JP2017009007A - ディファレンシャル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディファレンシャル装置を小型化しつつ、ピニオンシャフトを支持する軸受の潤滑性を向上できるディファレンシャル装置を提供すること。
【解決手段】軸受9に対向する軸受ハウジング部6Aの内周面に、車両の高さ方向においてピニオンシャフト10の上方からピニオンシャフト10の回転中心軸C1よりも下方に延びる第1の溝部6aを形成する。軸受ハウジング部6Aに、第1の溝部6aと軸受9とによって形成される第1の空間21とリングギヤ12が設置される第2の空間22とを連通する連通路6bを形成し、軸受9に、連通路6bに対して車両1の上下方向下方側に位置し、軸受9の内部空間25と第1の空間21とを連通する潤滑油導入口9aを形成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ディファレンシャル装置に関し、特に、ピニオンシャフトを回転自在に支持する軸受を有するディファレンシャル装置に関する。
自動車等の車両に搭載されるディファレンシャル装置としては、リヤ側のディファレンシャルケースにピニオンシャフトを回転自在に支持する2つの転がり軸受を備え、この転がり軸受を潤滑油で潤滑するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このディファレンシャル装置は、2つの転がり軸受をピニオンシャフトの回転中心軸方向に離隔して設置して2つの転がり軸受の間に隙間を形成し、この隙間の上方に、隙間に潤滑油を導入する搬送路の潤滑油排出口が形成されている。
特開2010−159799号公報
このような従来のディファレンシャル装置にあっては、2つの転がり軸受を離隔して設置しているため、ディファレンシャルケースがピニオンシャフトの回転中心軸方向に長くなってしまい、ディファレンシャルケースが大型化してしまう。
ディファレンシャルケースがピニオンシャフトの回転中心軸方向に長くなることを回避するために、2つの転がり軸受を近づけて設置し、2つの転がり軸受と搬送路の潤滑油排出口をピニオンシャフトの径方向で重ねることが考えられる。
しかしながら、このように2つの転がり軸受と搬送路の潤滑油排出口を設置すると、搬送路の潤滑油排出口から転がり軸受に供給される潤滑油が転がり軸受の外周部で遮られてしまう。このため、潤滑油が転がり軸受の転動体まで流れなくなり、転がり軸受を十分に潤滑することができず、転がり軸受の潤滑性が低下してしまう。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、ディファレンシャル装置を小型化しつつ、ピニオンシャフトを支持する軸受の潤滑性を向上できるディファレンシャル装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、潤滑油が貯留されるハウジングと、ピニオンギヤを有するとともに軸受を介してハウジングに回転自在に支持され、動力源から駆動力が伝達されるピニオンシャフトと、ピニオンギヤと噛み合うようにハウジングの内部に設置され、ピニオンシャフトの回転中心軸と直交する回転中心軸回りに回転するリングギヤとを備え、ハウジングが、軸受を保持する軸受ハウジング部を有する車両用ディファレンシャル装置であって、軸受に対向する軸受ハウジング部の内周面に、軸受ハウジング部の周方向に延びる溝部を形成し、溝部は、車両の高さ方向においてピニオンシャフトの上方からピニオンシャフトの回転中心軸よりも下方に延び、軸受ハウジング部に、溝部と軸受とによって形成される第1の空間とリングギヤが設置される第2の空間とを連通する連通路を形成し、軸受に、連通路に対して車両の上下方向下方側に位置し、軸受の内部空間と第1の空間とを連通する潤滑油導入口を形成したものから構成されている。
このように本発明によれば、リングギヤで掻き上げられた潤滑油を、第2の空間から連通路を介して溝部に導入した後、第1の空間から潤滑油導入口を通して軸受の内部空間に導入できる。このため、軸受を潤滑油によって確実に潤滑することができ、軸受の潤滑性を向上できる。
また、軸受の外方から軸受の内部空間に潤滑油を直接供給できるので、軸受と連通路の潤滑油の下流端とをピニオンシャフトの径方向で重ねて設置できる。このため、軸受と連通路の下流端とをピニオンシャフトの回転中心軸方向でずらす必要がなくなり、ピニオンシャフトの回転中心軸方向において軸受ハウジング部の寸法を短くできる。このため、ハウジングを小型化でき、結果的にディファレンシャル装置を小型化できる。
図1は、本発明のディファレンシャル装置の一実施形態を示す図であり、車両後部の平面図である。 図2は、本発明のディファレンシャル装置の一実施形態を示す図であり、車両後部の側面図である。 図3は、本発明のディファレンシャル装置の一実施形態を示す図であり、ディファレンシャル装置の平面図である。 図4は、本発明のディファレンシャル装置の一実施形態を示す図であり、ディファレンシャル機構の平面図である。 図5は、本発明のディファレンシャル装置の一実施形態を示す図であり、図2のV−V方向矢視断面図である。 図6は、本発明のディファレンシャル装置の一実施形態を示す図であり、図2のV−V方向矢視断面図において、潤滑油排出口近傍の拡大図である。 図7は、本発明のディファレンシャル装置の一実施形態を示す図であり、図2のVII−VII方向矢視断面図である。 図8は、本発明のディファレンシャル装置の一実施形態を示す図であり、図7のVIII−VIII方向矢視断面図である。 図9は、本発明のディファレンシャル装置の一実施形態を示す図であり、ハウジングのみを示す図7のIX−IX方向矢視断面図である。
以下、本発明に係るディファレンシャル装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図9は、本発明に係る一実施形態の内燃機関のディファレンシャル装置を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1、図2において、四輪自動車等の車両1は、フロントエンジンフロントドライブ(FF)式の車両である。車両1は、車体2を備えており、車体2の後部にはディファレンシャル装置3が設置されている。ディファレンシャル装置3は、プロペラシャフト4および左右のドライブシャフト5L、5Rの間に設けられている。
図2〜図4において、ディファレンシャル装置3は、ディファレンシャルキャリア(以下、単にデフキャリアという)6およびディファレンシャルカバー(以下、単にデフカバーという)7によって構成され、底部に潤滑油O(図8参照)が貯留されるハウジング8を有する。
図5において、デフキャリア6には軸受9を介してピニオンシャフト10が回転自在に支持されており、ピニオンシャフト10の車両1の前後方向後端にはピニオンギヤ10Aが形成されている。ピニオンシャフト10は、プロペラシャフト4に接続されており、ピニオンシャフト10は、プロペラシャフト4と一体で回転する。なお、本実施の形態のピニオンシャフト10は、本発明のピニオンシャフトを構成し、ピニオンギヤ10Aは、本発明のピニオンギヤを構成する。
プロペラシャフト4には図示しない動力源であるエンジンの動力が図示しない変速機を介して伝達され、ピニオンシャフト10にはエンジンの動力がプロペラシャフト4を介して伝達される。ここで、図6に示すように、車両1の走行時において、ピニオンシャフト10は、矢印R1方向に回転し、図5、図6においてドライブシャフト5L、5Rは、矢印R2方向に回転する。
ハウジング8の内部にはディファレンシャルギヤケース(以下、単にデフケースという)11が回転自在に設置されている。
デフケース11の外周部にはデフケース11と一体で回転するようにリングギヤ12が取付けられており、リングギヤ12は、ピニオンギヤ10Aに噛み合っている。ピニオンシャフト10の回転中心軸およびリングギヤ12の回転中心軸は、直交しており、リングギヤ12およびピニオンギヤ10Aは、それぞれベベルギヤから構成されている。これにより、リングギヤ12は、ピニオンシャフト10の回転中心軸C1と直交する回転中心軸C2回りに回転する。
デフケース11の内部にはデフケース11と一体で回転するピニオンシャフト13(図8参照)と、ピニオンシャフト13の前後端に回転自在に支持された一対のピニオンギヤ14A、14B(図4、図8参照)と、ピニオンギヤ14A、14Bのそれぞれに噛み合う一対のサイドギヤ15A、15B(図6参照)とを備えている。
図4において、リングギヤ12の回転中心軸C2に沿った車幅方向の両端側にはドライブシャフト5L、5Rの一端部が挿入されており、ドライブシャフト5L、5Rの一端部は、サイドギヤ15A、15Bに嵌合される。
ドライブシャフト5L、5Rは、それぞれ左右の駆動輪16L、16Rに接続されている(図1参照)。ピニオンシャフト13は、その軸線方向がリングギヤ12の回転中心軸C2に対して直交する方向に向けてデフケース11に取り付けられている。
一対のピニオンギヤ14A、14Bは、それぞれがリングギヤ12の回転時に、リングギヤ12の回転中心軸C2を中心として公転するとともに、ピニオンシャフト13の軸線を中心として自転するように形成されている。
さらに、一対のサイドギヤ15A、15Bは、それぞれがリングギヤ12の回転中心軸C2と同軸にしてデフケース11の内部に対向して配置されているとともに、その回転中心軸に沿ってドライブシャフト5L、5Rの一端部をスプライン結合するための複数のスプライン歯を有する。
このように構成されるディファレンシャル装置3は、車両1が平坦路を直進する場合には、左右の駆動輪16L、16Rの転がる距離が等しいので、一対のサイドギヤ15A、15Bは、同じ回転速度で回転し、サイドギヤ15A、15Bの間に挟まれたピニオンギヤ14A、14Bは、自転しない。これにより、ドライブシャフト5L、5Rは、リングギヤ12と等速で回転するため、左右の駆動輪16L、16Rには左右に等しく駆動力が伝達される。
一方、車両1がカーブを曲がる場合には(右旋回の場合を主として表し、左旋回の場合を( )内にて表す。)、カーブ外側の駆動輪16L(16R)の転がる距離がカーブ内側の駆動輪16R(16L)よりも長いため、カーブ外側のサイドギヤ15A(15B)は、カーブ内側のサイドギヤ15B(15 A)よりも速く回転する。
したがって、一対のサイドギヤ15A、15Bに挟まれたピニオンギヤ14A、14Bは、公転だけでなく自転もするようになり、サイドギヤ15A、15Bの間に回転数の差を発生させる。
これにより、カーブ外側のドライブシャフト5Lは、リングギヤ12の回転数にサイドギヤ15Aの回転数を加えた回転数で回転し、カーブ内側のドライブシャフト5Rは、リングギヤ12の回転数からサイドギヤ15Bの回転数を差し引いた回転数で回転するため、左右の駆動輪16L、16Rには左右に配分された駆動力が伝達される。ここで、本実施の形態のリングギヤ12は、本発明のリングギヤを構成する。
図5において、車幅方向の両端部においてデフキャリア6およびデフカバー7の合わせ面には半円状のボス部8A、8Bが形成されており、このボス部8A、8Bにはドライブシャフト5L、5Rが軸受17A、17Bを介して回転自在に支持される。
図5、図6、図8において、軸受9は、ユニットベアリングから構成されている。軸受9は、ピニオンシャフト10の外周面に取付けられた環状のインナレース9Aと、インナレース9Aの径方向外方でインナレース9Aに対向して設置され、軸受ハウジング部6Aの内周面に固定される環状のアウタレース9Bとを備えている。
さらに、軸受9は、インナレース9Aおよびアウタレース9Bの間においてピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向に対向して設置された一対の転動体列9C、9Dを備えており、転動体列9C、9Dは、ピニオンシャフト10の周方向に数珠状に連続する複数の転動体を備えている。
また、ピニオンシャフト10の外周面にはインナレース9Aが圧入されており、ピニオンシャフト10とインナレース9Aとは、一体で回転する。
ここで、本実施の形態のインナレース9Aは、本発明のインナレースを構成し、アウタレース9Bは、本発明のアウタレースを構成する。また、転動体列9C、9Dは、本発明の転動体列を構成する。
図5、図6、図8、図9において、デフキャリア6は、軸受9を保持する軸受ハウジング部6Aを有し、図5、図6において、軸受9に対向する軸受ハウジング部6Aの内周面には軸受ハウジング部6Aの周方向に延びる第1の溝部6aが形成されている。
図8に仮想線で示すように、第1の溝部6aは、車両1の高さ方向においてピニオンシャフト10の上方からピニオンシャフト10の回転中心軸C1よりも下方に延びている。
軸受ハウジング部6Aには、連通路6bが形成されており、連通路6bは、第1の溝部6aと軸受9のアウタレース9Bとによって形成される第1の空間21とリングギヤ12が設置される第2の空間22とを連通している。なお、第2の空間22は、軸受ハウジング部6Aを除いたハウジング8の内部の空間である。
図5において、アウタレース9Bには潤滑油導入口9aが形成されており、図9において仮想線で示すように、潤滑油導入口9aは、連通路6bに対して車両1の上下方向下方側に位置し、軸受9の内部空間25と第1の空間21とを連通している。ここで、内部空間25は、インナレース9A、アウタレース9Bおよび転動体列9C、9Dに囲まれた空間であり、潤滑油導入口9aは、この内部空間25に向けて開口している。
図9において、軸受ハウジング部6Aの内周面には第2の溝部6cが形成されており、第2の溝部6cは、第1の溝部6aと交差してピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向に沿って延びている。
第2の溝部6cと軸受9のアウタレース9Bとの間には第3の空間23が形成されており、第3の空間23は、第1の空間21に連通している。
軸受ハウジング部6Aの内周面には交差部6dが形成されており、交差部6dは、第1の溝部6aと第2の溝部6cとが交差して重なる部位である。軸受ハウジング部6Aには潤滑油貯留部6eが形成されており、潤滑油貯留部6eは、交差部6dよりも車両1の高さ方向下方に延び、第1の溝部6aの下部によって構成される。
ここで、本実施の形態の軸受ハウジング部6Aは、本発明の軸受ハウジング部を構成し、第1の溝部6aは、本発明の溝部および第1の溝部を構成する。また、連通路6bは、本発明の連通路を構成し、第2の溝部6cは、本発明の第2の溝部を構成する。また、交差部6dは、本発明の交差部を構成し、潤滑油貯留部6eは、本発明の潤滑油貯留部を構成する。
図9において仮想線で示すように、潤滑油導入口9aは、潤滑油貯留部6eよりも車両1の高さ方向上方側において交差部6dに向けて開口している。
ハウジング8の底部には潤滑油Oが貯留されており、潤滑油Oの液面(矢印Oで指し示す)は、車両1の高さ方向において軸受17Bの下端部17aおよび図9に図示しない軸受17Aの下端部と同一の高さとなる。このため、潤滑油Oにはデフケース11およびリングギヤ12が浸る。ここで、本実施の形態の軸受9は、本発明の軸受および第1の軸受を構成し、軸受17A、17Bは、本発明の第2の軸受を構成する。
第2の溝部6cは、車両1の高さ方向において軸受17Bの下端部17aおよび図9に図示しない軸受17Aの下端部の高さ位置H1とリングギヤ12の回転中心軸C2の高さ位置H2との間に設置される。ここで、図9に示すように、ピニオンシャフト10の回転中心軸C1と軸受9の中心軸C3の高さは、同一の高さH3である。すなわち、ピニオンシャフト10の回転中心軸C1と軸受9の中心軸C3とは同一軸である。
図5において、軸受ハウジング部6Aは、ピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向において軸受9と反対側の端部に開口部6fを有し、開口部6fには軸受ハウジング部6Aの内周面と軸受9とをシールするシール部材18が設置されている。本実施の形態の開口部6fは、本発明の開口部を構成し、シール部材18は、本発明のシール部材を構成する。
本実施の形態の軸受9において、ピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向に対してシール部材18側に設置される転動体列9Cは、本発明の第1の転動体列を構成し、ピニオンギヤ10A側に設置される転動体列9Dは、本発明の第2の転動体列を構成する。
軸受ハウジング部6Aには転動体列9Dとシール部材18との間に第4の空間24が形成されている。軸受9のアウタレース9Bには潤滑油排出口9bが形成されており、潤滑油排出口9bは、第3の空間23と第4の空間24とを連通して第4の空間24に滞留する潤滑油を第3の空間23に排出する。
本実施の形態の潤滑油導入口9aは、本発明の潤滑油導入口を構成し、潤滑油排出口9bは、本発明の潤滑油排出口を構成する。また、第1の空間21は、本発明の第1の空間を構成し、第2の空間22は、本発明の第2の空間を構成する。さらに、第3の空間23は、本発明の第3の空間を構成し、第4の空間24は、本発明の第4の空間を構成する。
潤滑油排出口9bは、ピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向において、ピニオンギヤ10Aと反対側の第2の溝部6cの端部に形成されており、潤滑油排出口9bは、車両1の高さ方向で潤滑油導入口9aよりも上方に設置されている(図9参照)。
図9において、潤滑油導入口9aは、軸受9の中心軸C3よりも車両1の高さ方向で下方に開口しており、潤滑油排出口9bは、軸受9の中心軸C3上で開口してもよい。なお、潤滑油排出口9bは、車両1の高さ方向で軸受9の中心軸C3上よりも上方に開口してもよい。
本実施の形態のディファレンシャル装置3によれば、軸受9に対向する軸受ハウジング部6Aの内周面に、車両1の高さ方向においてピニオンシャフト10の上方からピニオンシャフト10の回転中心軸よりも下方に延びる第1の溝部6aを形成した。
これに加えて、軸受ハウジング部6Aに、第1の溝部6aと軸受9とによって形成される第1の空間21とリングギヤ12が設置される第2の空間22とを連通する連通路6bを形成し、軸受9に、連通路6bに対して車両1の上下方向下方側に位置し、軸受9の内部空間25と第1の空間21とを連通する潤滑油導入口9aを形成した。
これにより、図8に示すように、リングギヤ12が反時計回転方向に回転することにより、リングギヤ12で掻き上げられた潤滑油O1を、第2の空間22から連通路6bを介して第1の溝部6aに導入した後、図7に示すように、潤滑油O1を、第1の空間21から潤滑油導入口9aを通して軸受9の内部空間25に導入できる。このため、軸受9を潤滑油によって確実に潤滑することができ、軸受9の潤滑性を向上できる。
また、軸受9の外方から軸受9の内部空間25に潤滑油を直接供給できるので、軸受9と連通路6bの下流端とをピニオンシャフト10の径方向で重ねて設置できる。このため、軸受9と連通路6bの下流端とをピニオンシャフト10の中心軸方向でずらす必要がなくなり、ピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向において軸受ハウジング部6Aの寸法を短くできる。このため、ハウジング8を小型化でき、結果的にディファレンシャル装置3を小型化できる。なお、下流とは潤滑油の流れる方向に対して下流を意味する。
また、本実施の形態のディファレンシャル装置3によれば、軸受9がユニットベアリングから構成され、ユニットベアリングは、ピニオンシャフト10の外周面に取付けられた環状のインナレース9Aと、インナレース9Aの径方向外方でインナレース9Aに対向して設置され、軸受ハウジング部6Aの内周面に固定される環状のアウタレース9Bと、インナレース9Aおよびアウタレース9Bの間においてピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向に対向して設置された一対の転動体列9C、9Dとを含んで構成される。
これに加えて、潤滑油導入口9aが、インナレース9A、アウタレース9Bおよび転動体列9C、9Dに囲まれた内部空間25に向けて開口するように、アウタレース9Bに形成される。
これにより、軸受9の内部空間25に潤滑油を供給する際に、転動体列9C、9Dをピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向に過剰に離間させるようにして、軸受9を軸受ハウジング部6Aに設置することを不要にできる。
このため、転動体列9C、9Dをピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向に近づけて設置しつつ、2つの転動体列9C、9Dに潤滑油を供給できる。このため、ユニットベアリングからなる軸受9の潤滑性を向上させつつ、ピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向において軸受ハウジング部6Aの寸法を短くできる。このため、ハウジング8を小型化でき、結果的にディファレンシャル装置3を小型化できる。
また、本実施の形態のディファレンシャル装置3によれば、軸受ハウジング部6Aの内周面に第2の溝部6cを形成し、第2の溝部6cを、第1の溝部6aと交差してピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向に沿って延ばした。これに加えて、第2の溝部6cと軸受9とによって形成される第3の空間23を第1の空間21に連通させた。
これにより、車両1の走行時に、リングギヤ12が設置される第2の空間22に貯留される潤滑油の一部を、リングギヤ12の回転や車両1の振動によって第1の空間21から第2の溝部6cと軸受9とによって形成される第3の空間23に導入した後、第2の溝部6cを通して第1の溝部6a(図9のオイルO2を参照)に流し込むことができる。
このため、第1の溝部6aに流れ込んだ潤滑油を潤滑油導入口9aから軸受9の内部空間25に導入でき、連通路6bから第1の溝部6aに供給された潤滑油と合わせてより多くの潤滑油を軸受9の内部空間25に導入できる。この結果、軸受9の潤滑性をより効果的に向上できる。
また、本実施の形態のディファレンシャル装置3によれば、軸受ハウジング部6Aの内周面に、第1の溝部6aと第2の溝部6cとが交差して重なる交差部6dと、交差部6dよりも車両1の高さ方向下方に延び、第1の溝部6aの下部によって構成される潤滑油貯留部6eとを形成し、潤滑油導入口9aを、潤滑油貯留部6eよりも車両1の高さ方向上方側において交差部6dに向けて開口させた。
これにより、潤滑油貯留部6eにおいて潤滑油を一時的に貯留することができ、潤滑油貯留部6eに貯留された潤滑油を潤滑油導入口9aに流し込むことができる(図9のオイルO3を参照)。このため、軸受9の潤滑性をより効果的に向上できる。
また、本実施の形態のディファレンシャル装置3によれば、ハウジング8に、リングギヤ12を回転自在に支持する軸受17A、17Bを設け、車両1の高さ方向において軸受17A、17Bの下端部と同一の高さの液面となるようにハウジング8に潤滑油を貯留し、第2の溝部6cを、車両1の高さ方向において軸受17Bの下端部17aおよび軸受17Bの下端部の高さ位置H1とリングギヤ12の回転中心軸C2の高さ位置H2との間に設置した。
これにより、潤滑油の液面よりも上方でかつ、液面の近傍に潤滑油導入口9aを設置でき、リングギヤ12が設置される第2の空間22に貯留される潤滑油の一部を、リングギヤ12の回転や車両1の振動によって第1の空間21から第2の溝部6cと軸受9とによって形成される第3の空間23に円滑に導入することができる。
このため、第2の溝部6cを通して第1の溝部6aに潤滑油をより効果的に流し込むことができ、第1の溝部6aに流れ込んだ潤滑油を潤滑油導入口9aから軸受9の内部空間25により効果的に導入できる。したがって、連通路6bから第1の溝部6aに供給された潤滑油と合わせてより多くの潤滑油を軸受9の内部空間25に導入できる。
一方、車両1の走行時にはピニオンシャフト10の回転によって転動体列9C、9Dが高速回転することで潤滑油導入口9aからインナレース9A、アウタレース9Bおよび転動体列9C、9Dによって囲まれる内部空間25に多くの潤滑油が導入され、この潤滑油は、転動体列9C、9Dの回転に伴って内部空間25に滞留する。これにより、軸受9の引きずりトルクが大きくなってピニオンシャフト10の摺動抵抗が大きくなるおそれがある。
これに対して、本実施の形態のディファレンシャル装置3によれば、軸受ハウジング部6Aが、ピニオンシャフト10の回転中心軸方向において軸受9と反対側の端部に開口部6fを有し、開口部6fに、軸受ハウジング部6Aの内周面と軸受9とをシールするシール部材18を設置した。
これに加えて、軸受ハウジング部6Aに、転動体列9Dとシール部材18との間に第4の空間24を形成し、軸受9に、第3の空間23と第4の空間24とを連通して第4の空間24に滞留する潤滑油を第3の空間23に排出する潤滑油排出口9bを形成した。
これにより、軸受9の内部空間25に滞留した潤滑油の一部を転動体列9C、9Dの隙間から第4の空間24に導いた後に、第4の空間24から潤滑油排出口9bを介して第3の空間23に排出し、次いで、第3の空間23からリングギヤ12が設置される第2の空間22に排出できる(図6、図9のオイルO4を参照)。
このため、軸受9の内部空間25と転動体列9Dとシール部材18との間に形成される第4の空間24において潤滑油が過剰に滞留することを防止できる。したがって、軸受9の潤滑性を高めつつ、軸受9の引きずり抵抗が増大してピニオンシャフト10の摺動抵抗が大きくなることを防止できるとともに、潤滑油によりシール部材18が高圧で押圧されることを防止できる。この結果、ディファレンシャル装置3の信頼性を向上できる。
また、本実施の形態のディファレンシャル装置3によれば、ピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向において、潤滑油排出口9bをピニオンギヤ10Aと反対側の第2の溝部6cの端部に形成し、潤滑油排出口9bを、車両1の高さ方向で潤滑油導入口9aよりも上方に設置した。
これにより、潤滑油排出口9bから第2の溝部6cに流れ込む潤滑油が、第1の溝部6aを伝って流れる潤滑油、潤滑油貯留部6eに滞留する潤滑油およびリングギヤ12が設置される第2の空間22から第2の溝部6cに流れる込む潤滑油と衝突することを防止できる。このため、潤滑油排出口9bから第2の溝部6cに潤滑油を円滑に排出できる。
特に、本実施の形態のディファレンシャル装置3は、図2に示すように、ハウジング8の前端部が後端部よりも上方に位置するように傾いて設置される。これにより、第2の溝部6cの前端部が潤滑油に浸かることがない。このため、潤滑油排出口9bを潤滑油の液面の高さよりも上方に開口でき、潤滑油排出口9bから第2の溝部6cに潤滑油を確実に排出できる。
また、車両1の停止時に、潤滑油に含まれる鉄粉等が潤滑油排出口9bを塞ぐことを防止でき、車両1の走行時に潤滑油排出口9bから第2の溝部6cに潤滑油を確実に排出できる。
ここで、潤滑油Oの油面の高さよりも低い位置に潤滑油導入口9aが開口していると、車両1の停止時に、潤滑油に含まれる鉄粉等が潤滑油導入口9aに流れ込んで、潤滑油導入口9aが鉄粉で塞がれてしまうおそれがある。
これに対して、本実施の形態の潤滑油導入口9aは、潤滑油Oの液面の高さよりも上方に開口しているので、潤滑油に含まれる鉄粉等により潤滑油導入口9aが塞がれてしまうことを防止できる。このため、軸受9の内部空間25に潤滑油を確実に導入することができ、軸受9の潤滑性をより効果的に向上できる。
また、本実施の形態のディファレンシャル装置3によれば、潤滑油導入口9aが、軸受9の中心軸C3よりも車両1の高さ方向で下方に開口し、潤滑油排出口9bが、軸受9の中心軸C3上で開口する。
これにより、第2の溝部6cに流れ込んだ潤滑油が潤滑油排出口9bに流れ込むことを防止でき、潤滑油排出口9bから第2の溝部6cに潤滑油を確実に排出できる。
これに加えて、潤滑油排出口9bの周辺を潤滑油の液面の高さよりも高くできるので、第4の空間24に滞留した潤滑油を、潤滑油排出口9bを通して第2の溝部6cに確実に排出できる。
このため、軸受9の潤滑性をより効果的に高めつつ、軸受9の引きずり抵抗が増大してピニオンシャフト10の摺動抵抗が大きくなることをより効果的に防止できるとともに、シール部材18が潤滑油によって高圧で押圧されることをより効果的に防止できる。この結果、ディファレンシャル装置3の信頼性をより効果的に向上できる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...車両、3...ディファレンシャル装置、6A...軸受ハウジング部、6a...第1の溝部(溝部、第1の溝部)、6b...連通路、6c...第2の溝部(第2の溝部)、6d...交差部、6e...潤滑油貯留部、6f...開口部、8...ハウジング、9...軸受(軸受、第1の軸受)、9A...インナレース、9B...アウタレース、9C...転動体列(第1の転動体列)、9D...転動体列(第2の転動体列)、9a...潤滑油導入口、9b...潤滑油排出口、10...ピニオンシャフト、10A...ピニオンギヤ、12...リングギヤ、17A,17B...軸受(第2の軸受)、18...シール部材、21...第1の空間、22...第2の空間、23...第3の空間、24...第4の空間、25...内部空間、C1...ピニオンシャフトの回転中心軸、C2...リングギヤの回転中心軸、C3...軸受の中心軸

Claims (8)

  1. 潤滑油が貯留されるハウジングと、
    ピニオンギヤを有するとともに軸受を介して前記ハウジングに回転自在に支持され、動力源から駆動力が伝達されるピニオンシャフトと、
    前記ピニオンギヤと噛み合うように前記ハウジングの内部に設置され、前記ピニオンシャフトの回転中心軸と直交する回転中心軸回りに回転するリングギヤとを備え、
    前記ハウジングが、前記軸受を保持する軸受ハウジング部を有する車両用ディファレンシャル装置であって、
    前記軸受に対向する前記軸受ハウジング部の内周面に、前記軸受ハウジング部の周方向に延びる溝部を形成し、
    前記溝部は、前記車両の高さ方向において前記ピニオンシャフトの上方から前記ピニオンシャフトの回転中心軸よりも下方に延び、
    前記軸受ハウジング部に、前記溝部と前記軸受とによって形成される第1の空間と前記リングギヤが設置される第2の空間とを連通する連通路を形成し、
    前記軸受に、前記連通路に対して前記車両の上下方向下方側に位置し、前記軸受の内部空間と前記第1の空間とを連通する潤滑油導入口を形成したことを特徴とするディファレンシャル装置。
  2. 前記軸受がユニットベアリングから構成され、
    前記ユニットベアリングは、前記ピニオンシャフトの外周面に取付けられた環状のインナレースと、前記インナレースの径方向外方で前記インナレースに対向して設置され、前記軸受ハウジング部の内周面に固定される環状のアウタレースと、前記インナレースおよび前記アウタレースの間において前記ピニオンシャフトの回転中心軸方向に対向して設置された一対の転動体列とを含んで構成され、
    前記潤滑油導入口は、前記インナレース、前記アウタレースおよび前記一対の転動体列に囲まれた前記内部空間に向けて開口するように、前記アウタレースに形成されることを特徴とする請求項1に記載のディファレンシャル装置。
  3. 前記溝部を第1の溝部とした場合に、前記軸受ハウジング部の内周面に第2の溝部を形成し、
    前記第2の溝部は、前記第1の溝部と交差して前記ピニオンシャフトの回転中心軸方向に沿って延び、
    前記第2の溝部と前記軸受とによって形成される第3の空間が前記第1の空間に連通することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディファレンシャル装置。
  4. 前記軸受ハウジング部の内周面に、前記第1の溝部と前記第2の溝部とが交差して重なる交差部と、前記交差部よりも前記車両の高さ方向下方に延び、前記第1の溝部の下部によって構成される潤滑油貯留部とを形成し、
    前記潤滑油導入口を、前記潤滑油貯留部よりも前記車両の高さ方向上方側において前記交差部に向けて開口させたことを特徴とする請求項3に記載のディファレンシャル装置。
  5. 前記軸受を第1の軸受とした場合に、前記ハウジングに、前記リングギヤを回転自在に支持する第2の軸受を設け、
    前記車両の高さ方向において前記第2の軸受の下端部と同一の高さの液面となるように前記ハウジングに潤滑油を貯留し、
    前記第2の溝部を、前記車両の高さ方向において前記第2の軸受の下端部の高さ位置と前記リングギヤの回転中心軸の高さ位置との間に設置したことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のディファレンシャル装置。
  6. 前記軸受ハウジング部は、前記ピニオンシャフトの回転中心軸方向において前記軸受と反対側の端部に開口部を有し、
    前記開口部に、前記軸受ハウジング部の内周面と前記軸受とをシールするシール部材を設置し、
    前記ピニオンシャフトの回転中心軸方向に対して前記シール部材側に設置される前記転動体列を第1の転動体列とし、前記ピニオンギヤ側に設置される前記転動体列を第2の転動体列とした場合に、前記軸受ハウジング部が、前記第2の転動体列と前記シール部材との間に第4の空間を有し、
    前記軸受に、前記第3の空間と前記第4の空間とを連通して前記第4の空間に滞留する潤滑油を前記第3の空間に排出する潤滑油排出口を形成したことを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載のディファレンシャル装置。
  7. 前記ピニオンシャフトの回転中心軸方向において、前記潤滑油排出口を前記ピニオンギヤと反対側の前記第2の溝部の端部に形成し、
    前記潤滑油排出口を、前記車両の高さ方向で前記潤滑油導入口よりも上方に設置したことを特徴とする請求項6に記載のディファレンシャル装置。
  8. 前記潤滑油導入口が、前記軸受の中心軸よりも前記車両の高さ方向で下方に開口し、
    前記潤滑油排出口が、前記軸受の中心軸上または前記軸受の中心軸よりも前記車両の高さ方向で上方に開口することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のディファレンシャル装置。
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