JP2016541098A - 成形粒子を含有する導電性物品及びその作製方法 - Google Patents

成形粒子を含有する導電性物品及びその作製方法 Download PDF

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Abstract

(a)樹脂と、(b)該樹脂中に分散される導電性成形粒子とを含む、複合材を含み、該粒子が単一粒径分布を有する、導電性物品が提供される。各粒子は、少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面と交差する第2の表面とを含む形状を有する。該複合材は、ある厚さを有し、樹脂中に分散される導電性成形粒子の各々は、多くの場合、該粒子が該複合材の厚さを超えて延在しないように、樹脂内に配向される。(a)単一粒径分布を有する導電性成形粒子を準備するステップと、(b)該粒子を樹脂中に分散させて、複合材を形成するステップと、を含む、導電性物品を作製するための方法も提供される。【選択図】図1

Description

樹脂中に分散される成形粒子を含む導電性物品、及びそのような導電性物品を作製する方法が提供される。
携帯用手持ち装置等の携帯用及び小型電子装置では、EMIノイズ及びクロストークを低減させ、不要信号を最小限に維持するための電磁干渉(EMI)解決法に対する必要性が増加傾向にある。導電性物品、例えば、転写テープの利点は、長持ちし、アセンブリのボンドラインギャップ又はスリットに接触接地及びEMI遮蔽を提供しながら、ネジ及び機械的留め具の必要性を排除できることである。
EMI遮蔽は、例えば、金属構造を利用して実現することができる。しかしながら、EMI解決法は、金属と比較してポリマー複合材は軽量であるため、ポリマー複合材成形でも作製される。EMIテープは、例えば、接着剤に導電性充填剤を含めて一般的に使用される。充填剤の充填量は、典型的には、接地及びEMI用途の両方に所望の導電性を提供するように変化する。典型的な充填剤は、広い粒径分布の被覆球成形粒子(例えば、20ミクロン(μm)〜50μmの範囲の直径を有する粒子)を含む。導電性接着剤材料中の市販の充填剤の広い粒径分布の不利な点は、粒子のほとんどが、導電性が関係するほどには最適に利用されないこと、並びに材料の長期電気性能及び接着性能が最大化されないことである。
樹脂中に分散される成形粒子を含有する導電性物品が提供される。第1の態様では、(a)樹脂と、(b)樹脂中に分散される導電性成形粒子とを含む複合材を含み、粒子が単一粒径分布を有する、導電性物品が提供される。各粒子は、少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面と交差する第2の表面と、を含む形状を有する。複合材は、ある厚さを有し、任意に、樹脂中に分散される粒子の各々は、粒子が本複合材の厚さを超えて延在しないように、樹脂内に配向される。
第2の態様では、(a)単一粒径分布を有する導電性成形粒子を準備するステップと、(b)導電性成形粒子を樹脂中に分散させて、複合材を形成するステップと、を含む、導電性物品を作製するための方法が提供される。各粒子は、少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面と交差する第2の表面と、を含む形状を有する。複合材は、ある厚さを有し、任意に、樹脂中に分散される粒子の各々は、粒子が本複合材の厚さを超えて延在しないように、樹脂内に配向される。
三角形状を備える成形粒子を含む例示的導電性物品の断面概略図である。 ピラミッド形状を備える例示的導電性成形粒子の斜視概略図である。 ピラミッド形状を備える例示的導電性成形粒子の斜視概略図である。 ダイヤモンド形状を備える成形粒子を含む例示的導電性物品の断面概略図である。 星形状を備える成形粒子を含む例示的導電性物品の断面概略図である。 凧形状を備える成形粒子を含む例示的導電性物品の断面概略図である。 六角形状を備える成形粒子を含む例示的導電性物品の断面概略図である。 篩にかけた粒子を含有する先行技術の導電性物品の断面概略図である。 導電性成形粒子の走査電子顕微鏡(SEM)画像である。 導電性成形粒子のSEM画像である。 三角形状を備える例示的導電性成形粒子の断面概略図である。 長方形状を備える例示的導電性成形粒子の断面概略図である。 台形状を備え、伝導性繊維を含む、成形粒子を含む例示的導電性物品の断面概略図である。 菱形状を備え、伝導性繊維を含む、成形粒子を含む例示的導電性物品の断面概略図である。 例示的伝導性被覆繊維の断面概略図を提供する。 ダイヤモンド形状及び内部基材を備える、成形粒子を含む例示的導電性物品の断面概略図である。 2つの単一粒径分布を有するダイヤモンド形状及び内部基材を備える、成形粒子を含む例示的導電性物品の断面概略図である。 ダイヤモンド形状及び台形状、並びに内部基材を備える、成形粒子を含む例示的導電性物品の断面概略図である。 ダイヤモンド形状及び台形状、並びに内部基材を備える、成形粒子を含む別の例示的導電性物品の断面概略図である。 スパッタリング機器の断面概略図である。 スパッタリング機器の概略図の斜視図である。
上記の図面は、縮尺通りに描かれていない場合があり、本開示の様々な実施形態を示すが、発明を実施するための形態で言及されるように、他の実施形態も企図される。
樹脂中に分散される導電性成形粒子を有する方法及び導電性物品が提供される。より具体的には、(a)樹脂と、(b)樹脂中に分散される導電性成形粒子とを含む複合材を含み、粒子が単一粒径分布を有する、導電性物品が提供される。各粒子は、少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面と交差する第2の表面と、を含む形状を有する。本複合材は、ある厚さを有し、樹脂中に分散される本導電性成形粒子の各々は、任意に、粒子が本複合材の厚さを超えて延在しないように、樹脂内に配向される。
第2の態様では、(a)単一粒径分布を有する導電性成形粒子を準備するステップと、(b)導電性成形粒子を樹脂中に分散させて、複合材を形成するステップと、を含む、導電性物品を作製するための方法が提供される。各粒子は、少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面と交差する第2の表面と、を含む形状を有する。本複合材は、ある厚さを有し、樹脂中に分散される本導電性成形粒子の各々は、任意に、粒子が本複合材の厚さを超えて延在しないように、樹脂内に配向される。
一般的に市販されている既存の導電性粒子よりも改善された性能を有する特定の狭い粒径分布の導電性粒子が必要とされている。例えば、一般的に球形状を有する導電性粒子を利用する既存の伝導性テープは、粒子の負荷限界、粒径、形状、及び費用が制約されている。対照的に、精密な成形粒子は、有利に、同じ粒子負荷でより低い電気接触抵抗(R)値を可能にする。用途構成において使用される場合、現在市販されている充填剤とは異なり、成形導電性粒子の各々の大きさは伝導性テープの接着剤の厚さと実質的に同じであるため、粒子利用に関してテープの電気性能及び潜在的に長期のテープ性能にも利点が得られる。
端点による数範囲の引用は、いずれも、その範囲の端点、その範囲内の全ての数、並びに述べられた範囲内の任意のより狭い範囲を含むことを意味する(例えば、1〜5は、1、1.5、2、2.75、3、3.8、4、及び5を含む)。特に指示がない限り、本明細書及び実施形態に使用されている成分の量、性質の測定値などを表す全ての数は、全ての例において、用語「約」により修飾されていることを理解されたい。したがって、特にそれとは反対の指示がない限り、先の明細書及び添付した実施形態の一覧に記述されている数値パラメータは、本開示の教示を利用して当業者により得ることが求められる所望の性質に応じて変化し得る。少なくとも特許請求の範囲への均等論の適用を制限する試みとしてではなく、各数値パラメータは、少なくとも、報告された有効数字の数を考慮して、通常の四捨五入法を適用することによって解釈されなければならない。
以下の定義された用語の説明において、請求項又は明細書の他の箇所で異なる定義が提供されない限り、これらの定義が本出願全体に適用されるものとする。
用語の説明
説明及び特許請求の範囲の全体を通して特定の用語が使用されており、大部分は周知であるが、いくらか説明を必要とする場合がある。本明細書で使用される場合、以下のように理解されるべきである。
「a」、「an」、及び「the」という用語は、「少なくとも1つの」と交換可能に使用され、記載される要素のうちの1つ以上を意味する。
「及び/又は」という用語は、片方又は両方を意味する。例えば、表現「A及び/又はB」は、A、B、又はAとBとの組み合わせを意味する。
「導電性」という用語は、1,000オーム(Ω)以下、好ましくは100Ω以下、より好ましくは10.0Ω以下、及び最も好ましくは0.1Ω以下の、少なくとも1つの平面を電気的に通る接触抵抗を呈する材料を指す。
粒子に関して「成形」という用語は、粒子の少なくとも一部が型穴のネガティブ側である形状を有する粒子を指す。これは、元の製造プロセスに関連付けられる無作為形状(例えば、より大きい材料を粉砕又は破砕することによって形成されることによる)及びそれらの粒径分布を有する粒子とは対照的である。
粒子の分布に関して「単一粒径」分布という用語は、その分布の粒子の少なくとも90%が、その分布の粒子の全ての平均表面積の15%を超えて変化しない寸法表面積を有する分布を指す。「寸法」表面積は、粒子の表面中のあらゆる細孔の表面積を除外する。寸法表面積は、例えば、基準として、中心軸又は主表面を画定し、その後、中心軸又は主表面に対する形状寸法、角度、平面、曲率、勾配、及び/若しくは傾斜に関して成形粒子を評価することによって更に決定することができる。
複合材中に配置される粒子に関して「高さ」という用語は、複合材の厚さと同じ方向に配向される粒子の寸法を指す。
「平均粒径」という用語は、粒子の集団の最長寸法の平均の長さを指す。
第1の態様では、導電性物品が提供される。より具体的には、複合材を含む導電性物品が提供され、該複合材が、(a)樹脂と、(b)樹脂中に分散される導電性成形粒子と、を含み、粒子が単一粒径分布を有し、各粒子が、少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面と正確に交差する第2の表面とを含み、複合材は、ある厚さを備える。
第2の態様では、方法が提供される。より具体的には、方法は、(a)単一粒径分布を有する導電性成形粒子であって、各粒子が、少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面と交差する第2の表面とを含む形状を備える、導電性成形粒子を準備するステップと、(b)導電性成形粒子を樹脂中に分散して、複合材を形成するステップと、を含み、複合材は、ある厚さを備える。
本開示の実施形態の以下の記載は、上記態様のいずれか一方又は両方に関する。
各粒子は、少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面と交差する第2の表面と、を含む。多くの実施形態では、第1の表面と交差する第2の表面の角度αは、約15度〜約135度、又は約5度〜約85度、又は約10度〜約75度、又は約90度〜約150度である。例えば、第1の表面は、三角形状、ダイヤモンド形状、長方形状、菱形状、凧形状、星形状、六角形状、八角形状、台形状、又は半球形状を含む少なくとも1つの平面を任意に含む。任意に、表面のうちの1つ以上は、平面的ではなくむしろ曲面である。図1を参照すると、樹脂16中に分散される三角形状を備える複数の導電性成形粒子14を含む複合材12を含む、例示的導電性物品10の断面概略図が提供される。複合材は、厚さ8を備え、導電性成形粒子14の各々の高さ19は、複合材の厚さ8の95%〜100%内である。図2を参照すると、例示的導電性成形粒子20の斜視概略図が提供される。粒子20は、少なくとも第1の表面22と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面22と交差する第2の表面24と、を有するピラミッド形状を備える。
z軸(すなわち、複合材の厚さを通る)の導電性は、成形粒子の形状が球形と比べると非球形である場合に改善されることが発見された。更に、z軸の導電性は、球形さもなければ角のない形状を備える場合と比較して、成形粒子の各々の形状が少なくとも1点を備える場合に改善される。したがって、選択される実施形態では、導電性成形粒子の各々は、1点で接する少なくとも3つの表面を含む形状を備える。図3を参照すると、例示的導電性成形粒子30の斜視概略図が提供される。粒子30は、少なくとも第1の表面32と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面32と交差する第2の表面34と、第3の表面36と、を有するピラミッド形状を備える。粒子30は、1点38で接する少なくとも3つの表面(32、34、及び36)を含むピラミッド形状を備える。
いくつかの実施形態では、導電性成形粒子の各々は、ピラミッド形状、円錐形状、立方体形状、切頭ピラミッド形状、切頭球形状、又は切頭円錐形状を含む。好ましくは、導電性成形粒子の各々は、3面ピラミッド形状、4面ピラミッド形状、5面ピラミッド形状、5面三角形状、又はダイヤモンド形状を含む。図4は、樹脂16中に分散されるダイヤモンド形状を備える複数の導電性成形粒子14を含む複合材12を含む、例示的導電性物品10の断面概略図を提供する。図5は、樹脂16中に分散される星形状を備える複数の導電性成形粒子14を含む複合材12を含む、例示的導電性物品10の断面概略図を提供する。図6は、樹脂16中に分散される凧形状を備える複数の導電性成形粒子14を含む複合材12を含む、例示的導電性物品10の断面概略図を提供する。図7は、樹脂16中に分散される六角形状を備える複数の導電性成形粒子14を含む複合材12を含む、例示的導電性物品10の断面概略図を提供する。使用時(例えば、2つの材料間で圧縮される際)に、異なって成形される粒子の各々の高さが複合材の厚さの95%内であれば、1つを超える形状を備える導電性成形粒子が任意に複合材に含まれる。
典型的には、導電性物品は、2つの材料を一緒に接着するために用いられる。そのような実施形態における導電性物品は、通常、第1の主表面と、第1の主表面と反対側の第2の主表面と、第1の主表面と第2の主表面との間の厚さとを有する複合材を含む。導電性物品のある特定の実施形態における複合材の例示的な厚さは、5μm〜500μm、又は5μm〜1000μm、又は5μm〜25μm、又は10μm〜35μm、又は10μm〜50μm、又は30μm〜100μmの厚さを含む。導電性成形粒子の平均粒径は、使用時の複合材の厚さに左右されるだろう。これは、z軸(すなわち、複合材の厚さ)の導電性が、使用時(例えば、2つの材料間で圧縮される際)に、導電性成形粒子の高さが複合材の厚さの約95%内であるときに最適化されるという発見に起因する。ある特定の実施形態では、成形粒子の高さの少なくとも90%は、使用時の複合材の厚さの96%内、又は使用時の複合材の厚さの97%内、又は98%内、又は99%内、又は100%である。対照的に、導電性成形粒子の高さが複合材の厚さを上回ると、物品の接着に悪影響を与えるだろう。ある特定の実施形態では、導電性成形粒子は、5μm〜200μm、又は5μm〜50μm、又は5μm〜25μm、又は10μm〜35μm、又は30μm〜75μm、又は50μm〜75μmの平均粒径を含む。
上で述べたように、便宜上、「高さ」という用語は、複合材の厚さと同じ方向で配向される粒子の寸法を指すために用いられる。より一般的には、導電性成形粒子は、典型的に様々な整列で複合材中に存在し、このため、これらは、粒子が複合材の厚さを超えて延在しないように樹脂内に配向される、樹脂中に分散される導電性成形粒子の各々として記載されている。言い換えると、導電性成形粒子の各々は、複合材の厚さの限度で若しくは限度内であるように位置する(又は配向される)か、又は導電性成形粒子の各々は、複合材内に完全に含有されるように整列されるか、又は導電性成形粒子のいずれの部分も複合材の外に位置しない。そのような配向は、複合材の厚さを制御するための手段を含むコーティング方法(例えば、バーノッチコーター)を用いることによって実現することができる。特に、複合材厚を超える高さを有して配向される任意の成形粒子は、成形粒子が複合材の厚さを超えて延在しない交互配向を強いられる(例えば、押し込まれる)。
複合材は、導電性物品が用いられるとき、例えば、2つの材料を一緒に接着するとき、典型的には圧縮されるだろう。上に開示される使用時に、導電性成形粒子が、複合材の厚さのある特定の割合内である高さを有する複合材を準備するために、初期の複合材(すなわち、形成されたままの、2つの材料を一緒に接着するために使用される前の複合材)は、使用時に圧縮されるときの厚さを超える厚さを有する必要があるだろう。多くの実施形態では、複数の導電性成形粒子の各々は、初期の複合材厚の25%内、又は初期の複合材の厚さの50%内、又は75%内、又は90%内、又は95%内の高さを含む。ある用途で利用されるとき、導電性物品の複合材は、このため、初期の複合材の厚さの0%から75%に、又は初期の複合材の厚さの0%から50%に、又は1から10%に圧縮され得る。
更に、複合材が熱可塑性及び/又は熱硬化性特性を含む、熱及び若しくは圧力で流動する、液体である、多孔性である(例えば、発泡されている)、及び/又は低分子量樹脂を含む場合は、初期の複合材(すなわち、「適用前状態」)から使用時の複合材(すなわち、「適用後状態」)に厚さを低減させる複合材の能力は、適用前の成形粒子の高さ特徴に適用され得る「事後/事前」要素係数(PPRF)を規定する。よって、0.5のPPRF係数を持つ材料を含む複合材は、複合材が、成形粒子が所望の表面に接触する前に意図的にその厚さを低減させるだろうことを示し、このため、成形粒径が適用前の複合材の厚さ内であることを示すように、「厚さ」の範囲は0.5の係数(又は範囲)を乗じる。複合材の厚さの意図的な減少の例は、例えば、基材間にフィレットを作製する、平坦ではない領域を充填する、空隙を充填する、及びピンを形成する等のために複合材樹脂のいくつかを用いることを含む。
ある特定の最終用途では、複合材の樹脂部分を移動することで、成形粒子を所望の表面に係合させる、所望の表面と接触させる、及び/又は所望の表面内に埋め込むことができる。そのような樹脂の移動は、圧力、熱、振動下の樹脂の流動特性、樹脂の圧縮性等による、多くの手段によって生じ得る(例えば、それは、発泡構造を有し得る、熱可塑性樹脂であり得る、及び/又は熱硬化性樹脂であり得る)。任意の実用的樹脂及び/又は成形粒子の担体手段(例えば、ハンダ、ペースト、グリース、ゲル、又はフィルム)が、粒子を使用時に所望の表面に係合させる用途において利用され得る。更に、ある特定の実施形態では、樹脂は、最終使用時に接着機能又は非接着機能を有するように設計され得る。非接着機能性に関して、例えば、機械的締付金具、重力、及び/又はファンデルワース力が、アセンブリを一緒に保持するために用いられ得る。
ある特定の実施形態では、使用時(例えば、材料表面に対する物品の圧縮後)の物品は、成形粒子平面及び樹脂担体平面を有する複合材と記載され得る。成形粒子平面は、樹脂平面を超えて材料表面中に(すなわち、材料表面平面を超えて)延在することができ、樹脂は、組み立て中の機械的理由(例えば、印加圧力、時間、熱、力等)によって材料表面の平面を超えて突き出ることはできない。このような場合の成形粒子平面は、典型的には、材料表面の公称平面を多少超えて位置する。対照的に、複合材の厚さを超えて延在する導電性成形粒子の部分は、成形粒子の埋め込みを阻む2つの剛体材料の表面が使用され、成形粒子が圧縮後に樹脂複合材の厚さを超えて延在する場合、使用時の物品の接着に悪影響を与えるだろう。このような場合では、樹脂平面を超えて延在する成形粒子は、様々な理由(例えば、硬度、加圧圧力等)により材料中に突き出ることはできず、成形粒子は、実際にはスタンドオフとして働き、樹脂の表面接触及び付着の形成を制限する。
有利に、単一粒径の成形粒子は、ランダムな粒子及び/又は充填剤の典型的な分布に対して、はるかに大きい割合の成形粒子が、成形粒子の導電性(及び任意に熱伝導性)に関して表面と有効に係合されることを可能にする。正規分布の大きさの粒子は、粒子がその中に著しく埋め込まれる又は突き出ることができない可能性がある特定の硬質材料とともに使用される場合、複合材と材料表面との間隔を画定するだろう。このため、少ない割合の正規分布の粒子しか材料表面と接触することができず、ほとんどは、使用時に1つ又はいずれかの材料表面と接触していない。
上で考察されたように、粒子の「単一粒径」分布という用語は、その分布の粒子の少なくとも90%が、分布の粒子の全ての平均表面積の15%を超えて変化しない表面積を有する粒子の分布を指す。好ましくは、表面積は、少量も変化せず、例えば、ある特定の実施形態では、単一粒径分布中の粒子の少なくとも90%、又は少なくとも95%、又は少なくとも98%は、その分布の粒子の全ての平均表面積の12%を超えて、又はその分布の粒子の全ての平均表面積の10%を超えて、若しくは8%を超えて、若しくは6%を超えて、若しくは5%を超えて、若しくは4%を超えて、若しくは3%を超えて、若しくは2%を超えて、若しくは1%を超えて、変化しない表面積を含む。
単一粒径分布の成形粒子とは対照的に、導電性粒子は、これまで典型的には、非常に広い粒径分布を有する粒子の集団の篩分け等の方法によって得られるより広い分布の粒子を示した。必要とされる粒径のばらつきが狭くなるほど、より多くの篩分け(又は他の分離)プロセスが必要となり、選択された狭い粒径のばらつきの外にあるものとして収集された廃棄粒子の量が多くなる。典型的には、より大きい材料の破砕、粉砕等によって得られる無作為形状を有する粒子もアスペクト比の幅広いバリエーションを有し、それらを狭い粒径分布に篩分けすることを困難にする。したがって、篩分け等の方法は、より多くのプロセスステップ及び材料を必要とし、このため、しばしば、本明細書に開示される成形粒子を用いる実施形態よりも費用効率及び時間効率が低い。更に、篩分けされた粒子の比較的狭い粒径分布であっても、典型的には、使用時の複合材のある特定の割合の厚さ内の高さを有さない多くの粒子、並びに複合材の厚さよりも大きい高さを有するいくつかの粒子を含むだろう。より短い粒子は、一般的に、z軸(すなわち、樹脂層の厚さを通る)への導電性の提供に効果がなく、より長い粒子は、一般的に、物品の隣接する材料への接着を減少させる。
統計的に標準の高さ−幅分布の無作為に成形された粒子を含有する複合材を含む比較導電性物品において、このような導電性物品が使用されているとき、2つの材料表面間で実際に接触している粒子の割合は、典型的には、10%未満、及びより頻繁には5%未満である。対照的に、無作為に成形された粒子の代わりに単一粒径の導電性成形粒子を含むことを除いて同一の、本開示に従う複合材を含む導電性物品は、所望の材料表面と接触するより高い割合の粒子を有するだろう。好ましくは、導電性物品が使用されているとき、単一粒径の導電性成形粒子の10%超が、少なくとも1つの材料表面と接触しており、単一粒径の導電性成形粒子の好ましくは30%超、より好ましくは50%超、及び最適には75%超が、少なくとも1つの材料表面と接触している。
図8は、樹脂86中に分散された複数の篩分けされた導電性球形粒子84を含む、例示的な先行技術の導電性物品80の断面概略図を提供する。例えば、篩分けされた実質的に球形の導電性粒子84を含有する、例えば、50μmの厚さを有する導電性物品80は、典型的には、公称粒径が約20μm〜約50μmの範囲の粒子を含有するだろう。50μmに近い直径を有する粒子84aは、物品80のz軸伝導性に関与することができるが、より小さい直径(例えば、20μmに近い直径)を有する粒子84bは、一般的に、z軸伝導性に関与するには樹脂の主表面のうちの少なくとも1つから離れ過ぎている。無効な粒子の量を除外することにより、本開示に従う実施形態は、有利に、より広い粒径分布の導電性粒子を用いるときと同じ伝導性を実現するために、導電性粒子のより小さい負荷を必要とする。
本開示の導電性物品中の導電性成形粒子の量は、任意に、複合材のその重量パーセント又は複合材のその体積パーセントで表される。狭い粒径分布を有する成形粒子を使用することで、より広い粒径分布を有する粒子と比較してより低い負荷の成形粒子を追加して、同じ導電性を実現することができる。ある特定の実施形態では、複合材は、1重量%〜95重量%の導電性成形粒子を含む。ある特定の実施形態では、複合材は、最大95重量%の導電性成形粒子、又は最大75重量%、又は最大50重量%、又は最大30重量%、又は最大10重量%の導電性成形粒子を含む。ある特定の実施形態では、複合材は、少なくとも1重量%の導電性成形粒子、又は少なくとも5重量%、又は少なくとも10重量%、又は少なくとも15重量%、又は少なくとも20重量%、又は少なくとも25重量%の導電性成形粒子を含む。ある特定の実施形態では、複合材は、0.1体積パーセント(体積%)〜25体積%の導電性成形粒子を含む。ある特定の実施形態では、複合材は、最大25体積%の導電性成形粒子、又は最大20体積%、又は最大15体積%、又は最大10体積%、又は最大5体積%の導電性成形粒子を含む。ある特定の実施形態では、複合材は、少なくとも0.1体積%の導電性成形粒子、又は少なくとも0.5体積%、又は少なくとも1体積%、又は少なくとも5体積%、又は少なくとも10体積%の導電性成形粒子を含む。
ほとんどの実施形態に従う導電性成形粒子を準備するステップは、典型的には、導電性成形粒子の各々のコアを成形するステップを含む。いくつかの好適な成形方法は、米国特許第8,034,137号(Ericksonら)、同第8,142,531号(Adefrisら)、及び同第8,142,891号(Cullerら)、並びに米国出願公開第2012/0227333号(Adefrisら)及び同第2010/0146867号(Bodenら)の各々に詳細に記載されている。上で考察されたように、単一粒径のばらつき及び型穴の形状に対応する形状を有するように製造された複数の粒子を用いる能力は、導電性物品用のもの等の複合材に導電性を提供するための効率的な方法を提供する。
典型的には、用いられる導電性成形粒子は、構造統合性を必要とする用途において利用される十分な機械強度を有する。ある特定の実施形態では、導電性成形粒子は、0.01ギガパスカル(GPa)〜1,000GPa、より好ましくは1GPa〜100GPa、及び最も好ましくは10GPa〜400GPaのヤング率を含むコアを含む。ある特定の実施形態では、導電性成形粒子の各々は、アルミナ、ジルコニア、イットリア、イットリア安定化ジルコニア、シリカ、炭化チタン、炭化ホウ素、窒化ホウ素、又は炭化ケイ素を含むコアを含み、及びしばしば、コアは、アルミナを含む。図9は、4つの側方ファセット、底面、及び上面を持つ角錐台(ピラミッドの切頭により準備される)の形状を有するアルミナで形成された成形粒子の走査電子顕微鏡(SEM)画像を提供する。同様に、図10は、アルミナから形成される5面三角形の成形粒子のSEM画像を提供する。
導電性成形粒子を準備するステップは、通常、導電性成形粒子の各々のコアに金属コーティングを適用して、導電性成形粒子を形成するステップを更に含む。コアをコーティングする方法は、特に限定されず、例えば、限定ではなく、金属コーティングは、任意に、金属を導電性成形粒子の各々のコア上へスパッタリングするステップを含む。
金属コーティングされた導電性成形粒子の各々は、全体として、1マイクロメートル(μm)〜50μm、又は1マイクロメートル(μm)〜20μm、又は1マイクロメートル(μm)〜10μmの平均厚さを有する金属コーティングを含む。例えば、限定ではなく、金属コーティングは、アルミニウム、銀、銅、ニッケル、金、又はそれらの合金、及びしばしば、銀又は銅を含む。図11Aは、コア42及び金属コーティング44を有する三角形状を備える例示的導電性成形粒子40の断面概略図を提供する。図11Bは、コア42及び金属コーティング44を有する長方形状を備える例示的導電性成形粒子40の断面概略図を提供する。
本開示に従う実施形態では、金属コーティングを含む導電性成形粒子の各々は、10重量パーセント(重量%)の金属〜40重量%の金属を含む。ある特定の実施形態では、導電性成形粒子の各々は、最大70重量%、又は最大40重量%の金属、又は最大25重量%の金属、又は最大20重量%の金属、又は最大15重量%の金属を含む金属コーティングを含む。ある特定の実施形態では、導電性成形粒子の各々は、少なくとも1重量%の金属、又は少なくとも10重量%の金属、又は少なくとも15重量%の金属、又は少なくとも25重量%の金属を含む金属コーティングを含む。好ましくは、導電性成形粒子の各々は、少なくとも15重量%の金属を含む金属コーティングを含む。15重量%以上の金属コーティングレベルが、典型的に、十分な金属が粒子の各々の表面上にコーティングされ、ファセット表面及び形成された表面の縁の各々を十分に被覆することを確実にし、縁を横断してある表面ファセットから別の隣接するファセットへ信頼性のある伝導性を実現することが発見された。
代替の実施形態では、導電性成形粒子の各々のコアは、金属を含む。例えば、導電性成形粒子の各々は、任意に、アルミニウム、銀、銅、金、又はそれらの合金を含むコアを含む。
いくつかの実施形態では、導電性成形粒子の大半は、実質的に同じ方向で複合材の樹脂中に配向される。例えば、導電性成形粒子の少なくとも30%の第1の表面と第2の表面との交差は、複合材の主表面に垂直に樹脂中に配向され、又は導電性成形粒子の少なくとも70%、若しくは少なくとも80%、若しくは少なくとも90%、若しくは少なくとも95%、若しくは少なくとも98%は、複合材の主表面に垂直に樹脂中に配向される。
導電性物品の樹脂は、特に限定されず、典型的には、物品が意図される特定の用途に左右されるだろう。例えば、ある特定の実施形態では、樹脂は、熱硬化性ポリマー、熱可塑性ポリマー、又は弾性ポリマーを含む。ある特定の実施形態では、樹脂は、感圧接着剤、液体接着剤、ホットメルト接着剤、及び/又は構造接着剤(例えば、1液型若しくは2液型接着剤のいずれか)を含む。より具体的には、樹脂は、任意に、エポキシ、ポリウレア、アクリル、シアノアクリレート、ポリアミド、フェノール、ポリイミド、シリコーン、ポリエステル、アミノプラスト、メラミン、アクリル化エポキシ、ウレタン、ポリ塩化ビニル、又はそれらの組み合わせを含む。
樹脂は、熱硬化性材料又は熱可塑性材料を含んでもよい。本明細書で使用する場合、「材料」という用語は、モノマー、オリゴマー、プレポリマー、及び/又はポリマーを指す。樹脂は、任意の添加剤を含んでもよく、熱硬化性材料を含む樹脂材料の場合は、硬化剤(複数可)も含み得る。「硬化剤」という用語は、従来から硬化剤として見なされる材料だけではなく、硬化材料の反応を触媒又は促進する材料並びに硬化剤及び触媒又は促進剤の両方として作用し得る材料も含むように広く用いられる。
本明細書で使用する場合、「熱可塑性」という用語は、熱の適用に応じて物理的変化を経る材料を指し、すなわち、材料は、加熱時に流動し、冷却時にその初期の非流動状態に戻る。熱可塑性材料は、典型的には、熱及び/又は圧力の適用によって接合される。熱可塑性接着剤は、ホットメルト接着剤を含んでもよい。ホットメルト接着剤としては、天然又は合成ゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、合成ポリイソプレン、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンモノマーゴム(EPDM)、ポリブタジエン、ポリイソブチレン、ポリ(α−オレフィン)、スチレン−ブタジエンランダムコポリマー、フルオロエラストマー、シリコーンエラストマー、及びこれらの組み合わせが挙げられる。ゴムの代用には、塩化ビニル単量体(VCM)の重合によって形成されるポリ塩化ビニル(PVC)樹脂が挙げられる。
本明細書で使用する場合、「熱硬化性」という用語は、接合時に化学変化をもたらし、材料の硬度を上昇させる硬化反応を経る材料を指す。「熱硬化物」という用語は、本明細書で使用する場合、硬化した熱硬化性材料を指す。熱硬化性材料は、一般的に、熱の適用、UV、可視、若しくは赤外等の化学線の適用、又はマイクロ波若しくはX線エネルギーの適用によって接合され得る。熱硬化性材料はまた、2つの反応成分を混合することによって、例えば、モノマー混合物又はオリゴマー混合物を硬化剤混合物と混合することによって、硬化させることもできる。本開示の樹脂は、熱の適用に応じて、粘度の最初の減少を経て、物品が接触している基材の湿潤を促進し、接着を強化して、例えば、熱硬化性材料の場合には、硬化反応を引き起こす熱接合可能材料を含み得る。一般的な熱硬化性接着剤としては、例えば、エチレン−グリシジル(メタ)アクリレートコポリマー、フェノール系接着剤、又は(メタ)アクリル接着剤などのエポキシ系接着剤が挙げられる。これらの接着剤は、熱的、反応的(水分硬化を含む)、又は光化学的に架橋することができる。樹脂は、しばしば、アクリル感圧接着剤を含む。一般的に、アクリル感圧性接着剤は実質上無溶媒であり、紫外線又は可視光硬化性である。
好適なアクリル接着剤には、フリーラジカル硬化性アクリル及びシアノアクリレートが挙げられる。本明細書で使用する場合、「(メタ)アクリル」という用語は、アクリル及びメタアクリルを指す。アクリル接着剤は、可塑剤、強化剤、流動調整剤、中和剤、安定剤、酸化防止剤、充填剤、着色剤等の従来の添加物を含んでもよい。
好適なフリーラジカル硬化性アクリルには、メチルメタクリレート、メタアクリル酸、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、イソボニルアクリレート、及びイソボニルメタクリレートから形成されるものが挙げられるが、これらに限定されない。多官能基性(メタ)アクリル酸エステルは、任意に、架橋剤として含まれてもよい。これらの多官能基性(メタ)アクリレートには、エチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、1,2−エチレングリコールジアクリレート、エチレンオキシド変性ビスフェノールAのジメタクリレート、及びエチレンオキシド変性ビスフェノールAのジアクリレートが挙げられるが、これらに限定されない。
(メタ)アクリル接着剤は、フリーラジカル開始重合を通して硬化され得る。あるタイプの重合では、フリーラジカルは、酸化還元反応によって生成される。酸化還元反応開始剤には、ペルオキシド、ヒドロペルオキシド、金属イオン、サッカリン、及びN,N−ジメチル−p−トルイジンが挙げられる。フリーラジカルは、混合後に室温で硬化する2液型接着剤系で、又は1液型接着剤系で生成され得る。本開示で有用なポリマーを形成するための(メタ)アクリル接着モノマーの重合は、熱エネルギー、電子ビーム放射、紫外放射等を使用して行うことができる。このような重合は、熱反応開始剤又は光開始剤であり得る重合開始剤によって促進することができる。好適な光開始剤の例には、ベンゾインメチルエーテル及びベンゾインイソプロピルエーテル等のベンゾインエーテル、アニソインメチルエーテル等の置換ベンゾインエーテル、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン等の置換アセトフェノン、並びに2−メチル−2−ヒドロキシプロピオフェノン等の置換アルファ−ケトールが挙げられるが、これらに限定されない。
シアノアクリレート接着剤には、メチルシアノアクリレート及びエチルシアノアクリレート並びに他のシアノアクリレートエステルから形成されるものが挙げられる。これらは、任意に、ハイドロキノン等の添加剤を含んでもよい。好ましくは、シアノアクリレート接着剤は、強化された粘度及び適切に長いボンドラインを有するSuper Glue Gelの名称で複数の会社から販売されている接着剤から選択される。
好適なエポキシ樹脂には、少なくとも2つの1,2−環状エーテルを有するモノマーから形成されるものが挙げられる。このような化合物は、飽和若しくは不飽和であってもよく、脂肪族、芳香族、若しくは複素環式であってもよく、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。好適なエポキシドは、室温で固体又は液体であってもよい。エポキシド官能性に加えて、エポキシド官能性とは本質的に非反応性である官能性を持つ材料、例えば、エポキシド官能性及びアクリル官能性の両方を含有する材料の使用も本開示の範囲内である。任意の添加剤は、コア−シェル強化剤である。市販の好適なエポキシド系接着剤の例には、「3M SCOTCH−WELD EPOXY ADHESIVE」の商品名で3M Company,St.Paul,MNから入手可能なものが挙げられる。
好適なエポキシ樹脂組成物は、熱硬化性エポキシ樹脂から製造されてもよい。エポキシ樹脂組成物という用語は、典型的には、未硬化組成物を指すのに使用される。例示的なエポキシ樹脂組成物は、1つ以上の芳香族ポリエポキシ及び1つ以上の9,9−ビス(アミノフェニル)フルオレン硬化剤を含む。好適な芳香族ポリエポキシとしては、多価フェノールのポリ(グリシジルエーテル)、及びShell Chemical Company(Houston,Tex.)から商品名「EPON 1001F」及び「EPON 1050」で入手可能なエポキシ樹脂が挙げられる。その他の好適な樹脂としては、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルとノボラックエポキシ樹脂とのブレンド、例えば、樹脂の総重量を基準として75重量%〜90重量%のEPON 1001F及び25重量%〜10重量%のEPON 1050Fのブレンドが挙げられる。エポキシ樹脂組成物に好適な硬化剤としては、ジ(4−アミノフェニル)スルホン、及び米国特許第4,684,678号に記載のような9,9−ビス(アミノフェニル)フルオレンが挙げられるが、これらに限定されない。
好適なウレタン樹脂には、本明細書で「イソシアネート」と称される少なくとも2つのイソシアネート基(−N=C=O)を含有する化合物と、少なくとも2つの活性水素含有基を含有する化合物との反応生成物から作製されるポリマーを含む。活性水素含有基の例には、一級アルコール、二級アルコール、フェノール、及び水が挙げられる。他の活性水素含有基には、一級及び二級アミンが挙げられ、イソシアネートと反応して尿素結合を形成し、それにより、ポリウレアを作製する。多種多様なイソシアネート末端材料及び適切な共反応体は周知であり、多くは市販されている(例えば、Gunter Oertel,「Polyurethane Handbook」,Hanser Publishers,Munich(1985)を参照されたい)。ウレタン接着剤には、2液型室温硬化性接着剤を含み得る。ウレタン接着剤は、温かいときに適用される1液湿気硬化性接着剤も挙げられ、「3M SCOTCH−WELD POLYURETHANE REACTIVE ADHESIVES」の商品名で3M company,St.Paul,MNから入手可能なものを含む。
好適なフェノール樹脂は、概して、「Encyclopedia of Polymer Science and Engineering」,Volume 11,John Wiley & Sons,Inc.(New York,1988),pp.45〜92に記載されている。フェノール系樹脂は、概して、Alphonsus V.Pocius,「Adhesion and Adhesives Technology:An Introduction」,Hanser Publishers(New York,1997),pp.185〜188に記載されている。好適なフェノール材料は、レゾールフェノール類及びノボラックフェノール類を含む、フェノール及びホルムアルデヒドの反応生成物として作製されるものである。フェノールの例には、フェノール、レゾルシノール、パラ−置換フェノール、クレゾール、及びビスフェノール−Aと、ビスフェノール−Aのモノグリシジルエーテルとの反応生成物が挙げられる。
好適なシリコーン樹脂には、ヒドロキシ末端シリコーン、シリコーンゴム、及びフルオロ−シリコーン等の湿気硬化性シリコーン、縮合硬化性シリコーン、及び付加硬化性シリコーンが挙げられる。シリコーン樹脂を含む好適な市販のシリコーン感圧接着組成物の例は、Dow Corningの280A、282、7355、7358、7502、7657、Q2−7406、Q2−7566、及びQ2−7735、General ElectricのPSA 590、PSA 600、PSA 595、PSA 610、PSA 518(中度のフェニル含量)、PSA 6574(高度のフェニル含量)、並びにPSA 529、PSA 750−D1、PSA 825−D1、及びPSA 800−Cを含む。2液性シリコーン樹脂の例は、「SILASTIC J」の商品名でDow Chemical Company,Midland,MIから市販されている。
好適なポリウレア樹脂には、イソシアネート官能性材料をアミン官能性材料と反応させることによって調製されるものが挙げられる。好ましくは、ポリウレアは、感圧接着剤又は熱硬化性接着剤に含まれる。ある特定の実施形態では、ポリウレア系ポリマーは、ポリマーの主鎖のセグメント間の連鎖の少なくとも約0.5モル分率が尿素結合であるセグメント化コポリマーを含む。
ポリエステル樹脂は、エステル基、すなわち、−COO−で一緒に連結されたモノマー単位を有するポリマーを含む。典型的には、ポリエステル樹脂は、多価アルコールを多塩基酸と重合することによって形成される。例示的なポリエステル樹脂には、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリエチレンテレフタレート(terephtalate)グリコール(PETG)が挙げられる。
好適なポリイミド樹脂には、ピロメリト酸二無水物と4,4’−オキシジアニリンとの反応等、一級脂肪族ジアミンとジカルボキシル酸二無水物とを反応させることによって調製されるものが挙げられる。硬化は、典型的には、ポリマー鎖に沿って存在するイミド環の近くまで加熱し、それにより、ポリイミド構造を形成することによって、水を除去することにより達成される。
ポリアミド樹脂材料は、アミド基、すなわち、−C(O)NH−を有することで特徴付けられる。ポリアミド樹脂材料は、通常、ポリアミドホットメルト接着剤を含む。好適なポリアミドは、例えば、ラクタム(ラウリルラクタム等)及びジアミンから生成されるターポリマーを含む。市販の熱可塑性ポリアミドには、Creanova,Somerset,N.JのVESTAMELT 732、VESTAMELT 730、VESTAMELT 742、VESTAMELT 750/751、VESTAMELT 755、及びVESTAMELT 760の商品名を有するものが挙げられる。
メラミン樹脂は、トリメチロールメラミンの縮合重合から、典型的には、メラミン及びホルムアルデヒドとの反応からも形成されるアミノ樹脂である。更に、ブチル化メラミン樹脂は、任意に、重合中にブチル等のアルコールを含むことによって形成される。
アミノプラスト樹脂は、アミン含有化合物とアルデヒドとの縮合によって形成される熱硬化性接着剤である。好適なアミン含有化合物には、例えば、メラミン又は尿素が挙げられる。いくつかの有用なアミノプラスト樹脂は、モノマー又はオリゴマーであり得る。典型的には、アミノプラスト樹脂は、1分子当たり少なくとも1つのペンダントα,β−不飽和カルボニル基を有する。これらのα,β−不飽和カルボニル基は、アクリレート基、メタクリレート基、又はアクリルアミド基であってもよい。このような樹脂の例には、N−ヒドロキシメチル−アクリルアミド、N,N’−オキシジメチレンビスアクリルアミド、オルト及びパラアクリルアミドメチル化フェノール、アクリルアミドメチル化フェノールノボラック、並びにそれらの組み合わせが挙げられる。これらの材料は、米国特許第4,903,440号及び同第5,236,472号に更に記載されており、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
樹脂は、グリース又はワックスのうちの少なくとも1つを含み得る。好適な市販のグリースには、例えば、3M Company,St.Paul,MNの3M THERMALLY CONDUCTIVE GREASE TCG−2035及び3M THERMALLY CONDUCTIVE GREASE TCG−2031の商品名を有する非シリコーン樹脂系が挙げられる。ワックスは、脂肪酸エステル及びアルコール等の官能基の有無にかかわらずアルキル長鎖を含む。使用され得るワックス又はワックスの混合物には、植物、動物、石油、及び/又は鉱物が派生起源の材料が挙げられる。代表的なワックスには、カルナバワックス、キャンデリラワックス、酸化フィッシャートロプシュワックス、微結晶性ワックス、ラノリン、ヤマモモワックス、パーム核ワックス、羊脂ワックス、乳化性ポリエチレンワックス、ポリエチレンコポリマーワックス、乳化性石油由来ワックス、モンタンワックス誘導体、乳化性ポリプロピレンワックス、及び酸化ポリエチレンワックスが挙げられる。
導電性物品に追加の導電性特性を付与するため、いくつかの実施形態では、複合材は、2:1を超える、又は4:1を超える、又は10:1を超える長さ対高さのアスペクト比を備える複数の伝導性充填剤を更に含む。長さは最長寸法であり、高さは最小寸法である(高さと等しい又は高さを超える幅を有する)。このような伝導性充填剤は、典型的には、x−y平面に伝導性を提供し、これが、複合材中の導電性成形粒子によって提供されるz軸における導電性に加わる。図12は、樹脂16中に分散される台形状及び複数の伝導性充填剤17を備える複数の導電性成形粒子14を含む複合材12を含む、例示的導電性物品10の断面概略図である。図13は、樹脂16中に分散される菱形状及び複数の伝導性充填剤17を備える複数の導電性成形粒子14を含む複合材12を含む、例示的導電性物品10の断面概略図である。複数の伝導性充填剤は、特に限定されず、任意に、金属でコーティングされた繊維、破片、織布、及び/又は不織スクリムを含む。繊維、破片、織布、及び不織スクリムは、ガラス、ポリマー、炭素、又はセラミックを含む。図14は、繊維62及び金属コーティング64を有する針形状を備える例示的な伝導性コーティングされた繊維60の断面概略図を提供する。あるいは、複数の伝導性充填剤は、カーボンブラック又はグラフェン系材料、例えば、ドープグラフェン又はアンドープグラフェンを含む。好適なグラフェン系材料は、例えば、限定ではなく、フレーク、剥離グラファイト、グラフェンナノプレートレット、機能性グラフェンシート、又はそれらの組み合わせを含む。
ある特定の実施形態では、導電性物品は、物品の性能を強化するために、典型的な粒径分布(すなわち、単一粒径ではない)を有する伝導性及び/又は非伝導性充填剤を更に含む。このような充填剤は、主に、複合材のEMI遮蔽、EMI吸収、及び/若しくは熱伝導性を強化するために、又は剪断強度、流動特性、破断抵抗、及び/若しくは環境安定性に対する複合材特性を修正するために使用される。
ある特定の実施形態では、導電性物品は、基材を含み、複合材は、基材の主表面に付着される。基材は、特に限定されず、しばしば、不織布材料、織布材料、金属箔、ポリマー、又は(織布)織物を含む。このような基材は、しばしば、導電性物品が接着剤テープを含む場合に用いられる。
ある特定の実施形態では、導電性物品は、導電性樹脂の2層の間に準備される基材を含み、このようにして、両面導電性物品を提供する。例えば、図15は、樹脂16中に分散されるダイヤモンド形状を備える複数の導電性成形粒子14と、物品10の厚さのほぼ中心に位置付けられる導電性内部基材92と、を含む複合材12を含む、例示的導電性物品10の断面概略図を提供する。複数の導電性成形粒子14の高さは、粒子が内部基材92、及び例えば複合材12の1つの主表面94の両方と接触することを可能にし、このようにして、使用時(例えば、2つの材料間で圧縮される際)に、物品10の厚さを通る伝導性を協同的に提供するように2列の導電性成形粒子14が含まれる。
図16は、樹脂16中に分散される第1の複数の導電性成形粒子14aと、第2の複数の導電性成形粒子14bとを含み、各々がダイヤモンド形状を備える複合材12を含む、例示的導電性物品10の断面概略図を提供する。物品は、物品10の厚さのほぼ中心に位置付けられる導電性内部基材92を更に含む。第1の複数の導電性成形粒子14aの高さは、粒子が内部基材92、及び複合材12の1つの主表面94の両方と接触することを可能にし、一方、第2の複数の導電性成形粒子14bの高さ(第1の成形粒子14aの高さのほぼ2倍)は、第2の成形粒子14bが複合材12の主表面の両方と接触し、内部基材92に浸透することを可能にし、使用時(例えば、2つの材料間で圧縮される際)に、物品10の厚さを通る伝導性を提供する。
図17は、樹脂16中に分散される、台形状を備える第1の複数の導電性成形粒子14aと、ダイヤモンド形状を備える第2の複数の導電性成形粒子14bとを含む、複合材12を含む、例示的導電性物品10の断面概略図を提供する。物品は、物品10の厚さの距離のほぼ3分の1に位置付けられる導電性内部基材92を更に含む。第1の複数の導電性成形粒子14aの高さは、粒子が内部基材92、及び複合材12の第1の主表面94の両方と接触することを可能にし、一方、第2の複数の導電性成形粒子14bの高さは、粒子が内部基材、及び複合材12の第2の反対側の主表面96の両方と接触することを可能にする。よって、1列の第1の成形粒子14a及び1列の第2の成形粒子14bは、使用時(例えば、2つの材料間で圧縮される際)に、物品10の厚さを通る伝導性を協同的に提供するように含まれる。
図18は、樹脂16中に分散される、台形状を備える第1の複数の導電性成形粒子14aと、ダイヤモンド形状を備える第2の複数の導電性成形粒子14bとを含む、複合材12を含む、例示的導電性物品10の断面概略図を提供する。物品は、物品10の厚さのほぼ中心に位置付けられる導電性内部基材92を更に含む。第1の複数の導電性成形粒子14aの高さは、粒子が内部基材、及び複合材12の第1の主表面94の両方と接触することを可能にし、一方、第2の複数の導電性成形粒子14bの高さは、粒子が内部基材92、及び複合材12の第2の反対側の主表面96の両方と接触することを可能にする。導電性成形粒子は、その緩い不織布(又は場合によっては織布)構造により、部分的に内部導電性基材92に浸透する。よって、1列の第1の成形粒子14a及び1列の第2の成形粒子14bは、使用時(例えば、2つの材料間で圧縮される際)に、物品10の厚さを通る伝導性を協同的に提供するように含まれる。
有利には、導電性物品は、標準的接触抵抗試験による測定時に、0.005〜1.00オーム、又は0.05〜1.00オーム、又は0.05〜0.80オーム、又は0.05〜0.60オーム、又は0.05〜0.40オーム、又は0.005〜0.40オーム等の100.00オーム未満、又は10.00オーム未満、又は2.00オーム未満、又は0.05オーム未満のz軸の接触抵抗を呈する。
物品又は物品の作製方法である様々な項目が記載される。
項目1は、(a)樹脂と、(b)該樹脂中に分散される導電性成形粒子と、を含む、複合材を含み、該粒子が単一粒径分布を有する、導電性物品である。各粒子は、少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面と交差する第2の表面と、を含む形状を有する。該複合材は、ある厚さを有する。
項目2は、該樹脂中に分散される該粒子の各々が、該粒子が該複合材の該厚さを超えて延在しないように、該樹脂内に配向される、項目1に記載の導電性物品である。
項目3は、該角度αが、約15度〜約135度である、項目1又は項目2に記載の導電性物品である。
項目4は、該角度αが、約5度〜約85度である、項目1〜3のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目5は、該角度αが、約10度〜約75度である、項目1〜4のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目6は、該角度αが、約90度〜約150度である、項目1〜3のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目7は、該導電性成形粒子の各々が、1マイクロメートル(μm)〜50μmの平均厚さを有する金属コーティングを含む、項目1〜6のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目8は、該導電性成形粒子の各々が、1マイクロメートル(μm)〜20μmの平均厚さを有する金属コーティングを含む、項目1〜7のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目9は、該導電性成形粒子の各々が、ある高さ及びある幅を有し、2:1〜1:1の高さ:幅の比を有する、項目1〜8のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目10は、該導電性成形粒子の各々が、10重量パーセント(重量%)の金属〜40重量%の金属を含む、項目1〜9のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目11は、該複数の成形導電性粒子の各々が、10重量%の金属〜20重量%の金属を含む、項目1〜10のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目12は、該導電性成形粒子の各々が、25重量%の金属〜40重量%の金属を含む、項目1〜10のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目13は、該第1の表面が、三角形状、ダイヤモンド形状、長方形状、菱形状、凧形状、台形状、星形状、六角形状、八角形状、又は半球形状を含む、項目1〜12のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目14は、該導電性成形粒子の各々が、1点で接する少なくとも3つの表面を含む形状を備える、項目1〜12のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目15は、該導電性成形粒子の各々が、ピラミッド形状、円錐形状、立方体形状、切頭ピラミッド形状、切頭球形状、又は切頭円錐形状を含む、項目1〜12のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目16は、該導電性成形粒子の各々が、3面ピラミッド形状、4面ピラミッド形状、5面ピラミッド形状、5面三角形状、又はダイヤモンド形状を含む、項目1〜15のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目17は、該導電性成形粒子の各々が、アルミナ、ジルコニア、イットリア、イットリア安定化ジルコニア、シリカ、炭化チタン、炭化ホウ素、窒化ホウ素、又は炭化ケイ素を含むコアを有する、項目1〜16のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目18は、該導電性成形粒子の各々が、アルミナを含むコアを有する、項目1〜17のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目19は、該導電性成形粒子が、5μm〜100μmの平均粒径を有する、項目1〜18のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目20は、該導電性成形粒子が、5μm〜50μmの平均粒径を有する、項目1〜19のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目21は、該導電性成形粒子が、5μm〜25μmの平均粒径を有する、項目1〜20のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目22は、該導電性成形粒子が、10μm〜35μmの平均粒径を有する、項目1〜20のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目23は、該導電性成形粒子が、30μm〜75μmの平均粒径を有する、項目1〜19のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目24は、該導電性成形粒子が、50μm〜75μmの平均粒径を有する、項目1〜19のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目25は、該導電性成形粒子の各々が、アルミニウム、銀、銅、金、又はそれらの合金を含む金属コーティングを有する、項目1〜24のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目26は、該導電性成形粒子の各々が、銀又は銅を含む金属コーティングを有する、項目1〜25のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目27は、該導電性成形粒子の各々が、アルミニウム、銀、銅、金、又はそれらの合金を含むコアを有する、項目1〜24のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目28は、該複合材が、5重量%〜75重量%の該導電性成形粒子を含む、項目1〜27のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目29は、該複合材が、5重量%〜25重量%の該導電性成形粒子を含む、項目1〜28のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目30は、該複合材が、5重量%〜10重量%の該導電性成形粒子を含む、項目1〜29のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目31は、該複合材が、10重量%〜50重量%の該導電性成形粒子を含む、項目1〜28のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目32は、該複合材が、10重量%〜30重量%の該導電性成形粒子を含む、項目1〜28のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目33は、該複合材が、25重量%〜75重量%の該導電性成形粒子を含む、項目1〜28のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目34は、該複合材が、0.1体積パーセント(体積%)〜15体積%の該導電性成形粒子を含む、項目1〜27のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目35は、該複合材が、0.5体積%〜5体積%の該導電性成形粒子を含む、項目1〜27のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目36は、該複合材が、1体積%〜15体積%の該導電性成形粒子を含む、項目1〜27のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目37は、該複合材が、1体積%〜10体積%の該導電性成形粒子を含む、項目1〜27のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目38は、該複合材が、5体積%〜10体積%の該導電性成形粒子を含む、項目1〜27のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目39は、該複合材が、5μm〜200μmの厚さを有する、項目1〜38のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目40は、該複合材が、5μm〜50μmの厚さを有する、項目1〜39のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目41は、該複合材が、5μm〜25μmの厚さを有する、項目1〜40のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目42は、該複合材が、10μm〜35μmの厚さを有する、項目1〜40のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目43は、該複合材が、50μm〜100μmの厚さを有する、項目1〜39のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目44は、該複合材が、30μm〜100μmの厚さを有する、項目1〜39のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目45は、該樹脂が、熱硬化性ポリマー、熱可塑性ポリマー、又は弾性ポリマーを含む、項目1〜44のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目46は、該樹脂が、エポキシ、ポリウレア、アクリル、シアノアクリレート、ポリアミド、フェノール、ポリイミド、シリコーン、ポリエステル、アミノプラスト、メラミン、アクリル化エポキシ、ウレタン、ポリ塩化ビニル、又はそれらの組み合わせを含む、項目1〜45のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目47は、該樹脂が、感圧接着剤、液体接着剤、ホットメルト接着剤、又は構造接着剤を含む、項目1〜44のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目48は、該複合材が、2:1を超える長さ対高さのアスペクト比を有する複数の伝導性充填剤を更に含む、項目1〜47のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目49は、該複合材が、4:1を超える長さ対高さのアスペクト比を有する複数の伝導性充填剤を更に含む、項目1〜48のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目50は、該複合材が、10:1を超える長さ対高さのアスペクト比を有する複数の伝導性充填剤を更に含む、項目1〜44のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目51は、該複数の伝導性充填剤が、金属でコーティングされた繊維を含む、項目48〜50のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目52は、該繊維が、ガラス、ポリマー、炭素、又はセラミックを含む、項目50に記載の導電性物品である。
項目53は、該複数の伝導性充填剤が、カーボンブラック又はグラフェン系材料を含む、項目48〜50のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目54は、該グラフェン系材料が、ドープグラフェン又はアンドープグラフェンを含む、項目53に記載の導電性物品である。
項目55は、該グラフェン系材料が、フレーク、剥離グラファイト、グラフェンナノプレートレット、機能性グラフェンシート、又はそれらの組み合わせを含む、項目53又は項目54に記載の導電性物品である。
項目56は、基材を更に含み、該複合材が、該基材の主表面に付着される、項目1〜55のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目57は、該基材が、金属箔、ポリマー、又は織物を含む、項目56に記載の導電性物品である。
項目58は、該基材が、織物を含む、項目56又は項目57に記載の導電性物品である。
項目59は、該複合材が、Z軸抵抗試験による測定時に0.005〜1.00オームのz軸の接触抵抗を呈する、項目1〜58のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目60は、該複合材が、Z軸抵抗試験による測定時に0.05〜0.60オームのz軸の接触抵抗を呈する、項目1〜59のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目61は、該第1の表面と、該導電性成形粒子の少なくとも80%の該第2の表面との該交差が、該複合材の主表面に垂直に該樹脂中に配向される、項目1〜60のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目62は、該第1の表面と、該導電性成形粒子の少なくとも90%の該第2の表面との該交差が、該複合材の主表面に垂直に該樹脂中に配向される、項目1〜61のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目63は、該第1の表面と、該導電性成形粒子の少なくとも95%の該第2の表面との該交差が、該複合材の主表面に垂直に該樹脂中に配向される、項目1〜62のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目64は、該単一粒径分布中の該粒子の少なくとも90%が、該分布中の前記粒子の全ての平均表面積の5%を超えて変化しない表面積を備える、項目1〜63のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目65は、該単一粒径分布中の該粒子の少なくとも90%が、該分布中の前記粒子の全ての平均表面積の3%を超えて変化しない表面積を備える、項目1〜64のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目66は、該単一粒径分布中の該粒子の少なくとも90%が、該分布中の前記粒子の全ての平均表面積の2%を超えて変化しない表面積を備える、項目1〜65のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目67は、該単一粒径分布中の該粒子の少なくとも90%が、該分布中の前記粒子の全ての平均表面積の1%を超えて変化しない表面積を備える、項目1〜66のいずれか一項に記載の導電性物品である。
項目68は、(a)単一粒径分布を有する導電性成形粒子を準備するステップと、(b)該導電性成形粒子を樹脂中に分散させて、複合材を形成するステップと、を含む、導電性物品を作製するための方法である。各粒子は、少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで第1の表面と交差する第2の表面と、を含む形状を有する。該複合材は、ある厚さを有する。
項目69は、該導電性成形粒子を準備する該ステップが、該導電性成形粒子の各々のコアを成形するステップを含む、項目68に記載の方法である。
項目70は、該導電性成形粒子の各々が、アルミナ、ジルコニア、イットリア、イットリア安定化ジルコニア、シリカ、炭化チタン、炭化ホウ素、窒化ホウ素、又は炭化ケイ素を含むコアを有する、項目69に記載の方法である。
項目71は、該導電性成形粒子の各々が、アルミナを含むコアを有する、項目69又は項目70に記載の方法である。
項目72は、該導電性成形粒子の各々が、アルミニウム、銀、銅、金、又はそれらの合金を含むコアを有する、項目69〜71のいずれか一項に記載の方法である。
項目73は、該導電性成形粒子を準備する該ステップが、該導電性成形粒子の各々の該コアに金属コーティングを適用して、該導電性成形粒子を形成するステップを更に含む、項目69〜71のいずれか一項に記載の方法である。
項目74は、該金属コーティングが、該金属を該導電性成形粒子の各々の該コア上へスパッタリングするステップを含む、項目73に記載の方法である。
項目75は、該樹脂中に分散される該粒子の各々が、該粒子が該複合材の該厚さを超えて延在しないように、該樹脂内に配向される、項目68〜74のいずれか一項に記載の方法である。
項目76は、該角度αが、約15度〜約135度である、項目68〜75のいずれか一項に記載の方法である。
項目77は、該角度αが、約5度〜約85度である、項目68〜75のいずれか一項に記載の方法である。
項目78は、該角度αが約10度〜約75度である、項目68〜75又は77のいずれか一項に記載の方法である。
項目79は、該角度αが、約90度〜約150度である、項目68〜75のいずれか一項に記載の方法である。
項目80は、該導電性成形粒子の各々が、1マイクロメートル(μm)〜50μmの平均厚さを有する金属コーティングを含む、項目68〜79のいずれか一項に記載の方法である。
項目81は、該導電性成形粒子の各々が、1マイクロメートル(μm)〜20μmの平均厚さを有する金属コーティングを含む、項目68〜80のいずれか一項に記載の方法である。
項目82は、該導電性成形粒子の各々が、ある高さ及びある幅を有し、2:1〜1:1の高さ:幅の比を有する、項目68〜81のいずれか一項に記載の方法である。
項目83は、該導電性成形粒子の各々が、10重量パーセント(重量%)の金属〜40重量%の金属を含む、項目68〜82のいずれか一項に記載の方法である。
項目84は、該複数の成形導電性粒子の各々が、10重量%の金属〜20重量%の金属を含む、項目68〜83のいずれか一項に記載の方法である。
項目85は、該導電性成形粒子の各々が、25重量%の金属〜40重量%の金属を含む、項目68〜83のいずれか一項に記載の方法である。
項目86は、該導電性成形粒子の各々が、三角形状、ダイヤモンド形状、長方形状、菱形状、凧形状、星形状、台形状、六角形状、八角形状、又は半球形状を含む表面を有する、項目68〜85のいずれか一項に記載の方法である。
項目87は、該導電性成形粒子の各々が、1点で接する少なくとも3つの表面を含む形状を有する、項目68〜85のいずれか一項に記載の方法である。
項目88は、該導電性成形粒子の各々が、ピラミッド形状、円錐形状、立方体形状、切頭ピラミッド形状、切頭球形状、又は切頭円錐形状を含む、項目68〜85のいずれか一項に記載の方法である。
項目89は、該導電性成形粒子の各々が、3面ピラミッド形状、4面ピラミッド形状、5面ピラミッド形状、5面三角形状、又はダイヤモンド形状を含む、項目68〜85のいずれか一項に記載の方法である。
項目90は、該導電性成形粒子が、5μm〜200μmの平均粒径を有する、項目68〜89のいずれか一項に記載の方法である。
項目91は、該導電性成形粒子が、5μm〜50μmの平均粒径を有する、項目68〜90のいずれか一項に記載の方法である。
項目92は、該導電性成形粒子が、5μm〜25μmの平均粒径を有する、項目68〜91のいずれか一項に記載の方法である。
項目93は、該導電性成形粒子が、10μm〜35μmの平均粒径を有する、項目68〜91のいずれか一項に記載の方法である。
項目94は、該導電性成形粒子が、30μm〜75μmの平均粒径を有する、項目68〜90のいずれか一項に記載の方法である。
項目95は、該導電性成形粒子が、50μm〜75μmの平均粒径を有する、項目68〜90のいずれか一項に記載の方法である。
項目96は、該導電性成形粒子の各々が、アルミニウム、銀、銅、金、又はそれらの合金を含む金属コーティングを含む、項目68〜95のいずれか一項に記載の方法である。
項目97は、該導電性成形粒子の各々が、銀又は銅を含む金属コーティングを含む、項目68〜96のいずれか一項に記載の方法である。
項目98は、該複合材が、5重量%〜75重量%の該導電性成形粒子を含む、項目68〜97のいずれか一項に記載の方法である。
項目99は、該複合材が、5重量%〜25重量%の該導電性成形粒子を含む、項目68〜98のいずれか一項に記載の方法である。
項目100は、該複合材が、5重量%〜10重量%の該導電性成形粒子を含む、項目68〜99のいずれか一項に記載の方法である。
項目101は、該複合材が、10重量%〜50重量%の該導電性成形粒子を含む、項目68〜98のいずれか一項に記載の方法である。
項目102は、該複合材が、10重量%〜30重量%の該導電性成形粒子を含む、項目68〜98のいずれか一項に記載の方法である。
項目103は、該複合材が、25重量%〜75重量%の該導電性成形粒子を含む、項目68〜98のいずれか一項に記載の方法である。
項目104は、該複合材が、0.1体積パーセント(体積%)〜15体積%の該導電性成形粒子を含む、項目68〜97のいずれか一項に記載の方法である。
項目105は、該複合材が、0.5体積%〜25体積%の該導電性成形粒子を含む、項目68〜97のいずれか一項に記載の方法である。
項目106は、該複合材が、1体積%〜15体積%の該導電性成形粒子を含む、項目68〜97のいずれか一項に記載の方法である。
項目107は、該複合材が、1体積%〜10体積%の該導電性成形粒子を含む、項目68〜97のいずれか一項に記載の方法である。
項目108は、該複合材が、5体積%〜10体積%の該導電性成形粒子を含む、項目68〜97のいずれか一項に記載の方法である。
項目109は、該複合材が、5μm〜100μmの厚さを含む、項目68〜108のいずれか一項に記載の方法である。
項目110は、該複合材が、5μm〜50μmの厚さを含む、項目68〜109のいずれか一項に記載の方法である。
項目111は、該複合材が、5μm〜25μmの厚さを含む、項目68〜110のいずれか一項に記載の方法である。
項目112は、該複合材が、10μm〜35μmの厚さを含む、項目68〜110のいずれか一項に記載の方法である。
項目113は、該複合材が、50μm〜100μmの厚さを含む、項目68〜109のいずれか一項に記載の方法である。
項目114は、該複合材が、30μm〜100μmの厚さを含む、項目68〜109のいずれか一項に記載の方法である。
項目115は、該樹脂が、熱硬化性ポリマー、熱可塑性ポリマー、又は弾性ポリマーを含む、項目68〜114のいずれか一項に記載の方法である。
項目116は、該樹脂が、エポキシ、ポリウレア、アクリル、シアノアクリレート、ポリアミド、フェノール、ポリイミド、シリコーン、ポリエステル、アミノプラスト、メラミン、アクリル化エポキシ、ウレタン、ポリ塩化ビニル、又はそれらの組み合わせを含む、項目68〜115のいずれか一項に記載の方法である。
項目117は、該樹脂が、感圧接着剤、液体接着剤、ホットメルト接着剤、又は構造接着剤を含む、項目68〜114のいずれか一項に記載の方法である。
項目118は、該複合材が、2:1を超える長さ対高さのアスペクト比を有する複数の伝導性充填剤を更に含む、項目68〜117のいずれか一項に記載の方法である。
項目119は、該複合材が、4:1を超える長さ対高さのアスペクト比を有する複数の伝導性充填剤を更に含む、項目68〜118のいずれか一項に記載の方法である。
項目120は、該複合材が、10:1を超える長さ対高さのアスペクト比を有する複数の伝導性充填剤を更に含む、項目68〜119のいずれか一項に記載の方法である。
項目121は、該複数の伝導性充填剤が、金属でコーティングされた繊維を含む、項目118〜120のいずれか一項に記載の方法である。
項目122は、該繊維が、ガラス、ポリマー、炭素、又はセラミックを含む、項目121に記載の方法である。
項目123は、該複数の伝導性充填剤が、カーボンブラック又はグラフェン系材料を含む、項目118〜121のいずれか一項に記載の方法である。
項目124は、該グラフェン系材料が、ドープグラフェン又はアンドープグラフェンを含む、項目123に記載の方法である。
項目125は、該グラフェン系材料が、フレーク、剥離グラファイト、グラフェンナノプレートレット、機能性グラフェンシート、又はそれらの組み合わせを含む、項目123又は項目124に記載の方法である。
項目126は、基材を更に含み、該複合材が、該基材の主表面に付着される、項目68〜125のいずれか一項に記載の方法である。
項目127は、該基材が、金属箔、ポリマー、又は織物を含む、項目126に記載の方法である。
項目128は、該基材が、織物を含む、項目126又は項目127に記載の方法である。
項目129は、該複合材が、Z軸抵抗試験による測定時に0.05〜1.00オームのz軸の接触抵抗を呈する、項目68〜128のいずれか一項に記載の方法である。
項目130は、該複合材が、Z軸抵抗試験による測定時に0.05〜0.60オームのz軸の接触抵抗を呈する、項目68〜129のいずれか一項に記載の方法である。
項目131は、該第1の表面と、該導電性成形粒子の少なくとも80%の該第2の表面との該交差が、該複合材の主表面に垂直に該樹脂中に配向される、項目68〜130のいずれか一項に記載の方法である。
項目132は、該第1の表面と、該導電性成形粒子の少なくとも90%の該第2の表面との該交差が、該複合材の主表面に垂直に該樹脂中に配向される、項目68〜131のいずれか一項に記載の方法である。
項目133は、該第1の表面と、該導電性成形粒子の少なくとも95%の該第2の表面との該交差が、該複合材の主表面に垂直に該樹脂中に配向される、項目68〜132のいずれか一項に記載の方法である。
項目134は、該単一粒径分布中の該粒子の少なくとも90%が、該分布中の前記粒子の全ての平均表面積の5%を超えて変化しない表面積を有する、項目68〜133のいずれか一項に記載の方法である。
項目135は、該単一粒径分布中の該粒子の少なくとも90%が、該分布中の前記粒子の全ての平均表面積の3%を超えて変化しない表面積を有する、項目68〜134のいずれか一項に記載の方法である。
項目136は、該単一粒径分布中の該粒子の少なくとも90%が、該分布中の前記粒子の全ての平均表面積の2%を超えて変化しない表面積を有する、項目68〜135のいずれか一項に記載の方法である。
項目137は、該単一粒径分布中の該粒子の少なくとも90%が、該分布中の前記粒子の全ての平均表面積の1%を超えて変化しない表面積を有する、項目68〜136のいずれか一項に記載の方法である。
項目138は、該複合材が、複数の熱伝導性充填剤、EMI吸収充填剤、又はそれらの組み合わせを更に含む、項目68〜137のいずれか一項に記載の方法である。
本発明の目的及び利点を、以下の実施例によって更に例示するが、これらの実施例に記載される特定の材料及びその量、並びに他の条件及び詳細は、本発明を不要に限定するものと解釈すべきではない。これらの実施例は、例示のためだけのものであり、添付の特許請求の範囲を限定することを意味しない。
5面三角形成形粒子の調製
次の配合を使用してベーマイトゾル−ゲルの試料を作製した、つまり、水(2400部)及び70%の含水硝酸(72部)を含有する溶液を5分間高剪断断混合することによって、「DISPERAL」の商品名を有する酸化アルミニウム一水和物粉末(1600部)(Sasol North America,Inc.から市販されている)を分散させた。得られたゾル−ゲルを、コーティングの前に少なくとも1時間エージングした。離型剤(メタノール中1%のピーナッツオイル)を使用し、1平方インチ当たり約0.5ミリグラム(mg/in)(1平方センチメートル当たり3.2ミリグラム(mg/cm))のピーナッツオイルを生産工具に塗布して生産工具をコーティングした。深さ8ミル(203.2マイクロメートル(μm))及び各辺27ミル(685.8μm)の三角形の成形型穴を有する生産工具にゾル−ゲルを押し入れた。成形型の側壁と底部との間の抜き勾配角αは98度であった。生産工具の開口部が完全に充填されるように、ゾル−ゲルをパテナイフで穴に押し入れた。生産工具のシートを空気対流式オーブンに摂氏45度で5分間配置することによって、過剰なメタノールを除去した。ゾル−ゲルでコーティングされた生産工具を、空気対流式オーブンに摂氏45度で少なくとも45分間置いて乾燥させた。超音波ホーン上を通過させることにより、前駆成形研磨粒子を生産工具から取り出した。前駆成形研磨粒子を、摂氏約650℃で焼成し、次いで、(酸化物として報告された)濃度がそれぞれ1.8パーセントの、MgO、Y、Nd、及びLaの硝酸混合溶液で飽和した。過剰な硝酸溶液を除去し、開口部を有する飽和した前駆成形研磨粒子を乾燥させ、その後、この粒子を再び摂氏650度で焼成し、摂氏約1400度で焼結させた。焼成及び焼結は双方とも、回転式管状炉を使用して実施した。
5面角錐台成形粒子の調製
生産工具を、表1に示される寸法の右斜方形ピラミッド形の成形型穴を有する生産工具に変更したことを除いて、上述のものと同じ手順を使用して5面角錐台成形粒子を生成した。生産工具の構築中に、型穴の表面を三角形の断面を備えた一連の溝を有するように製造した。溝は、深さ6マイクロメートルであり、110度の傾斜角度の寸法を有した。
Figure 2016541098
試験方法
Z軸抵抗試験
IPC多目的試験基板(IPC−B−25A)(Diversified Systems,Inc,Indianapolis,Ind.)を使用して、Z軸方向の複合材の伝導性を測定した。z軸方向(すなわち、複合材の厚さ)の伝導性を測定するため、複合材試料を、ポリイミドフィルム上の幅2.7ミリメートル(mm)の金メッキ銅トレースの部分にわたって薄片化した。金メッキ銅トレースの部分は、複合材で覆われていなかった。ポリイミド試験片を、IPC−B−25試験基板上で2.1mm幅のトレースにわたって薄片化した。これは、複合材試験試料を有する金メッキ銅片と、IPC−B−25回路基板上の2mm幅のトレースとの間の2.1mm×2.7mmの重複接点を画定した。熱及び圧力接合、圧縮、又はそれらの組み合わせが、非接着複合材に利用可能であった。複合材で覆われていない金メッキ銅トレースの部分を、IPC試験基板上の他のトレースのうちの1つと接触するように固定した。複合材と接触しているIPCトレースと、ポリイミドフィルム上の金メッキトレースと接触しているIPCトレースとを調査することによって抵抗を測定した。
試験構成が設定された後、抵抗試験の前に、試料を室温条件(20〜50%の相対湿度で20〜23℃)で1時間及び24時間残した。
ステンレス鋼抵抗試験
ポリイミドフィルムの区域をステンレス鋼(SS)基材から離して、ポリイミドフィルム及び複合材をSS基材に適用した。SS基材上のフィルム/複合材の重複は、10mmであった。フィルムとSS基材との間で抵抗プローブを用いて接触抵抗を測定した。試験構成が設定された後、抵抗試験の前に、試料を室温条件(20〜50%の相対湿度で20〜23℃)で1時間及び24時間残した。
スパッタリング法
アルミナ成形粒子を作製するために、粒子の総重量の15重量%の量で伝導性の銀(Ag)金属を、図19A及び19Bに例示される機器110を用いて、スパッタリングプロセスを使用して粒子上にコーティングした。機器110は、粒子撹拌器116を収容する真空チャンバ114を画定する筺体112を含む。所望によりアルミニウム合金で作製され得る筺体112は、垂直に配向された中空円筒(高さ45センチメートル(cm)及び直径50cm)である。ベース118は高真空ゲート弁122のためのポート120、高真空ゲート弁22は、それに続く15cm(6インチ)の拡散ポンプ124と、更に粒子撹拌器116のための支持体126を含む。チャンバ114は、10−6torr(0.13mPa)の範囲のバックグラウンド圧にまで脱気することができる。
筺体112の頂部は、外部搭載の直径3インチ(8cm)の直流(dc)マグネトロンスパッタ蒸着ソース130(US Gun II,US,INC.,San Jose,CA)に取り付けられた取り外し可能なゴム製のLガスケット密閉プレート128を備える。ソース130内には、金属スパッターターゲット132(5インチ×8インチ及び0.5インチ厚)(12.7cm×20.32cm及び1.27cm厚)が固定されている。スパッタソース130は、アーク抑制式Sparc−le 20(Advanced Energy Industries,Inc,Fort Collins,CO)が取り付けられたMDX−10 Magnetron Drive(Advanced Energy Industries,Inc,Fort Collins,CO)によって作動される。
粒子撹拌器116は、頂部136に長方形開口部34(1.25インチ×1.75インチ)(3.18cm×4.45cm)(3.175インチ×4.445インチ(8.065cm×11.29cm)を有する中空円筒(長さ2.00インチ×水平直径2.25インチ)(長さ5.08cm×水平直径5.715cm)である。開口部134はスパッターターゲット132の表面136の真下、7センチメートルに位置付けられているため、スパッタリングされた金属原子は攪拌器容積138に入ることができる。攪拌器116は、軸を揃えてシャフト140に取り付けられる。シャフト140は四角形の断面を有しており、これに4枚の四角形のブレード142がボルト固定されて、支持粒子を攪拌するための攪拌機構又はパドルを形成している。ブレード142はそれぞれ、ブレード142と攪拌器の円筒体116とによって形成される4つの区画のそれぞれに含まれる粒子体積間の連通を促すための2個の穴144を有している。
40立法センチメートル(cc)(125g)のアルミナ成形粒子を基材として使用した。図19A及び19Bを再び参照して、粒子を粒子撹拌機器110中に配置し、次いで、チャンバ114を脱気した。チャンバ圧が10−5torr(1.3mPa)の範囲となった時点で、アルゴンスパッタリングガスをチャンバ114に約110ミリトール(16.7パスカル)の圧力で導入した。純Ag金属をスパッターターゲット132として使用した。次に、2.00キロワットの陰極出力を加えることによって蒸着プロセスを開始した。Ag蒸着プロセスの間、粒子攪拌器のシャフト140を約4rpmで回転させた。6時間後に出力を停止した。空気を用いてチャンバ114の圧力を戻し、Agをコーティングした粒子を装置110から取り出した。
材料
特に記載のない限り、実施例及び本明細書の残りの部分における全ての部、百分率、及び比率などは、重量による。特に記載のない限り、全ての化学物質は、Sigma−Aldrich Chemical Company,St.Louis,MOなどの化学物質供給業者から入手されているか、又は入手可能である。
Figure 2016541098
実施例1−5面ピラミッド形アルミナ成形粒子を含む導電性接着剤転写テープ:
導電性接着剤転写テープを調製した。実施例1の成形粒子(図10を参照されたい)を得て、上述のスパッタリング法に従って、粒子上を銀金属でコーティングすることによって伝導性にした。
アクリレートシロップAgコーティングされた成形アルミナ粒子の混合物を、以下の表3の試料配合に従って調製した。混合物を小さいガラス容器に入れ、舌圧子を使用して、手で成形粒子をシロップ中で混合した。最後に、その混合物を、互いに面する2つの剥離面を有し、ノッチバーコーターを使用してコーティングした幅6インチ(15.24cm)のシリコーンコーティングされたポリエステルテレフタレート(PET)剥離ライナ{T50(125μm厚)及びT10(50μm厚)}に注いだ。
いったんコーティングが完了すると、10分間にわたってシルバニア(Sylvania)バルブを2.0〜2.2mW/cmの電力で使用して、10分間にわたる頂部からのUV放射によって硬化させた。
導電性特徴に関して、試験クーポンを切り出し、上述のステンレス鋼抵抗試験及び上述のZ軸抵抗試験を使用して試験した。
以下の表3は、実施例1の電気データを列記する。標準的SS(ステンレス鋼試験)及びZ軸試験からの接触抵抗(R)データは、Rの値の全てが1Ω未満であることを示す。
実施例2−5面三角形アルミナ成形粒子を含む導電性接着剤転写テープ:
導電性接着剤転写テープを調製した。実施例2の成形粒子(図9を参照されたい)を得て、上述のスパッタリング法に従って、粒子上を銀金属でコーティングすることによって伝導性にした。
アクリレートシロップAgコーティングされた成形アルミナ粒子の混合物を、以下の表3の試料配合に従って調製した。混合物を小さいガラス容器に入れ、舌圧子を使用して、手で成形粒子をシロップ中で混合した。最後に、その混合物を、互いに面する2つの剥離面を有し、ノッチバーコーターを使用してコーティングした幅6インチ(15.24cm)のシリコーンコーティングされたポリエステルテレフタレート(PET)剥離ライナ{T50(125μm厚)及びT10(50μm厚)}に注いだ。
いったんコーティングが完了すると、10分間にわたってシルバニア(Sylvania)バルブを2.0〜2.2mW/cmの電力で使用して、10分間にわたる頂部からのUV放射によって硬化させた。
導電性特徴に関して、試験クーポンを切り出し、上述のステンレス鋼抵抗試験及び上述のZ軸抵抗試験を使用して試験した。
以下の表3は、実施例2の電気データを列記する。標準的SS(ステンレス鋼試験)及びZ軸試験からの接触抵抗(R)データは、24時間の滞留時間でのステンレス鋼試験を除いて、Rの値の全てが1オーム(Ω)未満であることを示す。
Figure 2016541098
本明細書はある特定の例示的な実施形態を詳細に記載したが、前述の説明を理解した上で、これらの実施形態の代替物、変更物、及び均等物を容易に想起し得ることが当業者には明らかだろう。更に、本明細書で参照される全ての出版物及び特許は、それぞれの個々の出版物又は特許が参照により組み込まれることを明確に及び個別に指示されるかのごとく、それらの全体が同じ範囲で、参照により本明細書に組み込まれる。様々な例示的な実施形態が説明されてきた。これら及び他の実施形態は、以下の特許請求の範囲の範囲内である。

Claims (20)

  1. 複合材を含む導電性物品であって、
    該複合材が、
    (a)樹脂と、
    (b)前記樹脂中に分散される導電性成形粒子と、
    を含み、
    前記粒子が単一粒径分布を有し、各粒子が少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで前記第1の表面と交差する第2の表面とを含む形状を備え、前記複合材が、ある厚さを備える、導電性物品。
  2. 前記樹脂中に分散される前記導電性成形粒子の各々が、前記粒子が前記複合材の前記厚さを超えて延在しないように、前記樹脂内に配向される、請求項1に記載の導電性物品。
  3. 前記導電性成形粒子の各々が、1マイクロメートル(μm)〜50μmの平均厚さを有する金属コーティングを含む、請求項1又は2に記載の導電性物品。
  4. 前記導電性成形粒子の各々が、アルミナ、ジルコニア、イットリア、イットリア安定化ジルコニア、シリカ、炭化チタン、炭化ホウ素、窒化ホウ素、又は炭化ケイ素を含むコアを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の導電性物品。
  5. 前記導電性成形粒子の各々が、アルミニウム、銀、銅、ニッケル、金、又はそれらの合金を含む金属コーティングを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電性物品。
  6. 前記導電性成形粒子の各々が、1点で接する少なくとも3つの表面を含む形状を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の導電性物品。
  7. 前記導電性成形粒子が、5μm〜50μmの平均粒径を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の導電性物品。
  8. 前記複合材が、0.5体積%〜25体積%の前記導電性成形粒子を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の導電性物品。
  9. 前記樹脂が、エポキシ、ポリウレア、アクリル、シアノアクリレート、ポリアミド、フェノール、ポリイミド、シリコーン、ポリエステル、アミノプラスト、メラミン、アクリル化エポキシ、ウレタン、ポリ塩化ビニル、又はそれらの組み合わせを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の導電性物品。
  10. 前記複合材が、2:1を超える長さ対高さのアスペクト比を備える複数の伝導性充填剤を更に含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の導電性物品。
  11. 基材を更に含み、前記複合材が、前記基材の主表面に付着されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載の導電性物品。
  12. 前記導電性成形粒子の各々が、アルミニウム、銀、銅、金、又はそれらの合金を含むコアを含む、請求項1、2、又は6〜11のいずれか一項に記載の導電性物品。
  13. 前記複合材が、Z軸抵抗試験による測定時に0.05〜0.60オームのz軸の接触抵抗を呈する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の導電性物品。
  14. 導電性物品を作製するための方法であって、
    (a)単一粒径分布を有する導電性成形粒子であって、各粒子が、少なくとも第1の表面と、約5度〜約150度の角度αで前記第1の表面と交差する第2の表面とを含む形状を備える、導電性成形粒子を準備するステップと、
    (b)前記導電性成形粒子を樹脂中に分散させて、複合材を形成するステップと、を含み、前記複合材が、ある厚さを備える、方法。
  15. 前記導電性成形粒子を準備する前記ステップが、前記導電性成形粒子の各々のコアを成形するステップを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記導電性成形粒子の各々が、アルミナ、ジルコニア、イットリア、イットリア安定化ジルコニア、シリカ、炭化チタン、炭化ホウ素、窒化ホウ素、又は炭化ケイ素を含むコアを含む、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記導電性成形粒子を準備する前記ステップが、前記導電性成形粒子の各々の前記コアに金属コーティングを適用して、前記導電性成形粒子を形成するステップを更に含む、請求項14〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記樹脂中に分散される前記導電性成形粒子の各々が、前記粒子が前記複合材の前記厚さを超えて延在しないように、前記樹脂内に配向される、請求項14〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記複合材が、Z軸抵抗試験による測定時に0.05〜0.60オームのz軸の接触抵抗を呈する、請求項14〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記単一粒径分布中の前記粒子の少なくとも90%が、前記分布中の前記粒子の全ての平均表面積の5%を超えて変化しない表面積を備える、請求項14〜19のいずれか一項に記載の方法。
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