JP2017008686A - 建具の扉用ハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑性、耐久性と気密性に優れた建具の扉用ハンドル装置を提供する。
【解決手段】第1シール材10は、座板部材9を構成する内受け座11のフランジ部の内面に面接触状態で押付けられる環状板止水弾性体10であり、第2シール材50は内受け座11のフランジ部に軸方向に連設する筒状部の収納空間に固定的に嵌め込まれた環状板オイルシール50であり、環状板オイルシール50は、第1形態保持部材に保持されると共に内受け座11の内周面に密着状態に嵌合する環状嵌合部と、この環状嵌合部に連続すると共に水平軸部15bの外周面に当る外・内のリップ部分を有する弾性の環状シールリップ部と、外リップ部分と内リップ部分との間に形成された環状凹みに充填されるオイルと、環状シールリップ部と環状嵌合部との間に設けられ、環状シールリップ部を保持する第2形態保持部材とから成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、建具の扉用ハンドル装置に関する。
特許文献1の発明の課題は、扉の内側に塵埃や水などが侵入することを防ぐことで、該課題を解決する手段は、「扉1に固定された受座3と、該受座3に回動自在に支持され一端にハンドル16が、他端に止め金17がそれぞれ取り付けられたシャフト10とを具備した扉用ロックハンドルにおいて、受座3の扉1の表面と当接する鍔部4と該表面との間及び受座3の内周とシャフト10外周との間に、それぞれシール部材7,15を設けること」である。
付言すると、特許文献1は、分電盤の扉用ロックハンドルから雨水などが浸入し、電気機器の動作に支障が生ずるという問題点に鑑み、受座3の扉1の表面と当接する鍔部4と該表面との間及び受座3の内周とシャフト10外周との間にそれぞれシール部材7,15を設けるものである(符号は特許文献1のもの)。この問題点は建具の扉用ハンドル装置も同様である。
ところで、特許文献1に記載のシール部材(第1シール材)7は、環状板に形成されたパッキンであり、扉1の取付け孔3に嵌め込まれる円筒状受け座3の鍔部4の内面に押え付けられるものである。一方、受座3の内周とシャフト10外周との間に設けられたシール部材(第2シール材)15はOリングであり、前記シャフト10外周に形成した周溝12に弾性により嵌合するものである。
この特許文献1は、第1シール材7と第2シール材15の二箇所でもって扉の内側に水などが浸入しないようにした点で、気密性に優れているものの、普通一般にありふれたシール材を採用しているので、に問題があり、現在、前記第1シール材7又は第2シール材15のいずれか一方又は両方を改良し、潤滑性、耐久性等の問題点を解消すると共に、より一層気密性の向上を図ることが期待されている。この点、特許文献2も同様である。特に、建具の扉用ハンドル装置に於いて、扉の外壁面側からの気密性を図ることが普通一般的であるが、現在、扉の内壁面側の気密性を重視することも望まれている。そこで、このような問題点及び要望に応えるために本発明が出現した。
実開平6−62149号公報 実開昭60−14065号公報
本願発明の主たる目的は、特許文献1等の問題点に鑑み、潤滑性、耐久性等の問題点を解消すると共に、気密性等に優れた建具の扉用ハンドル装置を提供することである。第2の目的は、扉用ハンドル装置の扉の内壁面側の気密性を十分に図ることである。第3の目的は、内受け座の筒状部の収納空間に固定的に嵌め込まれた環状板オイルシールが軸方向に滑動しないことである。第4の目的は、オイル(グリス)を設ける箇所を複数個設け、ハンドルの水平軸部の外周面のシール効果を十分に発揮させることである。その他の目的は、第1シール材のシール効果を十分に発揮させることである。
本発明の建具の扉用ハンドル装置は、扉に固定された座板部材と、この座板部材に回動自在に支持された状態でその水平軸部が扉の取付け孔を貫通するハンドルと、前記座板部材の内面と前記扉の表面との間に設けられる第1シール材と、前記水平軸部の外周面と前記座板部材の内周面との間に設けられる第2シール材とを備える建具の扉用ハンドル装置であって、前記第1シール材(10)は、前記座板部材を構成する内受け座(11)のフランジ部(11a)の内面に面接触状態で押付けられる環状板止水弾性体であり、一方、前記第2シール材は、前記内受け座のフランジ部に軸方向に連設する筒状部(11b)の収納空間(27)に固定的に嵌め込まれた環状板オイルシール(50)であり、該環状板オイルシールは、第1形態保持部材(51)と、この第1形態保持部材に保持されると共に前記内受け座の内周面に密着状態に嵌合する環状嵌合部(52)と、この環状嵌合部に連続すると共に、前記水平軸部の外周面に当る外・内のリップ部分を有する弾性の環状シールリップ部(53)と、前記外リップ部分と内リップ部分との間に形成された環状凹み(54)に充填され得るオイル(55)と、前記環状シールリップ部と前記環状嵌合部との間に設けられ、前記環状シールリップ部を保持する第2形態保持部材(56)とから成ることを特徴とする。
また本発明の建具の扉用ハンドル装置は、扉に固定された座板部材と、この座板部材に回動自在に支持された状態でその水平軸部が扉の取付け孔を貫通するハンドルと、前記座板部材の内面と前記扉の表面との間に設けられる第1シール材と、前記水平軸部の外周面と前記座板部材の内周面との間に設けられる第2シール材とを備える建具の扉用ハンドル装置であって、前記第1シール材(10)は、前記座板部材を構成する内受け座(11)のフランジ部(11a)の内面に面接触状態で押付けられる環状板止水弾性体であり、一方、前記第2シール材(50)は、前記内受け座のフランジ部に軸方向に連設する筒状部(11b)の収納空間(27)に固定的に嵌め込まれた環状板オイルシールであり、該環状板オイルシールは、第1形態保持部材(51)と、この第1形態保持部材に保持されると共に前記内受け座の内周面に密着状態に嵌合する環状嵌合部(52)と、この環状嵌合部に連続すると共に、前記水平軸部の外周面に当る外・内のリップ部分を有する弾性の環状シールリップ部(53)と、前記外リップ部分と内リップ部分との間に形成された環状凹み(54)と、前記環状シールリップ部と前記環状嵌合部との間に設けられ、前記環状シールリップ部を保持する第2形態保持部材(56)と、オイル溜まり(57)を形成するように内受け座の筒状部及び前記水平軸部の外周面に嵌合する横向き環状凹所板体(58)から成り、少なくとも前記環状凹み又は前記オイル溜まりのいずれかにオイルを充填することができることを特徴とする。
(a)独立請求項に記載の各発明は、ハンドルの回転時、部材間の摩擦を滑らかにすることができると共に、耐久性、気密性等に優れた建具の扉用ハンドル装置を提供することができる。特に、請求項4に記載の発明は、オイル(グリス)を設ける箇所を複数個設けたので、ハンドルの水平軸部の外周面と環状板オイルシールとの摩擦をより一層滑らかにすることができる。
(b)請求項2に記載の発明は、内受け座は内面側に横向き環状凹所を有し、該横向き環状凹所に略収まるように環状板止水弾性体が嵌め込まれ、前記内受け座に外嵌合する外受け座が複数の固着具を介して外側座板部材の複数の水平取付け柱にそれぞれ螺着すると、前記環状板止水弾性体は、その垂直内側面が扉の内壁面に対して圧接状態となる。したがって、外部からの水等の浸入を確実に防止することができる。
(c)請求項3に記載の発明は、環状嵌合部の突起状先端部は、内受け座の筒状部に嵌め込まれかつ短筒状第1軸受け板21に支持されているので、環状板止水弾性体は軸方向に滑動しない。なお、短筒状第1軸受け板21は、一つの部材でありながら、水平軸部を支持する機能もある。
(d)請求項5に記載の発明は、横向き環状凹所板体50は、内受け座の筒状部の内端面と当接する環状垂直壁60と、この環状垂直壁の半径外方向の外周端部に略直交状態に連設すると共に、前記筒状部の外周面に面接触状態に外嵌合する外環状壁61と、この外環状壁に対向するように前記環状垂直壁の半径内方向の内周端部に略直交状態に連設してその突出周端部が環状シールリップ部53の第2形態保持部材で保持された側の傾斜状周端部の外面に略当接すると共に、内側ハンドルの水平軸部に密接状態に外嵌合する内環状壁62と、前記内環状壁と前記外環状壁の間の前記環状垂直壁の内面に環状に突設されかつ環状嵌合部の突起状先端部に密接状態に接触する中間環状壁63とから成るので、ハンドルの水平軸部の外周面に対して、複数個のオイル(グリス)を設ける箇所ができる。
(e)請求項6に記載の発明は、環状板型オイルシール50は外受け座7と横向き環状凹所板体58にサンドイッチ状態に挟持されているので、内外の止め具を使用しなくても、環状板型オイルシールの軸方向の滑動を防止することができる。
(f)請求項7に記載の発明は、第1シール材としての止水弾性体10Aは、扉の取付け孔3の内周面に密着状態に嵌入すると共に内受け座11の筒状部の外周面に密着する短筒部分10bと、この短筒部分の外端部に連設するとフランジ部分10aとを有し、該止水弾性体は前記扉の表面と前記フランジ部分との間にサンドイッチ状態に挟持されるので、該第1シール材のシール効果をより高めることができる。
図1乃至図6は本発明の第1実施形態を示す各説明図、図7乃至図9は本発明の第2実施形態を示す各説明図、図10及び図11は本発明の第3実施形態を示す各説明図。
第1実施形態の環境を示す概略断面説明図。 主要部の拡大概略断面説明図。 要部(内側ハンドル、軸本体、軸受け板、飾り筒)の説明図。 要部(第1・第2シール材、内受け座、内外の止め具、環状支持板、外受け座)の説明図。 要部(第1シール、内壁面、水平取付け柱)の説明図。 主要部の概略断面説明図。 第2実施形態の環境を示す概略断面説明図。 主要部の拡大概略断面説明図。 要部(オイル溜まり形成する横向き環状凹所板体)の斜視図。 第3実施形態の環境を示す概略断面説明図。 要部(第1シール材)の説明図。
図1乃至図6は本発明の第1実施形態の扉用ハンドル装置Xである。実施形態では内側の扉用ハンドル装置Xを示し、外側のハンドル装置は、外側の飾り筒と、外側ハンドルの一部のみを示し、具体的な内部構造は省略してある(図1参照)。まず、図1を参照にして環境部材を簡単に説明する。図1は縦断面の概略説明図である。この図1に於いて、1は建具の扉、1aは扉1の内壁面(表面)、一方、は扉1の外壁面(表面)である。なお、図1の仮想線は錠箱である。
前記扉1の自由端部には、扉用ハンドル装置Xを構成する内側ハンドル15と外側のハンドル装置を構成する外側ハンドル6とを連結する軸本体2用の貫通状取付け孔3が水平方向に形成されている。また前記内壁面1aには、前記貫通状取付け孔3又は実施形態如何によっては貫通状取付け孔3に連通する横向き凹所が形成されている。本実施形態では、扉1の内部は空洞なので、扉1の内壁面1a及び外壁面1bにそれぞれ取付け孔3、3が適宜に形成されている。
さらに、前記取付け孔3、3付近の上下、左右或いは斜め等の位置に固着具用の貫通孔5並びに不番の水平取付け柱用貫通孔が周方向に所定間隔を有して複数形成されている(図1では上下に一対描かれている)。
さらに、環境部材を説明すると、扉1の外壁面1b(図1の右側)には、外側ハンドル6を回転自在に支承する外側座板部材(一方の取付け座)7が固定的に設けられている。周知のように外側座板部材7は複数本の水平取付け柱8、8を有し、これらの水平取付け柱8、8の挿入内端部の不番のメネジ部には、扉用ハンドル装置Xを構成する内側座板部材(他方の取付け座)9の主な部材(第1シール材10、内受け座11、外受け座12)を扉の内壁面1aに固定する複数個の固着具13、13が螺着する。
ところで、内側ハンドル15は飾り筒14を有する内側座板部材9に回転自在に支承されるが、実施形態の内側ハンドル15は、常態では、水平状態又は垂直状態のいずれかになる把手部15aと、この把手部に略直交状態に設けられた或いは一体的に接続する水平軸部(ハンドルシンガネ)15bとから成り、前記水平軸部15bは、やや長杆状の筒状体であり、把手部15aの内部に嵌め込まれる外端面の中央部から横向き凹所4の垂直面に突き当たる内端面まで軸方向に沿って長杆状の軸本体2用の水平嵌合孔16が形成されている。
また内側ハンドル15の水平軸部15bは、例えば図3で示すように、外端面を有する小径部17と、この小径部に連続する段差状大径部18と、この段差状大径部に連続すると共に、前記内端面を有する段差状小径部19とを有している。そして、前記水平軸部15bは、フランジ部21aを有する短筒状第1軸受け板21と、この短筒状第1軸受け板21よりも外側に位置しかつ前記段差状小径部19の大径部分19aに外嵌合すると共に、外端部にフランジ22aを有する短筒状第2軸受け板22の両方に所定間隔を有して軸支されている。実施形態では、前記短筒状第1軸受け板21は第1シール材10を扉1の内壁面1aに押え付けるように該内壁面1aの取付け孔3に嵌め込まれる内受け座11の内端部にC字形状止め具23に支持された状態で固定的に配設されている。一方、短筒状第2軸受け板22は、固着具13を介して短筒状第1軸受け板21に固定された外受け座12の短筒状外端面を、そのフランジ22aで支持するように段差状小径部19の大径部分19aに外嵌合している。また図3で示すように、実施形態の飾り筒14は中心部にメネジ部14aを有するキャップ状に形成され、外受け座12のオネジ部12aに螺合する。もちろん、飾り筒14は螺合構造ではなく、周端部に複数の係合爪を有する係合構造でも良い。
そこで、図4を参照にして、本発明の特徴事項である第2シール材(環状板型オイルシール)50と共に、前述した第1シール材10、内受け座11、外受け座12等を説明する。
まず、図面右側の仮想線は扉の内壁面1aである。この内壁面1aに第1シール材10としてのゴム製又はこれに類する環状板の止水弾性体が添設される。この環状板止水弾性体10は、図5で示すように中央部に内受け座11の筒状部11bが嵌入する嵌合孔10aを有すると共に、該嵌合孔10aの同心円状に複数個の固着具13用の貫通小孔10b、10bを有している。止水弾性体10の形状・大きさ・厚さ等は任意に設計変更し得る事項であるが、実施形態では、図1で示すように、内受け座11の筒状部11bに連続するキャップ状フランジ部11aの内側に形成した横向き環状凹所25に略収まる形状・厚さに形成されている。
したがって、環状板止水弾性体10は、固着具13を締め付けると、内受け座11のキャップ状フランジ部11aの内面に面接触状態で押付けられるので、その垂直内側面が内壁面1aに対して圧接状態となる。また環状板止水弾性体10の嵌合孔10aの内径は、内受け座11の筒状部11bの外周面に対しても密着状態となるように設定されている。それ故に、扉1の内壁面1aから取付け孔3への水やガスの浸入を確実に防止することができる。
次に内受け座11の構成を説明する。11aは適宜箇所に前述した環状板止水弾性体10の貫通小孔10bと符合する複数個の固着具13用の貫通小孔26、26を有するキャップ状フランジ部で、このキャップ状フランジ部11aには軸方向に所定長の筒状部11bが連設している。前記キャップ状フランジ部11aは、前述したように環状板止水弾性体10を包むようにして内壁面1aに圧接する機能を有し、一方、前記筒状部11bは少なくとも第2シール材50を収納する収納空間27の機能を果たしている。実施形態では、前記第2シール材50は、内外一対のC字形状の止め具23、24と、前述した短筒状第1軸受け板21にサンドイッチ状態に挟持されて前記収納空間27に組み込まれている。
次に外受け座12の構成を説明する。12bは適宜箇所に前述した内受け座11の貫通小孔26と符合する複数個の固着具13用の貫通小孔29、29を有する垂直板部で、この垂直板部12bには軸方向に所定長の短筒状のオネジ部12aが連設している。
次に図4と図5を参照にして、第2シール材に相当する環状板型オイルシール50を説明する。環状板型オイルシール50は、内側ハンドル15の水平軸部15b(実施形態によっては軸本体2)の外周面から取付け孔3を通じて外側座板部材(一方の取付け座)7側へ水やガスが浸入するのを防止するために、前述した収納空間27に嵌め込まれる。
しかして、環状板型オイルシール50は、硬質合成樹脂材或いは剛性的な金属素材を用いて環状のキャップ形状に形成された第1形態保持部材51と、この第1形態保持部材51に保持されると共に前記収納空間27の内周面27aに密着状態に嵌合する環状嵌合部52と、この環状嵌合部52に連続すると共に、内側ハンドル15の水平軸部15bの外周面に当る外・内のリップ部分53a、53bを有する弾性の環状シールリップ部53と、前記外リップ部分53aと内リップ部分53bとの間の内側(水平軸部15bの外周面に対向する側)に形成された環状凹み54と、該環状凹み54に充填されるオイル(グリス)55と、前記環状シールリップ部53と前記環状嵌合部52との間に設けられ、前記環状シールリップ部53の形態を保持する弾性の第2形態保持部材56とから成る。そして、実施形態では、前述した短筒状第1軸受け板21のフランジ部21aで前記環状嵌合部52の突起状先端部52aが支持されている。
実施形態では、内受け座11は内側座板部材9を構成し、該内受け座の内面側に横向き環状凹所25を有し、該横向き環状凹所に略収まるように環状板止水弾性体10が嵌め込まれ、前記内受け座に外嵌合する外受け座12が複数の固着具を介して外側座板部材7の複数の水平取付け柱8にそれぞれ螺着すると、前記環状板止水弾性体は前記内受け座のキャップ状フランジ部11aに包まれた状態で、その垂直内側面が扉の内壁面1aに対して圧接状態となることを図面と共に説明したが、該構成を外側座板部材7に適用しても良い。また、内側ハンドル15の水平軸部15bの断面形状は、任意に設計変更し得る事項である。
次に、図7乃至図11を参照にして、本発明の他の実施形態を説明する。なお、他の実施形態の説明に当って、第1実施形態と同一の部分には同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
図7乃至図9は本発明の第2実施形態を示す各説明図である。この第2実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、第1実施形態の環状板型オイルシール50の構成部材に、さらに「オイル溜まり57を形成する横向き環状凹所板体58」を加味したものである。
この第2実施形態の環状板型オイルシール50は、内受け座11の筒状部11bの内端面と当接する環状垂直壁60と、この環状垂直壁60の半径外方向の外周端部に略直交状態に連設すると共に、前記筒状部11bの外周面に面接触状態に外嵌合する外環状壁61と、この外環状壁61に対向するように前記環状垂直壁60の半径内方向の内周端部に略直交状態に連設してその突出周端部が環状シールリップ部53の第2形態保持部材56で保持された側の傾斜状周端部の外面に略当接する、或いは若干の間隙を有すると共に、内側ハンドル15の水平軸部15bの段差状小径部19に密接状態に外嵌合する内環状壁62と、前記内環状壁62と前記外環状壁61の間の前記環状垂直壁60の内面に環状に突設されかつ環状嵌合部52の突起状先端部52aに密接状態に接触する中間環状壁63とから成る。
そして、第2実施形態では、環状凹み54又はオイル溜まり57のいずれかにオイル(グリス)55を入れても良いし、或いは環状凹み54及びオイル溜まり57の両方にオイル(グリス)55を入れても良い。オイル溜まり57にオイル(グリス)55を入れた場合には、前記オイル(グリス)55が環状シールリップ部53の第2形態保持部材56の傾斜状周端部の外面と内環状壁62の軸方向に延在する内周端部の間を通過して、水平軸部15bの段差状小径部19の外周面に至ったオイル(グリス)55aにより、扉1の内部空間に水等が浸入するのを防止することができる。なお、この第2実施形態では、第1実施形態の如く、外の止め具24は存在しない。内外の留めく具に代えて、環状板型オイルシール50は外受け座7と横向き環状凹所板体58に直接サンドイッチ状態に挟持されている。
図10及び図11は本発明の第3実施形態を示す各説明図である。この第3実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、第1シール材(止水弾性体)10Aの構造である。この第3実施形態は、一つのシール部材10Aでもって、同時に二箇所の間隙部分をシールすることを発明の課題としている。すなわち、止水弾性体10Aは、扉の取付け孔3の内周面に密着状態に嵌入すると共に内受け座11の筒状部の外周面に密着する短筒部分10bと、この短筒部分の外端部に連設するとフランジ部分10aとを有し、該止水弾性体10Aは前記扉1の表面1aと前記フランジ部分10aの内面との間にサンドイッチ状態に挟持される。このように構成すると、第1シール材(止水弾性体)10Aのシール効果をより一層高めることができる。なお、特に図示しないが、この第3実施形態の第1シール材(止水弾性体)10Aは、第2実施形態の第1シール材にも適用することができる。
本発明は、建具の扉用ハンドル装置として利用できる。
X…扉用ハンドル装置、
1…扉、1a…内壁面、1b…外壁面、
2…長杆状軸本体、
3…貫通状取付け孔、
4…横向き凹所、
5…固着具用の貫通孔、
6…外側ハンドル、
7…外側座板部材(一方の取付け座)、8…水平取付け柱、
9…内側座板部材(他方の取付け座)、
10、10A…第1シール材(環状板止水弾性体)、
11…内受け座、
12…外受け座、
13…固着具、14…飾り筒、
15…内側ハンドル、
15a…把手部
15b…水平軸部(ハンドルシンガネ)、
16…水平嵌合孔、
17…小径部、18…段差状大径部、
19…段差状小径部、
21…第1軸受け板、
22…第2軸受け板、
23、24…止め具、
25…横向き環状凹所、
27…収容空間、
28…環状支持板、28a…断面段差部、
50…第2シール材(環状板型オイルシール)、
51…第1形態保持部材、
52…環状嵌合部、52a…突起状先端部、
53…環状シールリップ部、
54…環状凹み、
55…オイル(グリス)。
56…弾性の第2形態保持部材、
58…横向き環状凹所板体。

Claims (7)

  1. 扉に固定された座板部材と、この座板部材に回動自在に支持された状態でその水平軸部が扉の取付け孔を貫通するハンドルと、前記座板部材の内面と前記扉の表面との間に設けられる第1シール材と、前記水平軸部の外周面と前記座板部材の内周面との間に設けられる第2シール材とを備える建具の扉用ハンドル装置であって、
    前記第1シール材(10)は、前記座板部材を構成する内受け座(11)のフランジ部(11a)の内面に面接触状態で押付けられる環状板止水弾性体であり、一方、前記第2シール材は、前記内受け座のフランジ部に軸方向に連設する筒状部(11b)の収納空間(27)に固定的に嵌め込まれた環状板オイルシール(50)であり、該環状板オイルシールは、第1形態保持部材(51)と、この第1形態保持部材に保持されると共に前記内受け座の内周面に密着状態に嵌合する環状嵌合部(52)と、この環状嵌合部に連続すると共に、前記水平軸部の外周面に当る外・内のリップ部分を有する弾性の環状シールリップ部(53)と、前記外リップ部分と内リップ部分との間に形成された環状凹み(54)に充填され得るオイル(55)と、前記環状シールリップ部と前記環状嵌合部との間に設けられ、前記環状シールリップ部を保持する第2形態保持部材(56)とから成る建具の扉用ハンドル装置。
  2. 請求項1に於いて、内受け座(11)は内側座板部材(9)を構成し、該内受け座の内面側に横向き環状凹所(25)を有し、該横向き環状凹所に略収まるように環状板止水弾性体(10)が嵌め込まれ、前記内受け座に外嵌合する外受け座(12)が複数の固着具を介して外側座板部材(7)の複数の水平取付け柱(8)にそれぞれ螺着すると、前記環状板止水弾性体は、その垂直内側面が扉の内壁面(1a)に対して圧接状態となることを特徴とする建具の扉用ハンドル装置。
  3. 請求項1に於いて、環状嵌合部(52)の突起状先端部(52a)は、内受け座(11)の筒状部に嵌め込まれかつ短筒状第1軸受け板(21)に支持されていることを特徴とする建具の扉用ハンドル装置。
  4. 扉に固定された座板部材と、この座板部材に回動自在に支持された状態でその水平軸部が扉の取付け孔を貫通するハンドルと、前記座板部材の内面と前記扉の表面との間に設けられる第1シール材と、前記水平軸部の外周面と前記座板部材の内周面との間に設けられる第2シール材とを備える建具の扉用ハンドル装置であって、前記第1シール材(10)は、前記座板部材を構成する内受け座(11)のフランジ部(11a)の内面に面接触状態で押付けられる環状板止水弾性体であり、一方、前記第2シール材(50)は、前記内受け座のフランジ部に軸方向に連設する筒状部(11b)の収納空間(27)に固定的に嵌め込まれた環状板オイルシールであり、該環状板オイルシールは、第1形態保持部材(51)と、この第1形態保持部材に保持されると共に前記内受け座の内周面に密着状態に嵌合する環状嵌合部(52)と、この環状嵌合部に連続すると共に、前記水平軸部の外周面に当る外・内のリップ部分を有する弾性の環状シールリップ部(53)と、前記外リップ部分と内リップ部分との間に形成された環状凹み(54)と、前記環状シールリップ部と前記環状嵌合部との間に設けられ、前記環状シールリップ部を保持する第2形態保持部材(56)と、オイル溜まり(57)を形成するように内受け座の筒状部及び前記水平軸部の外周面に嵌合する横向き環状凹所板体(58)から成り、少なくとも前記環状凹み又は前記オイル溜まりのいずれかにオイルを充填することができる建具の扉用ハンドル装置。
  5. 請求項4に於いて、横向き環状凹所板体(50)は、内受け座の筒状部の内端面と当接する環状垂直壁(60)と、この環状垂直壁の半径外方向の外周端部に略直交状態に連設すると共に、前記筒状部の外周面に面接触状態に外嵌合する外環状壁(61)と、この外環状壁に対向するように前記環状垂直壁の半径内方向の内周端部に略直交状態に連設してその突出周端部が環状シールリップ部(53)の第2形態保持部材で保持された側の傾斜状周端部の外面に略当接すると共に、内側ハンドルの水平軸部に密接状態に外嵌合する内環状壁(62)と、前記内環状壁と前記外環状壁の間の前記環状垂直壁の内面に環状に突設されかつ環状嵌合部の突起状先端部に密接状態に接触する中間環状壁(63)とから成ることを特徴とする建具の扉用ハンドル装置。
  6. 請求項4に於いて、環状板型オイルシール(50)は外受け座(7)と横向き環状凹所板体(58)にサンドイッチ状態に挟持されていることを特徴とする建具の扉用ハンドル装置。
  7. 請求項1又は請求項4に於いて、止水弾性体(10、10A)は、扉の取付け孔(3)の内周面に密着状態に嵌入すると共に内受け座(11)の筒状部の外周面に密着する短筒部分(10b)と、この短筒部分の外端部に連設するとフランジ部分(10a)とを有し、該止水弾性体は前記扉の表面と前記フランジ部分との間にサンドイッチ状態に挟持されることを特徴とする建具の扉用ハンドル装置。
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