JP2019082260A - 給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の給湯システムに比べて、施工負荷を軽減することができる技術を提供する。【解決手段】電力を供給する電源より分岐した電源接続口に接続されて動作する給湯システムであって、ヒートポンプと、熱源機と、を備え、前記ヒートポンプは、外気から吸熱して水を加熱する加熱機と、前記電源接続口に接続される第1の電源部と、を有しており、前記熱源機は、燃料を燃焼させて発生した熱を用いて水を加熱する燃焼機と、前記電源接続口に接続される第2の電源部と、を有しており、前記第2の電源部は、スイッチング素子を有するとともに前記電源接続口と負荷との間に設けられる力率改善回路を有している。【選択図】図1

Description

本明細書で開示する技術は、給湯システムに関する。
特許文献1には、外気から吸熱して水を加熱する加熱機と、加熱機で加熱された温水を蓄えるタンクと、タンク内の温水を温水利用箇所に供給する供給路と、燃料を燃焼させて発生した熱を用いて水を加熱する燃焼機を備える給湯システムが開示されている。これにより、加熱機を利用して蓄えたタンク内の熱が不足する場合に、燃焼機を動作させて熱を補うことを可能にしている。
特開2001−343152号公報
この種の給湯システムは、加熱機を含むヒートポンプと、タンクと燃焼機と供給路とを含む熱源機と、の二つのユニットを組み合わせることによって構成される場合がある。その場合、ヒートポンプと熱源機は、それぞれ個別に電源から電力を供給するための電源部を有している。しかしながら、ヒートポンプの電源部と熱源機の電源部とを共通の電源接続口(例えば電源コンセント)に接続して電力供給を行うと、加熱機と燃焼機が同時に動作する際に、当該電源接続口の定格電流を超えるおそれがある。
そのため、従来、このような給湯システムでは、動作時に電源接続口の定格電流を超えないようにするために、ヒートポンプの電源部と、熱源機の電源部と、をそれぞれ異なる電源接続口に接続して各ユニットに電力を供給している。ただし、ヒートポンプ及び熱源機が主に設置される屋外には、複数個の異なる電源接続口が準備されていることが少なく、設置の際の電源接続口の確保のために別途工事を行わなければならない場合もあり、施工負荷が大きかった。
本明細書では、従来の給湯システムに比べて、施工負荷を軽減することができる技術を提供する。
本明細書は、電力を供給する電源より分岐した電源接続口に接続されて動作する給湯システムを開示する。給湯システムは、ヒートポンプと、熱源機と、を備える。前記ヒートポンプは、外気から吸熱して水を加熱する加熱機と、前記電源接続口に接続される第1の電源部と、を有している。前記熱源機は、燃料を燃焼させて発生した熱を用いて水を加熱する燃焼機と、前記電源接続口に接続される第2の電源部と、を有している。前記第2の電源部は、スイッチング素子を有するとともに前記電源接続口と負荷との間に設けられる力率改善回路を有している。
この構成によると、第2の電源部は、スイッチング素子を有するとともに電源接続口と負荷との間に設けられる力率改善回路を有している。力率改善回路を駆動させる(即ち力率改善回路のスイッチング素子を駆動させる)ことにより、電源接続口から熱源機に流れる電流値を低く抑えることができる。そのため、上記の構成によると、ヒートポンプの第1の電源部と熱源機の第2の電源部とが同じ電源接続口に接続され、同じ電源接続口から各ユニットに電力が供給される場合に、加熱機と燃焼機が同時に動作しても、給湯システムに流れる電流が当該電源接続口の定格電流を超えることを抑制することができる。従って、上記の構成によると、ヒートポンプの第1の電源部と熱源機の第2の電源部とを異なる電源接続口に接続しなくても済むため、設置の際に電源接続口の確保のための工事等を行う必要もない。そのため、ヒートポンプの電源部と、熱源機の電源部と、をそれぞれ異なる電源接続口に接続する必要があった従来の構成に比べて、施工負荷を軽減することができる。
前記第2の電源部は、さらに、前記電源接続口と前記負荷との間に前記力率改善回路を電気的に接続する第1の状態と、前記電源接続口と前記負荷との間に前記力率改善回路を電気的に接続しない第2の状態と、を切り替えるためのスイッチを有していてもよい。前記ヒートポンプは、さらに、前記加熱機の動作状態を示す状態信号を前記熱源機に送信する第1の制御部を有していてもよい。前記熱源機は、さらに、前記ヒートポンプから前記状態信号を受信し、受信された前記状態信号に基づいて、前記力率改善回路による力率改善の状態を、(a)前記スイッチの状態を前記第1の状態に切り替えるとともに、前記力率改善回路を駆動させ、前記力率改善回路による力率改善を有効化するオン状態と、(b)前記スイッチの状態を前記第2の状態に切り替えるとともに、前記力率改善回路を駆動させず、前記力率改善回路による力率改善を行わせないオフ状態と、のどちらかに切り替える、第2の制御部を有していてもよい。
給湯システムを運転している間、常時、力率改善回路を電源接続口と負荷との間に接続するとともに力率改善回路を駆動させていると、スイッチング素子の駆動に伴って給湯システム全体の消費電力が大きくなってしまう。しかしながら、例えば加熱機と燃焼機のうちの一方のみを動作させる場合のように、給湯システムに流れる電流が電源接続口の定格電流を超える事態が起こり得ない場合もある。この点、上記の構成によると、第2の制御部は、ヒートポンプから受信された状態信号に基づいて、力率改善回路による力率改善の状態を、オン状態とオフ状態のどちらかに切り替える。即ち、上記の構成によると、熱源機及びヒートポンプの動作状態に応じて、力率改善回路による力率改善を有効化させるか否かを切り替えることができる。従って、消費電力の無駄な増加を抑制することができる。
前記状態信号は、前記加熱機が動作を開始するために必要な準備を行っていることを示す動作予定信号を含んでもよい。前記第2の制御部は、前記ヒートポンプから前記動作予定信号を受信する場合に、前記加熱機及び前記燃焼機の両方が同時に動作する同時動作状態が開始される前に、前記力率改善の状態を前記オン状態に切り替えてもよい。
この構成によると、加熱機及び燃焼機の両方が同時に動作する同時動作状態が開始される時点で、力率改善回路による力率改善を有効化させておくことができる。そのため、力率改善が有効化されていない状態で同時動作状態が開始されることを抑制することができる。その結果、加熱機及び燃焼機の両方が同時に動作する場合であっても、給湯システムに流れる電流が電源接続口の定格電流を超えることを抑制することができる。
前記第2の制御部は、前記力率改善の状態を前記オン状態に切り替えた後で前記同時動作状態が開始され、その後前記同時動作状態が終了する場合に、前記力率改善の状態を前記オン状態から前記オフ状態に切り替えてもよい。
この構成によると、加熱機及び燃焼機の両方が同時に動作する同時動作状態が開始された後で、同時動作状態が終了する場合(即ち、加熱機と燃焼機のうちの少なくとも一方が停止する場合)に、力率改善回路による力率改善を行わせないようにすることができる。従って、この構成によると、加熱機及び燃焼機の両方が同時に動作する同時動作状態が終了した場合における消費電力の無駄な増加を抑制することができる。
前記ヒートポンプは、さらに、前記熱源機と通信可能な第1の制御部を有していてもよい。前記熱源機は、さらに、前記ヒートポンプと通信可能な第2の制御部を有していてもよい。前記第2の電源部は、さらに、前記力率改善回路に異常が発生していることを検出するための監視回路を備えてもよい。前記第2の制御部は、前記監視回路によって前記力率改善回路に異常が発生していることが検出された後で、前記燃焼機が動作すべき場合に、前記加熱機の動作を抑制するための停止信号を前記ヒートポンプに送信してもよい。
力率改善回路に異常が発生している場合には、力率改善回路が有効に機能せず、電源接続口から熱源機に流れる電流値を低く抑えることができない可能性が高い。その場合に、加熱機と燃焼機とを同時に動作させた場合に、流れる電流が電源接続口の定格電流を超える場合がある。この点、上記の構成によると、第2の制御部は、監視回路によって力率改善回路に異常が発生していることが検出された後で、燃焼機が動作すべき場合(即ち、燃焼機が新たに動作を開始すべき場合と、動作中の燃焼機が動作を継続すべき場合と、の両方を含む)に、加熱機の動作を抑制するための停止信号をヒートポンプに送信する。これにより、力率改善回路に異常が発生している場合に、燃焼機と加熱機とが同時に運転されることで、電源接続口の定格電流を超えてしまう事態が発生することを抑制することができる。また、加熱機を動作させずに燃焼機を動作させることで、温水利用箇所で要求される温水の準備に必要な熱を十分に賄うこともできる。
給湯システム2の構成を模式的に示す図。 PFC回路28に異常が発生していない間の各構成要素の挙動を説明した表。 ヒートポンプ制御処理を示すフローチャート。 熱源機制御処理を示すフローチャート。
(実施例)
図1に示すように、本実施例に係る給湯システム2は、例えば、家屋等の内外の温水利用箇所に温水を供給するために利用されるシステムである。給湯システム2は、ヒートポンプ4と、熱源機6と、タンクユニット8と、を備える。ヒートポンプ4及び熱源機6は、ともに、分電盤300から分岐した1個の電源コンセント200に接続されており、同じ電源コンセント200から電力供給を受けている。タンクユニット8は、熱源機6に備えられた電源コンセント36に接続されており、熱源機6を介して電力供給を受けている。
(ヒートポンプ4の構成)
ヒートポンプ4は、加熱機80と、タンク水循環路82と、循環ポンプ84と、ヒートポンプ電源部(以下では「HP電源部」と呼ぶ)90と、ヒートポンプ制御部(以下では「HP制御部」と呼ぶ)100と、を備える。
加熱機80は、外気から吸熱して、タンク水循環路82内の水を加熱する熱源である。加熱機80は、熱媒体(代替フロン、例えばR410A等)を循環させる熱媒体循環路101と、外気と熱媒体との間で熱交換を行う蒸発器102と、蒸発器102に外気を送風するファン103と、熱媒体を圧縮して高温高圧にする圧縮機104と、タンク水循環路82内の水と高温高圧の熱媒体との間で熱交換を行う凝縮器105と、熱交換を終えた後の熱媒体を減圧させて低温低圧にする膨張弁106と、蒸発器102をバイパスするバイパス路107と、バイパス路107を開閉する開閉弁108と、を備えている。
タンク水循環路82は、上流端が、タンクユニット8内のタンク10の下部に接続されており、下流端がタンク10の上部に接続されている。タンク水循環路82には、循環ポンプ84が介装されている。循環ポンプ84は、タンク水循環路82内の水を上流側から下流側へ送り出す。また、タンク水循環路82は、加熱機80の凝縮器105を通過している。そのため、加熱機80を作動させると(即ち、ファン103及び圧縮機104を作動させると)、タンク水循環路82内の水が加熱機80の熱交換器で加熱される。従って、循環ポンプ84と加熱機80とを作動させると、タンク10の下部の水が凝縮器105で加熱され、加熱された水がタンク10の上部に戻される。即ち、タンク水循環路82は、タンク10に蓄熱するための水路である。また、タンク水循環路82の凝縮器105の上流側には、サーミスタ86が介装されている。サーミスタ86は、タンク10の下部から導出され、凝縮器105を通過する前の水の温度を測定する。また、タンク水循環路82の凝縮器105の下流側にも、サーミスタ88が介装されている。サーミスタ88は、凝縮器105を通過した後の水の温度を測定する。
HP電源部90は、分電盤300から分岐した電源コンセント200からヒートポンプ4に電力を供給するための供給手段である。HP電源部90は、接続部91を備える。接続部91は、先端に差込プラグを有する電気配線である。接続部91の差込プラグは、電源コンセント200に差し込まれている。また、HP電源部90は、リアクタ、平滑回路等(図示しない)も備えている。リアクタは、電流の高調波を抑制することで、流れる電流の最大値を抑制して、力率を改善する(即ち1に近づける)。平滑回路は、交流電圧を直流電圧に変換するとともに、変換後の直流電圧をHP制御部100等で利用可能な値に変圧させる。このように、HP電源部90は、AC−DC変換、変圧等の処理を行った上で、ヒートポンプ4の負荷(HP制御部100等)に電力を供給する。本実施例のHP電源部90は、基本的には公知のヒートポンプ用の電源部と同様の構成を有するため、その他の詳しい構成の説明を省略する。
HP制御部100は、ヒートポンプ4の各構成要素と電気的に接続されており、各構成要素の動作を制御する。また、HP制御部100は、熱源機6の熱源機制御部40と相互に通信可能に設けられている。なお、図1では、HP制御部100と熱源機制御部40とが直接有線接続されて通信を実行可能な様子を模式的に示しているが、実際の給湯システム2では、HP制御部100は、タンクユニット8に設けられた制御部(図示しない)を経由して、熱源機制御部40と通信する構成を採用してもよい。また、HP制御部100と熱源機制御部40との間で実行される通信は、有線通信に限られず、無線通信であってもよい。HP制御部100は、後述のヒートポンプ制御処理(図3参照)を実行する。ヒートポンプ制御処理の詳しい内容は後述する。
(熱源機6の構成)
熱源機6は、熱源機電源部20と、電圧監視回路30と、電源コンセント36と、熱源機制御部40と、燃焼機70と、を備える。
熱源機電源部20は、電源コンセント200から熱源機6に電力を供給するための供給手段である。熱源機電源部20は、接続部21と、AC回路22と、スイッチ24と、バイパス回路26と、PFC回路28と、スイッチング電源(以下では「SW電源」と呼ぶ)32と、DC−DCコンバータ34とを備える。
接続部21は、先端に差込プラグを有する電気配線である。接続部21の差込プラグは、電源コンセント200に差し込まれている。AC回路22は、接続部21と接続されている。AC回路22は、交流電圧を直流電圧に変換する回路である。PFC回路28は、スイッチング素子(図示省略)を有する力率改善回路である。PFC回路28は、スイッチング素子を駆動させて高調波電流を抑制し、流れる電流の最大値を抑制して力率を改善する(即ち1に近づける)ための回路である。バイパス回路26は、PFC回路28をバイパスしてAC回路22とSW電源32を接続するための回路である。
スイッチ24は、AC回路22とPFC回路28とを電気的に接続する第1の状態と、AC回路22とバイパス回路26とを接続して、PFC回路28をバイパスしてAC回路22とSW電源32とを接続する第2の状態と、を切り替えるスイッチである。以下では、スイッチ24を第1の状態に切り替えるとともにPFC回路28を駆動させて、PFC回路28による力率改善を有効化することを「PFC回路28をオンする」と呼び、スイッチ24を第2の状態に切り替えるとともにPFC回路28を駆動させずにPFC回路28による力率改善を行わせないようにすることを「PFC回路28をオフする」と呼ぶ場合がある。また、PFC回路28がオンされた状態を「オン状態」、PFC回路28がオフされた状態を「オフ状態」と呼ぶ場合もある。
SW電源32は、PFC回路28及びバイパス回路26に接続されている。SW電源32は、電源の定電圧化(安定化)を図る回路である。DC−DCコンバータ34は、SW電源32に接続されている。DC−DCコンバータ34は、電圧を熱源機制御部40等で利用可能な値に変圧させる回路である。DC−DCコンバータ34で変圧された後の電圧は、熱源機6内の負荷(熱源機制御部40等)、及び、電源コンセント36に供給される。
電圧監視回路30は、熱源機電源部20のPFC回路28に接続されており、PFC回路28が出力する電圧を監視することによって、PFC回路28に異常が発生することを監視する。例えば、PFC回路28のスイッチング素子に不具合が発生した場合、PFC回路28が正常に機能しなくなる可能性がある。その場合、PFC回路28から出力される電圧は異常値を示す。電圧監視回路30は、異常値を検出すると、熱源機制御部40に異常信号を送信する。
電源コンセント36は、DC−DCコンバータ34で変圧された後の電圧をタンクユニット8に供給するための分岐用電源コンセントである。電源コンセント36には、後述のタンクユニット8の接続部54の先端に設けられた差込プラグが差し込まれている。
熱源機制御部40は、熱源機6の各構成要素と電気的に接続されており、各構成要素の動作を制御する。例えば、熱源機制御部40は、PFC回路28を駆動させる駆動指示をPFC回路28に出力したり、スイッチ24を第1の状態と第2の状態との間で切り替えるスイッチ切替指示をスイッチ24に出力したりすることができる。また、上記の通り、熱源機制御部40は、ヒートポンプ4のHP制御部100と相互に通信可能に設けられている。熱源機制御部40は、後述の熱源機制御処理(図4参照)を実行する。熱源機制御処理の詳しい内容は後述する。さらに、本実施例では、熱源機制御部40は、タンクユニット8の制御部(図示しない)を介して、タンクユニット8の各構成要素(サーミスタ12〜18、混合弁62等)とも電気的に接続されており、タンクユニット8の各構成要素の動作も制御可能である。
燃焼機70は、燃料(例えば、燃料ガス)を燃焼させた熱によって、タンクユニット8の供給路60(後述)を通過する温水を加熱する補助熱源機である。また、燃焼機70より下流側の供給路60には、サーミスタ64が介装されている。サーミスタ64は、供給される温水の温度を測定する。燃焼機70は、サーミスタ64が測定する温水の温度が、給湯設定温度と一致するように、供給路60内の水を加熱する。供給路60の下流端は、温水利用箇所(例えば台所、浴槽等)に接続されている。
(タンクユニット8の構成)
タンクユニット8は、タンク10と、供給路60と、接続部54と、を備える。
タンク10は、ヒートポンプ4内の加熱機80によって加熱された温水を貯える。タンク10は、密閉型であり、断熱材によって外側が覆われている。タンク10内には満水まで水が貯留されている。本実施例では、タンク10の容量は100Lである。タンク10には、サーミスタ12、14、16、18がタンク10の高さ方向に所定間隔で取り付けられている。各サーミスタ12、14、16、18は、その取付位置の水の温度を測定する。例えば、各サーミスタ12、14、16、18は、それぞれ、タンク10の上部から6L、12L、30L、50Lの位置の水の温度を測定する。
水道水導入路50は、上流端が水道水供給源51に接続されている。水道水導入路50には、サーミスタ52が介装されている。サーミスタ52は、水道水の温度を測定する。水道水導入路50の下流側は、第1導入路50aと第2導入路50bに分岐している。第1導入路50aの下流端は、タンク10の下部に接続されている。第2導入路50bの下流端は、後述の供給路60の途中に接続されている。第2導入路50bの下流端と供給路60との接続部分には、混合弁62が設けられている。混合弁62は、供給路60内を流れる温水に、第2導入路50b内の水を混合させる量を調整する。
供給路60は、上流端がタンク10の上部に接続されている。上述したように、供給路60の途中には、水道水導入路50の第2導入路50bが接続されており、接続部分には混合弁62が設けられている。第2導入路50bとの接続部より下流側の供給路60には、上述の熱源機6の燃焼機70が介装されている。上記の通り、供給路60の下流端は温水利用箇所に接続されている。
接続部54は、先端に差込プラグを有する電気配線であり、タンクユニット8に電力を供給するための供給手段である。接続部54の差込プラグは、熱源機6の電源コンセント36に差し込まれている。即ち、タンクユニット8は、熱源機6から電力を供給している。
(分電盤300、電源コンセント200の構成)
分電盤300は、電源に接続されており、電源から供給される電力を建物の内外の電源接続口に分岐させて割り当てるための装置である。
電源コンセント200は、分電盤300から分岐する電力供給用のコンセントである。本実施例では、電源コンセント200は、定格電流が15A、定格電圧が100Vのコンセントである。本実施例では、電源コンセント200は、建物の屋外に設置されたコンセントであるが、他の例では、電源コンセント200は、建物内に設置されたコンセントであってもよい。図1に示す例では、電源コンセント200には、接続部91の差込プラグ、接続部21の差込プラグの双方が差し込まれている。
次いで、本実施例の給湯システム2の動作について説明する。給湯システム2は、蓄熱運転及び給湯運転を実行することができる。以下、各運転について説明する。
(蓄熱運転)
蓄熱運転は、加熱機80で生成した熱により、タンク10内の水を加熱する運転である。HP制御部100によって蓄熱運転の実行が指示されると、まず、加熱機80が動作を開始するための動作準備(いわゆる暖気運転)を行う。動作準備が終了すると、加熱機80が動作を開始する(即ち、圧縮機104及びファン103を動作させる)とともに、循環ポンプ84が回転する。循環ポンプ84が回転すると、タンク水循環路82内をタンク10内の水が循環する。即ち、タンク10の下部に存在する水がタンク水循環路82内に導入され、導入された水が加熱機80内の凝縮器105を通過する際に、熱媒体の熱によって加熱され、加熱された水がタンク10の上部に戻される。これにより、タンク10に高温の水が貯められる。タンク10の上部には、高温の水の層が形成され、下部には、低温の水の層が形成される。
(給湯運転)
給湯運転は、タンク10内の水を温水利用箇所に供給する運転である。給湯運転は、上記の蓄熱運転中にも実行することができる。温水利用箇所の給湯栓が開かれると、水道水供給源51からの水圧によって、水道水導入路50(第1導入路50a)からタンク10の下部に水道水が流入する。同時に、タンク10上部の温水が、供給路60を介して温水利用箇所に供給される。
熱源機制御部40は、タンク10から供給路60に供給される水の温度(即ち、サーミスタ12の測定温度)が、給湯設定温度より高い場合には、混合弁62を開いて第2導入路50bから供給路60に水道水を導入する。従って、タンク10から供給された水と第2導入路50bから供給された水道水とが、供給路60内で混合される。熱源機制御部40は、温水利用箇所に供給される水の温度が、給湯設定温度と一致するように、混合弁62の開度を調整する。一方、熱源機制御部40は、タンク10から供給路60に供給される水の温度が、給湯設定温度より低い場合には、燃焼機70を作動させる。従って、供給路60を通過する水が燃焼機70によって加熱される。熱源機制御部40は、温水利用箇所に供給される水の温度が、給湯設定温度と一致するように、燃焼機70の出力を制御する。
(挙動の概要)
上記の通り、図1の例では、熱源機6の接続部21の差込プラグと、ヒートポンプ4の接続部91の差込プラグと、が両方とも同じ電源コンセント200に差し込まれている。即ち、熱源機6とヒートポンプ4の両方が、同じ電源コンセント200から電力を供給する。この接続状態を前提とする場合、熱源機6側でPFC回路28を用いた力率改善処理を行わずに、加熱機80及び燃焼機70を同時に動作させると、電源コンセント200の定格電流(本実施例では15A)を超えるおそれがある。そのため、本実施例の給湯システム2では、HP制御部100がヒートポンプ制御処理(図3参照)を実行するとともに、熱源機制御部40が熱源機制御処理(図4参照)を実行することによって、電源コンセント200の定格電流を超えないように、加熱機80及び燃焼機70を動作させる。
具体的には、本実施例では、ヒートポンプ制御処理と熱源機制御処理が実行されることにより、以下のような挙動が実現される。挙動は、PFC回路28に異常が発生しているか否かに応じて大きく二つに分かれる。
(PFC回路28に異常が発生していない場合の挙動の概要)
本実施例では、PFC回路28に異常が発生していない場合には、PFC回路28を駆動させて力率改善を行うことで、熱源機6に流れる電流値を抑制し、加熱機80と燃焼機70を同時に動作させる場合であっても、電源コンセント200の定格電流を超えることを抑制する。具体的に言うと、HP制御部100は、加熱機80の状態が「運転中」「運転準備中」「待機中(即ち停止中)」の間で切り替わる毎に、加熱機80の状態を示す状態信号(即ち、動作中信号、動作予定信号、待機中信号、のうちのいずれか)を熱源機制御部40に送信する。そして、図2に示すように、熱源機制御部40は、HP制御部100から受信される状態信号に基づいて加熱機80の状態を把握するとともに、燃焼機70と加熱機80とが同時に動作すべき状況が発生する場合(即ち、燃焼機70が動作中であり、加熱機80が動作中又は動作準備中である場合)に、スイッチ24を第1の状態に切り替え、PFC回路28を駆動させ、熱源機6において力率改善処理を行う(即ちPFC回路28をオンする)。これにより、燃焼機70と加熱機80とが同時に動作しても、電源コンセント200の定格電流を超えさせないようにすることができる。
その一方で、図2に示すように、熱源機制御部40は、燃焼機70と加熱機80のうちの一方のみが動作する場合、及び、燃焼機70と加熱機80の両方とも動作していない場合には、スイッチ24を第2の状態に切り替え、PFC回路28を駆動させず、熱源機6において力率改善処理を行わないようにする(即ちPFC回路28をオフする)。これにより、PFC回路28による力率改善処理を行わなくても、電源コンセント200の定格電流を超えない状況下では、PFC回路28を無駄に駆動させずに消費電力を抑えることができる。
(PFC回路28に異常が発生している場合の挙動の概要)
また、PFC回路28に異常が発生している場合には、PFC回路28が正常に動作しないため、PFC回路28による力率改善を行うことはできない。そのため、熱源機制御部40は、PFC回路28をオフする。この場合、燃焼機70が動作する場合(動作しようとする場合を含む)に、加熱機80を同時に動作させないようにすることで、電源コンセント200の定格電流を超えることを抑制する。燃焼機70と加熱機80とが同時に動作しようとした場合(即ち両者の動作タイミングが重複する場合)に、燃焼機70の動作を優先して加熱機80の動作を抑制するため、温水利用箇所で要求される温水の準備に必要な熱を十分に賄うこともできる。具体的には、熱源機制御部40は、燃焼機70を動作させるべき場合に、HP制御部100に、加熱機80の動作を停止する(既に待機中の場合は待機中状態を維持する)ことを要求する停止信号を送信する。HP制御部100は、熱源機制御部40から停止信号を受信すると、加熱機80が動作中であればその動作を終了する。そしてHP制御部100は、動作禁止フラグをオンする。動作禁止フラグは、HP制御部100によって記憶されているフラグであり、オンとオフの一方に設定されるフラグである。以後、HP制御部100は、動作禁止フラグがオンである間は、加熱機80の動作開始条件が具備される場合であっても、加熱機80を動作させない。これにより、PFC回路28に異常が発生している場合に、燃焼機70と加熱機80とが同時に運転されることで、電源コンセント200の定格電流を超えてしまう事態の発生を抑制することができる。
そして、熱源機制御部40は、燃焼機70の動作が終了する場合には、HP制御部100に、加熱機80の動作停止を解除するための解除信号を送信する。HP制御部100は、熱源機制御部40から解除信号を受信すると、動作禁止フラグをオフに切り替える。以後、HP制御部100は、動作禁止フラグがオフである間は、加熱機80の動作開始条件が具備される場合、加熱機80を動作させる。この場合も、燃焼機70と加熱機80とが同時に運転されることで、電源コンセント200の定格電流を超えてしまう事態の発生を抑制することができる。
以下、給湯システム2に上記の挙動を実現させるための処理であるヒートポンプ制御処理(図3参照)と熱源機制御処理(図4参照)について、それぞれ内容を詳細に説明する。
(ヒートポンプ制御処理)
図3を参照して、HP制御部100が実行するヒートポンプ制御処理の内容を説明する。ヒートポンプ4の電源がオンされると、HP制御部100は、図3の処理を開始する。図3の処理の開始時点では、加熱機80は動作していない。
S10では、HP制御部100は、動作禁止フラグをオフに設定する。
続くS12では、HP制御部100は、加熱機80が待機中であることを示す待機中信号を熱源機制御部40に送信する。
続くS14では、HP制御部100は、この時点で、熱源機制御部40から解除信号を受信したか否かを判断する。上記の通り、解除信号は、燃焼機70の動作が終了する場合に熱源機制御部40から送信される信号であり、加熱機80の動作停止を解除するための信号である。HP制御部100は、このタイミングで熱源機制御部40から解除信号を受信すると、S14でYESと判断し、S16に進む。一方、HP制御部100は、このタイミングで解除信号を受信しなかった場合、S14でNOと判断し、S16をスキップしてS18に進む。
S16では、HP制御部100は、動作禁止フラグをオフに設定する。S16の時点で既に動作禁止フラグがオフに設定されている場合には、HP制御部100は、動作禁止フラグをオフのまま維持する。
続くS18では、HP制御部100は、加熱機80の動作開始条件が具備されたか否かを判断する。加熱機80の動作開始条件は、例えば、利用者によって蓄熱運転開始指示が入力される場合、サーミスタ12の検出温度(即ちタンク10の上部付近の水の温度)が所定の設定温度を下回る場合(いわゆる湯切れが発生している場合)等である。加熱機80の動作開始条件が具備されている場合、HP制御部100は、S18でYESと判断し、S20に進む。一方、加熱機80の動作開始条件が具備されていない場合、HP制御部100は、S18でNOと判断し、S12に戻る。
S20では、HP制御部100は、この時点における動作禁止フラグがオンであるか否かを判断する。HP制御部100は、記憶している動作禁止フラグを参照し、動作禁止フラグがオンである場合に、S20でYESと判断し、加熱機80を動作させることなく、S12に戻る。一方、HP制御部100は、動作禁止フラグがオフである場合に、S20でNOと判断し、S22に進む。
S22では、HP制御部100は、加熱機80が動作準備中であることを示す動作予定信号を熱源機制御部40に送信する。
続くS24では、HP制御部100は、加熱機80の動作準備を開始する。即ち、HP制御部100は、加熱機80の暖気運転を開始する。なお、S24の時点で既に加熱機80の動作準備が行われている場合(後述のS28でNOと判断された後のS24)には、HP制御部100は、加熱機80の動作準備を継続して実行する。
続くS26では、HP制御部100は、この時点で、熱源機制御部40から停止信号を受信したか否かを判断する。上記の通り、停止信号は、熱源機6のPFC回路28に異常が発生した場合において、燃焼機70を動作させるべき場合に、熱源機制御部40から送信される信号であり、加熱機80の停止を要求する信号である。HP制御部100は、このタイミングで熱源機制御部40から停止信号を受信すると、S26でYESと判断し、S27に進む。一方、HP制御部100は、このタイミングで熱源機制御部40から停止信号を受信しない場合、S26でNOと判断し、S28に進む。
S27では、HP制御部100は、動作禁止フラグをオンに設定する。S27を終えると、HP制御部100は、加熱機80を動作させることなく、S12に戻る。
S28では、HP制御部100は、HP制御部100は、加熱機80の動作準備が完了したか否かを判断する。この時点で、加熱機80の所定の暖気運転が完了し、動作開始可能な状態に移行している場合には、HP制御部100は、S28でYESと判断し、S30に進む。一方、この時点で、加熱機80の暖気運転が完了していない場合には、HP制御部100は、S28でNOと判断し、S22に戻る。
S30では、HP制御部100は、加熱機80の動作を開始する。具体的には、HP制御部100は、圧縮機104及びファン103を動作させる。また、HP制御部100は、同時に、循環ポンプ84を回転させる。これにより、タンク10の下部から導出された水が加熱機80内の凝縮器105で加熱され、加熱後の温水がタンク10上部に戻される。なお、S30の時点で既に加熱機80の動作が行われている場合(後述のS36でNOと判断された後のS30)には、HP制御部100は、加熱機80の動作を継続して実行する。
続くS32では、HP制御部100は、加熱機80が動作中であることを示す動作中信号を熱源機制御部40に送信する。
続くS34では、HP制御部100は、動作中の加熱機80の動作終了条件が具備されたか否かを判断する。加熱機80の動作終了条件は、例えば、利用者によって蓄熱運転終了指示が入力される場合、サーミスタ86の検出温度(即ちタンク10の下部の水の温度)が所定の設定温度を下回る場合(いわゆる満蓄状態である場合)等である。この時点で加熱機80の動作終了条件が具備される場合、HP制御部100は、S34でYESと判断し、S36、S38をスキップして、S40に進む。一方、この時点で加熱機80の動作終了条件が具備されていない場合、HP制御部100は、S34でNOと判断し、S36に進む。
S36では、HP制御部100は、この時点で、熱源機制御部40から停止信号を受信したか否かを判断する。HP制御部100は、このタイミングで熱源機制御部40から停止信号を受信すると、S36でYESと判断し、S38に進む。一方、HP制御部100は、このタイミングで熱源機制御部40から停止信号を受信しない場合、S36でNOと判断し、S30に戻る。
S38では、HP制御部100は、動作禁止フラグをオンに設定する。
S40では、HP制御部100は、加熱機80の動作を終了させる(即ち停止させる)。同時に、HP制御部100は、循環ポンプ84の回転も停止させる。S40を終えると、HP制御部100は、S12に戻り、S12以降の各処理を再び実行する。ヒートポンプ4の電源がオンされている間、HP制御部100は上記のS12〜S40の各処理を繰り返し実行する。
(熱源機制御処理)
続いて、図4を参照して、熱源機制御部40が実行する熱源機制御処理の内容を説明する。熱源機6の電源がオンされると、熱源機制御部40は、図4の処理を開始する。図4の処理の開始時点では、燃焼機70は動作していない。
S50では、熱源機制御部40は、HP制御部100に解除信号を送信するとともに、PFC回路28をオフする。即ち、S50では、熱源機制御部40は、スイッチ24を第2の状態に切り替えるとともに、PFC回路28を駆動させ、PFC回路28による力率改善を行わないようにする。
続くS52では、熱源機制御部40は、この時点で、燃焼機70の動作開始条件が具備されたか否かを判断する。燃焼機70の動作開始条件は、例えば、給湯運転中にタンク10から供給路60に供給される水の温度が給湯設定温度より低い場合等である。燃焼機70の動作開始条件が具備されている場合、HP制御部100は、S52でYESと判断し、S54に進む。
S54では、熱源機制御部40は、加熱機80が動作中又は動作準備中であるか否かを判断する。具体的には、熱源機制御部40は、HP制御部100から受信された直近の状態信号が、動作中信号と動作予定信号のどちらかであるか否かを判断する。熱源機制御部40は、HP制御部100から受信された直近の状態信号が動作中信号又は動作予定信号である場合、S54でYESと判断し、S56に進む。一方、熱源機制御部40は、HP制御部100から受信された直近の状態信号が待機中信号である場合、S54でNOと判断し、S56〜S62をスキップしてS64に進む。
S56では、熱源機制御部40は、PFC回路28をオンする。即ち、熱源機制御部40は、スイッチ24を第1の状態に切り替えるとともに、PFC回路28を駆動させ、PFC回路28による力率改善を有効化する。
続くS58では、熱源機制御部40は、この時点でPFC回路28が正常であるか否かを判断する。S56でPFC回路28をオンした後、PFC回路28から正常値の電圧が出力される場合(即ち、PFC回路28が正常である場合)には、電圧監視回路30は正常値を検出する。そのため、電圧監視回路30は熱源機制御部40に信号を送信しない。この場合、熱源機制御部40は、S58でYESと判断し、S60、S62をスキップしてS64に進む。一方、S56でPFC回路28をオンした後、PFC回路28から異常値の電圧が出力される場合(即ち、PFC回路28に異常が発生している場合)には、電圧監視回路30は異常値を検出する。そのため、電圧監視回路30は熱源機制御部40に異常信号を送信する。この場合、熱源機制御部40は、S58でNOと判断し、S60に進む。
S60では、熱源機制御部40は、HP制御部100に停止信号を送信するとともに、熱源機制御部40は、PFC回路28をオフする。これにより、動作中又は動作準備中の加熱機80を停止させることができる。また、PFC回路28に異常が発生している場合にスイッチング素子が無駄に駆動することが抑制される。
続くS62では、熱源機制御部40は、HP制御部100から待機中信号を受信することを監視する。上記の通り、HP制御部100は、上記のS60で送信された停止信号を受信すると、動作中又は動作準備中の加熱機80を停止させる(又は動作させないようにする)(図3のS26でYES、S36でYES、S40)。その場合、HP制御部100は、熱源機制御部40に、待機中信号を送信する(図3のS12)。熱源機制御部40は、HP制御部100から送信された待機中信号を受信すると、S62でYESと判断し(即ち、停止信号の送信によって加熱機80が停止されたと判断し)、S64に進む。
S64では、熱源機制御部40は、燃焼機70の動作を開始する。この際、PFC回路28がオンされている場合(上記のS54でYES、S56、S58でYES)には、PFC回路28によって力率改善が行われる。PFC回路28がオフされている場合(上記のS54でNO、又はS58でNO、S60)には、PFC回路28による力率改善が行われない。なお、S64の時点で既に燃焼機70が動作している場合(即ち、後述のS78でNOと判断された後のS64)には、S64では、熱源機制御部40は、燃焼機70の動作を継続して実行する。
続くS66では、熱源機制御部40は、HP制御部100から動作予定信号(図3のS22)を受信したか否かを判断する。HP制御部100から受信された直近の状態信号が動作予定信号である場合には、熱源機制御部40は、S66でYESと判断し、S68に進む。一方、HP制御部100から受信された直近の状態信号が動作予定信号以外の信号(即ち、待機中信号又は動作中信号)である場合には、熱源機制御部40は、S66でNOと判断し、S68〜S72をスキップしてS74に進む。
S68では、熱源機制御部40は、PFC回路28をオンする。S68の処理の内容は、上記のS56と同様である。
続くS70では、熱源機制御部40は、この時点でPFC回路28が正常であるか否かを判断する。S70の処理の内容は、上記のS58と同様である。S70でYESと判断される場合、熱源機制御部40は、S72をスキップしてS74に進む。S70でNOと判断される場合、熱源機制御部40は、S72に進む。
S72では、熱源機制御部40は、HP制御部100に停止信号を送信するとともに、熱源機制御部40は、PFC回路28をオフする。S72の処理の内容は、上記のS60と同様である。
続くS74では、熱源機制御部40は、HP制御部100から待機中信号(図3のS12)を受信したか否かを判断する。HP制御部100から受信された直近の状態信号が待機中信号である場合には、熱源機制御部40は、S74でYESと判断し、S76に進む。一方、HP制御部100から受信された直近の状態信号が待機中信号ではない場合(即ち動作中信号であった場合)には、熱源機制御部40は、S74でNOと判断し、S76をスキップしてS78に進む。
S76では、熱源機制御部40は、PFC回路28をオフする。
続くS78では、熱源機制御部40は、動作中の燃焼機70の動作終了条件が具備されたか否かを判断する。燃焼機70の動作終了条件は、例えば、燃焼機70の動作後に給湯運転が終了する場合等である。燃焼機70の動作終了条件が具備された場合、熱源機制御部40は、S78でYESと判断し、S80に進む。一方、この時点では燃焼機70の動作終了条件が具備されていない場合(即ち燃焼機70が動作を継続中である場合)、熱源機制御部40は、S78でNOと判断し、S64に戻る。戻った先のS64では、熱源機制御部40は、燃焼機70の動作を継続させる。
S80では、熱源機制御部40は、熱源機制御部40は、燃焼機70の動作を終了させる。S80を終えると、熱源機制御部40は、S50に戻り、S50以降の各処理を再び実行する。熱源機6の電源がオンされている間、熱源機制御部40は、上記のS50〜S80の各処理を繰り返し実行する。
以上、本実施例の給湯システム2の構成及び動作について説明した。上記の通り、本実施例では、熱源機電源部20は、スイッチング素子を有するとともに、電源コンセント200と負荷(即ち、熱源機6の各構成要素)との間に設けられるPFC回路28を有している。PFC回路28を駆動させる(即ちPFC回路28のスイッチング素子を駆動させる)ことにより、電源コンセント200から熱源機6に流れる電流値を低く抑えることができる。そのため、本実施例によると、図1の例のように、ヒートポンプ4の接続部91の差込プラグと、熱源機6の接続部21の差込プラグとが同じ電源コンセント200に接続され、同じ電源コンセント200から各ユニットに電力が供給される場合に、加熱機80と燃焼機70が同時に動作しても、給湯システム2に流れる電流が電源コンセント200の定格電流を超えることを抑制することができる。従って、本実施例によると、ヒートポンプ4の接続部91の差込プラグと熱源機6の接続部91の差込プラグとを異なる電源コンセントに接続しなくても済むため、設置の際に電源コンセントの確保のための工事等を行う必要もない。そのため、ヒートポンプの電源部と、熱源機の電源部と、をそれぞれ異なる電源に接続する必要があった従来の構成に比べて、施工負荷を軽減することができる。
給湯システム2を運転している間、常時、PFC回路28をオン状態で動作させていると、スイッチング素子の駆動に伴って給湯システム2全体の消費電力が大きくなってしまう。しかしながら、例えば加熱機80と燃焼機70のうちの一方のみを動作させる場合のように、給湯システム2に流れる電流が電源コンセント200の定格電流を超える事態が起こらない場合もある。この点、本実施例では、熱源機制御部40は、HP制御部100から、加熱機80の状態を示す状態信号を受信し、PFC回路28による力率改善の状態を、オン状態とオフ状態のどちらかに切り替える。そのため、本実施例によると、熱源機6及びヒートポンプ4の動作状態に応じて、PFC回路28による力率改善を有効化させるか否か(即ち、PFC回路28をオンするか否か)を切り替えることができる。従って、消費電力の無駄な増加を抑制することができる。
また、本実施例では、熱源機制御部40は、HP制御部100から動作予定信号を受信する場合に(図4のS54でYES、S66でYES)、加熱機80及び燃焼機70の両方が同時に動作する状態が開始される前に、PFC回路28をオンする(S56、S68)。そのため、本実施例では、加熱機80及び燃焼機70の両方が同時に動作する状態が開始される時点で、PFC回路28をオンさせておくことができる。そのため、PFC回路28がオンしていない状態で加熱機80及び燃焼機70の両方が同時に動作する状態が開始されることを抑制することができる。その結果、加熱機80及び燃焼機70の両方が同時に動作する場合であっても、給湯システム2に流れる電流が電源コンセント200の定格電流を超えることを抑制することができる。
熱源機制御部40は、PFC回路28をオン(図4のS56、S68)した後で、加熱機80と燃焼機70の同時動作状態が開始され、その後同時動作状態が終了する場合(例えば、加熱機80と燃焼機70の少なくとも一方の動作が終了する場合)に、PFC回路28をオフする(図2、及び図4のS50、S76)。そのため、加熱機80及び燃焼機70の両方が同時に動作する同時動作状態が開始された後で、同時動作状態が終了する場合に、PFC回路28をオフすることができる(図2)。従って、本実施例では、加熱機80及び燃焼機70の同時動作状態が終了した場合における消費電力の無駄な増加を抑制することができる。
上記の通り、PFC回路28に異常が発生している場合には、PFC回路28が有効に機能せず、電源コンセント200から熱源機6に流れる電流値を低く抑えることができない。その場合に、加熱機80と燃焼機70とを同時に動作すると、流れる電流が電源コンセント200の定格電流を超える場合がある。この点、本実施例によると、熱源機制御部40は、電圧監視回路30から異常信号が受信された後で、燃焼機70が動作すべき場合(図4のS58でNO、又は、S70でNOの場合)に、加熱機80の動作を抑制するための停止信号をHP制御部100に送信する(S60、S72)。これにより、PFC回路28に異常が発生している場合に、燃焼機70と加熱機80とが同時に運転されることで、電源コンセント200の定格電流を超えてしまう事態が発生することを抑制することができる。また、加熱機80を動作させずに燃焼機70を動作させることで、温水利用箇所で要求される温水の準備に必要な熱を十分に賄うこともできる。
本実施例と請求項の記載の対応関係を説明しておく。電源コンセント200が「電源接続口」の一例である。HP電源部90が「第1の電源部」の一例であり、熱源機電源部20が「第2の電源部」の一例である。HP制御部100が「第1の制御部」であり、熱源機制御部40が「第2の制御部」の一例である。
以上、各実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例1)上記の実施例では、HP制御部100は、加熱機80の状態が切り替わる毎に、状態信号を熱源機制御部40に送信する(図3参照)。これに限られず、HP制御部100は、加熱機80の状態の変化の有無にかかわらず、定期的に、加熱機80の状態を示す状態情報を熱源機制御部40に送信するようにしてもよい。
(変形例2)上記の実施例では、PFC回路28に異常が発生している場合には、燃焼機70と加熱機80とが同時に動作しようとした場合(即ち両者の動作タイミングが重複する場合)に、燃焼機70の動作を優先して加熱機80の動作を抑制する。これに限られず、PFC回路28に異常が発生している場合には、燃焼機70と加熱機80とが同時に動作しようとした場合、先に動作(又は動作準備)を開始した側の機器の動作を優先するようにしてもよい。
(変形例3)熱源機6のうち、熱源機電源部20、熱源機制御部40及び燃焼機70と、タンク10及びそれ以外の付属要素(供給路60、混合弁62等)とが別個のユニットとして構成されていてもよい。その場合、タンク10及び付属要素を含むユニットは、熱源機ユニットと、HPユニットと、のうちのどちらか一方に接続され、接続された側のユニットから電力供給を受けられるように構成されていてもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :給湯システム
4 :ヒートポンプ
6 :熱源機
8 :タンクユニット
10 :タンク
12 :サーミスタ
14 :サーミスタ
16 :サーミスタ
18 :サーミスタ
20 :熱源機電源部
21 :接続部
22 :AC回路
24 :スイッチ
26 :バイパス回路
28 :PFC回路
30 :電圧監視回路
32 :SW電源
34 :DC−DCコンバータ
36 :電源コンセント
40 :熱源機制御部
50 :水道水導入路
50a :第1導入路
50b :第2導入路
51 :水道水供給源
52 :サーミスタ
54 :接続部
60 :供給路
62 :混合弁
64 :サーミスタ
70 :燃焼機
80 :加熱機
82 :タンク水循環路
84 :循環ポンプ
86 :サーミスタ
88 :サーミスタ
90 :HP電源部
91 :接続部
100 :HP制御部
101 :熱媒体循環路
102 :蒸発器
103 :ファン
104 :圧縮機
105 :凝縮器
106 :膨張弁
107 :バイパス路
108 :開閉弁
200 :電源コンセント
300 :分電盤

Claims (5)

  1. 電力を供給する電源より分岐した電源接続口に接続されて動作する給湯システムであって、
    ヒートポンプと、熱源機と、を備え、
    前記ヒートポンプは、
    外気から吸熱して水を加熱する加熱機と、
    前記電源接続口に接続される第1の電源部と、を有しており、
    前記熱源機は、
    燃料を燃焼させて発生した熱を用いて水を加熱する燃焼機と、
    前記電源接続口に接続される第2の電源部と、を有しており、
    前記第2の電源部は、スイッチング素子を有するとともに前記電源接続口と負荷との間に設けられる力率改善回路を有している、
    給湯システム。
  2. 前記第2の電源部は、さらに、前記電源接続口と前記負荷との間に前記力率改善回路を電気的に接続する第1の状態と、前記電源接続口と前記負荷との間に前記力率改善回路を電気的に接続しない第2の状態と、を切り替えるためのスイッチを有しており、
    前記ヒートポンプは、さらに、
    前記加熱機の動作状態を示す状態信号を前記熱源機に送信する第1の制御部を有しており、
    前記熱源機は、さらに、
    前記ヒートポンプから前記状態信号を受信し、受信された前記状態信号に基づいて、前記力率改善回路による力率改善の状態を、(a)前記スイッチの状態を前記第1の状態に切り替えるとともに、前記力率改善回路を駆動させ、前記力率改善回路による力率改善を有効化するオン状態と、(b)前記スイッチの状態を前記第2の状態に切り替えるとともに、前記力率改善回路を駆動させず、前記力率改善回路による力率改善を行わせないオフ状態と、のどちらかに切り替える、第2の制御部を有している、
    請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記状態信号は、前記加熱機が動作を開始するために必要な準備を行っていることを示す動作予定信号を含み、
    前記第2の制御部は、
    前記ヒートポンプから前記動作予定信号を受信する場合に、前記加熱機及び前記燃焼機の両方が同時に動作する同時動作状態が開始される前に、前記力率改善の状態を前記オン状態に切り替える、
    請求項2に記載の給湯システム。
  4. 前記第2の制御部は、
    前記力率改善の状態を前記オン状態に切り替えた後で前記同時動作状態が開始され、その後前記同時動作状態が終了する場合に、前記力率改善の状態を前記オン状態から前記オフ状態に切り替える、
    請求項3に記載の給湯システム。
  5. 前記ヒートポンプは、さらに、前記熱源機と通信可能な第1の制御部を有しており、
    前記熱源機は、さらに、前記ヒートポンプと通信可能な第2の制御部を有しており、
    前記第2の電源部は、さらに、前記力率改善回路に異常が発生していることを検出するための監視回路を備え、
    前記第2の制御部は、前記監視回路によって前記力率改善回路に異常が発生していることが検出された後で、前記燃焼機が動作すべき場合に、前記加熱機の動作を抑制するための停止信号を前記ヒートポンプに送信する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の給湯システム。
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