JP2017007468A - ヘッドレスト - Google Patents

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茂 滝波
Shigeru Takinami
茂 滝波
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/80Head-rests
    • B60N2/888Head-rests with arrangements for protecting against abnormal g-forces, e.g. by displacement of the head-rest

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  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
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Abstract

【課題】車両の後突時に、乗員の首部の損傷を防止できるヘッドレストを提供すること。
【解決手段】ヘッドレスト10は、車両内の座席1のシートバック2上に取り付けられる。このヘッドレスト10は、シートバック2から上方に延びるステー11と、このステー11に支持されて車両の進行方向に対して略垂直に設けられた支持板12と、この支持板12の前面に折り畳んで設けられたエアバッグ13と、支持板12の上端縁に支持されてエアバッグ13の前面を覆うカバー部16と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両内の座席のシートバック上に取り付けられたヘッドレストに関する。
従来より、車両の座席では、シートバックの上部にヘッドレストが設けられる。このヘッドレストは、シートバックに対して上下に相対移動可能であり、車両の後突時に、後傾する乗員の頭部を背面側から支持して、頭部が過度に後傾するのを防止する。
しかしながら、ヘッドレストの高さが頭部の高さに対して大きくずれている場合や、ヘッドレストが頭部から離れている場合には、後突時に頭部が過度に後傾して、頸椎や頸椎内部の脊髄が損傷するおそれがあった。
そこで、ヘッドレストにエアバッグを内蔵して、後突時にこのエアバッグを前方に展開することが提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1によれば、後突時に頭部が過度に後傾するのを防止できる。
特開2011−51526号公報
図5に示すように、後突時では、乗員の上体102は、シートバック101によって、前方に押されて(図5中矢印Aで示す)、シートバック101に沿って上昇する(図5中矢印Bで示す)が、乗員の頭部103は、慣性の法則によってその場に留まろうとする。よって、結果的に、上体102と頭部103とが接近する方向に力が加わる(図5中矢印Cで示す)こととなり、首部104の頸椎105間の軟骨(椎間板)が圧縮されて、頸椎105や脊髄が損傷するおそれがあった。
しかしながら、特許文献1では、エアバッグを前方に展開するため、頸椎間の軟骨の圧縮を防止することはできない、という問題があった。
本発明は、車両の後突時に、乗員の首部の損傷を防止できるヘッドレストを提供することを目的とする。
本発明のヘッドレスト(例えば、後述のヘッドレスト10)は、車両内の座席(例えば、後述の座席1)のシートバック(例えば、後述のシートバック2)上に取り付けられたヘッドレストであって、前記シートバックから上方に延びるステー(例えば、後述のステー11)と、当該ステーに支持されて車両の進行方向に対して略垂直に設けられた支持板(例えば、後述の支持板12)と、当該支持板の前面に折り畳んで設けられたエアバッグ(例えば、後述のエアバッグ13)と、前記支持板の上端縁に支持されて前記エアバッグの前面を覆うカバー部(例えば、後述のカバー部16)と、を備えることを特徴とする。
本発明のヘッドレストでは、前記カバー部の下端縁は、前記支持板から取り外し可能に固定されることを特徴とする。
この発明によれば、車両が後突されると、乗員の上体は、シートバックに沿って上昇する。このとき、エアバッグを展開して膨張させることにより、カバー部の下端が支持板から取り外されて、カバー部が支持板の上端縁を回転軸として回転し、乗員の頭部を下から上に向かって持ち上げる。その結果、乗員の上体とともに頭部も上昇するので、乗員の首部の損傷を防止できる。
本発明のヘッドレスト(例えば、後述のヘッドレスト30)は、車両内の座席(例えば、後述の座席1)のシートバック(例えば、後述のシートバック2)上に取り付けられたヘッドレストであって、前記シートバックから上方に延びるステー(例えば、後述のステー31)と、当該ステーに支持された略水平な支持板(例えば、後述の支持板32)と、当該支持板の上面に折り畳んで設けられたエアバッグ(例えば、後述のエアバッグ33)と、当該エアバッグの上面を覆うカバー部(例えば、後述のカバー部36)と、を備えることを特徴とする。
本発明のヘッドレストでは、前記カバー部の前端縁および後端縁は、前記支持板から取り外し可能に固定されることを特徴とする。
この発明によれば、車両が後突されると、乗員の上体は、シートバックに沿って上昇する。このとき、エアバッグを展開して膨張させることにより、カバー部の前端縁および後端縁が支持板から取り外されて、カバー部が上昇し、乗員の頭部を下から上に向かって持ち上げる。その結果、乗員の上体とともに頭部も上昇するので、乗員の首部の損傷を防止できる。
本発明によれば、車両が後突されると、エアバッグを展開して膨張させることにより、カバー部が、乗員の頭部を下から上に向かって持ち上げるので、乗員の上体とともに頭部も上昇するので、乗員の首部の損傷を防止できる。
本発明の第1実施形態に係るヘッドレストが取り付けられた座席の断面図である。 前記実施形態に係るヘッドレストの後突時の動作を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るヘッドレストが取り付けられた座席の断面図である。 前記実施形態に係るヘッドレストの後突時の動作を説明するための図である。 本発明の従来例に係る座席の後突時の動作を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るヘッドレスト10が取り付けられた車両内の座席1の断面図である。
座席1は、乗員20が座る図示しないシートクッションと、このシートクッションに回動可能に設けられて乗員20の背中を支持するシートバック2と、シートバック2の上端に取り付けられたヘッドレスト10とを備える。
ヘッドレスト10は、シートバック2の上面から上方に延びるステー11と、このステー11に支持されて車両の進行方向に対して略垂直に設けられた支持板12と、この支持板12の前面に折り畳んで設けられたエアバッグ13と、エアバッグ13の前面に設けられたクッション材14と、支持板12に設けられてエアバッグ13を展開して膨張させるインフレータ15と、支持板12の上端縁に支持されてクッション材14の前面を覆うカバー部16と、を備える。
ステー11は、シートバック2に上下に摺動可能に設けられており、これにより、ヘッドレスト10をシートバック2に対して昇降できるようになっている。
カバー部16は、クッション材14の前面を覆うことにより、エアバッグ13の前面を覆っている。このカバー部16の上端縁は、支持板12に回転可能に取り付けられ、カバー部16の下端縁は、支持板12に取り外し可能に固定されている。
このヘッドレスト10は、以下のように動作する。
すなわち、車両が後突されると、図2に示すように、乗員20の上体21は、シートバック2によって前方に押されて(図2中矢印Aで示す)、このシートバック2に沿って上昇する(図2中矢印Bで示す)。
このとき、図示しないECUによりインフレータ15を駆動して、エアバッグ13を展開して膨張させる。すると、カバー部16は、エアバッグ13に押されて、下端が支持板12から取り外されるとともに、支持板12の上端縁を回転軸として回転し、乗員20の頭部22を上に向かって持ち上げる(図2中矢印Dで示す)。
[本実施形態における効果]
以上説明したように、本実施形態におけるヘッドレスト10によれば、車両が後突されると、エアバッグ13を展開・膨張させて、カバー部16により乗員20の頭部22を下から持ち上げる。したがって、乗員20の上体21とともに頭部22も上昇するので、乗員20の首部23の頸椎間の椎間板が圧縮されるのを防止して、首部23の損傷を防止できる。
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態に係るヘッドレスト30が取り付けられた車両内の座席1の断面図である。
ヘッドレスト30は、シートバック2の上面から上方に延びるステー31と、このステー31に支持された略水平な支持板32と、この支持板32の上面に折り畳んで設けられたエアバッグ33と、エアバッグ33の上面に設けられたクッション材34と、支持板32に設けられてエアバッグ33を展開して膨張させるインフレータ35と、クッション材34を上から覆うカバー部36と、を備える。
ステー31は、シートバック2に上下に摺動可能に設けられており、これにより、ヘッドレスト30をシートバック2に対して昇降できるようになっている。
カバー部36は、クッション材34の上面を覆うことにより、エアバッグ33の上面を覆っている。カバー部36の前端縁および後端縁は、支持板32に取り外し可能に固定されている。
このヘッドレスト30は、以下のように動作する。
すなわち、車両が後突されると、図4に示すように、乗員20の上体21は、シートバック2によって前方に押されて(図4中矢印Aで示す)、このシートバック2に沿って上昇する(図4中矢印Bで示す)。
このとき、図示しないECUによりインフレータ35を駆動して、エアバッグ33を展開して膨張させる。すると、カバー部36は、エアバッグ33に押されて上昇し、前端縁および後端縁が支持板32から取り外されて、乗員20の頭部22を上に向かって持ち上げる(図4中矢印Dで示す)。
[本実施形態における効果]
以上説明したように、本実施形態におけるヘッドレスト30によれば、車両が後突されると、エアバッグ33を展開・膨張させて、カバー部36により乗員20の頭部22を下から持ち上げる。したがって、乗員20の上体21とともに頭部22も上昇するので、乗員20の首部23の頸椎間の椎間板が圧縮されるのを防止して、首部23の損傷を防止できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 座席
2 シートバック
10、30 ヘッドレスト
11、31 ステー
12、32 支持板
13、33 エアバッグ
14、34 クッション材
15、35 インフレータ
16、36 カバー部
20 乗員
21 上体
22 頭部
23 首部

Claims (4)

  1. 車両内の座席のシートバック上に取り付けられたヘッドレストであって、
    前記シートバックから上方に延びるステーと、
    当該ステーに支持されて車両の進行方向に対して略垂直に設けられた支持板と、
    当該支持板の前面に折り畳んで設けられたエアバッグと、
    前記支持板の上端縁に支持されて前記エアバッグの前面を覆うカバー部と、を備えることを特徴とするヘッドレスト。
  2. 前記カバー部の下端縁は、前記支持板から取り外し可能に固定されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドレスト。
  3. 車両内の座席のシートバック上に取り付けられたヘッドレストであって、
    前記シートバックから上方に延びるステーと、
    当該ステーに支持された略水平な支持板と、
    当該支持板の上面に折り畳んで設けられたエアバッグと、
    当該エアバッグの上面を覆うカバー部と、を備えることを特徴とするヘッドレスト。
  4. 前記カバー部の前端縁および後端縁は、前記支持板から取り外し可能に固定されることを特徴とする請求項3に記載のヘッドレスト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110877557A (zh) * 2018-09-05 2020-03-13 宝沃汽车(中国)有限公司 车辆座椅、车辆座椅控制系统和车辆
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