JP2017008466A - 防護服 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単に脱げて顔出し窓から防護服内への放射性物質等の侵入を抑制することができる防護服を提供することを目的とする。
【解決手段】 着用者の胸,腹及び腰を収容する胴筒と脚を収容する脚筒と腕を収容する腕筒と頭を収容する顔出し窓を有するフードとを一体に形成し、ファスナの開閉により着脱を行う開閉部を設ける。開閉部は、腕筒又は胴筒からフードの少なくとも顔出し窓の脇に至るように形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原子力施設内のような放射線管理区域内などで作業する作業員、或は、半導体製造や食品製造などのような塵芥を嫌う作業場での作業員や農薬の散布作業に従事する作業員などが着用するのに好適なつなぎ服である防護服に関するものである。
従来から例えば原子力施設内や放射線管理区域内などでは、補修、点検或いは清掃のために原子炉の周辺設備に作業者が近づく必要がある場合、作業中に生ずる放射性物質による身体への汚染ないし被ばくを防ぐために、作業者は防護服を着用している。この防護服としては、着用者の胸,腹及び腰を収容する胴筒と脚を収容する脚筒と腕を収容する腕筒と頭を収容する顔出し窓を有するフードとを一体に形成し、ファスナの開閉により着脱を行う開閉部を設けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−55813号公報
ところで、前記の防護服では、開閉部が胴筒の腰部位の前面側中央部からフードの顔出し窓まで設けられており、胴筒の腰部位からフードの顔出し窓までをファスナにより開口して着脱特に脱衣を簡単に行えるようにしている。しなしながら、顔に防護マスクを装着した状態で防護服を着てから、ガムテープ等の粘着シートで顔出し窓の全周を防護マスクに接着して顔出し窓から放射性物質が防護服内に侵入するのを防止するが、ファスナ(開閉部)が顔出し窓に繋がっていると、ファスナ及びその近傍の粘着シートへの接着が他の箇所に比べて接着性が悪い。防護服を着た状態で体を動かすと、特に顔の顎は他の箇所に比べて前後に動く範囲が大きく顎が動くと、接着性が悪い箇所が動くので、その箇所から粘着シートが剥がれることもあり得る。
そこで、本発明は、簡単に脱げて顔出し窓から防護服内への放射性物質等の侵入を抑制することができる防護服を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明に係る防護服は、着用者の胸,腹及び腰を収容する胴筒と腕を収容する腕筒と脚を収容する脚筒と頭を収容する顔出し窓を有するフードとを一体に形成し、ファスナの開閉により着脱を行う開閉部を設けた防護服において、前記開閉部は、前記腕筒又は胴筒から前記フードの少なくとも顔出し窓の脇に至るように形成されていることを特徴とする。
このように、開閉部を、腕筒又は胴筒からフードの顔出し窓の脇に至るように形成することで、開閉部を開口したとき大きな開口部となるので、簡単に脱げ易い。また、ファスナ(開閉部)は、顔出し窓に繋がってないので、ガムテープ等の粘着シートで顔出し窓の縁部を防護マスクに接着した際に粘着シートが縁部から剥がれ易くなる箇所がない。その結果、顔出し窓から防護服内への放射性物質等の侵入を抑制することができる
この場合において、開閉部を、一方の腕筒から前記フードの一方の側部、頂部、他方の側部を通って他方の腕筒に至るように形成してもよいし、胴筒の前面側の腰部位から顔出し窓の一方の脇、上方を当該窓の上半部に沿って円弧状に通って窓の他方の脇に至るように形成してもよいし、また、胴筒の前面側の腰部位の左右の一方から前記顔出し窓の一方の脇、上方、他方の脇を当該窓の上半部に沿って円弧状に通って前記腰部位の左右の他方に至るように形成してもよい。この場合、胴筒の背面側からフードの後頭部位を通って顔出し窓の上方で開閉部に連結される後方開閉部を設けることができる。
また、フードの顔出し窓の一部に、着用者の装着する防護マスクに仮止めする粘着シートを取り付けてもよい。フードの顔出し窓の縁部に、当該顔出し窓の大きさを可変にする伸縮性部材を取り付けることができる。さらに、腕筒の手首部位の近傍に透光部を設けて、着用者の手首近傍を外部から視認できるようにしてもよい。また、胴筒の胸部の裏面にポケットを設け、当該胸部の前面側から前記ポケットに通じる出入口を形成することができる。出入口をスリット状に形成し、出入口に被さるフラップを設けることができる。さらに、腕筒の先端に、指通し用の指通しリング部を設けてもよい。また、少なくとも胴筒のファスナの裏面に、補強帯体を取り付けてもよい。さらに、防護服を不透光性材料で形成し、胸部位に窓状透光部を設けることができる。
本発明によれば、簡単に脱げて顔出し窓から防護服内への放射性物質等の侵入を抑制することができる防護服が得られる。
本発明に係る第1の防護服の一例を示した正面図である。 本発明に係る第1の防護服の一例を示した側面図である。 本発明に係る第2の防護服の一例を示した正面図である。 本発明に係る第3の防護服の一例を示した正面図である。 本発明に係る第4の防護服の一例を示した図で、(a)は正面図、(b)は背面図である。
以下、本発明に係る防護服の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1に示すように、本発明に係る第1の防護服1(以下、単に「防護服1」ということがある。)は、例えば、放射線管理区域内などで作業する作業者が着用するものである。防護服1は、着用者の胸、腹及び腰を包む胴筒2と、腕を包む左右の腕筒3(袖3ともいう)と、脚を包む左右の脚筒4と、頭を包むフード5とを一体に形成し、ファスナ8の開閉により着脱を行う開閉部7を設けたものである。防護服1の素材は、通常の布製や不織布製であるが、吸湿性繊維や非吸湿性繊維などの多層構造布や多層構造の不織布、その他の構造の布地などを用いることができる。防護服1は、服全体は白色など、任意の色を選択した不透光性材料で形成することができる。
胴筒2の前身頃の胸部位の中央には、窓状透光部11が設けられていることが好ましい。窓状透光部11は、着用者の胸を外部から視認できるようにするもの、例えば、着用者の胸に入れた警報付ポケット線量計(APD)等を外部から視認できるようにしたものである。窓状透光部11は、例えば、胸部位に矩形状の開口部を設け、この開口部を透光性を有する透光性素材で塞いで形成してもよい。透光性素材は、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂(EVA樹脂)やポリエステル樹脂等をシート状に形成したもの等である。透光性素材は、開口部を形成する開口端部に縫合、接着、溶着等により取り付けられて開口部が塞がれている。
胴筒2の胸部位の窓状透光部11の例えば左側の裏面には、例えば四角形のポケット素材の上辺を除く3辺が取り付けられてポケット12が形成されている。胸部位の裏面に取り付けられていないポケット12の上辺がその裏面からのポケット12の裏面側の出入口となる。胸部位には、裏面側の出入口に対応する箇所又はその近傍にその出入口と平行に延びるスリットが形成されており、このスリットが胸部位の前面側からポケットへの出し入れを行える表面側の出入口13として形成されている。胸部位の表面には、表面側の出入口13を覆うすなわちカバーするフラップ14が取り付けられている。
腕筒3における袖口32にリング状にゴム紐などの伸縮性部材を取り付けて、この袖口32を狭窄して伸縮可能に形成している。脚筒4の裾口42にリング状にゴム紐などの伸縮性部材を取り付けて、この裾口42を狭窄して伸縮可能に形成している。
また、左右の腕筒3の一方又は両方の袖口32には、指通し用の指通しリング部18を設けるようにしてもよい。このように、指通しリング部18を設けることで、防護服1を着る際の腕筒3のめくれを防止することが可能となる。
左右の腕筒3の手首部位の近傍である先端上方側には、透光部15が設けられていることが好ましい。透光部15は、着用者の前腕の手首近傍を外部から視認できるようにするもの、すなわち、着用者の前腕の手首近傍に付けた腕時計等を外部から視認できるようにしたものである。透光部15は、例えば、窓状透光部11と同様に形成してもよい。すなわち、腕筒3の先端側に開口部を設け、この開口部を透光性素材で塞いで形成してもよい。なお、透光部15を腕筒3の前腕部位の先端側の周方向の全体に設けてもよい。
フード5の前面側の中央部には、顔出し用に開口した顔出し窓6が設けられている。顔出し窓6は、着用者の防護マスクの目や鼻等の一部を突出させ得る形状、例えば、下部が直線でそれ以外が曲線の略円状、略楕円状等に形成されている。
顔出し窓6の縁部には、ゴム紐などの伸縮性部材61を取り付けて、この顔出し窓6の大きさを可変に形成することが好ましい。伸縮性部材61の取付箇所は、顔出し窓6の全周であってもよいが、予め粘着シート16を取り付ける場合には粘着シート取付箇所以外の箇所であることが好ましい。伸縮性部材61の取付箇所は、例えば、下部の直線以外の曲線部である。
フード5の顔出し窓6には、着用者の防護マスクに仮止めする粘着シート16が取り付けられている。粘着シート16としては、顔出し窓6を防護マスクに仮止めすることができれば特に限定されず、例えば、ガムテープ等でもよい。粘着シート16は、一部がフード5の顔出し窓6の表面に貼り付けられ、残りが顔出し窓6に延出している。この延出部の粘着部には、離型紙が貼られており、離型紙を剥がし延出部を防護マスクに貼り付けることで、顔出し窓6を防護マスクに仮止めすることが可能となる。粘着シート16の取付箇所は、顔出し窓6の全周であってもよいが、その一部でもよく、また、1箇所でも2箇所以上でもよい。粘着シート16の取付箇所は、伸縮性部材61を取り付ける場合には伸縮性部材取付箇所以外の箇所であることが好ましく、例えば、下部の直線部である。顔出し窓6を防護マスクに仮止めした後に、ガムテープ等のシート状の粘着部材で顔出し窓6の全周を防護マスクに貼り付けて、防護マスクと顔出し窓6との間を密閉することになる。なお、粘着シート16は、防護マスクと顔出し窓6との間を密閉する粘着部材の一部として使用してもよい。
開閉部7は、ファスナ8の開閉により防護服1の着脱を行うものであり、腕筒3又は胴筒2からフード5の少なくとも顔出し窓6の脇に至るように形成されている。すなわち、開閉部7の形成箇所は、腕筒3又は胴筒2からフード5の顔出し窓6の一方の脇までで、好ましくは、腕筒3又は胴筒2からフード5の顔出し窓6の上方まで、より好ましくは、腕筒3又は胴筒2から一方の脇、上方、上半部を囲んで他方の脇までである。このように、開閉部7が腕筒3又は胴筒2からフード5の少なくとも顔出し窓6の脇に至るように形成されていることで、開閉部7を開口したとき開口部が大きいので、防護服1の着脱特に脱衣を簡単に行えることになる。開閉部7は、具体的には例えば、一方の腕筒3からフード5の一方の側部、頂部、他方の側部を通って他方の腕筒3に至るように形成されていることが好ましい。この場合、開閉部7の両端は、腕筒3であれば特に限定されないが、肘部位より前方であることが好ましく、例えば、図1に示すように、腕筒3の先端である袖口32であってもよい。開閉部7の両端が肘部位より前方であると、肘が防護服1の腕筒3から簡単に抜けるので、防護服1を簡単に脱ぐことが可能となる。
ファスナ8としては、特に限定されず、例えば、プラスチック製などのスライドファスナ等が用いられる。ファスナ8は、咬合子と咬合子をお互いに咬合分離するスライダー81を備えるものである。開閉部7が両肩部位からフード5の両側部を通って当該フード5の頂部で繋がるように形成されている場合、スライダー81は、1つでも2つでもよく、本実施形態では2つの場合について説明する。なお、開閉部7として、さらに胴筒2の背面側例えば腰部位からフード5の後頭部位を通って顔出し窓6の上方である頂部で前記の開閉部7に連結される後方開閉部9を設けて構成するようにしてもよい。また、腕筒3、胴筒2、フード5のファスナ8の裏面に、比翼のような補強帯体17を取り付けるようにしてもよい。補強帯体17は、スライダー81(ファスナ8)の開閉を円滑に行えるようにするものであり、スライダー81(ファスナ8)の開閉を円滑に行えるならば素材は特に限定されない。補強帯体17の幅は、特に限定されず、例えば、7cmである。補強帯体17の取付箇所は、ファスナ8の裏面であれば特に限定されないが、腕筒3や胴筒2には少なくとも取り付けられていることが好ましく(図3、図4参照)、さらに、フード5にも取り付けるようにしてもよい(図5参照。)。
本発明に係る防護服1の着用は、2つのスライダー81をフード5の頂部からそれぞれ腕筒3の先端の袖口32までスライドさせて押し下げフード5を前後に2つ割りにして開閉部7を大きく開く。この開閉部7から左右の脚を左右の脚筒4に順に入れ、スライダー81を引き上げながら両腕を左右の腕筒3に通してから、フード5を頭に被るとともに、スライダー81をフード5の頂部に移動させる。このとき、着用者は、防護服1を着る前に予め防護マスクを装着しておくため、フード5を頭に被ってから、着用者は防護マスクの目や鼻等の一部を顔出し窓6から突出させ、防護マスクに対する顔出し窓6の位置を調節し、粘着シート16で防護マスクに顔出し窓6を仮止めする。仮止め後、ガムテープ等のシート状の粘着部材で顔出し窓6の全周を防護マスクに貼り付けて、防護マスクと顔出し窓6との間を密閉する。これにより、防護服1の着用が完了する。
このとき、顔出し窓6の縁部に伸縮性部材61が取り付けられていると、顔出し窓6の大きさが可変するので、防護マスクの大きさや種類等が異なっても防護マスクの位置の調節を容易に確実に行える。また、顔出し窓6に仮止め用の粘着シート16が取り付けられていることで、粘着部材で顔出し窓6の全周を防護マスクに貼り付ける際に、防護マスクに対する顔出し窓6の位置がずれ難いので、防護マスクと顔出し窓6との間を確実に密閉することができる。これにより、顔出し窓6から放射性物質が防護服1内に侵入するのが防止される。
防護服1を脱ぐには、2つのスライダー81をフード5の頂部から腕筒3の先端の袖口32までスライドさせて押し下げる。これにより、防護服1はフード5の頂部から腕筒3の先端にかけて前後にフード5が2つに割れるので、防護服1を容易に脱ぐことができる。このとき、粘着部材及び粘着シート16は、2つのスライダー81を頂部からスライドさせる前に防護マスクから剥がしてもよいし、粘着部材及び粘着シート16を防護マスクに貼り付けた状態で防護服1を脱ぎながら防護マスクを顔から取り外しても良い。このように、防護服1を脱ぐ際に、防護服1の表面に接触する機会が減るので、汚染される機会を減らせることが可能となる。また、ファスナ8すなわちスライダー81が防護服1の両側部に取り付けられているので、一人でスライダー81をスライドさせることができる。すなわち、一人で防護服1を脱ぐことができる。
ファスナ8(開閉部7)は、顔出し窓6に繋がってないので、ガムテープ等の粘着部材や粘着シート16で顔出し窓6を防護マスクに密閉する際に粘着部材や粘着シート16が顔出し窓6から剥がれ易くなる箇所がない。その結果、顔出し窓6から防護服1内への放射性物質等の侵入を抑制することができる。
したがって、本発明に係る防護服1は、開閉部7を腕筒3又は胴筒2からフード5の顔出し窓6の脇に至るように形成されていることで、簡単に脱げて顔出し窓6から防護服1内への放射性物質等の侵入を抑制することができる。特に開閉部7が腕筒3の先端の袖口32からフード5の両側部を通って当該フード5の頂部で繋がるように形成されていることで、フード5が前後に2つに割れるので、防護服1を脱ぐ際にフード5が頭から簡単に確実に脱げるので、防護服1内への放射性物質等の侵入をより一層抑制することができる。
腕筒3の手首部位の近傍に透光部15を設けることで、腕筒3をめくり上げることなく、時計や着用者の前腕の手首近傍に装着した機械、機器等を視認することができ、防護服1内への放射性物質等の侵入を防止することができる。
胴筒2の胸部位の中央に窓状透光部11が設けられていることで、着用者の胸に入れた警報付ポケット線量計(APD)等を外部から視認することができる。また、胴筒2の胸部位の裏面にポケット12を設け、当該胴筒2の胸部の前面側に表面からポケット12に通じる出入口13を形成したことで、ポケット12に入れたスマートフォンなどの通信機等を開閉部7をあけることなく取り出すことが可能となる。その結果、開閉部7をあけて線量計等を取り出す場合に比して放射性物質による身体への汚染を抑えることができる。このとき、胴筒2の胸部の前面側の表面に、出入口13に被さるフラップ14を設けることで、放射性物質による身体への汚染を一層抑えることができる。
図3〜図5は、本発明に係る第2、第3、第4の防護服の一例を示した図である。第2、第3、第4の防護服は、第1の防護服1の開閉部7の形成箇所の他の例を示すものである。開閉部7以外の部材等は第1の防護服1と同一であるので同一符号を付しその説明を省略する。開閉部7は、第1の防護服1では、図1に示すように、腕筒3の先端の袖口32からフード5の両側部を通って当該フード5の頂部で繋がるように形成したが、これに限定されず、図3に示すように、胴筒2の前面側の腰部位の一方の側部寄り例えば左側部より顔出し窓6の左側の脇、上方を当該窓6の上半部に沿って円弧状に通って窓6の右側の脇に至るように形成してもよいし(第2の防護服20)、図4に示すように、胴筒2の前面側の腰部位の左右の一方から顔出し窓6の一方の脇、上方、他方の脇を当該窓6の上半部に沿って円弧状に通って腰部位の左右の他方に至るように、すなわち、胴筒2の前面側の腰部位の左右の側部寄りからフード5の顔出し窓6の両側を通ってフード5の頂部で繋がるように形成してもよい(第3の防護服30)。この場合、第2の防護服20のファスナ8のスライダー81は、2つでもよいが1つであることが好ましい。第3の防護服30のファスナ8のスライダー81は、2つであることが好ましい。なお、第2の防護服20における開閉部7の下方側の端部は、腰部位より下方に形成されていてもよい。また、第3の防護服30における開閉部7の両端部は、腰部位より下方に形成されていてもよい。
このように構成することで、第2、第3の防護服20,30は、防護服20,30を脱ぐには、スライダー81を胴筒2の腰部位にスライドさせて押し下げることで、防護服20,30は顔出し窓6より上方で略2つに割れるので、防護服20,30を容易に脱ぐことができ、第1の防護服1と略同様の作用効果を奏する。
第4の防護服の開閉部7は、第3の防護服の開閉部7に後方開閉部9を設けたものである。すなわち、第4の防護服の開閉部7は、図5に示すように、胴筒2の前面側の腰部位の左右の側部寄りからフード5の顔出し窓6の両側を通ってフード5の頂部で繋がるように形成し、かつ、胴筒2の背面側の腰部位の中央からフード5の後頭部位を通って顔出し窓6の上方で前記開閉部7に連結される後方開閉部9を設けたものである。このように構成することで、第4の防護服40は、防護服40を脱ぐには、スライダー81を胴筒2の腰部位にスライドさせて押し下げることで、防護服40は顔出し窓6より上方で略2つに割れる。さらに、後方開閉部9のファスナ90のスライダー91を胴筒2の腰部位にスライドさせて押し下げることで、防護服は顔出し窓6より上方で略3つに割れる。これにより、防護服40を容易に脱ぐことができ、第1の防護服1と略同様の作用効果を奏する。
1 第1の防護服
2 胴筒
3 腕筒
4 脚筒
5 フード
6 顔出し窓
7 開閉部
8 ファスナ
9 後方開閉部
11 窓状透光部
12 ポケット
13 出入口
14 フラップ
15 透光部
16 粘着シート
17 補強帯体
18 リング部
20 第2の防護服
30 第3の防護服
40 第4の防護服
61 伸縮性部材

Claims (13)

  1. 着用者の胸,腹及び腰を収容する胴筒と腕を収容する腕筒と脚を収容する脚筒と頭を収容する顔出し窓を有するフードとを一体に形成し、ファスナの開閉により着脱を行う開閉部を設けた防護服において、
    前記開閉部は、前記腕筒又は胴筒から前記フードの少なくとも顔出し窓の脇に至るように形成されていることを特徴とする防護服。
  2. 前記開閉部は、一方の腕筒から前記フードの一方の側部、頂部、他方の側部を通って他方の腕筒に至るように形成されている請求項1に記載の防護服。
  3. 前記開閉部は、前記胴筒の前面側の腰部位から前記顔出し窓の一方の脇、上方を当該窓の上半部に沿って円弧状に通って窓の他方の脇に至るように形成されている請求項1に記載の防護服。
  4. 前記開閉部は、前記胴筒の前面側の腰部位の左右の一方から前記顔出し窓の一方の脇、上方、他方の脇を当該窓の上半部に沿って円弧状に通って前記腰部位の左右の他方に至るように形成されている請求項1に記載の防護服。
  5. 前記胴筒の背面側から前記フードの後頭部位を通って顔出し窓の上方で前記開閉部に連結される後方開閉部が設けられている請求項2〜4のいずれか1項に記載の防護服。
  6. 前記フードの顔出し窓の一部には、着用者の装着する防護マスクに仮止めする粘着シートが取り付けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載の防護服。
  7. 前記フードの顔出し窓の縁部に、当該顔出し窓の大きさを可変にする伸縮性部材を取り付けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の防護服。
  8. 前記腕筒の手首部位の近傍に透光部を設けて、着用者の手首近傍を外部から視認できるようにした請求項1〜7のいずれか1項に記載の防護服。
  9. 前記胴筒の胸部の裏面にポケットを設け、当該胸部の前面側から前記ポケットに通じる出入口を形成した請求項1〜8のいずれか1項に記載の防護服。
  10. 前記出入口は、スリット状に形成され、前記出入口に被さるフラップを設けた請求項9に記載の防護服。
  11. 前記腕筒の先端に、指通し用の指通しリング部を設けた請求項1〜10のいずれか1項に記載の防護服。
  12. 少なくとも胴筒におけるファスナの裏面に、補強帯体を取り付けた請求項1〜11のいずれか1項に記載の防護服。
  13. 前記防護服は、不透光性材料で形成され、胸部位に窓状透光部を設けた請求項1〜12のいずれか1項に記載の防護服。
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