JP2017002471A - コンクリート部材の接合構造およびコンクリート構造物の施工方法 - Google Patents

コンクリート部材の接合構造およびコンクリート構造物の施工方法 Download PDF

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【課題】上下に分割されたボックスカルバートのようなコンクリート部材の接合部の構造を簡素化し、現場における接合作業も容易なコンクリート部材の接合構造およびコンクリート構造物の施工方法の提供。
【解決手段】上下に分割されたコンクリート部材2は、それぞれの接合部3に、上下方向の第1面X1に向かって開口した略コの字状の壁部20A,20B,20Cにより囲まれたコンクリート打設空間21を有するとともに、このコンクリート打設空間21に突出し、かつ接合面Y1から接合相手のコンクリート部材2のコンクリート打設空間21内へ突出する鉄筋22を有し、コンクリート打設空間21に第1面X1の斜め上方から開口26を通じてコンクリートが打設された打設コンクリート部を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、上下に分割されたコンクリート部材の接合構造およびコンクリート構造物の施工方法に関する。
工場において製造された上ブロックおよび下ブロックのコンクリート部材を現場において連結する二分割式のボックスカルバートが知られている。このような二分割式のボックスカルバートの連結方法として、例えば、特許文献1には、溶接による連結や連結金具を用いた連結が多用されている点が記載されている。
また、特許文献2には、下ブロックの側板の上面に複数本の異形鉄筋を所要の間隔で突設させ、上ブロックの側板の下面における下ブロックの異形鉄筋に対応する位置に金属製のスリーブを埋設することによって、下方に開口する筒状の鉄筋挿入穴を開設し、上ブロックの鉄筋挿入穴に下ブロックの異形鉄筋を遊嵌させつつ下ブロック上に載置し、鉄筋挿入穴の下端部近傍に配設した第1の孔を介してモルタルを充填して下ブロックと上ブロックとを結合するようにした分割型ボックスカルバートの組立方法が記載されている。
特開2002−227312号公報 特開平8−120754号公報
上記従来の分割式ボックスカルバートの連結方法では、連結箇所にそれぞれ連結金具を設けて1つずつナットにより固定したり、連結箇所のそれぞれにおいて上下の鉄筋を1つずつ溶接したり、連結箇所のそれぞれに鉄筋挿入穴を設けて1つずつモルタルを充填して固定したりしなければならない。そのため、作業工程が増えて施工時間が長くなり、また、工場において予めコンクリート部材に、それぞれの連結部分を個々に形成しておく必要があるため、製造コストも増大してしまうという問題がある。
そこで、本発明においては、上下に分割されたボックスカルバートのようなコンクリート部材の接合部の構造を簡素化し、現場における接合作業も容易なコンクリート部材の接合構造およびコンクリート構造物の施工方法を提供することを目的とする。
本発明のコンクリート部材の接合構造は、上下に分割されたコンクリート部材の接合構造であって、上下に分割されたコンクリート部材は、それぞれの接合部に、上下方向の第1面に向かって開口した略コの字状の壁部により囲まれたコンクリート打設空間を有するとともに、このコンクリート打設空間に突出し、かつ接合面から接合相手のコンクリート部材のコンクリート打設空間内へ突出する鉄筋を有し、コンクリート打設空間に第1面の斜め上方から開口を通じてコンクリートが打設された打設コンクリート部を有することを特徴とする。
本発明のコンクリート部材の接合構造では、上下に分割されたコンクリート部材の接合部に有するコンクリート打設空間に、コンクリート部材の上下方向の第1面の斜め上方から開口を通じてコンクリートを打設することにより、上下に分割されたコンクリート部材を容易に接合することが可能となる。また、本発明に係る上下に分割されたコンクリート部材は、それぞれの接合部に上下方向の第1面に向かって開口した略コの字状の壁部により囲まれたコンクリート打設空間を設けるとともに、鉄筋をこのコンクリート打設空間に突出し、かつ接合面から接合相手のコンクリート部材のコンクリート打設空間内へ突出するように設けるだけの簡単な構造である。
ここで、鉄筋は、第1面に対して略直交する方向にループした鉄筋が、第1面および接合面に対して略直交する第2面に略平行に複数並設されたものであり、コンクリート部材の略コの字状の壁部の第2面側に複数の鉄筋のループ内に通す配力筋を挿入するための配力筋挿入孔を有し、さらに、配力筋挿入孔から複数の鉄筋のループ内に通され、鉄筋に緊結された配力筋を有することを特徴とする。これにより、上下に分割されたコンクリート部材の第1面および接合面に対して略直交する第2面に略平行に複数並設された鉄筋のループ内にコの字状の壁部の第2面側の配力筋挿入孔から配力筋を通して緊結し、コンクリートを打設することで、上下に分割されたコンクリート部材を強固に一体化することが可能となる。
また、接合面は、上下に分割されたコンクリート部材同士が当接するコンクリート当接面と、コンクリート当接面およびコンクリート打設空間を囲むように配設されるパッキンが当接するパッキン当接面とを有することが望ましい。これにより、上下に分割されたコンクリート部材とコンクリート打設空間に打設されたコンクリートとの界面をパッキンにより止水することが可能となる。
本発明のコンクリート構造物の施工方法は、上下に分割されたコンクリート部材を接合することにより構築されるコンクリート構造物の施工方法であって、上下に分割されたコンクリート部材であり、それぞれの接合部に、上下方向の第1面に向かって開口した略コの字状の壁部により囲まれたコンクリート打設空間を有するとともに、このコンクリート打設空間に突出し、かつ接合面から接合相手のコンクリート部材のコンクリート打設空間内へ突出する鉄筋を有するコンクリート部材を、上下に重ねて配置すること、コンクリート打設空間に第1面の斜め上方から第1面の開口を通じてコンクリートを打設することを含む。
本発明のコンクリート構造物の施工方法によれば、上下に分割されたコンクリート部材の接合部に有するコンクリート打設空間に、コンクリート部材の上下方向の第1面の斜め上方から第1面の開口を通じてコンクリートを打設することにより、上下に分割されたコンクリート部材を容易に接合することが可能となる。
また、コンクリートの打設は、第1面の開口を囲み、かつ上方を打設口として開口した打設ホッパーを用いて行うことが望ましい。これにより、打設ホッパーの上方の打設口からコンクリートを投入することで、上下に分割されたコンクリート部材の接合部に有するコンクリート打設空間に容易にコンクリートを打設することが可能となる。
(1)上下に分割されたコンクリート部材は、それぞれの接合部に、上下方向の第1面に向かって開口した略コの字状の壁部により囲まれたコンクリート打設空間を有するとともに、このコンクリート打設空間に突出し、かつ接合面から接合相手のコンクリート部材のコンクリート打設空間内へ突出する鉄筋を有し、コンクリート打設空間に第1面の斜め上方から開口を通じてコンクリートが打設された打設コンクリート部を有する構成により、コンクリート部材の接合部の構造を簡素化し、現場における接合作業も容易なコンクリート部材の接合構造が得られる。
(2)鉄筋は、第1面に対して略直交する方向にループした鉄筋が、第1面および接合面に対して略直交する第2面に略平行に複数並設されたものであり、コンクリート部材のコの字状の壁部の第2面側に複数の鉄筋のループ内に通す配力筋を挿入するための配力筋挿入孔を有し、さらに、配力筋挿入孔から複数の鉄筋のループ内に通され、鉄筋に緊結された配力筋を有する構成により、上下に分割されたコンクリート部材を強固に一体化したコンクリート部材の接合構造が得られる。
(3)接合面は、上下に分割されたコンクリート部材同士が当接するコンクリート当接面と、コンクリート当接面およびコンクリート打設空間を囲むように配設されるパッキンが当接するパッキン当接面とを有する構成により、上下に分割されたコンクリート部材とコンクリート打設空間に打設されたコンクリートとの界面をパッキンにより止水し、防水構造としたコンクリート部材の接合構造が得られる。
本発明の実施の形態におけるボックスカルバートの斜視図である。 図1のボックスカルバートの接合作業時の接合部の左側面図である。 図1のボックスカルバートの接合作業時の接合部の斜視図である。 図1のボックスカルバートの接合部の接合前の斜視図である。 コンクリート部材の左側面図である。 図5のコンクリート部材の正面図である。 図5のVII矢視図である。 図7のVIII部拡大図である。 図4のIX−IX矢視図である。 図9のX部拡大図である。 打設ホッパーの正面図である。 図11の打設ホッパーをボックスカルバートの接合部に装着した状態の正面図である。 図12の縦断面図である。
図1は本発明の実施の形態におけるボックスカルバートの斜視図、図2は図1のボックスカルバートの接合作業時の接合部の左側面図、図3は図1のボックスカルバートの接合作業時の接合部の斜視図、図4は図1のボックスカルバートの接合部の接合前の斜視図、図5はコンクリート部材の左側面図、図6は図5のコンクリート部材の正面図、図7は図5のVII矢視図、図8は図7のVIII部拡大図、図9は図4のIX−IX矢視図、図10は図9のX部拡大図、図11は打設ホッパーの正面図、図12は図11の打設ホッパーをボックスカルバートの接合部に装着した状態の正面図、図13は図12の縦断面図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態におけるボックスカルバート1は、上下に分割された2つの略コの字状のプレキャスト製のコンクリート部材2により構成される。なお、本実施形態におけるボックスカルバート1は、同一構成の2つのコンクリート部材2を上下および左右にそれぞれ180°回転させて、すなわち、天地逆向きにし、さらに鉛直軸周りに180°回転させて配置して重ね合わせ、接合する構成となっている。
図2〜図4に示すように、コンクリート部材2は、接合相手のコンクリート部材2との接合部3に、上下方向の第1面X1に向かって開口したコの字状の壁部20A,20B,20Cにより囲まれたコンクリート打設空間21を有する。壁部20Aは第1面X1に対して平行方向に延びる壁体である。また、壁部20B,20Cは、壁部20Aに対して直交方向に延びる壁体、すなわち、第1面X1および接合面Y1に対して略直交する第2面X2に対して平行方向に延びる壁体である。
また、コンクリート部材2は、コンクリート打設空間21に突出し、かつ接合面Y1から接合相手のコンクリート部材2のコンクリート打設空間21内へ突出する鉄筋22を有する。鉄筋22は、第1面X1に対して直交する方向にループするように突設されている。このループ状に突設された鉄筋(以下、「ループ筋」と称す。)22は、第2面X2に平行に複数並設されている。なお、ループ筋22は、同一構成の2つのコンクリート部材2を上下および左右にそれぞれ180°回転させて配置して重ね合わせた際に、上下で互い違いとなる位置に配置されている(図2参照。)。
また、コンクリート部材2の第2面X2側の壁部20Bには、複数のループ筋22のループ内に通す配力筋4を挿入するための配力筋挿入孔23を有する。配力筋挿入孔23は1つでも複数でも良い。
また、コンクリート部材2の接合面Y1は、図7および図8に示すように、上下に分割されたコンクリート部材2同士が当接するコンクリート当接面24と、コンクリート当接面24およびコンクリート打設空間21を囲むように配設されるパッキン当接面25とを有する。コンクリート当接面24は、壁部20B,20C上のコンクリート打設空間21寄りの一部の面であり、上下に分割されたコンクリート部材2同士が直接接触する面である。また、コンクリート当接面24には、上下に分割されたコンクリート部材2を重ね合わせる際の位置決めのためのジョイントピン(図示せず。)を挿入するためのジョイントピン挿入孔24Aが設けられている。
パッキン当接面25は、コンクリート当接面24を略コの字状に囲む壁部20B,20C上の面である第1パッキン当接面25Aと、壁部20A上から両側の壁部20B,20C上まで直線上に延びる面である第2パッキン当接面25Bとから構成される。なお、第1パッキン当接面25Aは、コンクリート当接面24より1段低く形成されており、第2パッキン当接面25Bは、第1パッキン当接面25Aよりさらに1段低く形成されている。
上記構成のボックスカルバート1は、まず、1つのコンクリート部材2をそのコンクリート打設空間21を上側にして配置し、図9および図10に示すように、第1パッキン当接面25Aおよび第2パッキン当接面25B上にそれぞれパッキン5A,5Bを配置する。このとき、第1パッキン当接面25Aおよび第2パッキン当接面25Bはそれぞれ段差が設けられているため、この段差を利用してパッキン5A,5Bを正しい位置に容易に配置することが可能である。そして、この上にもう1つのコンクリート部材2を上下および左右にそれぞれ180°回転させて重ねて配置する(図2参照。)。次に、配力筋挿入孔23から配力筋4をループ筋22のループ内に挿入し、配力筋4をループ筋22に緊結する(図13参照。)。
その後、コンクリート打設空間21に第1面X1の斜め上方から第1面X1の開口26を通じてコンクリートを打設する。このコンクリートの打設には、図11および図12に示す打設ホッパー6を使用する。打設ホッパー6は、上下のコンクリート部材2のコンクリート打設空間21の第1面X1の開口26を囲み、かつ上方を打設口27として開口したものである。打設ホッパー6は、主に、下側のコンクリート部材2のコンクリート打設空間21の下端辺から斜め上方へ向かって配設された板材6Aと、板材6Aに接続して鉛直方向に配設された板材6Bと、コンクリート部材2の第2面X2に面して配設された板材6Cとから構成される。
この打設ホッパー6を上下のコンクリート部材2のコンクリート打設空間21を囲むように配設し、打設口27から生コンクリートを打設することにより、コンクリート打設空間21から開口26の外側まで形成された打設コンクリート部7(図1参照。)が形成される。なお、この打設コンクリート部7の開口26の外側に突出している部分は、その後に除去しても良い。
以上のように、本実施形態におけるコンクリート部材2の接合構造では、上下に分割されたコンクリート部材2の接合部3に有するコンクリート打設空間21に、コンクリート部材2の上下方向の第1面X1の斜め上方から開口26を通じてコンクリートを打設することにより、上下に分割されたコンクリート部材2を容易に接合することが可能である。また、このコンクリート部材2は、それぞれの接合部3に上下方向の第1面X1に向かって開口した略コの字状の壁部20A,20B,20Cにより囲まれたコンクリート打設空間21を設けるとともに、鉄筋22をこのコンクリート打設空間21に突出し、かつ接合面Y1から接合相手のコンクリート部材2のコンクリート打設空間21内へ突出するように設けるだけの簡単な構造であり、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態における接合構造では、ループ筋22が配力筋挿入孔23から挿入された配力筋4により緊結されてコンクリートが打設されることにより、上下に分割されたコンクリート部材2が強固に一体化される。
また、本実施形態における接合構造は、接合面Y1に、上下に分割されたコンクリート部材2同士が当接するコンクリート当接面24と、コンクリート当接面24およびコンクリート打設空間21を囲むようにパッキン当接面25とを設け、パッキン当接面25にパッキン5A,5Bを配置することにより、上下に分割されたコンクリート部材2とコンクリート打設空間21に打設されたコンクリートにより形成される打設コンクリート部7との界面を止水し、防水構造とすることが可能となっている。
また、本実施形態においては、コンクリート当接面24がパッキン当接面25Bよりも高く形成されているため、上に重ねて配置したコンクリート部材2の荷重のほとんどはコンクリート当接面24で受けるようになっており、壁部20Aではほとんど受けないようになっている。そのため、長さ(図7の左右方向)に対して厚さ(図7の上下方向)が薄い壁部20Aの割れが防止される。
なお、本実施形態においては、第1面X1は鉛直方向に延びる面であるが、第1面X1は上下の斜め方向に延びる面であっても良い。また、本実施形態においては、コンクリート打設空間21は、コの字状の壁部20A,20B,20Cにより囲まれた空間であるが、壁部20Aと、この壁部20Aに対して直交する方向に延びる壁部20B,20Cとは必ずしも直交しなくても良い。本発明は、第1面X1側を開口した異なる3方向に配置された壁部20A,20B,20Cの配置状態を略コの字状と称している。
また、鉄筋22は、第1面X1に対して直交する方向にループしたものであるが、第1面X1に対して傾斜した方向にループしたものとすることも可能である。すなわち、この鉄筋のループ内に、壁部20Bの配力筋挿入孔23から配力筋4を通して緊結することができれば良い。本発明は、この傾斜した方向のループを含めて略直交する方向と称している。また、この鉄筋の並設についても平行である必要はなく、壁部の挿入孔から配力筋を通して緊結することができれば良く、この状態を略平行と称している。
本発明のコンクリート部材の接合構造およびコンクリート構造物の施工方法は、分割式のボックスカルバートなどのコンクリート構造物を構成するコンクリート部材の接合構造およびその施工方法として有用である。
1 ボックスカルバート
2 コンクリート部材
3 接合部
4 配力筋
5A,5B パッキン
6 打設ホッパー
7 打設コンクリート部
20A,20B,20C 壁部
21 コンクリート打設空間
22 ループ筋(鉄筋)
23 配力筋挿入孔
24 コンクリート当接面
25 パッキン当接面
25A 第1パッキン当接面
25B 第2パッキン当接面
26 開口

Claims (7)

  1. 上下に分割されたコンクリート部材の接合構造であって、
    前記上下に分割されたコンクリート部材は、それぞれの接合部に、上下方向の第1面に向かって開口した略コの字状の壁部により囲まれたコンクリート打設空間を有するとともに、このコンクリート打設空間に突出し、かつ接合面から接合相手のコンクリート部材のコンクリート打設空間内へ突出する鉄筋を有し、
    前記コンクリート打設空間に前記第1面の斜め上方から前記開口を通じてコンクリートが打設された打設コンクリート部を有するコンクリート部材の接合構造。
  2. 前記鉄筋は、前記第1面に対して略直交する方向にループした鉄筋が、前記第1面および前記接合面に対して略直交する第2面に略平行に複数並設されたものであり、
    前記コンクリート部材の前記略コの字状の壁部の前記第2面側に前記複数の鉄筋のループ内に通す配力筋を挿入するための配力筋挿入孔を有し、
    さらに、前記配力筋挿入孔から前記複数の鉄筋のループ内に通され、前記鉄筋に緊結された配力筋を有する
    請求項1記載のコンクリート部材の接合構造。
  3. 前記接合面は、前記上下に分割されたコンクリート部材同士が当接するコンクリート当接面と、前記コンクリート当接面および前記コンクリート打設空間を囲むように配設されるパッキンが当接するパッキン当接面とを有する請求項1または2に記載のコンクリート部材の接合構造。
  4. 前記打設コンクリート部は、前記コンクリート打設空間から前記開口の外側まで形成されたものである請求項1から3のいずれか1項に記載のコンクリート部材の接合構造。
  5. 前記コンクリート部材は、上下に分割されたボックスカルバートである請求項1から4のいずれか1項に記載のコンクリート部材の接合構造。
  6. 上下に分割されたコンクリート部材を接合することにより構築されるコンクリート構造物の施工方法であって、
    上下に分割されたコンクリート部材であり、それぞれの接合部に、上下方向の第1面に向かって開口した略コの字状の壁部により囲まれたコンクリート打設空間を有するとともに、このコンクリート打設空間に突出し、かつ接合面から接合相手のコンクリート部材のコンクリート打設空間内へ突出する鉄筋を有するコンクリート部材を、上下に重ねて配置すること、
    前記コンクリート打設空間に前記第1面の斜め上方から前記第1面の開口を通じてコンクリートを打設すること
    を含むコンクリート構造物の施工方法。
  7. 前記コンクリートの打設は、前記第1面の開口を囲み、かつ上方を打設口として開口した打設ホッパーを用いて行うことを特徴とする請求項6記載のコンクリート構造物の施工方法。
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