JP2017002003A - シート状化粧料 - Google Patents

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【課題】 形状保持体を用いずとも所望する形状を維持することができ、成型も可能なシート状化粧料を提供すること。【解決手段】 本発明のシート状化粧料は、油分と、水溶性高分子と、分子内に水酸基を2以上有する水酸基含有化合物とを含有し、実質的に水分を含有しない。【選択図】 なし

Description

本発明は、シート状化粧料に関する。
化粧料は用途に応じて様々な形態に加工される。例えば、携帯用やサンプル配布用の化粧料には、通常、シート状の基材上に化粧料を塗布又は含浸して作製したシート状化粧料が利用される(例えば、特許文献1及び2)。外観を更に良くする方法として、立体形状を有するシート状の基材を用いて化粧料を保持する技術も提案されている。例えば、下記特許文献3には、基材を所望の立体形状に成形し、一定の形状を保持する化粧料保持体が開示されている。
特開2005−40356号公報 特開2009−5919号公報 国際公開第2012/157643号
従来のシート状化粧料は、シート状の形状保持体の表面上に固着された化粧料のみが使用されるため、必要となる化粧料の量に応じて基材も大きくなり、結果として製品が嵩張るものになる。また形状によっては複雑な形状保持体を用意する必要があり手間やコストがかかる。更に使用後には保持体や保持体に付着した使用出来ない化粧料が残り不要となるゴミが多く発生する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、形状保持体を用いずとも所望する形状を維持することができ、成型も可能なシート状化粧料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明者は鋭意検討した結果、水溶性高分子と、分子内に水酸基を2以上有する水酸基含有化合物とを組み合わせることにより、油性の化粧料組成物を十分な形状保持性を有するシートに成型することができ、なおかつ十分な粘靱性によって曲げ加工などにも対応できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、油分と、水溶性高分子と、分子内に水酸基を2以上有する水酸基含有化合物とを含有し、実質的に水分を含有しないシート状化粧料を提供する。
本発明のシート状化粧料は、上記構成を有することにより、基材を用いずとも所望する形状を維持することができる形状の保持性と、成型も可能な粘靱性とを有することができる。
本発明のシート状化粧料は、形状保持性及び成型性をより良好にする観点から、上記油分の含有量が、化粧料全量を基準として、25〜99質量%であることが好ましい。
本発明のシート状化粧料は、粉体を更に含有することができる。
本発明によれば、形状保持体を用いずとも所望する形状を維持することができ、成型も可能なシート状化粧料を提供することができる。
本発明のシート状化粧料は、花などの複雑な形状に成型することが可能であり、意匠性に優れた化粧料を実現することができる。また、本発明のシート状化粧料によれば、良好な粘靱性を有することから、美容マスクの実現や、局所的に化粧料を貼り付けるテープ状化粧料の実現も可能となる。
本実施形態のシート状化粧料を成型して得られる花形状の化粧料の一例を示す図である。 シート状化粧料の形状保持性について評価する方法を示す図である。
本実施形態のシート状化粧料は、油分と、水溶性高分子と、分子内に水酸基を2以上有する水酸基含有化合物と、を含有し、実質的に水分を含有しない。
本発明において実質的に水分を含有しないとは、化粧料の成分として意図的に水分を配合しないことを意味する。なお、本実施形態のシート状化粧料を構成する成分に同伴する微量の水分、或いはシート状化粧料を構成する成分から発生する水分については、意図的に配合した水分ではないものとする。
本実施形態のシート状化粧料においては、上記の意図的に配合していない水分の含有量が、シート状に成型する前の化粧料において1質量%以下となることが好ましい。水分量は、調製した化粧料バルクを室温(25℃)で湿度70%以下の条件下に保管し、2時間以内に、カールフィッシャー水分計(MKS−510N、京都電子工業製)を用いて、カールフィシャー法により測定することができる。
水溶性高分子としては、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、(ビニルピロリドン/ビニルアルコール)コポリマー、ポリアクリルアミド、カルボキシメチルセルロース、マンナン、ペクチン、ビーガム、シクロデキストリンなどが挙げられる。シート状化粧料の粘靱性及び成型性を向上させる観点から、ポリビニルピロリドンが好ましい。水溶性高分子は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
シート状化粧料における水溶性高分子の含有量は、化粧料全量を基準として、0.5〜40質量%が好ましく、1.5〜30質量%がより好ましく、3.5〜28質量%が更により好ましい。
本実施形態においては、水溶性高分子としてポリビニルピロリドンを用い、その含有量を、化粧料全量を基準として0.5質量%以上とすることにより、粘靱性が得られやすくなり、40質量%以下とすることにより、粘着性が強すぎることによる成型性の低下を抑制することができる。
分子内に水酸基を2以上有する水酸基含有化合物としては、多価アルコール、ポリグリセリン変性シリコーンオイル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルなどが挙げられる。
多価アルコールとしては、化粧料等に一般に用いられる多価アルコールを配合することができる。水酸基の数としては、2〜6個が好ましい。多価アルコールの具体例としては、例えば、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1、2−ブチレングルコール、テトラメチレングルコール、2、3−ブチレングルコール、ペンタメチレングルコール、2−ブテン−1、4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール(2価のアルコール)、グリセリン、トリメチロールプロパン(3価のアルコール)、ペンタエリスリトール(4価アルコール)、キシリトール(5価アルコール)、ソルビトール、マンニトール(6価アルコール)、ジプロピレングリコール、トリエチレングルコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール(以下、PEGという場合もある。)、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン(多価アルコール重合体)等が挙げられる。
PEGとしては、化粧料等に一般に用いられるPEGを配合することができる。本獅子形態においては市販のPEGを用いることができる。市販品の例としては、例えば、PEG200、PEG300、PEG600、PEG1000、PEG3000、PEG6000(以上、日光ケミカルズ株式会社製)等が挙げられる。これらのPEGの中では、PEG200〜600が好ましい。
ポリグリセリン変性シリコーンオイルとしては、PEG−60水添ヒマシ油を用いることができる。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、ポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコンを用いることができる。ポリエチレングリコール脂肪酸エステルとしては、ステアリン酸PEG−40を用いることができる。
水酸基含有化合物は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
シート状化粧料の粘靱性及び成型性を向上させる観点から、ポリエチレングリコールが好ましい。また、ポリエチレングリコールは、吸湿性及び揮発性が少なく、成型性が更に良好になる観点から、分子量280以上4000以下のものが好ましく、PEG300が特に好ましい。
シート状化粧料における水酸基含有化合物の含有量は、化粧料全量を基準として、0.4〜35質量%が好ましく、1.0〜30質量%がより好ましく、2.0〜25質量%が更により好ましい。
本実施形態においては、水酸基含有化合物としてポリエチレングリコールを用い、その含有量を、化粧料全量を基準として0.4質量%以上とすることにより、粘靱性が得られやすくなり、35質量%以下とすることにより、粘着性が強すぎることによる成型性の低下を抑制することができる。
本実施形態のシート状化粧料において、水溶性高分子と水酸基含有化合物との配合割合は、粘靱性の観点から、水溶性高分子に対する水酸基含有化合物の質量割合[水酸基含有化合物]/[水溶性高分子]が1/2〜9/2であることが好ましく、4/5〜2/1であることがより好ましい。
本実施形態においては、ポリビニルピロリドンとポリエチレングリコールとを上記割合で配合することが好ましい。
油分としては、通常、化粧料に配合される公知の油分を用いることができる。例えば、炭化水素油、油脂、ロウ類、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル油、界面活性剤、シリコーン油が挙げられる。油分は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
炭化水素油としては、例えば、ポリエチレン、流動パラフィン、スクワラン、ポリブテンが挙げられる。
本実施形態においては、高温(例えば50℃)での形状を保持する観点から、ポリエチレンを配合することが好ましい。この場合、ポリエチレンの含有量としては、化粧料全量を基準として、18質量%以上であることが好ましく、成型性の観点から、20〜30質量%であることがより好ましい。
油脂としては、例えば、オリーブ油、ヒマシ油、マカデミアナッツ油、月見草油が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリンが挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン酸が挙げられる。
本実施形態のシート状化粧料がポリビニルピロリドンとポリエチレングリコールとを含む場合、これら化合物への溶解性に優れ、形状の保持性が向上する点で、ベヘン酸を用いることが好ましい。これらの組み合わせによれば、シート状化粧料が粉体を含む場合の発粉を抑制することも可能となる。
高級アルコールとしては、例えば、ベヘニルアルコール、オレインアルコール、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコールが挙げられる。
本実施形態のシート状化粧料がポリビニルピロリドンとポリエチレングリコールとを含む場合、これら化合物への溶解性に優れ、形状の保持性が向上する点で、ベヘニルアルコールを用いることが好ましい。
エステル油としては、例えば、パルミチン酸エチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、トリカプリル・カプリン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリルが挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、上記水酸基含有化合物として挙げたもの以外の、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
本実施形態のシート状化粧料において、水溶性成分と油溶性成分との分離を抑制する観点から、セスキイソステアリン酸ソルビタン等の界面活性剤を配合することが好ましい。
本実施形態のシート状化粧料において、形状の保持性が向上する点で、イソステアリン酸PEG−20ソルビタン、PEG−40水添ヒマシ油等の界面活性剤を含むことが好ましい。また、同様の理由で、上記水酸基含有化合物として挙げたポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコンを配合することが好ましい。
本実施形態のシート状化粧料には、成型時の離型性を調整する目的で、スクワレン、流動パラフィン、乳酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、パルミチン酸イソプロピレン、パルミチン酸エチルヘキシル等の低粘度オイルを配合することが好ましい。成型性の観点から、パルミチン酸エチルヘキシルがより好ましい。低粘度オイルの粘度は、25±1.0℃において30mPa/s以下であることが好ましい。
シート状化粧料における上記低粘度オイルの含有量は、化粧料全量を基準として1〜10質量%が好ましく、3〜8質量%がより好ましい。
シート状化粧料における油分の含有量は、化粧料全量を基準として、25〜99質量%が好ましく、30〜95質量%がより好ましく、40〜70質量%が更により好ましい。
本実施形態において、形状の保持性を向上させる観点から、油分、水溶性高分子及び水酸基含有化合物の合計含有量に対して、水溶性高分子及び水酸基含有化合物の合計含有量が3〜50質量%であることが好ましく、5〜50質量%であることがより好ましく、20〜50質量%であることが更により好ましい。
本実施形態のシート状化粧料は、粉体を更に含むことができる。
粉体としては、通常化粧品に使用されるものであれば特に限定されず、具体的には例えば、マイカ、カオリン、合成雲母、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化アルミニウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛、パール顔料(雲母チタン、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマスなど)、窒化ホウ素、有機顔料(赤色228号、赤色226号、青色404号など)、ポリエチレン末などが挙げられる。これらの粉体は2種以上の粉体を複合化したものを用いてもよく、またシリコーン化合物、金属セッケン類、アミノ酸化合物、フッ素化合物などを用いて公知の方法にて表面処理を施したものを用いてもよい。これらの粉体は、化粧料の用途に応じて1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
粉体の粒径は、成型性や発色性を向上させる観点から、1μm〜200μmが好ましく、5μm〜100μmがより好ましい。本実施形態においては、成型性の観点から、5μm〜100μmの粉体が、粉体全量基準で40質量%以上配合されることが好ましい。
シート状化粧料における粉体の含有量は、シート状化粧料の形状の保持性及び粘靱性と、粉体による機能付与とを両立させる観点から、化粧料全量を基準として、0〜75質量%が好ましく、5〜70質量%がより好ましく、30〜60質量%が更により好ましい。
本実施形態のシート状化粧料においては、水溶性成分と油溶性成分との分離を抑制する観点から、非水溶性増粘剤を配合することが好ましい。非水溶性増粘剤としては、ジメチルシリル化シリカを用いることが好ましい。非水溶性増粘剤の含有量は、分離抑制と使用感とを両立する観点から、化粧料全量を基準として、0.1〜0.7質量%が好ましい。
本実施形態のシート状化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲で添加剤を更に含有することができる。添加剤としては、上記水溶性高分子以外の被膜形成剤、上記水酸基含有化合物以外の保湿剤、上記油分として挙げたもの以外の界面活性剤、皮膚調整剤及び粘結剤、上記粉体以外の非水溶性増粘剤、着色剤及び賦形剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、抗菌剤、中和剤、植物抽出液、香料、色素等が挙げられる。
本実施形態のシート状化粧料は、例えば、上述した各成分を混合して化粧料組成物を調製し、ロール、プレス機、切削機等を用いて展延することにより作製することができる。切削機としては、例えば、ボスカ マーブルチーズ カーラー(Boska Holland Marble Cheese Curler)などを用いることができる。
混合は、例えば、溶解釜を用いて、各成分を温度80〜120℃で1〜30分間撹拌することにより行うことができる。
シート状化粧料の厚みは、用途に応じて適宜設定される。例えば、美容マスクの場合、0.005〜0.2mmとすることができる。テープ状の形状の場合、0.05〜0.3mmとすることできる。練り消しゴム状の形状の場合、所望の厚さとすることができる。薄葉状に形成する場合、例えば、2000μm以下、1000μm以下、500μm以下、300μm以下、又は100μm以下に設定することが可能である。
本実施形態のシート状化粧料は、特に用途は限定されないが、例えば、ファンデーション、チーク、フェイスカラー、美容マスク、サンスクリーン、リップ、アイシャドウ、アイブロウ、アイライナー、アイブロウ等の用途に利用することができる。
また、本実施形態のシート状化粧料は、花などの複雑な形状に成型することが可能であり、意匠性に優れた化粧料を実現することができる。例えば、上述した各成分を混合して調製した化粧料組成物を、ロールでシート状に延ばし、ロールの掻き取り刃から所定の距離のところに抵抗を与えることでシート状化粧料がひだ状に細かく折りたたまれる。これを中央で絞り、両端面を合せることにより、図1に示すような花形状の化粧料を作製することができる。
更に、本実施形態のシート状化粧料によれば、良好な粘靱性を有することから、美容マスクの実現や、局所的に化粧料を貼り付けるテープ状化粧料の実現も可能となる。
また、本実施形態のシート状化粧料は、種々の形態で用いることができ、例えば、所定の基材上に貼り合わせて試供品とすることや、塗布具などと組み合わせた化粧品とすることができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜19及び比較例1)
表1〜3に示す組成(質量%)を有する化粧料バルクをそれぞれ調製した。なお、調製は、溶解釜を用い、各成分を90〜110℃で3分混合することにより行った。
なお、表中に示す各成分の詳細は以下のとおりである。
ジメチルシリル化シリカ:日本アエロジル社製、AEROSIL R974
PVP:アイエスピージャパン社製、PVP K−90
PEG−6:日油社製、PEG#300
セスキイソステアリン酸ソルビタン:日清オイリオグループ社製、コスモール182V
PEG−60水添ヒマシ油:日本エマルジョン社製、エマレックス HC−60
ステアリン酸PEG−40:日本サーファクタント社製、NIKKOL MYS−40V
マイクロクリスタリンワックス:Sonneborn,Inc.、MULTIWAX W−445
トリエチルヘキサノイン(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー:信越化学社製、KSG−43
ベヘニルアルコール:高級アルコール社製、ベヘニルアルコール
ポリエチレン:日本ナチュラルプロダクツ社製、LASHWAX P
ベヘン酸:日油社製、NAA−222S ビーズ
トコフェロール:日清オイリオグループ社製、トコフェロール 100
パルミチン酸エチルヘキシル サラコス:日清オイリグループ社製、P−8
着色剤1:日揮触媒化成社製、SYMPHOLIGHT
着色剤2:三好化成社製、SA−ティミカエクストララージスパークル
着色剤3:三好化成社製、SA−HOMBITAN AFDC200
着色剤4:トピー工業社製、PDM−40L
[シート状化粧料の形状保持性]
上記で得られた化粧料バルクを、3段ロールを用いて展延し、長さ10cm×幅5cm×厚み0.12±0.05mmのシートを作製した。
図2に示すように、得られたシートの中央部を直径3mmのアルミ棒に掛け、1分間放置したときのシートについて、以下の基準で評価した。
◎:シートが形状の変化なくアルミ棒に残り、広げても亀裂が入らない。
○:シートが形状の変化なくアルミ棒に残り、広げると部分的に亀裂が見られた。
△:シートの形状が一部崩れたが、アルミ棒に残った。
×:シートに成型できない、又はシートの形状が崩れてアルミ棒に残らない。
[化粧料の粘靱性]
上記で得られた化粧料バルクを、直径3mm×長さ3cmに成型した。成型物の両端から4mmの場所を持ち、180度捻ったときの状態について、以下の基準で評価した。
○:成型体はつながったままである。
△:成型体の一部に亀裂がみられた。
×:成型体がちぎれた。
[シート状化粧料の保存安定性]
実施例15〜19で調製した化粧料バルクを、3段ロールを用いて展延し、厚み0.12±0.05mmのシートを作製した。作製したシートを、図1に示すような花形状に成型し、各温度の恒温槽で1ヶ月保管した後の外観を、以下の基準で評価した。なお、高温高湿は、湿度75%、温度40℃をいう。
○:形状に変化がほとんどなく、発汗が見られても2時間程度室温に放置すれば消える。
△:形状に変化があるが、シートが千切れずに残っている。発汗が見られても2時間程度室温に放置すれば消える。
×:シートが千切れて形状を維持できない。
(実施例20)
以下の各成分を、90〜110℃で溶解混合し、更に3段ロールにて混合することにより、化粧料バルクを調製した。
(成分) 配合量(質量%)
1. PVP 6
2. PEG−6 6
3. パルミチン酸エチルヘキシル 6
4. セスキイソステアリン酸ソルビタン 0.3
5. PEG−60水添ヒマシ油 3
6. ステアリン酸PEG−40 3
7. トリエチルヘキサノイン
(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)
クロスポリマー 6
8. ベヘニルアルコール 3
9. ポリエチレン 22
10.ベヘン酸 6
11.トコフェロール 0.01
12.ジメチルシリル化シリカ 0.3
13.着色剤3 22
14.着色剤4 16.39
上記と同様にして粘靱性及び形状保持性を評価したところそれぞれ○及び○であった。
[発粉の評価]
5℃及び25℃の温度で1ヶ月保存した後の化粧料バルクについて外観を確認し、白い粉状の結晶の有無により発粉を下記基準で評価したところ、○であった。
○:結晶が全く確認されなかった。
△:部分的に白く見える。
×:全体的に白く見える。
ベヘン酸に代えてステアリン酸を用いたこと以外は実施例20と同様にして調製した化粧料バルクの場合、発粉の評価は、○であった。

Claims (3)

  1. 油分と、水溶性高分子と、分子内に水酸基を2以上有する水酸基含有化合物と、を含有し、実質的に水分を含有しない、シート状化粧料。
  2. 前記油分の含有量は、化粧料全量を基準として、25〜99質量%である、請求項1に記載のシート状化粧料。
  3. 粉体を更に含有する、請求項1又は2に記載のシート状化粧料。
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