JP2020200678A - 戸 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、室内側ハンドル内部に設けられたシール材により、室外から室内への水の浸入を防ぐ発明が記されているが、室内側ハンドル内部での被水によるシール材の経年劣化によって、止水が不確実になるおそれがあった。
本発明の戸の使用場所や用途は特に限定されるものではないが、本実施形態に係る戸は玄関用のドアであり、図2および図3に示されるように、建物の開口部に設けられた枠体と、枠体の内周を閉鎖する戸本体1とから構成される。枠体は、枠で四周に組まれている。戸本体1は、框で四周に組まれている。戸本体1の四周を組んだ框には、框の室内外側それぞれに面材11a,11bが取り付けられている。戸本体1には、図1に示されるように、戸本体1の戸先側の室内外側それぞれに、室内外のハンドル3,4が設けられている。室内外のハンドル3,4は、吊元側から手が掛けられるように、それぞれ略平板状をなしている。戸の開閉は、室内外のハンドル3,4の吊元側に手が掛けられて押し引きされる操作によって行われる。
室内側ハンドル台座31,31は、図3に示される通り、室内側ハンドル3の戸本体1側の面の上部および下部にそれぞれ設けられていて、室内側ハンドル3とネジ止めにより一体となっている。室内側ハンドル台座31の戸本体1側の面の上部および下部それぞれには、図4および図5(a)に示される通り、室外側ハンドル台座41に一体となって固定されるための、取付柱用孔310,310が設けられている。
また、室内側ハンドル台座31は、作動機構32と、作動機構側シール材33と、面材側シール材34とを有する。作動機構32は、図4および図5(a)に示される通り、室内側ハンドル台座31の内部中央に設けられており、室内側ハンドル3にプッシュプル機能をもたせるものである。作動機構側シール材33は止水性を有する材料からなり、作動機構取付孔を塞ぐためのもので、作動機構32を密封するものである。作動機構側シール材33は、図5(a)に示される通り、室内側から見て正面視略矩形状をなしており、室内側ハンドル台座31内部の作動機構32を覆うように貼付される。面材側シール材34は止水性を有する材料からなり、室内外側ハンドル台座31,41のうち、少なくとも、室内側ハンドル台座31の戸本体1側の面と、室内側面材11aとに圧着するものである。面材側シール材34は、図5(b)に示される通り、室内側から見て正面視略矩形状をなす。面材側シール材34は、上部および下部それぞれに貫通孔である取付柱用口340,340を有する。面材側シール材34の取付柱用口340,340は、それぞれ室内側ハンドル台座31の取付柱用孔310,310と位置が合致する。面材側シール材34の貼付により、室内側ハンドル台座31の戸本体1側の面のうち、取付柱用孔310以外の面が覆われる。すなわち、作動機構側シール材33は面材側シール材34で覆われる。
取付柱2,2の室内側端部は、室内側ハンドル台座31の取付柱用孔310,310および面材側シール材34の取付柱用口340,340に挿通され、室内側ハンドル台座31内部に呑み込まれている。室外側ハンドル台座41の取付柱2,2の室内側端部は、室内側ハンドル台座31内部で、ネジ21,21によりネジ止めされる。ネジ21,21のネジ止めにより、室内側ハンドル台座31は室外側ハンドル台座41に固定される。ネジ21,21には、図1および図4に示される通り、樹脂製のシールワッシャー22,22が、ネジ21と取付柱用孔310との隙間を塞ぐように、それぞれ取り付けられている。すなわち、ネジ21と取付柱2とのあいだの空間は、シールワッシャー22により塞がれている。室外側ハンドル台座41,41の上方には、図2に示される通り、シリンダー錠5,5がそれぞれ固定されている。
シリンダー錠5は、室内側面材11a側に配置される室内側サムターン台座部51aと、室外側面材11b側に配置される室外側錠孔部51bとを一体に有する。シリンダー錠5は、室内側サムターン台座部51aもしくは室外側錠孔部51bの操作によって施解錠され、戸の開閉が制限される。
さらに、シリンダー錠5,5は、室外側面材11b側に配置される室外側錠孔部51b,51bと、室内側面材11a側に配置される室内側サムターン台座部51a,51aとを一体に有しており、シリンダー錠5,5で室内外が連通されているが、本実施形態の戸によれば、シリンダー錠5,5は室外側ハンドル台座51,51よりも上方位置に固定されているので、風水害等によって室外側ハンドル台座41まで水位が高まったとしても、シリンダー錠5,5を通じた室内への水が浸入することがなく、止水性に優れる。
11b 室外側面材
2 取付柱
31 室内側ハンドル台座
41 室外側ハンドル台座
5 シリンダー錠
51a 室内側サムターン台座部
51b 室外側錠孔部
Claims (2)
- 室内外の面材と、室内外のハンドル台座とを備え、室外側ハンドル台座は、室外側面材側に配置されており、室内側ハンドル台座は、室内側面材側に配置され、室外側ハンドル台座の取付柱に固定されるものであり、室外側ハンドル台座から室内側ハンドル台座への、取付柱を伝う水の浸入を遮断してあることを特徴とする戸。
- 室内外の面材と、室内外のハンドル台座と、シリンダー錠とを備え、室外側ハンドル台座は、室外側面材側に配置されており、室内側ハンドル台座は、室外側ハンドル台座の取付柱に固定され、室外側ハンドル台座から室内側ハンドル台座への取付柱を伝う水の浸入を遮断して、室内側面材側に配置されており、シリンダー錠は、室外側面材側に配置される室外側錠孔部と、室内側面材側に配置される室内側サムターン台座部とを一体に有するものであり、室外側ハンドル台座よりも上方位置に固定されていることを特徴とする戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019108557A JP7225035B2 (ja) | 2019-06-11 | 2019-06-11 | 戸 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020200678A true JP2020200678A (ja) | 2020-12-17 |
JP7225035B2 JP7225035B2 (ja) | 2023-02-20 |
Family
ID=73742558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019108557A Active JP7225035B2 (ja) | 2019-06-11 | 2019-06-11 | 戸 |
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-
2019
- 2019-06-11 JP JP2019108557A patent/JP7225035B2/ja active Active
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