JP6520449B2 - ディファレンシャル装置 - Google Patents
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Description
図1〜図9は、本発明に係る一実施形態の内燃機関のディファレンシャル装置を示す図である。
図1、図2において、四輪自動車等の車両1は、フロントエンジンフロントドライブ(FF)式の車両である。車両1は、車体2を備えており、車体2の後部にはディファレンシャル装置3が設置されている。ディファレンシャル装置3は、プロペラシャフト4および左右のドライブシャフト5L、5Rの間に設けられている。
ハウジング8の内部にはディファレンシャルギヤケース(以下、単にデフケースという)11が回転自在に設置されている。
第2の溝部6cと軸受9のアウタレース9Bとの間には第3の空間23が形成されており、第3の空間23は、第1の空間21に連通している。
ハウジング8の底部には潤滑油Oが貯留されており、潤滑油Oの液面(矢印Oで指し示す)は、車両1の高さ方向において軸受17Bの下端部17aおよび図9に図示しない軸受17Aの下端部と同一の高さとなる。このため、潤滑油Oにはデフケース11およびリングギヤ12が浸る。ここで、本実施の形態の軸受9は、本発明の軸受および第1の軸受を構成し、軸受17A、17Bは、本発明の第2の軸受を構成する。
これにより、軸受9の内部空間25に潤滑油を供給する際に、転動体列9C、9Dをピニオンシャフト10の回転中心軸C1の方向に過剰に離間させるようにして、軸受9を軸受ハウジング部6Aに設置することを不要にできる。
ここで、潤滑油Oの油面の高さよりも低い位置に潤滑油導入口9aが開口していると、車両1の停止時に、潤滑油に含まれる鉄粉等が潤滑油導入口9aに流れ込んで、潤滑油導入口9aが鉄粉で塞がれてしまうおそれがある。
これにより、第2の溝部6cに流れ込んだ潤滑油が潤滑油排出口9bに流れ込むことを防止でき、潤滑油排出口9bから第2の溝部6cに潤滑油を確実に排出できる。
Claims (8)
- 潤滑油が貯留されるハウジングと、
ピニオンギヤを有するとともに軸受を介して前記ハウジングに回転自在に支持され、動力源から駆動力が伝達されるピニオンシャフトと、
前記ピニオンギヤと噛み合うように前記ハウジングの内部に設置され、前記ピニオンシャフトの回転中心軸と直交する回転中心軸回りに回転するリングギヤとを備え、
前記ハウジングが、前記軸受を保持する軸受ハウジング部を有する車両用ディファレンシャル装置であって、
前記軸受に対向する前記軸受ハウジング部の内周面に、前記軸受ハウジング部の周方向に延びる第1の溝部と前記第1の溝部と交差して前記ピニオンシャフトの回転中心軸方向に沿って延びる第2の溝部とを形成し、 前記軸受ハウジング部に、前記第1の溝部と前記軸受とによって形成される第1の空間と前記リングギヤが設置される第2の空間とを連通する連通路を形成し、
前記軸受に、前記連通路に対して前記車両の上下方向下方側に位置し、前記軸受の内部空間と前記第1の空間とを連通する潤滑油導入口を形成し、
前記第2の溝部と前記軸受とによって形成される第3の空間を前記第1の空間に連通させたことを特徴とするディファレンシャル装置。 - 前記第1の溝部は、前記車両の高さ方向において前記ピニオンシャフトの上方から前記ピニオンシャフトの回転中心軸よりも下方に延びることを特徴とする請求項1に記載のディファレンシャル装置。
- 前記軸受がユニットベアリングから構成され、 前記ユニットベアリングは、前記ピニオンシャフトの外周面に取付けられた環状のインナレースと、前記インナレースの径方向外方で前記インナレースに対向して設置され、前記軸受ハウジング部の内周面に固定される環状のアウタレースと、前記インナレースおよび前記アウタレースの間において前記ピニオンシャフトの回転中心軸方向に対向して設置された一対の転動体列とを含んで構成され、
前記潤滑油導入口は、前記インナレース、前記アウタレースおよび前記一対の転動体列に囲まれた前記内部空間に向けて開口するように、前記アウタレースに形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディファレンシャル装置。 - 前記軸受ハウジング部の内周面に、前記第1の溝部と前記第2の溝部とが交差して重なる交差部と、前記交差部よりも前記車両の高さ方向下方に延び、前記第1の溝部の下部によって構成される潤滑油貯留部とを形成し、
前記潤滑油導入口を、前記潤滑油貯留部よりも前記車両の高さ方向上方側において前記交差部に向けて開口させたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のディファレンシャル装置。 - 前記軸受を第1の軸受とした場合に、前記ハウジングに、前記リングギヤを回転自在に支持する第2の軸受を設け、
前記車両の高さ方向において前記第2の軸受の下端部と同一の高さの液面となるように前記ハウジングに潤滑油を貯留し、
前記第2の溝部を、前記車両の高さ方向において前記第2の軸受の下端部の高さ位置と前記リングギヤの回転中心軸の高さ位置との間に設置したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のディファレンシャル装置。 - 前記軸受ハウジング部は、前記ピニオンシャフトの回転中心軸方向において前記軸受と反対側の端部に開口部を有し、
前記開口部に、前記軸受ハウジング部の内周面と前記軸受とをシールするシール部材を設置し、
前記ピニオンシャフトの回転中心軸方向に対して前記シール部材側に設置される前記転動体列を第1の転動体列とし、前記ピニオンギヤ側に設置される前記転動体列を第2の転動体列とした場合に、前記軸受ハウジング部が、前記第2の転動体列と前記シール部材との間に第4の空間を有し、
前記軸受に、前記第3の空間と前記第4の空間とを連通して前記第4の空間に滞留する潤滑油を前記第3の空間に排出する潤滑油排出口を形成したことを特徴とする請求項3に記載のディファレンシャル装置。 - 前記ピニオンシャフトの回転中心軸方向において、前記潤滑油排出口を前記ピニオンギヤと反対側の前記第2の溝部の端部に形成し、
前記潤滑油排出口を、前記車両の高さ方向で前記潤滑油導入口よりも上方に設置したことを特徴とする請求項6に記載のディファレンシャル装置。 - 前記潤滑油導入口が、前記軸受の中心軸よりも前記車両の高さ方向で下方に開口し、
前記潤滑油排出口が、前記軸受の中心軸上または前記軸受の中心軸よりも前記車両の高さ方向で上方に開口することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のディファレンシャル装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2015123647A JP6520449B2 (ja) | 2015-06-19 | 2015-06-19 | ディファレンシャル装置 |
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JP2017009007A JP2017009007A (ja) | 2017-01-12 |
JP2017009007A5 JP2017009007A5 (ja) | 2018-04-19 |
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ID=57763068
Family Applications (1)
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JP2015123647A Active JP6520449B2 (ja) | 2015-06-19 | 2015-06-19 | ディファレンシャル装置 |
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- 2015-06-19 JP JP2015123647A patent/JP6520449B2/ja active Active
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