JP2017001130A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの搬送過程でワークを反転させて掴み直しすることができる小型の搬送装置を提供すること。【解決手段】ワークWを搬送する搬送機21と、ワークWを載置可能なステージ22と、搬送機21の可動範囲に対してステージ22が出入り可能となるようにステージ22を昇降動作させる昇降機構23と、搬送機21及び昇降機構23の動作を制御する制御部24と、を備え、制御部24は、昇降機構23がステージ22を下げて保持している状態で搬送機21によりワークWをステージ22に載置させ、ワークWを載置した後に搬送機21をステージ22の移動経路外へ退避させ、搬送機21の退避後に昇降機構23によりステージ22を上昇させ、昇降機構23がステージ22を上げて保持している状態でワークWの載置時とは上下反転状態の搬送機21によりワークWを把持してステージ22からワークWを取り外す。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置に関する。
部材の組み立てや加工等をする装置には、たとえば特許文献1のように、組み立てや加工等に適した向きに部材を向ける反転機構を有するものがある。特許文献1に開示された反転機構は、ワークを搬送する搬送機としてのコンベアからワークを上方に移動させるとともにワークを回転させて再びコンベア上に載置する。
特開2012−240054号公報
ワークを搬送するための搬送機としてロボットハンドを備えた機器を使用する場合、ワークの向きを反転させるために、ロボットハンドのうちワークを把持している部位を反転させることが考えられる。しかしながら、ロボットハンドを用いてワークを搬送する際に、ロボットハンドに対するワークの位置関係を変更して掴み直す場合には、ロボットハンドからワークを取り外し、その後、別の方向からワークを再び把持するためにロボットハンドを移動させる必要がある。このため、ロボットハンドを搬送機として使用する場合には、ロボットハンドが移動するための広い空間を要するので、搬送装置の小型化が難しい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ワークの搬送過程でワークを反転させて掴み直しすることができる小型の搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、ワークを把持するロボットハンドを有し前記ワークが搬入される第一位置から前記第一位置と異なる第二位置まで所定の搬送経路に沿って前記ワークを搬送する搬送機と、前記搬送経路の一部に配され前記ワークを載置可能なステージと、前記搬送機の可動範囲に対して前記ステージが出入り可能となるように前記ステージを昇降動作させる昇降機構と、前記搬送機の動作及び前記昇降機構の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記昇降機構が前記ステージを下げて保持している状態で前記ロボットハンドにより前記ワークを前記ステージに載置させ、前記ワークを載置した後に前記ロボットハンドを前記ステージの移動経路外へ退避させ、前記ロボットハンドの退避後に前記昇降機構により前記ステージを上昇させ、前記昇降機構が前記ステージを上げて保持している状態で前記ワークの載置時とは上下反転状態のロボットハンドにより前記ワークを把持して前記ステージから前記ワークを取り外す搬送装置である。
なお、前記制御部は、前記昇降機構が前記ステージを上げて保持している状態で前記ロボットハンドにより前記ワークを前記ステージに載置させ、前記ワークを載置した後に前記ロボットハンドを前記ステージの移動経路外へ退避させ、前記ロボットハンドの退避後に前記昇降機構により前記ステージを下降させ、前記昇降機構が前記ステージを下げて保持している状態で前記ワークの載置時とは上下反転状態のロボットハンドにより前記ワークを把持して前記ステージから前記ワークを取り外してもよい。
本発明によれば、ワークの向きを反転させる過程で、ワークの把持は搬送機のロボットハンドを使用し、昇降機構によるステージの上下動とロボットハンドとの協調動作を制御部が行うことでロボットハンドに対するワークの向きを反転させることができる。その結果、ワークの向きを反転させるようにワークをロボットハンドに掴み直させるためのロボットハンドの移動に要するスペースを小さくすることができる。
本発明の一実施形態に係る搬送装置の平面図である。 搬送装置におけるステージの平面図である。 搬送装置における多関節ロボットの要部の外観斜視図である。 搬送装置における第一搬送部の外観斜視図である。 搬送装置における第一搬送部の外観斜視図である。 搬送装置の制御動作を説明するフローチャートである。
本発明の一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の搬送装置100は、電子部品が実装される基板Pに、所定の形状をなすワークWを接着するための装置である。本実施形態の搬送装置100によって基板Pに接着されるワークWは、後述する多関節ロボット21により把持される第一被把持面W1及び第二被把持面W2(図2参照)を有している。第一被把持面W1と第二被把持面W2とは互いに反対側に向いている。ワークWの詳細な形状は特に限定されない。また、ワークWが接着される対象物である基板Pの形状は特に限定されない。
搬送装置100は、搬入部10と、第一搬送部20と、塗布部40と、第二搬送部50と、加熱圧着部60とを、たとえば直方体形状をなして枠組みされた筐体70の内部に備えている。
搬入部10は、複数のワークWが並べて載置される所定の形状の搬入トレイ11を用いて搬送装置100内にワークWを搬入するための装置である。
搬入部10は、搬入ワゴン12と、搬入トレイ運搬機13と、搬入トレイ載置部14とを備えている。
搬入ワゴン12は、複数の搬入トレイ11を収容可能であり、搬入トレイ運搬機13に対して所定の位置関係となるように複数の搬入トレイ11を位置させる。
搬入トレイ運搬機13は、複数のワークWが並べて載置された状態で搬入ワゴン12に収容された搬入トレイ11を搬入トレイ載置部14へと運搬し、また、搬入トレイ載置部14にある空の搬入トレイ11を搬入ワゴン12へと運搬する。
搬入トレイ載置部14は、後述する多関節ロボット21の可動範囲内にある所定の第一位置A1に設けられている。
なお、搬入部10の構成は上記の構成に限定されない。また、本実施形態の搬送装置100は、複数のワークWが並べて載置された状態の搬入トレイ11を筐体70内の所定の位置に配置することができる構成を備えている場合には、上記構成の搬入部10を有していなくてもよい。
図1から図5までに示すように、第一搬送部20は、多関節ロボット21(搬送機)と、ステージ22と、昇降機構23と、制御部24とを備えている。
多関節ロボット21は、ワークWを、上記の搬入トレイ載置部14の位置(第一位置A1)から、第二搬送部50による基板Pの搬送経路上の所定の位置(第二位置A2)まで搬送する。多関節ロボット21は、少なくとも第一位置A1及び第二位置A2を可動範囲内に含んで動作可能なロボットである。
多関節ロボット21は、ロボットアーム25と、ロボットハンド26とを備えている。
ロボットアーム25は、少なくとも1の自由度を有し、制御部24による制御に従ってロボットハンド26を移動させる。ロボットアーム25の関節構造は特に限定されない。たとえば、ロボットアーム25は、6軸や7軸の多関節アームであってもよい。
ロボットハンド26は、ワークWを把持するための一対の把持部材27,28(第一把持部材27,第二把持部材28)と、各把持部材27,28を動作させる駆動部29とを有している。
一対の把持部材27,28は、ワークWの第一被把持面W1及び第二被把持面W2に当接することでワークWを挟み込んで把持する開閉動作可能な棒状部材である。一対の把持部材27,28の基端部は駆動部29に接続されている。
第一把持部材27は、第二把持部材28側へ向くように曲がった形状の腕部30を先端部に有する。第二把持部材28は、第一把持部材27側へ向くように曲がった形状の腕部31を先端部に有する。
第一把持部材27の腕部30と、第二把持部材28の腕部31とは、それぞれ、ワークWの第一被把持面W1及び第二被把持面W2に当接可能である。各腕部30,31は、第一被把持面W1及び第二被把持面W2に対する滑り止め構造や滑り止め部材(いずれも不図示)を有していてもよい。
駆動部29は、第一把持部材27及び第二把持部材28の各々に接続されている。駆動部29の構成は特に限定されない。たとえば、駆動部29は、モータ及び減速部(いずれも不図示)を有していてもよい。
駆動部29は、第一把持部材27及び第二把持部材28が近接するように第一把持部材27及び第二把持部材28を移動させる。これにより、第一把持部材27及び第二把持部材28がワークWの第一被把持面W1及び第二被把持面W2に当接する。駆動部29は、制御部24による制御に従って動作する。
ステージ22は、ロボットハンド26によるワークWの搬送経路の一部に配されている。ステージ22は、ワークWを載置可能な載置部32と、載置部32に接続されたステージ本体33とを有している。
載置部32は、ワークWの形や大きさに対応した形状を有し、ステージ本体33に対して着脱可能な板状部材である。載置部32は、第一把持部材27を挿入可能な切欠き部32aと、第二把持部材28を挿入可能な切欠き部32bとを有している。切欠き部32aと切欠き部32bとは、載置部32において互いに離間した位置に形成されている。切欠き部32aと切欠き部32bとの間には、ワークWを載置するための載置面32cが設けられている。切欠き部32aと切欠き部32bとの間の距離は、ワークWの大きさや形に対応した距離となっている。たとえば、載置面32cにワークWが載置された状態において、ワークWは、載置面32cからその両側の切欠き部32a,32bへとはみ出している。ワークWが載置面32cから切欠き部32a、32bへとはみ出すことにより、載置部32の載置面32cに載置されたワークWは、切欠き部32a,32bに挿入される一対の把持部材27,28により把持可能である。
なお、ステージ22は、ワークWの形や大きさに応じて形状が異なる複数の載置部32を有していてもよい。この場合、複数の載置部32から、ワークWの形や大きさに好適に対応した1つの載置部32が選択されてステージ本体33に取り付け可能である。
ステージ本体33は、昇降機構23の移動体36に接続されている。本実施形態では、ステージ本体33に載置部32をたとえばねじ止めにより固定することができる。
昇降機構23は、筐体70の枠のうち筐体70の天井部分を構成する枠71に取り付けられている。
昇降機構23は、鉛直方向に延びるレール35と、ステージ22を保持してレール35に沿って走行可能な移動体36と、移動体36をレール35に沿って動作させるためのモータユニット37とを備えている。
さらに、本実施形態の昇降機構23において、レール35の上端近傍は、ステージ22を多関節ロボット21の可動範囲外に退避させるための退避位置となっている。レール35の上端近傍にステージ22の退避位置が設定されていることにより、ワークWを把持した状態のロボットハンド26がステージ22上を通過する頻度を下げることができる。このため、ロボットハンド26に把持されたワークWが万が一落下した場合に、ワークWがステージ22の載置部32に衝突することを防ぐことができる。これは、ワークWに接着剤が塗布された状態にあるときにワークWの落下により載置部32に接着剤が付着するのを防止することができるので、搬送装置100のメンテナンスが容易になる。
レール35は、移動体36が鉛直方向に移動可能となるように移動体36をガイドする。
移動体36は、レール35に連結され、モータユニット37がもたらす動力を受けてレール35に沿って鉛直方向に移動可能である。
モータユニット37は、制御部24に接続されており、制御部24によって動作制御される。モータユニット37は、制御部24による制御に対応して動作するモータや減速部(いずれも不図示)などを有していてもよい。モータユニット37から移動体36への動力伝達手段は特に限定されない。たとえば、モータユニット37に接続される動力伝達手段の構成として、たとえば、ワイヤ、ベルト、若しくはチェーン等を用いて移動体36を移動させる構成や、ボールねじ等を用いてレール35に沿って移動体36を移動させる構成などが採用されてよい。
本実施形態におけるモータユニット37の動作は、制御部24における多関節ロボット21に対する制御と連携した動作とされている。
昇降機構23は、多関節ロボット21の可動範囲に対してステージ22が出入り可能となるように、ステージ22を昇降移動させることができる。昇降機構23がステージ22を多関節ロボット21の可動範囲外へと移動させることにより、多関節ロボット21の可動範囲を有効利用できる。
制御部24は、多関節ロボット21の動作及び昇降機構23の動作を制御するために、多関節ロボット21及び昇降機構23に接続されている。
図1に示すように、塗布部40は、載置台41と、接着剤の塗布機42とを備えている。
載置台41は、ワークWが載置される台である。本実施形態では、載置台41における所定の位置にワークWが載置されるように、不図示の位置決め手段が載置台41に設けられている。なお、上記の位置決め手段が載置台41に設けられていなくてもよい。
塗布機42は、不図示の接着剤タンクから接着剤をワークWの一部に供給するために、載置台41上を移動可能なノズル43を有している。
塗布機42のノズル43は、ワークWの形状に基づいて定められた所定の経路に沿って、接着剤を押し出しながら移動可能である。塗布機42は、ノズル43を移動させながらノズル43から接着剤を押し出すことにより、載置台41に載置されたワークWの上面に接着剤を塗布する。
第二搬送部50は、複数の基板Pが並べて保持されるマザーボード51を、所定の搬入位置から上記の第二位置A2まで搬送し、さらに、第二位置A2においてワークWが基板Pに取り付けられた後、ワークW,基板P,及びマザーボード51を一体に加熱圧着部60まで搬送する。
加熱圧着部60は、接着剤が硬化開始する温度以上にワークW,接着剤,及び基板Pを加熱するための不図示のヒータと、ワークWを基板Pに押し付けるためのプレス機61を備えている。
プレス機61がワークWを基板Pに押し付けた状態でヒータが接着剤を硬化させることにより、ワークWが基板Pに固定される。
次に、本実施形態の搬送装置100の作用について、第一搬送部20の作用を中心に説明する。
ここでは、制御部24による多関節ロボット21の動作制御及び昇降機構23の動作制御について、第一位置A1から第二位置A2まで多関節ロボット21がワークWを搬送する過程を中心に説明する。
図6に示すように、搬送装置100の動作が開始されると、まず、多関節ロボット21が、第一位置A1でワークWを把持する(ステップS1)。
ステップS1において、ワークWは、搬入部10の搬入トレイ11上に並べられている。多関節ロボット21は、制御部24の指示により、各把持部材27,28の各腕部30,31を、第一被把持面W1及び第二被把持面W2に当接させる。これにより、多関節ロボット21は、搬入トレイ11上のひとつのワークWを挟み込んで把持する。
次に、多関節ロボット21が、ワークWを塗布部40の載置台41へと搬送する(ステップS2)。
ステップS2によってワークWが載置台41に載置されると、塗布機42のノズル43は、制御部24の指示により、ワークWの形状に応じて移動しながらワークWの上面に接着剤を押し出す。
次に、多関節ロボット21が、接着剤の塗布完了を示す信号を制御部24から受けて、ワークWを把持して載置台41から取り外す(ステップS3)。
次に、制御部24の指示により、昇降機構23が、ステージ22を下降させる(ステップS4)。
ステップS4において、昇降機構23のモータユニット37は、制御部24の指示により、移動体36及びステージ22を下方向に移動させる。これにより、ステージ22が、多関節ロボット21の可動範囲外から多関節ロボット21の可動範囲内に進入する。なお、ステージ22を下方向に移動させる動作は、ワークWが載置台41から取り外される前に行われてもよい。また、ステージ22を下方向に移動させる動作は、接着剤を塗布する前のワークWが載置台41に載置された後、ワークWに対する接着剤の塗布工程中に行われてもよい。
次に、多関節ロボット21が、ワークWを載置台41からステージ22へと搬送する(ステップS5)。
ステップS5において、多関節ロボット21は、制御部24の指示により、昇降機構23がステージ22を多関節ロボット21の可動範囲内に保持した状態で、載置部32よりも上方から載置部32へ向かってロボットハンド26を移動させる(たとえば図4参照)。
次に、多関節ロボット21は、ワークWをステージ22に載置した状態でワークWを離す(ステップS6)。ステップS6において、駆動部29は、把持部材27と把持部材28との間隔が開く方向へと一対の把持部材27,28を移動させる。
次に、多関節ロボット21が、ステージ22の移動経路外へと退避する(ステップS7)。ステップS7における多関節ロボット21の退避位置は、レール35に沿ってステージ22が進退移動するために必要な領域の外側であれば特に限定されない。また、ステップS7では、上記の領域の外側に多関節ロボット21が退避してれば、多関節ロボット21が停止している必要はない。たとえば、ステップS7において、第一位置A1から新たなワークWを載置台41まで搬送してもよい。
次に、昇降機構23が、制御部24の指示により、ステージ22を上昇させる(ステップS8)。
ステップS8において、昇降機構23のモータユニット37は、制御部24の指示により、移動体36及びステージ22を上方向に移動させる。ステップS8において上方向に移動されるステージ22の到着位置は、多関節ロボット21の可動範囲内にある。
次に、多関節ロボット21が、ワークWをステージ22の下側から掴みに行くようにロボットハンド26を移動させる(ステップS9)。
ステップS9において、ワークWは、ステージ22の載置部32上に載置されている(図2参照)。上記のステップS7において退避状態にある多関節ロボット21は、ステップS9において、ステージ22の載置部32の下方にロボットハンド26を進入させ、一対の把持部材27,28を載置部32の切欠き部32a,32bに差し込む。さらに多関節ロボット21は、制御部24の指示により、一対の把持部材27,28を、第一被把持面W1と第二被把持面W2との間の距離以上の隙間が空くように離間させる。
一対の把持部材27,28が離間している状態で、ロボットハンド26が一対の把持部材27,28とともに上昇動作し、載置部32上のワークWにおける第一被把持面W1及び第二被把持面W2近傍に一対の把持部材27,28が配置される。
次に、多関節ロボット21の一対の把持部材27,28がワークWを把持する(ステップS10)。
ステップS10では、駆動部29が、制御部24の指示により、一対の把持部材27,28が閉じる方向へと一対の把持部材27,28を移動させる。これにより、一対の把持部材27,28は、第一被把持面W1及び第二被把持面W2に接してワークWを把持する。
次に、多関節ロボット21が、ワークWをステージ22から取り外す(ステップS11)。
ステップS11では、ワークWをステージ22の載置部32から上方向へと移動させる。さらに、ステージ22の載置部32に形成された切欠き部32a,32bから一対の把持部材27,28をたとえば水平方向に引き抜くように、多関節ロボット21がロボットハンド26を移動させる(たとえば図5参照)。
次に、多関節ロボット21が、ワークWを第二位置A2まで搬送する(ステップS12)。
ステップS12において、多関節ロボット21は、ワークWが載置部32から第二位置A2まで移動する過程で、ワークWが上下反転するようにロボットハンド26を動作させる。ワークWの上下反転後は、ワークWにおいて接着剤が付着している側が下側となる。
最後に、多関節ロボット21が、接着剤が基板Pに付着する向き(すなわちワークWの下側に接着剤が塗布されている向き)で、第二位置A2においてワークWを基板Pに載置する(ステップS13)。
以上により、第一搬送部20によるワークWの搬送が終了する。
上記のステップS1からステップS13までの工程によって、第一位置A1に配されたワークWは、接着剤が塗布され、接着剤がワークWの下側に塗布された状態となるようにロボットハンド26によって持ち替えられ、第二位置A2まで搬送されて基板Pに載置される。その後、ワークWが載置された基板Pは、第二位置A2から加熱圧着部60へとマザーボード51ごと搬送される。加熱圧着部60により、ワークW及び基板Pが加熱圧着される。
本実施形態では、第一搬送部20の制御部24は、昇降機構23がステージ22を下げて保持している状態でロボットハンド26によりワークWをステージ22に載置させる。次に、制御部24は、ワークWを載置した後にロボットハンド26をステージ22の移動経路外へ退避させ、ロボットハンド26の退避後に昇降機構23によりステージ22を上昇させる。続いて、制御部24は、昇降機構23がステージ22を上げて保持している状態でワークWの載置時とは上下反転状態のロボットハンド26によりワークWを把持してステージ22からワークWを取り外す。
このように、制御部24は、ロボットハンド26の動作と連携してステージ22が動作するように、多関節ロボット21と昇降機構23との両方を制御する。
以上に説明したように、本実施形態の搬送装置100に設けられた第一搬送部20によれば、ワークWの向きを反転させる過程で、ワークWの把持にはロボットハンド26を使用する。そして、昇降機構23によるステージ22の上下動とロボットハンド26との協調動作を制御部24が行うことでロボットハンド26に対するワークWの向きを反転させることができる。その結果、ワークWの向きを反転させるようにワークWをロボットハンド26に掴み直させるためのロボットハンド26の移動に要するスペースを小さくすることができる。
また、ワークWの向きを反転させた状態でワークWを掴み直すためのロボットハンド26の移動に必要なスペースが小さくてすむ。その結果、多関節ロボット21の自由度が少なくてもよくなり、多関節ロボット21のロボットアーム25に設ける関節の数を減らすことができる。
たとえば、本実施形態の第一搬送部20によれば、ワークWの昇降を昇降機構23が行うので、ロボットハンド26の昇降移動量が少なくてよい。このため、多関節ロボット21は、ロボットアーム25全体を昇降させたり多関節ロボット21自体を昇降させたりするための関節がなくてもよい。本実施形態において多関節ロボット21のどの関節を省くかについては、適宜選択されてよい。
また、本実施形態の第一搬送部20によれば、制御部24は、昇降機構23がステージ22を下げて保持している状態で載置部32よりも上方から載置部32へ向かってロボットハンド26を移動させる。そして、制御部24は、昇降機構23がステージ22を上げて保持している状態で載置部32よりも下方から載置部32へ向かってロボットハンド26を移動させる。したがって、昇降機構23がステージ22を下げて保持している状態では、ロボットハンド26を配置するためのスペースがステージ22の上部にあり、昇降機構23がステージを上げて保持している状態では、ロボットハンド26を配置するためのスペースがステージ22の下部にある。その結果、ロボットハンド26がワークWを把持するためのスペースを広く確保することができる。
また、本実施形態の第一搬送部20によれば、載置部32に設けられた載置面32cから切欠き部32a,32bへとワークWがはみ出すように載置部32がワークWの形や大きさに対応して形成されているので、ロボットハンド26を用いて載置部32上に載置されたワークWを容易に把持することができる。
また、本実施形態の第一搬送部20によれば、制御部24は、多関節ロボット21の可動範囲の上限よりもさらに上方の位置にステージ22を保持可能である。したがって、多関節ロボット21をステージ22に確実に干渉させないようにできる。
また、本実施形態の第一搬送部20によれば、ワークWにおいて接着剤が塗布される領域とロボットハンド26の一対の把持部材27,28が接する領域とが互いに異なるので、一対の把持部材27,28に接着剤が付着しない。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、制御部24による制御内容の一部が上記実施形態と異なっていてもよい。一例として、昇降機構23が制御部24の指示によりステージ22を上げて保持している状態(図5参照)で、ロボットハンド26が、制御部24の指示により、ステージ22よりも下方から載置部32に向けて移動し、ワークWをステージ22に載置してもよい。また、ワークWを載置した後に多関節ロボット21が制御部24の指示によりロボットハンド26をステージ22の移動経路外へ退避させ、ロボットハンド26の退避後に昇降機構23が制御部24の指示によりステージ22を下降させてもよい。また、昇降機構23が制御部24の指示によりステージ22を下げて保持している状態(図4参照)で、ワークWの載置時とは上下反転状態のロボットハンド26が、制御部24の指示により、ステージ22よりも上方から載置部32に向けて移動し、ワークWを把持してステージ22からワークWを取り外してもよい。
このような構成であっても、上記の実施形態と同様の効果を奏する。
20 第一搬送部
21 多関節ロボット(搬送機)
22 ステージ
23 昇降機構
24 制御部
26 ロボットハンド
27 第一把持部材(把持部材)
28 第二把持部材(把持部材)
32 載置部
42 塗布機
50 第二搬送部(第二搬送機)
100 搬送装置
A1 第一位置
A2 第二位置
W ワーク
W1 第一被把持面
W2 第二被把持面

Claims (5)

  1. ワークを把持するロボットハンドを有し前記ワークが搬入される第一位置から前記第一位置と異なる第二位置まで所定の搬送経路に沿って前記ワークを搬送する搬送機と、
    前記搬送経路の一部に配され前記ワークを載置可能なステージと、
    前記搬送機の可動範囲に対して前記ステージが出入り可能となるように前記ステージを昇降動作させる昇降機構と、
    前記搬送機の動作及び前記昇降機構の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記昇降機構が前記ステージを下げて保持している状態で前記ロボットハンドにより前記ワークを前記ステージに載置させ、前記ワークを載置した後に前記ロボットハンドを前記ステージの移動経路外へ退避させ、前記ロボットハンドの退避後に前記昇降機構により前記ステージを上昇させ、前記昇降機構が前記ステージを上げて保持している状態で前記ワークの載置時とは上下反転状態のロボットハンドにより前記ワークを把持して前記ステージから前記ワークを取り外す
    搬送装置。
  2. 前記ワークは、第一被把持面、及び前記第一被把持面とは反対側に向く第二被把持面を有し、
    前記ロボットハンドは、前記第一被把持面及び前記第二被把持面に当接することで前記ワークを挟み込んで把持する開閉動作可能な棒状の一対の把持部材を有し、
    前記ステージは、前記ワークが載置される載置部を有し、
    前記載置部は、前記ワークが載置された状態で前記第一被把持面及び前記第二被把持面が前記載置部の外側にはみ出すように形成され、
    前記制御部は、前記昇降機構が前記ステージを下げて保持している状態で前記載置部よりも上方から前記載置部へ向かって前記ロボットハンドを移動させることにより前記ワークを前記載置部上に載置し、前記昇降機構が前記ステージを上げて保持している状態で前記載置部よりも下方から前記載置部へ向かってロボットハンドを移動させることにより前記載置部上の前記ワークにおける前記第一被把持面及び前記第二被把持面近傍に前記一対の把持部材を配置する
    請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記昇降機構は、前記搬送機の可動範囲の上限よりもさらに上方の位置に前記ステージを保持可能である
    請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記ワークにおいて前記第一被把持面及び前記第二被把持面とは異なる領域に接着剤を塗布する塗布機と、
    前記接着剤を用いて前記ワークを接着する対象物を前記第二位置まで搬送する第二搬送機と、
    をさらに備える請求項2に記載の搬送装置。
  5. ワークを把持するロボットハンドを有し前記ワークが搬入される第一位置から前記第一位置と異なる第二位置まで所定の搬送経路に沿って前記ワークを搬送する搬送機と、
    前記搬送経路の一部に配され前記ワークを載置可能なステージと、
    前記搬送機の可動範囲に対して前記ステージが出入り可能となるように前記ステージを昇降動作させる昇降機構と、
    前記搬送機の動作及び前記昇降機構の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記昇降機構が前記ステージを上げて保持している状態で前記ロボットハンドにより前記ワークを前記ステージに載置させ、前記ワークを載置した後に前記ロボットハンドを前記ステージの移動経路外へ退避させ、前記ロボットハンドの退避後に前記昇降機構により前記ステージを下降させ、前記昇降機構が前記ステージを下げて保持している状態で前記ワークの載置時とは上下反転状態のロボットハンドにより前記ワークを把持して前記ステージから前記ワークを取り外す
    搬送装置。
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