出力部263へ出力される直流電力は所定電圧(例えば、15V)に維持される。出力部263から出力される電力は、送風機222の駆動用回路、制御装置208等へ供給される。給湯装置201において、DC−DCコンバータ部262は、制御装置208等の操作部(図示せず)と接続される回路要素に電力を与える絶縁型の変圧部を備えている。この場合、DC−DCコンバータ部262の回路要素としてトランスが用いられ、操作部(図示せず)との絶縁性が確保される。さらに、DC−DCコンバータ部262は、送風機222の駆動用回路等に電力を与える非絶縁型の変圧部を備え得る。
図4は本実施の形態における力率改善回路が適用される給湯装置の他の一例を示す作動原理図である。図4に示す給湯装置301において図2に示す給湯装置201と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。図4に示す給湯装置301は、図2に示す給湯装置201の給湯機能および風呂の追い焚き機能に加えて温水暖房機能を備えた多機能型の給湯装置である。なお、図4においてはドレン回収機構の図示を省略している。また、図4に示すコントローラ205の電源装置206の構成は、図3と同様の構成を有している。
給湯装置301は、図2の給湯装置201の追い焚き流路204に代えて、暖房流路304が設けられている。暖房流路304には暖房ポンプ341が設けられる。暖房流路304は、ファンコンベクタや床暖房機器等の暖房機器(図示せず)からの熱媒体を戻り口342から後述する暖房側熱交換部344へ送る戻り部343と、熱媒体を燃焼装置202で生成された燃焼ガスと熱交換させて加熱する暖房側熱交換部344と、加熱された熱媒体を暖房側熱交換部344から往き口345へ送る往き部346とを形成する配管から構成されている。暖房ポンプ341は、暖房流路304のうち戻り部343に設けられている。
さらに、暖房流路304には、暖房側熱交換部344で加熱された熱媒体を往き部346から分岐させる分岐路347が設けられている。分岐路347は、戻り部343にバイパスされている。
給湯装置301は、暖房流路304の分岐路347における配管に設けられた液液熱交換部348で風呂水を熱交換させて加熱する追い焚き流路305を備えている。追い焚き流路305は、風呂水を戻り口349から液液熱交換部348へ送る戻り部350と、上記液液熱交換部348と、加熱された風呂水を液液熱交換部348から往き口351へ送る往き部352とを形成する配管から構成されている。追い焚き流路305の戻り部350には、風呂ポンプ353が設けられている。また、分岐路347には、風呂水の追い焚きを行うときに開放される、図示しない電磁弁(追い焚き弁ともいう)を備えている。
以上説明したような何れの給湯装置201,301においても、本実施の形態における力率改善回路10を給湯装置201,301の整流平滑部261として用いることにより、出力電圧Voutで動作する負荷、すなわち、風呂ポンプ241,353、ドレンポンプ249および暖房ポンプ341の動作許容電圧を高いものに変更することなく既存の構成において高調波電流の発生を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更、修正が可能である。
例えば、力率改善回路10の出力電圧Voutで動作する負荷は、上記ポンプ241,249,341,353に限られない。また、給湯装置201,301以外の電気機器にも本発明を適用可能である。特に、負荷の動作許容電圧範囲がDC141Vに基づいて設定されている場合に本構成を好適に適用することができる。
本発明の力率改善回路、スイッチング電源装置および給湯装置は、簡単な構成で所定の定電圧を出力するために有用である。
1 電源部
2 ブリッジダイオード
3 スイッチ素子
4 コイル
5 ダイオード
6 コンデンサ
7 PFC制御部(制御部)
10 力率改善回路
23 出力側正極端子
24 出力側負極端子
31 第1主端子
32 第2主端子
33 制御端子
41 第1端子
42 第2端子
51 アノード
52 カソード
61 第1端子
62 第2端子
201,301 給湯装置
205 コントローラ(電源制御部)
206 スイッチング電源装置
241,353 風呂ポンプ(循環ポンプ)
249 ドレンポンプ(循環ポンプ)
261 整流平滑部(整流平滑回路)
262 DC−DCコンバータ部(変圧部)
341 暖房ポンプ(循環ポンプ)
353 風呂ポンプ(循環ポンプ)
GND グランド

Claims (4)

  1. 電源部から入力される交流電力を整流する整流回路と、
    第1主端子、第2主端子および制御端子を有し、前記第1主端子が前記整流回路の出力側正極端子に接続されるスイッチ素子と、
    第1端子が前記整流回路の出力側負極端子に接続され、第2端子が前記スイッチ素子の前記第2主端子に接続されるコイルと、
    アノードが前記コイルの前記第1端子と前記整流回路の出力側負極端子とに接続されるダイオードと、
    第1端子が前記ダイオードのカソードに接続され、第2端子が前記スイッチ素子の前記第2主端子と前記コイルの第2端子とに接続されるコンデンサと、
    前記スイッチ素子の前記制御端子に当該スイッチ素子の前記第1主端子と前記第2主端子との間を導通状態または非導通状態に切り換える制御信号を送る制御部と、を備え、
    前記スイッチ素子の前記第2主端子、前記コイルの前記第2端子、および前記コンデンサの前記第2端子がグランドに接続され、
    前記コンデンサの前記第1端子と前記コンデンサの前記第2端子との間の電圧を出力電圧として出力する、非絶縁型の力率改善回路。
  2. コンデンサインプット型の整流平滑回路と、絶縁型の変圧部と、電源制御部とを備え、
    前記整流平滑回路は、請求項1に記載の力率改善回路の前記整流回路および前記コンデンサをそれぞれ整流部および平滑部として含み、
    前記電源制御部が前記力率改善回路の前記制御部として機能する、スイッチング電源装置。
  3. 請求項2に記載スイッチング電源装置を電源回路として備えた、給湯装置。
  4. 配管に熱媒体を循環させるための循環ポンプを備え、
    前記循環ポンプは、前記電源回路から出力される前記出力電圧で動作するように構成される、請求項3に記載の給湯装置。
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