JP3180634U - Apd収容部付き放射線防護服 - Google Patents

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Abstract

【課題】APDを作業衣の外部から透けて見えるように収容できるポケットを備えているが、そのポケットに入れたAPDが作業衣の外からの放射線に全く曝されることがないようにしたAPD収容用のポケットを有する放射線防護服を提供する。
【解決手段】放射線防護服の表面に、柔軟な透明シート5a、6aを当てがい当該シートの全外周を前記防護服表面に接着等により固着する一方、前記シートの外周に囲まれた当該防護服の生地に、その防護服の裏面から表面に通じるAPD出入れ口5c、6cを形成したこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子力発電所等の放射線環境において作業員等が着用する放射線防護服に関し、より具体的には、線量計を外部から見える形態であって汚染されることのない態様で収容できる線量計ポケットを備えた放射線防護服に関する。
原子力発電所等の放射線環境では、放射線管理のため、当該環境域を汚染レベルに対応して複数の区域に分けて管理しており、作業員はそれぞれの区域に適合した専用作業衣を着用して作業に従事している。
そして線量の高い区域での作業では、作業員は警報付ポケット線量計(Alarm Pocket Dosimeter、以下、略して「APD」という。なお、本明細書では、線量計をその形式,構造を問わずすべて「APD」と略称する)を作業衣の胸ポケットなどに入れて、作業で許容される被曝量を管理することが行われているが、APDを付け忘れたり、APDを携行しないで作業を行うと、被曝線量の管理ができず危険である。
作業員がAPDをポケット等に入れて携行しているか否かを外見上すぐ判るようにするため、例えば作業衣の胸ポケットをビニール生地などの透明材料で形成することが考えられるが、作業衣の透明ポケットに作業衣の外からAPDを出し入れすると、当該APD自体が前記ポケットの出入れ口から侵入する放射線に汚染されてしまうという問題が生じる。
しかし乍ら、このような問題に関しては、特許文献1〜3に開示された放射線防護服では、全く検討されていない。
特開2001−116886号公報 特開2005−23460号公報 実用新案登録第3160053号公報
そこで本考案では、APDを作業衣の外部から透けて見えるように収容できるポケットを備えているが、そのポケットに入れたAPDが作業衣の外からの放射線に全く曝されることがないようにしたAPD収容用のポケットを有する放射線防護服を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案防護服の構成は、放射線防護服の表面に、柔軟な透明シートを当てがい当該シートの全外周を前記防護服表面に接着等により固着する一方、前記透明シートの外周に囲まれた当該防護服の生地に、その防護服の裏面から表面に通じるAPD出入れ口を形成したことを特徴とするものである。
本考案において、柔軟な透明シートの外周は、接着又は溶着若しくは縫着のいずれかによって防護服の表面に固着すればよい。なお、取付けられた透明シートの裏面側の防護服生地の素材をメッシュ地など乾き易い素材にすることができる。
また、透明シートは、周囲の固着部を除き収容するAPDを覆うことができる大きさの四角形状が望ましいが、四角形状以外の多角形、或は円形や楕円形であってもよい。
本考案では、APDポケットを防護服の左右の両側に設けることができる。
通常、APDを携帯して着用する防護服には、使用した後に洗濯して再使用するタイプのものがある。
使用した防護服は、着用した後に脱ぐ際、裏返しになってしまうことがあるが、脱ぐとき裏返しになった防護服は、次の使用のために表返しにしなければならない煩わしさがある。
この煩わしさを回避するため、表裏両面のいずれの面でも着用できるようにした防護服が提供されている。しかし、このような両面着用タイプの防護服では、例えば左胸の表側に設けたポケットの位置は、裏返すと右胸の裏側に来てしまう。このため前記段落0007の構成を備えた防護服では、裏返した防護服の左胸にAPDを収容できるポケットが形成できない。
そこで本考案では、前記の段落0007のAPD収容ポケットの構成を、一例として、当該防護服の左胸と右胸の位置に、表面と裏面に関し対称な関係となるように柔軟な透明シートとスリット状APD出入れ口を設けた形態の構成として、本考案APD収容部を表裏内面使用タイプの防護服に適用することができる。
この構成によれば、防護服を表側で着用しても、裏返しにして着用しても、必ずAPDを防護服の内側から入れるようにしたポケットが左胸の部位に位置することになる。
本考案において、ポケットを形成する柔軟透明シートとスリット状のAPD出入れ口によるAPD収容部の防護服上での設置部位は、基本的には、男性は左胸部、女性の場合は下腹部(臍より稍下方)を目安とするが、これに限られるものではない。例えば、胸部より下方の腹部、背部、肩部、上腕部、腰部、大腿部など、或は、上衣部の前身頃、後身頃、ズボン部の適宜の部位などのいずれかであってもよい。
本考案は、放射線防護服の表面に、柔軟な透明シートを当てがい、当該シートの全外周を前記防護服表面に接着等により固着する一方、前記シートの固着外周に囲まれた当該防護服表面に、その防護服の裏面から表面に通じるスリット状のAPD出入れ口を形成して防護服APD収容部としたから、APDを携行しているか否かが一目で判ると共に、収容されたAPDが外側に全く露出しないので、作業環境の放射線で汚染されることがない。また、裏返して着用する防護服でも、表側で着用する場合と同じ部位にAPD収容部が位置するので、使い勝手が良好な上に、APDが収容されているか否かのチェックも行い易いという利点がある。
本考案防護服一例の正面図。 図1のA−A矢視拡大断面図。 図1のB−B矢視拡大断面図。
図1は、本考案防護服Wの一例を正面から見た状態を示したもので、フード1,上衣2,ズボン3を一体に具備した作業着タイプのものである。
上記防護服Wにおいて、フード1と上衣2はフード1の首部と上衣2の襟部において一体に連続するように形成され、上衣2とズボン3とは、上衣2の裾とズボン3の胴部において一体に連続するように形成されている。
この防護服Wは、フード1の顔面開口部1aから上衣2の前身頃中心を通って下腹部に連なるラインファスナ4を備えており、このファスナ4の開閉により着脱を行う点は、通常の上下衣一体型作業着と同様である。なお、ファスナ4は前身頃側に代え、又は、一緒に背中側に設けることもあるが、ファスナ4の取付構造,取付位置は本考案においては任意である。4aはファスナのムシをカバーして隠すためのファスナカバーである。
本考案防護服Wの素材は、通常の布製や不織布製であるが、吸湿性繊維や非吸湿性繊維などの多層構造布や多層構造の不織布、その他の構造の布地などを用いることもできる。
上記防護服Wの上衣2には、左右の長袖2a,2bがあり、袖口2c,2dはゴムベルトや紐などで拡縮自在構造を備え、また、ズボン3は左右の筒部3a,3bがあって裾3c,3dは、ゴムベルトや紐などによって拡縮自在構造を備えている。袖口2c,2dや裾3c,3dの拡縮構造は、上記ベルトや紐による構造以外の構造例えばファスナを用いたものであってもよい。
上記防護服Wにおいて、本考案では、上衣2の右胸部に、本考案によるAPD収容部5を形成したので、図2を参照してその構造について以下に説明する。
図2において、2eは前記の上衣2における右側の前身頃の生地であり、本考案はこの生地2eの前面(上衣2の外面側)に、透明な例えばビニール地のような柔軟シートによる正面視略四角形のポケット外皮5aが、その外周を接着や溶着などによる固着層5bを介して取付けられている。
前記のポケット外皮5aは、全く平坦ではなく、厚さのあるAPD10を余裕を持って収容できるように、タルませて前身頃生地2eに取付けられている。5cは前記ポケット外皮5aが設けられた部位の生地2eにおける上部に開口形成したAPD出入れ口であり、この出入れ口5cには、その口5cをカバーするフラップ5dが縫着により設けられている。図2,図3の出入れ口5cは、上下幅を有する態様で表示されているが、本考案の出入れ口5cは生地2eに口幅の長さで切断線(スリット)を入れただけのものであってもよい。
APD収容部5を上記のように構成すると、上衣2の右側前身頃の胸部内側に形成した出入れ口5cから表側の収容部にAPD10を入れると、上衣2の胸部の前面側(外部側)から透明なポケット外皮5aを透して中にあるAPD10を確認することができる。この収容部5は、防護服Wの外側に直接通じる部分が全くないので、収容したAPD10が収容部5の外部からの放射線に汚染されることがない。
一方、防護服Wの表裏を裏返して使用できるタイプの防護服では、図1の右側に位置した前身頃の生地2fの裏面に、図1の左側のAPD収容部5と生地の表裏に関して対称な関係になるAPD収容部6を設けることがある(図3参照)。
すなわち、図1及び図3において、6はAPD収容部、6aは図1における防護服Wの生地2fの裏面(図1の防護服Wから見て)に固着層6bを介して設けた透明なポケット外皮、6cはAPD出入れ口、6dは前記出入れ口6cに縫着して設けたフラップであり、このAPD収容部6は、図1の防護服Wを裏返すと、前記収容部6が上衣2の右側に位置することとなる。
本考案において、APD収容部5(6)の位置は、図示した実施例の胸部に限られるものではない。上衣2においては前身頃の下方部(腹部)や脇部(腰部)、袖(腕部)など、また、ズボン3においては大腿部の前方や側部、腰部、或は、ズボンの筒部の下半側など、任意の位置を選択することができる。
本考案防護服は以上の通りであるから、線量計を携行することを必須とする放射線領域での諸作業を行う際に着用する防護服としてきわめて有用である。
W 防護服
1 フード
2 上衣
3 ズボン
4 ファスナ
5,6 APD収容部
5a,6a 透明ポケット外皮
5b,6b 固着層
5c,6c APDの出入れ口
5d,6d フラップ

Claims (5)

  1. 放射線防護服の表面に、柔軟な透明シートを当てがい当該シートの全外周を前記防護服表面に接着等により固着する一方、前記透明シートの外周に囲まれた当該防護服の生地に、その防護服の裏面から表面に通じるAPD出入れ口を形成したことを特徴とするAPD収容部付き放射線防護服。
  2. 透明シートは、収容するAPDを覆うことができる大きさの多角形又は円形若しくは楕円形である請求項1に記載の防護服。
  3. APD出入れ口は、配置された透明シートの下に位置する防護服の生地にスリット状に設け、当該出入れ口に被さるフラップを設けた請求項1又は2に記載の防護服。
  4. APD収容部は、防護服の左右両側に、表裏に関し対称な形態となるように設けた請求項1〜3のいずれかに記載の防護服。
  5. APD収容部は、防護服の胸部、又は、胸部以外の部位に設けた請求項1〜4のいずれかに記載の防護服。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018082891A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 東洋紡株式会社 防護服
EP3409207A1 (de) * 2017-06-01 2018-12-05 MD Solutions GmbH Vorrichtung zum strahlenschutz und verfahren zur deren herstellung

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