JP5651190B2 - 双対テーパ形状の成形研磨粒子 - Google Patents

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Description

研磨粒子及びこれらの研磨粒子から作製される研磨物品は、物品の製造工程において広範な材料及び表面を研磨、仕上げ、又は研削するために有用である。したがって、研磨粒子及び/又は研磨物品のコスト、性能、又は寿命を改善する必要性が引き続き存在する。
三角形状の成形研磨粒子、及びこの三角形状の成形研磨粒子を使用する研磨物品は、米国特許第5,201,916号(Berg)、同第5,366,523号(Rowenhorst)(Re 35,570)、及び同第5,984,988号(Berg)に開示される。1つの実施形態では、この研磨粒子の形状は正三角形を含んでいた。三角形状の成形研磨粒子は、高い切削速度を有する研磨物品の製造に有用である。
成形研磨粒子は、概して、ランダムに破砕された研磨粒子に勝る性能を有することができる。研磨粒子の形状を調整することによって、研磨物品がもたらす性能を調整することが可能である。本発明者らは、成形研磨粒子が対向する端部のそれぞれに向かって先細になる(双対テーパ形状)ように製造することで、研削性能結果が著しく改善することを発見した。
成形研磨粒子を使用して被覆研磨物品を製造するとき、典型的には静電界を使用して成形研磨粒子をピックアップして移動させてメイクコートを含む樹脂と接触させて裏材に付着させる。本発明の請求項に係わる成形研磨粒子の1つの利点は、より多くの成形研磨粒子が裏材に付着するにつれて、それぞれの成形研磨粒子は図6及び7に示すように先端部が研磨物品の研削面上にあるようにメイクコートの中に向く傾向があることである。これは成形研磨粒子が幅より長く、それぞれの端部に向かって先細になるので生じる。
三角形状の研磨粒子が被覆されるとき、より多くの粒子が塗布されるにつれて、米国特許第5,201,916号の図3に見られるように、三角形のうちの幾らかは先端部がメイクコートに付着し三角形の底辺が研削面に露出した状態で既存の三角形の間に充填し始める。この現象は、事実上研磨物品の研削面全体が成形研磨粒子で覆われる研磨物品のクローズドコート構成体で特に顕著である。幾つかの用途では、三角形の先端部の代わりに三角形の底辺等の水平表面が研削面上に存在するとき研削性能の低減が生じる。
双対テーパ形状の成形研磨粒子の他の利点は、耐衝撃性の向上及びシェリングの低減であると考えられる。成形研磨粒子は端部よりも中部近くでより幅が広いので、粒子はロッド成形研磨粒子等の均一な断面積を有する粒子よりも硬さが向上し得る。高アスペクト比のロッド成形研磨粒子は、高い荷重下の鋭い縁部の研削等の衝撃にさらされるとき、メイクコート及びサイズコートの中に固定される基部のところで簡単にポキッと折れてしまう可能性がある。対照的に、本発明の請求項に係わる成形研磨粒子はおよそ中途までメイクコート及びサイズコートの中に埋められ、成形研磨粒子がコートから現れる基部をかなり幅広く残すことができるので、耐衝撃性が向上する。更に、成形研磨粒子の相当な部分が歯根に似てメイクコート及びサイズコートの中に埋められるので、研磨物品からの研磨粒子のシェリングの低減が可能である。
幾らかの実施形態での別の利点は、成形研磨粒子は対向する側に頂点及び4つの小平面を含み得ることである。小平面は角度をなすので、成形研磨粒子がメイクコートに付着された後、倒れかかっても、又は成形研磨粒子がより水平にメイクコートに直接付着されても、成形研磨粒子を裏材に対して傾けることができる。これはまた、成形研磨粒子の実質的に水平な表面を研削面に呈するのを防ぐのに役立ち、したがって成形研磨粒子の実質的に水平な表面を成形研磨粒子で研磨される材料に呈するのを防ぐのに役立つ。図7に見られるように、Hで示す粒子等の被覆研磨物品の研削面に鉛直よりも、より水平に置かれる成形研磨粒子は、水平な表面の代わりに、研磨される材料と初期に接触する鋭い縁部及び先端部をまだ有し、したがって切削性能を改善する。
したがって、1つの実施形態では、本発明はαアルミナを含み、第1の側、第2の側、長手方向軸に沿って最大長、及び長手方向軸に横方向に最大幅を有し、第1の側は4つの縁部及び4つの頂点を有する四辺形を含み、四辺形は菱形、長斜方形、凧形又はスーパー楕円形からなる群から選択され、最大長を最大幅で割ったアスペクト比は1.3以上である成形研磨粒子に属する。
当業者は、本説明はあくまで例示的な実施形態の説明であって、本開示のより広範な観点を制限することを意図するものでなく、それらのより広範な観点が例示的な構築に具現化されていることを理解するであろう。
成形研磨粒子の1つの実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の1つの実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の1つの実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 成形研磨粒子の別の実施形態の第1の側、第2の側、及び側面図を示す図。 図1の成形研磨粒子から作製された被覆研磨物品を示す図。 図1の成形研磨粒子から製造された被覆研磨物品の研削面の顕微鏡写真。 −50/+60の菱形直角錐(right rhombic pyramidal)に成形した研磨粒子対粉砕粒子の顕微鏡写真。 −70/+80の菱形直角錐に成形した研磨粒子(図1)対粉砕粒子の、サイクルの関数としての切削速度のグラフ。 −70/+80の菱形直角錐に成形した研磨粒子(図1)対粉砕粒子の、サイクルの関数としての累積切削のグラフ。 −60/+70の菱形直角錐に成形した研磨粒子(図1)対粉砕粒子の、サイクルの関数としての切削速度のグラフ。 −60/+70の菱形直角錐に成形した研磨粒子(図1)対粉砕粒子の、サイクルの関数としての累積切削のグラフ。 粉砕粒子を伴う−50/+60の菱形直角錐に成形した研磨粒子(図1)30%対100%粉砕粒子の、サイクルの関数としての切削速度のグラフ。 ステンレス鋼上の図3の成形研磨粒子のサイクルの関数としての切削速度のグラフ。 ステンレス鋼上の図1の成形研磨粒子のサイクルの関数としての切削速度のグラフ。 ステンレス鋼上の2つの正三角形平行面を有する成形研磨粒子のサイクルの関数としての切削速度のグラフ。 軟鋼上の図3の成形研磨粒子のサイクルの関数としての切削速度のグラフ。 軟鋼上の図1の成形研磨粒子のサイクルの関数としての切削速度のグラフ。 ステンレス鋼上の2つの正三角形平行面を有する成形研磨粒子の累積切削の関数としての切削速度のグラフ。
明細書及び図中で繰り返し使用される参照記号は、本開示の同じ又は類似の特徴又は要素を表すことを意図する。
定義
本明細書で使用されているように、「含む」、「有する」、及び「包含する」という単語の形態は、法律的に同意義であり、制約されない。それゆえ、列挙されている要素、機能、工程又は制限に加えて、列挙されていない付加的な要素、機能、工程又は制限が存在し得る。
本明細書で使用される「研磨材分散液」という用語は、成形型のキャビティに導入されるαアルミナに変換可能なαアルミナ前駆体を意味する。この組成物は、揮発性成分が十分に除去されて研磨材分散液の固化が生じるまでの研磨材分散液を指す。
本明細書で使用される「成形研磨粒子の前駆体」という用語は、成形型のキャビティから取り出すことができ、後続の加工作業中にその成型された形状を実質的に保持できる固化体を形成するために、研磨材分散液が成形型のキャビティ内にあるときに、この研磨材分散液から十分な量の揮発性成分を除去することによって生成される未焼結粒子を意味する。
本明細書で使用される「成形研磨粒子」という用語は、その研磨粒子の少なくとも一部が、成形研磨粒子の前駆体を形成するために使用される成形型のキャビティから複製された所定の形状を有するセラミック研磨粒子を意味する。研磨破片の場合(例えば、米国特許仮出願第61/016,965号に記載)を除き、成形研磨粒子は一般に成形研磨粒子の形成に使用された成形型のキャビティを実質的に複製する、所定の幾何学形状を有することになる。本明細書で使用される成形研磨粒子は、機械的な粉砕作業によって得られる研磨粒子を除く。
双対テーパ形状の成形研磨粒子
図1〜5を参照して、例示的な双対テーパ形状の成形研磨粒子を示す。成形研磨粒子20が作製される材料は、αアルミナを含む。αアルミナ粒子は、本明細書で後述するように、ゲル化され、型で成形され、その形状を維持するために乾燥され、か焼され、次いで焼結される酸化アルミニウム一水和物の分散液から作製することができる。成形研磨粒子の形状は、次に成形構造体に成形される結合剤中に研磨粒子を含む粒塊を形成するために、結合剤を必要とすることなく維持される。
一般に、成形研磨粒子20は、第1の側24と、第2の側26とを有し、厚さTを有する、薄型本体を含む。幾つかの実施形態では、厚さTは、約5マイクロメートル〜約1ミリメートルの範囲である。幾つかの実施形態では、第1の側24及び第2の側26は、図3に示すように90度以外の抜き勾配αを有する傾斜している側壁であってもよい、少なくとも1つの側壁28によって互いに接続される。幾つかの実施形態では、1つ以上の傾斜している側壁28が存在することができ、「Shaped Abrasive Particles With A Sloping Sidewall」と題する2008年12月17日出願の係属中の米国特許出願第12/337,075号により完全に説明されるように、傾斜している側壁28のそれぞれの傾斜又は角度は同じでもよく、又は異なってもよい。他の実施形態では、側壁28は図5に示すように第1の側24及び第2の側26と90度の勾配で交差することができる。
一般に、成形研磨粒子の第1の側24は4つの縁部30及び4つの頂点32を有する四辺形を含み、四辺形は菱形、長斜方形、凧形又はスーパー楕円形からなる群から選択される。四辺形の頂点は更に、長手方向軸36に交差する1対の対向する主頂点34及び長手方向軸36の両側に位置する1対の対向する副頂点38とに分類することができる。
菱形は、図1及び図3に見られるように、等しい長さの4つの縁部を有する四辺形であり、対向する頂点は等しい度の夾角を有する。長斜方形は、図4に見られるように、長手方向軸36の片側面の2つの交差する縁部30は、長さが等しくなく、これらの縁部の間の頂点32は傾斜夾角を有する、平行四辺形である。凧形は、図5に見られるように、横軸40の上方の2つの対向する縁部30は長さが等しく、横軸40より下方の2つの対向する縁部30は長さが等しいが横軸の上方の縁部とは異なる長さである四辺形である。菱形から、対向する主頂点34のうちの1つを横軸40に近づける又は横軸40から遠ざけるのどちらかに移動させると、凧形が形成される。スーパー楕円形は、式(x/a)+(y/b)=1(式中n、a及びbは正の数である)を有するLam’eの曲線で画定される幾何学的図形である。nが0と1との間であるとき、スーパー楕円形は図2に示すように凹の縁部(スカラップなしで)を有する4本腕の星のように見える。nが1であるとき、菱形a=b、又は凧形a≠bが形成される。nが1と2の間であるとき、縁部30は凸状になる。
上述の群から選択された形状は、長手方向軸36に沿って対向する主頂点34、及びそれぞれ対向する主頂点に向かって横軸40から先細になる形状を備えた成形研磨粒子になるので、第1の側24の形状は上述これらの群から選択される。そのため、静電界を使用して成形研磨粒子を被覆裏材に塗布するとき、特により多くの成形研磨粒子が裏材に塗布されるにつれて、成形研磨粒子は1つの主頂点34がメイクコート中にあり、第2の主頂点34が研削面に露出する傾向を有する。
テーパの度合いは、長手方向軸36に沿った最大長Lを長手方向軸36に垂直の横軸40に沿った最大幅Wで割ることで画定される特定の粒子のアスペクト比を選択することで調整できる。図1、2及び3の成形研磨粒子は、全ておよそ2.4のアスペクト比を有する。図4の成形研磨粒子は、およそ6.2のアスペクト比(and aspect ratio)を有する。図5の成形研磨粒子は、およそ1.8のアスペクト比を有する。成形研磨粒子が静電被覆を向上させるために望ましい先細になるためには、アスペクト比は1.0を超えるべきである。本発明の様々な実施形態では、アスペクト比は約1.3〜約10、又は約1.5〜約8、又は約1.7〜約5である。アスペクト比が大きくなりすぎると、成形研磨粒子は壊れやすくなり得る。これは成形研磨粒子に負荷をかける衝撃が極度になり得る鋭い縁部を有する物体を研削するために、大きい荷重下で使用するとき、成形研磨粒子が徐々にすり減っていくのではなく壊れる可能性がある。望ましくは、成形研磨粒子の一番先端がポキッと折れ被覆研磨物品から粒子がシェリングしないように、十分な成形研磨粒子の幅及び/又は厚さがメイクコート及びサイズコートの中に埋められるように、アスペクト比を選択する。
幾つかの実施形態では、図1に破線42で示すように、頂点の1つ以上をわずかに切頭し、成形研磨粒子をそのような形状に成形することが可能である。そのような粒子は初期切削が低減され、材料を研磨するために短期間使用した後の研磨粒子の形状に幾分似ていると考えられる。したがって、より大きな初期支持面積又は初期切削を低減することが望ましい場合に、1つ以上の切頭した頂点を備えた成形研磨粒子を設計することが可能である。これらの実施形態では、切頭が行われる縁部を延長させて1つ以上の想像上の頂点が形成されるのであれば、それは請求項に係わる四辺形を完成し、第1の側24は請求項に係る形状であると考えられる。例えば、破線42で示すように、対向する主頂点34の双方が切頭されるのであれば、縁部を切頭を通り越して延長させるとき、縁部は2つの想像上の頂点を形成し、それによって第1の側24の菱形形状を完成するので、得られる形状もやはり菱形であると考えられる。
幾つかの実施形態では、第2の側26は頂点44及び4つの小平面46を含み、図1及び2に示すように角錐を形成する。そのような実施形態では、成形研磨粒子の厚さTを調整して、第1の側24と小平面46との間の角度βを選択することができる。小平面46は角度をなすので、成形研磨粒子がメイクコートに付着された後倒れかかっても、又は成形研磨粒子がより水平にメイクコートに直接付着されても、成形研磨粒子を裏材に対して傾けることができる。これはまた、成形研磨粒子の実質的に水平な表面を研削面に呈するのを防ぐのに役立ち、したがって成形研磨粒子の実質的に水平な表面を成形研磨粒子で研磨される材料に呈するのを防ぐのに役立つ。図7に見られるように、Hで示す粒子等の被覆研磨物品の研削面に鉛直よりもより水平に置かれる成形研磨粒子は、水平な表面の代わりに、研磨される材料と初期に接触する鋭い縁部及び対向する副頂点38をまだ有し、したがって切削性能が改善する。第2の側26のこの実施形態は、第1の側24用に列挙した任意の形状と共に使用できる。
本発明の様々な実施形態では、第1の側24と小平面46との間の角度βは、20度〜約50度、又は約10度〜約60度、又は約5度〜約65度であり得る。
幾つかの実施形態では、第2の側26は、隆起線47及び4つの小平面46を含み得、図4に見られるように寄せ棟屋根に似ている構造体を形成する。したがって、対向する2つの小平面は、三角形状を有し、対向する2つの小平面は、台形形状を有す。この実施形態では、同様の範囲が第1の側と小平面46との間の角度βに使用できる。第2の側26のこの実施形態は、第1の側24用に列挙した任意の形状と共に使用できる。
幾つかの実施形態では、第2の側26は、側壁28(図5に見られるように側壁28と第2の面48との間の抜き勾配αは90度に等しい)、又は傾斜している側壁28(図3に見られるように側壁28と第2の面48との間の抜き勾配αは90度より大きい)を形成する第2の面48及び4つの小平面を含む。この成形研磨粒子の厚さTが大きくなるにつれて、抜き勾配αが90度より大きいとき成形研磨粒子は切頭角錐に似る。成形研磨粒子20の第2の面48と側壁28との間の抜き勾配αは、第2の面48の相対的寸法を変えるように多様に変えられる。本発明の様々な実施形態では、抜き勾配αは、約90度〜約135度、又は約95度〜約130度、又は約95度〜約125度、又は約95度〜約120度、又は約95度〜約115度、又は約95度〜約110度、又は約95度〜約105度、又は約95度〜約100度であってよい。「Shaped Abrasive Particles With A Sloping Sidewall」と題する2008年12月17日出願の米国特許出願第12/337,075号に論じられるように、抜き勾配αの特定の範囲は、傾斜している側壁を備えた成形研磨粒子から作られた被覆研磨物品の研削性能において驚くべき上昇を生み出すことが発見された。特に、抜き勾配98度、120度、又は135度は、90度の抜き勾配よりも研削性能を向上させることが見出されている。研削性能の向上は、米国特許出願第12/337,075号の図6及び7に見られるように、抜き勾配98度又は120度で特に顕著である。第2の側26のこの実施形態は、第1の側24用に列挙した任意の形状と共に使用できる。
幾つかの実施形態では、第1の側24が実質的に平面である、若しくは第2の面48が実質的に平面である、又は双方が実質的に平面である。あるいは、2008年12月17日出願の「Dish−Shaped Abrasive Particles With A Recessed Surface」と題する同時係属中の米国特許出願第12/336,961号により詳細に論じられるように、第1の側24は凹部又は窪み部50であり得る。図5は、凹部50の第1の側24を有する成形研磨粒子を示す。凹部又はくぼんだ部分50の表面は、米国特許出願第12/336,961号に論じられるように、ゾルゲルにメニスカスが形成されゾルゲルの縁部が成形型の両側まで運ばれる傾向がある、成形型のキャビティ内にある間のゾルゲルの乾燥条件を選択することで作られる。第1の側24の凹部表面50は、凹状の溝があるのみ刃に類似する幾らかの用途で、切削性能を上昇するのに役立ち得る。窪み部50は、図5の実施形態でのみ示されるが、そのような特徴は本特許出願で示す若しくは説明する、任意の特徴と共に、又は特徴若しくは実施形態の組み合わせと共に使用できる。
更に、2008年12月17日出願の「Shaped Abrasive Particles With An Opening」と題する同時係属中の米国特許出願第12/337,112号により詳細に論じられるように、第1の側24及び第2の側26を通り抜ける成形研磨粒子を貫通する1つ以上の開口部52が存在し得る。図2は、成形研磨粒子を通り抜ける2つの開口部52を示す。成形研磨粒子を貫通する開口部52は、成形研磨粒子の嵩密度を低減でき、それによって多孔性の増加がしばしば望まれる砥石車等の幾つかの用途で得られる研磨物品の多孔性を増加させる。あるいは、開口部は、粒子をサイズコートに、よりしっかりと固定させることでシェリングを低減できるか、又は開口部は粉砕助剤のリザーバの機能を果たし得る。上述のメニスカス現象を過剰にする乾燥条件を選択することで、又はバントケーキ型に似ている底から延びる1つ以上の柱を有する成形型を作製することで、開口部を成形研磨粒子の中に形成できる。開口部を備えた成形研磨粒子の製造方法は米国特許出願第12/337,112号に論じられる。開口部52は図2の実施形態でのみ示されるが、そのような特徴は本特許出願で示す、若しくは説明する任意の特徴と共に、又は特徴若しくは実施形態の組み合わせと共に使用できる。
更に、2008年12月17日出願の「Shaped Abrasive Particles With Grooves」と題する同時係属中の米国仮出願第61/138,268号に説明するように、成形研磨粒子は第2の側26に複数の溝53(図3)を有し得る。溝は、成形型から成形研磨粒子の前駆体を取り出すことを、より容易にすることが見出されている成形型のキャビティの底面の複数の隆起部によって形成される。成形型のキャビティ内にある間ゾルゲルの収縮を促進する乾燥条件下で、三角形状の断面を有する隆起部は、くさびの機能を果たし、成形研磨粒子の前駆体を成形型の底面から持ち上げて外すと考えられる。図6の成形研磨粒子を注意深く見ることで、第2の側26の複数の溝53が見える。溝53は、図3の実施形態でのみ示されるが、そのような特徴は本特許出願で示す若しくは説明する任意の特徴と共に、又は特徴若しくは実施形態の組み合わせと共に使用できる。
更に、成形研磨粒子は、図8に見られるように第2の側26から延びる複数の隆起部を有し得る。段ステップの外観が同心の隆起部によって第2の側26上に形成されるように、隆起部を小平面46(又は第2の面48)上に配置できる。他の実施形態では、隆起部は平行で交差しない線、又は平行で交差する線(斜交平行模様)を形成できる。1つの実施形態では、同心の隆起部は、第2の側で小平面の表面を超えて隆起し、底辺の寸法8〜10マイクロメートル、高さ3〜5マイクロメートルを有し、ほぼ40〜45マイクロメートルごとに直線的に離間した正三角形の断面を含む。他の実施形態では、隆起部の断面は正方形、長方形、台形、三角形、又は他の幾何学的形状であり得る。隆起部は第2の側26の表面積を増加させると考えられ、したがって被覆研磨物品の樹脂被覆の付着の向上に寄与する。複数の隆起部は、成形型のキャビティの底面に切り込まれた複数の溝で形成できる。隆起部は図8の実施形態でのみ示されるが、そのような特徴は本特許出願で示す若しくは説明する任意の特徴と共に、又は特徴若しくは実施形態の組み合わせと共に使用できる。
成形研磨粒子20は、様々な体積アスペクト比を有してよい。体積アスペクト比は、体積の重心を貫通する最大断面積を重心を貫通する最小断面積で除した比率として定義される。一部の形状では、最大断面積及び最小断面積は、その形の外部形状に対して平面傾斜しているか、角度がついているか、又は傾斜していてよい。例えば、球体は1.000の体積アスペクト比を有する一方、立方体は1.414の体積アスペクト比を有する。長さAに等しい各辺及びAに等しい均一の厚さを有する正三角形の形状の成形研磨粒子は、1.54の体積アスペクト比を有する。均一の厚さが0.25Aに減少すると、体積アスペクト比は2.64に増加する。より大きい体積アスペクト比を有する双対テーパ形状の成形研磨粒子は、改善された切削性能を有すると考えられる。本発明の様々な実施形態では、成形研磨粒子の体積アスペクト比は、約1.15超、又は約1.50超、又は約2.0超、又は約1.15〜約10.0、又は約1.20〜約5.0、又は約1.30〜約3.0であってよい。
本開示にしたがって作製される成形研磨粒子20は、研磨物品に組み込まれるか、又は粉状(loose form)で用いられてよい。研磨粒子は、一般に、使用前に、定められた粒径分布に等級分けされる。そのような分布は典型的には、粗粒子から微粒子までのある範囲の粒径を有している。研磨の技術分野において、この範囲は、ときには「粗い」画分、「統制された」画分、及び「細かい」画分と呼ばれる。研磨業界公認の等級基準にしたがって等級分けされた研磨粒子は、各公称等級に対する粒径分布を数量的限界内で指定している。このような工業的に認められた等級分け規格(すなわち、研磨工業規格の公称等級)としては、アメリカ規格協会(ANSI)規格、研磨製品の欧州生産者連盟(FEPA)規格及び日本工業規格(JIS)規格として知られているものが挙げられる。
ANSI等級表記(すなわち、公称等級として指定される)としては、ANSI 4、ANSI 6、ANSI 8、ANSI 16、ANSI 24、ANSI 36、ANSI 40、ANSI 50、ANSI 60、ANSI 80、ANSI 100、ANSI 120、ANSI 150、ANSI 180、ANSI 220、ANSI 240、ANSI 280、ANSI 320、ANSI 360、ANSI 400、及びANSI 600が挙げられる。FEPA等級表記としては、P8、P12、P16、P24、P36、P40、P50、P60、P80、P100、P120、P150、P180、P220、P320、P400、P500、P600、P800、P1000、及びP1200が挙げられる。JIS等級表記としては、JIS8、JIS12、JIS16、JIS24、JIS36、JIS46、JIS54、JIS60、JIS80、JIS100、JIS150、JIS180、JIS220、JIS240、JIS280、JIS320、JIS360、JIS400、JIS600、JIS800、JIS1000、JIS1500、JIS2500、JIS4000、JIS6000、JIS8000、及びJIS10,000が挙げられる。
あるいは、成形研磨粒子20は、ASTM E−11「Standard Specification for Wire Cloth and Sieves for Testing Purposes」に従う米国標準試験用ふるいを用いて公称スクリーニング等級に等級分けすることができる。ASTM E−11は、所定の粒径にしたがって物質を分類するために枠に実装された金網の媒体を用いて試験用ふるいを設計及び構築するための要件について記載している。典型的な表記は、−18+20のように表される場合があり、これは、成形研磨粒子20がASTM E−11の18号ふるいの規格に一致する試験用ふるいを通過するものであり、ASTM E−11の20号ふるいの規格に一致する試験用ふるいに残るものであることを意味する。1つの実施形態では、成形研磨粒子20は、大部分の粒子が18号のメッシュ試験用ふるいを通過し、20、25、30、35、40、45、又は50号のメッシュ試験用ふるいに残るような粒径を有する。本発明の様々な実施形態において、成形研磨粒子20は、−18+20、−20+25、−25+30、−30+35、−35+40、−40+45、−45+50、−50+60、−60+70、−70+80、−80+100、−100+120、−120+140、−140+170、−170+200、−200+230、−230+270、−270+325、−325+400、−400+450、−450+500、又は−500+635を含む公称スクリーニング等級を有することができる。あるいは、−90+100等の特化したメッシュサイズの使用が可能である。
1つの態様において、本開示は、研磨工業規格の公称等級又は公称スクリーニング等級を有する複数の成形研磨粒子を提供し、この複数の成形研磨粒子の少なくとも一部は、成形研磨粒子20である。別の態様において、本開示は、研磨工業規格の公称等級又は公称スクリーニング等級を有する複数の成形研磨粒子20を提供するために、本開示にしたがって作製された成形研磨粒子20を等級分けする工程を含む方法を提供する。
所望により、研磨工業規格の公称等級又は公称スクリーニング等級を有するこの成形研磨粒子20を他の既知の研磨粒子又は非研磨粒子と混合することができる。幾つかの実施形態では、複数の研磨粒子の総重量に基づき、研磨工業規格の公称等級又は公称スクリーニング等級を有する複数の研磨粒子の少なくとも5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、又は更には100重量%が、本開示にしたがって作製された成形研磨粒子20である。
成形研磨粒子20との混合に好適な粒子としては、従来の研磨グレイン、希釈グレイン、又は米国特許第4,799,939号及び同第5,078,753号に説明されるものなどの侵食性粒塊(erodableagglomerates)が挙げられる。従来の研磨グレインの代表的な例としては、溶融酸化アルミニウム、シリコンカーバイド、ガーネット、溶融アルミナジルコニア、キュービック窒化ホウ素、ダイヤモンドなどが挙げられる。希釈グレインの代表的な例としては、大理石、せっこう、及びガラスが挙げられる。異なる形状の成形研磨粒子20のブレンド(例えば、菱形凧形又は三角形)、又は異なる抜き勾配を有する傾斜側壁を有する成形研磨粒子20のブレンド(例えば、98度の抜き勾配を有する粒子と120度の抜き勾配を有する粒子とを混合)を、本発明の物品中で使用できる。
幾つかの用途では、成形研磨粒子及び従来の研磨グレインのブレンドが有効に機能することが見出されている。これらの用途では、実施例に示すように、10重量%等の少量の成形研磨粒子でも性能を著しく高める。成形研磨粒子と従来の研磨グレイン又は希釈グレインとのブレンドで、ブレンド中の成形研磨粒子の重量は50、40、30、25、20又は10%以下であってもよく、依然として性能の著しい向上を提供する。
成形研磨粒子20は、表面被覆を有してもよい。表面被覆は、研磨物品の研磨グレインと結合剤との接着を改善することで知られており、又は成形研磨粒子20の静電蒸着を支援するために使用することができる。1つの実施形態では、米国特許第5,352,254号に説明されるように表面被覆は成形研磨粒子の重量に対して0.1%〜2%の量の無機物を使用した。そのような表面被覆は、米国特許第5,213,591号、同第5,011,508号、同第1,910,444号、同第3,041,156号、同第5,009,675号、同第5,085,671号、同第4,997,461号、及び同第5,042,991号に説明される。加えて、表面被覆は、成形研磨粒子のキャッピングを防ぐことがある。キャッピングとは、研磨中の加工対象物からの金属粒子が成形研磨粒子の頂上部に溶接されるようになる現象を表す用語である。上記の機能を発揮する表面被覆は、当業者には既知である。
双対テーパ形状の成形研磨粒子を有する研磨物品
図6を参照すると、被覆された研磨物品54は、裏材56の第1の主表面60に塗布される結合剤の第1の層(以下、メイクコート58と呼ぶ)を有する裏材54を含む。複数の成形研磨粒子20がメイクコート58に取り付けられ又は部分的に埋め込まれ、研磨材層を形成する。結合剤の第2の層(以下、サイズコート62と呼ぶ)が成形研磨粒子20に塗布される。メイクコート58の目的は、成形研磨粒子20を裏材56に固定することであり、サイズコート62の目的は、成形研磨粒子20を補強することである。当業者に既知であるように、任意のスーパーサイズコーティングを塗布してもよい。過半数(50%を超える)の成形研磨粒子20を、対向する主頂点34のうちの1つが裏材56から離れた方向に向き、対向する主頂点34のうちの1つがメイクコート58に埋め込まれるように配向させる。
双対テーパ形状の成形研磨粒子の使用を一層最適化するために、クローズドコートの研磨材層を使用できる。クローズドコートの研磨材層は、製造機を1回通過させて研磨物品のメイクコートに塗布できる研磨粒子又は研磨粒子のブレンドの最大重量として定義される。オープンコートは、塗布可能な最大重量(グラム単位)よりも重量が少ない、被覆された研磨物品のメイクコートに塗布される研磨粒子又は研磨粒子のブレンドの量である。オープンコートの研磨材層では、研磨粒子を有するメイクコートの範囲が100%未満になるため、粒子間に空き領域及び目に見える樹脂層を残す。
メイクコート58及びサイズコート62は、樹脂性接着剤を含む。メイクコート58の樹脂性接着剤は、サイズコート62の樹脂性接着剤と同じものでも異なるものでもよい。これらのコートに好適な樹脂性接着剤の例としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、アクリレート樹脂、アミノプラスト樹脂、メラミン樹脂、アクリル化エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、及びこれらの組み合わせが挙げられる。樹脂性接着剤に加えて、メイクコート58若しくはサイズコート62、又は両方のコートは、例えば、充填剤、研削助剤、湿潤剤、界面活性剤、染料、顔料、カップリング剤、接着促進剤、及びこれらの組み合わせのような当該技術分野で既知の添加剤を更に含むことができる。充填剤の例としては、炭酸カルシウム、シリカ、タルク、粘土、メタケイ酸カルシウム、ドロマイト、硫酸アルミニウム、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
研削助剤は、被覆研磨物品に塗布されてよい。研削助剤は粒子材料として定義され、その添加が研磨の化学的及び物理的な工程に顕著な影響を及ぼし、それによって改善された性能をもたらす。研削助剤は、広範な様々な材料を包含し、また無機又は有機であり得る。研削助剤の薬品群の例としては、ワックス、有機ハロゲン化合物、ハロゲン化物塩、並びに金属及びその合金が挙げられる。有機ハロゲン化合物は、典型的には、研磨中に分解し、ハロゲン酸又はガス状のハロゲン化合物を放出する。そのような材料の例としては、テトラクロロナフタレン、ペンタクロロナフタレンのような塩素化ワックス、及びポリ塩化ビニルなどが挙げられる。ハロゲン塩の例としては、塩化ナトリウム、カリウムクリオライト、ナトリウムクリオライト、アンモニウムクリオライト、テトラフルオロホウ酸カリウム、テトラフルオロホウ酸ナトリウム、フッ化ケイ素、塩化カリウム、塩化マグネシウムが挙げられる。金属の例としては、スズ、鉛、ビスマス、コバルト、アンチモン、カドミウム、鉄、及びチタンが挙げられる。他の研削助剤としては、イオウ、有機イオウ化合物、グラファイト、及び金属硫化物が挙げられる。異なる研削助剤の組み合わせを使用することも本発明の範囲内であり、また場合によっては、これによって相乗効果がもたらされることがある。1つの実施形態では、研削助剤はクリオライト又はテトラフルオロホウ酸カリウムであった。このような添加剤の量は、所望の性状をもたらすために調整されてよい。スーパーサイズコートを使用することもまた、本発明の範囲内である。スーパーサイズコートは、典型的に、結合剤及び研削助剤を含有する。結合剤は、フェノール樹脂、アクリレート樹脂、エポキシ樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、及びこれらの組み合わせのような材料から生成することができる。幾つかの実施形態では、熱硬化性エポキシ樹脂、硬化剤、熱可塑性炭化水素樹脂、研削助剤、分散剤、及び色素を含むスーパーサイズコートが、米国特許第5,441,549号(Helmin)に開示されているように用いられる。
結合研磨物品、不織布研磨物品、又は研磨ブラシに成形研磨粒子20を使用できることもまた、本発明の範囲内である。結合研磨材は、結合剤によって共に結合されて成形された塊を形成する複数の成形研磨粒子20を含んでよい。結合研磨材に使用される結合剤は、金属、有機、又はガラス質であってよい。不織研磨材は、有機結合剤によって繊維状不織布ウェブに結合した複数の成形研磨粒子20を含む。
双対テーパ形状の成形研磨粒子の製造方法
第1のプロセス工程は、αアルミナに変換可能なシードされた又はシードされていない研磨材分散液のいずれかを提供することを含む。αアルミナ前駆体組成物は、揮発性成分である液体を含むことが多い。1つの実施形態では、揮発性成分は水である。研磨材分散液は、成形型のキャビティを充填して成形型表面を複製することを可能にするために、研磨材分散液の粘性を十分に低くするために十分な量でありながらも、実現不可能なほど高価にするほどの量の液体を、成形型のキャビティからの除去するものではない。1つの実施形態では、研磨材分散液は、αアルミナに変換可能な、酸化アルミニウム一水和物(ベーマイト)のような粒子を2重量%〜90重量%、及び水のような揮発性成分を少なくとも10重量%、又は50重量%〜70重量%、又は50重量%〜60重量%含む。逆に、幾つかの実施形態における研磨材分散液は、固体を30重量%〜50重量%、又は40重量%〜50重量%含有する。
また、ベーマイト以外の酸化アルミニウム水和物を使用してもよい。ベーマイトは、既知の技術によって調製することができか、又は市販のものを入手することができる。市販のベーマイトの例としては、Sasol North America,Inc.から入手可能な「DISPERAL(商標)」及び「DISPAL(商標)」、あるいはBASF社から入手可能な「HiQ−40(商標)」が挙げられる。これらの酸化アルミニウム一水和物は比較的純粋である。すなわち、一水和物以外の水和物の相をたとえ含んでいるとしても比較的少量含み、高い表面積を有する。結果として生じる成形研磨粒子20の物理的特性は、一般に、研磨材分散液で使用される材料の種類に依存する。
1つの実施形態では、研磨材分散液はゲル状である。本明細書で使用される「ゲル」とは、液体に分散された3次元網状組織の固体である。研磨材分散液は、修正用添加剤又は修正用添加剤の前駆体を含有することができる。修正用添加剤は、研磨粒子の幾つかの所望の性状を強化するため又は後の焼結工程の効果を増すために機能することができる。修正用添加剤又は修正用添加剤の前駆体は、溶解性の塩の形状であってよく、典型的には水溶性の塩であってよい。これらは、典型的には、金属含有化合物からなり、マグネシウム、亜鉛、鉄、シリコン、コバルト、ニッケル、ジルコニウム、ハフニウム、クロム、イットリウム、プラセオジウム、サマリウム、イッテルビウム、ネオジム、ランタン、ガドリニウム、セリウム、ジスプロシウム、エルビウム、チタン、及びこれらの混合物の酸化物の前駆体であってよい。研磨材分散液中に存在できるこれらの添加剤の具体的な濃度は、当該技術に基づき変動する場合がある。典型的には、修正用添加剤又は修正用添加剤の前駆体の導入によって、研磨材分散液はゲルになる。また、一定の時間をかけて加熱することによって研磨材分散液をゲル化することもできる。
研磨材分散液はまた、水和又はか焼した酸化アルミニウムからαアルミナへの変換を促進するために、成核剤(シーディング)を含有することもできる。本開示に好適な成核剤としては、αアルミナ、アルファ酸化第二鉄若しくはその前駆体、酸化チタン及びチタン酸塩、酸化クロム、又はこの変換の成核剤となるであろう他の任意の物質の微粒子が挙げられる。成核剤を使用する場合、その量は、αアルミナの変換を引き起こすために十分でなくてはならない。そのような研磨材分散液に核を生成する工程は、米国特許第4,744,802号(Schwabel)に開示されている。
研磨材分散液に解膠剤を添加して、より安定したヒドロゾル又はコロイド状研磨材分散液を製造することができる。好適な解膠剤は、酢酸、塩酸、ギ酸、及び硝酸のような一塩基酸又は酸化合物である。多塩基酸を使用してもよいが、多塩基酸は研磨材分散液を急速にゲル化し、取り扱い又は追加的な成分の導入を困難にする。ベーマイトの幾つかの商用ソースは、安定した研磨材分散液の形成を助ける(吸収されたギ酸又は硝酸のような)酸タイターを含有する。
研磨材分散液は任意の好適な手段、例えば、単に酸化アルミニウム一水和物を解膠剤含有水と混合することによって、又は酸化アルミニウム一水和物のスラリーを生成し、そこに解膠剤を加えることによって形成することができる。気泡を形成する傾向又は混合中に空気を混入する傾向を低減するために、消泡剤又は他の好適な化学物質を加えることができる。湿潤剤、アルコール、又はカップリング剤のような追加的な化学物質を所望により追加することができる。αアルミナ研磨材グレインは、1997年7月8日付の米国特許第5,645,619号(Ericksonら)に開示されているように、シリカ及び酸化鉄を含有してもよい。αアルミナ研磨材グレインは、1996年9月3日付の米国特許第5,551,963号(Larmie)に開示されているように、ジルコニアを含有してもよい。あるいは、αアルミナ研磨材グレインは、2001年8月21日付の米国特許第6,277,161号(Castro)に開示されているように、ミクロ構造又は添加剤を有することができる。
第2のプロセス工程は、少なくとも1つの成形型のキャビティ、好ましくは複数のキャビティを有する成形型を提供することを伴う。成形型は、一般に平面の底面と複数の成形型のキャビティとを有してよい。複数のキャビティは、生産工具内で形成することができる。生産工具は、ベルト、シート、連続ウェブ、輪転グラビアのようなコーティングロール、コーティングロール上に載置されるスリーブ、又はダイであることが可能である。1つの実施形態では、生産工具は高分子材料を含む。好適な高分子材料の例としては、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ(エーテルスルホン)、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、又はこれらの組み合わせなどの熱可塑性樹脂、あるいは熱硬化性材料が挙げられる。1つの実施形態では、工具全体が高分子材料又は熱可塑性材料で作製される。別の実施形態では、乾燥工程中にゾルゲルと接触する、複数のキャビティの表面などの工具表面は、高分子材料又は熱可塑性材料を含み、工具の他の部分は他の材料で作製することができる。好適な高分子塗膜を金属工具に塗布して、実施例の方法によって表面張力性状を変更することができる。
高分子又は熱可塑性工具は、金属種工具を完全に複製するものであってよい。種工具は、生産工具に所望の逆パターンを有する。種工具は、生産工具と同様の方法で製造することも可能である。1つの実施形態では、種工具を、例えばニッケルのような金属で作製し、ダイヤモンドターニング加工することができる。高分子シート材料を種工具と共に加熱して、この2つを一緒に加圧成形することにより、高分子材料を、種工具パターンでエンボス加工することができる。高分子又は熱可塑性材料はまた、種工具上へと押出加工又はキャスティングし、次に加圧成形することもできる。熱可塑性材料を冷却し固化させて、生産工具が製造される。熱可塑性生産工具が使用される場合、熱可塑性生産工具を歪めて寿命を制限する恐れのある過度の熱を生成しないよう注意が必要である。生産工具又はマスター工具の設計及び製作に関する更なる情報は、米国特許第5,152,917号(Pieperら)、同第5,435,816号(Spurgeonら)、同第5,672,097号(Hoopmanら)、同第5,946,991号(Hoopmanら)、同第5,975,987号(Hoopmanら)、同第6,129,540号(Hoopmanら)に見出すことができる。
キャビティへは、成形型の上面又は底面にある開口部から達することができる。場合によっては、キャビティは成形型の厚さ全体に延在することができる。あるいは、キャビティは成形型の厚さの一部分のみに延在することができる。1つの実施形態では、上面は、ほぼ均一の深さを有するキャビティを伴う成形型の底面とほぼ平行である。成形型の少なくとも1つの側部、すなわちキャビティが形成される側部は、揮発性成分除去の工程の間、周囲の大気に曝露したままにすることができる。
キャビティは図1〜5に例示する成形研磨粒子を製造するために指定の三次元の形状を有する。深さの寸法は、上面から底面の最下点までの垂直距離と等しい。与えられたキャビティの深さは、均一であってもよく、又はその長さ及び/又は幅に沿って変化してもよい。与えられた成形型のキャビティは、同じ形状であってもよく、又は異なる形状であってもよい。
第3のプロセス工程は、任意の従来の技法によって研磨材分散液を成形型のキャビティに充填することを伴う。幾つかの実施形態では、ナイフロールコーター又は真空スロットダイコーターを使用することができる。必要に応じて、成形型からの粒子の取り出しを支援するために離型剤を使用してよい。典型的な離型剤としては、例えば、ピーナッツオイル、又は鉱油、魚油のような油、シリコーン、ポリテトラフルオロエチレン、ステアリン酸亜鉛、及びグラファイトが挙げられる。一般に、離型剤を用いることが望ましい場合、成形型のユニット領域ごとに約0.1mg/インチ(0.016mg/cm)〜約3.0mg/インチ(0.47mg/cm)、又は約0.1mg/インチ(0.016mg/cm)〜約5.0mg/インチ(0.78mg/cm)の離型剤が存在するように、液体中(水又はアルコールなど)約0.1重量%〜約5重量%の離型剤(ピーナッツオイルなど)が、ゾルゲルと接触する生産工具の表面に塗布される。1つの実施形態では、成形型の上面は、研磨材分散液で被覆される。研磨材分散液をポンプして上面に載せることができる。次に、スクレーパ又はならし棒を使用して、研磨材分散液を成形型のキャビティに完全に押し入れることができる。キャビティに入らない研磨材分散液の残りの部分は、成形型の上面から取り出して再利用することができる。幾つかの実施形態では、少量の研磨材分散液が上面に残る場合があり、他の実施形態では上面には分散液が実質的に存在しない。スクレーパ又はならし棒に加える圧力は、典型的には、100psi(689.5kPa)未満、又は50psi(344.7kPa)未満、又は10psi(68.9kPa)未満である。幾つかの実施形態では、研磨材分散液の曝露された表面が実質的に上面を超えて延在することはなく、結果として生じる成形研磨粒子20の均一な厚さが確保される。
第4のプロセス工程は、揮発性成分を除去して分散液を乾燥させることを伴う。望ましくは、揮発性成分は高蒸発速度で除去する。幾つかの実施形態では、蒸発による揮発性成分の除去は、この揮発性成分の沸点を超える温度で生じる。乾燥温度の上限は、成形型を作製する材料に依存することが多い。ポリプロピレン工具では、温度はこのプラスチックの融点未満でなくてはならない。
1つの実施形態では、固体が約40〜50%の水分散液とポリプロピレン成形型では、乾燥温度は約90℃〜約165℃、又は約105℃〜約150℃、又は約105℃〜約120℃であってよい。高温は生産速度の改善をもたらすことができるが、ポリプロピレン工具を劣化させて成形型としての耐用年数を制限することもあり得る。
第5のプロセス工程は、成形研磨粒子の前駆体を成形型のキャビティから取り出すことを含む。成形研磨粒子の前駆体は、成形型のキャビティから粒子を取り出すために重力、振動、超音波振動、真空、又は加圧空気のプロセスを、単独で又は組み合わせで成形型に対して用いることによって、キャビティから取り出すことができる。
研磨粒子の前駆体を成形型の外で更に乾燥することができる。成形型内で望ましいレベルに研磨材分散液を乾燥する場合、追加的な乾燥工程は必要ない。しかし、場合によっては、この追加的な乾燥工程を採用して、成形型内に研磨材分散液が滞留する時間を最低限にすることが経済的である場合がある。典型的には、成形研磨粒子の前駆体を10〜480分間、又は120〜400分間、50℃〜160℃、又は120℃〜150℃の温度で乾燥することになる。
第6のプロセス工程は、成形研磨粒子の前駆体のか焼を伴う。か焼工程の間に、本質的に全ての揮発性材料が除去され、研磨材分散液に存在していた多様な成分が変換されて金属酸化物になる。成形研磨粒子の前駆体は、一般に、400℃〜800℃の温度に加熱して、遊離水及び90重量%を超す任意の結合した揮発性材料が除去されるまで、この温度範囲内に維持する。選択的工程において、所望により、含浸プロセスによって修正用添加剤を導入することができる。か焼された、成形研磨粒子の前駆体の孔に、水溶性の塩を含浸によって導入することができる。次に、成形研磨粒子の前駆体を再び予備焼成する。この選択については、欧州特許出願第293,163号に詳述されている。
第7のプロセス工程は、か焼された、成形研磨粒子の前駆体を焼結して、αアルミナ粒子を形成することを含む。焼結前は、か焼された、成形研磨粒子の前駆体は完全には緻密化されていないので、成形研磨粒子として使用するための所望の硬度が足りない。か焼された、成形研磨粒子の前駆体を1,000℃〜1,650℃の温度に加熱し、実質的に全てのαアルミナ一水和物(又は同等のもの)がαアルミナに転換し、気孔率が15体積%未満に低減されるまで、それらをこの温度範囲内に維持することによって焼結を行う。このレベルの変換を達成するために、か焼された、成形研磨粒子の前駆体をこの焼結温度に曝露しなくてはならない時間の長さは、多様な因子に依存するが、通常、5秒〜48時間が典型的である。別の実施形態では、焼結工程の持続時間は1分間〜90分間の範囲である。焼結後、成形された研磨粒子は、10GPa、16GPa、18GPa、20GPa以上のヴィッカース硬度を有してよい。
記述したプロセスを修正するために、か焼温度から焼結温度まで材料を急速に加熱する工程、研磨材分散液を遠心分離してスラッジ、廃棄物等を除去する工程、といったような他の工程を使用することができる。更に、所望により2つ以上のプロセス工程を組み合わせることによってこのプロセスを修正することができる。本開示のプロセスを修正するために使用できる従来のプロセス工程は、米国特許第4,314,827号(Leitheiser)により完全に詳述されている。
成形研磨粒子の製造方法に関する詳細については、2008年12月17日出願の「Method Of Making Abrasive Shards,Shaped Abrasive Particles With An Opening,Or Dish−Shaped Abrasive Particles」と題する同時係属中の米国特許出願第12/337,001号に開示されている。
本開示の目的及び利点を、以下の非限定的な実施例で更に例示する。これらの実施例において列挙されるその特定の材料及び量、並びに他の条件及び詳細は、本開示を過度に制限しないと解釈されるべきである。別途注記のない限り、実施例における、及び本明細書の他の部分における、全ての部、割合、比率などは、重量基準である。
実施例1〜3:成形研磨粒子の調製
実施例1〜3は図8に示す菱形直角錐に成形した研磨粒子である。次の配合を使用してベーマイトゾルゲルを、次の方法、つまり、水(7087部)及び70%の含水硝酸(212部)を含有する溶液を13分間高せん断混合することによって、商品名「DISPERAL」(Sasol North America(Houston,TX))を有する酸化アルミニウム一水和物粉末(4824部)を分散させて、作製した。結果として生じるゾルゲルは、1時間放置してから被覆した。ゾルゲルを表1に示す菱形直角錐に成形した成形型のキャビティの寸法を有する生産工具に押し入れた。生産工具を作製中に、成形型のキャビティの表面が三角形の断面を備えた一続きの溝を有するように製造した。溝は深さ6マイクロメートル、110度の傾斜角度の寸法を有した。そのような特徴間の間隔は0.065mmであった。成形型の離型剤、水中2%のピーナッツオイルを生産工具に塗り、約1mg/平方インチ(1.55g/平方メートル)のピーナッツオイルを塗布した。ゾルゲルは、生産工具の全ての開口部が完全に埋まるように、真空スロットダイコーティングステーションを使用してキャビティに押し入れた。ゾルゲルで被覆された生産工具を、10フィート/分(3メートル/分)で27フィート(8.2メートル)の強制対流式オーブンに通過させた。13.5フィート(4.1m)のゾーン1区域は、60%の気流速度において135℃、13.5フィート(4.1m)のゾーン2区域は、40%の気流速度において121℃に設定した。超音波ホーンを通過させることにより、成形研磨粒子の前駆体を生産工具から取り出した。成形された研磨粒子の前駆体を約650℃でか焼し、次に、(酸化物として報告された)濃度がそれぞれ1.8%のMgO、Y、Nd及びLa硝酸混合液で飽和した。余剰の硝酸溶液を除去し、飽和した前駆成形研磨粒子を乾燥させ、その後、この粒子を再び650℃で焼成し、約1400℃で焼結させた。か焼及び焼結のいずれも、回転管状炉を使用して実行した。代表的な成形研磨粒子を図8に示す。
表面被覆処理
成形研磨粒子のうちの幾らかは成形研磨粒子の静電塗布を向上させるために、米国特許第5,352,254号に開示されるCUBITON 324AV粉砕研磨粒子の製造に使用する方法に類似したやり方(manor)で処理した。か焼された、成形研磨粒子の前駆体を、1.4%のMgO、1.7%のY、5.7%のLa及び0.07%のCoOを含む希土類酸化物(REO)溶液で浸透させた。70グラムのREO溶液にAlmatis(Pittsburg、PA)より市販のHydral Coat 5粉末(およそ0.5マイクロメートルの平均粒径)1.4グラムを開放ビーカーで撹拌することで分散させた。約100グラムのか焼された、成形研磨粒子の前駆体を、次に、71.4グラムのREO溶液(solution)に分散させたHydral Coat 5粉末で浸透させた。浸透させた、か焼された、成形研磨粒子の前駆体は次に、最終の硬さまで焼結させる前に再びか焼される。
Figure 0005651190
等級表記法「−X/+Y」は、粒子はサイズXのふるいを通り抜けるが、サイズYのふるいの上に残ることを示す。
n/aは「適用せず」を意味する。
比較例A〜C
比較例A〜Cは、実施例1〜3のものと同等の網の目のふるいにかけた市販のゾルゲルから誘導した粉砕研磨粒子である。これらの粒子は3M Companyから「CUBITRON 321」の商標名で市販される。表1で−70/+80は、粒子はメッシュサイズ70を通り抜けられるが、メッシュサイズ80の上に残ることを示す。
実施例4〜6及び比較例D〜F
実施例4〜6及び比較例D〜Fは、実施例1〜3及び比較例A〜Cとして調製された研磨粒子から調製された研磨物品である。これらの粒子を7/8インチ(2.2cm)の穴を備えた7インチ(17.8cm)の直径繊維ディスク上に被覆した。メイクコート及びサイズコートの組成物を表2に示す。厚さ0.83mm(33ミル)を有するバルカナイズドファイバー裏材(商品名「DYNOS VULCANIZED FIBRE」でDYNOS Gmbh(Troisdorf、Germany)から入手)を3.0グラム/ディスクのメイクコート組成物で被覆し、5.0グラム/ディスクの研磨粒子で静電被覆し、次に10.0グラム/ディスクのサイズコート組成物を塗布した。実施例6の場合、成形研磨粒子は、実施例3の成形研磨粒子30%及び褐色の酸化アルミニウム粒子(Treibacher Schleifmittel North America,Inc.(Niagra Falls,N.Y)から入手した等級P100「FSX」)70%の混合物であった。摂氏102度で10時間硬化させた後、ディスクを曲げ、次に研削試験1によって試験した。試験結果を図9〜19に示す。
Figure 0005651190
研削試験1
研磨ディスクを次の手順により試験した。評価用の直径7インチ(17.8cm)の研磨ディスクを、7インチ(17.8cm)のディスクパッド平面皿(3M Company(St.Paul,Minn.))から入手した「45193 Medium Gray」)を装備した回転研削盤に取り付けた。次に、研削盤を稼動させ、0.75×0.75インチ(1.9×1.9cm)の予め計量した1045中炭素鋼棒の末端面を、8ポンド(3.6kg)の荷重下で押し付けた。この荷重下でのこの加工対象物に対する研削盤の結果的な回転速度は5000rpmであった。この加工対象物を、これらの条件下で合計50回、15秒研削インターバル(パス)で研磨した。それぞれの15秒インターバルの後、加工対象物を室温まで冷却させ、計量して、研磨動作による削り取りを測定した。試験結果は、実施例4及び5は累積切削及び切削速度として、実施例6のそれぞれの間隔は増分切削として報告される。所望により、好適な設備を用いて試験を自動化することができる。
結果
等級−70/+80菱形角錐に成形した形状の成形研磨粒子で製造したディスクは、従来のロール粉砕法から得た同様の粒子で製造したディスクより性能が優れていた。成形研磨粒子で製造したディスクの切削速度及び累積切削値は、粉砕粒子で製造したディスクより著しく高かった。これらの結果を、図9に、サイクルの関数としての切削速度として、図10に、メッシュサイズ−70/+80を備えた粒子の時間の関数としての合計切削として示す。
等級−60/+70菱形角錐に成形した形状の粒子で製造したディスクは従来のロール粉砕法から得られた同様の粒子で製造されたディスクより性能が優れていた。成形粒子で製造したディスクの切削速度及び累積切削値はまた、粉砕粒子で製造したディスクより著しく高かった。これらの結果は、図11に、サイクルの関数としての切削速度として、図12に、メッシュサイズ−60/70を備えた粒子の時間の関数としての合計切削として示す。
等級−50/+60の菱形角錐に成形した研磨粒子30%と同じ網の目サイズの粉砕研磨粒子とを混合して製造したディスクの切削値は、等級−50/+60の粉砕粒子100%で製造したディスクより著しく高かった。これらの結果を図13にサイクルの関数として1サイクル当たりの切削として示す。このように、性能を著しく高めるために、少量の双対テーパ形状の成形研磨粒子のみが必要となる。
実施例7〜10及び比較例G
実施例7〜10及び比較例Gは、市販の粉砕粒子とのブレンドで少数として用いる場合の本発明の成形研磨粒子の有効性を実証する。実施例2の成形研磨粒子と、同様のサイズの市販の粉砕粒子(Treibacher Schleifmittel North America,Inc.(Niagra Falls,N.Y)から入手した褐色の酸化アルミニウム等級P80「FSX」)とのブレンドを調製した。これらの研磨ブレンドの組成物を表3に識別する。これらの粒子ブレンドを使用して研磨シートを調製した。
実施例7は、コート側バリア層を備えた16×24インチ(40.6×61.0cm)の標準C−重量(120gsm)の紙裏材をリブ付き被覆ロッドを使用して非イオン性界面活性剤(Interstab Chemicals(New Brunswick,New Jersey)からの「Interwet 33」)0.5%含有の55%水中に分散させたレゾールフェノール樹脂を含むメイクコーティングで被覆して調製した。25グラムの量の鉱物ブレンドを量り、静電被覆に備えて鉱物トレイに均一に塗りつけた。被覆裏材は10秒間静電被覆した。粒子を被覆したシートを強制対流式オーブンで華氏210度(99℃)で50分間硬化させ、続いて華氏220度(104℃)で60分硬化させた。次にメイクコーティングと同じ組成物のサイズコーティングを均一に濡れた外観になるまではけ塗りで塗布した。次に、サイズコーティングを施した物品を華氏185度(85℃)で60分間、華氏210度(99℃)で60分間、華氏220度(104℃)で30分間、及び華氏235度(113℃)で30分間の一連のステップで硬化させた。E−Chem(Leeds、England)から商品名「E−1058」で市販される50%水性ステアリン酸カルシウム分散のスーパーサイズコーティングをはけ塗りによって塗布し、一晩乾燥させた。ここで完成した研磨物品は評価するために、非研磨側に取り付け層を付けて5インチ(12.7cm)直径の円形ディスクを切り抜いて調製した。
実施例8〜10及び比較例Gのディスクを、研磨粒子ブレンドの組成物が表3に示すように異なることを除いて実施例7のディスクと同様に調製した。実施例7〜10及び比較例Gのディスクを木の試験によって評価した。
木の試験
ディスクを3M Company(St.Paul,Minnesota)から商品名「3M STIKIT又はHOOKIT BACKUP PAD、#20206」で入手可能な直径1.27−cm(5.0−インチ)、厚さ0.95−cm(3/8−インチ)の発泡体バックアップパッドに取り付けた。次に、バックアップパッド及びディスクの組立体をAir Vantage Tools(El Monte,California)から入手した直径12.7−cm(5−インチ)中仕上げの回転式ダブルアクションサンダー「モデル050237」の上に取り付けた。予め計量した集塵装置(11.43cm×15.24cm)をサンダーの塵出口ポートに取り付けた。ディスクの研磨面を手で、予め計量したWoodcrafts Industrial(St.Cloud,MN)から入手した40.6cm×40.6cm(16インチ×16インチ)メープルの木の試験加工対象物と接触させた。サンダーは、620kPa(90psi)の送気管圧及び15ポンドフォース(44N)のダウンフォースで、8サイクル(それぞれ150秒間)作動させた。加工対象物の表面に0度の角度を使用した。各サイクルは、パネル表面の端から端まで毎秒17cm(毎秒6.7インチ)の工具速度で、合計で1008インチ(25.16メートル)の全経路長の重複した横方向に48回の走行からなり、結果として試験パネルの部分が均一に研磨される。「切削」は、木のパネルから取り除かれた重量(グラム)を記録した。報告データは3つの試験試料の平均に基づく。比較試験の結果を表3に示す。
Figure 0005651190
実施例2(表1)の成形研磨粒子をわずか10重量パーセント追加することで、研磨物品の累積的な切削性能がほぼ2倍になる。実施例2の成形研磨粒子の相対量を更に増やすことで、切削性能は大幅ではないが更に上昇する。
実施例11、12及び比較例H
実施例11、12及び比較例Hの研磨粒子を、工具の成形型のキャビティが変更されたことを除いて、実施例1の粒子と同様に調製した。
実施例11の成形型のキャビティは、細長い菱形の形状をした開口部であり、成形型の基部もまた細長い菱形の形状である。菱形の形状の基部はわずかに小さく、キャビティの壁に8度の抜き勾配を与え、図3に示す成形研磨粒子を作る。
実施例12の成形型のキャビティは、細長い菱形の形状をした開口部であった。菱形形状の4つの側はキャビティの壁に45度の抜き勾配で頂点まで細長く下がり(tapper down)、図1に示す成形研磨粒子を作る。
比較例Hの成形型のキャビティは、正三角形の形状をした開口部であり、基部もまた正三角形の形状である。三角形の基部はわずかに小さく、キャビティの壁に8度の抜き勾配を与える。
実施例13、14及び比較例J
実施例13、14及び比較例Jの研磨物品を、1)実施例11の粒子(図3に示す細長い菱形)、実施例12(図1に示す細長い菱面体(rhombohedryl)の角錐)、及び比較例H(正三角形の角柱)を代用した、2)フェノール樹脂中にKBF4を含むスーパーサイズ層をそれぞれのディスクに塗布した、及び3)研磨材の重量が1ディスク当たり10グラムのオープンコート、及び100%クローズドコート(実施例11は1ディスク当たり34グラム、実施例12は1ディスク当たり22グラム、及び比較例Jは1ディスク当たり22グラム)の双方の種類を調製したことを除いて、実施例4のものと同様に作製した。実施例13〜14及び比較例Jの研削性能を、研削試験2によってステンレス鋼上で評価し(結果を図14〜16に示す)、研削試験1(50サイクルの代わりに42〜45サイクルに制限して)によって1045の中炭素鋼上で評価した(結果を図17〜19に示す)。実施例13及び14の切削性能は研磨材グレインの含有量が増えるにつれて向上した。実施例13及び14のクローズドコートディスクはオープンコートディスクより性能が優れていた。比較例Jのディスクは逆の挙動を示し、切削性能はオープンコートからクローズドコートに行くにつれて減少した。
研削試験2
研磨ディスクを次の手順により試験した。評価用の直径7インチ(17.8cm)の研磨ディスクを、7インチ(17.8cm)のディスクパッド平面皿(3M Company(St.Paul,Minn.)から入手した「45193 Medium Gray」)を装備した回転研削盤に取り付けた。次に、研削盤を稼動させ、0.75×0.75インチ(1.9×1.9cm)の予め計量した304ステンレス鋼棒の末端面を、12ポンド(5.4kg)の荷重下で押し付けた。この荷重下でのこの加工対象物に対する研削盤の結果的な回転速度は5000rpmであった。この加工対象物を、これらの条件下で合計6〜12回、15秒研削インターバル(パス)で研磨した。それぞれの15秒インターバルの後、加工対象物を室温まで冷却させ、計量して、研磨動作による削り取りを測定した。試験結果を、実施例4及び5は累積切削及び切削速度として、実施例6のそれぞれの間隔は増分切削として報告した。所望により、好適な設備を用いて試験を自動化することができる。
図14は2つの細長い菱形平行面(図3)を備えた成形研磨粒子の性能を示し、図15はステンレス鋼上の1つの細長い菱形面(図1)の成形研磨粒子の性能を示す。これらの粒子のメジアン径はメッシュ40である。双方の場合にオープンコート構成体からクローズドコート構成体へと初期の切削速度の上昇が見られる。その一方で、図16は、メッシュ粒径40の2つの正三角形平行面を備えた比較例の成形研磨粒子を示し、研削性能は、オープンコートからクローズドコートへと低下する。したがって、本発明の成形研磨粒子は、クローズドコート構成体で従来の成形研磨粒子より性能が優れている。
図17は、2つの細長い菱形平行面(図3)を備えた成形研磨粒子の性能を示し、図18は、軟鋼上の1つの細長い菱形面(図1)を備えた成形研磨粒子の性能を示す。これらの粒子のメジアン径はメッシュ40である。双方の場合にオープンコート構成体からクローズドコート構成体へと初期の切削速度の上昇が見られる。その一方で図19はメッシュ粒径40の2つの正三角形平行面を備えた比較例の成形研磨粒子を示し、研削性能はオープンコートからクローズドコートへと低下する。したがって、本発明の成形研磨粒子は、クローズドコート構成体にあり、従来の成形研磨粒子より性能が優れている。
これらの結果は、本発明の幾何学形状が低圧研削の用途に最適化できることを示す。以前は良好な研削切削速度を得るには、三角形の粒子を備えたオープンコート構成体を必要とした。これらの条件下の比較では、少なくとも1つの細長い菱形面を備えた成形研削粒子の鉱物の開放度が低下した状態で、研削性能が上昇する。
塗料研磨性能
実施例9、10及び比較例Gの研磨物品を塗料研磨試験によって比較した。結果を表4に示す。
塗料研磨試験
ディスクを3M Companyから商品名「3M STIKIT又はHOOKIT BACKUP PAD、#20206」で入手可能な直径1.27−cm(5.0−インチ)、厚さ0.95−cm(3/8−インチ)の発泡体バックアップパッドに取り付けた。次に、バックアップパッド及びディスクの組立体をAir Vantage Tools(El Monte,CA)から入手した直径12.7−cm(5−インチ)中仕上げの回転式ダブルアクションサンダー「モデル050237」の上に取り付けた。ディスクの研磨面を手で、予め計量したACT Laboratories,Inc.(Hillsdale,MI)からのペンキ、プライマー、及びE−コートがスプレイされた46cm×76cm(18インチ×30インチ)の鋼パネルと接触させた。サンダーは、620kPa(90psi)の送気管圧及び15ポンドフォース(44N)のダウンフォースで、加工対象物の表面に2.5度の角度でほぼ6サイクル(それぞれ150秒間)を使用して作動させた。各研磨サイクルは、パネル表面の端から端まで、毎秒およそ17cm(6.7インチ)の工具速度で、合計でほぼ1008インチ(25.16メートル)の全経路長の重複した横方向に48回の走行を含み、結果として試験パネルの部分が均一に研磨される。サイクルは、上述の合計研磨時間、及び加工対象物を検査するために研磨を止め、次に金属に達するまで繰り返す操作者による動きを表す。一般に鋼パネルは6つのサイクルを必要とした。
第1の研磨サイクル後、研磨されたパネル上部を横切るように圧縮空気を吹き付けることにより、試験パネルをきれいにして、目に見える粉塵を取り除いた。パネルを計量し、Taylor Hobson Co.の表面計を使用して仕上げ、測定した。報告データは3つの試験試料の平均である。データは、本発明の成形研磨粒子がより高い切削性能だけでなく、より低い表面粗さも達成したことを示す。双方は望ましい属性である。
Figure 0005651190
当業者は、より具体的に添付の請求項に記載した本開示の趣旨及び範囲から逸脱せずに、本開示への他の修正及び変更を行うことが可能である。様々な実施形態の態様は、様々な実施形態の他の形態と全体的に、若しくは一部的に互換可能、又は結合され得るということが理解される。特許状への上記の出願の中で引用されている全ての参照、特許、又は特許出願は、全体として一貫した方法で参照することにより本明細書に組み込まれる。これらの組み込まれた参照と本明細書との間に部分的に不一致又は矛盾がある場合、先行する記述の情報が優先するものとする。当業者が請求項の開示を実行することを可能にするために与えられた先行する記述は、本請求項及びそれと等しい全てのものによって定義される本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。

Claims (3)

  1. 成形研磨粒子であって、αアルミナを含み、第1の側、第2の側、長手方向軸に沿って最大長、及び前記長手方向軸に横方向に最大幅を有し、前記長手方向軸が、対向する頂点を結ぶ軸線のうち長い方の軸線であり、前記第1の側が、4つの縁部及び4つの頂点を有する四辺形を含み、前記四辺形が、菱形、長斜方形、凧形又はスーパー楕円形からなる群から選択され、前記凧形が、菱形から、対向する主頂点のうちの1つを横軸に近づける又は横軸から遠ざけるのどちらかに移動させて形成され、前記スーパー楕円形が、式(x/a) +(y/b) =1(式中n、a及びbは正の数である)を有する曲線で画定され、前記最大長を前記最大幅で割ったアスペクト比が1.3以上である、成形研磨粒子。
  2. 前記第2の側が、頂点及び角錐を形成する4つの平面を含む、請求項1に記載の成形研磨粒子。
  3. 前記平面が、65度の角度βで前記第1の側と交差する、請求項2に記載の成形研磨粒子。
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