JP2016540584A - 薬物送達デバイス - Google Patents

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サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
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Abstract

本発明は、容器(シリンジ3)を受けて収容することが可能なハウジング(2.1)と、針安全デバイス(1)とを含む薬物送達デバイス(2)に関する。針安全デバイス(1)は、針(4)を覆って保護するように配置されたニードルキャップ(5.1)と、針(4)を覆って保護するようにハウジング(2.1)に対して相対的に可動のニードルシールド(6)と、ニードルキャップリムーバ(7)とを含む。ニードルキャップリムーバ(7)は、ハウジング(2.1)に配置され、ニードルシールド(6)を覆い、ハウジング(2.1)を部分的に覆うように適用された外側部材(8)と、ニードルキャップ(5.1)に配置されるように適用された内側部材(9)とを有する。

Description

本発明は、針安全デバイス(needle safety device)を含む薬物送達デバイスに関する。
自己注射器、シリンジなどの従来技術の多くの薬物送達デバイスが、薬物の自己投与のために開発されてきた。
デバイスの使用前に、薬物送達デバイスの針を損傷から保護し、または針による刺し傷から人々を保護するために、薬物送達デバイスの針は、可撓性材料の保護ニードルキャップによって覆われており、ニードルキャップは、剛性の、特に塑性のニードルシールド、いわゆる剛性ニードルシールド(略してRNS)によって囲うことができる。
用量を送達するために薬物送達デバイスを準備するには、保護ニードルキャップを針から取り外さなければならない。これは、保護ニードルキャップを把持して針から引き離すことによって行うことができる。通常、この結果として針が露出されるが、これは、針の安全性の点から、または針恐怖症を有する人にとって、望ましいものではない。その問題を解決するために、薬物送達デバイスの針は、保護ニードルキャップが取り外されるときに針を隠すように、ニードルシールドまたはシュラウドによって覆うことができる。
本発明の目的は、特にデバイスを使用する前に針による刺し傷および針の損傷のリスクを低減させる、使用、製造、および組み立てが容易な薬物送達デバイスを提供することである。
この目的は、請求項1に記載の薬物送達デバイスによって実現される。
本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に与えられる。
本発明によれば、薬物送達デバイスは、容器を受けて収容することが可能なハウジングと、針安全デバイスとを含み、針安全デバイスは、針を覆って保護するように配置されたニードルキャップまたはニードルキャップを囲う剛性ニードルシールドと、針を覆って保護するようにハウジングに対して相対的に可動のニードルシールドと、ニードルキャップリムーバ(needle cap remover)とを含む。ニードルキャップリムーバは、ハウジングに配置され、ニードルシールドを覆い、ハウジングを部分的に覆うように適用された外側部材と、ニードルキャップまたはニードルキャップを囲う剛性ニードルシールドに配置されるように適用された内側部材とを有する。
本明細書で、構成要素またはデバイスの「後」または「近位」端という用語は、使用者の手に最も近いまたは送達もしくは注射部位から最も遠い端部を指し、構成要素またはデバイスの「前」または「遠位」端という用語は、使用者の手から最も遠いまたは送達もしくは注射部位に最も近い端部を指す。
可能な実施形態では、ニードルキャップリムーバ、特に外側部材および内側部材は、1つの部材からなるリムーバとして形成される。別法として、ニードルキャップリムーバは、複数の部材からなるリムーバとして形成され、別個の内側部材および別個の外側部材が互いにゆるく連結され、特に長さ公差(length tolerance)を補償するように所与の距離内で互いに相対的に可動である。
ニードルキャップリムーバの配置およびそれぞれのサイズは、ニードルシールドを完全に覆い、薬物送達デバイスのハウジングを部分的に覆うようになっており、その結果、ニードルキャップリムーバの外側部材は、ニードルシールドの上を滑るキャップを形成し、ハウジングの前端または遠位端は、ニードルシールドの意図しない、特に早すぎる動きを防止する。さらに、内側部材がニードルキャップリムーバを形成し、外側部材が外側把持キャップ(outer gripping cap)を形成するニードルキャップリムーバの一体設計は、ニードルキャップとの連結が最適化され、針が安全に覆われる剛性設計を提供する。特に、軸方向の力のみがニードルキャップにかかり、したがって針が汚染物のないままであり、したがって滅菌状態を保つことを確実にする。
可能な実施形態では、ニードルキャップリムーバは、ニードルキャップリムーバとハウジングとの間および/またはニードルキャップリムーバとニードルキャップとの間に、少なくとも1つの重複部分を有する。少なくとも1つの重複部分は、薬物送達デバイスの構成要素、特に針安全デバイスで生じた長さ公差の簡単な補償を提供する。特に、デバイス構成要素で生じる長さ公差は、ニードルキャップとニードルキャップリムーバとの間の軸方向の再配置可能性によって補償される。
本発明の一実施形態によれば、ニードルキャップリムーバとハウジングとの間の軸方向の隙間を補償するために、ニードルキャップリムーバの外側部材とハウジングとの間に、第2の重複部分が設けられる。特に、この第2の重複部分では、それぞれの構成要素で生じる長さ公差は、ニードルキャップリムーバとハウジングとの間の所与の極大の軸方向の再配置可能性によって補償することができる。
本発明の追加の特徴によれば、第2の重複部分内の外側部材の内面およびハウジングの外面は、対応して形成される。特に、これらの内面および外面は、調整可能なスナップ嵌め連結(snap−fit−connection)および/またはポジティブロッキング連結(positive locking connection)および/または形状嵌め連結(form−fitting connection)を提供するように、溝、ノッチ、凹部、隆条、および/またはリブでプロファイル付けされる。
追加または別法として、ニードルキャップリムーバとニードルキャップまたはニードルキャップを囲う剛性ニードルシールドとの間の軸方向の隙間を補償するために、ニードルキャップリムーバの内側部材とニードルキャップリムーバの外側部材との間に、第1の重複部分が設けられる。特に、この第1の重複部分では、それぞれの構成要素で生じる長さ公差は、ニードルキャップリムーバの別個の内側部材と外側部材との間、したがってニードルキャップリムーバとニードルキャップまたはニードルキャップを囲う剛性ニードルシールドとの間の所与の極大の軸方向の再配置可能性によって補償することができる。
言い換えれば:対応する突出部によって互いに連結された内側部材および外側部材を含むニードルキャップリムーバの複数の部材からなる設計は、ニードルキャップに対するニードルキャップリムーバの制限された設定範囲を可能にする。可能な実施形態では、ニードルキャップリムーバの外側部材は、内側ニードルシールドを覆って保護し、したがってニードルシールドの意図しない、特に早すぎる動きを防止する外側キャップとして設計される。
外側部材は、開口部を有する前端を含み、開口部は、所与の第1の重複部分内で外側部材および内側部材を連結するために内側部材の前方突出部を捕らえるように適用された内向きの突出部をその縁部に示す。内側部材は、後端を含み、後端は、ニードルキャップリムーバおよびニードルキャップを連結するためにニードルキャップの後端を把持するように適用された把持部材を有する。可能な実施形態では、把持部材は、ロッキングフックとして形成される。
例示的な実施形態では、外側部材の突出部は、少なくとも2つの対向するアームとして形成され、アームの端部は傾斜している。特に、対向するアームの端部は、互いから離れる方へ、またはその他の方法で、内側部材の対応する前方突出部に係合するように、傾斜させることができる。ニードルキャップリムーバの内側および外側部材の材料に応じて、これらの部材の少なくとも1つ、特に対向するアームまたは前方突出部は可撓性を有し、たとえば可撓性材料または軟塑性体から作られる。傾斜している端部の可撓性の設計のため、外側部材が内側部材上または内側部材内へ組み立てられるとき、外側部材の可撓アームを内側部材につなぎ合わせることができ、それにより、可撓アームは互いに接近するように枢動または旋回させられ、その結果、可撓アームは内側部材の剛性の前方突出部の上に運ばれる。そうでない場合、外側部材が内側部材に、たとえば内側部材上または内側部材内へ組み立てられるとき、外側部材の剛性アームによって、可撓性の前方突出部を互いから離れる方へ枢動または旋回させることができる。外側および内側部材の組み立て後、内側部材の前方突出部および外側部材の突出部は、対応して互いに傾き、それにより、組み立て後に共通の軸方向運動を可能にするように互いに連結される。
可能な実施形態では、内側部材の前方突出部は、対応して外側部材の突出部に形成される。特に、内側部材の前方突出部は、少なくとも2つの突出タブとして形成される。突出タブは、内側部材の内面から突出させられており、外側部材のアームのやはり傾斜している端部によって把持されるように、ある角度で内向きになっている。内側部材上または内側部材内への外側部材の組み立て中、アームの傾斜している端部および前方突出部の傾斜している突出タブは、ポジティブロッキング連結および/または形状嵌め連結、たとえばスナップ嵌め連結または掛止連結によって連結および係合される。
さらなる実施形態では、内側部材の前方突出部は、可撓レッグまたは可撓レッグを有する心棒として形成され、可撓レッグは、内側部材の前端から突出し、外側部材の開口部を通って内向きになっている。
本発明の別の実施形態によれば、内側部材の把持部材は、内側部材の後方突出部として形成される。後方突出部は、ポジティブロッキング連結および/または形状嵌め連結によってニードルキャップの後端に係合するように、内側部材内へ曲がる。特に、後方突出部は、ニードルキャップまたはニードルキャップを囲う剛性ニードルシールドの後端に係合するように、内向きの少なくとも2つのレッグとして形成される。
代替実施形態によれば、ニードルキャップリムーバの内側部材の把持部材は、たとえば摩擦連結および/またはポジティブロッキング連結および/または形状嵌め連結によってニードルキャップまたはニードルキャップを囲う剛性ニードルシールドの側面を把持するように適用されたプロファイル付表面を有するように形成することができる。特に、内側部材の内面は、粗面化され、もしくは軽くリブ付けもしくは溝付けされ、または軟質コーティング材料によってコーティングされる。
別法または追加として、ニードルキャップまたは囲っている剛性ニードルシールドは、たとえばポジティブロッキング連結および/または形状嵌め連結および/または摩擦連結によってニードルキャップリムーバの内側部材の把持部材によって把持されるように適用された把持要素を含む外面を有する。特に、ニードルキャップまたは囲っている剛性ニードルシールドの把持要素は、プロファイル付外面として、たとえばリブ、フック、ドーム、溝、および/または突出ペグ、アームとして形成することができる。ニードルキャップリムーバの内側部材とニードルキャップまたはニードルキャップを囲う剛性ニードルシールドとの間の連結は、組み立て後、ニードルキャップリムーバの軸方向運動中に、ニードルキャップまたはニードルキャップを囲う剛性ニードルシールドがニードルキャップリムーバとともに針から取り外されるように設計される。
さらなる実施形態では、ニードルキャップリムーバの内側部材は、ニードルシールドの開口部内へ挿入され、またこの開口部内でニードルキャップまたはニードルキャップを囲う剛性ニードルシールドとばねとの間に挿入され、ばねは、一方の端部でハウジングに係合し、他方の端部でニードルシールドに係合する。ニードルシールド内の開口部または孔は、ニードルキャップリムーバの内側部材の挿入を可能にするのに適当な幅を有する。
本発明のさらなる適用可能範囲は、以下に示す詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本発明の精神および範囲内の様々な変更および修正がこの詳細な説明から当業者には明らかになるため、詳細な説明および具体的な例は、本発明の好ましい実施形態を示すが、例示のみを目的として与えられることを理解されたい。
本発明は、本明細書に後述する詳細な説明および添付の図面からより詳細に理解されよう。添付の図面は、例示のみを目的として与えられるものであり、したがって本発明を限定するものではない:
針安全デバイスが保護位置にある薬物送達デバイスの前方部材の例示的な実施形態の部分的な長手方向の横断面図である。 ニードルキャップの取り外し中に針安全デバイスが中間位置にある薬物送達デバイスの前方部材の例示的な実施形態の部分的な長手方向の横断面図である。 ニードルキャップリムーバの例示的な実施形態の斜視図である。 ニードルキャップリムーバとニードルキャップとの間の連結の拡大図である。 針安全デバイスの別の例示的な実施形態の斜視図である。 ニードルキャップリムーバとニードルキャップとの間の別の例示的な連結の拡大図である。 針安全デバイスが保護位置にある薬物送達デバイスの前方部材の例示的な実施形態の部分的な長手方向の横断面図である。 針安全デバイスが保護位置にある薬物送達デバイスの前方部材の例示的な実施形態の部分的な長手方向の横断面図である。 薬物送達デバイスの針安全デバイスの分解図である。 薬物送達デバイスの針安全デバイスの分解図である。 ニードルキャップリムーバの代替の内側部材の一実施形態の部分的な長手方向の断面図である。 薬物送達デバイスのニードルキャップに組み立てられた図9によるニードルキャップリムーバの内側部材を示す長手方向の断面図である。 ニードルキャップリムーバのクランプ状の内側部材の一実施形態の斜視図である。 ニードルキャップリムーバの内側部材の代替実施形態を示す図である。 ニードルキャップリムーバの内側部材の代替実施形態を示す図である。
すべての図において、対応する部材は同じ参照記号で印付ける。
図1は、薬物送達デバイス2向けの針安全デバイス1の本発明の一実施形態を部分的な長手方向の横断面図に示す。
薬物送達デバイス2は、針4を有する充填済みシリンジ3である。針4は、設計上の選択のため、シリンジ3の遠位端に固定することができ、またはシリンジ3の遠位端から取り外し可能とすることができる。シリンジ3は、薬物送達デバイス2のハウジング2.1内に保持される。別法として、薬物送達デバイスは、充填すべき容器、注射ペン、もしくはシリンジ、もしくは別の薬剤容器を有する自己注射器、または同等の機能原則を有する任意の他の応用例とすることができる。ハウジング2.1は、容器、本実施形態ではシリンジ3を受けて収容することが可能な1つの部材または複数の部材からなるハウジングとして設計することができる。図示の実施形態では、ハウジング2.1は、前方部材2.1.1および後方部材2.1.2を含む。
針安全デバイス1は、ニードルキャップ5.1を囲う剛性ニードルシールド5と、ニードルシールド6と、摩擦連結および/またはポジティブロッキング連結および/または形状嵌め連結によって互いに連結されるように適用されたニードルキャップリムーバ7とを含む。見て分かるように、ニードルシールド6は、薬物送達デバイス2のハウジング2.1上に可動に取り付けられている。特に、ニードルシールド6は、ハウジング2.1の前方部材2.1.1上に可動に取り付けられる。
剛性ニードルシールド5によって囲われたニードルキャップ5.1は、針4上に分離可能に取り付けられている。ニードルキャップリムーバ7は、剛性ニードルシールド5上に確実に取り付けられ、ハウジング2.1上、特に前方部材2.1.1上に分離可能に取り付けられている。
剛性ニードルシールド5は、輸送または移動中に針4を損傷から保護し、組み立てプロセス中に針4を滅菌状態で維持するために、使用前に針4を覆う保護ニードルシールド、いわゆる剛性ニードルシールド(略してRNS)として設計される。図示の実施形態では、剛性ニードルシールド5は、可撓性材料、たとえばゴムまたはシリコンから作られるニードルキャップ5.1を囲う。
代替の図示しない実施形態では、針安全デバイス1は、ニードルキャップ5.1のみを含み、剛性ニードルシールドを含まず、その結果、ニードルキャップリムーバ7は、ニードルキャップ5.1上へ直接配置される。ニードルキャップ5.1上またはニードルキャップ5.1を囲う剛性ニードルシールド5上へ直接配置されるニードルキャップリムーバ7の機能および配置は同一であり、互いに異なるものではない。したがって、ニードルキャップを囲う剛性ニードルシールド上へ配置されたニードルキャップリムーバに関する以下の説明は、囲いなしでニードルキャップ上へ直接配置されるニードルキャップリムーバにも当てはまる。
ニードルキャップリムーバ7は、内側部材9および外側部材8を有する単体として形成される。内側部材9は、剛性ニードルシールド5に配置されるように適用され、剛性ニードルシールド5に対する内側把持部を形成する。外側部材8は、ハウジング2.1に配置されるように適用され、デバイスの使用者に対する外側把持面を形成する。本発明は、誤使用または意図しない起動を防止し、剛性ニードルシールド5とニードルキャップリムーバ7との間の連結を最適化する。
針安全デバイス1の長手方向の横断面図には図示しないが、構成要素、特に内側部材9および外側部材8を有するニードルキャップリムーバ7ならびにニードルキャップ5.1は、管状または円筒形の形状を有する。これらの構成要素は、異なる形状を有することができ、横断面に楕円形または多角形の形状を有することができる。
ニードルキャップリムーバ7は、それぞれのサイズを有し、ニードルシールド6を完全に覆いかつハウジング2.1を部分的に覆い、特に前方部材2.1.1のみを覆うように、薬物送達デバイス2および剛性ニードルシールド5に配置される。ニードルキャップリムーバ7の外側部材8は、組み立て中にニードルシールド6およびハウジング2.1の前方部材2.1.1の上を滑るキャップの形の外側把持面を形成し、その結果、ニードルシールド6の早すぎる動きが防止される。
詳細には、ニードルキャップ5.1は、ニードルハブ4.1上へ配置され、針4を直接覆って保護する。ニードルキャップ5.1は、摩擦連結および/またはポジティブロッキング連結によって針4のニードルハブ4.1に連結することができる。ニードルキャップ5.1は、好ましくは弾性材料、特に軟質エラストマ、たとえばゴムまたは熱可塑性エラストマ(TPE)である。ニードルキャップ5.1を囲う剛性ニードルシールド5は、好ましくは剛性材料であり、保護ニードルシールド、たとえば剛性ニードルシールドとして形成される。
ニードルシールド6は、使用前、使用中、および使用後、特に剛性ニードルシールド5および囲われたニードルキャップ5.1の取り外し後に、針4を覆って保護する。ニードルシールド6は、薬物送達デバイス2のハウジング2.1に対して可動に配置される。図示の実施形態では、ニードルシールド6は、ハウジング2.1の遠位端または前端に設けられる。特に、ニードルシールド6は、ハウジング2.1上へ配置される。別法として、ニードルシールド6は、ハウジング2.1内へ配置することができる。
図1に示すように、ニードルシールド6は前進または伸長位置にあり、前進または伸長位置で、針4は覆われる。ニードルシールド6は、ばね要素17によって前進位置で確保され、ばね要素17は、一方の端部でニードルシールド6上に支承し、他方の端部でハウジング2.1上に支承する。この前進位置で使用前、ニードルシールド6は、ポジティブ連結および/または摩擦連結および/または形状嵌め連結、たとえばスナップ嵌め連結6.1によって保持される。使用中、ニードルシールド6は、前進位置から後退位置へ可動であり、後退位置で、ばね要素17に張力がかけられる(図示せず)。使用後、ニードルシールド6は、再び前進位置へ可動であり、前進位置で、ニードルシールド6は、ハウジング2.1に対して確実に固定される。
ニードルシールド6は、開口部6.2を含み、ニードルキャップリムーバ7は、開口部6.2を通って挿入される。特に、ニードルキャップリムーバ7の内側部材9は、この開口部6.2内で剛性ニードルシールド5とばね17との間に挿入される。ニードルシールド6内の開口部6.2または孔は、内側部材9の挿入を可能にするのに適当な幅を有する。この設計に関して、ニードルキャップリムーバ7は、ニードルシールド6の前または後にデバイスに組み立てることができる。
ニードルキャップリムーバ7は、少なくとも外側部材8および内側部材9を含む。外側部材8は、ハウジング2.1に配置されるように適用され、外側把持面として形成される。好ましくは、外側部材8は、摩擦連結および/または形状嵌め連結によってハウジング2.1に解放可能に連結される。詳細には、ニードルキャップリムーバ7の外側部材8は、内側ニードルシールド6を覆って保護する外側把持キャップとして設計され、したがってニードルシールド6の意図しない、特に早すぎる動きを防止する。
内側部材9は、摩擦連結および/またはポジティブロッキング連結によって剛性ニードルシールド5を運ぶように適用され、剛性ニードルシールド5は、針安全デバイス1のいわゆる保護ニードルシールドまたは剛性ニードルシールド(略してRNS)を形成する。
外側部材8は、開口部11を有する前端10を含み、開口部11は、内向きの突出部12をその縁部に示す。内向きの突出部12は、ニードルキャップリムーバ7の内側部材9を形成する。
ニードルキャップリムーバ7の設計に応じて、内側部材9および外側部材8は、図1〜6による実施形態に示すように、単体として形成することができる。別法として、内側部材9および外側部材8は、図7および図8による実施形態に示すように、別個であるが確実に解放不能に連結された部材として形成することができる。
外側部材8と内側部材9との連結および内側部材9と剛性ニードルシールド5との連結のため、外側部材8が薬物送達デバイス2から取り外されるとき、剛性ニードルシールド5によって囲われたニードルキャップ5.1は針4から取り外される。
内側部材9は、後端14を含む。後端14は、ニードルキャップリムーバ7を剛性ニードルシールド5に連結するために剛性ニードルシールド5の後端16を把持するように適用された把持部材15を有する。
把持部材15は、ロッキングフック15.1、15.2として設計され、剛性ニードルシールド5の後端16に配置される相補型のロッキング要素16.1、たとえば凹部または溝と協働する。ロッキングフック15.1、15.2は、ポジティブロッキング連結および/または形状嵌め連結によって剛性ニードルシールド5の後端16に係合する。
図2は、針安全デバイス1が中間位置にある薬物送達デバイス2を示し、ニードルキャップリムーバ7は、ハウジング2.1から方向Dへわずかに取り外されている。ニードルキャップリムーバ7および剛性ニードルシールド5の連結、ならびに剛性ニードルシールド5によるニードルキャップ5.1の囲いおよび連結のため、剛性ニードルシールド5はニードルキャップ5.1とともに、対応して針4から取り外される。
図3は、ニードルキャップリムーバ7の例示的な実施形態の部分的な斜視図を示し、図4は、ニードルキャップリムーバ7と剛性ニードルシールド5との間の連結の拡大図を示す。図3は、ニードルキャップ5.1およびニードルキャップリムーバ7の内側部材9を示す。ニードルシールド6および外側部材8は図示しない。
弾性ニードルキャップ5.1は、図4に示すように、剛性ニードルシールド5の内部に配置される。
ニードルキャップリムーバ7の内側部材9は、囲われたニードルキャップ5.1とともに剛性ニードルシールド5を使用前に針4から取り外すためのキャップリムーバとして形成される。ニードルキャップリムーバ7を剛性ニードルシールド5に確実に連結するために、内側部材9は、複数対の細長い窓9.1.1および9.1.2を有する管状の形状を有し、その結果、少なくとも窓9.1.1の周縁部は、可撓アームとして形成される。各窓9.1.1の後端9.2で、それぞれの縁部9.2には、剛性ニードルシールド5の後端16に係合するフック9.3が装備される。ニードルキャップリムーバ7がニードルシールド6の開口部6.2内へ挿入されるとき、可撓アームに位置するフック9.3または窓9.1.1は、剛性ニードルシールド5の長手方向軸に沿って開口部6.2内へ剛性ニードルシールド5とばね要素17(図3には図示せず)との間を可動であり、その結果、窓9.1.1、したがってフック9.3は、変形され、特に外向きに広がり、剛性ニードルシールド5の後端16を通過した後、フック9.3は、再び内向きに広がり、スナップ嵌め連結または形状嵌め連結で後端16に確実に係合する。
図5および図6は、針安全デバイス1の別の例示的な実施形態の斜視図を、ニードルキャップリムーバ7と剛性ニードルシールド5との間の別の例示的な連結の拡大図とともに示す。
ニードルキャップリムーバ7の内側部材9は、2つの対向する細長い窓9.1.1を有する管状の形状を有する。内側部材9は剛性を有する。剛性ニードルシールド5を把持するためのニードルシールド6の開口部6.2内へのニードルキャップリムーバ7の容易な組み立てのため、各窓9.1.1の後端9.2で、少なくとも1つの可撓レッグ9.4は、内側部材9内へ内向きに延びて、剛性ニードルシールド5の後端16に係合し、それによってスナップ嵌め手段を形成する。
ニードルキャップリムーバ7がニードルシールド6の開口部6.2内へ挿入されるとき、可撓レッグ9.4は、剛性ニードルシールド5の長手方向軸に沿って開口部6.2内へ剛性ニードルシールド5とばね要素17(図3には図示せず)との間を可動であり、その結果、レッグ9.4は、変形され、特に外向きに広がり、剛性ニードルシールド5の後端16を通過した後、レッグ9.4は、再び内向きに広がり、スナップ嵌め連結、ポジティブロッキング連結、または形状嵌め連結で後端16に確実に係合する。
図7および図8は、針安全デバイス1が保護位置にある薬物送達デバイス2の前方部材の例示的な実施形態の部分的な長手方向の横断面図を示す。図7と図8との間の違いは、図7では、ニードルキャップリムーバ7の外側本体8が、所与の第1の重複部分F1で内側部材9の前方突出部13に連結されることである。
図8の本発明のさらなる実施形態によれば、ニードルキャップリムーバ7の外側部材8およびハウジング2.1の後方部材2.1.2は、所与の第2の重複部分F2で重複する。
ハウジング2.1およびニードルキャップリムーバ7で生じる長さ公差は、所与の第1の重複部分F1または所与の第2の重複部分F2内でニードルキャップリムーバ7とハウジング2.1との間の軸方向の再配置可能性の軸方向の隙間によって補償することができる。
図7における長さ公差の補償の概念によれば、ニードルキャップリムーバ7は、第1の重複部分F1で解放不能に連結される外側部材8および内側部材9を含む。内向きの突出部12は、ポジティブロッキング連結および/または形状嵌め連結によって外側部材8を内側部材9に解放不能に連結するために、内側部材9の前方突出部13を捕らえるように適用される。
対応する突出部12、13によって互いに連結された別個の内側部材9および別個の外側部材8を有する図7のニードルキャップリムーバ7の複数の部材からなる設計は、第1の重複部分F1によるニードルキャップリムーバ7の制限された設定範囲を可能にする。ニードルキャップ5.1およびニードルキャップリムーバ7で生じる長さ公差は、第1の重複部分F1内のニードルキャップ5.1とニードルキャップリムーバ7との間の軸方向の再配置可能性によって補償される。
例示的な実施形態では、外側部材8の突出部12は、少なくとも2つの対向するアーム12.1、12.2として設計され、アーム12.1、12.2の自由端は傾斜している。特に、対向するアーム12.1、12.2の端部は、互いに傾斜しており、または別法として、互いから離れる方へ傾斜して、たとえばクリップ連結、スナップ嵌め連結、形状嵌め連結、および/もしくはポジティブロッキング連結で内側部材9の対応する前方突出部13に係合する。ニードルキャップリムーバ7の内側および外側部材8、9の材料に応じて、これらの部材の少なくとも1つ、特に外側部材8の対向するアーム12.1、12.2は可撓性を有し、たとえば可撓性または軟塑性材料から作られる。別法として、対向するアーム12.1、12.2は剛性を有し、前方突出部13は可撓性材料から作られる。
傾斜している端部を有するアーム12.1、12.2の可撓性の設計のため、可撓アーム12.1、12.2は、内側部材9への外側部材8の組み立て中に内側部材9の剛性前方突出部13の上に運ばれるように、互いから離れる方へ枢動または旋回させることができる。
そうでない場合、可撓性の前方突出部13は、前方突出部13のフック付端部が近づくように枢動または旋回させることができる。外側および内側部材8、9の組み立て後、内側部材9の前方突出部13および外側部材8の突出部12は、対応して互いに対して傾き、それにより、互いに連結されて、第1の重複部分F1内、したがって設定範囲内で、剛性ニードルシールド5とニードルキャップリムーバ7との間の共通の軸方向運動、特に軸方向の再配置可能性を可能にする。
図7に示すように、内側部材9の前方突出部13は、対応して外側部材8の突出部12に形成される。特に、前方突出部13は、少なくとも2つの突出タブ13.1、13.2として形成される。突出タブ13.1、13.2は、内側部材9の内面から突出させられており、外側部材8のアーム12.1、12.2のやはり傾斜している端部によって把持されるように、ある角度で内向きになっている。
ニードルキャップリムーバ7の組み立て後、アーム12.1、12.2の傾斜している端部および傾斜している突出タブ13.1、13.2は連結され、確実に係合され、タブ13.1、13.2は止め具を画成し、アーム12.1、12.2は、止め具に当接し、それにより、外側部材8が把持されてニードルシールド6から取り外されるとき、内側部材9も動いて、剛性ニードルシールド5および囲われたニードルキャップ5.1を針4から取り外す。特に、アーム12.1、12.2および突出タブ13.1、13.2は、ポジティブロッキング連結および/または形状嵌め連結、たとえばスナップ嵌め連結または掛止連結によって確実に係合される。
図8は、第2の重複部分F2内の外側部材8の内面およびハウジング2.1の外面が、対応して形成され、特にたとえば溝、リブでプロファイル付けされ、調整可能および解放可能なスナップ嵌め連結を提供するためのプレス嵌め手段を形成することを示す。
内側部材9および外側部材8は、長さ公差のいかなる補償もなしで互いに連結される。たとえば、内側部材9および外側部材8は固定され、または一体部材として形成される。
図8の実施形態によれば、ニードルキャップリムーバ7、特に外側部材8および内側部材9は、1つの部材からなるリムーバとして形成される。
要約すると、少なくとも1つまたは2つの重複部分F1、F2を有する薬物送達デバイス2の設計に応じて、ハウジング2.1とニードルキャップリムーバ7との間ならびにニードルキャップリムーバ7と剛性ニードルシールド5との間のそれぞれの構成要素の軸方向の再配置可能性によって、生じる長さ公差を補償することができる。
クリップ状のニードルキャップリムーバ7の記載の異なる実施形態は、スマート安全シリンジシステムで使用することができる。本発明は、剛性ニードルシールド5(=RNS)に対する組み立て力が軸方向のみに引き起こされることを可能にする。さらに、ニードルシールド6を完全に覆うニードルキャップリムーバ7の拡大されたキャップ状の外側部材8のため、ニードルシールド6の意図しない、特に早すぎる動きが防止される。
図9および図10は、内側部材9および外側部材8を含む針安全デバイス1の代替実施形態の分解図を示す。内側部材9および外側部材8は、スナップ嵌め連結で内側および外側部材8、9を連結するために、対応して形成された突出部12、13(図10に示す)を含む。外側部材8の突出部12は、2つの対向するアーム12.1、12.2を含み、アーム12.1、12.2は、内側部材9の対応する前方突出部13に係合する。
図11は、さらに改善されたニードルキャップリムーバ7の内側部材9の代替実施形態の部分的な長手方向の断面図を示す。内側部材9は、剛性ニードルシールド5上へ配置されるように適用された中空のシート金属部材として形成される。内側部材9は、クランプ形状もしくはU字状またはスリーブもしくは円筒の形状を有する。
内側部材9は、薄いシート金属から作られる。さらに、ニードルキャップリムーバ7および剛性ニードルシールド5は、少なくとも材料および/または耐性の点で異なり、剛性ニードルシールド5は、剛性ポリプロピレン材料から作られ、ニードルキャップリムーバ7は、薄い金属シートプロファイルから作られる。
さらに、内側部材9は、内壁から内孔内へ延びる突起9.1を含む。好ましくは、内側部材9は、フックとして形成される複数の内向きの突起9.1を含む。フックは、複数の異なる形状をとることができる。好ましくは、これらのフックは、わずかに傾斜しており、ニードルキャップリムーバ7の引き離し運動の方向へ内向きに突出する。
図12は、薬物送達デバイス2の針4に対する剛性ニードルシールド5上へ組み立てられたシート金属部材として形成される内側部材9を示す。
組み立て中、ニードルキャップリムーバ7が剛性ニードルシールド5上に押されるとき、内向きの縁部または突起9.1は、剛性ニードルシールド5の表面の上を摺動する。ニードルキャップリムーバ7を逆方向に、したがって取り外し方向に引きこむと、突起9.1は剛性ニードルシールド5の外面内に食い込み、したがって剛性ニードルシールド5の取り外し中にポジティブおよび/または非ポジティブ連結を形成する。したがって、内側部材9は、さらなる動きによって剛性ニードルシールド5も取り外す。
図13は、ニードルキャップリムーバ7の内側部材9の可能な実施形態の斜視図を示す。ニードルキャップリムーバ7の内側部材9は、複数の内向きの突起9.1を有するクランプ状のシート金属部材として設計され、突起9.1は、対向する内面の各々から、互いにそれぞれの距離をあけて1列に延ばされる。
ニードルキャップリムーバの内側部材のさらなる代替実施形態を図14および図15に示す。
図14は、収縮性ホースとして形成される内側部材9を示し、収縮性ホースは、ニードルキャップ5.1上またはニードルキャップ5.1を囲う剛性ニードルシールド5上へ外壁として配置され、ニードルキャップ5.1上または囲っている剛性ニードルシールド5上へ熱収縮される。
例示的な実施形態では、収縮性ホースは、耐衝撃性の高い、特に熱可塑性材料のスリーブとして形成され、収縮性ホースとニードルキャップ5.1または囲っている剛性ニードルシールド5との間の連結は、組み立て中に加熱によって引き起こされる。収縮性ホースの壁の厚さが薄いため、収縮性ホースは、ニードルキャップ5.1または囲っている剛性ニードルシールド5に配置され、どちらもともに薬物送達デバイス2に組み立てることができる。ニードルキャップリムーバ7およびニードルキャップ5.1または囲っている剛性ニードルシールド5は、互いに配置された後に加熱され、収縮性ホースは収縮し、その結果、ニードルキャップリムーバ7およびニードルキャップ5.1または囲っている剛性ニードルシールド5は、ともに接着により接合され、それにより、使用の際、ニードルキャップリムーバ7は、薬物送達デバイス2から離れる方へ動かされた場合、ニードルキャップ5.1または内側ニードルキャップ5.1を囲う剛性ニードルシールド5を伴って、これも薬物送達デバイス2から、したがって針4から取り外す。
図15は、ニードルキャップリムーバ7の内側部材9の代替実施形態を示す。内側部材9は、組み立て中にニードルキャップ5.1上またはニードルキャップ5.1を囲う剛性ニードルシールド5上へ配置され、取り外し中にニードルキャップ5.1または囲っている剛性ニードルシールド5上へ機械的に収縮されたファブリック管またはテキスタイルとして形成される。この概念は、ポジティブおよび/または非ポジティブ連結、たとえば形状嵌めおよび/または摩擦連結によって、ニードルキャップリムーバ7をニードルキャップ5.1または囲っている剛性ニードルシールド5に係合することを可能にする。特に、ニードルキャップリムーバ7およびニードルキャップ5.1も、少なくとも材料および/または耐性の点で異なり、ニードルキャップ5.1は、可撓性材料、たとえばゴムから作られており、剛性ポリプロピレンキャップから作られる剛性ニードルシールド5によって囲うことができる。ニードルキャップリムーバ7の内側部材9は、ゴムもしくはシリコンまたは類似の材料のファブリックまたはテキスタイル管、たとえばゴムを編んだホースから作られる。
図9〜13による代替実施形態のニードルキャップリムーバ7の外側部材8は、図1〜2および図7〜8による実施形態に記載するように、長いキャップとして設計することができる。
本明細書で使用する用語「薬物」または「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、たとえば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、たとえば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、たとえば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、たとえば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、たとえば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、たとえば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(たとえば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(HV)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、たとえば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、たとえば、アルカリまたはアルカリ土類、たとえば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、たとえば、水和物である。
本発明の完全な範囲および精神から逸脱することなく、本明細書に記載する装置、方法、および/またはシステム、ならびに実施形態の様々な構成要素の修正(追加および/または削除)を加えることができ、本発明は、そのような修正およびそのあらゆる均等物を包含することが、当業者には理解されよう。
1 針安全デバイス
2 薬物送達デバイス
2.1 ハウジング
2.1.1 前方部材
2.1.2 後方部材
3 シリンジ
4 針
4.1 ニードルハブ
5 剛性ニードルシールド
5.1 ニードルキャップ
6 ニードルシールド
7 ニードルキャップリムーバ
8 外側部材
9 内側部材
9.1 突起
9.1.1 窓
9.2 本体の閉端
9.3 把持部分
9.4 可撓レッグ
10 前端
11 開口部
12 外側部材の突出部
12.1、12.2 アーム
13 内側部材の前方突出部
13.1、13.2 突出タブ
13.3 ドーム
13.4 心棒
13.5 レッグ
13.5.1 フック
14 内側部材の後端
15 内側部材の把持部材
15.1、15.2 レッグ
16 ニードルキャップの後端
17 ばね要素

Claims (13)

  1. 薬物送達デバイス(2)であって:
    − 容器(シリンジ3)を受けて収容することが可能なハウジング(2.1)と、
    − 針安全デバイス(1)とを含み、該針安全デバイスは、
    − 針(4)を覆って保護するように配置されたニードルキャップ(5.1)または該ニードルキャップ(5.1)を囲う剛性ニードルシールド(5)と;
    − 針(4)を覆って保護するようにハウジング(2.1)に対して相対的に可動のニードルシールド(6)と;
    − ニードルキャップリムーバ(7)とを含み、該ニードルキャップリムーバは、
    − ハウジング(2.1)に配置され、ニードルシールド(6)を覆い、ハウジング(2.1)を部分的に覆うように適用された外側部材(8)と、
    − 剛性ニードルシールド(5)に配置されるように適用された内側部材(9)とを有する、前記薬物送達デバイス。
  2. ニードルキャップリムーバ(7)、特に外側部材(8)および内側部材(9)は、1つの部材からなるリムーバまたは複数の部材からなるリムーバとして形成される、請求項1に記載の薬物送達デバイス(2)。
  3. ニードルキャップリムーバ(7)は、ニードルキャップリムーバ(7)とハウジング(2.1)との間および/またはニードルキャップリムーバ(7)と剛性ニードルシールド(5)との間に、少なくとも1つの重複部分(F1、F2)を有する、請求項1または2に記載の薬物送達デバイス(2)。
  4. ニードルキャップリムーバ(7)の外側部材(8)とハウジング(2.1)との間に、第2の重複部分(F2)が設けられる、請求項3に記載の薬物送達デバイス(2)。
  5. 第2の重複部分(F2)内の外側部材(8)の内面およびハウジング(2.1)の外面は、対応して形成され、特にプロファイル付けされる、請求項4に記載の薬物送達デバイス(2)。
  6. ニードルキャップリムーバ(7)の内側部材(9)とニードルキャップリムーバ(7)の外側部材(8)との間に、第1の重複部分(F1)が設けられる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(2)。
  7. 外側部材(8)は、開口部(11)を有する前端(10)を含み、該開口部は、内側部材(9)の前方突出部(13)を捕らえるように適用された内向きの突出部(12)をその縁部に示す、請求項1〜6のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(2)。
  8. 内側部材(9)は、後端(14)を含み、該後端は、ニードルキャップ(5.1)の後端(16)を把持するように適用された把持部材(15)を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(2)。
  9. 外側部材(8)の突出部(12)は、少なくとも2つの対向するアーム(12.1、12.2)として形成され、該アームの端部は傾斜している、請求項1〜8のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(2)。
  10. 内側部材(9)の前方突出部(13)は、対応して外側部材(8)の突出部(12)に形成され、特に少なくとも2つの突出タブ(13.1、13.2)として形成される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(2)。
  11. 内側部材(9)の把持部材(15)は、内側部材(9)の後方突出部として形成される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(2)。
  12. 内側部材(9)の把持部材(15)は、摩擦連結によってニードルキャップ(5.1)の側面を把持するように適用されたプロファイル付表面として形成される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(2)。
  13. ニードルキャップリムーバ(7)の内側部材は、ニードルシールド(6)の開口部(6.2)内へ挿入され、またこの開口部(6.2)内でニードルキャップ(5.1)とばね(17)との間に挿入され、該ばねは、一方の端部でハウジング(2.1)に係合し、他方の端部でニードルシールド(6)に係合する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の薬物送達デバイス(2)。
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