JP3204407U - 着脱し易い防護服 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下つなぎ服タイプの防護服において、着脱のための開閉部分を形成するためのファスナを、一人で開閉しやすく、かつ、防護服の着脱も行いやすい形態で設けた着脱し易い防護服を提供する。【解決手段】つなぎ服タイプの防護服Dにおいて、着脱用のファスナ5を、当該防護服の頸部近傍Neを通り左右の肩近傍に及ぶ範囲で横方向に設け、前記ファスナを開けると、前記左右の肩近傍を含む横方向の範囲に着脱用の開口部が現われるようにした。【選択図】図1

Description

本考案は、原子力発電所などの放射線管理区域内等で使用して有用な主として放射線を対象とした上下つなぎ服タイプの防護服に関する。
従来から上下つなぎ服タイプの防護服については、数多くの提案がなされ、実用に供されているものも多い。
従来の防護服は、例えば放射線から着用者を防護する目的で着用されるものであるから、フード付の上下つなぎ服タイプの形態である。
上記防護服では、当該服を着脱するための開閉部分が、通常上衣の前面中央に、腹部からフードの顔出し窓に至る区間に縦向きにスライドファスナを設けて形成され、前記スライドファスナを開閉してこの防護服の着脱が行われる。
しかし、従来の防護服は、作業後に脱ぐとき、フードを頭から外し上衣の正面に上下方向に設けられたラインファスナを開けて現れる開口部を左右に拡げなければ、腕を袖から抜くことが出来ず、脱ぎにくい面があった。
また、着用時にも、前記ファスナを開けて開口部を左右に拡げてからでないと、ズボン状の下衣の脚筒に脚を挿入できないため、着用にも手間と時間がかかっていた。
ところで、上下つなぎ服タイプの防護服においては、上衣の前面略中央部に、例えば警報付きポケット線量計(APD)などの器材,機器等を外部から見える形で収容するための透明なポケットを設けた防護服(特許文献1参照)が使用されるようになった。
然しながら、防護服の上衣の前面略中央に前記ポケットのような構造が設けられると、この部位に設けていた着脱のためのラインファスナが邪魔になるため、前記ファスナの位置を変更する必要が生じた。
防護服の着脱用のファスナの設置位置を変更した形態に関しては、本考案の考案者が先にいくつかの提案をしている(特許文献2参照)。
本考案者が先に提案している防護服の変更したファスナ位置では、前記透明ポケットとの干渉は回避できるが、一人でファスナが開閉できなかったり開閉し難い等のいまだ解決すべき課題のあることが判っている。ファスナを開閉できなかったり開閉しにくいと、作業後に防護服を脱ぐとき、汚染された手袋で防護服の内部をつい触ってしまい、汚染が拡大するという問題が指摘されている。
登録実用新案公報第3183170号 登録実用新案公報第3180634号
そこで本考案が解決しようとする課題は、上下つなぎ服タイプの防護服において、着脱のための開閉部分を形成するためのファスナを、一人で開閉しやすく、かつ、防護服の着脱も行いやすい形態で設けた防護服を提供することである。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案防護服の構成は、つなぎ服タイプの防護服において、着脱用のファスナを、当該防護服の頸部近傍を通り左右の肩近傍に及ぶ範囲で横方向に略直線状に設け、前記ファスナを開けると、前記左右の肩近傍を含む横方向の範囲に着脱用の開口部が現れることを特徴とするものである。
本考案防護服は上記構成において、着脱用のファスナをフードの前面がある側(又は前肩側)に設けるか、又は、フードの後面がある側(又は後肩側)のいずれの側に設けるかは任意である。
さらには、前記ファスナは、フードの前面がある側を通るものは両肩近傍を通ってフード後面がある側に到る形態の略環状に設けたり、或は、フード後面がある側を通るものは両肩近傍を通ってフード前面がある側に到る形態の略環状に設けることもある。
上記ファスナの配置パターンにおける略環状には、ファスナの始端部と終端部とが当接対向した略環状パターンから、ファスナの始端部と終端部の間にファスナ未設置部が存在する略環状パターンまでの環状パターンを含むものとする。ファスナの始端部と終端部を当接対向させた略環状パターンでは、ファスナを境にして上方側と下方側とが分離できる形態と分離できない形態とを選択することが出来る。
また、上記のファスナー配置の略環状パターンには、防護服の前後面に関して防護服を側面視斜めに横断する線上にファスナが位置する配置パターンがある。
なお、ファスナを配置する高さ方向位置は、前記防護服における上衣の両肩近傍を含む頸部近傍から当該上衣の腋下近傍の範囲内で選択することが出来る。
本考案防護服は、通常上衣と一体のフードを具備するものであるが、フードを備えないタイプにも本考案は適用できる。また、防護服の材質は、天然繊維、又は、化学繊維、若しくはこれらの混紡繊維による織布,編布,不織布、ビニール等の柔軟シート材など、いずれの材料で製されたものにも適用できる。
さらに本考案防護服におけるファスナの設置位置を、頸部近傍で両肩を含む範囲に横方向に設けると、上衣の正面略中央に警報付きポケット線量計を収容する透明ポケットを設けた防護服に、本考案を効果的に適用することができる。
本考案は、つなぎ服タイプの防護服において、着脱用のファスナを、当該防護服の頸部近傍を通り左右の肩近傍に及ぶ範囲で横方向に略直線状に設け、前記ファスナを開けると、前記左右の肩近傍を含む横方向の範囲に着脱用の開口部が現われるようにしたから、つなぎ服タイプの防護服の着脱が容易になる。また、上衣の正面略中央に透明ポケットを設けたために着脱用のファスナを該上衣の正面上下方向に設けることができない場合の着脱用ファスナの設置位置として極めて好適である。
本考案防護服の一例の正面図。 図1の防護服の背面図。 図1の防護服のファスナを開けて前記ファスナより上部を後方へ倒した状態の右側面図。
図1〜図3において、Dは本考案の一例を適用した防護服で、ここではフード3を有する上衣1と、当該上衣1と公知の上下つなぎ服と同じ形態で繋がったズボン状の下衣2を備えたものである。なお、本考案において、防護服Dは、一般のつなぎ服タイプの作業服も含む概念である。
公知の上下つなぎ服タイプの防護服では、着脱用の開閉部が、上衣1の正面側に、フード3の顔出し窓4から上衣1と下衣2の境界近傍、例えば腰部までの区間に、縦向きのラインファスナ(図示せず)を設けることにより形成されていた。
この点、本考案防護服Dでは、その防護服Dを着脱するための開閉部を、一例として図示したように、頸部近傍Ne乃至該近傍から少し下方に、横向きで両肩部Sr,Slの外側乃至は少し両肩部Sr,Slの背面側に回った範囲に、スライダ5aを有するラインファスナ5を設けて形成した。ここで、6は背中側Baにおけるファスナ5の未設置部である。
本考案のファスナ5は、線状に並んだ咬合子(務歯)がスライダのスライド動作で噛合離脱するラインファスナ、或は、断面略凹凸状の線状雌雄部材がスライダで噛合離脱するラインファスナを用いるが、ラインファスナの形態はこれに限られるものではない。本考案で用いるファスナ5には面ファスナを線状に形成したものもある。
図示した防護服Dにおいて、11,12左右の袖、21,22は、下衣2における左右の脚筒である。
また図示した防護服Dでは、次に述べる構成を備えたものであるが、本考案を適用する防護服Dは、そのような構成を具備しないものであってもよい。
図示した防護服Dにおいて、7はフード3の顔出し窓4の下部に設けた離型紙付きの粘着シートで、防護服Dの着用者が顔面に装着する防護マスク(図示せず)の外面と顔出し窓4の縁との間を隙間なく結合するためのものである。粘着シート7には前記顔出し窓4の全周に並べた態様で設けたものや、幅広の粘着テープ状のシート材を顔出し窓4に沿って環状に設けたものもある。
8は上衣1の胸部のほぼ中央部に設けた略四角形の透光窓で、防護服Dの内部に装備する例えば警報付きポケット線量計(APD)などの装着状態を外部から視認するためのものである。前記透光窓8はEVA樹脂やPEs樹脂の透明シートで形成し、内面側がポケット状の収納部になっている。透光窓8の形状は図示したものは一例で、横長形状や縦長形状もありうる。9は前記透光窓8の横で防護服Dの内部側に設けたフラップ9a付きのポケットであり、着用者の携帯電話等を収容するための収納部である。フラップ9aは放射線がポケット9の開口部9bから防護服Dの内部に進入するのを抑止するために設けている。ポケット9も透光部8の横以外の場所や袖や脚筒などの部位に設けることもある。
11a,12aは上衣1の両袖11,12の袖口近傍に設けた透光窓で、上記透光窓8とほぼ同じ構成であるが、内面側にポケットは備えない。この透光窓11a,12aは、防護服Dの着用者が手首に装着した腕時計等を外部から見るための窓である。
11b,12bは袖口に形成した絞り部、21a,22aは脚筒21,22の裾に形成した絞り部で、両絞り部とも放射線が防護服Dの内部に袖口や裾から進入するのを防ぐと共に、着用した作業時等に袖や脚筒が勝手に捲れ上がるのを防ぐためのものである。
図示した本考案防護服Dは、この服Dを着脱するために開閉される部分を、当該防護服Dの両肩部Sr,Slを含む頸部近傍Neに横向き(水平方向)に配置したラインファスナ5によって形成したから、図3に模式的に示したように前記ファスナ5を開けて開口部を拡げた状態で上衣1のファスナ5より上方を後方へ倒す。
この状態で拡げた前記開口部から着用者の脚を片足ずつ入れ、上衣1の胴部を通してズボンを履くように下衣2の脚筒21,22に着用者の両脚を入れると、上衣1の胴部と下衣2に着用者の体幹部と両脚が入った状態になる。そこで左右の袖11,12に腕を通し、倒していたフード3を含む上部側を起こして該フード3を頭に被ってから、前記ファスナ5のスライダ5aを元の位置に戻すことにより、防護服Dの着用を完了する。
一方、上記のようにして着用した防護服Dを作業終了等により脱ぐ場合には、まずファスナ5を開きフード3を頭から外してから上衣1の上部側を後方へ倒し、両腕を両袖11,12から夫々に抜去し、この後に上衣1と該上衣1に繋がったズボン状の下衣2を脱ぐことにより、この防護服Dを脱ぎ終える。
図1〜図3により説明した本考案防護服Dでは、着脱のための開閉部を形成するファスナ5を、頸部近傍Neの背面側にファスナ未設置部6を残して両肩部Sr,Slを含む頸部近傍Neに横向きに設けたが、本考案は、ファスナ未設置部6を、頸部近傍Neの前面側、又は、左右いずれかの肩部Sr,Slに配置した形態にしても、上記例と同様の着脱し易いという効果が得られる。
また、本考案ではファスナ5を両肩部Sr,Slを含む頸部近傍Neの前面側、又は後面側を通って全周に亘って平面から見て略環状に設け、防護服Dのフード3を含む上衣1の上部側と下部側とが分離可能な形態としたり、或は、ファスナ5を開けた時、フード3を含む上衣1の上部側と下部側とがファスナ5の始端と終端においてのみ繋がった形態にすることもできる。この構成によっても、防護服Dの着脱要領は、図1〜図3により説明した場合と同様に着脱が容易である。
ファスナを略環状に設けるパターンにおいては、防護服Dの前後面に関し当該服Dを側面視したとき斜めに横断する傾斜角を付けた態様で設けることがある。傾斜角には、防護服の前後に関し、後ろ下がり又は前下がりの傾斜を選択できる。人の腕の無理のない動きに合わせると後ろ下がりの傾きが好ましい。
本考案は以上の通りであるから、着脱が行い易く、特に作業後に防護服を脱ぐとき、汚染された手袋で防護服の内部を触ってしまうという汚染拡大の問題が生じない。
しかも、着脱し易いための構成は至ってシンプルであるから、少ない手間で低コストに防護服を提供することができる。
D 本考案防護服
1 防護服の上衣
Ba 上衣1の背中側
Ne 上衣1の頸部近傍
Sr,Sl 上衣1の両肩部
2 防護服の下衣
3 フード
11,12 上衣1の左右の袖
21,22 下衣2の左右の脚筒
4 顔出し窓
5 スライドファスナ
5a スライダ
6 ファスナ未設置部

Claims (6)

  1. つなぎ服タイプの防護服において、着脱用のファスナを、当該防護服の頸部近傍を通り左右の肩近傍に及ぶ範囲で横方向に設け、前記ファスナを開けると、前記左右の肩近傍を含む横方向の範囲に着脱用の開口部が現われることを特徴とする着脱し易い防護服。
  2. ファスナは、頸部近傍の前面側、又は、後面側、或は、一方の肩近傍を残して両肩部を含む頸部近傍に設けた請求項1に記載の着脱し易い防護服。
  3. ファスナは、両肩部を含む頸部近傍を通る上衣の全周乃至略全周に亘って平面視略環状に設けた請求項1に記載の着脱し易い防護服。
  4. 略環状に設けるファスナは、防護服の前後面に関し防護服を側面視斜めに横断する傾斜角を付けた請求項3に記載の着脱し易い防護服。
  5. ファスナを設ける高さは、防護服の両肩部を含む頸部近傍から上衣の腋下近傍までの間に設定する請求項1〜4のいずれかに記載の着脱し易い防護服。
  6. ファスナは咬合子(務歯)がスライダで噛合離脱するラインファスナ、又は、断面凹凸状の線状雌雄部材がスライダで噛合離脱するラインファスナである請求項1〜5のいずれかに記載の着脱し易い防護服。


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