JP2017005033A5 - 基板のマウント装置及びマウント方法 - Google Patents
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また、上記特許文献2の方法は、ダイシングフレームを傷付けない代わりに、ダイシングフレームと基板に粘着テープを同時に貼り付ける必要があり、この場合、ダイシングフレームと基板へ粘着テープを貼り付ける際に、粘着テープのリリースフィルムからの剥離とダイシングフレームと基板との貼り合わせを同時に行う必要がある。このため、タイミングを合わせないとダイシングテープにしわや気泡が発生する問題があった。また、気泡等を防止するために真空チャンバを設ける場合、貼り付けユニットを真空チャンバ内に形成する必要があり、真空チャンバが大型化するなど現実的ではない問題がある。
請求項3の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の発明において、前記テープ供給手段と、前記プリカット手段と、前記テープ貼り付け手段とを、前記フレーム供給手段と前記マウント手段とは独立動作制御可能に構成し、前記テープ供給手段と、前記プリカット手段と、前記テープ貼り付け手段とを独立動作制御して、ダイシングフレームに貼り付けテープを貼り付けた貼り付けテープ貼り付けフレームを作製するようにした構成を採用した基板のマウント装置である。
また、請求項4の発明によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記原接着テープは、予めプリカットされた貼り付けテープがセパレータ上に仮着されて構成され、前記プリカット手段を作用させずに原接着テープを供給するようにした構成を採用しているのでプリカットの有無を問わないマウント装置を提供できる。
前記フレーム供給収納部5は、ダイシングフレーム4が積層収納されたカセット(図示しない)が、昇降手段(図示しない)によって順次昇降しながら1枚ずつダイシングフレーム4を供給するようになっている。前記フレーム供給収納部5と隣接してテープ貼り付け手段30が設けられている。また、前記フレーム供給収納部5と前記テープ貼り付け手段30に沿って移動可能に搬送機構7が設けられ、ダイシングフレーム4を吸着保持して搬送するようになっている。
前記プリカット手段20で貼り付けテープTbが形成された原接着テープTは、ピンチローラ11、適宜の張力を付与するダンサローラ12、複数のガイドローラ10を経て、剥離板33で急激に折り返されて貼り付けテープTbがダイシングフレーム4に貼り付けられる。残った原接着テープTは、ガイドローラ13、ピンチローラ11、ガイドローラ14を経て回収ロール15に巻取られる。なお、ダンサローラ12では、張力の付与や、プリカット手段20での貼り付けテープTbを形成する位置の調整も行うことができる。また、原接着テープTの繰り出しと巻取りを適宜調整して、貼り付けテープTbの形成間隔を適宜制御できるようになっている。
図8は、基板供給工程のフロー図である。前記マウント装置2を起動すると、基板位置決め手段40では、まず、ステップ1として、基板1の取出しと搬送が行なわれる(S1)。次にステップ2として基板1の位置決めが行なわれる(S2)。この後、工程が並行して行なわれる。ステップ3として位置決めされた基板1がマウント手段50へ搬送される(S3)。このステップ3と並行して図示しない制御手段で予定するマウントが全て完了したか否かの判断がステップ4で行われる(S4)。マウントが全て完了した場合は、基板1の位置決めを終了する。予定のマウントが全て完了していない場合は、S1乃至S4が繰り返し行われる。
まず、ステップ31として、ダイシングフレーム4へ基板1がマウントされる(S31)。次にステップ32として、マウント済みダイシングフレーム4がマウントテーブル51から搬送される(S32)。続いて、ステップ33としてマウント済みダイシングフレーム4がフレーム収納部60に反転されて収納される(S33)。前記収納が終了すると全てのマウントが完了したかどうかの判断が行われる(S34)。
Claims (1)
- 前記テープ供給手段と、前記プリカット手段と、前記テープ貼り付け手段とを、前記フレーム供給手段と前記マウント手段とは独立動作制御可能に構成し、前記テープ供給手段と、前記プリカット手段と、前記テープ貼り付け手段とを独立動作制御して、ダイシングフレームに貼り付けテープを貼り付けた貼り付けテープ貼り付けフレームを作製するようにしたことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の基板のマウント装置。
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